JP2583293B2 - プロペラシャフト用カバー - Google Patents

プロペラシャフト用カバー

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JP2583293B2
JP2583293B2 JP63243271A JP24327188A JP2583293B2 JP 2583293 B2 JP2583293 B2 JP 2583293B2 JP 63243271 A JP63243271 A JP 63243271A JP 24327188 A JP24327188 A JP 24327188A JP 2583293 B2 JP2583293 B2 JP 2583293B2
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propeller shaft
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axial direction
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良承 藤原
喜重 武田
一彦 栗山
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/26Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected
    • F16D3/38Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another
    • F16D3/40Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another with intermediate member provided with two pairs of outwardly-directed trunnions on intersecting axes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/84Shrouds, e.g. casings, covers; Sealing means specially adapted therefor
    • F16D3/841Open covers, e.g. guards for agricultural p.t.o. shafts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Diaphragms And Bellows (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明はたとえばトラクターの出力軸と作業機の入
力軸とを接続するプロペラシャフトを安全確保および防
塵の目的でカバーするプロペラシャフト用カバーに関す
る。
〈従来の技術〉 従来、この種のプロペラシャフトカバーとしては、第
5図に示すようなものがある(特公昭58−36212号公
報)。このプロペラシャフト用カバー101は、円筒形で
プロペラシャフト102を覆う第1カバー103と略ラッパ状
でプロペラシャフト102の端部104を覆う第2カバー105
とを備えている。そして上記第2カバー105の嵌合部105
aを上記第1カバー103に内嵌して、上記第1、2カバー
103,105を一体に固定している。上記第2カバー105の円
筒部105bにはリヤレースカバー106を内嵌して固定して
おり、このリヤレースカバー106の端部106aに、所定の
環状の空間110を形成して軸方向に対向するようにフロ
ントレースカバー107を固定している。上記フロントレ
ースカバー107の径方向内側端にはボールホルダ108がロ
ー付け等により固定してあり、このボールホルダ108に
より、周方向一定間隔にボール109,109,…,を保持して
いる。そして、上記環状の空間110に、コイルスプリン
グ111とこのコイルスプリング111により軸方向に付勢さ
れ、軸方向に移動可能なスライドリング112とを配置し
ている。上記フロントレースカバー107には切除部107a
が設けてあり、この切除部107aから、上記スライドリン
グ112に軸方向に突設されたレバー113を、軸方向に外部
に突出させてある。このレバー113の軸方向所定の位置
には径方向の切欠き114が設けてあり、レバーを軸方向
に押し込み次いで周方向に回転させて、この切欠き114
を上記フロントレースカバー107の切除部107aに係止す
ることにより、上記スライドリング112は所定の寸法軸
方向に押し込んだ状態で保持できるようになっている。
上記スライドリング112の端部には、ボール押え部115を
設けている。そして、上記スライドリング112の段部112
aがコイルスプリング111に軸方向に付勢されてフロント
