JPH11130186A - ばら物貯蔵設備における払出機 - Google Patents

ばら物貯蔵設備における払出機

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JPH11130186A
JPH11130186A JP9310015A JP31001597A JPH11130186A JP H11130186 A JPH11130186 A JP H11130186A JP 9310015 A JP9310015 A JP 9310015A JP 31001597 A JP31001597 A JP 31001597A JP H11130186 A JPH11130186 A JP H11130186A
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JP
Japan
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bulk material
flat portion
tip
scraping blade
storage tank
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Pending
Application number
JP9310015A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Iio
三樹男 飯尾
Yutaka Omori
豊 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Miike Machinery Co Ltd
Mitsui Miike Engineering Corp
Original Assignee
Mitsui Miike Machinery Co Ltd
Mitsui Miike Engineering Corp
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Publication date
Application filed by Mitsui Miike Machinery Co Ltd, Mitsui Miike Engineering Corp filed Critical Mitsui Miike Machinery Co Ltd
Priority to JP9310015A priority Critical patent/JPH11130186A/ja
Publication of JPH11130186A publication Critical patent/JPH11130186A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯槽のばら物を底壁の低所から払出機により
排出する際に、払出機の掻出羽根の先端がばら物を咬み
込まないようにする。 【解決手段】 掻出羽根16の先端部17を底壁2の傾
斜部2aとその低所の平坦部2bとの境界縁4に最接近
したとき、境界縁4との隙間9を回転方向前方へ向かっ
て次第に狭くする湾曲形状とし、且つ先端縁18を円弧
形とした。先端縁18がばら物を引掛けることなく側方
へ逃がすことと、最接近位置で掻出羽根16が境界縁4
と平面から見てほぼ点接触状態であることにより咬み込
みを生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は底壁がホッパ状の傾
斜部およびその低所の平坦部からなるものとされた貯槽
と、平坦部に設けた排出口の上方に設置されて貯槽内の
ばら物を排出口から落下排出させる払出機とを具えてい
るばら物貯蔵設備における払出機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内部が一個の貯蔵室または隔壁により前
後に分割された複数の貯蔵室とされていて前後方向へ長
い形状の貯槽、或いは内部が一個の貯蔵室とされた貯槽
の複数個を互いに接近させて配置し全体として前後方向
へ長い形態とした貯槽に貯蔵したばら物を残さずに排出
するため、貯槽の底壁をホッパ状の傾斜部およびその低
所の平坦部からなる形状とするとともに平坦部の中央に
その全長に亘って延びるスリット状の排出口を設け、こ
の排出口の上方に長手方向へ往復走行しながらばら物を
排出口から落下排出する払出機を配備したばら物貯蔵設
備は広く知られている。
【0003】即ち、鉱石、石炭、石灰石、木材チップ、
穀物、セメントなどの小塊、粒体、粉体からなるばら物
を取扱う貯槽の底部に沿って走行する払出機を設置した
ものは、陸上の貯槽については実開平6−63534号
公報など、貨物船の貯槽については実開平2−2319
6号公報などに記載されているように、さまざまな分野
で行なわれている技術である。
【0004】更に、貯槽が円筒形または角筒形であっ
て、その底部に設置した一台または複数台の払出機が走
行することなく一個所または複数個所からばら物を落下
排出させるようにしたばら物貯蔵設備も知られている。
【0005】図4は前記のばら物貯蔵設備の概略説明図
であって、貯槽51の底壁52はホッパ状の傾斜部52
aおよびその低所の平坦部52bとからなり、平坦部5
2bの中央に排出口54が設けられているとともにその
上方に山形のカバー体55が設置されている。払出機5
6は駆動用原動機および往復走行するものにあっては走
行用原動機を搭載した本体57と、その下方に突設した
掻出羽根59とを具えており、本体57はカバー体55
の内部に置かれているとともに掻出羽根59はカバー体
55と平坦部52bとの隙間から外側方へ突出してい
る。
【0006】掻出羽根59はうず巻状に湾曲しており、
その複数本が駆動用原動機またはその減速機の出力軸に
取付けたボス58に基端を固着して円周方向等間隔で放
射方向へ突設されている。そして、ボス58の回転中心
Cを中心として平坦部52bの上面に沿い回転させられ
ることにより、貯槽51内の貯蔵室53に収容されてい
るばら物を最下層のものから順次掻寄せて排出口54よ
り落下させ、下方に設置した図示しないベルトコンベヤ
に載せて所定個所へ搬送するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記の払出機56がば
ら物を残さずに排出するためには、図5に示すように掻
出羽根59の最大径Rを平坦部52bの半幅Wよりも僅
かに小さい値とする必要がある。加えて、掻出し効率の
向上を計るため、掻出羽根59の先端部59aを傾斜部
52aと平坦部52bとの境界縁52cに最接近したと
きに境界縁52cと平行になる直線形状とし、掻出羽根
59が抱き込んで排出口54へ掻寄せるばら物の量を多
くするようにしている。
【0008】このため、先端部59aが境界縁52cに
最接近したとき、これらはきわめて狭い隙間をもって向
かい合い、平面で見るとほぼ線接触している状態となっ
