JP2764231B2 - 湿潤粉粒体積載用船舶における荷卸し方法 - Google Patents

湿潤粉粒体積載用船舶における荷卸し方法

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JP2764231B2
JP2764231B2 JP4188798A JP18879892A JP2764231B2 JP 2764231 B2 JP2764231 B2 JP 2764231B2 JP 4188798 A JP4188798 A JP 4188798A JP 18879892 A JP18879892 A JP 18879892A JP 2764231 B2 JP2764231 B2 JP 2764231B2
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忠正 首藤
三樹男 飯尾
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Mitsui Miike Engineering Corp
Sanyo Kaiun KK
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Mitsui Miike Engineering Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は船艙内に積載した例えば
水砕スラグ、水分含有石灰石、微粉石灰、微粉鉱石、
土、砂利などの湿潤粉粒体を船舶から荷卸しする方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】船艙内の船首から船尾に亘って配置され
た積載貯槽内にばら積みされた湿潤粉粒体を前記積載貯
槽の底部から取り出して船外に搬出する荷卸し方法とし
て、積載貯槽を多数の独立した槽を並列させて継ぎ合わ
せた構造とし、ブリッジからの遠隔操作により各槽の下
端排出口を開放して各槽内の湿潤粉粒体を船底内面に配
置されたベルトコンベヤに落下させ、これを船首または
船尾方向に運び斜向した揚げ荷コンベヤで船上に移送
し、更に水切りコンベヤを経て船外へ搬出するものが知
られている(実開昭61−174379号公報参照)。
或いは各槽の下部に設置した振動フィーダなどを駆動さ
せ、或いは各槽の底部に形成された切り込みに沿って回
転ホイールを移動させることにより湿潤粉粒体をベルト
コンベヤに切り出すことも知られている(特公昭58−
15355号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
船舶はいずれも多数の独立した槽を並列させて継ぎ合わ
せた構造の積載貯槽を有している。そのため、各槽の前
後方向の端部に湿潤粉粒体が堆積しやすく完全に荷揚げ
するのが困難であり、荷卸し終了後に各槽の端部に積載
物が残留し、しかも残留個所が多数に亘るのでその清掃
がきわめて厄介である。
【0004】また、各槽のそれぞれの下部に振動フィー
ダや回転ホイールなどが設置されているため、これらの
多数台が必要で経済的に不利であるとともにこれらの機
器の制御も複雑となる。
【0005】更に、積載貯槽が多数の独立した槽を並列
させて継ぎ合わせた構造であるとともに、これらから船
底内面に配置されたベルトコンベヤに切り出した湿潤粉
粒体を船首または船尾方向に運び、斜向した揚げ荷コン
ベヤに移しかえて船上に移送し、更に水切りコンベヤに
移しかえて船外に搬出するものであるため、船艙の積荷
容積が狭められ船内空間を有効に利用することができな
い、コンベヤの移しかえ個所が多く荷こぼれの心配が大
きい、という問題もある。
【0006】本発明は斯る問題点を解決するものであっ
て、荷卸し終了後の積載貯槽の清掃が簡単であるととも
に、多大な設備費や複雑な制御を必要とせずに確実且つ
完全な荷卸しが可能で、更に船艙の積荷容積を大きくし
て積み荷の積載能力増大を計ることができる湿潤粉粒体
の荷卸し方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、積載貯槽を船体前後方向に連続した一体構造
