JP2002292185A - 洗濯機の防振装置 - Google Patents

洗濯機の防振装置

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JP2002292185A
JP2002292185A JP2001095446A JP2001095446A JP2002292185A JP 2002292185 A JP2002292185 A JP 2002292185A JP 2001095446 A JP2001095446 A JP 2001095446A JP 2001095446 A JP2001095446 A JP 2001095446A JP 2002292185 A JP2002292185 A JP 2002292185A
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JP
Japan
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spring
outer box
vibration
washing machine
spring receiver
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Application number
JP2001095446A
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English (en)
Inventor
Keiko Sube
恵子 須部
Tetsuo Ishii
哲夫 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Kentetsu Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Nihon Kentetsu Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱水運転開始時の高負荷時にはバネが変形し
づらく、密着状態となることを防止して弾性を保持で
き、高速脱水時の低負荷時にはバネを柔軟にできてこの
状態でも弾性を保持でき、脱水運転時のアンバランス発
生に対して水槽の振動を確実に吸収でき、外箱の低振動
化を図ることができ、また、バネの伸縮のストロークを
小さくできて外箱の高さも低く設計でき機体のコンパク
ト化も図れる洗濯機の防振装置を得る。 【解決手段】 外箱内に水槽を搖動自在に吊支する洗濯
機において、上下に対向する上部バネ受け12と下部バ
ネ受け13との間にそれぞれに端部を固定したバネ14
を配設し、上部バネ受け12を、外箱から水槽を吊支す
る吊り棒2aにスライド自在に取り付ける防振装置2で
あって、前記上部バネ受け12と下部バネ受け13のそ
れぞれの対向面に互いに反発する磁石16a,16bを
取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗濯機の防振装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば一槽式の全自動洗濯機は、図3に
示すように底枠8の上に設置した外箱1内に防振装置2
を介して水槽3を搖動自在に吊支し、該水槽3内に、底
部に回転翼4を設けた洗濯兼脱水槽5を回転自在に配設
するものであり、水槽3の底部には駆動機構としてモー
タ6やクラッチなどの減速機構などの機構部7が取り付
けてあり、また、外箱1の上部には水槽3の上方位置に
トップカバー9を取り付けて、該トップカバー9に蓋1
0を開閉自在に取り付けてある。図中11はトップカバ
ー9に設けた給水口に連通する給水ケースを示す。
【0003】前記防振装置2は、外箱1の四隅のコーナ
ー部に配設されるもので、外箱1の上端部に取り付けた
吊り板2cから吊り棒2aを搖動自在に吊り下げ、該吊
り棒2aの下端に防振バネ2bを取り付けて、この防振
バネ2bを水槽3の外側部の下方部分に係止する。
【0004】該防振バネ2bは、図4にも示すように上
部バネ受け12と下部バネ受け13との間にバネ14を
弾装するもので、該バネ14の上部が上部バネ受け12
の周囲に巻回され、下部が下部バネ受け13の周囲に巻
回されてバネ14の上下がそれぞれ上部バネ受け12と
下部バネ受け13に固定され、吊り棒2aは上部バネ受
け12内をスライド自在に貫通するとともに、下端が下
部バネ受け13に固定される。
【0005】上部バネ受け12の上面は略半球状に形成
し、水槽3の側部から突設した傘状の係止部2eの下面
に前記上部バネ受け12の上面の略半球状部を重ねる。
図中15は上部バネ受け12に挿着したゴムリングを示
す。
【0006】かかる防振装置2を取り付けた洗濯機で
は、特に脱水運転時に洗濯兼脱水槽5内の衣類の偏りな
どのアンバランスが原因で洗濯兼脱水槽5が大きく振動
し、この振動が水槽3に伝達されて水槽3も大きく搖動
しようとするとき、この搖動を防振バネ2bが吸収する