レースカバー107に当接した状態で上記ボール109,109,
…がプロペラシャフトの102端部104の外周に設けた軌道
116から外れないように、ボール109,109,…を径方向に
押えるようにしている。つまり、プロペラシャフトカバ
ー101をプロペラシャフト102に取り付けている。そし
て、第2カバー105の操作穴105c越しの外部からの上記
レバー113の操作によりスライドリング112が押し込ま
れ、係止されたとき、上記ボール押え部115の位置が上
記ボール109,109,…に対して軸方向にずれて、上記プロ
ペラシャフト102の軌道116に嵌まっているボール109,10
9,…を径方向に可動状態にして、上記プロペラシャフト
カバー101を上記プロペラシャフトから軸方向に外すよ
うにしている。そして、上記プロペラシャフトカバー10
1のプロペラシャフト102への取付けは、ボール109,109,
…が上記軌道116の位置に一致するまで上記プロペラシ
ャフトカバー101を軸方向に押し込み、その状態で上記
係止状態のレバー113を周方向に回転させて係止を解除
して上記コイルスプリング111の作用により、上記スラ
イドリング112を押し込む前の位置に戻して、上記ボー
ル109,109,…を軌道116に押し込むと共に径方向移動不
可に押え、このボール109,109,…と軌道116の係止によ
り行うようにしている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記従来のプロペラシャフトカバー10
1はコイルスプリング11やスライドリング112が必要なた
め、カバーを構成する部品点数が多くなってしまうとい
う問題がある。また、レバー113を操作してプロペラシ
ャフト用カバー101を着脱するようにしているため、上
記第2カバー105に操作穴105cを必要とし、この操作穴1
05cから内部にダスト等の異物が入るという問題があ
る。また、狭い操作穴105c越しにレバーを操作する等カ
バーのプロペラシャフト102への着脱が困難であり、着
脱がワンタッチで行えないという問題がある。
そこで、この発明の目的は、少ない部品点数で構成す
ることができ、ワンタッチに容易に確実に着脱すること
ができると共に、操作穴等を必要とせず確実にプロペラ
シャフトおよびプロペラシャフトのジョイント部を覆う
ことのできる安全性の高いプロペラシャフトカバーを提
供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、この発明のプロペラシャフ
ト用カバーは、プロペラシャフトを覆うように筒状に形
成されると共に、端部が上記プロペラシャフトのジョイ
ント部に支持され、かつ上記端部に径方向に移動して上
記プロペシャフトのジョイント部と互いに係合可能な第
1係合部を有する第1カバーと、上記第1カバーに回転
可能に外嵌され、起立した上記第1係合部を押圧して上
記第1係合部と上記ジョイント部とを互いに係合させる
押圧部と上記第1カバーの端部の第3係合部と互いに係
合する第2係合部を有し、かつ上記ジョイント部を覆う
第2カバーを備えたことを特徴としている。
〈作用〉 このプロペラシャフト用カバーの装着に際し、まず、
プロペラシャフトを覆うように筒状に形成され、端部に
径方向に移動して上記ジョイント部と互いに係合可能な
第1係合部を有すると共に、第2カバーを回転可能に外
嵌した第1カバーを、プロペラシャフトを覆った状態
で、その端部を上記プロペラシャフトのジョイント部の
所定の位置に一致させる。すると、上記第1,2カバーは
ジョイント部を介して、プロペラシャフトに軸方向所定
の位置に配置され、上記第1カバーはプロペラシャフト
を、また、上記第2カバーは上記ジョイント部を覆う。
次いで、第2カバーを第1カバーに対して回転させる。
すると、第2カバーの押圧部が、起立した上記第1カバ
ーの第1係合部を押圧して上記第1係合部と上記ジョイ
ント部とを互いにワンタッチに係合させると共に、第2
カバーの第2係合部が、第1カバーの端部の第3係合部
と互いに係合して上記第2カバーが第1カバーに固定さ
れる。これにより、上記第1カバーは、端部を上記第1
係合部を介してプロペラシャフトのジョイント部と互い
に係合され支持されて、プロペラシャフトを覆う。一
方、上記第2カバーは、押圧部により第1係合部を押圧
して第1カバーに外嵌された状態で第1カバーに支持さ
れ、ジョイント部を覆う。上記第1、2カバーの取り外
しは、上記とは逆の手順で行われ、まず、上記第2カバ
ーを上記と逆方向あるいは同方向に回転させ、上記第2
係合部による回転の固定を解除すると共に、上記第2カ
バーの押圧部の押圧を解除する。すると、上記係合部は
起立して、それにより、ジョイント部との互いの係合を
解除する。次いで、逆方向あるいは同方向に回転させら
れた上記第2カバーを外嵌した状態で、上記第1カバー
の端部をジョイント部から軸方向に引き離して、第1、
2カバーの上記プロペラシャフトからの取り外しを終了
