JP2583558B2 - ペースト状顔料配合物、その製法及び使用法 - Google Patents
ペースト状顔料配合物、その製法及び使用法Info
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Description
配合物に関し、本配合物は殊に印刷インキ特に活版−及
びオフセット印刷インキの製造に関する。
ン例えば塩素又は臭素、C1−C3−アルキル、C1−C3−ア
ルコキシ又はニトロなる残基を意味する〕 で示されるアリールパラローザニリンスルボン酸の系か
ならる顔料の水性プレスケーキをフラッシング工程に付
し、その際顔料がビヒクルに移行し、同時に実質的に脱
水されそして濃縮されることが知られている。(例えば
K.Winnacker,L.Kuchler「Chemische Technologie」第3
版、第4巻第362頁、第375頁、第376頁及び第408頁(19
72)参照)。この方法で顔料を良好に分散した形で含有
し、活版−又はオフセット印刷ワニスに容易に混入する
ことができそしてこの場合着色力の良い活版−又はオフ
セット印刷インキを与えるフラッシュ濃縮体が得られ
る。
シュ濃縮体を使用することは、アリールパラローザニリ
ンスルホン酸−顔料を使用する場合殊に有利である。即
ち、他の多くの顔料に於て通常に行われる様に、水性プ
レスケーキを乾燥すれば、上記のアリールパラローザニ
リンスルホン酸顔料の場合その著しい極性のために固い
凝集体が形成し、これは適当な印刷ペーストを製造する
ために三対−ロールミルを用いて摩砕するような通常の
機械的応力では破砕し得ない。顔料の悪い分散性は印刷
インキの着色力、均質性、光沢及び透明度に不都合な影
響を及ぼす。それ故乾燥した未調合アリールパラローザ
ニリンスルホン酸−顔料はそのままの形で印刷インキに
使用することができない。フラッシングした顔料(フラ
ッシュペースト)は、ビヒクルを適当に選択さえすれば
これらの欠点を有しない。
シング工程に特に使用されるビヒクルは、樹脂混合物及
び高沸点の鉱油からなる。この様なビヒクルはドイツ特
許出願公告第2354225号公報(米国特許第3950288号明細
書)に記載されている。これは鉱油中の樹脂混合物溶液
であり、その際鉱油含有率は35〜60重量%である。樹脂
混合物はその組成に於いて、フラッシング工程の場合の
混練過程中良好な顔料湿潤が生ぜしめられる様な状態で
ある。もち論この樹脂混合物の湿潤性は、既に分離した
水の著しい乳化を生じせしめそれによりフラッシング工
程が著しく妨げられる様に高度であってはならない。
ニリンスルホン酸顔料のフラッシュペーストは通常40〜
45%の顔料含有率及び30〜70パスカル秒(Pas)の範囲
の粘度−落球粘度計を用いて測定−を有する。30〜70Pa
sの範囲のフラッシュペーストの粘度が実用上広く用い
られている。何となればこれは一方ではフラッシュペー
ストの良好な取り扱いを保証し、他方ではこの様に調整
したペーストを用いてレオロージ、タック、水相溶性及
び印刷可能性に関して使用上の技術要求に沿うオフセッ
ト印刷用印刷インキを製造することができるからであ
る。
の製造に使用することは不都合が伴う。フラッシュペー
ストを印刷ワニス中で稀釈する場合の着色力の変化は印
刷ワニスの性質のほかに又なおフラッシングペースト中
に含まれるビヒクルの性質及び量に左右される。印刷イ
ンキ製造業者別に異なる印刷インキの調合によってフラ
ッシュペーストを稀釈する場合の着色力の変化は一様で
ない。この事情は印刷インキを製造する場合著しい調合
上の問題を生ずる。何となれば調合はたいてい全く特定
の着色力/稀釈−比に基づいて決定されるからである。
ドイツ特許出願公告第2354225号公報に記載の如きビヒ
クルを用いて製造した公知のフラッシュペーストの場
