JP2960425B2 - 記録装置の用紙搬送制御装置 - Google Patents

記録装置の用紙搬送制御装置

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JP2960425B2
JP2960425B2 JP63314545A JP31454588A JP2960425B2 JP 2960425 B2 JP2960425 B2 JP 2960425B2 JP 63314545 A JP63314545 A JP 63314545A JP 31454588 A JP31454588 A JP 31454588A JP 2960425 B2 JP2960425 B2 JP 2960425B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複写機などの記録装置において、記録用のコ
ピー用紙を搬送する制御に関し、特に両面にコピーする
両面モードあるいは同一面に複数回コピーする合成モー
ドなどのように同一の用紙を繰り返し供給する必要のあ
る記録装置の用紙搬送制御方法およびその制御装置に関
する。
〔従来の技術〕
近年、複写機等の記録装置ではコンピュータの導入に
より高度な制御技術、データ処理技術を駆使するように
なり、利用できる機能も多様化している。画像のコピー
用紙の記録にあっても、等倍複写、拡大・縮小複写はも
とより、両面複写あるいは合成複写も可能となってお
り、利用者の幅広いニーズに対応することができるよう
になっている。ところで、両面モードあるいは合成モー
ドの複写においては、一度複写されたコピー用紙も再
度、搬送路に送出して、その裏面あるいは同一面の別ス
ペースに複写するため、搬送路には一度複写された用紙
を一時的に収容しておき、両面複写、合成複写時に搬送
路に再供給する必要がある。このため、この種の機能を
有する複写機には用紙を一時的にスタックするトレイが
内部に設けられており、このトレイから搬送路への再給
紙を行っている。ところが、複写機としては、原稿を読
取る光学系の制御、読取った画像を用紙に記録する記録
系の制御など必須不可欠の数多くの制御があり、これら
の制御に加えて用紙の繰り返し制御を行うことは制御プ
ログラムおよび制御情報量が膨大となると共に、制御相
互の同期をとる必要性から全体の制御が難したなる。
特に、複写機がハードダウンなどのトラブルによって
停止し、その後、回復した場合には用紙の再供給の搬送
制御と他のシステムとの制御とを同期させることができ
ないものとなっている。また両面モード、合成モードで
は画像の定着を行うフューザロール用紙に通過させて1
回目の複写を行い、その後、一時的なスタックを行うト
レイから搬送路に再供給する作動が行われるが、フュー
ザロールが高温で、その通過の際に、しわ、曲がりやサ
イズ変動が用紙に生じ易く、このような用紙を搬送路に
再供給すると、JAMが発生し、複写機のハードダウンが
多発している。かかるJAMはスタックされた用紙の内、
最初に搬送路へ再供給される用紙に頻発し、後続の用紙
には生じることがないため、再供給の最初の用紙に対し
て何らかの制御が必要であるが、既述のように他のシス
テムの制御との相互関係からこの制御を行うことができ
ないのが現状である。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように多機能化された従来の記録装置では、他の
システム制御と用紙再給紙の搬送制御との調和のある制
御プログラムの開発が難してと共に、再供給の用紙のJA
Mが多発し易いものとなっている。そこで本発明の目的
は、制御プログラムおよび制御情報の量を低減でき、し
かも制御を簡素化した用紙搬送制御方法および制御装置
を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、用紙の再供給の際のJAM
を低減させて、効率の良い用紙搬送を行う方法および装
置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕 本発明は、搬送路を通過して一時的にトレイに収容さ
れた用紙を搬送路に再給紙する動作を複数に分割し、分
割された各動作を用紙搬送状態に応じて有材的に結合す
るようにしたものである。このため本発明においては、
搬送路への用紙の再供給動作を分割した複数のステート
を備えると共に、各ステートにジョブを設定し、このス
テートジョブを選択的、有材的に結合して一連の再供給
制御を行なっている。また、ステートから他のステート
への移行に対しては、所定の遷移条件を設定しておき、
その遷移条件が成立した場合に、他のステートへの移行
を行うようになっており、これにより、記録装置の他の
システムとの同期をとることが容易となる。遷移条件と
しては、JAM発生などの用紙搬送状態や他のシステムの
制御状態を考慮して設定され、各ステートは単一または
複数の遷移条件を線路として相互に結合されている。
本発明において、分割されたステートには、最初の用
紙だけに対して、その先端部分を搬送路側に送り出す、
いわゆる頭出し、を行うステートを設けることができ、
一方遷移条件としては、記録装置内のトラブル発生によ
って初期設定に戻すことができる条件を設けることがで
きる。
〔作用〕
所定の手順に従って両面モード、合成モードが選択さ
れると、用紙の再供給のための第1のステタート(例え
ば、再供給のための初期セッティング)が実施される。
第1のステートが終了すると、遷移条件に基き、次に実
施すべきステートに遷移する。このステートが終了する
と、同様に遷移条件に基いて、第3のステートに遷移
し、以下、同様な作動が行われる。これらの遷移におい
て、遷移条件は用紙搬送状態に応じて適切なステートに
移行するように設定されており、トラブルなどの異常時
に対応した用紙の再供給が行われる。また、最初の用紙
の先端部分の頭出しは、用紙の搬送路への再供給が円滑
に行われ、この最初の用紙に続く他の用紙は最初の用紙
の再供給に付随して搬送路に円滑に再供給される。
〔実施例〕
第1図は、本発明の用紙搬送制御装置の一実施例を示
すブロック図である。用紙搬送制御装置はCHMサブシス
テム33内に組み込まれており、繰り返し搬送時の用紙を
所定位置で検出するセンサを有する検出部51と、用紙搬
送動作が複数に分割されたステートを実行させるステー
トジョブ実行部52と、検出部51からの情報や記録装置全
体の動作を監視するシーケンスマネージャ(SQMGR)32
からのコマンドに応じてステートを選択し且つ有材的に
結合させるようにステートジョブ実行部52を制御する制
御部53とを備えている。そして、この制御装置50は、コ
ピーモードやコピー枚数の選定、メッセージの表示等を
行うユーザインタフェース(U/I)32および前記SQMGR32
との制御情報の交換を行うことにより、原稿の読取りを
行う光学系などの他のシステムとの同期を保ちながら用
紙の搬送を制御する構成となっている。このような用紙
搬送制御装置は複写機に代表される記録装置に適用でき
るものであり、本発明の説明に先立って複写機の全体構
成の概略を説明する。
第2図は複写機の全体構成の一例を示す図である。本
発明が適用される複写機は、ベースマシン1に対して幾
つかの付加装置が装備可能になったものであり、基本構
成となるベースマシン1は、上面に原稿を載置するプラ
テンガラス2が配置され、その下方に光学系3、感材ベ
ルト4を有するマーキング系5の各装置が配置されてい
る。他方、ベースマシン1には、上段トレイ6−1、中
段トレイ6−2、下段トレイ6−3が取り付けられ、こ
れらの各給紙トレイは全て全面に引き出せるようになっ
ており、操作性の向上と複写機の配置スペースの節約が
図られるとともに、ベースマシン1に対して出っ張らな
いスッキリとしたデザインの複写機が実現されている。
また、給紙トレイ内の用紙を搬送するための用紙搬送系
