JPH11139490A - 払出装置を具えたばら物貯蔵設備 - Google Patents

払出装置を具えたばら物貯蔵設備

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JPH11139490A
JPH11139490A JP9319085A JP31908597A JPH11139490A JP H11139490 A JPH11139490 A JP H11139490A JP 9319085 A JP9319085 A JP 9319085A JP 31908597 A JP31908597 A JP 31908597A JP H11139490 A JPH11139490 A JP H11139490A
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JP
Japan
Prior art keywords
storage tank
wheel
bulk material
flat portion
discharge port
Prior art date
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Pending
Application number
JP9319085A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Iio
三樹男 飯尾
Yutaka Omori
豊 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Miike Machinery Co Ltd
Mitsui Miike Engineering Corp
Original Assignee
Mitsui Miike Machinery Co Ltd
Mitsui Miike Engineering Corp
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Publication date
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  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 前後へ長い貯槽内のばら物を底部から払出機
により残さずに且つ荷こぼれなく排出させる。 【解決手段】 払出機11を往復走行させてその傾斜部
4a,4bと平坦部4cとからなる底壁4の平坦部4c
の上で回転するホイール14の走行方向を貯槽1の内部
で反転させる。反転位置におけるホイール14先端の回
転軌跡Wに下端を沿わせ、傾斜部4a,4bに沿って斜
め上方へ延びる誘導壁18を貯槽1の前後両端の排出口
6両側方に設け、ばら物が回転軌跡Wの内側に落下して
排出不能な外側へは落下しないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は貯槽の底部に配置さ
れて長手方向へ往復走行する払出機とその走行経路に沿
って設けられた排出口とからなる払出装置を具えたばら
物貯蔵設備、詳しくは貯槽内のばら物を余すところなく
排出することができるばら物貯蔵設備に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】内部が一個の貯蔵室とされているかまた
は隔壁により前後に分割された複数個の貯蔵室とされて
いて前後へ長い形状の貯槽、或いは内部が一個の貯蔵室
とされた貯槽の複数個を互いに接近させて配置し全体と
して前後へ長い形態とした貯槽に貯蔵したばら物を排出
するため、貯槽の底壁をホッパ状に傾斜させるとともに
その低所に前後方向、即ち貯槽の長手方向へ往復走行す
る払出機を具えさせたばら物貯蔵設備は広く知られてい
る。
【0003】即ち、鉱石、石炭、石灰石、木材チップ、
穀物、セメントなどの小塊、粒体、粉体からなるばら物
を取扱う貯槽の底部に沿って往復走行する払出機を設置
することは、陸上の貯槽については実開平6−6353
4号公報など、貨物船の貯槽については実開平2−33
196号公報などに見られるように広く行なわれている
技術である。
【0004】図5,図6は前記のばら物貯蔵設備の概略
を説明する図であって、前後に長い貯槽51の底壁52
をホッパ状の傾斜部52aと平坦部52bとからなる形
状とし、平坦部52bの中央にその長手方向全長に亘っ
てスリット状の排出口54を設けるとともに、その上方
に山形のカバー体55を設置し、台車57とホイール5
8とを有する払出機56の台車57をカバー体55の内
部に位置させて往復走行させながらカバー体55と平坦
部52bとの隙間から外側方へ突出しているホイール5
8を平坦部52bの上面に沿って回転させることによ
り、貯槽51内の貯蔵室53に収容されているばら物を
最下層のものから順次掻き寄せて排出口55から落下排
出させ、排出口55の下方に設置されているベルト式の
コンベヤ60に乗せて次の搬送手段または集荷場所へ搬
送するものである。
【0005】前記の傾斜部52aおよび平坦部52bか
らなる底壁52,平坦部52bの中央の排出口55,平
坦部52bの上方で往復走行しながらばら物を排出口5
5へ向かって掻き寄せ落下排出させる払出機56は払出
装置を構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】払出機56のホイール
58は中心のボスからうず巻状に湾曲した羽根59の複
