JPS5919273Y2 - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

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JPS5919273Y2
JPS5919273Y2 JP13778879U JP13778879U JPS5919273Y2 JP S5919273 Y2 JPS5919273 Y2 JP S5919273Y2 JP 13778879 U JP13778879 U JP 13778879U JP 13778879 U JP13778879 U JP 13778879U JP S5919273 Y2 JPS5919273 Y2 JP S5919273Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blower
drying device
coating
slit
air
Prior art date
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Expired
Application number
JP13778879U
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English (en)
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JPS5654796U (ja
Inventor
俊治 相良
満 小島
Original Assignee
株式会社阪田商会
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、印刷インキ、コーティング剤等の乾燥を促進
するための乾燥装置に関し、品質、生産性の向上、及び
作業環境の改善を計ることを目的とするものである。
従来印刷インキ、コーティング剤、等の被覆剤を効率よ
く乾燥させるための装置として種々なものがあり、それ
ぞれの分野で使用されている。
それら乾燥装置としては、ガス直火バーナーの焔を直接
紙面に接触させて乾燥を行うもの、赤外線、紫外線等の
エネルギー光源を照射して乾燥を行うもの、更には熱風
を吹きつけ乾燥を行うものがある。
しかし、従来の乾燥装置は被覆物の全面を一様に加熱す
るためのものであり、ウェブのように連続的に被覆物を
搬送する場合は問題ないが中断あるいは紙切れ時等に火
災を生じる危険性があり、またシート状の被覆物である
場合不連続であるためおよそ半分程度の加熱エネルギー
が無駄に消費されるものである。
この場合、更に不都合な面として、印刷機等の機械部分
又は搬送機械部分を加熱し、機械の耐久性を悪くしたり
、あるいは印刷インキ又はコーティング剤部分にまで熱
伝導され平常な印刷又はコーティングが出来なくなる等
の欠点を有するものである。
また比較的乾燥性の早い被覆剤を使用する場合は、被覆
物全面を加熱する必要はなく、例えば後加工上の必要な
部分を乾燥するだけで十分であるが、従来の装置では部
分的に使用することは出来ず極めて不経済なものであっ
た。
本考案は従来の乾燥装置の上記問題を解決すべく、研究
した結果、見い出したものである。
すなわち本考案は、被覆物搬送機構を介設して取り付け
られた乾燥装置であって、該乾燥装置は被覆物の搬送方
向に直交して分割された複数個の送風用筐体の集合体で
あって、当該送風用筐体には、送風機からの送風を被覆
物の搬送方向に直交して被覆物表面に噴出するためのス
リット状ノズルと、スリット状ノズルからの送風に対応
し搬送被覆物の上面部に相当する位置に配置した上部吸
引用ダクトと、スリット状ノズルからの噴出方向に対向
し搬送被覆物の下面部に相当する位置に配置した下部吸
引用ダクトとを有することを特徴とするものである。
また本考案は、被覆物の搬送方向に直交して分割された
複数個の送風用筐体の集合体を被覆物の搬送方向と平行
に複数個に分割して、複数個の送風用筐体からなる送風
ユニットとなし、必要に応じてそれぞれの送風ユニット
は独立して稼働することが出来るようにしたことを特徴
とするものである。
以下、本考案の乾燥装置をより具体的に説明するため、
枚葉形式でしかも比較的速乾性のインキを使用する段ボ
ール紙印刷の場合について述べる。
段ボール紙の印刷は、段ボール箱製造と一連の工程で行
なわれており、コルゲータ−でもって製造された段ボー
ル紙を印刷する工程と、スロツテイング、ダイカツチイ
ング、スコアリング等の加工工程、更には糊付け、フォ
ルディング等の装輪工程が一つのラインとなって行なわ