7にはインバータ9、10およびデュープレックストレイ
11が配置されている。さらに、ベースマシン1上には、
CRTディスプレイからなるユーザインタフェース12が取
付けられると共に、プラテンガラス2の上に原稿供給装
置(ここでは、デュープレックストオートドキュメント
フィーダ:以下DADFと記載する)13が取り付けられる。
また、用紙搬送系7の供給側には、MSI(マルチシート
インサータ:手差しトレイ)16およびHCF(ハイキャパ
シティフィーダ:大容量トレイ)17を取り付けることが
可能であり、用紙搬送系7の排出側には、1台ないし複
数台のソータ19が配設可能である。
第3図は本発明が適用される複写機のシステム構成を
示す図であり、第4図はCPUによるハード構成を示す図
である。本発明が適用される複写機のシステムは第3図
に示すようにメイン基傷31上にSQMGRサブシステム32、C
HMサブシステム33、IMMサブシステム34、マーキングサ
ブシステム35からなる4つのサブシステムと、その周り
のU/Iサブシステム36、INPUTサブシステム37、OUTPUTサ
ブシステム38、OPTサブシステム39、IELサブシステム40
からなる5つのサブシステムとによる9つのサブシステ
ムで構成している。そして、SQMGRサブシステム32に対
して、CHMサブシステム33およびIMMサブシステム34は、
SQMGRサブシステム32と共に第4図に示すメインCPU41上
にあるソフトウェアで実行されているので、通信が不要
なサブシステム間インターフェイス(実線表示)で接続
されている。しかし、その他のサブシステムは、メイン
CPU41とは別個のCPU下のソフトウェアで実行されている
ので、シリアル通信インターフェース(点線表示)で接
続されている。
次にこれらのサブシステムを簡単に説明する。
SQMGRサブシステム32は、U/Iサブシステム36からコピ
ーモードの設定情報を受信し、効率よくコピー作業が実
施できるように各サブシステム間の同期をとりながら、
各サブシステムに作業指示を発行すると共に、各サブシ
ステムの状態を常時監視し、異常発生時には速やかな状
況判断処理を行うシーケンスマネージャーである。
CHMサブシステム33は、用紙収納トレイやデュープレ
ックストレイ、手差しのトレイの制御、コピー用紙のフ
ィード制御、コピー用紙のパージ動作の制御を行うサブ
システムである。このCHMサブシステム33には第1図に
示すように、本発明の用紙搬送制御装置が組み込まれて
いる。
IMMサブシステム34は、感材ベルト上のパネル分割、
感材ベルトの走行/停止の制御、メインモータの制御そ
の他感材ベルト周りの制御を行うサブシステムである。
マーキングサブシステム35は、コロトロンや露光ラン
プ、現像機、感材ベルトの電位、トナー濃度の制御を行
うサブシステムである。
U/Iサブシステム36は、ユーザインターフェースの全
ての制御、マシンの状態表示、コピーモード決定等のジ
ョブ管理、ジョブリカバリーを行うサブシステムであ
り、特に、本発明の原稿供給装置のレジ調整において
は、調整パルス数の入力手段01としての役割を果たすも
のである。
INPUTサブシステム37は、原稿の自動送り(DADF)や
原稿の半自動送り(SADF)、大型サイズ(A2)の原稿送
り(LDC)、コンピューターフォーム原稿の送り(CF
F)、原稿の2枚自動送り(2−UP)の制御、原稿サイ
ズの検知等を行い、さらに、レジ調整機能において、基
準パルス数演算部04および制御部05の役割を果たすサブ
システムである。
OUTPUTサブシステム38は、ソーターやフィニッシャー
を制御し、コピーをソーティングやスタッキング、ノン
ソーティングの各モードにより出力したり、綴じ込み出
力するサブシステムである。
OPTサブシステム39は、原稿露光時のスキャン、レン
ズ移動、シャッター、PIS/NON−PISの制御を行い、ま
た、LDCモード時のキャリッジ移動を行うサブシステム
である。
IELサブシステム40は、感材ベルト上の不要像の消し
込み、像に対する先端・後端の消し込み、標準モードに
応じた像の消し込みを行うサブシステムである。
上記システムは、第4図に示す7個のCPUを核として
構成され、ベースマシン1とこれを取り巻く付加装置等
の組み合わせに柔軟に対応することを可能にしている。
ここで、メインCPU41がベースマシン1のメイン基板上
にあってSQMGRサブシステム32、CHMサブシステム33、IM
Mサブシステム34のソフトを含み、シリアルバス48を介
して各CPU42〜47と接続される。これらのCPU42〜47は、
第3図に示すシリアル通信インターフェースで接続され
た各サブシステムと1対1で対応している。シリアル通
信は、100msecを1通信サイクルとして所定のタイミン
グに従ってメインCPU41と他の各CPU42〜47との間で行わ
れる。そのため、機構的に厳密なタイミングが要求さ
れ、シリアル通信のタイミングに合わせることができな
い信号については、それぞれのCPUに割り込みポート(I
NT端子信号)が設けられシリアルバス53とは別のホット
ラインにより割り込み処理される。すなわち、例えば、
64cpm(A4LEF)、309mm/secのプロセススピードでコピ
ー動作をさせ、レジゲートのコントロール精度等を±1m
mに設定すると、上記の如き100msecの通信サイクルでは
処理できないジョブが発生する。このようなジョブの実
行を保証するためにホットラインが必要となる。
従って、この複写機では、各種の付加装置を取りつけ
ることができるのに対応して、ソフトウエアについても
これら各付加装置に対応したシステム構成を採用するこ
とができるようになっている。
このような公正を採用した理由の1つは、これらの
付加装置すべての動作制御プログラムを仮にベースマシ
ン1に用意させるとすれば、このために必要とするメモ
リの容量が膨大になってしまうことによる。また、将
来新しい付加装置を開発したり、現在の付加装置の改良
を行った場合に、ベースマシン1内のROM(リード・オ
ンリ・メモリ)の交換や増設を行うことなく、これらの
付加装置を活用することができるようにするためであ
る。
このため、ベースマシン1には、複写機の基本部分を
制御するための基本記憶領域と、ICカードからなる機能
情報と共に取り込まれたプログラムを記憶する付加記憶
領域が存在する。付加記憶領域には、DADF37の制御プロ
グラム、ユーザインタフェース36の制御プログラム等の
各種プログラムが格納されるようになっている。そし
て、ベースマシン1に所定の付加装置を取りつけた状態
でICカードをICカード装置(図示省略)にセットする
と、ユーザインタフェース36を通してコピー作業に必要
なプログラムが読み出され、付加記憶装置にロードされ
るようになっている。このロードされたプログラムは、
基本記憶領域に書き込まれたプログラムと共働して、あ
るいはこのプログラムに対して優先的な地位をもってコ
ピー作業の制御を行う。ここで使用されるメモリは電池
によってバックアップされたランダム・アクセス・メモ
リから構成される不揮発性メモリである。もちろん、IC
カード、磁気カード、フロッピーディスク等の他の記憶
媒体も不揮発性メモリとして使用することができる。こ
の複写機ではオペレータによる操作の負担を軽減するた
めに、画像の濃度や倍率の設定等をプリセットすること
ができるようになっており、このプリセットされた値を
不揮発性メモリに記憶するようになっている。
第5図はメインシステムのステート分割を示す図であ
る。本実施例では、メインシステムを複数のステートに
分割してシステム動作の管理を行っている。メインシス
テムのステート分割はパワーONからコピー動作、および
コピー動作終了後の状態をいくつかに分割してそれぞれ
のステートで行うジョブを決めておき、各ステートでの
ジョブを全て終了しなければ次のステートに移行しない