数本を円周方向等間隔で放射方向へ突設した構成とする
のが普通であり、平坦部52bの幅よりも僅かに小さい
直径に作られている。
【0007】従って、払出機56のほぼ全行程において
ばら物を掻き寄せて排出することができるが、貯槽51
の前後両端部において前壁61および後壁62の内側、
即ち貯槽51の内部で走行方向を反転させる構成とされ
ているものにおいては、前後両端の左右両側部分にホイ
ール58が通過しない領域Sが作られ、この領域Sにか
なりの量のばら物が排出不能のまま残留するのを避けら
れない。
【0008】そこで、平坦部52bの前後両端部を前壁
61および後壁62の外方へ延長突出させ、ホイール5
8がこれらの延長突出部分の上で回転する位置まで払出
機56を走行させることにより、前記の領域Sをホイー
ル58が通過して残留物を生じさせないようにすること
が一部で実施されている。
【0009】しかし、この手段によるとホイール58の
回転走行に伴って貯槽51の内部の平坦部52bから外
部の延長突出部へ押し出されたばら物の一部が排出口に
導かれることなく外側縁または先端縁からコンベヤの側
方へ落下することがある。この荷こぼれ量は一回当りで
はごく少量であっても、払出作業完了までに多数回往復
を繰返すこと、貯槽の前後で発生すること、によって無
視できない量となる。
【0010】前述の貯槽51の内部四隅に残留したばら
物、或いは貯槽51の外部にこぼれたばら物は手作業に
よって回収しなければならずきわめて面倒であり、また
貨物船の場合は船艙の構造によっては貯槽51の外部に
こぼれたばら物の回収が不可能なことがある。
【0011】本発明は前後に長い貯槽に形成されたホッ
パ状の傾斜部およびその低所の平坦部からなる底壁と、
平坦部の中央に長手方向全長に亘って設けた排出口と、
平坦部の上面に沿って回転させられ貯槽内のばら物を最
下層のものから排出口へ掻き寄せて落下排出させるホイ
ールを有し貯槽の長手方向へ往復走行する払出機とから
なる払出装置を具えたばら物貯蔵設備がもっている課
題、即ち貯槽の内部四隅にばら物を残留させる、或いは
貯槽の前後外部にばら物をこぼれさせる、という不都合
を解消しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明はホイール
が貯槽の内部で走行方向を反転して往復走行する構成と
し、その反転位置におけるホイール先端の回転軌跡に沿
って下端が平坦部に接しそれより上方へ延びてばら物を
回転軌跡内に流下させる誘導壁を貯槽の前後両端の排出
口を挟んだ両側部分に設けて前記課題を解決させるもの
とした。
【0013】以上のように、貯槽外部で荷こぼれを生じ
ない構成、即ちホイールが貯槽内部のみで往復する構成
としたうえで、走行方向反転個所に作られるホイールが
通過しない領域を誘導壁で遮蔽し、ばら物をホイール回
転軌跡内に流下させるようにしたことにより、排出不能
な残留物を作ることなく、従って貯槽内のばら物を残さ
ずに排出することができるようになった。
【0014】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明すると、図1,図2に示すように前後へ長い貯
槽1は長手方向へ延びる左右の側壁2と、短手方向へ延
びる前後の端壁3と、これらから中心へ向かって低くな
る左右および前後の傾斜部4a,4bならびにそれらの
最も低い個所に設けられた平坦部4cからなる底壁4と
によって形成されており、その内部はばら物の貯蔵室5
とされている。
【0015】平坦部4cの中央にはその前後方向全長に
亘ってスリット状の排出口6が設けられている。また、
この排出口6の上方に位置させて端面山形のカバー体7
が設置されており、このカバー体7の両端は傾斜部3b
を貫通して端壁3に達している。
【0016】払出機11は走行用原動機および駆動用原
動機を搭載した台車12と、台車12の下方へ突出した
ホイール14とからなり、ホイール14は円周方向等間
隔で放射方向へ突出した複数本のうず巻状に湾曲した羽
根15を具えている。
【0017】このホイール14は平坦部4cの幅よりも
僅かに小さい直径とされており、平坦部4cの上面から
少し離れた個所で駆動用原動機により回転させられ、貯
蔵室5のばら物をカバー体7と平坦部4cとの隙間から
回転中心部分に位置する排出口6へ向かって掻き寄せ
る。排出口6の下方にはその全長に亘ってベルト式のコ
ンベヤ16が設置されており、排出口6に掻き寄せられ
たばら物はコンベヤ16の上に落下して次の搬送手段ま
たは集荷場所へ送られる。
【0018】台車12はカバー体7の内部に配備されて
おり、走行用原動機によって往復走行させられることに
よって、貯槽1の全長に亘ってばら物を少しずつ且つ均
等に連続排出するものである。
【0019】払出機11は貯槽1の前後両端に形成され
ている傾斜部4bの下端にホイール14の先端がほぼ接
触する位置で走行方向を反転させ、ばら物をできるだけ
残さずに排出するようにしている。しかし、反転位置に
おいて長手方向の傾斜部4aと短手方向の傾斜部4bと
のかど部分、およびホイール14の先端の回転軌跡Wの
間にホイール14が通過することのできない領域が必然
的に作られ、この領域にかなりの量のばら物が排出不能
のまま残留することを避けられない。
【0020】図1,図2の形態では、主に図3を参照し
て反転位置におけるホイール先端の回転軌跡Wに沿って
延びるほぼ四分の一円周長の円弧形とされた下端縁18
aと、傾斜部4a,4bの上端かど部分に沿って延びる
L形とされた上端縁18bとを有する樋状の板部材から
