JP2583927Y2 - 穀粒タンクの穀粒排出装置 - Google Patents

穀粒タンクの穀粒排出装置

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JP2583927Y2
JP2583927Y2 JP1992092014U JP9201492U JP2583927Y2 JP 2583927 Y2 JP2583927 Y2 JP 2583927Y2 JP 1992092014 U JP1992092014 U JP 1992092014U JP 9201492 U JP9201492 U JP 9201492U JP 2583927 Y2 JP2583927 Y2 JP 2583927Y2
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grain
spiral
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discharge
grain tank
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秀雄 実重
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として自脱型コンバ
インに用いられる穀粒タンクの穀粒排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバインの穀粒タンクにおい
て、その底部に設けた排出螺旋の上方に揺動する流板を
設けたものは、実開昭61−93493号公報で既に知
られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは、流板を揺動させる為のカム機構が穀粒タン
クの外側に剥き出しに設けられており、穀粒により過大
な負荷を受けている流板をカム機構により揺動駆動する
際に生ずるカム摺接面からの大きな騒音が、そのまま外
部に伝播されるため公害となって作業に支障をきたすと
共に、回転を伴う上記カム機構が露出しているため安全
上からも良くなく、また、これらの点を解消すべくカム
機構全体を覆うカバーを設けた場合にはコスト高になる
という問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案が採用した技術手段は、底板上に排出螺旋9
を軸架し、その移送終端部に揚送搬出筒4を連設した穀
粒タンク5において、前記排出螺旋9の螺旋軸9aを、
該穀粒タンク5の側板17より外方に突出させてこれに
駆動プーリ11を固着し、側板17の内側位置で排出螺
旋9の始端部には螺旋軸9aにカム10を固着すると共
に、排出螺旋9の上方には支持軸7により断面が山形状
をなす流板6を揺動自在に架設して、該流板6を前記カ
ム10を介して揺動駆動させるように構成したことを特
徴とするものである。
【0005】
【作用】穀粒タンク内に貯蔵された穀粒は、排出螺旋の
駆動によって一側に移送され、その移送終端から揚送搬
出筒で上方に揚送されて外部へ排出される。その際、排
出螺旋の上方に支持軸を介して支承された山形状をなす
流板が、穀粒タンク内において螺旋軸に設けたカムによ
って揺動駆動されているので、カム摺接面からの騒音が
外部に波及することが少なく、穀粒タンク下部の傾斜状
側板と流板先端との間で形成される隙間が、周期的に
変化し、穀粒自体で流路を塞ぐことなく、排出螺旋の移
送能力に対応した量の穀粒を前記の隙間から円滑に流下
させることが出来る。
【0006】
【実施例】本考案の一実施例を図面について説明する
と、図1に示すように、走行装置1を有する機台前部の
前処理装置3で刈取られた収穫物は、その後方の一側に
設けられた脱穀装置で脱穀選別され、排藁は排藁チエン
で後方に送られ、そのまま、もしくは細断されて田面に
放置され、一方、脱穀処理された揚穀筒により揚送され
た穀粒は他側の運転席2後部の穀粒タンク5に貯蔵さ
れ、更に、穀粒タンク5が満杯になった段階で、畦際に
移動し揚送搬出筒4に延設された穀粒排出筒から別の運
搬車の荷台に排出される。
【0007】穀粒タンク5の下部は左右の側板16,1
が漏斗状断面に狭められ、その底部には排出螺旋9が
配設され、該排出螺旋9を、軸端の駆動プーリ11を駆
動することによって、穀粒タンク5に貯蔵された穀粒は
軸方向に後方に移送され、そこから1対の傘歯車12に
よって方向変換され、揚送搬出筒4で垂直に上方に移送
され、更に、先端の穀粒排出筒から外部へ排出される。
【0008】図2に示すように、排出螺旋9の螺旋軸9
aは穀粒タンク5の前側の側板17に装着された軸受1
4と揚送搬出筒4の下部ケースに装着された軸受15に
支承され、該螺旋軸9aは前記側板17より前方に突出
していてこれに駆動プーリ11が装着され、他の伝動装
置部から駆動されている。また、螺旋軸9aには穀粒タ
ンク5の前側の側板17の内側位置で排出螺旋9の端部
にバルブカム形状のカム10が固定され、螺旋軸9aと
一体になって駆動されている。更に、螺旋軸9aの他端
には1対の傘歯車12が装着され、揚送搬出筒4の螺旋
軸4aに動力を伝達している。
【0009】排出螺旋9の垂直上方に螺旋軸9aと平行
に,穀粒タンク5の前後の側板17,17に支承されて
全長に亙って支持軸7が装着され、該支持軸7には頂点
を支持軸7に嵌合する山形状をなす一体の流板6が揺動
自在に架設されている。流板6はその端部が上方に向か