ようにしてコントロールの能率と正確さを期するように
するためのもので、各ステートに対応してフラグを決め
ておき、各サブシステムはこのフラグを参照することに
よりメインシステムがどのステートにいるか分かり、自
分が何をすべきか判断する。また各サブシステムもステ
ート分割されていてそれぞれ各ステートに対応して同様
にフラグを決めており、メインシステムはこのフラグを
参照して各サブシステムのステートを把握し管理してい
る。
先ず、パワーオンするとプロセッサーイニシャライズ
の状態になり、ダイアグモードかユーザーモード(コピ
ーモード)かが判断される。ダイアグモードはサービス
マンが修理用等に使用するモードで、不揮発性メモリ
(NVRAM)に設定された条件に基づいて種々の試験を行
う。本実施例では、レジ調整をダイアグモードで行い、
NVRAMの調整パルス数を変更するようにした。
ユーザーモードにおけるイニシャライズ状態において
はNVRAMの内容により初期設定を行う。例えば、キャリ
ッジをホームの位置、レンズを倍率100%の位置にセッ
トしたり、また各サブシステムにイニシャライズの指令
を行う。イニシャライズが終了するとスタンバイに遷移
する。
スタンバイは全てのサブシステムが初期設定を終了
し、スタートボタンが押されるまでのステートであり、
全自動画面で「おまちください」の表示を行う。そして
コルツランプを点灯して所定時間フューザ空回転を行
い、フューザーが所定のコントロール温度に達するとU/
Iがメッセージで「コピーできます」を表示する。この
スタンバイ状態は、パワーON1回目では数10秒程度の時
間である。
セットアップはスタートボタンが押されて起動がかけ
られたコピーの前準備状態であり、メインモータ、ソー
ターモードが駆動され、感材ベルトのVDDP等の定数の合
わせ込みを行う。またADFモータがONし、1枚目の原稿
送り出しがスタートし、1枚目の原稿がレジゲートに到
達して原稿サイズが検知されてAPMSモードではトレイ、
倍率の決定がなされ、ADF原稿がプラテンに敷き込まれ
る。そして、ADF2枚目の原稿がレジゲートまで送り出さ
れ、サイクルアップに遷移する。
サイクルアップは感材ベルトを幾つかのピッチに分割
してパネル管理を行い、最初のパネルがゲートパークポ
イントへくるまでのステートである。即ち、コピーモー
ドに応じてピッチを決定し、オプチカル・サブシステム
に倍率を知らせてレンズ移動を行わせる。そして、CHM
サブシステム、IMMサブシステムにコピーモードを通知
し、倍率セットが認識されると、倍率と用紙サイズによ
りスキャン長が決定されてオプチカル・サブシステムに
知らせる。そして、マーキング・サブシステムにコピー
モードを通知し、マーキング・サブシステムの立ち上げ
が終了すると、IMMサブシステムでピッチによって決ま
るパネルL/Eをチェックし、最初のコピーパネルが見つ
かり、ゲットパークポイントに到達するとゲットパーク
レディとなってサイクルに入る。
サイクルはコピー動作中の状態で、ADC(Automatic D
ensity Control)、AE(Automatic Exposure)、DDPコ
ントロール等を行いながらコピー動作を繰り返し行う。
そしてR/L=カウント枚数になると原稿交換を行い、こ
れを所定原稿枚数だけ行うとコインシデンス信号が出て
サイクルダウンに入る。
サイクルダウンは、キャリッジスキャン、用紙フィー
ド等を終了し、コピー動作の後始末を行うステートであ
り各コロトロン、現像機等をOFFし、最後に使用したパ
ネルの次のパネルがストップパーク位置に停止するよう
にパネル管理して特定のパネルだけが使用されて疲労を
生じないようにする。
このサイクルダウンからは通常スタンバイに戻るが、
プラテンモードでコピーしていた場合に再度スタートキ
ーを押すリスタートの場合にはセットアップに戻る。ま
たセットアップ、サイクルアップからでもジャム発生等
のサイクルダウン要因が発生するとサイクルダウンに遷
移する。
パージはジャムが発生した場合のステートで原因ジャ
ム用紙を取り除くと他の用紙は自動的に排出される。通
常、ジャムが発生するとどのようなステートからでもサ
イクルダウン→スタンバイ→パージと遷移する。そして
パージエンドによりスタンバイまたはセットアップに遷
移するが、再度ジャムが発生するとサイクルダウンへ遷
移する。
ベルトダウンはタッキングポイントよりトレイ側でジ
ャムが発生したような場合に生じ、ベルトクラッチを切
ることによりベルト駆動が停止される状態で、ベルトよ
り先の用紙は排出することができる。
ハードダウンはインターロックが開けられて危険な状
態になったり、マシーンロックフェイルが発生して制御
不能になったような状態で、24V電源供給が遮断され
る。
そして、これらベルトダウン、ハードダウン要因が除
去されるとスタンバイ状態に遷移する。
第6図はシリアル通信の転送データ構成と伝送タイミ
ングを示す図、第7図は1通信サイクルにおける相互の
通信間隔を示すタイミングチャートである。
メインCPU41と各CPU42〜47との間で行われるシリアル
通信では、それぞれ第6図(a)に示すようなデータ量
が割り当てられる。同図(a)において、例えば、UIの
場合にはメインCPU41からの送信データTXが7バイト、
受信データRXが15バイトであり、そして、次のスレーブ
すなわちオプティカルCPU45に対する送信タイミングt1
(同図(c))が26msであることを示している。この例
によると、総通信量は86バイトとなり、9600BPSの通信
速度では約100msの周期となる。そして、データ長は、
同図(b)に示すようにヘッダー、コマンド、そしてデ
ータから構成している。同図(a)による最大データ長
による送受信を対象とすると、全体の通信サイクルは、
第7図に示すようになる。ここでは、9600BPSの通信速
度から、1バイトの送信に要する時間を1.2msとし、ス
レーブが受信終了してから送信を開始するまでの時間を
1msとし、その結果、100msを1通信サイクルとしてい
る。
以上説明した複写機の全体構成を踏まえて用紙搬送装
置およびその制御装置を説明する。
第8図は用紙搬送装置の全体構成を示し、用紙トレイ
として上段トレイ6−1、中段トレイ6−2、下段トレ
イ6−3、そしてデュープレックストレイ11がベースマ
シン内に装備され、オプションによりサイドに大容量ト
レイ(HCF)17、手提しトレイ(MSI)16が装備され、各
トレイには適宜ノーペーパセンサ、サイズセンサ、およ
びクラッチ等が備えられている。ここで、ノーペーパセ
ンサは、給紙トレイ内のコピー用紙の有無を検知するた
めのセンサであり、サイズセンサはトレイ内に収容され
ているコピー用紙のサイズを判別するためのセンサであ
る。また、クラッチは、それぞれの紙送りロールの駆動
をオン・オフ制御するための部品である。このように複
数の供給トレイに同一サイズのコピー用紙をセットでき
るようにすることによって、1つの供給トレイのコピー
用紙がなくなったとき他の供給トレイから同一サイズの
コピー用紙を自動的に給送する。
コピー用紙の給送は、専用に設けられたフィードモー
タによって行われ、フィードモータにはステップモータ
が使用されている。コピー用紙の給送が正常に行われて
いるかどうかはフィードセンサによって検知される。そ
して、一旦送り出されたコピー用紙の先端を揃えるため
のレジストレーション用としてゲートソレノイドが用い
られる。このゲートソレノイドは、通常のこの種のソレ
ノイドと異なり通電時にゲートが開きコピー用紙を通過
させるような制御を行うものである。従って、コピー用
紙の到来しない待機状態ではゲートソレノイドに電源の
供給がなく、ゲートは閉じたままとなって消費電力の低
減を図っている。そして、所定のタイミングでコピー用
紙の搬送を再開する時点で通電を停止しゲートを開くこ
とになる。このような制御を行うと、コピー用紙の先端
