JP2583293Y2 - ディーゼル機関用エアコンプレッサ冷却改善用配管装置 - Google Patents
ディーゼル機関用エアコンプレッサ冷却改善用配管装置Info
- Publication number
- JP2583293Y2 JP2583293Y2 JP1992015156U JP1515692U JP2583293Y2 JP 2583293 Y2 JP2583293 Y2 JP 2583293Y2 JP 1992015156 U JP1992015156 U JP 1992015156U JP 1515692 U JP1515692 U JP 1515692U JP 2583293 Y2 JP2583293 Y2 JP 2583293Y2
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- Japan
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- water
- air compressor
- tank
- cooling
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、ディーゼル機関用エア
コンプレッサ冷却改善用配管装置に関する。
コンプレッサ冷却改善用配管装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図１ないし図３は本考案の実施例を示す
図面であるが、このうち公知部分について本願の考案を
良く理解するために説明する。ウォータポンプ１から吐
出された冷却水は矢印ａで示すように、オイルクーラ
２、シリンダブロック３及びシリンダヘッド４を介して
サーモスタットハウジング５に流れる。そのサーモスタ
ットハウジング５に流れた冷却水は、一部がカーヒータ
８を介してウォータポンプ１に戻され、サーモスタット
６、６が閉じているときは、ウォータポンプ１に戻され
る。また、サーモスタット６、６が開いているときは、
ラジエータ７に流れ、ロアタンク７ａから矢印ｂのよう
にウォータポンプ１に戻される。更に、一部はアッパタ
ンク７ｂから矢印ｃで示すように、入口配管Ｌ１を介し
てディーゼル機関Ｅの後部に設けられたエアコンプレッ
サ１０より充分上方に設けられた気水分離用のウォータ
サブタンク９に送られる。そのウォータサブタンク９で
空気が分離された冷却水は、矢印ｄで示すように出口配
管Ｌ２を介してウォータポンプ１に戻される。また、サ
ーモスタット６、６が閉じているとき、サーモスタット
ハウジング５の冷却水の一部は、第２入口配管Ｌ３を介
してウォータサブタンク９に送られる。そして、ウォー
タポンプ１の冷却水の一部は、矢印ｅで示すように入口
配管Ｌ４を介してエアコンプレッサヘッド１０ａに送ら
れ、矢印ｇのように出口配管Ｌ６を介してシリンダヘッ
ド４に戻されるようになっている。他方、カーヒータ装
置に関し、本出願人は実開平３−２３６１５号公報にお
いて、エンジン回転数と流量とに基づき、エア排出制御
を行う技術を提案している。
図面であるが、このうち公知部分について本願の考案を
良く理解するために説明する。ウォータポンプ１から吐
出された冷却水は矢印ａで示すように、オイルクーラ
２、シリンダブロック３及びシリンダヘッド４を介して
サーモスタットハウジング５に流れる。そのサーモスタ
ットハウジング５に流れた冷却水は、一部がカーヒータ
８を介してウォータポンプ１に戻され、サーモスタット
６、６が閉じているときは、ウォータポンプ１に戻され
る。また、サーモスタット６、６が開いているときは、
ラジエータ７に流れ、ロアタンク７ａから矢印ｂのよう
にウォータポンプ１に戻される。更に、一部はアッパタ
ンク７ｂから矢印ｃで示すように、入口配管Ｌ１を介し
てディーゼル機関Ｅの後部に設けられたエアコンプレッ
サ１０より充分上方に設けられた気水分離用のウォータ
サブタンク９に送られる。そのウォータサブタンク９で
空気が分離された冷却水は、矢印ｄで示すように出口配
管Ｌ２を介してウォータポンプ１に戻される。また、サ
ーモスタット６、６が閉じているとき、サーモスタット
ハウジング５の冷却水の一部は、第２入口配管Ｌ３を介
してウォータサブタンク９に送られる。そして、ウォー
タポンプ１の冷却水の一部は、矢印ｅで示すように入口
配管Ｌ４を介してエアコンプレッサヘッド１０ａに送ら
れ、矢印ｇのように出口配管Ｌ６を介してシリンダヘッ
ド４に戻されるようになっている。他方、カーヒータ装
置に関し、本出願人は実開平３−２３６１５号公報にお
いて、エンジン回転数と流量とに基づき、エア排出制御
を行う技術を提案している。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来のエアコンプレッ
サヘッド１０ａの冷却水配管においては、ウォータポン
プ１からヘッド１０ａに入った冷却水は、シリンダヘッ
ド４に戻るので、ヘッド１０ａの入口の圧力値と出口の
圧力値の差が小さく、かつ、シリンダヘッドの流路抵抗
が大きいので、流量が少なく、したがって冷却性能が悪
い。