合、たいていの場合夫々の要望に適合させるには不満足
である。顔料含有率の低減及び従って樹脂含有率の増大
によりフラッシュペーストのこれらの性質を変えること
を試みるなら、フラッシュペーストのレオロジーは樹脂
中に製造条件で含まれる鉱油により一層低い粘度及びタ
ックの方向に変化する。その場合低度に顔料着色したフ
ラッシュペースト(40%の顔料含有率より少ない)を印
刷ワニスとの通常の混合により慣用のオフセット機で印
刷可能な印刷インキに加工することはもはや不可能にな
る。このことはタックを有せず、非常に低い粘度を有す
る著しく薄い印刷インキを生じ、これは印刷の際、紙吸
着させる場合、インキ/水−平衡、摩耗強度及び摩耗
(scuff)抵抗に於いて大きな問題を生ずる。
前記の性質例えば色調、着色力及びレオロジーに関する
該性質への一層良好な適合を可能にするアリールパラロ
ーザニリンスルホン酸−顔料のフラッシュペーストを得
ることが望まれていた。特に低い顔料含有率を有するこ
の様なフラッシュペーストは通常の印刷ワニスで稀釈後
申し分のないレオロジー挙動を与えるべきである。
えば塩素又は臭素、C1−C3−アルキル、C1−C3−アルコ
キシ又はニトロを意味する〕 で示される1種以上の顔料5乃至50重量%、 b) 油含有率70〜80重量%を有する長油アルキド樹脂
(ここで、油成分は、グリセロール及びペンタエリトリ
ットの混合物を含有するポリアルコールの、乾性油、半
乾性油または不乾性油との反応、またはこれらの複数の
油の混合物との反応、または対応する脂肪酸との反応に
基づき、そしてジカルボン酸成分は、グリセロールおよ
びペンタエリトリットの混合物を含有するポリアルコー
ルの、イソフタル酸およびオルトフタル酸の混合物、1
または複数の少割合のα,β−不飽和ジカルボン酸また
はその無水物またはそれらの混合物との反応に基づ
く)、 c) 600〜1700の範囲の平均分子量を有する炭化水素
樹脂(その量はアルキド樹脂b)の1〜1.5倍であ
る)、 d) フエノール樹脂変性コロホニウム樹脂又は環下ゴ
ム樹脂又は両樹脂の組合せ及び e) 鉱油 を、それぞれa)5〜50重量%、b)およびc)の樹脂
からなる樹脂混合物20〜45重量%、d)3〜25重量%、
e)10〜40重量%で含有するペースト状顔料配合物であ
る。
合物20〜45重量%好ましくは5〜15重量%、フエノール
変性コロホニウム樹脂又は環化ゴム又は両樹脂の混合物
3〜25重量%、及び鉱油10〜40重量%特に15〜25重量%
を有する本発明による顔料配合物が殊に重要である。好
ましい顔料配合物は、R1,R2及びR3が互いに関係なく水
素、メチル、エチル、n−又はイソ−プロピル特に水素
又はメチルを意味する上記一般式Iの顔料を含有する。
されたピグメントブルー19、ピグメントブルー56、ピグ
メントブルー57及びピグメントブルー61である。
ましくは75〜77重量%を有する長油アルキド樹脂(成分
b)を、1〜1.5−倍好ましくは1〜1.25倍量の、600〜
1700の範囲の平均分子量を有する1又は複数種の炭化水
素樹脂と組合せて含有する。
変性ポリエステルとして製造することができ、その際イ
ソ−及びオルト−フタル酸及び少量割合の1又は複数種
のα,β−不飽和ジカルボン酸をグリセリン及びペンタ
エリトリットからなる混合物及び油又は脂肪酸又はそれ
らの混合物と段階的に又は一段階で反応させる。
ばアマニ油、ヒマシ油、ヤシ油、ヒマワリ巣、綿実油、
大豆油、落花生油、トール油、牛脂好ましくはアマニ油
又はヒマシ油及び上記油の混合物である。
脂肪酸及び脂肪酸混合物は、例えば前記した油のけん化
により得られる。更に7〜10個のC−原子を有する直鎖
又は枝分れ飽和脂肪酸、脂肪特に牛脂脂肪の加水分解に
よって得られる脂肪酸、樹脂酸、安息香酸、p−第三ブ
チル安息香酸及び上記酸の混合物が適する。