が通過を阻止されている時点でのゲートの位置の変動が
少なくなり、コピー用紙が比較的強い力でゲートに押し
当てられた場合でもその位置決めを正確に行うことがで
きる。
上段トレイおよび中段トレイは、用紙枚数が500枚程
度、A3〜B5、リーガル、レター、特B4、11×7の用紙サ
イズが収容可能なトレイである。そして、第9図に示す
ようにトレイモータ551を有し、用紙が少なくなるとト
レイ552が傾く構造になっている。センサとしては、用
紙サイズを検知する3つのペーパサズセンサ553〜555、
用紙切れを検知するノーペーパセンサ556、トレイ高さ
の調整に使用するサーフェースコントロールセンサ557
を備えている。また、トレイの上がりすぎを防止するた
めのイマージェンシイスイッチ558がある。下段トレイ
は、用紙枚数が1300枚程度、上段トレイおよび中段トレ
イと同様の用紙サイズが収納可能なトレイである。
大容量トレイ(HCF)17は、数千枚のコピー用紙を収
容することのできる供給トレイである。例えば、原稿を
拡大したり縮小してコピーをとる必要のない顧客や、コ
ピー量が少ない顧客は、ベースマシン担体を購入するこ
とが適切な場合が多い。これに対して、多量のコピーを
とる顧客や複雑なコピー作業を要求する顧客にとっては
デュープレックストレイや大容量トレイが必要とされる
場合が多い。このような各種要求を実現する手段とし
て、この複写機システムではそれぞれの付加装置を簡単
に取りつけたり取り外すことができる構造とし、また付
加装置の幾つかについては独立したCPU(中央処理装
置)を容易して複数のCPUによる分散制御を行うことに
している。このことは、単に顧客の希望する製品が容易
に得られるという利点があるばかりでなく、新たな付加
装置の取り付けの可能性は顧客に対して新たなコピー作
業の可能性を教示することになり、オフィスの事務処理
の進化を推進させるという点でこの複写機システムの購
入に大きな魅力を与えることになる。
手差しトレイ(MSI)16は、用紙枚数50枚程度、用紙
サイズA2F〜A6Fが収容可能なトレイであって、特に他の
トレイに収容できない大きいサイズの用紙を使うことが
できるものである。従来のこの種の手差しトレイは、1
枚ずつ手差しを行うので、手差しが行われた時点でコピ
ー用紙を手差しトレイから優先的に送り出せばよく、手
差しトレイ自体をオペレータが選択する必要はない。こ
れに対して本発明の手差しトレイ16は複数のコピー用紙
を同時にセットすることができる。従って、コピー用紙
のセットをもってその手差しトレイ16からの給送を行わ
せると、コピー用紙を複数枚セットしている時点でその
フィードが開始される可能性がある。このような事態を
防止するために、手差しトレイ16の選択を行わせるよう
にしている。
なお、上段トレイ6−1、中段トレイ6−2、下段ト
レイ6−3にはヌジャーロール513、フィードロール51
2、テイクアウェイロール511を一体に取り付ける構造を
採用することによってコンパクト化を図っている。用紙
先端がテイクアウェイロール511にニップされた後、フ
ィードアウトセンサ514で先端を検知して一時停止させ
ることによって、転写位置を合わせるためのプレレジス
トレーションを行い、フィーダ部での用紙の送り出しば
らつきを吸収している。送り出された用紙は、アテイナ
装置515を経て感材ベルト4の転写位置に給送される。
各トレイ6−1、6−2、6−3、手差しトレイ16か
ら送り出されたコピー用紙は搬送路501に案内されて感
材ベルト4に供給され、トナー像がコピー用紙上に転写
される。そしてコピー用紙は真空吸着ベルト520によっ
てフューザロール521に供給され、フューザロール521の
加熱によってトナー像の定着が行われた後、排紙出口50
2から取り出される。感材ベルト4は電荷発生層、トラ
ンスファ層等何層にも塗って感材を形成しているので、
Seを蒸着して感材を形成する感光体ドラムに比して自由
度が大きく、製作が容易になるのでコストを安くするこ
とができ、またベルト回りのスペースを大きくすること
ができるので、レイアウトがやり易くなるという特徴が
ある。この感材ベルトが長さが1m以上あり、A4サイズ4
枚、A3サイズ3枚が載るようになっており、また、チャ
ージコロトロン49によって一様に帯電されて、時計方向
に定速駆動されている。そして最初のパネルが所定のレ
ジ(露光箇所)位置の一定時間前にきたとき、ピッチ
(PITCH)信号を出力し、このピッチ信号を基準にして
キャリッジスキャンと用紙フィードのタイミングとがと
られるようになっている。
デュープレックストレイ11はコピー用紙の画面にコピ
ーする画面モードや同一面に複数回コピーする合成モー
ドの場合に、コピー用紙を繰り返し供給するため一時的
にスタックするトレイである。両面モードの場合には、
搬送路から直接デュープレックストレイ11へスタックさ
れるが、合成モードの場合には、一旦搬送路から合成モ
ード用インバータ10へ搬送され、しかる後反転してデュ
ープレックストレイ11へに導かれる。なお、搬送路501
からソーター等への排紙出口502とデュープレックスト
レイ11側との分岐点にはゲート503が設けられ、デュー
プレックストレイ11側において合成モード用インバータ
10へ導く分岐点には搬送路を切り換えるためめのゲート
505、506が設けられ、さらに、排紙出口502はゲート507
が設けられトリロールインバータ9で反転させることに
より、コピーされた面を表側にして排紙できるようにし
ている。
デュープレックストレイ11は、用紙枚数が50枚程度、
上記各トレイと同じ用紙サイズが収容可能なトレイであ
り、用紙の1つの面に複数回のコピーを行ったり、2つ
の面に交互にコピーを行う場合にコピー済の用紙を一時
的に収容するトレイである。デュープレックストレイ11
の入口側搬送路にはインイグジットロール522、ゲート5
05が配置され、このゲート505により合成モードと両面
モードに応じた用紙搬送の切り換え制御を行っている。
例えば、両面モードの場合には上方から搬送されてきた
用紙がゲート505によりインイグジットロール522側に導
かれ、合成モードの場合には、上方から搬送されてきた
用紙が505,506により一旦合成モード用インバータ10に
導かれ、しかる後反転するとゲート506によりフィード
ロール525、デュープレックストレイ11側導かれる。デ
ュープレックストレイ11に用紙を収納して所定のエッジ
位置まで自由落下させるには、一般に17゜〜20゜程度の
トレイ傾斜角が必要である。しかし、本発明では、装置
のコンパクト化を図りデュープレックストレイ11を狭い
スペースの中に収納したため、最大で8゜の傾斜角しか
とれない。そこで、デュープレックストレイ11には第10
図に示すようにサイドガイド561とエンドガイド562が設
けられている。これらのサイドガイドとエンドガイドの
制御では、用紙サイズが決定されるとその用紙サイズに
対応する位置で停止させる。
第11図は搬送路501に沿うロールの配設位置の詳細を
示し、デュープレックストレイの入口側には、デュープ
レックストレイ11内へのコピー用紙の搬入を検知するデ
ュープレックスインセンサ523および同トレイ11へコピ
ー用紙を導くデュープレックスインロール522が設けら
れている。また、デュープレックストレイ11の出口側に
はフィードロール525、テイクアウェイロール526および
フィードアウトセンサ527が設けられており、デュープ
レックストレイ11下面にはボトムロール524が設けられ
ている。ここで、フィードロール525およびボトムロー
ル524はフィードクラッチ(図示せず)によって同期駆
動される一方、テイクアウェイロール526はテイクアウ
ェイクラッチ(図示せず)によって駆動される。さら
に、デュープレックストレイ11下面の所定位置にノーペ
ーパセンサ528が設けられ、デュープレックストレイ11
内のコピー用紙の有無を検知している。デュープレック