なる誘導壁18が、下端縁18aを平坦部4cに両側縁
および上端縁18bを傾斜部4a,4bにそれぞれ接触
させて固定設置されている。
【0021】このような誘導壁18は貯槽1の前後両端
の排出口6を挟んだ両側部分に設けられており、貯蔵室
5のばら物の全部を傾斜部4a,4bおよび誘導壁18
によってホイール14の走行回転範囲内に導く。即ち、
平坦部4cの上面に排出不能な残留物を作る領域が存在
しないことによって、貯槽1内のばら物を残さずに排出
することができるものである。
【0022】前記実施の形態は側壁2,端壁3のそれぞ
れの内側に傾斜部4a,4bを有するものに、これらと
は別体部品の誘導壁18を設けた構成であるが、本発明
はこのものに限られるものではなく、例えば図4の
(A),(B)に示した形態とすることもできる。
【0023】即ち、図4の(A)は長手方向の側壁2に
沿う傾斜部4aを有するが、短手方向の端壁3に沿う傾
斜部を有していない貯槽1に本発明を実施した形態を示
すものであって、前記同様の円弧形とされた下端縁19
aと、傾斜部4aの上端に沿って延びる直線状の上端縁
19bとを有する板部材からなる誘導壁19を、下端縁
19aを平坦部4cに一側縁を端壁3にもう一側縁およ
び上端縁19bを傾斜部4aにそれぞれ接触させて固定
設置したものである。
【0024】図4の(B)は側壁2および端壁3の下端
に傾斜部4a,4bを延長形成し、これらの外側方に側
壁2,端壁3をもたない構造とした貯槽1に本発明を実
施した形態を示すものである。このものは、二つの傾斜
部4a,4bの互いのつながり部分である端部の下端縁
20a1,20a2を斜め内側方へ延びる直線状に形成し
て平坦部4cの上面に接触させ、これらの下端縁20a
1,20a2から二つの傾斜部4a,4bの互いのつなが
り部分である端部の上端20bに至る二つの三角形部分
20c1,20c2を誘導壁20としたものである。
【0025】下端縁20a1,20a2は平面へ形とされ
ていて、払出機11の走行方向反転位置におけるホイー
ル14の先端の回転軌跡に沿って延びている。そして、
このように傾斜部4a,4bの両端部に一体形成した誘
導壁20によっても、排出不能な残留物を作る領域をな
くしてばら物を残さずに排出することができる。
【0026】更に、誘導壁は前記各形態のように傾斜部
に従って全体を傾斜させたものに限られるものではな
く、平坦部4cに接した下端縁から鉛直状に上方へ延び
上端部のみが傾斜している形状としたものであっても本
発明の目的を達成させることができる。
【0027】
【発明の効果】以上のようにホッパ状の傾斜部を有する
底壁の四隅部分に下端を反転位置におけるホイール先端
の回転軌跡に沿わせた誘導壁を設けた本発明によると、
払出機のホイールを貯槽内部で回転させ荷こぼれの心配
をなくしたうえでばら物を残さずに全て排出することが
でき、残留物の回収作業が不要となって排出効率の向
上、労力の軽減に役立つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す一部省略した縦断面
図。
【図2】図1の一部省略した平面図。
【図3】図1の形態の斜視部分図。
【図4】(A),(B)は本発明のそれぞれ異なる実施
の形態を示す斜視部分図。
【図5】従来例を示す縦断面概略図。
【図6】図5の平面概略図。
【符号の説明】
1 貯槽, 4 底壁, 4a,4b 傾斜部, 4c
平坦部, 6 排出口, 11 払出機, 14 ホ
イール, 18,19,20 誘導壁,

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後に長い貯槽に形成されたホッパ状の
    傾斜部およびその低所の平坦部からなる底壁と、前記平
    坦部の中央に長手方向全長に亘って設けられた排出口
    と、前記平坦部の上面に沿って回転させられ前記貯槽内
    のばら物を最下層のものから前記排出口へ掻き寄せて落
    下排出させるホイールを有し前記貯槽の長手方向へ往復
    走行する払出機とからなる払出装置を具えたばら物貯蔵
    設備において;前記ホイールが前記貯槽の内部で走行方
    向を反転して往復走行する構成であり、前記ホイールの
    反転位置におけるホイール先端の回転軌跡に沿って下端
    が前記平坦部に接しそれより上方へ延びてばら物を前記
    回転軌跡内に流下させる誘導壁が前記貯槽の前後両端の
    前記排出口を挟んだ両側部分に設けられている;ことを
    特徴とするばら物貯蔵設備。
JP9319085A 1997-11-05 1997-11-05 払出装置を具えたばら物貯蔵設備 Pending JPH11139490A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016166081A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 オヤマダエンジニアリング株式会社 粉粒体供給装置及びこれを用いたボイラシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016166081A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 オヤマダエンジニアリング株式会社 粉粒体供給装置及びこれを用いたボイラシステム

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