てばら物を咬み込むことが多い。咬み込んだばら物はそ
の種類によっては掻出羽根59の回転に対する大きな抵
抗となり、駆動用原動機に過負荷を加えて回転不能とす
ることがあるばかりか、掻出羽根59を変形させる心配
がある。
【0009】このため、取扱うばら物の種類を考慮して
先端部59aと境界縁52cとの隙間の大きさを設定し
たり、掻出羽根59およびその伝動機構に充分な機械的
強度をもたせるとともに駆動用原動機に高出力のものを
用いるなど、設計および製造の面で厄介な問題をもって
いる。
【0010】そこで、本発明は底壁がホッパ状の傾斜部
およびその低所の平坦部からなるものとされた貯槽と、
平坦部に設けた排出口の上方に設置された払出機とを具
えており、払出機は平坦部の上面に沿って回転させられ
貯槽内のばら物を順次掻寄せて排出口から落下排出する
掻出羽根の複数本を放射状に有しているばら物貯蔵設備
がもっている前記課題を解決し、ばら物を咬み込むこと
なく貯槽内から円滑に排出することができる払出機を具
えさせることを目的として発明されたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】即ち、払出機の掻出羽根
の先端部を傾斜部と平坦部との境界縁に最接近した位置
で境界縁との隙間を回転方向前方へ向かって次第に小さ
くする湾曲形状とし、且つ先端縁を円弧形とした。
【0012】このように、掻出羽根の先端部に境界縁と
平行になる直線部分をもたせないとともに、先端縁を引
掛かりが生じない形状である円弧形としたことにより、
境界縁に最接近したときの隙間を充分に小さくしても咬
み込みを生じることがなくなり、ばら物を円滑にしかも
残さずに排出する、という目的が達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明すると、前後方向へ長い貯槽1は短辺側の両側
壁から中心へ向かって低くなる傾斜部2aとそれらの間
の最も低い個所に設けられた平坦部2bとからなる底壁
2を有している。傾斜部2aから平坦部2bへはそのま
ま移行していてもよいが、図示形態のものは平坦部2b
の直角の立上げ部2cを経て移行しており、この立上げ
部2cは傾斜部2aと平坦部2bとの境界縁4を形成し
ている。
【0014】平坦部2bの中央には前後方向ほぼ全長に
亘って延びるスリット状の排出口5が設けられており、
底壁2の上方の貯蔵室3には排出口5の上方に位置させ
てその全長に亘って端面山形のカバー体6が設置されて
おり、その下端の内向き突縁に走行用レール7が敷設さ
れている。
【0015】払出機11は走行用原動機、駆動用原動機
を搭載した本体12と掻出羽根16とを有しており、本
体12は左右両側の車輪13が走行用レール7に乗りカ
バー体6の内部で往復走行させられる。駆動用原動機ま
たはその減速機の出力軸14は本体12の下方へ下向き
に突出しており、下端にボス15を有している。
【0016】ボス15は複数本、図示の形態では六本の
掻出羽根16の基端を固結して円周方向等間隔で放射方
向へ突出させている。掻出羽根16はうず巻状に湾曲し
ており、中心のボス15を挟んで互いに反対方向へ延び
る各二本の掻出羽根16が中心対称となるように配置さ
れている。
【0017】また、掻出羽根16の最大径R、即ちボス
15の回転中心Cから掻出羽根16の最外側端までの距
離は、平坦部2bの半幅W、即ちボス15の回転中心C
と重なる排出口5の中心から境界縁4までの距離よりも
僅かに小さい寸法とされている。そして、この掻出羽根
16は平坦部2bの上面から僅かに離れた個所で回転し
ながら貯蔵室3に収容されているばら物を最下層のもの
から排出口5へ向かって順次掻寄せる。排出口5の下方
にはその全長に亘ってベルト式のコンベヤ8が設置され
ており、排出口5から落下してくるばら物を受取って次
の搬送手段または集荷場所へ送る。
【0018】台車12はカバー体6の内部で往復走行を
繰返し、その間掻出羽根16が連続回転することによっ
て、貯蔵室3の全長に亘ってばら物を少しずつ且つ均等
に連続排出するものであり、このことは従来のものが意
図している所と同じである。
【0019】掻出羽根16は回転方向へ向かって前方が
凹形状となるように全体が湾曲しており、殊にその先端
部17は境界縁4に最接近した位置で境界縁4との隙間
9を回転方向へ向かって次第に小さくする湾曲形状とさ
れていて境界縁4と平行になる部分をもたないととも
に、先端縁18は半円状の円弧形とされている。
【0020】このような構成とした掻出羽根16が平坦
部2bとカバー体6との間に個有の安息角をもって侵入
しているばら物、続いてカバー体6の外側方に堆積して
いるばら物へと回転しながら喰い込んで行き、回転方向
前方のばら物を排出口5へ向かって掻寄せるとき、円弧
形の先端縁18はばら物を引掛けることなく側方へ逃が
しながら前進する。また、湾曲形状の先端部17は境界
縁4に接近したとき、これらの間に回転方向後方へ広く
なる平面V形の隙間9を形成し、最接近したとき先端は
境界縁4と平面から見てほぼ点接触状態となること、お
よび先端縁18がばら物を引掛けない形状であること、
によってばら物を咬み込むことなく最接近個所を通過す
る。
【0021】以上により、掻出羽根16の先端と境界縁
4との隙間を小さく設定して排出残しのないようにして
も、ばら物を咬み込むことなく回転して排出できること
が判る。
【0022】尚、掻出羽根16の主にカバー体6の外側
方へ突出する部分は上面を傾斜させ先端へ向かって高さ
が低くなる形状とされている。この形状自体は普通のこ
とであるが、先端の高さを基端部の高さの約二分の一と
していた従来のものに対して、図示の形態のものでは約
五分の一としている。このように先端がきわめて薄い形
状にすると、ばら物へ喰い込むときの抵抗が小さく、前
述のように咬み込みがないことと相俟って掻出羽根およ
びその伝動機構に大きな機械的強度をもたせる必要がな
くなるとともに駆動用原動機に高出力のものを用いる必
要がなくなる、という利点が得られる。また、抵抗が小
さいため高速運転が可能であり、掻出羽根16の先端を
薄くしたことによる一回転当りの排出量の減少を補って
排出作業能率を低下させない。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によると貯槽のば
ら物を咬み込みを生じさせることなく円滑に、且つ残さ
ずに排出させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す縦断面部分図。
【図2】図1の形態における掻出羽根の拡大平面図。
【図3】図2の正面図。
【図4】従来例の概略を示す縦断面部分図。
【図5】図4の従来例における掻出羽根の拡大平面図。
【符号の説明】
1 貯槽, 2 底壁, 2a 傾斜部, 2b 平坦
部, 4 境界縁,5 排出口, 11 払出機, 1
6 掻出羽根, 17 先端部, 18 先端縁,