であって平坦な底壁を有するホッパ形とし、底壁のほぼ
全長に亘って形成された一つの切り込みに沿って一つの
回転ホイールを往復動させて積載貯槽内の湿潤粉粒体を
切り込みを経て落下させることにより、この切り込みに
沿って船底内面に配置されたベルトコンベヤに切り出
し、ついで前記ベルトコンベヤによって船体の長手方向
一端部に移送するとともに、前記一端部に設置され前記
ベルトコンベヤとこれに添設した副ベルトコンベヤとに
よって形成した垂直コンベヤによって竪方向へ移送して
船上に搬送し、更に水切りコンベヤによって船外へ搬出
することを特徴とする。
【0008】
【作用】船首から船尾に亘って連続した一体構造とされ
た積載貯槽の底壁のほぼ全長に亘って形成された一つの
切り込みに沿って一つの回転ホイールを往復動させて積
載貯槽内の湿潤粉粒体を前記切り込みに沿って船底内面
に配置されたベルトコンベヤに切り出すことにより設備
費の低減と積載貯槽の湿潤粉粒体の残留をなくし、また
積載貯槽を連続した一体構造にするとともに垂直コンベ
ヤによって船上に搬送することにより船艙の積荷容積を
大きくして積み荷の積載能力の増大を計る。更に、ベル
トコンベヤに連続して垂直コンベヤが形成されているの
で移しかえ個所が少なく、荷こぼれの心配を小さくす
る。
【0009】
【実施例】以下に図を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。
【0010】図1乃至図5は本発明である湿潤粉粒体の
荷卸し方法を実施するために使用する荷卸し装置の一実
施例を示すものであり、船艙1内に湿潤粉粒体の積載貯
槽2が船首から船尾に亘って配置されている。
【0011】積載貯槽2は平坦な底壁21を有するホッ
パ形で、底壁21の中央には船体底壁11の内面に向か
って開口する一条の切り込み22が形成されているとと
もに、底壁21の内面に山形の屋根31が切り込み22
に沿って配置され、屋根31と底壁21のとの間に山形
のトンネル3が形成されている。このトンネル3と積載
貯槽2の底壁21との間隔は積み荷の性状によって変え
ることができる。
【0012】また、トンネル3の内部には、積載貯槽2
の前後方向即ち船首から船尾方向のほぼ全長に亘って油
圧駆動装置(電動機でもよい)により往復移動可能な掻
き出し用の回転ホイール4が具えられていてリクレーマ
5が構成されている。この回転ホイール4は渦巻き状
で、底壁21の幅にほぼ等しい直径を有している。
【0013】更に、船体底壁11の内面にはベルトコン
ベヤ6が積載貯槽2の底壁21に形成された切り込み2
2に沿って延設されている。このベルトコンベヤ6の船
首側の端部は竪方向に屈曲しており、この垂直部分61
に別の垂直な副ベルトコンベヤ71が添設されて垂直コ
ンベヤ7が形成されている。
【0014】更にまた、垂直コンベヤ7の上端に位置す
る排出部分に水切りコンベヤ8が配置されている。
【0015】かかる構成を有する荷卸し装置を用いて本
発明である湿潤粉粒体の荷卸しを実施するには、リクレ
ーマ5を構成する回転ホイール4を所定の速度で回転さ
せるとともに所定の移動速度で切り込み22に沿って往
復動させ、屋根31によって切り込み22の両側に振り
分けられて底壁21に堆積している湿潤粉粒体9を屋根
31と底壁21との隙間から切り込み22を経てベルト
コンベヤ6に掻き出し落下させる。
【0016】このとき、一つの回転ホイール4を制御す
るだけでよく操作が簡単であるとともに故障などの原因
が少なくて済み、保守、点検も容易である。
【0017】また、積載貯槽2を連続した一体構造であ
って平坦な底壁21を有するホッパ形としたため、多数
の独立した槽を並列させて継ぎ合わせた構造の積載貯槽
のように積載貯槽内に湿潤粉粒体が架橋(ブリッジ)を
形成したり、ピーク状に堆積したりすることなしにスム
ーズに下方に移動して残留させることなく確実且つ完全
に掻き出しを行なうことができ、しかも積載物が残留す
る端部が前後二個所だけであるので、荷卸し終了後の清
掃の手間も殆どいらない。
【0018】そして、ベルトコンベヤ6に落下した湿潤
粉粒体9は船首側の端部に移送されたとき、図5に示す
