JP2583938Y2 - 自動車のフレームナンバ表示装置 - Google Patents

自動車のフレームナンバ表示装置

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JP2583938Y2
JP2583938Y2 JP1753193U JP1753193U JP2583938Y2 JP 2583938 Y2 JP2583938 Y2 JP 2583938Y2 JP 1753193 U JP1753193 U JP 1753193U JP 1753193 U JP1753193 U JP 1753193U JP 2583938 Y2 JP2583938 Y2 JP 2583938Y2
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JP
Japan
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instrument panel
windshield glass
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panel
cowl top
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道雄 小川
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Hino Motors Ltd
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車のフレームナンバ
の表示装置に係り、詳しくは、フロントウィンド越しに
フレームナンバを表示するようにした装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ウィンドシールドガラスを車体側に接着
固定するようにした自動車においては、例えば図3およ
び図4に示したようにウィンドシールドガラスaの内面
下縁にセラミックコーティングなどによる被膜bを施し
て接着部分を被覆することが多い。また、フレームナン
バをフロントウィンド越しに表示するために、従来では
カウルトップインナパネルcとカウルトップアウタパネ
ルdの接合フランジeの上面にナンバプレートfをリベ
ットgなどで固定し、前記被膜bの一部に窓hを開ける
ことにより、この窓hからナンバプレートfを見せるよ
うにしたものがある。iはインストルメントパネル、j
はカウルルーバ、kはダム、lは接着剤である。
【0003】しかしながら、このようにフロントウィン
ド越しにフレームナンバを表示させる必要性があるもの
は一部のみであり、通常は例えばエンジンルーム内のパ
ネル部分にナンバプレートを固定している。従って、こ
のようにフロントウィンド越しにフレームナンバを表示
する必要性がない自動車においては、ウィンドシールド
ガラスの内面下縁に窓のない被膜を施して外観性を確保
することが多い。
【0004】しかしながら、ウィンドシールドガラスは
色調および板厚の違い、あるいは、トップシェイドの有
無などに応じて多種類用意してユーザの要請に応えてい
る。従って、個々のウィンドシールドガラスに窓を有す
るコーティングを施したものと窓のないコーティングを
施したものを用意するとウィンドシールドガラスの種類
が一挙に2倍になってしまうためにコスト高となってし
まうという不具合がある。
【0005】また、従来のようにカウルトップインナパ
ネルcとカウルトップアウタパネルdの接合フランジe
の上面にナンバプレートfをリベットgなどで固定する
とともに、この接合フランジeの延長線上にインストル
メントパネルiの前端を位置させるようにした場合は、
フランジeを広くしてナンバプレートfの取付スペース
を確保する必要性があり、しかも、このフランジeとイ
ンストルメントパネルiの接合部分を被覆すべくコーテ
ィングbを広くする必要性があったために、ウィンドウ
シールドガラスaの有効視界が狭くなるという不具合も
あった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記実情に鑑
みてなされたものであり、フレームナンバの表示位置に
関係なくセラミックコーティングなどによる被膜を共通
化してウィンドシールドガラスの種類を削減できるとと
もに、外観性およびウィンドシールドガラスの有効視界
を可及的に拡大できる自動車のフレームナンバ表示装置
を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案は、インストルメントパネルの前縁を被覆する
被膜を内面下縁に施したウィンドシールドガラスをカウ
ルトップアウタパネルとカウルトップインナパネルの接
合フランジに接着固定し、前記ウィンドシールドガラス
越しにフレームナンバを表示するようにした自動車にお
いて、前記接合フランジの一部を前記インストルメント
パネルの前端部下方に延設し、該延設により形成された
舌片の上面にナンバプレートを固定している。また、前
記ナンバプレートに重合する前端部分において前記イン
ストルメントパネルを切欠形成したことを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】カウルトップアウタパネルとカウルトップイン
ナパネルの接合フランジの一部をインストルメントパネ
ルの前端部下方まで延設して形成した舌片の上面にナン
バプレートを固定し、インストルメントパネルの前端部
に切欠を設けてウィンドシールドガラスの内面下縁に設
けた被膜と切欠でナンバプレートの表示窓を形成するよ
うにしているために、インストルメントパネルの前縁を
ウィンドシールドガラスに接近させることができる。従
って、ウィンドシールドガラスに設ける被膜の幅を狭く
して該ガラスの有効視界を拡大してもインストルメント
パネルの前縁が露出されることがなく、自動車の外観性
が確保される。
【0009】また、インストルメントパネルに設けた切
欠からウィンドシールドガラス越しにナンバプレートを
見せるようにしているために、被膜に窓を設ける必要性
がない。このために、ウィンドシールドガラスの種類を
削減することができ、量産効果によるコストダウンを図
ることができる。さらに、インストルメントパネルの下
方にナンバプレートが位置するために、室内側からナン