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁がホッパ状の傾斜部およびその低所
    の平坦部からなるものとされた貯槽と、前記平坦部に設
    けた排出口の上方に設置された払出機とを具えており、
    前記払出機は前記平坦部の上面に沿って回転させられ前
    記貯槽内のばら物を順次掻寄せて前記排出口から落下排
    出する掻出羽根の複数本を放射状に有しているばら物貯
    蔵設備において;前記掻出羽根の先端部は前記傾斜部と
    平坦部との境界縁に最接近した位置で前記境界縁との隙
    間を回転方向前方へ向かって次第に小さくする湾曲形状
    とされ、且つ先端縁が円弧形とされている;ことを特徴
    とする払出機。
JP9310015A 1997-10-24 1997-10-24 ばら物貯蔵設備における払出機 Pending JPH11130186A (ja)

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JPH11130186A true JPH11130186A (ja) 1999-05-18

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ID=18000136

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JP (1) JPH11130186A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010112897A (ja) * 2008-11-08 2010-05-20 Ishida Co Ltd 組合せ計量装置
CN102398747A (zh) * 2011-11-04 2012-04-04 太原科技大学 难流动散体仓储的卸料机构
CN102408018A (zh) * 2011-11-04 2012-04-11 太原科技大学 组合曲线卸料刮刀
JP2018058623A (ja) * 2016-10-06 2018-04-12 株式会社ケーワールドism ポンプ式容器

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CN102408018A (zh) * 2011-11-04 2012-04-11 太原科技大学 组合曲线卸料刮刀
JP2018058623A (ja) * 2016-10-06 2018-04-12 株式会社ケーワールドism ポンプ式容器

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