JP2583808Y2 - 防振機構 - Google Patents

防振機構

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JP2583808Y2
JP2583808Y2 JP9411190U JP9411190U JP2583808Y2 JP 2583808 Y2 JP2583808 Y2 JP 2583808Y2 JP 9411190 U JP9411190 U JP 9411190U JP 9411190 U JP9411190 U JP 9411190U JP 2583808 Y2 JP2583808 Y2 JP 2583808Y2
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徹弌 有田
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は防振機構に関し、より詳しくは例えば洗濯物
の脱水工程で発生する振動を抑制するために脱水兼用洗
濯機等に備えられている防振機構に関する。
従来の技術 従来、防振機構は例えば洗濯物の脱水工程で発生する
振動を抑制するために脱水兼用洗濯機等に備えられてい
る。
第5図は防振機構を備えた脱水兼用洗濯機の一例を概
略的に示した断面図であり、図中11は脱水兼用洗濯機の
本体である外箱11を示している。外箱11には外槽12が内
設されており、さらに外槽12内には洗濯物の洗い及び脱
水兼用の回転槽13が配設されている。また回転槽13内の
下部には攪拌翼14が取り付けられており、その下方の外
槽12下部には、この攪拌翼14及び回転槽13を回転させる
ためのモータ15と、モータ15の力を攪拌翼14及び回転槽
13のいずれかに選択的に伝達し、かつそれぞれが適切な
速さで回転するように制御する制御機構16とが配設され
ている。
一方、外箱11上部の四隅には吊持片17が固着され、後
述する如く外槽12を吊持する吊り棒18の上方端は、滑動
体19を介して吊持片17に支持されている。またこの吊り
棒18の下方端近傍には、第3図に示したようにバネ受け
22、圧縮バネ23、受け部材24及び支持片21から構成され
た防振機構20が取り付けられている。
吊り棒18の下方端近傍には、バネ受け22、外槽12の振
動を吸収するための圧縮バネ23及び、吊り棒18と摩擦摺
接する合成樹脂製の受け部材24が順次嵌挿されており、
受け部材24上には後述する如く受け部材24と摺接する支
持片21が取り付けられている。
支持片21は、その内側が略逆凹形状の円滑な球面形状
に形成され、またその一部が上記吊持片17に対応して外
槽12の外側下部に固定されている。
また第3図及び第4図(a)、(b)に示した如く受
け部材24は略凸形状を有しており、上記支持片21の内側
の球面より少し大きい球面形状の受け部座24a、平面視
略円形状の稜部24b及び下方端からのスリット24cが形成
されている。この受け部材24の稜部24bは支持片21の内
側に円状に摺接し、以上のことから外槽12は吊り棒18に
よって外箱11内に揺動自在に吊持された状態となってい
る。
このように構成された防振機構20においては、例えば
洗濯物の脱水工程で外槽12が揺動振動すると、その揺動
振動によって受け部材24と支持片21との摺接部分25に揺
動荷重が加わる。そして受け部材24のスリット24c及
び、受け部材24を構成している合成樹脂の弾性により受
け部材24が変形し、この変形によって受け部材24の下部
が吊り棒18に圧接する。
従って外槽12が上下に大きく揺動する動きが制動さ
れ、外槽12の揺動が小さく抑えられる。
考案が解決しようとする課題 しかしながら上記した防振機構20の受け部材24では、
稜部24bが同一円周位置にあり、稜部24bに加わる揺動荷
重が円周全体に加わるため、スリット24cによる受け部
材24の変形が効果的に行なわれなかった。その結果、受
け部材24と支持片21との摺接部分25に揺動荷重が加わっ
ても、受け部材24は合成樹脂特有の弾性の性質により変
形するのみで、受け部材24の下部と吊り棒18との圧接抵
抗が効果的に働かないという課題を有していた。そして
圧接抵抗が効果的に働かないと、圧縮バネ23により外槽
12の振動の吸収しか行なわれないことになり、特に洗濯
物の脱水工程で回転槽13内における洗濯物の片寄りが著
しい場合、外槽12の揺れが大きくなり、外槽12が外箱11
に当たって外箱11が損傷したり、外箱11まで大きく揺れ
動くことがあった。
本考案は上記した課題に鑑みなされたものであり、受
け部材と支持片との摺接部分に揺動荷重が加わったとき
の受け部材の下部と吊り棒との圧接抵抗が大きく、振動
部側の揺動を効果的に抑制することができる防振機構を
提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案に係る防振機構は、
支持体側から吊持された吊り棒の下方端近傍に弾性体の
下端部が支持され、前記弾性体の上端部で支持されると
共に前記吊り棒にその内周面が摺接する受け部材と、該
受け部材の支持部を覆い前記受け部材に摺接する振動部
側に固定された支持片とを含んで構成された防振機構に
おいて、前記受け部材が円筒部と該円筒部から外方に延
設された略傘形状をした前記支持部とから構成され、前
記受け部材に下方端から上方端近傍に至るスリットが形
成される一方、該スリットを挟んで対向する前記支持部
上面のそれぞれに突出部が形成され、これら突出部で前
記支持片が支持されていることを特徴としている。
