JPS62277997A - 洗たく機の防振装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 ［産業上の利用分野］ 本発明は、吊り捧による洗たく機の水槽の防振装置に関
する。

〔従来の技術〕

一般に、従来の洗た（双股水洗たく殿では第６図に示す
よう；こ、洗たく機の外箱（２）の最上部のトップパネ
ル（１）にタイマー等のＩＣ回路を用いた制御装置を設
けである。そして、洗たく殿の内部に洗たく兼脱水槽（
４）とそれを取り囲んで槽（４）からの水受は槽となる
水槽（３）を設け、前記洗たく双成水槽（３）の中央内
底部にアジテータ若しくはパルセータ等の回転翼（５）
を配設し、洗たく兼脱水槽（４）と回転翼（５）はそれ
ぞれ単独に回転可能に水槽（３）の底部外で軸受機構部
（６）に連結して支持されている。

前記軸受機構部（６）には大ブーＩＪ−（７）が取付け
られ、この人プーリー（７）はベルト（１０）によって
小プーリ−（９）の回転が伝達される。

この小プーリ−（９）は洗たく機の下部に設けであるモ
ーター（８）によって回転する。

また、前記水槽（３）の底部に排水管（２０）が開口し
ており、この排水管（２０）には排水弁（１７）が設け
られ、また前記軸受機構部（６）と連絡作動するブレー
キ兼クラッチレバ−（１８）が電磁弁（１９）を介して
連絡している。

以上のような構成によって、前記タイマー等の制御によ
ってモーター（８）が作動し、軸受機構部（６）に回転
が伝達され、回転翼（５）または洗たく双成水槽（４）
が回転するものである。

そして、成木回転時には洗たく物の偏位による荷重が加
わって洗たく兼脱水槽（４）が振動し、また、脱水終了
時にはブレーキ（１８）の制動力の反動で洗たく兼脱水
槽（４）が特に大きく振動し、それが水槽（３）に伝達
される。これらの水槽（３）の振動が外箱（２）に伝達
されることや水槽（３）が外箱（２）に突当たることを
防止するために種々の防振装置が講じられている。

その防振装置としては、水槽（３）の底部を外箱（２）
の上部に設けた吊り金具（１１）に掛は下げた吊り棒（
１４）の下端に固着して、水槽（３）を外箱（２）内に
吊り下げ、さらに水槽（３）の底部を引張バネ（１６）
で外箱（２）下部に緊着させである。

前記吊り捧（１４）の従来例を第７図について説明する
と、外箱（２）に上向きの椀形吊り金具（１１）を取付
ける。一方、吊り捧（１４）の上端を下面が球面の上球
面受け（１５）を挿通してピン（３１）で止め、該球面
受け（１５）の曲面を吊り金具（１１）の碗部に摺動可
能に当接させるようにして、この上球面受け（１５）は
吊り金具（１１）の底部の透孔に回動自在に収めである
。

なお、吊り捧（１４）の下部には前記上球面受け（１５
）とは反対向きの上面を球面とした下球面受け（１３）
を挿着させ、その下球面受け（１３）を水槽（３）に取
付けた前記吊り金具（１１）とは反対向きの椀形受は金
具（３２）に挿通して下球面受け（１３）の曲面と受は
金具（３２）の碗部を当接させである。さらに下球面受
け（１３）の下部に防振バネ（１２）を装着してあり、
このような吊り棒（１４）は外箱（２）内の四隅に計４
本を設けである。

以上のような構成で設けた吊り棒（１４）は水槽（３）
を外箱（２）内に吊り下げるもので、水槽（３）の振動
は吊り捧（１４）に伝わる際に、下球面受け（１３）と
受は金具（３２）　、上球面受け（１５）と吊り金具（
１１）のそれぞれの曲面摩擦によっても吸収されるが、
主として吊り棒（１４）下端の荷重による防振バネ（１
２）の弾発力によって吸収され、水槽（３）の振動を減
衰させるものである。