って曲折し、流板6の剛性を上げると共に、穀粒タンク
5に貯蔵された穀粒の圧力を受け易くして流板6の揺動
を助勢している。また、流板6の下面は、排出螺旋9の
螺旋軸9aと連動連結されて同時駆動されるカム10の
面と当接し、上部からの穀粒の圧力に抗して前記支持軸
7の回りに強制的に揺動するようになっている。従っ
て、カム10は流板6の下面に設けられている為、流板
6を側板17,17間の幅一杯に設けることができ、該
流板6で確実に穀粒を受け止め、穀粒がカム10の駆動
を妨げることがない。
【0010】穀粒タンク5の後側の側板17には、図3
に示すように、前記支持軸7の斜め下方に左右対称にス
トッパ8が固着され、前述の流板6が揺動する時、その
下面が該ストッパ8と当接することによって流板6の揺
動量を規制して、穀粒タンク5下部の側板と流板6先端
との間で形成される最低の隙間mを確保している。
【0011】上述のように、流板6は穀粒タンク5内に
おいて螺旋軸9aに設けたカム10の回転により駆動さ
れ、支持軸7の回りに揺動するので、穀粒タンク5の下
部の側板と流板6の先端との間で形成される隙間が、カ
ム10の1回転ごとに周期的に変化し、常に動いている
ので、穀粒自体で流路を塞ぐことなく、排出螺旋9の移
送能力に対応した適量の穀粒を前記の隙間から円滑に流
下させることが出来る。
【0012】なお、前記カム10は軸芯に対して1軸方
向のみ長軸になっているので、カム10の回転面のみは
図2,図3に示すように穀粒タンク5底部に凹部5aを
設けているが、該凹部5aに溜る穀粒やゴミは凹部5a
の底部に設けられた蓋5bを開けて除去可能にしてい
る。
【0013】
【考案の効果】本考案は、底板上に排出螺旋9を軸架
し、その移送終端部に揚送搬出筒4を連設した穀粒タン
ク5において、前記排出螺旋9の螺旋軸9aを、該穀粒
タンク5の側板17より外方に突出させてこれに駆動プ
ーリ11を固着し、側板17の内側位置で排出螺旋9の
始端部には螺旋軸9aにカム10を固着すると共に、排
出螺旋9の上方には支持軸7により断面が山形状をなす
流板6を揺動自在に架設して、該流板6を前記カム10
を介して揺動駆動させるように構成したことによって、
穀粒タンク5の下部の側板と流板6の先端との間で形成
される隙間が、排出螺旋9の回転中に周期的に変化し、
常に動いているので、穀粒自体で流路を塞ぐことなく、
排出螺旋9の移送能力に対応した適量の穀粒を前記の隙
間から流下させ、穀粒の排出を円滑に行うことができる
ものであり、特に前記流板6を揺動駆動させるためのカ
ム機構を穀粒タンク5内に設けることにより、穀粒によ
り過大な負荷を受けている流板6をカム機構を介して揺
動駆動する際に生ずるカム摺接面からの大きな騒音が、
タンク構成で遮断され外部に波及することがないから、
公害を防止して作業能率を高揚させることができる。ま
た、回転を伴うカム機構 がタンク内に収納されることに
より作業者の接触による危険を防止することができ、カ
ム機構にカバーを設けるものに比し安価に提供できると
共に、前記カム機構におけるカム10を排出螺旋9の始
端部に設けたものであるから、該カム10が穀粒の移送
を全く邪魔することがなく、穀粒排出効果を一段と高揚
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの右斜視図である。
【図2】排出螺旋の縦断面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【符号の説明】
4 揚送搬出筒 5 穀粒タンク 6 流板 7 支持軸 9 排出螺旋 10 カム16 左右の側板 17 前後の側板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板上に排出螺旋9を軸架し、その移送
    終端部に揚送搬出筒4を連設した穀粒タンク5におい
    て、前記排出螺旋9の螺旋軸9aを、該穀粒タンク5の
    側板17より外方に突出させてこれに駆動プーリ11を
    固着し、側板17の内側位置で排出螺旋9の始端部には
    螺旋軸9aにカム10を固着すると共に、排出螺旋9の
    上方には支持軸7により断面が山形状をなす流板6を揺
    動自在に架設して、該流板6を前記カム10を介して揺
    動駆動させるように構成したことを特徴とする穀粒タン
    クの穀粒排出装置。
JP1992092014U 1992-12-19 1992-12-19 穀粒タンクの穀粒排出装置 Expired - Lifetime JP2583927Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0652420U JPH0652420U (ja) 1994-07-19
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ID=14042660

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6193493U (ja) * 1984-11-26 1986-06-17

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JPH0652420U (ja) 1994-07-19

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