ド樹脂に関してのみならず上記の脂肪酸の使用下製造さ
れたアルキド樹脂に関しても用いられる。いわゆるこの
油含有率は、トリグリセリドに換算された変性油又は脂
肪酸−これらはアリキド樹脂の製造の際使用される−の
アルキド樹脂に対する重量含有率である。
化水素樹脂又は炭化水素樹脂の混合物からなることがで
き、その際夫々の樹脂の平均分子量は600〜1700の範囲
である。好ましくは成分cの炭化水素樹脂は、一方では
600〜1100の平均分子量を有し、他方では1400〜1700の
平均分子量を有する2種の炭化水素樹脂の混合物からな
る。
な組合せはドイツ特許出願公告第2354225号公報(米国
特許第3950288号明細書)から公知である。鉱油中にお
けるその溶液は一般式Iの顔料の水性プレスケーキのフ
ラッシング用に適する。
性コロホニウム樹脂を使用することができる。好ましい
フエノール変性コロホニウム樹脂は110〜180℃特に120
〜165℃の融点、約20〜110の範囲の酸価及び50%トルオ
ール溶液中20℃に於ける、50〜450mPas特に50〜230mPas
(mPas=ミリパスカル秒)のDIN第53177号による動的粘
度を有する。この種類の適当な市販樹脂は、例えばRALB
ERTOL KP 626(ヘキスト社),ALBERTOL KP 823,ALBERTO
L KP 172及びALBERTOL KP 330である。
る。適当な環化ゴム樹脂は通例100〜150℃の範囲の融点
及び50〜5000mPas好ましくは100〜180mPas(トリオール
中50%溶液、20℃)のDIN第53177号による動的粘度及び
5より少ない酸価を有する。
れる。鉱油は芳香族成分含有又は芳香族成分不含鉱油で
あることができ、通例200乃至530℃の沸点範囲を有す
る。殊に240乃至325℃の沸騰範囲の芳香族成分の少ない
鉱油の使用が望ましい。
場合により通常の助剤を付加的成分として含有すること
ができる。通常の助剤は例えば防腐剤例えば殺菌剤又は
フラッシング助剤としてのアミンである。
顔料の水性プレスケーキをフラッシングして上記成分a
〜eを主として含有する本発明による顔料配合物を製造
する方法に於て、顔料の水性プレスケーキを樹脂混合物
の鉱油中溶液の存在下フラッシングし、その際樹脂混合
物は成分bとして記載の種類の樹脂及び1〜1.5倍量の
成分cとして記載の種類の樹脂からなり、鉱油は成分e
に相当し、そして残余水の除去前又は除去中、成分dの
樹脂又は樹脂混合物及び場合により成分eに相当する鉱
油の追加量及び/又は成分b及びcの樹脂からなる樹脂
混合物の鉱油中溶液の追加量を添加混入し、残余水を除
去することを特徴とする上記製法にある。
常の構造の分割トラフ混練機により段階的に鉱油中成分
b及びcとして記載した樹脂の溶液を用いてフラッシン
グし、その際除去された水を分離する様にして実施す
る。この場合成分b+c対成分eの比率は好ましくは4
対1乃至0.7対1特に2.3対1乃至0.8対1である。引き
続いて生成顔料ペーストに直接成分dとして記載した樹
脂の必要量を添加してフラッシュペーストの所望の流動
学的性質を調整する。必要な樹脂量は前試験により決定
することが好ましい。何となれば粘度及び樹脂含有率は
樹脂の混入中のみならず、残余水の除去中でも変化する
からである。顔料ペースト中に含まれる鉱油の量が、成
分dの樹脂を溶解するために十分でない場合には、さら
に追加的に鉱油を添加することができる。又成分dの樹
脂を鉱油中の溶液として添加することもできるが、しか
しこれは例外的にのみ行われるべきである。何となれば
これは製造工業上通例高い経費を伴うからである。樹脂
及び場合により追加して添加される鉱油の量は、最適な
混練及びフラッシュペーストの凝集が常に保証される様
に調整されねばならぬ。フラッシュペーストの顔料含有
率を低めに調整するために成分dの樹脂の混入後追加量