他に、防振装置の１つとして、水槽（３）が振動時に洗
たく機の中央に位置することを確保できて外箱（２）に
突当たることのないようにするため、水槽（３）の底部
を引張バネ（１６）で外箱（２）に繋留することも行わ
れている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、前記の吊り棒（１４）のみでは脱水停止時にブ
レーキ（１８）の制動力によって生ずる洗たく兼脱水槽
（４）の大きい振れが水槽（３）を大きく振り回し、そ
のため水槽（３）が外箱（２）の内壁に当たるので、そ
れを防止するため水槽（３）の底部と外箱（２）底部と
の間に引張ハネ（１６）を張ってその引張力で水槽（３
）の振れを小さくし、水槽（３）が外箱（２）内の中央
に位置するようにする必要があり、ふつう４本の引張バ
ネ（１６）を設けることを必要とするものであった。

しかし、この引張パ゛ネ（１６）は、これがあるために
脱水時における洗たく末成水＋！！　（４）の定速回転
で発生する水槽（３）の振動でも伸縮し、この伸縮で不
快音を発生するという問題があった。

本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、引張バネ
を設けることを要せず、その結果、この引張バネからの
騒音もなく、脱水中と脱水終了時ともに水槽の振動を前
記引張バネなしに確実に防止できる吊り棒を設けた洗た
く機の防振装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は前記目的を達成するため、洗たく機の外箱向上
部から吊り棒の下端で防振バネを介在させて水槽底部を
吊持する洗たく機の防振装置において、前記吊り棒の上
端を、洗たく機の外箱側に固定した弾性塊体に下方から
’Ｎｉｆｆ１突出させて取付けたことを要旨とするもの
である。

〔作用〕

本発明によれば、洗たく兼脱水槽が定常回転で共振回転
数を通過するとき、及びブレーキ制御で停止するときに
水槽が大きく揺れ、水槽を吊り下げている吊り棒も大き
く揺れようとするが、吊り棒の上端を、洗たく機の外箱
側に固定した弾性塊体に下方からＮ通突出させて取付け
たことにより、吊り棒上端が装着している弾性塊体が振
動圧で変形させられ、その弾性が吊り棒の振れを吸収し
て減衰させ、水槽の揺れを小さく抑える。

〔実施例〕

以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明の洗たく機の防振装置の実施例の要部を
示す縦断側面図で、図中第７図の従来例と同一構成要素
には同一参照番号を付しである。

なお、洗たく機の全体構造については前記従来例を示す
第６図と同一なので詳細説明を省略する。

図中（２）は洗たく機の外箱を示し、この外箱（２）に
は一部を内側に膨出させて形成した二段状の透孔（ｌｌ
ａ　）を有する吊り金具（１１）が一体的に取付けであ
る。

図中（１４）は吊り棒で、この吊り棒（１４）の上端は
下面に小径の突部（２１ａ　）を形成した二段状円柱体
のゴム等の弾性塊体（２１）とその弾性塊体（２１）の
上面と側面を被覆する剛体製のキヤ・ノブ状の吊り捧受
け（２２）を下方から貫通し、吊り棒（１４）のさらに
先端はビン（２３）を横向きに挿入して吊り棒受け（２
２）に止められている。

なお、前記弾性塊体（２１）の下段の小径の突部（２１
ａ　）は吊り金具（１１）の透孔（Ｉｌａ　）の小径と
同じか、それ以上であり、弾性塊体（２１）の上段の大
径部の径は吊り捧受け（２２）の内径と同じか、それ以
上であり、また弾性塊体（２１）の上段の大径部の高さ
は吊り捧受け（２２）の深さと同じか、それ以上である
。

そして、吊り棒受け（２２）は下面に外向きフランジ（
２２ａ　）を形成し、これで吊り金具（１１）面に当接
するとともに、弾性塊体（２１）の下段の突部（２１Ｂ
）を透孔（ｌｌａ）に嵌合させたので、弾性塊体（２１
）自体は吊り金具（１１）　（１１１１にしっかりと固
定される。

また、吊り捧（１４）の下方は図示は省略するが、第７
図の従来例と同様に、水槽（３）の底部に固着した下球
面受け（■３）などによって掴持され、先端には防振バ
ネ（１５）などを装着する。