バプレートが見える懸念もない。
【0010】
【実施例】以下に本考案の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1は本考案に係る自動車のフレームナンバ
表示装置の一実施例を示す要部の断面図、図2は同じく
フレームナンバの表示状態を示す正面図である。これら
の図において、カウルトップアウタパネル1とカウルト
ップインナパネル2の接合フランジ3の上縁をインスト
ルメントパネル4の前端部下方まで折曲延設して舌片5
を形成している。舌片5の上面にはフレームナンバを刻
設したナンバプレート6をリベット7で固定している。
【0011】前記接合フランジ3の表面にはウィンドシ
ールドガラス8を接着剤9で貼付固定してフロントウィ
ンドを構成している。10は接着剤9の堰き止め作用を
するダム、11はカウルルーバであり、従来同様の構成
により止着されている。
【0012】また、前記ウィンドシールドガラス8の内
面下縁にはセラミックコーティングなどによる被膜12
を設けることにより、接着剤9、ダム10およびインス
トルメントパネル4の前縁などを被覆するとともに、前
記ナンバプレート6に重なりあう切欠13をインストル
メントパネル4の前端部に設けることにより、この切欠
13からウィンドシールドガラス8を通してナンバプレ
ート6を車外に露呈させるようにしている。
【0013】すなわち、カウルトップアウタパネル1と
カウルトップインナパネル2の接合フランジ3の一部を
インストルメントパネル4の前端部下方まで延設して舌
片5を形成するとともに、この舌片5の上面にナンバプ
レート6を固定し、インストルメントパネル4の前端部
に設けた切欠13からウィンドシールドガラス8越しに
前記ナンバプレート6を見せるようにしている。このた
めに、インストルメントパネル4の前縁をウィンドシー
ルドガラス8に接近させることができ、ウィンドシール
ドガラス8に設ける被膜12の幅を狭くして該ガラス8
の有効視界を拡大してもインストルメントパネル4の前
縁が露出されることがなく、自動車の外観性が確保され
る。
【0014】また、インストルメントパネル4に設けた
切欠13からウィンドシールドガラス8越しにナンバプ
レート6を見せるようにしているために、被膜12に窓
を設ける必要性がない。よって、ウィンドシールドガラ
ス8の種類を削減することができ、量産効果によるコス
トダウンを図ることができる。
【0015】さらに、インストルメントパネル4の下方
にナンバプレート6が位置するために、車室側からはイ
ンストルメントパネル4でナンバプレート6が覆われた
状態になり、室内側の美観が損なわれるおそれもない。
なお、車外側からは被膜12の上縁に切欠13による窓
が形成されることになり、この窓からナンバプレート6
を見ることができるために、フレームナンバの視認性が
低下することもない。
【0016】なお、実施例ではインストルメントパネル
4の前端部を他の部分よりも段付状に高くして該インス
トルメントパネル4の下面と舌片5の上面の間に充分な
隙間を設けることにより、舌片5の上面に固定したナン
バプレート6とインストルメントパネル4の下面が干渉
することを予防するとともに、インストルメントパネル
4の上面に置いた小物がウィンドシールドガラス8とイ
ンストルメントパネル4による微小な隙間まで滑落する
ことを予防するようにしているが、必ずしも隙間および
段部を設ける必要性はない。
【0017】また、実施例ではナンバプレート6をリベ
ット7で舌片5に固定するとともに、このリベット7を
もインストルメントパネル4で被覆して外観を高くする
ようにしているが、ナンバプレート6の固定手段はリベ
ット7に限定されない。さらに、実施例ではカウルトッ
プパネルアウタ1とカウルトップパネルインナ2の接合
フランジ3のうち、カウルトップインナパネル2側のみ
をインストルメントパネル4の前端下方まで延設して舌
片5を構成しているが、カウルトップアウタパネル1側
を延設してもよく、あるいは、両パネル1、2をともに
延設して舌片5の強度をより高くすることもできる。
【0018】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように本考案に
係るフレームナンバの表示装置によれば、フレームナン
バの表示位置に応じてウィンドシールドガラスに設ける
被膜の形状を異ならせる必要性がないために、ウィンド
シールドガラスの種類を削減して生産コストを低減でき
るとともに、外観性およびウィンドシールドガラスの有
効視界を可及的に拡大することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動車のフレームナンバ表示装置
の一実施例を示す要部の断面図である。
【図2】同じくフレームナンバの表示状態を示す正面図
である。
【図3】従来例の外観斜視図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 カウルトップアウタパネル 2 カウルトップインナパネル 3 接合フランジ 4 インストルメントパネル 5 舌片 6 ナンバプレート 7 リベット 8 ウィンドシールドガラス 9 接着剤 10 ダム 11 カウルトップルーバ 12 被膜 13 切欠

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネルの前縁を被覆す
    る被膜を内面下縁に施したウィンドシールドガラスをカ
    ウルトップアウタパネルとカウルトップインナパネルの
    接合フランジに接着固定し、前記ウィンドシールドガラ
    ス越しにフレームナンバを表示するようにした自動車に
    おいて、前記接合フランジの一部を前記インストルメン
    トパネルの前端部下方に延設し、該延設により形成され
    た舌片の上面にナンバプレートを固定するとともに、該
    ナンバプレートに重合する前端部分において前記インス
    トルメントパネルを切欠形成したことを特徴とする自動
    車のフレームナンバ表示装置。
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JPH0669071U JPH0669071U (ja) 1994-09-27
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