の鉱油又は成分b及びcの鉱油中の溶液の追加量で一定
の範囲に稀釈することができる。
る水分を分離する。残余水の除去は常法で減圧を適用し
て行うことができる。好ましくはフラッシュペースト及
び成分dの樹脂は平行して行われる。
明による顔料配合物を使用する方法である。アリールパ
ラローザニリンスルホン酸−顔料の本発明によるフラッ
シュペーストは優れた性質を有しており、その諸性質は
特に本発明によるペーストを活版−及びオフセット印刷
インキの製造に用いるのを好適にすると思われる。例え
ば顔料配合物は通例8〜30好ましくは9〜18インコメー
ター値の範囲のタックを有し、通常の印刷ワニス中で稀
釈後活版−及びオフセット印刷インキ用に要求される如
き8〜18好ましくは9〜14インコメーター値のタックを
有する印刷インキを与える。この場合タックの尺度とし
て配合物を供給したロールにより駆動されていない隣接
するロール上に配合物のタックに基づいて塗布されるト
ルクが示される(1インコメーター値=60cm×ポン
ド)。インコメーター値は装置相関値であり、Prufban
(Munchen)社のタッコロメータ「Inkomat」に関する。
通常の印刷ワニスによる1:1の比率でのフラッシュペー
ストの稀釈後の印刷インキの粘度は好ましくは10〜50Pa
s特に20〜40Pasの範囲であり、オフセット印刷機上での
印刷に著しく適する。
る。50〜60℃に於ける長い貯蔵後では顔料配合物は、50
〜350Pa.secの範囲で粘度が安定しており、良好に加工
可能である。
で製造することができる。20〜38重量%の顔料含有率が
好ましい。成分dの樹脂を異なる量で使用することによ
り印刷ワニスに混入する場合の稀釈への着色力の依存関
係を広範囲に調節することができる。
−、平版−、凹版−、スクリーン−又は多色印刷に用い
られる慣用のビヒクル−又は印刷インキ系と非常に幅の
広い相溶性を有する点で優れている。本配合物は、例え
ば活版印刷−又はオフセット印刷インキ、ヒートセット
−オフセット印刷インキ又は新聞輪転インキ用ビヒクル
系に混入することができる。本発明による配合物を用い
て顔料着色した印刷インキは、申し分のない印刷性を有
し、着色力の良い輝かしい印刷を与える。本発明による
顔料配合物は殊にブラックペーストと混入して印刷イン
キとして適し印刷の際良好な光沢及び保護効果を有す
る。本顔料配合物は又複写紙又はインキリボン用の印刷
インキの製造に適する。
重量に関する。使用される顔料の構造に就て例中で所々
「理想式」を示す。これらの場合使用される顔料はトリ
アリールパラローザニリンスルホン酸からなる混合物を
含有し、該スルホン酸は対応するトリアリールパラロー
ザニリンのスルホン化の際共通して生成しそしてスルホ
基を構造的に別の末端アリール残基の一つに結合して有
する点において互いに異なってきている。
酸の顔料240部を顔料含有率25.6重量%を有する水性プ
レスケーキ(937部)としてS字形混練ブレードを有す
る混練機に於て約70%フラッシュ樹脂溶液250部を用い
てフラッシングし、その際フラッシング樹脂溶液はドイ
ツ特許出願公告2354225号公報(米国特許第3950288号明
細書)に記載された方法と類似する方法によって製造さ
れている。この場合先ず湿潤プレスケーキ574部を70%
フラッシュ樹脂溶液160部と混練し、約20分後水270部を
混練機の縁を通して分離する。湿潤プレスケーキ195部
の添加及びフラッシング樹脂溶液40部を徐々に適入後第
二フラッシング−工程に於て水70部を分離する。水の分
離後プレスケーキ残りの195部の添加下及びフラッシン
グ樹脂溶液50部の適加下第三フラッシング−工程を実施
する。この方法でプレスケーキと共に使用された水を全
部で84.6%分離する。粘稠な混練材料に120〜130℃の溶
