JP2584471C - - Google Patents
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
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- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】技術分野
この発明は、レーザプリンタ等のプリンタ本体と、システムテーブルと大量給
紙ユニツト等の複数のオプションユニツトとから構成されるシステムプリンタに
関する。従来技術 一般に、レーザプリンタシステムのようなシステムプリンタでは、連続プリン
トの高速化が要求されている。 しかしながら、このようなシステムプリンタにおいては、一般にプリンタ本体
に連結される大量給紙ユニツトのようなオプシヨンの給紙ユニツトと、プリンタ
本体の画像転写部へ所定のタイミングで用紙を給送するレジストローラとの間に
比較的長い給紙経路が形成されるため、給紙間隔のタイミングを短くするだけで
は連続プリントの高速化に限界があつた。 そのため、オプシヨンの給紙ユニツトから給紙された後、す ぐにその給紙ユニツトから予備給紙を行なつて用紙を給紙経路の途中に待機させ
るように、予備給紙を上記給紙ユニツトからの給紙動作の一部として行なうこと
もなされていた。 しかしながら、この方法では連続プリント終了後も次のプリントをしない紙を
予備給紙してしまい、そのまま用紙が機内に取り残されてしまうという不都合が
あつた。目 的 この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、システムプリンタにおいて
、予備給紙をした用紙を機内に取り残すことなく、連続プリントの高速化を図る
ことを目的とする。構 成 この発明は上記の目的を達成するため、プリンタ本体に画像転写部へ所定のタ
イミングで用紙を給送するレジストローラとの間に比較的長い給紙経路を設けて
連結される給紙ユニツトと、ホストシステムと情報交換して上記プリンタ本体及
びそれに連結される給紙ユニツトを制御するコマンドを送出するシステムコント
ローラを備えたシステムプリンタにおいて、 システムコントローラが、連続プリントの最後の給紙命令をするまで、上記給
紙ユニツトからの給紙に先立つて予備給紙を指令するコマンドを送出する手段を
有し、そのコマンドを受信したとき上記給紙ユニツト内の用紙を上記給紙経路の
最初に他の給紙経路と合流する位置の直前まで予備給紙する手段を備えたもので
ある。 以下、この発明の一実施例に基づいて具体的に説明する。 第1図はこの発明を適用したシステムプリンタの構成を示すシステムブロツク
図、第2図はその機構部の概略構成を示す模式図である。 このシステムプリンタは、ユニツト化されたプリンタ本体1とシステムテーブ
ル2と5つのオプシヨンユニツト、すなわち大量給紙ユニツト3,反転ユニツト
4,ソータ5,ジヨブスタツカ6,及び両面ユニツト7によつて構成されている
。 そして、システムテーブル2内には、第1図に示すワードプロセツサやコンピ
ユータ等のホストシステム8に接続されるユーザコントローラ21と、システム
コントローラ22とAC分配ユニツト23とが収納されている。 ユーザコントローラ21は、使用するアプリケーシヨンに応じて、ホストシス
テム8から入力する印字データ等により画像信号を形成したり、各ユニツトのモ
ードを設定したりする。 システムコントローラ22はマイクロコンピユータを内蔵し、ユーザコントロ
ーラ21,プリンタ本体1及び各オプシヨンユニツト4〜7とそれぞれインタフ
エースを介して接続され、ホストシステム8とユーザコントローラ21を介して
情報交換して、プリンタ本体1及びそれに連結される各ユニツトを制御するコマ
ンドを送出して、システム全体の制御を司る。 AC分配ユニツト23は、プリンタ本体1及び各オプシヨンユニツト3〜7へ
AC電源を分配供給する(AC供給ラインは図示を省略)。 プリンタ本体1はレーザプリンタであり、第1図に示すようにビデオコントロ
ーラ11とシーケンスコントローラ12と作像部13(プリンタエンジン)とを