ことで、水槽3が大きく揺れることを防ぎ、水槽3が外
箱1と接触することを防止している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】洗濯兼脱水槽5の衣類
が水分を多く含んでいる脱水運転開始時には、高負荷状
態にあって水槽3が沈むが、図5に示すように水槽3の
下方への変位が上部バネ受け12を介してバネ14に伝
達されたときに、バネ14のバネ定数が一定のものであ
ると、バネ14が容易に圧縮されて上部バネ受け12が
下部バネ受け13にぶつかり、バネ14が密着状態とな
り、バネ14の弾力が失われる。
【0008】その結果、アンバランス発生時の縦振動を
バネ14で吸収することが出来なくなり、アンバランス
を抑えることが困難になる。
【0009】かかる不都合を回避するには、バネ14の
密着時にも弾性を保有できるようにバネ定数を上げれば
よいが、このようにすると、低負荷状態となった高速脱
水時にバネ14が変形しにくくなって、この時に発生す
る振動を吸収することができなくなり、外箱1の振動も
大きくなる。
【0010】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、脱水運転開始時の高負荷時にはバネが変形しづら
く、密着状態となることを防止して弾性を保持でき、高
速脱水時の低負荷時にはバネを柔軟にできてこの状態で
も弾性を保持でき、脱水運転時のアンバランス発生に対
して水槽の振動を確実に吸収でき、外箱の低振動化を図
ることができ、また、バネの伸縮のストロークを小さく
できて外箱の高さも低く設計でき機体のコンパクト化も
図れる洗濯機の防振装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、外箱内に水槽を搖動自在に吊支し、該水槽内
に、底部に回転翼を設けた洗濯兼脱水槽を回転自在に配
設する洗濯機において、上下に対向する上部バネ受けと
下部バネ受けとの間にそれぞれに端部を固定した防振バ
ネを配設し、上部バネ受けを、外箱から水槽を吊支する
吊り棒にスライド自在に取り付ける防振装置であって、
前記上部バネ受けと下部バネ受けのそれぞれの対向面に
互いに反発する磁石を取り付けた。
【0012】これにより、高負荷時にはバネがある程度
収縮した状態で、対向する磁石間の距離が縮まり、磁石
が反発しあうことでバネの圧縮方向とは反対方向への力
が作用するので、バネが圧縮されにくく変形しにくくな
る。よって、弾性が保持される。
【0013】また、低負荷時になると、バネが伸長する
ことにより磁石間の距離が広がり、磁石同士の反発力が
小さくなるので、バネに対する磁石の反発作用が少なく
なってバネ自体の有する弾力が発揮されバネが柔軟にな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の洗濯機の防振
装置の実施形態を示す縦断側面図で、洗濯機の全体構成
は図3について既に説明した通りであるからここでの詳
細な説明は省略する。本発明の防振装置も外箱1の四隅
のコーナー部に配設されるもので、外箱1の上端部に取
り付けた吊り板2cから吊り棒2aを搖動自在に吊り下
げ、該吊り棒2aの下端に防振バネ2bを取り付けて、
この防振バネ2bを水槽3の外側部の下方部分に係止す
る。
【0015】該防振バネ2bは、図4にも示すように上
部バネ受け12と下部バネ受け13との間にバネ14を
弾装するもので、該バネ14の上部が上部バネ受け12
の周囲に巻回され、下部が下部バネ受け13の周囲に巻
回されてバネ14の上下がそれぞれ上部バネ受け12と
下部バネ受け13に固定され、吊り棒2aは上部バネ受
け12内をスライド自在に貫通するとともに、下端が下
部バネ受け13に固定される。
【0016】上部バネ受け12の上面は略半球状に形成
し、水槽3の側部から突設した傘状の係止部2eの下面
に前記上部バネ受け12の上面の略半球状部を重ねる。
図中15は上部バネ受け12に挿着したゴムリングを示
す。
【0017】かかる防振装置2において、本発明では上
部バネ受け12と下部バネ受け13のそれぞれの対向面
に互いに反発する磁石16a,16bを埋設して取り付
けた。反発力はバネ14が伸長した状態では力が弱くな
る程度に設定する。
【0018】よって、本発明においても、特に脱水運転
時に洗濯兼脱水槽5内の衣類の偏りなどのアンバランス
が原因で洗濯兼脱水槽5が大きく振動し、この振動が水
槽3に伝達されて水槽3も大きく搖動しようとすると
き、この搖動を防振バネ2bが吸収することで、水槽3
が大きく揺れることを防ぎ、水槽3が外箱1と接触する
ことを防止するものであるが、脱水運転開始時の衣類が
水分を多く含んで水槽3の全体の重量が大きく、水槽3
が沈むような高負荷時には上部バネ受け12が下方に変
位することで、バネ14がある程度収縮する。
【0019】この状態では、対向する磁石16a,16
b間の距離が縮まり、磁石16a,16bが反発しあう
ことでバネ14の収縮方向とは反対方向への力が作用す