融範囲及び34の酸価を有するフエノール樹脂変性コロホ
ニウム樹脂(RALBERTOL KP 626)52部を最初に挙げた種
類のフラッシュ樹脂溶液140部の適加下混練し、減圧下
残余水を導出する。減圧下で6〜7時間の混練後ペース
トは実質的に水不含となり、添加した樹脂はペースト中
に均等に分散している。追加のフラッシュ樹脂溶液50部
を少しづつ添加することによりペーストを170Pasの粘度
に調整する。最終的なペーストの顔料含有率は約33%で
ある。通常のオフセットと印刷ワニスによるペーストの
稀釈後26Pas及び12.7インコメータ値のタックを有する
印刷インキが得られる。
−工程の終結後フラッシュペーストをフラッシング樹脂
溶液で徐々に稀釈する点が異なる。40%より低い顔料含
有率の場合、ペーストの粘度は非常に低い(<20Pas)
ので、同一量の市販オフセット印刷ワニスによるペース
トの調整の際完全に不十分な流動学的性質を有す印刷イ
ンキが得られる。例1に於いて使用される成分dの本発
明による樹脂を印刷インキに後から添加しても、稀釈す
る際のレオロジー及び着色力挙動に関して例1に記載の
印刷インキの性質に相当する性質は得られない。
レスケーキ(889部)として例1の方法と同様にしてフ
ラッシュ樹脂溶液280部を用いてフラッシングする。フ
ラッシング工程の終結後湿潤ペーストに環化ゴム樹脂
(融点115〜125℃、55%トルオール溶液中動的粘度120
〜170Pas、酸価<2)200g及び混練コンシステンシーの
程度に応じて鉱油約185部を添加する。真空中で約5時
間後ペーストは乾燥しており、添加した環化ゴム樹脂は
完全に溶解している。140Pasの粘度を有するフラッシュ
ペーストが得られる。該フラッシュペーストは、同一量
の印刷ワニスで稀釈後、40Pasの粘度及び14.8インコメ
ータ値のタックを有し、卓越した印刷をすることができ
る印刷インキに加工することができる。
グ工程に関してフラッシュ樹脂溶液を全部で180部必要
とする。水湿潤フラッシュペーストに環化ゴム樹脂(融
点128〜143℃、粘度3〜4.5Pas−テストベンジン(ホワ
イトスピリット)中50%溶液中で測定−、酸価<2)−
これは260〜290℃の沸騰範囲の鉱油中40%溶液として使
用される−155部を加える。真空の適用による乾燥中フ
ラッシュペーストに粘度の程度に応じてフラッシングに
使用される同一の樹脂溶液105部を添加する。約4時間
後ペーストは水を含まず、樹脂は完全にペースト中で分
散している。顔料含有率35.2%及び14−Pasの動的粘度
を有するフラッシュペーストが得られる。
割合で稀釈して31Pasの粘度及び13.4インコメーター値
のタックを有する卓越した印刷をすることができる印刷
インキを与える。
グ工程に関してフラッシュ樹脂溶液を全部で210部必要
とする。水湿潤フラッシュペーストに環化ゴム樹脂(融
点120〜127℃、粘度130〜170mPas−トルオール中50%溶
液中で測定−、酸価<2)30部及びフエノール樹脂変性
コロホニウム樹脂(融点140〜150℃、酸価32)及び混練
コンシステンシーの程度に応じて真空下の乾燥中先づフ
ラッシュ樹脂溶液80部を、次になお芳香族成分の少ない
鉱油80部を添加する。真空中で7時間後ペーストは完全
に乾燥しており、添加した両樹脂は溶解している。210P
asの粘度及び34.3%の顔料含有率を有するフラッシュペ
ーストが得られる。該ペーストは同一量の通常なオフセ
ット印刷ワニスで稀釈後31Pas及びタック12.9インコメ
ーター値を有しそして印刷インキとしての卓越した使用
に適する。
Claims (10)
- 【請求項1】a) 一般式I 〔式中R1,R2及びR3は、互いに関係なく水素、ハロゲ
ン、例えば塩素又は臭素、C1−C3−アルキル、C1−C3−
アルコキシ又はニトロを意味する〕 で示される1種以上の顔料、 b) 油含有率70〜80重量%を有する長油アルキド樹脂