ストレイ11付近に設けられたこれらのセンサ523、527、
528の検出信号は、CHM33からSQMGR32に出力され、この
信号の入力に基いてSQMGR32から所定のコマンドが発せ
られる。同図中、529はデュープレックストレイ11へ導
かれたコピー用紙をデュープレックストレイ11上にセッ
トするセットセパソルである。このセットセパソル529
は一対の円板間に複雑(例えば3本)のロッドが等間隔
に掛け渡されていると共に、コピー用紙の導入に伴って
所定角度(例えば120゜)づつ間欠回転するように駆動
される。デュープレックスインロール522を通過したコ
ピー用紙はセットセパソル529のロッド間を通るように
導かれ、この通過中にセットセパソル529が回転する。
これによってコピー用紙はデュープレックストレイ11上
面に押えられ、安定したコピー用紙のスタックを行うよ
うになっている。なお、フィードアウトセンサ527の配
置位置としては、テイクアウェイロール526と同一線と
なるように設けられている。
第12図は両面モードおよび合成モードの際のコピー用
紙搬送の制御を行う用紙搬送制御装置のステート分割お
よびステートの遷移を示すステート遷移図である。両面
モードおよび合成モードでは、トレイ6−1、6−2、
6−3あるいは手差しトレイ16、大容量トレイ17からの
コピー用紙が感材ベルト4およびフューザロール521を
通過した後、デュープレックストレイ11に一時的にスタ
ックされ、デュープレックストレイ11から再度、搬出路
501に供給されて同一の用紙へのコピーが行われる。こ
のデュープレックストレイ11へのスタックおよび搬出の
制御は図示のように0ステート(READY)、1ステート
(FEED TIMER)、2ステート(FEED CL ON)、3ステー
ト(FEED READY 1)、4ステート(FEED SNR ON)、5
ステート(FEED READY 2)、6ステート(PITCH FEED C
L ON)、7ステート(PITCH FEED SR ON)の8種のステ
ートを遷移することによって行われる。CHMサブシステ
ム33のステートジョブ実行部52では各ステートで行うジ
ョブが定められている一方、制御部53は各ステートでの
ジョブが終了しなければ次のステートに遷移しないよう
にコントロールしており、用紙搬送の確実性と状況に応
じた作動が確保されるようになっている。
以下、各ステートを説明する。
0ステート(READY) 両面モード、合成モードにおけるコピー用紙の繰り返
し供給の初期設定を行うステートである。ユーザインタ
フェース36によって上記コピーモードが指定されること
により、SQMGR32がその旨のコマンドをCHMサブシステム
33に出力し、このコマンドに基いて初期設定が行われ
る。この初期設定によってデュープレックストレイ11の
入口側のデュープレックストレイセンサ523、出口側の
フィードアウトセンサ527およびデュープレックストレ
イ11内のノーペーパーセンサ528が用紙移動を監視する
と共にインイグジットロール522、ボトムロール524、フ
ィードロール525およびテイクアウェイロール526が駆動
可能状態となる。
1ステート(FEED TIMER) 搬送路501からの用紙をデュープレックストレイ11に
スタックするためのステートである。用紙がデュープレ
ックストレイ11の所定位置にスタックされるには所定の
時間が必要であることから設けられている。また、この
1ステートでは、セットセパソル529が回転して用紙の
安定的なスタックを行うようになっている。
2ステート(FEED CL ON) デュープレックストレイ11にスタックされたコピー用
紙の頭出しを行うステートである。両面モード、合成モ
ードではコピー用紙が高温のフューザロール521を通過
しており、その熱影響などによってサイズの変動やしわ
が生じ、デュープレックストレイ11から搬出する際にJA
Mが発生し易く、これを防止するためのステートであ
る。このステートではフィードクラッチ(FEED CL)を
所定時間ONとし、このクラッチによって駆動されるボト
ムロール524およびフィードロール525を回転させる。こ
こで頭出しは用紙が複数の場合には、最初の搬出すべき
用紙(デュープレックストレイに積層スタックされた用
紙の内、最下段の用紙)に対してだけ行われ、その他の
用紙に対しては行わない。JAM発生は最初の用紙だけに
生じる経験則によるものである。従って、1枚の用紙を
両面モードコピー、合成コピーする場合には、その用紙
に対して行うことになる。なお、この2ステートではフ
ィードロール525に続くテイクアウェイロール526も同期
して回転するようになっており、不可抗力、振動などに
よって頭出し用紙がテイクアウェイロール526にまで進
んでも、同ロール526との衝突によるJAMを防止するよう
になっている。
3ステート(FEED READY 1) 用紙の頭出しが終了し、搬送路への用紙の再供給を行
う待機のためのステートである。このステートは用紙先
端がデュープレックストレイ11の出口側のフィードロー
ル515にニップされる時間を想定して終了する。
4ステート(FEED SNU ON) 用紙の頭出し時に、デュープレックストレイ11出口側
のアウトセンサ527が用紙を検出した場合のステートで
ある。例えばフィードクラッチ(FEED CL)によるフィ
ドロール525の駆動によって頭出しの用紙の先端がテイ
クアウェイロール526にまで進んだり、振動等によって
進んだ場合に、アウトセンサ527が用紙を検出するた
め、4ステートに遷移する。
5ステート(FEED READY 2) 3ステート(FEED READ7 1)と同様に搬送路への用紙
の再供給を行う待機のためのステートである。従って、
3ステートと同様にSQMGR32からのRITCH信号の入力によ
って終了するが、頭出しされた用紙がテイクアウェイロ
ール526まで進んでいる点が3ステートの状態と異な
る。
6ステート(PITCH FEED CL ON) 頭出しされた用紙および後続の用紙を搬送路501に再
供給するステートである。このため、このステートで
は、テイクアウェイクラッチをON状態としてテイクアウ
ェイロール526を回転駆動させる。このコマンドがCHMサ
ブシステム33からSQMGR32に出力される。SQMGR32はこの
信号に基づいてデュープレックストレイ11から再供給さ
れた用紙の枚数を算出すると共に、ユーザインタフェー
ス36から入力されたコピーすべき枚数値と照合し、その
過不足の有無を監視する。頭出しされた用紙は、これに
よってデュープレックストレイ11から搬出される。この
ステートではテイクアウェイロール526のみならず、フ
ィードクラッチをONとして、そのフィードロール525お
よびボトムロール524を回転駆動する。これらのロール5
25、524の回転によって頭出し用紙に続く用紙をデュー
プレックストレイ11から搬出する。かかるロール525、5
24の回転駆動は前段の用紙に後段の用紙が重ならないよ
うな時間間隔で行われるように制御されている。なお、
この6ステートはSQMGR32からのPITCH信号の立ち上がり
入力によって開始されるようになっている。
7ステート(PITCH FEED SNR ON) 6ステートで搬出される用紙の監視を行うステートで
あり、テイクアウェイロール526と同一線上に設けられ
たフィードアウトセンサ527によって監視が行われる。
フィードアウトセンサ527は再供給される用紙を検出す
る。
以上のようなステート間の遷移は第12図実線で示すよ
うに行われて、用紙の供給状態、ベースマシンの状況や
他のサブシステムの作動に合わせた用紙の再供給が行わ
れる。この遷移はCHMサブマシステム33内の制御部53に
あらかじめ設定された遷移条件(第12図における〜
、′、′、′、′、′、′)に基づいて
なされるものであり、以下、遷移条件の内容を説明す