内蔵し、また各種表示器,スイツチ等から構成される操作パネル14を備えてい
る。 そして、ビデオコントローラ11がシステムコントローラ22からビデオ信号
を受け取ると、書込みタイミングの同期をとつてそれを作像部13へ送り込む。
シーケンスコントローラ12はプリンタ本体1及び大量給紙ユニツト3のシーケ
ンス制御を行なう。 このプリンタ本体1は毎分40枚(A4)のプリント速度で、最大A3サイズ
までプリントできる。 なお、各オプシヨンユニツト3〜7は、それぞれ内蔵の制御部によつて独自に
制御されるが、システム全体のタイミング及び状態はシステムコントローラ22
によつて制御される。 次に、第2図を参照してこのプリンタシステムの機構部及び 用紙搬送経路(矢印付きの実線で示す)等について説明する。 プリンタ本体1には、それぞれサイズの異なる用紙(シート紙)を収納し得る
上段給紙カセツト15と下段給紙カセツト16を脱着可能に装着し、内部には前
述した作像部13を構成するレーザ書込みユニツト30,感光体ドラム31,帯
電チヤージヤ32,現像ユニツト33,転写チヤージヤ34,クリーニングユニ
ツト35,及び定着器 36と、上段給紙カセツト15,下段給紙カセツト16
からそれぞれ用紙を供給するための給紙ローラ37,37及びレジストローラ3
8をはじめとする多数の用紙搬送用のローラとそれらの駆動モータ並びに駆動機
構等が設けられている。 用紙の供給源としては、プリンタ本体1の上段給紙カセツト15及び下段給紙
カセツト16の他に、このプリンタ本体1に連結されるオプシヨンユニツトであ
る大量給紙ユニツト3と両面ユニツト7(再給紙時のみ)があり、そのいずれか
が選択されて給紙ローラ37等によつて用紙が供給されると、レジストローラ3
8に挾持された位置で待機する。 ただし、大量給紙ユニツト3が選択された場合は、その給紙ローラ27の位置
からレジストローラ38までの給紙経路が長いため予備給紙を行ない、その用紙
(シート紙)の先端が両面ユニツト7内の再給紙経路71と合流する位置の直前
でセンサ72によつて検知されると、その位置で一時待機させ、給紙時にその用
紙を複数の搬送ローラ73によつてレジストローラ38に挾持されるまで搬送す
る。 一方、感光体ドラム31が矢印方向に回転し、帯電チヤージヤ32によつて帯
電された表面に、レーザ書込みユニツト30によつてビデオ信号に応じて変調さ
れたレーザビームをドラム軸方向に主走査しながら照射して露光し、潜像を形成
する。 その潜像を現像ユニツト33からのトナーによつて現像し、レジストローラ3
8によつて所定のタイミングで画像転写部に給送される用紙に転写チヤージヤ3
4の作用によつて転写する。 その用紙を定着器36へ搬送して加熱定着した後反転ユニツト4へ送り込む。 3つの用紙供給源からの給紙経路は、転写直前のレジストローラ38までは別
々に設けている。 特に、大量給紙ユニツト3及び両面ユニツト7からの給紙経路は、プリンタ本体
1の底面に入口が設けられており、両面ユニツト7の排紙(再給紙)口と一致す
るようになつている。 大量給紙ユニツト3は、最大B4サイズの用紙を2000枚まで収納でき、そ
の用紙を載置して昇降するトレイ39を備えている。 プリンタ本体1から排紙されて反転ユニツト4に送り込まれた用紙は、3個の
段違いローラ等によつて構成された搬送切換手段41によつて搬送方向を選択的
に切り換えられ、上方,側方,及び下方の3箇所の送出口A,B,Cのいずれか
から送出される。 この反転ユニツト4は、最大A3サイズまでの片面プリント済みの用紙を収納
する反転スタツク機能と、排紙トレイ42,ソータ5,両面ユニツト7及びジヨ
ブスタツカ6への通紙切換機能とを有する。そして、上方の排出口Aへ搬送した
プリント済み用紙は、プリンタ本体1の上部に設けられた排紙トレイ42上へ排
出する。 ソータ5は多数のビン51を備え、反転ユニツト4の側方の送出口Bから送出
されるプリント済み用紙を、シーケンスコントローラ12から指示されたビンへ
搬送してスタツクさせる。 ジヨブスタツカ6は、反転ユニツト4の下方の送出口Cから送出されるプリン
ト済み用紙を、この例では両面ユニツト7内の搬送経路を介して受け入れ、それ