るので、バネ14が圧縮されにくく密着状態となるよう
な変形が阻止される。よって、バネ14の弾性が保持さ
れ、アンバランス発生による水槽3の振動を良好に吸収
できる。
【0020】また、脱水運転が進行して衣類に含まれる
水分が減少して低負荷時になると、水槽3の全体の重量
が小さくなって上部バネ受け12が上方に変位し、その
結果、バネ14が伸長して磁石16a,16b間の距離
が広がり、磁石16a,16b同士の反発力が小さくな
るので、バネ14に対する磁石16a,16bの反発作
用が少なくなってバネ14自体の有する弾力が発揮され
バネ14が柔軟になる。
【0021】よって、低負荷時のアンバランス発生に対
しても水槽3の振動を良好に吸収でき、外箱1の低振動
化が図れる。
【0022】さらに、磁石16a,16bをバネ14の
上下位置に組み合わせ、バネ14の弾力に磁石16a,
16bの反発力を加味することにより、バネ14の伸縮
ストロークも小さくでき、その結果、外箱1の高さも小
さくでき機体のコンパクト化も図れる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明の洗濯機の防振
装置は、外箱内に水槽を搖動自在に吊支し、該水槽内
に、底部に回転翼を設けた洗濯兼脱水槽を回転自在に配
設する洗濯機において、上下に対向する上部バネ受けと
下部バネ受けとの間にそれぞれに端部を固定した防振バ
ネを配設し、上部バネ受けを、外箱から水槽を吊支する
吊り棒にスライド自在に取り付ける防振装置であって、
前記上部バネ受けと下部バネ受けのそれぞれの対向面に
互いに反発する磁石を取り付けた。
【0024】これにより、高負荷時にはバネが得る程度
収縮した状態で、対向する磁石間の距離が縮まり、磁石
が反発しあうことでバネの圧縮方向とは反対方向への力
が作用するので、バネが圧縮されにくく変形しにくくな
る。よって、弾性が保持される。
【0025】また、低負荷時になると、バネが伸長する
ことにより磁石間の距離が広がり、磁石同士の反発力が
小さくなるので、バネに対する磁石の反発作用が少なく
なってバネ自体の有する弾力が発揮されバネが柔軟にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗濯機の防振装置の低負荷時の縦断側
面図である。
【図2】本発明の洗濯機の防振装置の高負荷時の縦断側
面図である。
【図3】従来の洗濯機の防振装置の低負荷時の縦断側面
図である。
【図4】従来の洗濯機の防振装置の高負荷時の縦断側面
図である。
【図5】防振装置を備えた洗濯機の縦断側面図である。
【符号の説明】
1…外箱 2…防振装置 2a…
吊り棒 2b…防振バネ 2c…吊り板 2d…
支持部 2e…係止部 3…水槽 4…回
転翼 5…洗濯兼脱水槽 6…モータ 7…機
構部 8…底枠 9…トップカバー 10…
蓋 11…給水ケース 12…上部バネ受け 13…
下部バネ受け 14…バネ 15…ゴムリング 16
a,16b…磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 哲夫 千葉県船橋市山手一丁目1番1号 日本建 鐵株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA06 BA16 CB06 DD01 GC06 MA02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱内に水槽を搖動自在に吊支し、該水
    槽内に、底部に回転翼を設けた洗濯兼脱水槽を回転自在
    に配設する洗濯機において、上下に対向する上部バネ受
    けと下部バネ受けとの間にそれぞれに端部を固定した防
    振バネを配設し、上部バネ受けを、外箱から水槽を吊支
    する吊り棒にスライド自在に取り付ける防振装置であっ
    て、前記上部バネ受けと下部バネ受けのそれぞれの対向
    面に互いに反発する磁石を取り付けたことを特徴とする
    洗濯機の防振装置。
JP2001095446A 2001-03-29 2001-03-29 洗濯機の防振装置 Pending JP2002292185A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101074529B (zh) * 2006-05-16 2010-06-16 松下电器产业株式会社 洗衣机
WO2017032326A1 (zh) * 2015-08-25 2017-03-02 青岛海尔洗衣机有限公司 洗衣机
WO2017177917A1 (zh) * 2016-04-15 2017-10-19 青岛海尔洗衣机有限公司 一种变阻尼电磁吊杆总成及洗衣机
CN107542819A (zh) * 2017-10-26 2018-01-05 南京溧水丽华弹簧厂 一种不易变形的弹簧

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Effective date: 20040820