る。
遷移条件 デュープレックストレイ11の入口側のデュープレックス
インセンサ523が用紙を検出しないことを条件とし、0
ステートから1ステートに遷移する。
遷移条件 用紙の頭出し動作を開始する場合であり、1ステートへ
の遷移後、所定時間(例えば880ms)経過することを条
件として、1ステートから2ステートへ遷移する。
遷移条件′ 用紙の2回目コピー時にデュープレックスガイドがサイ
ズ位置にいるとき、または来た時を条件として、0ステ
ートから2ステートに遷移する。
遷移条件 フィードロール525およびボトムロール524を駆動するフ
ィードクラッチのOFFから所定時間(例えば、100ms)経
過することを条件として2ステートから3ステートに遷
移する。
遷移条件 フィードクラッチのOFF状態でデュープレックストレイ1
1出口側のフィードアウトセンサ527が用紙を検出するこ
とを条件として2ステートから4ステートに遷移する。
遷移条件 フィードアウトセンサ527が用紙を検出した時点から所
定時間(例えば20ms)経過することを条件として、4ス
テートから5ステートに遷移する。
遷移条件′ ハードダウンなどによるマシン停止後のスタンバイ時に
フィードアウトセンサ527が用紙を検出したことを条件
として、4ステートから5ステートに遷移する。
遷移条件 SQMGR32から有効PITCH信号の入力によるフィードクラッ
チのONを条件とする。この条件の成立によって、3ステ
ートおよび5ステートの場合は6ステートに遷移し、6
ステートの場合は、7ステートに遷移する。
遷移条件′ ハードダウンなどによるマシン停止後のスタンバイ時ま
たはスタンバイからセットアップへの遷移時(第5図参
照)に、フィードアウトセンサ527が用紙を検出したこ
とを条件として、3ステートから5ステートに遷移す
る。
遷移条件 フィードアウトセンサ527が用紙を検出したことを条件
として、6ステートから7ステートに遷移する。
遷移条件 ハードダウンなどのマシン停止後に、マシンがスタンバ
イまたはセットアップ(第5図)に遷移したことを条件
とする。この条件成立の信号は、SQMGR32からCHMサブシ
ステム33に入力され、この入力で各ステートは、0ステ
ートに戻されて初期設定が行われる。具体的には1ステ
ート、2ステート、6ステート、7ステートの状態が0
ステートに遷移する。
遷移条件′ 搬送路501に再供給すべき枚数の最後の用紙がデュープ
レックストレイ11から搬出されることによりフィードア
ウトセンサ527がOFFとなったことを条件とする。すなわ
ち両面コピーモード、合成コピーモードにおける用紙搬
送のジョブが終了した場合であり、0ステートに戻る。
遷移条件 マシン停止後のスタンバイ時またはセットアップ時(第
5図)にデュープレックストレイ11内が空で、そのノー
ペーパセンサ528がONとなっていることを条件とする。
この条件で0ステートに戻される。具体的には3ステー
ト、4ステート、5ステートの状態が0ステートに遷移
する。
遷移条件′ 遷移条件と同様にスタンバイあるいはセットアップ状
態を前提とし、これらの状態でフィードアウトセンサ52
7が用紙を検出せず、OFFとなっていることを条件とす
る。この条件成立によって4ステートおよび5ステート
の状態が0ステートに遷移する。
遷移条件 PIHCH信号に基づくフィードクラッチのONにもかかわら
ず、デュープレックストレイ11から用紙が搬出されない
ミスフィードJAMが発生したことを条件として、6ステ
ートから0ステートに遷移する。
本実施例において、ステートジョブは0ステートから
開始され、以後のステートを有機的に結合させて、ジョ
ブを終了し、0ステートに戻るようになっており、以
下、上記遷移条件および第11図、第12図を参照して、い
くつかの具体的な作動例を第13図ないし第18図に示すタ
イミングチャートに基づき説明する。これらの作動例に
おいても、SQMGR32とCHMサブシステム33の間で検出信号
およびコマンドの送受信が行われ、これによりSQMGR32
によるCHMサブシステム33の監視がなされている。以
下、交信される信号を説明し、各タイミングチャートを
説明する。
信 号 デュープレックストレイ入口側のデュープレックスイン
センサ523が用紙の始端を検出した信号であり、同セン
サ523の信号の立ち上がりに同期してCHMサブシステム33
からSQMGR32に出力される。
信 号 デュープレックスインセンサ523が用紙の終端を検出し
た信号であり、その立ち下がりに同期して、CHMサブシ
ステム33からSQMGR32に出力される。従って、信号と
信号の2つの信号で、1枚の用紙に相当し、SQMGR32
はこの信号の数を計測することによってデュープレック
ストレイにスタックされる用紙の枚数を知ることができ
る。
信 号 デュープレックストレイのノーペーパセンサ528による
用紙の検出信号にであり、CHMサブシステム33からSQMGR
32に出力される。
信 号 SQMGR32からCHMサブシステム33に出力されるコピーモー
ドコマンドである。
信 号 信号に対するCHMサブシステム33からのSQMGR32への返
答信号であり、ノーペーパセンサ523の用紙検出によっ
て出力される。
信 号 デュープレックストレイ内の用紙の搬出開始信号であ
る。この信号はフィードクラッチのON信号の立ち上がり
と同期してCHMサブシステム33からSQMGR32に出力され
る。SQMGR32はこの信号の入力数によってデュープレッ
クストレイから搬出された用紙の枚数を知ることができ
る。
信 号 デュープレックストレイに用紙がなくなったことを示す
信号であり、ノーペーパセンサ528の検出によってCHMサ
ブシステム33からSQMGR32に出力される。
信 号 ユーザインタフェース36で設定されたコピーの終了を示
すコマンドであり、SQMGR32からCHMサブシステム33に出
力される。この信号の入力によって、以後のPITCH信号
が入力されても、CHMサブシステム33はこれらを無視す
る。
(1) ユーザインタフェースで設定された原稿供給モ
ードが自動供給(ADF)モードであり、コピー枚数(R/
L)が1枚の場合(第13図)。
デュープレックスインセンサ523の信号の立ち下がり
は用紙がデュープレックストレイに入ったことを示唆
し、この立ち下がりによって、0ステートから1ステー
トに遷移する。所定時間T−3(例えば50ms)経過の
後、セットセパソル529が回転して用紙をデュープレッ
クストレイ内にスタックする。この時間T−3は用紙が
セットセパソル529に達する時間を考慮して決定され
る。またセットセパソル529の回転時間T−4は用紙を
デュープレックストレイにスタックするためのセットセ
パソル529の回転角度(120゜)に対応して決定され、例
えば、200msである。そして、セットセパソル529の信号
の立ち上がりから所定時間T−5(例えば、830ms)経
過後(遷移条件)、2ステートに遷移し、フィードク
ラッチおよびテイクアウェイクラッチが所定時間T−6
(例えば、100ms)ONとなり、ボトムロール524、フィー
ドロール525、テイクアウェイロール526が回転してデュ
ープレックストレイから用紙先端部分が送り出され、こ
れにより用紙の頭出しが行われる。この場合、時間T−
5はセットセパソル529の回転による用紙のデュープレ
ックストレイ内へのセットが安定する時間を考慮したも
のである。頭出し終了後(遷移条件)、3ステートに
遷移する。このステートでは遷移条件が成立するた
め、PITCH信号の入力によって6ステートに遷移する。
6ステートではフィードクラッチおよびテイクアウェイ
クラッチが2ステートよりも長い時間ONとなるため、用
紙はテイクアウェイロール526側に搬出され、フィード
アウトセンサ527が用紙の先端を検出してから時間T−
7後にフィードクラッチおよびテイクアウェイクラッチ