をジヨブごとに仕分けしてスタツクする機能を持ち、最大A3サイズまでの用紙
を2000枚収納できる。 両面ユニツト7は、片面にプリントされた用紙を反転ユニツト4の下方の送出
口Cから受け入れ、再給紙経路71を通して 再度プリンタ本体1へ供給する機能を持ち、両面プリントを可能にする。 この実施例はフルシステム構成であり、3種の給紙部(上段給紙カセツト15
,下段給紙カセツト16,及び大量給紙ユニツト)と、3種の排紙部(排紙トレ
イ42,ソータ5,及びジヨブスタツカ6)を任意に組み合わせて選択すること
ができる。 そして、第1図のシステムコントローラ22とプリンタ本体1及び各オプシヨ
ンユニツト4〜7 (以下これらを総称して「各デバイス」ともいう)との間の情報交換は、シリア
ル通信によつて行なわれる。 その際、システムコントローラ22は各デバイスがシリアル信号を受信できる
状態かどうかを確認し、通信可能な状態であれば、種々のコマンド(命令)をシ
リアルコードで送出する。各デバイスはそれを受信して、そのコマンドに対応し
た情報(レスポンス)を送り返すか、そのコマンドが各デバイスの動作の要求で
あれば、それに対応する動作を行なう。 システムコントローラ22とプリンタ本体1との間のインタフエースとしては
、例えば第3図に示すような36ピンのインタフエースが用いられるが、そのう
ちの同図に太線で囲んで示したピンNO10,11,28,29のシリアルイン
タフエース信号線において、次表のようなコマンド及び機能を有する。 なお、ここで大量給紙ユニツト3から予備給紙を行なうための‘CR’コマン
ドがこの発明を実施するために追加されたコマンドである。 システムコントローラ22は、大量給紙ユニツト3が選択されると、その用紙
の給紙をスタートさせる‘FF’コマンドに先立つてこの‘CR’コマンドをプ
リンタ本体1のシーケンスコントローラ12へ送信する。 シーケンスコントローラ12は、この‘CR’コマンドを受信すると、すべて
の周りの状況から予備給紙が可能であると判断すると、例えばシステムコントロ
ーラ22が大量給紙ユニツト3とは別の給紙位置を前記表の‘I’コマンドによ
つて選んでいても、大量給紙ユニツト3から予備給紙を行なう。 このシーケンスコントローラ12内のCPUによる大量給紙ユニツト3からの
予備給紙及び本給紙に関する動作を、第4図 のフローチヤートによつて説明する。 パワーON後初期設定を行ない、システムコントローラ22からの予備給紙コ
マンド(‘CR’コマンド)の有無を判断する。 予備給紙コマンドがあれば、予備給紙が可能か否かを判断し、可能であれば大
量給紙ユニツト3から予備給紙を行なう。 その後、‘I’コマンドによる大量給紙ユニツトの選択を判断し、選択されて
いれば次に給紙コマンド(‘FF’コマンド)があるか否かを判断して、あれば
給紙可能か否かを判断する。 そして、給紙可能であれば予備給紙されて待機している用紙を給紙(大量給紙
ユニツト給紙)する。 ここで、第2図によつて大量給紙ユニツト3からの予備給紙動作を説明する。 この予備給紙動作は、ほとんど給紙動作と同じであり、大量給紙ユニツト3内
の一番上の用紙をピツグアツプコロ26によつて取り出して、給紙ローラ27で
重送を防止しながら給送し、さらに搬送ローラ28によつてレジストローラ38
への給紙経路に沿つて搬送する。 そして、給紙時にはレジストローラ38に挟持されるまでその用紙を搬送する
が、この予備給紙時には、前述のように、下流の用紙との最初の合流点、すなわ
ちこの実施例のように両面ユニツト7を連結している場合にはその再給紙経路7
1との合流点の直前に配設されたセンサ72によつて用紙の先端が検知されるま
で搬送し、検知されるとその位置で一時待機させる。 その後、給紙時にその待機している用紙を複数の搬送ローラ73によつてレジ
ストローラ38に挟持されるまで搬送する。 したがつて、システムコントローラ22から大量給紙ユニツト3による給紙命
令がきた時には、既にその用紙がレジストローラ38への長い給紙経路の途中ま
で予備給紙されているため、連続プリントの速度が早くなることは明らかである