(ここで、油成分は、グリセロール及びペンタエリトリ
ットの混合物を含有するポリアルコールの、乾性油、半
乾性油または不乾性油との反応、またはこれらの複数の
油の混合物との反応、または対応する脂肪酸との反応に
基づき、そしてジカルボン酸成分は、グリセロールおよ
びペンタエリトリットの混合物を含有するポリアルコー
ルの、イソフタル酸およびオルトフタル酸の混合物、1
または複数の少割合のα,β−不飽和ジカルボン酸また
はその無水物またはそれらの混合物との反応に基づ
く)、 c) 600〜1700の範囲の平均分子量を有する炭化水素
樹脂(その量はアルキド樹脂b)の1〜1.5倍であ
る)、 d) フエノール樹脂変性コロホニウム樹脂又は環下ゴ
ム樹脂又は両樹脂の組合せ及び e) 鉱油 を、それぞれa)5〜50重量%、b)およびc)の樹脂
からなる樹脂混合物20〜45重量%、d)3〜25重量%、
e)10〜40重量%で含有するペースト状顔料配合物。 - 【請求項2】a) 顔料20〜38重量%、 b)及びc) 請求項1記載の成分b)及びc)の樹脂
からなる樹脂混合物20〜4重量%、 d) フエノール変性コロホニウム樹脂又は環下ゴム樹
脂又は両樹脂の混合物3〜25重量%、 e) 鉱油10〜40重量% を含有する請求項1記載の顔料配合物。 - 【請求項3】成分dのフエノール樹脂変性コロホニウム
樹脂が、50〜450mPas、好ましくは50〜230mPasの動的粘
度を有する請求項1又は2記載の顔料配合物。 - 【請求項4】成分dの環下ゴム樹脂が、50〜5000mPas、
好ましくは100〜180mPasの動的粘度を有する請求項1又
は2記載の顔料配合物。 - 【請求項5】式Iで表される1種以上の顔料の水性プレ
スケーキをフラッシングして請求項1記載の成分a〜e
を主として含有する請求項1〜4のいずれかに記載の顔
料配合物を製造する方法に於て、顔料の水性プレスケー
キを樹脂混合物の鉱油中溶液の存在下フラッシングし、
その際樹脂混合物は成分bとして記載の種類の樹脂及び
1〜1.5倍量の成分cとして記載の種類の樹脂からな
り、鉱油は成分eに相当し、そして残余水の除去前又は
除去中、成分dの樹脂又は樹脂混合物及び場合により成
分eに相当する鉱油の追加量及び/又は成分b及びcの
樹脂からなる樹脂混合物の鉱油中溶液の追加量を添加混
入し、残余水を除去することを特徴とする上記製法。 - 【請求項6】残余水の除去を減圧脱水により行い、そし
て成分dの樹脂の混合を脱水と同時に実施する請求項5
記載の製法。 - 【請求項7】印刷インキの顔料着色に請求項1〜4のい
ずれかに記載の顔料配合物を使用する方法。 - 【請求項8】印刷インキが、オフセット印刷インキであ
る請求項7記載の方法。 - 【請求項9】印刷インキが、8〜18インコメータ値、好
ましくは9〜14インコメーター値の範囲のタックを有す
る請求項7又は8記載の方法。 - 【請求項10】印刷インキが、10〜50Pas、好ましくは2
0〜40Pasの範囲の粘度を有する請求項7〜9のいずれか
に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3707020.7 | 1987-03-05 | ||
DE19873707020 DE3707020A1 (de) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | Pastenfoermige pigmentpraeparationen, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung |
Publications (2)
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