がOFFになり(遷移条件)、7ステートでは6ステー
トにおけるテイクアウェイクラッチの立ち上がりから所
定時間T−1(この時間はあらかじめ設定されており、
有効なPITCH信号の入力時からカウントされる。)後
に、テイクアウェイクラッチを再度ONとして、用紙を搬
送路501に搬出する。この搬出はフィードアウトセンサ5
27による用紙終端の検出によって終了し(遷移条件
′)7ステートから0ステートに遷移する。
(2) 上記作動(1)において、ハードダウンが発生
した場合。
例えば、3ステート時にハードダウンが発生しでお
り、ハードダウンによって、メインモータがOFFとな
る。これにより、CHMサブシステム33も停止する。次に
ハードダウン回復によってマシンがスタンバイ状態にな
ると、CHMサブシステム33ではステート状態をチェック
する。このチェックでデュープレックストレイ11内に用
紙がない場合(遷移条件)には、0ステートに遷移し
て初期設定が行われる。一方、フィードアウトセンサ52
7が用紙を検出した場合(遷移条件′)、5ステート
に遷移し、その後、遷移条件が成立することにより、
6ステートに遷移し、さらに遷移条件に基いて7ステ
ートに遷移する。従って、ハードダウンなどに起因する
マシン停止があっても、その停止時のステートからジョ
ブが行われるため、用紙の効率的な処理および確実な管
理を行うことができる。
(3) 作動(1)の2ステートにおけるフィードクラ
ッチのONによって用紙の頭出しが行われた後、振動など
により用紙が頭出し位置以上に進んだ場合(第14図)。
フィードアウトセンサ527が用紙を検出するため(遷
移条件)、2ステートから4ステートに遷移する。そ
して4ステートのジョブが終了した後、遷移条件5が成
立すると、6ステートに遷移し、その後、遷移条件が
成立することにより遷移条件7に遷移する。従って、用
紙が必要以上に進んでもJAM信号を発生させることな
く、その後の作動を続行することができる。
(4) 原稿供給モードがADFモードであり、コピー枚
数が3枚の場合(第15図)。
3枚の用紙が次々とデュープレックストレイ11内に導
かれるが、1枚目の用紙(すなわち頭出し用紙)の導入
によって1ステートに遷移する。1ステートではデュー
プレックスインセンサ523による各用紙の終端検出毎に
セットセパソル529が回転してデュープレックストレイ
への用紙のタックを行う。一方、頭出し用紙のデュープ
レックストレイ内へのスタックによって遷移条件が充
足されるため2ステートに遷移し、フィードクラッチお
よびテイクアウェイクラッチが所定時間(T−6)駆動
して停止する(遷移条件)。これにより頭出し用紙の
頭出しが行われると共に、2ステートから3ステートに
遷移する。この3ステートは3枚の用紙がデュープレッ
クストレイにスタックするまで保持される。一方、3枚
目の用紙の終端の検出信号(信号)の出力によってSQ
MGR32は設定枚数の用紙のスタックを確認し、コピーモ
ード指令(信号)をCHMサブシステム33に送出する。C
HMサブシステム33はこのコピーモード指令に続くPITCH
信号を有効PITCH信号と判断し、そのPITCH信号の入力に
よって(遷移条件)、6ステートに遷移する。6ステ
ートではフィードクラッチおよびテイクアウェイクラッ
チが所定時間、ONとなって、頭出しされた用紙をテイク
アウェイロール526まで進める。これによりフィードア
ウトセンサ527が用紙を検出するため(遷移条件)、
7ステートに遷移する。本例ではコピー枚数が3枚であ
るため、6ステートおよび7ステートの間を3回遷移し
てデュープレックストレイ内の3枚の用紙を全て、搬送
路501に再供給する。この場合、頭出しを行うのは、1
枚目の用紙だけであり、2枚目の用紙は頭出しの必要が
なく、2枚目以降では、テイクアウェイロール526まで
用紙を搬出している。従って、用紙毎の頭出しを行わ
ず、用紙が連続的に感材ベルト4に再供給されるため、
コピー時間が短縮されるメリットがある。
(5) 動作(4)において頭出し時に用紙が必要以上
に進んだ場合(第16図)。
2ステートのフィードクラッチのONによって1枚目の
用紙がテイクアウェイロール526まで移動すると、これ
をフィードアウトセンサ527が検出し(遷移条件)、
4ステートに遷移する。4ステート遷移後、所定時間T
−6(20ms)経過すると遷移条件が成立するため5ス
テートに遷移する。5ステートでは作動(4)における
3ステートと同様に、SQMGR32からのコピーモード指令
(信号)の入力に続くPITCH信号の入力によって(遷
移条件)、6ステートに遷移する。この6ステートで
は、フィードアウトセンサ527が既に用紙を検出してい
るため(遷移条件)、直ちに7ステートに遷移する。
その後の作動は作動(4)と同様であるため省略する
が、このように用紙が必要以上に進んでもJAMとはなら
ず、用紙搬出をそのまま続行することができる。なお、
時間T−1,T−2は有効なPITCH信号の入力からカウント
されるものである。
(6) 原稿供給モードがプラテンモードでコピー枚数
が3枚の場合(第17図)。
まず、3枚の用紙がデュープレックストレイ内にスタ
ックされる。このスタック途中においては、1枚目の用
紙の頭出しが行われる(2ステート)。3枚の用紙のス
タックの後、メインモータはスイッチ入力があるまで停
止しており、3ステートが保持される。スイッチが入力
されると、メインモータが駆動されると同時にSQMGR32
からはコピーモード指定(信号)がCHMサブシステム3
3に入力される。CHMサブシステム33は、このコピーモー
ド指令の入力に続くPITCH信号を有効なPITCH信号と判別
するため(遷移条件)、6ステートに遷移し、以後は
作動(4)と同様な作動が行われる。
(7) 原稿供給モードがプラテンモードでコピー枚数
が1枚の場合におけるハードダウン(第18図)。
用紙がデュープレックストレイ11にスタックされてい
る状態(1ステート)マシンが停止すると、メインモー
タも停止する。従って用紙搬送のジョブは1ステートで
停止しており、CHMサブシステム33はこれを記憶し、0
ステートに遷移する。ハードダウンの回復により、スイ
ッチが入力されるとメインモータが駆動すると共に、SQ
MGR32からコピーモード指令がCHMサブシステム33に入力
される。この場合、用紙はデュープレックストレイ内に
スタックされている(すなわち、ノーペーパセンサ528
が用紙を検出している)が、頭出しされていないため、
1ステートに遷移する。即ち、再び所定時間(T−5)
待機した後、2ステート以降に遷移する。このようにハ
ードダウンなどのマシン停止の場合、0ステートに戻る
ことにより、空送りすることなく、用紙を確実に再供給
することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、一時的にスタックされ
た用紙の搬送路への再供給動作を複数に分割してステー
トとし、このステートを所定の遷移条件に基いて遷移す
るようにしたため、制御プログラムおよび制御情報の量
を低減することができると共に、制御を簡素化でき、他
のシステムの制御との同期をとることが容易となり、ま
た、用紙搬送状態に適した制御を行うことができる。特
に、最初の用紙の頭出し制御を行うことにより、用紙の
再供給の再のJAM発生も低減する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図。第2図は
複写機の全体構成を示す説明図。第3図は本発明の適用
される複写機のシステム構成を示す説明図。第4図は本
発明の適用される複写機のCPUによるハード構成を示す
説明図。第5図はプロセッサの状態遷移図。第6図はシ
リアル通信の転送データ構成と電送タイミングを示す
図。第7図は1通信サイクルにおける相互の通信間隔を
示すタイムチャート。第8図は用紙搬送装置を示す側面