。 また、予備給紙コマンドを用いずに給紙動作の一部として予 備給紙を行なう従来の方法だと、最高のプリント速度を発揮するためには、予備
給紙した用紙を本給紙した後、すぐに大量給紙ユニツト3から予備給紙してその
用紙を所定の停止位置で待機させておかねばならないため、連続プリント終了後
すぐに、次にプリントしない用紙を予備給紙してしまい、その用紙が機内に取り
残されてしまうという不都合があつたが、この実施例によれば、連続プリントの
最後の給紙命令の後、システムコントローラ22は‘CR’コマンドをシーケン
スコントローラ12へ送らないので、上記のような不都合は発生しない。 なお、この発明はレーザプリンタに限らず、レジストローラとの間に比較的長
い給紙経路を設けて連結される給紙ユニツトを備えたシステム複写機や複写印刷
記等にも同様に適用でき、この明細書中での「プリンタ」とはこのようなものも
含むものである。効 果 以上説明したように、この発明によるシステムプリンタは、連続プリントの高
速化を図ることができ、しかも予備給紙をした用紙を機内に取り残すような心配
がない。
紙ユニツト等の複数のオプションユニツトとから構成されるシステムプリンタに
関する。従来技術 一般に、レーザプリンタシステムのようなシステムプリンタでは、連続プリン
トの高速化が要求されている。 しかしながら、このようなシステムプリンタにおいては、一般にプリンタ本体
に連結される大量給紙ユニツトのようなオプシヨンの給紙ユニツトと、プリンタ
本体の画像転写部へ所定のタイミングで用紙を給送するレジストローラとの間に
比較的長い給紙経路が形成されるため、給紙間隔のタイミングを短くするだけで
は連続プリントの高速化に限界があつた。 そのため、オプシヨンの給紙ユニツトから給紙された後、す ぐにその給紙ユニツトから予備給紙を行なつて用紙を給紙経路の途中に待機させ
るように、予備給紙を上記給紙ユニツトからの給紙動作の一部として行なうこと
もなされていた。 しかしながら、この方法では連続プリント終了後も次のプリントをしない紙を
予備給紙してしまい、そのまま用紙が機内に取り残されてしまうという不都合が
あつた。目 的 この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、システムプリンタにおいて
、予備給紙をした用紙を機内に取り残すことなく、連続プリントの高速化を図る
ことを目的とする。構 成 この発明は上記の目的を達成するため、プリンタ本体に画像転写部へ所定のタ
イミングで用紙を給送するレジストローラとの間に比較的長い給紙経路を設けて
連結される給紙ユニツトと、ホストシステムと情報交換して上記プリンタ本体及
びそれに連結される給紙ユニツトを制御するコマンドを送出するシステムコント
ローラを備えたシステムプリンタにおいて、 システムコントローラが、連続プリントの最後の給紙命令をするまで、上記給
紙ユニツトからの給紙に先立つて予備給紙を指令するコマンドを送出する手段を
有し、そのコマンドを受信したとき上記給紙ユニツト内の用紙を上記給紙経路の
最初に他の給紙経路と合流する位置の直前まで予備給紙する手段を備えたもので
ある。 以下、この発明の一実施例に基づいて具体的に説明する。 第1図はこの発明を適用したシステムプリンタの構成を示すシステムブロツク
図、第2図はその機構部の概略構成を示す模式図である。 このシステムプリンタは、ユニツト化されたプリンタ本体1とシステムテーブ
ル2と5つのオプシヨンユニツト、すなわち大量給紙ユニツト3,反転ユニツト
4,ソータ5,ジヨブスタツカ6,及び両面ユニツト7によつて構成されている
。 そして、システムテーブル2内には、第1図に示すワードプロセツサやコンピ
ユータ等のホストシステム8に接続されるユーザコントローラ21と、システム
コントローラ22とAC分配ユニツト23とが収納されている。 ユーザコントローラ21は、使用するアプリケーシヨンに応じて、ホストシス
テム8から入力する印字データ等により画像信号を形成したり、各ユニツトのモ
ードを設定したりする。 システムコントローラ22はマイクロコンピユータを内蔵し、ユーザコントロ
ーラ21,プリンタ本体1及び各オプシヨンユニツト4〜7とそれぞれインタフ
エースを介して接続され、ホストシステム8とユーザコントローラ21を介して
情報交換して、プリンタ本体1及びそれに連結される各ユニツトを制御するコマ
ンドを送出して、システム全体の制御を司る。 AC分配ユニツト23は、プリンタ本体1及び各オプシヨンユニツト3〜7へ
AC電源を分配供給する(AC供給ラインは図示を省略)。 プリンタ本体1はレーザプリンタであり、第1図に示すようにビデオコントロ
ーラ11とシーケンスコントローラ12と作像部13(プリンタエンジン)とを
内蔵し、また各種表示器,スイツチ等から構成される操作パネル14を備えてい
る。 そして、ビデオコントローラ11がシステムコントローラ22からビデオ信号
を受け取ると、書込みタイミングの同期をとつてそれを作像部13へ送り込む。
シーケンスコントローラ12はプリンタ本体1及び大量給紙ユニツト3のシーケ
ンス制御を行なう。 このプリンタ本体1は毎分40枚(A4)のプリント速度で、最大A3サイズ
までプリントできる。 なお、各オプシヨンユニツト3〜7は、それぞれ内蔵の制御部によつて独自に
制御されるが、システム全体のタイミング及び状態はシステムコントローラ22
によつて制御される。 次に、第2図を参照してこのプリンタシステムの機構部及び 用紙搬送経路(矢印付きの実線で示す)等について説明する。 プリンタ本体1には、それぞれサイズの異なる用紙(シート紙)を収納し得る
上段給紙カセツト15と下段給紙カセツト16を脱着可能に装着し、内部には前
述した作像部13を構成するレーザ書込みユニツト30,感光体ドラム31,帯
電チヤージヤ32,現像ユニツト33,転写チヤージヤ34,クリーニングユニ
ツト35,及び定着器 36と、上段給紙カセツト15,下段給紙カセツト16
からそれぞれ用紙を供給するための給紙ローラ37,37及びレジストローラ3
8をはじめとする多数の用紙搬送用のローラとそれらの駆動モータ並びに駆動機
構等が設けられている。 用紙の供給源としては、プリンタ本体1の上段給紙カセツト15及び下段給紙
カセツト16の他に、このプリンタ本体1に連結されるオプシヨンユニツトであ
る大量給紙ユニツト3と両面ユニツト7(再給紙時のみ)があり、そのいずれか
が選択されて給紙ローラ37等によつて用紙が供給されると、レジストローラ3
8に挾持された位置で待機する。 ただし、大量給紙ユニツト3が選択された場合は、その給紙ローラ27の位置
からレジストローラ38までの給紙経路が長いため予備給紙を行ない、その用紙
(シート紙)の先端が両面ユニツト7内の再給紙経路71と合流する位置の直前
でセンサ72によつて検知されると、その位置で一時待機させ、給紙時にその用
紙を複数の搬送ローラ73によつてレジストローラ38に挾持されるまで搬送す
る。 一方、感光体ドラム31が矢印方向に回転し、帯電チヤージヤ32によつて帯
電された表面に、レーザ書込みユニツト30によつてビデオ信号に応じて変調さ
れたレーザビームをドラム軸方向に主走査しながら照射して露光し、潜像を形成
する。 その潜像を現像ユニツト33からのトナーによつて現像し、レジストローラ3
8によつて所定のタイミングで画像転写部に給送される用紙に転写チヤージヤ3
4の作用によつて転写する。 その用紙を定着器36へ搬送して加熱定着した後反転ユニツト4へ送り込む。 3つの用紙供給源からの給紙経路は、転写直前のレジストローラ38までは別
々に設けている。 特に、大量給紙ユニツト3及び両面ユニツト7からの給紙経路は、プリンタ本体
1の底面に入口が設けられており、両面ユニツト7の排紙(再給紙)口と一致す
るようになつている。 大量給紙ユニツト3は、最大B4サイズの用紙を2000枚まで収納でき、そ
の用紙を載置して昇降するトレイ39を備えている。 プリンタ本体1から排紙されて反転ユニツト4に送り込まれた用紙は、3個の
段違いローラ等によつて構成された搬送切換手段41によつて搬送方向を選択的
に切り換えられ、上方,側方,及び下方の3箇所の送出口A,B,Cのいずれか
から送出される。 この反転ユニツト4は、最大A3サイズまでの片面プリント済みの用紙を収納
する反転スタツク機能と、排紙トレイ42,ソータ5,両面ユニツト7及びジヨ
