JPH05330019A - オフセット輪転機の冷却装置 - Google Patents
オフセット輪転機の冷却装置Info
- Publication number
- JPH05330019A JPH05330019A JP16555592A JP16555592A JPH05330019A JP H05330019 A JPH05330019 A JP H05330019A JP 16555592 A JP16555592 A JP 16555592A JP 16555592 A JP16555592 A JP 16555592A JP H05330019 A JPH05330019 A JP H05330019A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling device
- paper
- cooling
- rotary
- dryer
- Prior art date
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- Pending
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- Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 冷却装置４内での冷却ロール７ａ，７ｂの表
面に溶剤やタールが付着するのを防止できるようにす
る。 【構成】 オフセット輪転機の乾燥機３の下流側に設け
られ、かつ輪転紙６の各面に転接する冷却ロール７ａ，
７ｂを有する冷却装置において、冷却ロール７ａ，７ｂ
の上流側に、輪転紙６の各面に対向し、かつ輪転紙６の
走行方向上流側へ向けて圧力エアー噴射ノズル１１ａ，
１１ｂを設けた構成となっている。
面に溶剤やタールが付着するのを防止できるようにす
る。 【構成】 オフセット輪転機の乾燥機３の下流側に設け
られ、かつ輪転紙６の各面に転接する冷却ロール７ａ，
７ｂを有する冷却装置において、冷却ロール７ａ，７ｂ
の上流側に、輪転紙６の各面に対向し、かつ輪転紙６の
走行方向上流側へ向けて圧力エアー噴射ノズル１１ａ，
１１ｂを設けた構成となっている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、オフセット輪転機の冷
却装置に関するものである。
却装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】オフセット輪転機には輪転紙の出口側
に、インキ乾燥用のガスドライヤ等の乾燥機と、この乾
燥機にて加熱された輪転紙を冷却するための冷却装置が
輪転紙の流れ方向に設けられている。そして上記乾燥機
では紙面を１２０℃程度に加熱して紙面に印刷されたイ
ンキを乾燥し、冷却装置にて上記のようにして加熱され
た紙面温度を常温に下げるようになっている。上記従来
の冷却装置は１個あるいは複数個の冷却ロール、及び冷
却装置内の空気を換気する換気装置とからなっている。
に、インキ乾燥用のガスドライヤ等の乾燥機と、この乾
燥機にて加熱された輪転紙を冷却するための冷却装置が
輪転紙の流れ方向に設けられている。そして上記乾燥機
では紙面を１２０℃程度に加熱して紙面に印刷されたイ
ンキを乾燥し、冷却装置にて上記のようにして加熱され
た紙面温度を常温に下げるようになっている。上記従来
の冷却装置は１個あるいは複数個の冷却ロール、及び冷
却装置内の空気を換気する換気装置とからなっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、印刷速度が
速くなると乾燥機内でインキから分離した溶剤が紙と共
に乾燥機外へ吹き出てしまい、これが冷却装置内の冷却
ロール表面に付着するという問題が発生することがあっ
た。また上記溶剤と共に乾燥機から煙も出ることがあ
る。これに対して乾燥機と冷却装置の間の距離を長くし
たり、乾燥機の出口にクーリングチャンバ等を設けたり
して、溶剤や煙の吹き出しを防止しているものもある
が、やはり完全には冷却ロール表面に溶剤や煙によるタ
ールの付着を防ぐことは難しかった。
速くなると乾燥機内でインキから分離した溶剤が紙と共
に乾燥機外へ吹き出てしまい、これが冷却装置内の冷却
ロール表面に付着するという問題が発生することがあっ
た。また上記溶剤と共に乾燥機から煙も出ることがあ
る。これに対して乾燥機と冷却装置の間の距離を長くし
たり、乾燥機の出口にクーリングチャンバ等を設けたり
して、溶剤や煙の吹き出しを防止しているものもある
が、やはり完全には冷却ロール表面に溶剤や煙によるタ
ールの付着を防ぐことは難しかった。
【０００４】溶剤が冷却ロール表面に付着していると、
一度インキから分離した溶剤が再び印刷物のインキ内部
に入り込んでしまい、インキ乾燥の障害になる。またタ
ールは印刷物の「ヨゴレ」になる。特に溶剤が印刷面の
インキに付着すると、後工程で巻き取りを行なった場
合、１２時間以上放置したままでおくと、いわゆるブロ
ッキング（裏うつり）現象を起こして印刷面同志が付着
して印刷物として使用できなくなる。このことはもちろ
ん巻き取りだけでなく、折りやシート出しでも障害にな
る。
一度インキから分離した溶剤が再び印刷物のインキ内部
に入り込んでしまい、インキ乾燥の障害になる。またタ
ールは印刷物の「ヨゴレ」になる。特に溶剤が印刷面の
インキに付着すると、後工程で巻き取りを行なった場
合、１２時間以上放置したままでおくと、いわゆるブロ
ッキング（裏うつり）現象を起こして印刷面同志が付着
して印刷物として使用できなくなる。このことはもちろ
ん巻き取りだけでなく、折りやシート出しでも障害にな
る。
【０００５】本発明は上記のことに鑑みなされたもの
で、冷却装置内での冷却ロール表面に溶剤やタールの付
着を防止できるオフセット輪転機の冷却装置を提供する
ことを目的とするものである。
で、冷却装置内での冷却ロール表面に溶剤やタールの付
着を防止できるオフセット輪転機の冷却装置を提供する
ことを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るオフセット輪転機の冷却装置は、オフ
セット輪転機の乾燥機３の下流側に設けられ、かつ輪転
紙６の各面に転接する冷却ロール７ａ，７ｂを有する冷
却装置において、冷却ロール７ａ，７ｂの上流側に、輪
転紙６の各面に対向し、かつ輪転紙６の走行方向上流側
へ向けて圧力エアー噴出ノズル１１ａ，１１ｂを設けた
構成となっている。
に、本発明に係るオフセット輪転機の冷却装置は、オフ
セット輪転機の乾燥機３の下流側に設けられ、かつ輪転
紙６の各面に転接する冷却ロール７ａ，７ｂを有する冷
却装置において、冷却ロール７ａ，７ｂの上流側に、輪
転紙６の各面に対向し、かつ輪転紙６の走行方向上流側
へ向けて圧力エアー噴出ノズル１１ａ，１１ｂを設けた
構成となっている。
【０００７】
【作 用】冷却装置４内において、輪転紙６の両面に
乾燥機３より付随してきた溶剤や煙が、冷却ロール７
ａ，７ｂに至る手前で吹きとばされる。
乾燥機３より付随してきた溶剤や煙が、冷却ロール７
ａ，７ｂに至る手前で吹きとばされる。
【０００８】
【実 施 例】本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図３はオフセット輪転機のアウトラインを示すもの
で１は給紙部、２はオフセット印刷部、３はガスドライ
ヤ等の乾燥機、４は冷却装置、５は巻き取り機である。
なおこの巻き取り機５は折り機やシータに置換される。
る。図３はオフセット輪転機のアウトラインを示すもの
で１は給紙部、２はオフセット印刷部、３はガスドライ
ヤ等の乾燥機、４は冷却装置、５は巻き取り機である。
なおこの巻き取り機５は折り機やシータに置換される。
【０００９】図１、図２は本発明に係る冷却装置４のそ
れぞれ異なる実施例を示すもので、図１は第１の実施例
を示す。輪転紙６の表面と裏面のそれぞれに転接する一
対の冷却ロール７ａ，７ｂの上流側に、この部分の輪転
紙６の表裏を囲繞する排気チャンバ８が冷却室９内に設
けてある、この排気チャンバ８の上部と下部には排気口
９ａ，９ｂが設けてある、そして上記排気チャンバ８内
に、輪転紙６の表面と裏面のそれぞれに圧力エアー１０
を吹きつけるエアー噴出ノズル１１ａ，１１ｂがそれぞ
れの紙面で、かつこれの走行方向上流側に向けて設けて
ある。この各ノズル１１ａ，１１ｂはそれぞれ図示しな
いブロアー等の圧力エアー源に接続してある。
れぞれ異なる実施例を示すもので、図１は第１の実施例
を示す。輪転紙６の表面と裏面のそれぞれに転接する一
対の冷却ロール７ａ，７ｂの上流側に、この部分の輪転
紙６の表裏を囲繞する排気チャンバ８が冷却室９内に設
けてある、この排気チャンバ８の上部と下部には排気口
９ａ，９ｂが設けてある、そして上記排気チャンバ８内
に、輪転紙６の表面と裏面のそれぞれに圧力エアー１０
を吹きつけるエアー噴出ノズル１１ａ，１１ｂがそれぞ
れの紙面で、かつこれの走行方向上流側に向けて設けて
ある。この各ノズル１１ａ，１１ｂはそれぞれ図示しな
いブロアー等の圧力エアー源に接続してある。
【００１０】上記構成において、乾燥機３より冷却装置
４内に走行してきた輪転紙６は冷却装置４の冷却ロール
７ａ，７ｂでその表面と裏面が冷却される。このとき、
輪転紙６の両面に付随して乾燥機３より吹き出た溶剤や
煙は、冷却ロール７ａ，７ｂに至る手前で、エアー噴出
ノズル１１ａ，１１ｂにて吹きとばされて紙面より浮游
され、排気口９ａ，９ｂより冷却装置４の外部へ排出さ
れる。
４内に走行してきた輪転紙６は冷却装置４の冷却ロール
７ａ，７ｂでその表面と裏面が冷却される。このとき、
輪転紙６の両面に付随して乾燥機３より吹き出た溶剤や
煙は、冷却ロール７ａ，７ｂに至る手前で、エアー噴出
ノズル１１ａ，１１ｂにて吹きとばされて紙面より浮游
され、排気口９ａ，９ｂより冷却装置４の外部へ排出さ
れる。
【００１１】図２に示される第２の実施例では、排気チ
ャンバのかわりに、圧力エアー噴出ノズル１１ａ，１１
ｂの配置位置より上流側で、かつ輪転紙６の表側と裏側
に対向する位置の輪転紙６の横端側に、吸引ブロア１２
ａ，１２ｂが設けてある。
ャンバのかわりに、圧力エアー噴出ノズル１１ａ，１１
ｂの配置位置より上流側で、かつ輪転紙６の表側と裏側
に対向する位置の輪転紙６の横端側に、吸引ブロア１２
ａ，１２ｂが設けてある。
【００１２】この構成においても上記第１の実施例と同
様に、圧力エアー噴出ノズル１１ａ，１１ｂより噴出さ
れた圧力エアーにて輪転紙６の両面に付随している溶剤
や煙が吹きとばされて吸引ブロア１２ａ，１２ｂにて冷
却装置４外に排出される。
様に、圧力エアー噴出ノズル１１ａ，１１ｂより噴出さ
れた圧力エアーにて輪転紙６の両面に付随している溶剤
や煙が吹きとばされて吸引ブロア１２ａ，１２ｂにて冷
却装置４外に排出される。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、冷却装置４内におい
て、輪転紙６の両面に乾燥機３より付随してきた溶剤や
煙が、冷却ロール７ａ，７ｂに至る手前で吹きとばして
外部に排出できるので、冷却装置４内での冷却ロール７
ａ，７ｂの表面に溶剤やタールが付着するのを防止で
き、冷却装置４による印刷面のヨゴレをなくすることが
できる。
て、輪転紙６の両面に乾燥機３より付随してきた溶剤や
煙が、冷却ロール７ａ，７ｂに至る手前で吹きとばして
外部に排出できるので、冷却装置４内での冷却ロール７
ａ，７ｂの表面に溶剤やタールが付着するのを防止で
き、冷却装置４による印刷面のヨゴレをなくすることが
できる。
【図１】本発明の第１の実施例を示す断面図である。
【図２】本発明の第２の実施例を示す断面図である。
【図３】オフセット輪転機のアウトラインを示す説明図
である。
である。
１…給紙部、２…オフセット印刷部、３…乾燥機、４…
冷却装置、５…巻き取り機、６…輪転紙、７ａ，７ｂ…
冷却ロール、８…排気チャンバ、９…冷却室、９ａ，９
ｂ…排気口、１０…圧力エアー、１１ａ，１１ｂ…圧力
エアー噴出ノズル、１２ａ，１２ｂ…吸引ブロア。
冷却装置、５…巻き取り機、６…輪転紙、７ａ，７ｂ…
冷却ロール、８…排気チャンバ、９…冷却室、９ａ，９
ｂ…排気口、１０…圧力エアー、１１ａ，１１ｂ…圧力
エアー噴出ノズル、１２ａ，１２ｂ…吸引ブロア。
Claims (1)
- 【請求項１】 オフセット輪転機の乾燥機３の下流側に
設けられ、かつ輪転紙６の各面に転接する冷却ロール７
ａ，７ｂを有する冷却装置において、冷却ロール７ａ，
７ｂの上流側に、輪転紙６の各面に対向し、かつ輪転紙
６の走行方向上流側へ向けて圧力エアー噴射ノズル１１
ａ，１１ｂを設けたことを特徴とするオフセット輪転機
の冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16555592A JPH05330019A (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | オフセット輪転機の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16555592A JPH05330019A (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | オフセット輪転機の冷却装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05330019A true JPH05330019A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15814593
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16555592A Pending JPH05330019A (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | オフセット輪転機の冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05330019A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003039636A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Dainippon Printing Co Ltd | オフセット印刷機のクーリング装置 |
| DE102006027146A1 (de) * | 2006-06-12 | 2007-12-20 | Koenig & Bauer Aktiengesellschaft | Verfahren und eine Vorrichtung zur Herabsetzung der benötigten Kühlleistung in einem Kühlwalzenständer einer Rollenrotationsdruckmaschine |
| EP1795347A3 (de) * | 2005-10-28 | 2010-10-27 | Koenig & Bauer Aktiengesellschaft | Kühlwalzenständer und ein Verfahren zur Kühlung einer hindurchgeführten Materialbahn |
-
1992
- 1992-06-02 JP JP16555592A patent/JPH05330019A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003039636A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Dainippon Printing Co Ltd | オフセット印刷機のクーリング装置 |
| JP4698082B2 (ja) * | 2001-07-27 | 2011-06-08 | 大日本印刷株式会社 | オフセット印刷機のクーリング装置 |
| EP1795347A3 (de) * | 2005-10-28 | 2010-10-27 | Koenig & Bauer Aktiengesellschaft | Kühlwalzenständer und ein Verfahren zur Kühlung einer hindurchgeführten Materialbahn |
| DE102006027146A1 (de) * | 2006-06-12 | 2007-12-20 | Koenig & Bauer Aktiengesellschaft | Verfahren und eine Vorrichtung zur Herabsetzung der benötigten Kühlleistung in einem Kühlwalzenständer einer Rollenrotationsdruckmaschine |
| DE102006027146B4 (de) * | 2006-06-12 | 2009-06-04 | Koenig & Bauer Aktiengesellschaft | Verfahren zur Herabsetzung der benötigten Kühlleistung in einem Kühlwalzenständer einer Rollenrotationsdruckmaschine und eine Vorrichtung in einem Kühlwalzenständer mit Kühlwalzen |
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