サヘッド１０ａの冷却水配管においては、ウォータポン
プ１からヘッド１０ａに入った冷却水は、シリンダヘッ
ド４に戻るので、ヘッド１０ａの入口の圧力値と出口の
圧力値の差が小さく、かつ、シリンダヘッドの流路抵抗
が大きいので、流量が少なく、したがって冷却性能が悪
い。
【０００４】本考案は、エアコンプレッサヘッドの冷却
性能を向上するディーゼル機関用エアコンプレッサ冷却
改善用配管装置を提供することを目的としている。
性能を向上するディーゼル機関用エアコンプレッサ冷却
改善用配管装置を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、ウォー
タポンプからの冷却水がオイルクーラとディーゼル機関
のシリンダブロックおよびシリンダヘッドを介してサー
モスタットハウジングに流れ、サーモスタットが開いて
いるときに冷却水はラジエータに流れ、その冷却水の一
部がラジエータのアッパタンクから入口配管を介してデ
ィーゼル機関およびエアコンプレッサより上方に設けた
気水分離用のウォータサブタンクに流れ、そのウォータ
サブタンクで空気が分離された冷却水が出口配管を介し
てウォータポンプに戻されるように構成したディーゼル
機関用エアコンプレッサ冷却改善用配管装置において、
前記エアコンプレッサヘッドからの冷却水出口配管が前
記ウォータサブタンクとウォータポンプの上流部とを連
通する配管に合流している。
タポンプからの冷却水がオイルクーラとディーゼル機関
のシリンダブロックおよびシリンダヘッドを介してサー
モスタットハウジングに流れ、サーモスタットが開いて
いるときに冷却水はラジエータに流れ、その冷却水の一
部がラジエータのアッパタンクから入口配管を介してデ
ィーゼル機関およびエアコンプレッサより上方に設けた
気水分離用のウォータサブタンクに流れ、そのウォータ
サブタンクで空気が分離された冷却水が出口配管を介し
てウォータポンプに戻されるように構成したディーゼル
機関用エアコンプレッサ冷却改善用配管装置において、
前記エアコンプレッサヘッドからの冷却水出口配管が前
記ウォータサブタンクとウォータポンプの上流部とを連
通する配管に合流している。
【０００６】
【作用】したがって、エアコンプレッサヘッドの出口配
管が圧力の低いウォータポンプの吸込側に接続されてい
るので、エアコンプレッサヘッドの出口側の圧力が入口
側よりも低くなり、そして従来例のようにシリンダヘッ
ドには接続されていないので、流路抵抗が小さくなり、
エアコンプレッサヘッドを流れる冷却水量が増加し、冷
却性能が向上する。
管が圧力の低いウォータポンプの吸込側に接続されてい
るので、エアコンプレッサヘッドの出口側の圧力が入口
側よりも低くなり、そして従来例のようにシリンダヘッ
ドには接続されていないので、流路抵抗が小さくなり、
エアコンプレッサヘッドを流れる冷却水量が増加し、冷
却性能が向上する。
【０００７】また、注水時と停車時に、気水分離が良く
行われる。ウォータサブタンクに注水時、エンジン、エ
アコンプレッサヘッドに冷却水が充填されるが、エアコ
ンプレッサヘッドの出口配管がウォータポンプの吸込側
より高いためエアーがスムーズにサブタンク内に入るか
らである。
行われる。ウォータサブタンクに注水時、エンジン、エ
アコンプレッサヘッドに冷却水が充填されるが、エアコ
ンプレッサヘッドの出口配管がウォータポンプの吸込側
より高いためエアーがスムーズにサブタンク内に入るか
らである。
【０００８】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
る。
【０００９】図１ないし図３において、コンプレッサヘ
ッド１０ａの出口側は、出口配管Ｌ５によりウォータサ
ブタンク９の出口側とウォータポンプ１の上流側とを連
通する出口配管Ｌ２の途中に合流されている。
ッド１０ａの出口側は、出口配管Ｌ５によりウォータサ
ブタンク９の出口側とウォータポンプ１の上流側とを連
通する出口配管Ｌ２の途中に合流されている。
【００１０】したがって、コンプレッサヘッド１０ａの
出口側は、ウォータポンプ１の吸込側に接続され、矢印
ｆのように流れるので、コンプレッサヘッド１０ａの出
口側の圧力は、ウォータポンプ１の吐出側に入口配管Ｌ
４で接続されたコンプレッサヘッド１０ａの入口側の圧
力より充分に低い。また、従来のように出口配管Ｌ６に
よりシリンダヘッド４に接続された場合に比べ、流路抵
抗が小さい。そのため、コンプレッサヘッド１０ａの流
量が大きく増加し、冷却性能が大巾に向上される。ま
た、注入時及び停車時において、コンプレッサヘッド１
０ａ内の気水分離が良く行われる。ウォータサブタンク
に注水時、エンジン、エアコンプレッサヘッドに冷却水
が充填されるが、エアコンプレッサヘッドの出口配管
が、ウォータポンプの吸込側より低いため、エアーがス
ムーズにサブタンク内に入るからである。
出口側は、ウォータポンプ１の吸込側に接続され、矢印
ｆのように流れるので、コンプレッサヘッド１０ａの出
口側の圧力は、ウォータポンプ１の吐出側に入口配管Ｌ
４で接続されたコンプレッサヘッド１０ａの入口側の圧