ブスタツカ6への通紙切換機能とを有する。そして、上方の排出口Aへ搬送した
プリント済み用紙は、プリンタ本体1の上部に設けられた排紙トレイ42上へ排
出する。 ソータ5は多数のビン51を備え、反転ユニツト4の側方の送出口Bから送出
されるプリント済み用紙を、シーケンスコントローラ12から指示されたビンへ
搬送してスタツクさせる。 ジヨブスタツカ6は、反転ユニツト4の下方の送出口Cから送出されるプリン
ト済み用紙を、この例では両面ユニツト7内の搬送経路を介して受け入れ、それ
をジヨブごとに仕分けしてスタツクする機能を持ち、最大A3サイズまでの用紙
を2000枚収納できる。 両面ユニツト7は、片面にプリントされた用紙を反転ユニツト4の下方の送出
口Cから受け入れ、再給紙経路71を通して 再度プリンタ本体1へ供給する機能を持ち、両面プリントを可能にする。 この実施例はフルシステム構成であり、3種の給紙部(上段給紙カセツト15
,下段給紙カセツト16,及び大量給紙ユニツト)と、3種の排紙部(排紙トレ
イ42,ソータ5,及びジヨブスタツカ6)を任意に組み合わせて選択すること
ができる。 そして、第1図のシステムコントローラ22とプリンタ本体1及び各オプシヨ
ンユニツト4〜7 (以下これらを総称して「各デバイス」ともいう)との間の情報交換は、シリア
ル通信によつて行なわれる。 その際、システムコントローラ22は各デバイスがシリアル信号を受信できる
状態かどうかを確認し、通信可能な状態であれば、種々のコマンド(命令)をシ
リアルコードで送出する。各デバイスはそれを受信して、そのコマンドに対応し
た情報(レスポンス)を送り返すか、そのコマンドが各デバイスの動作の要求で
あれば、それに対応する動作を行なう。 システムコントローラ22とプリンタ本体1との間のインタフエースとしては
、例えば第3図に示すような36ピンのインタフエースが用いられるが、そのう
ちの同図に太線で囲んで示したピンNO10,11,28,29のシリアルイン
タフエース信号線において、次表のようなコマンド及び機能を有する。 なお、ここで大量給紙ユニツト3から予備給紙を行なうための‘CR’コマン
ドがこの発明を実施するために追加されたコマンドである。 システムコントローラ22は、大量給紙ユニツト3が選択されると、その用紙
の給紙をスタートさせる‘FF’コマンドに先立つてこの‘CR’コマンドをプ
リンタ本体1のシーケンスコントローラ12へ送信する。 シーケンスコントローラ12は、この‘CR’コマンドを受信すると、すべて
の周りの状況から予備給紙が可能であると判断すると、例えばシステムコントロ
ーラ22が大量給紙ユニツト3とは別の給紙位置を前記表の‘I’コマンドによ
つて選んでいても、大量給紙ユニツト3から予備給紙を行なう。 このシーケンスコントローラ12内のCPUによる大量給紙ユニツト3からの
予備給紙及び本給紙に関する動作を、第4図 のフローチヤートによつて説明する。 パワーON後初期設定を行ない、システムコントローラ22からの予備給紙コ
マンド(‘CR’コマンド)の有無を判断する。 予備給紙コマンドがあれば、予備給紙が可能か否かを判断し、可能であれば大
量給紙ユニツト3から予備給紙を行なう。 その後、‘I’コマンドによる大量給紙ユニツトの選択を判断し、選択されて
いれば次に給紙コマンド(‘FF’コマンド)があるか否かを判断して、あれば
給紙可能か否かを判断する。 そして、給紙可能であれば予備給紙されて待機している用紙を給紙(大量給紙
ユニツト給紙)する。 ここで、第2図によつて大量給紙ユニツト3からの予備給紙動作を説明する。 この予備給紙動作は、ほとんど給紙動作と同じであり、大量給紙ユニツト3内
の一番上の用紙をピツグアツプコロ26によつて取り出して、給紙ローラ27で
重送を防止しながら給送し、さらに搬送ローラ28によつてレジストローラ38
への給紙経路に沿つて搬送する。 そして、給紙時にはレジストローラ38に挟持されるまでその用紙を搬送する
が、この予備給紙時には、前述のように、下流の用紙との最初の合流点、すなわ
ちこの実施例のように両面ユニツト7を連結している場合にはその再給紙経路7