作用 上記した構成によれば、受け部材に下方端から上方端
近傍に至る前記スリットが形成される一方、該スリット
を挟んで対向する前記支持部上面のそれぞれに前記突出
部が形成され、これら突出部で前記支持片が支持されて
いるので、例えばこの防振機構が脱水兼用洗濯機に備え
られた場合、回転槽を内設した外槽が揺動振動すると、
前記突出部にのみ集中的に揺動荷重が加わり、前記スリ
ットの形成による前記受け部材の変形が効果的になされ
る。従って外槽が揺動振動したときの前記受け部材の下
部と外槽を吊持している吊り棒との圧接抵抗が大きくな
り、前記受け部材の下部が前記吊り棒に強く圧接するた
め、外槽の揺動が効果的に抑制されることとなる。
実施例 以下、本考案に係る防振機構の実施例を図面に基づい
て説明する。なお、従来例と同一機能を有する構成部品
には同一の符号を付すこととする。
第1図は本考案に係る防振機構の一実施例を概略的に
示した断面図であり、従来例のものとは受け部材34の構
成において相違している。受け部材34の斜視図及び平面
図をそれぞれ第2図(a)及び(b)に示す。
第1図及び第2図に示した如く受け部材34は円筒部と
該円筒部の長さ方向中間位置から外方に延設された略傘
形状をした支持部34aとから構成されており、受け部材3
4には下方端から上方端近傍に至るスリット34cが形成さ
れている。スリット34cを挟んで対向する支持部34a上面
のそれぞれ複数箇所には平面視略円形状の稜部34bの一
部が上方に突出し、稜部34bよりも幅の広い稜部34eとな
った部分すなわち突出部34dが形成されている。そして
この受け部材34の突出部34dのみにより支持片21が支持
されている。
このように構成された受け部材34を有する防振機構30
においては、上記した如く受け部材34の突出部34dのみ
により支持片21が支持されているので、例えば洗濯物の
脱水工程で外槽12が揺動振動すると、受け部材34と支持
片21との摺接部分である突出部34dのみに集中的に揺動
荷重が加わる。突出部34dに集中的に揺動荷重が加わる
と、受け部材34に形成されたスリット34cによって受け
部材34が効果的に変形し、受け部材34の下部と吊り棒18
との圧接抵抗が大きくなり、受け部材34の下部が吊り棒
18に強く圧接する。従って外槽12が上下に大きく揺動す
る動きが抑制され、外槽12の揺動が小さく抑えられるこ
ととなる。
以上の如く上記した防振機構においては、突出部34d
が形成された受け部材34を用いているので、揺動荷重が
突出部34dに集中的に加えられ、スリット34cによる受け
部材34の変形を効果的に行なわせることができる。この
ことにより外槽12が揺動振動した際の受け部材34の下部
と吊り棒18との圧接抵抗を大きくすることができ、振動
部側の揺動を効果的に抑制することができる。
考案の効果 以上の説明により明らかなように、本考案に係る防振
機構にあっては、受け部材に下方端から上方端近傍に至
るスリットが形成される一方、該スリットを挟んで対向
する支持部上面のそれぞれに突出部が形成され、これら
突出部で支持片が支持されているので、例えばこの防振
機構が脱水兼用洗濯機に備えられた場合、回転槽を内設
した外槽が揺動振動すると、前記スリットによる前記受
け部材の変形が効果的に行なわれることとなり、外槽が
揺動振動した際の前記受け部材の下部と外槽を吊持して
いる吊り棒との圧接抵抗が大きく、外槽の揺動を効果的
に抑制することができる防振機構を実現することができ
る。従って洗濯物の脱水工程時に外槽が外箱に当たって
生じる外箱の損傷や、外槽の揺れによる洗濯機本体の大
きな揺動振動を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る防振機構の一実施例を概略的に示
した断面図、第2図(a)及び(b)はそれぞれ受け部
材の斜視図及び平面図、第3図は従来の防振機構の拡大
断面図、第4図(a)及び(b)はそれぞれ従来の受け
部材の斜視図及び平面図、第5図は防振機構を備えた従
来の脱水兼用洗濯機の一例を概略的に示した断面図であ
る。 11……外箱(支持体)、12……外槽(振動部) 18……吊り棒、21……支持片 23……圧縮バネ(弾性体) 30……防振機構、34……受け部材 34b……稜部、34c……スリット 34d……突出部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体側から吊持された吊り棒の下方端近
    傍に弾性体の下端部が支持され、前記弾性体の上端部で
    支持されると共に前記吊り棒にその内周面が摺接する受
    け部材と、該受け部材の支持部を覆い前記受け部材に摺
    接する振動部側に固定された支持片とを含んで構成され
    た防振機構において、前記受け部材が円筒部と該円筒部
    から外方に延設された略傘形状をした前記支持部とから
    構成され、前記受け部材に下方端から上方端近傍に至る
    スリットが形成される一方、該スリットを挟んで対向す
    る前記支持部上面のそれぞれに突出部が形成され、これ
    ら突出部で前記支持片が支持されていることを特徴とす
    る防振機構。
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JPH0450744U JPH0450744U (ja) 1992-04-28
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