図。第9図は用紙トレイの側面出。第10図はデュープレ
ックストレイを示す平面図。第11図は用紙の搬送路全体
を示す拡大図。第12図は用紙搬送制御を示す状態遷移
図。第13図ないし第18図はステート遷移と用紙搬送装置
の作動を示すタイミングチャート。 符号の説明 1……ベースマシン 2……プラテンガラス 3……光学系(走査露光装置) 4……感材ベルト、5……マーキング系 6−1……上段トレイ、6−2……中段トレイ 6−3……下段トレイ、7……用紙搬送系 9,10……インバータ 11……デュープレックストレイ 12……ユーザインタフェース 13……DADF 16……マルチシートインサータ 17……HCF、19……ソータ 20……シンプルキャッチトレイ 31……メイン基板 32……SQMGRサブシステム 33……CHMサブシステム 34……IMMサブシステム 35……マーキングサブシステム 36……U/Iサブシステム 37……INPUTサブシステム 38……OUTPUTサブシステム 39……OPTサブシステム 40……IELサブシステム 41……メインCPU 42……マーキング用CPU 43……INPUT用CPU 44……OUTPUT用CPU 45……OPT用CPU 46……U/I用CPU 47……IEL用CPU 48……シリアルバス 49……チャージコロトロン 50……用紙搬送装置 51……検出部 52……ステートジョブ実行部 53……制御部、501……搬送路 502……排紙出口、503……ゲート 505,506,507……ゲート 511……テイクアウェイロール 512……フィードロール 513……ヌジャーロール 514……フィードアウトセンサ 515……アライナ装置 520……真空吸着ベルト 521……フューザロール 522……デュープレックスインロール 523……デュープレックスインセンサ 524……ボトムロール 525……フィードロール 526……テイクアウェイロール 527……フィードアウトセンサ 528……ノーペーパセンサ 529……セットセパソル 551……トレイモータ、552……トレイ 553,554,555……ペーパサイズセンサ 556……ノーペーパセンサ 557……サーフェースコントロールセンサ 558……イマージェンシイスイッチ 561……サイドガイド 562……エンドガイド
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−134438(JP,A) 特開 昭54−43743(JP,A) 特開 昭61−230165(JP,A) 特開 昭62−205935(JP,A) 実開 昭61−182551(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/00 106 G03G 15/00 510 - 534 G03G 21/00 370 - 502 G03G 15/36 G03G 21/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録部で画像記録を受けた用紙をデュープ
    レックストレイに収納した後、再び前記用紙を前記デュ
    ープレックストレイから前記記録部へ給紙して前記用紙
    に他の画像記録を行う記録装置の用紙搬送制御装置にお
    いて、 前記デュープレックストレイに収納された前記用紙を前
    記デュープレックストレイから前記記録部に通じる用紙
    搬送路に送り出す用紙送出手段と、 前記用紙送出手段によって前記用紙搬送路に送り出され
    た前記用紙を前記用紙搬送路の所定の位置まで搬送する
    用紙搬送手段と、 前記用紙が前記用紙搬送路の前記所定の位置を通過した
    とき、前記用紙の通過を検出して検出信号を出力する検
    出手段と、 前記用紙送出手段および前記用紙搬送手段の駆動を制御
    する制御手段を備え、 前記制御手段は、第1の所定の時間にわたって前記用紙
    送出手段および前記用紙搬送手段を駆動して前記デュー
    プレックストレイから前記用紙を所定の長さだけ頭出し
    して停止させる第1の駆動と、前記第1の駆動後に発生
    する画像記録の所定のタイミングと前記検出信号が出力
    されてから第2の所定の時間が経過するタイミングの時
    間にわたって前記用紙送出手段および前記用紙搬送手段
    を駆動して前記デュープレックストレイから頭出しされ
    た前記用紙を前記所定の位置を含む前記用紙搬送路の所
    定の領域まで搬送して停止させる第2の駆動と、前記第
    2の駆動後に発生する所定のタイミングと前記検出信号
    が出力されなくなるタイミングの時間にわたって前記用
    紙搬送手段を駆動して前記用紙搬送路の前記所定の領域
    まで搬送された前記用紙に前記用紙搬送路の前記所定の
    位置を通過させる第3の駆動を行わせることを特徴とす
    る記録装置の用紙搬送制御装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、複数の用紙が前記記録部
    で画像記録を受けた後前記デュープレックストレイに収
    納されたとき、一枚目の用紙に対してのみ前記用紙送出
    手段および前記用紙搬送手段を前記第1より第3の駆動
    に基づいて駆動し、2枚目以降の用紙に対しては前記用
    紙送出手段および前記用紙搬送手段を前記第2および第
    3の駆動に基づいて駆動することを特徴とする第1項記
    載の記録装置の用紙搬送制御装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、前記2枚目以降の用紙に
    対して前記用紙送出手段および前記用紙搬送手段を前記
    第2および第3の駆動に基づいて駆動するとき、先行す
    る用紙における第3の駆動とそれに続く用紙における第
    2の駆動を連続して行うことを特徴とする第2項記載の
    記録装置の用紙搬送制御装置。
  4. 【請求項4】記録部で画像記録を受けた用紙をデュープ
    レックストレイに収納した後、再び前記用紙を前記デュ
    ープレックストレイから前記記録部へ給紙して前記用紙
    に他の画像記録を行う記録装置の用紙搬送制御装置にお
    いて、 前記デュープレックストレイに収納された前記用紙を前
    記デュープレックストレイから前記記録部に通じる用紙
    搬送路の所定の位置まで搬送する用紙搬送手段と、 前記用紙が前記デュープレックストレイに収納されてい
    るとき、前記用紙を検出して第1の検出信号を出力する
    第1の検出手段と、 前記用紙が前記用紙搬送路の前記所定の位置に達したと
    き、前記用紙を検出して第2の検出信号を出力する第2
    の検出手段と、 前記記録部および前記用紙搬送手段を制御して前記用紙
    に前記画像記録および前記他の画像記録を行わせる制御
    手段を備え、 前記制御手段は、ハードダウンに基づく動作停止後にハ
    ードダウンが回復してスタンバイ状態になったとき、前
    記第1および第2の検出信号がともに出力されていない
    場合、前記記録部および前記用紙搬送手段を画像記録の
    初期状態に設定し、前記第1の検出信号あるいは前記第
    2の検出信号が出力されていた場合、前記用紙を前記デ
    ュープレックストレイあるいは前記所定の位置から前記
    記録部へ給紙して前記他の画像記録を行わせることを特
    徴とする記録装置の用紙搬送制御装置。
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JPH0639310B2 (ja) * 1986-11-20 1994-05-25 キヤノン株式会社 画像形成装置

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