1との合流点の直前に配設されたセンサ72によつて用紙の先端が検知されるま
で搬送し、検知されるとその位置で一時待機させる。 その後、給紙時にその待機している用紙を複数の搬送ローラ73によつてレジ
ストローラ38に挟持されるまで搬送する。 したがつて、システムコントローラ22から大量給紙ユニツト3による給紙命
令がきた時には、既にその用紙がレジストローラ38への長い給紙経路の途中ま
で予備給紙されているため、連続プリントの速度が早くなることは明らかである
。 また、予備給紙コマンドを用いずに給紙動作の一部として予 備給紙を行なう従来の方法だと、最高のプリント速度を発揮するためには、予備
給紙した用紙を本給紙した後、すぐに大量給紙ユニツト3から予備給紙してその
用紙を所定の停止位置で待機させておかねばならないため、連続プリント終了後
すぐに、次にプリントしない用紙を予備給紙してしまい、その用紙が機内に取り
残されてしまうという不都合があつたが、この実施例によれば、連続プリントの
最後の給紙命令の後、システムコントローラ22は‘CR’コマンドをシーケン
スコントローラ12へ送らないので、上記のような不都合は発生しない。 なお、この発明はレーザプリンタに限らず、レジストローラとの間に比較的長
い給紙経路を設けて連結される給紙ユニツトを備えたシステム複写機や複写印刷
記等にも同様に適用でき、この明細書中での「プリンタ」とはこのようなものも
含むものである。効 果 以上説明したように、この発明によるシステムプリンタは、連続プリントの高
速化を図ることができ、しかも予備給紙をした用紙を機内に取り残すような心配
がない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すシステムプリンタの構成を示すブロツク図
、 第2図は同じくその機構部の概略構成を示す模式図、 第3図は同じくそのシステムコントローラ22とプリンタ本体1との間のイン
タフエースのピン番号と信号名との関係を示す説明図、 第4図は第1図のシーケンスコントローラ12による大量給紙ユニツト3から
の予備給紙及び本給紙の動作を示すフロー図である。 1…プリンタ本体 2…システムテーブル 3…大量給紙ユニツト 4…反転ユニツト 5…ソータ 6…ジヨブスタツカ 7…両面ユニツト 8…ホストシステム 12…シーケンスコントローラ 21…ユーザコントローラ 22…システムコントローラ 26…ピツクアツプコロ 27…給紙ローラ 38…レジストローラ
、 第2図は同じくその機構部の概略構成を示す模式図、 第3図は同じくそのシステムコントローラ22とプリンタ本体1との間のイン
タフエースのピン番号と信号名との関係を示す説明図、 第4図は第1図のシーケンスコントローラ12による大量給紙ユニツト3から
の予備給紙及び本給紙の動作を示すフロー図である。 1…プリンタ本体 2…システムテーブル 3…大量給紙ユニツト 4…反転ユニツト 5…ソータ 6…ジヨブスタツカ 7…両面ユニツト 8…ホストシステム 12…シーケンスコントローラ 21…ユーザコントローラ 22…システムコントローラ 26…ピツクアツプコロ 27…給紙ローラ 38…レジストローラ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 プリンタ本体に画像転写部へ所定のタイミングで用紙を給送するレジストロ
ーラとの間に比較的長い給紙経路を設けて連結される給紙ユニツトと、ホストシ
ステムと情報交換して上記プリンタ本体及びそれに連結される前記給紙ユニツト
を制御するコマンドを送出するシステムコントローラとを備えたシステムプリン
タにおいて、 上記システムコントローラが、連続プリントの最後の給紙命令をするまで、上
記給紙ユニツトからの給紙に先立つて予備給紙を指令するコマンドを送出する手
段を有し、そのコマンドを受信したとき上記給紙ユニツト内の用紙を上記給紙経
路の最初に他の給紙経路と合流する位置の直前まで予備給紙する手段を備えたこ
とを特徴とするシステムプリンタ。
Family
ID=
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