次に動作について説明すると、脱水回転時には、洗たく
兼脱水槽（４）が共振回転数を通過するときに水槽（３
）は大きく円錐運動を行って、第２図に示すように水槽
（３）の重心（２４）は矢印（２５〕で示す回転をする
ので、水槽（３）は外箱（２）の内面に衝突しようとす
るが、第３図に示すように水槽（３）の回転に合わせて
回転する吊り捧（１４）を、吊り棒（１４）の頭部の弾
性塊体（２１）が弾性的に締付けるので、吊り棒（１４
）の回転は制御され、第２図に示すように水槽（３）の
重心（２４）の回転は矢印（２６）で示す回転に小さく
聞えられる。

また、脱水停止時には、洗たく兼脱水槽（４）の回転が
急激にブレーキ停止を強いられるが、第４図に示すよう
に水槽（３）は洗たく兼脱水槽（４：の貰性力に加勢さ
れ、水槽（３）の重心（２４）を中心にして矢印（２７
）で示す回転をしようとするが、吊り捧（１４）の頭部
の弾性塊体（２１）の弾性による締付けによって吊り捧
（１４）の振れが制御され、水槽（３）の回転も重心（
２４）を中心に矢印（２８）で示す程度に小さい回転に
抑えられる。

このようにして、本発明の吊り棒（１４）は脱水回転中
と脱水停止時とを問わず水槽（３）の振動を強力に抑制
する。洗たく時の水槽（３）の振動についても勿論であ
る。

なお、他の実施例として第５図に示すように、吊り金具
（１１）に凹部（ｌｌｂ）を大きく形成し、この凹部（
Ｉｌｂ　）内に弾性塊体（２１）を埋設し、剛体製の円
板状吊り棒受け（２２’）を弾性塊体（２１）の上面で
吊り棒（１４）に冠着することも考えられる。

〔発明の効果］ 以上述べたように本発明の洗たく機の防振装置は、水槽
を洗たく機の外箱に張着する引張ハネを設けることなく
、吊り棒とそれの吊り金具のみによって、脱水回転時の
みならず脱水終了時の大きな振動も効果的に抑制できる
ものである。これにより、水槽が振れて外箱に当たるこ
とはないし、ハネによる不快音を発生することもない。

また、防振装置の引張バネ等の部品数を少なくして、組
立ての作業性と経済性を高めるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の洗たく機の防振装置の１実施例を示す
縦断側面図、第２図は同上動作を説明する平面図、第３
図は同上動作を説明する縦断側面図、第４図は同上動作
を説明する別の平面図、第５図は本発明の他の実施例の
要部の縦断側面図、第６図は従来の防振装置を備えた洗
たく機の縦断側面図、第７図は従来例を示す縦断側面図
である。 （１）・・・トップパネル（２）・・・外箱（３）・・
・水槽　　　　　（４）・・・洗たく兼脱水槽（５）・
・・回転Ｈ（６）・・・軸受機構部（７）・・・大プー
リ−（８）・・・モーター（９）・・・小プーリ−（１
０）・・・■ベルト（１１）・・・帛り金具　　（ｌｌ
ａ）・・・透孔（１２）・・・防１辰ハネ （１３）・・・下球面受け　（１４）・・・吊り棒（１
５）・・・上球面受け　（１６）・・・引張バネ（１７
）・・・排水弁 （１８）・・・ブレーキ兼クラッチレバ−（１９）・・
・電磁弁　　　（２０）・・・排水ホース（２１）・・
・弾性塊体　　（２１ａ）・・・突部（２２）　　（２
２’）・・・吊り捧受け（２２ａ　）・・・フランジ （２３）・・・ピン　　　　（２４）・・・水槽の重心
（２５）・・・重心の回転矢印 （２６）・・・重心の回転矢印 （２７）・・・水槽の回転矢印 （２８）・・・水槽の回転矢印 （３１）・・・ピン　　　　（３２）・・・受は金具代
理人　　弁理士　　大音　増雄 第３図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 洗たく機の外箱内上部から吊り棒の下端で防振バネを介
   在させて水槽底部を吊持する洗たく機の防振装置におい
   て、前記吊り棒の上端を、洗たく機の外箱側に固定した
   弾性塊体に下方から貫通突出させて取付けたことを特徴
   とする洗たく機の防振装置。