れている。
しかし、このような段ボール箱製造ラインにおいては、
比較的速乾性のフレキソグラフィックインキが使用され
ているものの、印刷直後の加工工程のダイカツチイング
あるいはフォルディング操作では印刷面を強力に摩擦す
るため、十分な乾操が行われていないとインキがかき取
られ、汚れが発生し商品価値を著しく低下するものであ
る。
これを防止するため製造スピードを著しく落しているの
が実情で、より効率的な乾燥手段が要望されている。
また最近は、段ボールの美化又は強化のため種々のオー
バーコーテイングが行なわれており、被覆量が多くなり
乾燥性がさらに悪くなっているものである。
しかし、従来の乾燥装置では前述したような問題点があ
り、十分解決されていないものであった。
第1図は段ボール箱製造ラインに本考案に係る乾燥装置
を取り付けた一具体例である。
第2図及び第3図は本考案に係る乾燥装置の構造を説明
するための一具体例の断面図であり、第2図はbb′垂
直断面図を第3図はa −a ’水平断面図を示す。
第1図は、段ボール紙製造ラインに本考案に係る乾燥装
置を組み込んだ図面であって、コルゲータ−で製造され
た段ボール紙は、給紙部分Aから印刷部分Bに送られ、
必要に印刷が行なわれ、(第1図では、2色機の場合を
示す)しかる後段ボール箱に加工するに必要なスコアリ
ング及びスコアリング加工Cが行なわれ、しかる後、糊
付けDを促し、フォルディング部分Eによって貼付けが
行なわれ段ボール箱が製造されるものである。
なお、第1図に示す段ボール箱製造ラインは当業者にお
いて周知したるものであるので細部の説明は省略する。
本考案に係る乾燥装置1は、印刷部分Bとスロツテイン
グ部分Cとの間に取り付けである。
段ボール紙製造の場合、前述部分に乾燥装置を取り付け
るのが最も効果的であるが、それぞれの目的によって印
刷ユニットと印刷ユニットとの間あるいはその他の部分
に取り付けることは任意である。
第2図及び第3図は、本考案に係る乾燥装置の一具体例
を示すそれぞれの断面図である。
本考案に係る乾燥装置は、被覆物に対応して被覆物の搬
送方向Gと平行に複数個の分割された送風ユニツ) 2
.2’、2“、・・・・・・からなり各送風ユニットは
、被覆物の搬送方向に直交して分割された複数個の送風
用筐体3.3’、3”・・・・・・からなっている。
そして、それぞれの送風用筐体には送風機7から送風ダ
クト8を通した送風を被覆物表面に対して、噴出するた
めのスリット状ノズル4.4’、4″・・・・・・を有
し、該スリット状ノズルは被覆物の搬送方向に対して直
交して噴出するもので、被覆物に対して20〜90°の
角度を有していることが望ましい。
また該筐体には、5,5′、5″・・・・・・及び6.
6’、6”・・・・・・の下部及び上部に吸引用ダクト
を有し、被覆物が該筐体中で被覆物搬送部分を覆ってい
る場合は上部吸引用ダクト6.6′、6″・・・・・・
がまた被覆物に覆われていない場合は、下部吸引用ダク
) 5.5’、5”・・・・・・がスリット状ノズルか
ら噴射される同量の噴出空気を吸収するよう構成されて
いる。
そして送風機7からスリット状ノズル4.4’。
4″・・・・・・を通して噴出された送風が下部吸引用
ダク) 5.5’、5″・・・・・・及び/又は上部吸
引用ダク) 6.6’。
6″・・・・・・を通じて吸引され、例えば吸気用ダク
ト9を通じ、必要に応じて設けられるエアクリーナー又
は溶剤等回収装置10を介して送風機7に連結されてい
る。
なお、加熱空気を必要とする場合は送風機の前又は後の
位置に加熱機11を設ければ良い。
この場合、加熱空気の無駄がなく極めて効率的な乾燥を
行うことができる。
ここで、複数個の送風用筐体に分割した理由は、蒸発し
た溶剤が充満して、乾燥効率を低下さ升ることを防止す
ること及び常に新しい状態で送風させ最も効率的な乾燥
を行うことを目的としているためである。
例えば被覆物に対して1度だけの送風では、被覆物表面
に蒸発溶剤の膜が形成され溶剤膜を印刷表面に保持した
まま印刷物が搬送されるため、送風が印刷表面に達しに
<<、効率的な乾燥を行うことが出来ないが、本考案の
ような複数個の筐体を連結させ各筐体でもって溶剤蒸気
を取り除くことによって上記問題点を著しく改良するこ
とが出来る。
また、本考案の乾燥装置は複数個の送風用筐体から構成
されることで本考案の目的は十分達成出来るが複数個の
送風ユニットを設け、必要な部分のみを乾燥させるべく
独立して制御することにより、無駄なエネルギーの消費
を防ぐことが出来るもので極めて有効である。
なお使用する印刷インキ、コーティング剤又は被覆剤の
種類、後加工の種類によってそれぞれ異なるが、スリッ
トノズルから噴出する風速としては20〜99m/se
cの範囲のものが好ましく、また加熱空気の場合100
〜550℃のものを使用することが好ましい。
また送風ユニットの数は被覆物の種類によって異なるが
、2ヶ以上、また各送風ユニットにおける送風用筐体の
数も2ヶ以上、好ましくは3ヶ以上から構成されること
が望ましい。
なお、本考案に係る乾燥装置において特に枚葉形式の場
合、被覆物の搬送上の見当ズレを防止するため当業者に
おいて一般に用いられる搬送機構(第2図では送りロー
ラ12を設けている)を設けることが有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は段ボール箱製造ラインに本考案に係る乾燥装置
を取り付けた一具体例である。 第2図及び第3図は本考案に係る乾燥装置の構造を説明
するための一具体例の断面図であり、第2図はbb′垂
直断面図を、第3図はa −a ’水平断面図を示す。 なお図中の符号は次のものを示す。 1・・・・・・本考案に係る乾燥装置、2・・・・・・
送風ユニット、3・・・・・・送風用筐体、4・・・・
・・スリット状ノズル、5・・・・・・下部吸引用ダク
ト、6・・・・・・上部吸引用ダクト、7・・・・・・
送風機、8・・・・・・送風用ダクト、9・・・・・・
吸気用ダクト、10・・・・・・回収装置、11・・・
・・・加熱機、12・・・・・・送りローラ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 被覆物搬送機構を介設して取り付けられた乾燥装置
    であって、該乾燥装置は、被覆物の搬送方向に直交して
    分割された複数個の送風用筐体の集合体であって当該送
    風用筐体には、送風機からの送風を被覆物の搬送方向に
    直交して被覆物表面に噴出するためのスリット状ノズル
    と、スリット状ノズルからの送風に対応し搬送被覆物の
    上面部に相当する位置に配置した上部吸引用ダクトと、
    スリット状ノズルからの噴出方向に対向し搬送被覆物の
    下面部に相当する位置に配置した下部吸引用ダクトとを
    有することを特徴とする乾燥装置。 ■ 被覆物の搬送方向に直交して分割された複数個の送
    風用筐体の集合体が被覆物の搬送方向と並行に複数個に
    分割され、複数個の送風用筐体からなる送風ユニットと
    なし、必要に応じてそれぞれの送風ユニットは独立して
    稼働することが出来る実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の乾燥装置。 ■ 送風機が循環送風機であり、該送風機からの送風を
    スリット状ノズルに導くための送風ダクトと、上部およ
    び下部吸引用ダクトから吸引された吸気を導くための吸
    気用ダクトとが該送風機でもって連結されている実用新
    案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の乾燥装置。 ■ 送風機が加熱機を備えている実用新案登録請求の範
    囲第3項記載の乾燥装置。 ■ スリット状ノズルが被覆物の搬送方向に直交して2
    0〜90°の角度で被覆物に噴出するように配置された
    実用新案登録請求の範囲第1項ないし第4項いずれか記
    載の乾燥装置。
JP13778879U 1979-10-03 1979-10-03 乾燥装置 Expired JPS5919273Y2 (ja)

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JPS5654796U JPS5654796U (ja) 1981-05-13
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JP2007192528A (ja) * 2006-01-23 2007-08-02 Orient Sogyo:Kk 印刷機の乾燥装置
JP5461153B2 (ja) * 2009-11-19 2014-04-02 株式会社ヒラノテクシード 熱処理装置
JP5277218B2 (ja) * 2010-08-09 2013-08-28 クリーン・テクノロジー株式会社 薄膜塗工装置に設ける乾燥装置
JP6209572B2 (ja) * 2015-01-28 2017-10-04 芝浦メカトロニクス株式会社 基板処理装置

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