ように垂直コンベヤ7を構成する垂直部分61と副ベル
トコンベヤ71とに挟まれて移しかえられることなくそ
のまま上方へ搬送され、その排出部分に配置した水切り
コンベヤ8に移しかえられて船外の所定位置に搬出され
る。従って、移しかえ個所が少なく、殊に船艙1の内部
での荷こぼれの心配が全くない。
【0019】このように、占有空間が少なくて済む垂直
コンベヤ7を用いることと積載貯槽2を連続した一体構
造にすることにより船艙1に設置される積載貯槽2の容
積を増大させることができる。
【0020】
【発明の効果】以上の構成を有する本発明によれば、平
坦な底壁を有するホッパ形の一つの積載貯槽を船艙内の
船首から船尾に亘って配置したものであり、従来の多数
の独立した積載貯槽を有しているものに比べて積載物を
残留させやすい端部が少なく、荷卸し終了後の残留積載
物の清掃がきわめて簡単である。
【0021】また、湿潤粉粒体を積載貯槽の平坦な底壁
にそのほぼ全長に亘って形成した一つの切り込みから一
つの回転ホイールによって掻き出す構成であり、設備費
や稼働ならびに保守に費やす費用も安くて済み経済的に
もきわめて有利である。
【0022】更に、積載貯槽を連続した一体構造にする
とともに垂直コンベヤによって船上に搬送することによ
り船内空間を有効に利用することができ船艙の積荷容積
を大きくして積み荷の積載能力の増大を計ることも可能
である。
【0023】更にまた、切り込みから落下した湿潤粉粒
体はベルトコンベヤから垂直コンベヤへ移しかえること
なく移行するので、荷こぼれを少なくまたはなくして効
率のよい荷卸し作業を行なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するために用いられる荷卸し装置
の一実施例を具えた船舶の概略側面図である。
【図2】図1に示した荷卸し装置のリクレーマ部分を示
す斜視部分図である。
【図3】図2の拡大断面図である。
【図4】図1に示した荷卸し装置のベルトコンベヤと垂
直コンベヤを示す一部を省略した側面概略図である。
【図5】図4のA−A線に沿う拡大断面図である。
【符号の説明】
1 船艙 2 積載貯槽 4 回転ホイール 5 リクレーマ 6 ベルトコンベヤ 7 垂直コンベヤ 8 水切りコンベヤ 9 湿潤粉粒体 11 船体底壁 21 底壁 22 切り込み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−85088(JP,A) 実開 昭61−174397(JP,U) 特公 昭58−15355(JP,B2) 特公 昭52−16634(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B63B 25/02 B63B 25/02 101 B63B 25/04 B63B 25/04 101 B63B 25/04 102

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船艙内の船首から船尾に亘って配置され
    た積載貯槽内にばら積みされた湿潤粉粒体を前記積載貯
    槽の底部から取り出して船外に搬出する荷卸し方法であ
    って、前記積載貯槽を船体前後方向に連続した一体構造
    であって平坦な底壁を有するホッパ形とし、前記平坦な
    底壁のほぼ全長に亘って形成された一つの切り込みに沿
    って一つの回転ホイールを往復動させて前記積載貯槽内
    の湿潤粉粒体を前記切り込みを経て落下させることによ
    り、前記切り込みに沿って船底内面に配置されたベルト
    コンベヤに切り出し、ついで前記ベルトコンベヤによっ
    て船体の長手方向一端部に移送するとともに、前記一端
    部に配置され前記ベルトコンベヤとこれに添設した副ベ
    ルトコンベヤとによって形成した垂直コンベヤによって
    竪方向へ移送して船上に搬送し、更に水切りコンベヤに
    よって船外へ搬出することを特徴とする湿潤粉粒体積載
    用船舶における荷卸し方法。
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