力より充分に低い。また、従来のように出口配管Ｌ６に
よりシリンダヘッド４に接続された場合に比べ、流路抵
抗が小さい。そのため、コンプレッサヘッド１０ａの流
量が大きく増加し、冷却性能が大巾に向上される。ま
た、注入時及び停車時において、コンプレッサヘッド１
０ａ内の気水分離が良く行われる。ウォータサブタンク
に注水時、エンジン、エアコンプレッサヘッドに冷却水
が充填されるが、エアコンプレッサヘッドの出口配管
が、ウォータポンプの吸込側より低いため、エアーがス
ムーズにサブタンク内に入るからである。
【００１１】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので、コンプレッサヘッドの冷却水流量を大きく
増加し、その結果、冷却性能を大巾に向上することがで
きる。
ているので、コンプレッサヘッドの冷却水流量を大きく
増加し、その結果、冷却性能を大巾に向上することがで
きる。
【図１】本考案の一実施例を示すディーゼル機関の側面
図。
図。
【図２】図１の後面図。
【図３】図１の冷却水配管図。
Ｌ１・・・ウォータサブタンクの入口配管 Ｌ２・・・ウォータサブタンクの出口配管 Ｌ４・・・コンプレッサヘッドの入口配管 Ｌ５、Ｌ６・・・コンプレッサヘッドの出口配管 １・・・ウォータポンプ ２・・・オイルクーラ ３・・・シリンダブロック ４・・・シリンダヘッド ５・・・サーモスタットハウジング ６・・・サーモスタット ７・・・ラジエータ ８・・・カーヒータ ９・・・ウォータサブタンク １０・・・エアコンプレッサ １０ａ・・・エアコンプレッサヘッド
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F01P 3/12 F01P 3/20 F01P 3/22 F01P 11/04 F02B 39/00
Claims (1)
- 【請求項１】 ウォータポンプからの冷却水がオイルク
ーラとディーゼル機関のシリンダブロックおよびシリン
ダヘッドを介してサーモスタットハウジングに流れ、サ
ーモスタットが開いているときに冷却水はラジエータに
流れ、その冷却水の一部がラジエータのアッパタンクか
ら入口配管を介してディーゼル機関およびエアコンプレ
ッサより上方に設けた気水分離用のウォータサブタンク
に流れ、そのウォータサブタンクで空気が分離された冷
却水が出口配管を介してウォータポンプに戻されるよう
に構成したディーゼル機関用エアコンプレッサ冷却改善
用配管装置において、前記エアコンプレッサヘッドから
の冷却水出口配管が前記ウォータサブタンクとウォータ
ポンプの上流部とを連通する配管に合流していることを
特徴とするディーゼル機関用エアコンプレッサ冷却改善
用配管装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992015156U JP2583293Y2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | ディーゼル機関用エアコンプレッサ冷却改善用配管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992015156U JP2583293Y2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | ディーゼル機関用エアコンプレッサ冷却改善用配管装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0575435U JPH0575435U (ja) | 1993-10-15 |
| JP2583293Y2 true JP2583293Y2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=11880939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992015156U Expired - Lifetime JP2583293Y2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | ディーゼル機関用エアコンプレッサ冷却改善用配管装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2583293Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63235618A (ja) * | 1987-03-23 | 1988-09-30 | Mitsubishi Electric Corp | 車両用発電機と機関用始動電動機の冷却装置 |
-
1992
- 1992-03-23 JP JP1992015156U patent/JP2583293Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0575435U (ja) | 1993-10-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |