JP2583890B2 - ク−リングロ−ル水滴除去装置 - Google Patents

ク−リングロ−ル水滴除去装置

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JP2583890B2 JP62123998A JP12399887A JP2583890B2 JP 2583890 B2 JP2583890 B2 JP 2583890B2 JP 62123998 A JP62123998 A JP 62123998A JP 12399887 A JP12399887 A JP 12399887A JP 2583890 B2 JP2583890 B2 JP 2583890B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、印刷機のクーリング装置におけるクーリン
グロールの表面に結露する水滴を除去する水滴除去装置
に関する。
<背景技術> ウェブ輪転印刷機は、紙に着けられたインキ中の印刷
用の成分としての溶剤を熱で蒸発させて乾燥させるため
の乾燥装置と、溶剤のなくなったインキを冷却して紙に
インキを定着させる冷却装置(クーリング装置)とを備
えている。印刷ユニットで印刷された紙は、これらの装
置を通過することにより、乾燥・冷却された後、折機に
送り込まれて断裁、折紙後排紙される。
上記クーリング装置は、内部に冷却水が循環供給され
ている複数のクーリングロールに紙を巻き掛けることに
よりインキを室温あるいはそれ以下に冷却する構造とな
っている。
<発明が解決しようとする問題点> ところで、クーリングロールは前述のように内部に冷
却水が通されているので、その表面には結露が起こり、
水滴が発生する。この水滴により紙が湿されると、紙に
張力がかかっていることから紙切れが発生したり、また
水滴が紙に飛散して製品不良を生じたりする。
<問題点を解決するための手段> 上記問題点を解決するため、本発明では、クーリング
ロールにおける少なくとも紙が巻き付けられない部分に
おいて、その表面に吸込口を近接させて水滴吸引部材を
設けてクーリングロール水滴除去装置を構成し、また、
インキを冷却するクーリングロールの表面に結露する水
滴を除去する水滴除去部材は、クーリングロールにおけ
る少なくとも紙が巻き付けられない部分において、クー
リングロール表面に吸込口を近接させた水滴吸引部材
と、クーリングロールの回転方向に対する当該水滴吸引
部材の吸込口の直後方に、クーリングロール表面に接触
してクーリングロール表面の水滴を掻き取る水滴遮断部
材とで構成し、また、前記記水滴除去部材を、クーリン
グロールにおける少なくとも紙が巻き付けられない部分
において、クーリングロール表面に吸込口を近接させた
水滴吸引部材と、クーリングロール表面の水滴を前記吸
込口方向に吹き付けるエア吹部材とで構成したのであ
る。
<作用> クーリングロール表面に生じた水滴は水滴吸引部材の
吸込口から吸引除去される。クーリングロールの表面に
結露により生ずる水滴を除去する水滴除去部材を、水滴
吸引部材と水滴遮断部材とで構成した場合には、クーリ
ングロール表面の水滴は、水滴遮断部材で掻き取られ、
水滴吸引部材の吸引口から吸引除去される。前記水滴除
去部材を水滴吸引部材とエア吹部材とで構成した場合に
は、クーリングロール表面の水滴は、エア吹部材からの
エアにより水滴吸引部材の吸引口に向けて送られ、吸込
口から吸引除去される。
<実 施 例> 第1図には一実施例に係る水滴除去装置の側面を示し
てあり、第2図にはそのII矢視、第3図には当該水滴除
去装置を備えたクーリング装置全体の側面、第4図には
その正面を示してある。
1はクーリング装置の枠体で、床等に設置されるベー
ス2、ベース2の左右両端に立設されたフレーム3、二
つのフレーム3の上部を連結するビーム4により構成さ
れている。
左右のフレーム3間には三つのクーリングロール5が
適宜配置で設けられ、それぞれ図示されていない駆動系
により駆動回転されるようになっている。各クーリング
ロール5は鋳鉄等の金属により形成されており、その表
面近くの内部には冷却水が循環供給されるようになって
いる。冷却水は、ロータリージョイントを介し、クーリ
ングロール5の軸部を通してクーリングロール5内の水
通路に供給され、循環して排出される。
図中、6は紙で、三つのクーリングロール5に巻き掛
けられた後、方向変換ロール7,8を介して後続の折機へ
と導き出される。
各クーリングロール5の紙6が巻き掛けられる側と反
対側(以下、裏側という)に当該水滴除去装置9が設け
られる。
クーリングロール5の裏側の側方においてフレーム3
には、ブラケット10が取付けられ、このブラケット10
に、クーリングロール5に平行に延びる吸引部材として
のフード11の後端部11aが取付けられている。フード11
のブラケット10への取付けは、円筒状のフード後端部11
aに巻き付けたホルダ12をボルト13でブラケット10へ締
め付けることによりなされている。フード11の本体部11
bは先端部が閉塞された四角柱状をなし、その一辺部を
延長した形で、クーリングロール5表面近傍に臨む偏平
な吸込口11cが本体部11b全長に亘って設けられている。
フード11の本体部11bの長さは少なくとも紙6の非接触
部分(第4図中“l"で示す範囲)を覆う長さとされる。
また、フード11の後端部11aにはホース17が接続され、
ホース17は吸引エアを発生させる吸引手段としてのブロ
ア18に接続されている。このブロア18としては、水とエ
アを分離させることができるものなどが使用される。
次に上記構成の水滴除去装置による水滴除去作用につ
いて説明する。
クーリングロール5に冷却水を供給することにより、
クーリングロール5の表面には結露により水滴が生じ
る。クーリングロール5の運転の際にはブロア18が作動
し、フード11の吸込口11cには吸引力が作用する。した
がって、第1図中の矢印A方向に回転するクーリングロ
ール5表面の水滴は吸込口11cから吸い込まれ、フード1
1、ホース17を経てブロア18に至り、気水分離されて排
出される。
したがって、クーリングロール5における紙6の非通
過部の水滴はなくなり、紙6の縁部がぬれたり、水滴が
紙に飛散したりすることは防止される。なお、クーリン
グロール5におけるフード11の吸込口11cが臨んでいな
い範囲においては、結露した水分は紙6により持ち去ら
れるので問題はない。
第5図、第6図には他の実施例に係る水滴除去装置の
側面とそのVI矢視を示す。この水滴除去装置は、第1、
2図に示したものとは取付け位置を異にしているが、フ
レーム3を利用して設置されていることは同様である。
この装置における吸引部材としてのフード11の構成は
第1、2図に示したものと同じである。つまり、フード
11は、クーリングロール5に平行に延びる四角筒状の本
体部11bと、本体部11bに接続し、かつフレーム3に取付
けられたブラケット10に保持される筒状の後端部11aと
からなり、本体部11bには、その一辺部を延長した形
で、クーリングロール5表面近傍に臨む吸込口11cが本
体部11bの全長に亘って設けられているのである。フー
ド11の後端部11aは先の実施例と同様にホース17を介し
て吸引手段であるブロア18に接続され、その作動により
フード11の吸込口11cには水滴を吸引するための吸引力
が作用するようになっている。
本実施例では、上記構成に加え、クーリングロール5
の回転方向(図中矢印Aで示す)に対する吸込口11cの
後面(第5図では上面)側に水滴遮断部材14を押え板15
を介して丸ビス16により固定してある。水滴遮断部材14
はクーリングロール5の表面に接触される。水滴遮断部
材14がクーリングロール5の略法線方向を向くようにフ
ード11の取り付け向きは調整される。また、水滴遮断部
材14の長さは、フード11と同様少なくとも紙6の非接触
部(第4図中“l"で示す範囲)を覆う長さとされる。な
お、水滴遮断部材14の材質としては、基本的にはクーリ
ングロール5よりやわらかいものを使えばよく、例え
ば、フェルト、ゴム、ウレタンなどが採用される。
この水滴除去装置によるクーリングロール5表面の水
滴除去は次のようにしてなされる。
クーリングロール5の運転に際しブロア18が作動さ
れ、水滴遮断部材14の前側に位置する吸込口11cには吸
引力が作用する。したがって、回転するクーリングロー
ル5表面の水滴は、水滴遮断部材14で掻き取られ、吸込
口11cよりフード11内に吸い込まれ、ホース17を経てブ
ロア18に至り、気水分離されて排出される。
第7図、第8図には更に他の実施例に係る水滴除去装
置の側面とVIII矢視を示す。
この水滴除去装置は、第1、2図に示した実施例装置
と同様の取付け状態にあるフード11の吸込口11cの前側
(クーリングロール5の回転方向に対して前側)にエア
吹部材としてエア吹出し装置21を設けたものである。
エア吹出し装置21は、フード11と平行に延ばしてフレ
ーム3に取付けられたエア配管22と、フード11の吸込口
11c方向に向けてエア配管22に多数設けられたエア吹出
しノズル23と、コンプレッサなどのエア供給源につなが
り、エア配管22にエアを供給するエア供給管24とを備え
てなっている。
なお、本水滴除去装置におけるフード11等の構成は第
1、2図に示した水滴除去装置と同じであり、その説明
は省略する。
この水滴除去装置によれば、回転するクーリングロー
ル5表面に付着している水滴はエア吹出し装置21のエア
吹出しノズル23から吹き出されるエア(第7図中矢印B
で示してある)によって吸込口11cに向かって送られ、
吸込口11cに作用している吸引力により吸引されて排出
される。吹出しエアによって吸込口11cからの水滴吸引
能力が助長されるのである。
この実施例装置では、エア吹出し装置21を吸込口11c
の前側に設けて、ノズル23から噴出するエアによりクー
リングロール5表面の水滴を吸込口11cに送り込むよう
にしているが、エア吹出し装置21を吸込口11cの後側に
設けて、ノズル23からの噴出エアの吸込口11cに向けて
噴き出させるようにして、クーリングロール5表面の水
滴が吸込口11cでとどまるようにエア力を作用させるよ
うにしてもよい。
なお、クーリング装置の後続の折機が停止し、紙6を
送らない状態においても、クーリング装置を運転した場
合には、クーリングロール5の全長に水滴が生じてしま
うが、このような事態にも対処できるように、各実施例
において、フード11及び水滴遮断部材14、エア吹出し装
置21をクーリングロール5の全長に亘って設けてもよ
い。この場合、通常運転時には、紙6の通過部分では水
滴は紙6により持ち去られるので吸引する必要はなく、
よって紙6と通過部分と非通過部分とに分割してフード
11及び水滴遮断部材14、エア吹出し装置21を構成し、紙
6の通過部分に対応するものを停止できるようにしても
よい。
<発明の効果> 本発明に係るクーリングロールの水滴除去装置によれ
ば、クーリングロールの表面に発生する水滴を水滴吸引
部材により吸引除去するようにしたので、従来、紙の縁
がぬれることにより生じていた紙切れが防止でき、した
がって紙切れによる機械停止といった問題が発生しなく
なり、また水滴の飛散による製品不良といった事態も生
じなくなる。
また、水滴吸引部材の吸込口の背面に水滴遮断部材を
設けた場合には、ほぼ完壁に水滴を除去することがで
き、吸込口方向にエアを吹き出すエア吹部材を設けた場
合にも水滴除去能力は助長される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る水滴除去装置の側面
図、第2図はそのII矢視図、第3図は水滴除去装置を備
えたクーリング装置全体の側面図、第4図はその正面
図、第5図は他の実施例に係る水滴除去装置の側面図、
第6図はそのVI矢視図、第7図は更に他の実施例の水滴
除去装置の側面図、第8図はそのVIII矢視図である。 図面中、 3はフレーム、 5はクーリングロール、 6は紙、 9は水滴除去装置、 10はブラケット、 11はフード、 11cは吸込口、 14は水滴遮断部材、 21はエア吹出し装置、 23はエア吹出しノズルである。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インキを冷却するクーリングロールの表面
    に結露により生ずる水滴を除去する装置であって、クー
    リングロールにおける少なくとも紙が巻き付けられない
    部分において、クーリングロール表面に吸込口を近接さ
    せて水滴吸引部材を設けたことを特徴とするクーリング
    ロール水滴除去装置。
  2. 【請求項2】インキを冷却するクーリングロールの表面
    に結露により生ずる水滴を除去する水滴除去部材を、 クーリングロールにおける少なくとも紙が巻き付けられ
    ない部分において、クーリングロール表面に吸込口を近
    接させた水滴吸引部材と、 クーリングロールの回転方向に対する当該水滴吸引部材
    の吸込口の直後方に、クーリングロール表面に接触して
    クーリングロール表面の水滴を掻き取る水滴遮断部材と で構成したことを特徴とするクーリングロール水滴除去
    装置。
  3. 【請求項3】インキを冷却するクーリングロールの表面
    に結露により生ずる水滴を除去する水滴除去部材を、 クーリングロールにおける少なくとも紙が巻き付けられ
    ない部分において、クーリングロール表面に吸込口を近
    接させた水滴吸引部材と、 クーリングロール表面の水滴を前記吸込口方向に吹き付
    けるエア吹部材とで構成したことを特徴とするクーリン
    グロール水滴除去装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5836136U (ja) * 1981-09-02 1983-03-09 大日本印刷株式会社 印刷機等における冷却装置

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