する。必要があれば、第1カバーと第2カバーとを分離
する。
〈実施例〉 以下、この発明を図示の実施例により詳細に説明す
る。
第1図はこの発明の第1実施例のプロペラシャフト用
カバーの要部の縦断面図であり、1はプロペラシャフト
である。このプロペラシャフト1は軸部2と二又腕部3
と軸受部4で構成されており、図示しないトラクタから
の動力を伝えられ回転する。
上記軸部2は角パイプ状の内側部材2aと外側部材2bと
からなり、テレスコ状に互いに嵌合して、軸方向に伸縮
自在、かつ相対回転不可に設けられている。上記二又腕
部3は、軸に平行な2つの腕部6,6を有するU字状で、
U字の底に相当し、外周に軸方向の円筒面7aを有する基
部7の端面の中央に、軸方向に貫通する角柱形の嵌合穴
7bを有する。そして、上記内側部材2aの端部に、二又腕
部3の嵌合穴7bを嵌合して溶接によりそれらを一体に取
り付けている。上記基部7の円筒面7aには、周方向に断
面が円の一部をなす環状溝を形成し、この環状溝により
上記軸受部4の一方の軌道7cを形成している。また上記
基部7には、断面略L字状で内周に軌道7cと対向する周
方向の軌道8aを有する環状の合成樹脂製の外輪部材8を
径方向に所定の間隔を保って装着している。そして、上
記一対の軌道面7c,8aの間に、保持器9によりばらける
ことなく周方向一定間隔に保持される転動体としての玉
10,10,…を収納して、上記軌道7c,保持器9,玉10および
外輪部材8により上記軸受部4を形成している。これに
より上記外輪部材8は二又腕部3に滑らかに回転自在に
支持される。上記外輪部材8は周方向所定の1箇所で軸
に平行な径方向の面で割りが入れられており、そのた
め、弾性的に周方向に径を広げることができる。したが
って、上記外輪部材8は玉10,10,…を容易に軌道面8aに
収納することができる。上記外輪部材8の軸方向上記腕
部6側の肩の内径dは、上記円筒面7aの径よりも僅かに
大きく設けられており、上記軸方向腕部6側から上記軌
道面7c,8a内に異物が浸入するのを防止するようになっ
ている。上記軸部2の端部と二又腕部3とこの軸受部4
により、プロペラシャフトのジョイント部Aが形成され
る。
上記二又腕部3の軸に平行な2つの腕部6,6には夫
々、上記基部7および軸部2の軸に直交する方向に貫通
する嵌合穴6a,6aを設けている。そして、この嵌合穴6a
に、互いに2つの軸が直交する十字形状で、4つの先端
部に夫々の軸回りに回転する回転部12a,12a,12b,12bを
有する十字軸11の180゜隔った2つの上記回転部12a,12a
を内嵌して、互いに回転可能に取り付けている。この十
字軸11の回転部12a,12aと軸を直交する残り2つの回転
部12b,12bには、上記二又腕部3と同じ形状の軸に平行
な2つの腕部13,13を有し、基部14の外端面の中心に軸
方向に貫通するスプライン穴15を有する継手部材16の上
記腕部13,13に設けられた嵌合穴13a,13aを嵌合して、互
いに回転可能に取り付けている。そして、上記二又腕部
3の腕部6,6と十字軸11と継手部材16の腕部13,13とで自
在継手Bを形成している。これにより、上記プロペラシ
ャフト1の回転は、プロペラシャフト1の軸と上記継手
部材16の幅が偏角をなしている状態でも、上記十字軸11
を介して上記継手部材16にスムーズに伝えられる。上記
スプライン穴15には、図示しない耕運等を行う作業機の
入力軸に設けられたスプライン部が嵌合される。そして
嵌合された状態で、基部14の側面に一部がスプライン穴
に交わるように設けられた抜け防止穴14aに図示しない
ピンを挿入して、このピンにより上記スプライン部を、
係止して抜けないようにロックするようにしている。
上記プロペラシャフト1の軸受部4の外輪部材8に
は、弾性を有するプラスチックでできており、略円筒形
で小径の嵌合部20aと大径の支持部20bと上記支持部20b
に連続して設けられ、軸方向上記継手部材16側に向かっ
てフレア状に広がるフレア状部20cからなる取付リング2
0の上記支持部20bを着脱可能に外嵌している。そして、
上記支持部20bと嵌合部20aとの間に形成される段部20d
を上記外輪部材8の端面に当接させている。上記支持部
20bの嵌合部20a側端には、径方向外側に向けて断面略矩
形の環状のつば部20eを設けている。また、上記支持部2
0bには、周方向120゜毎の一定間隔に3つ設けられ、軸
方向の舌状で断面略L字形の第1係合部としての係合つ
め21,21,…を設けている。そして、この係合つめ21の先
端のつめ21aを上記外輪部材8の上記腕部6側の端面に
係合させて、このつめ21aと上記段部20dとで外輪部材8
を軸方向に挟んで、取付リング20自身を外輪部材8に対
して軸方向に支持している。この係合つめ21は、第2図
に示すように、自然状態で支持部20bの外周面と所定の
角度をなして径方向に弾性的に広がった状態となるよう
に設けられており、外力が作用して径方向内側に押圧さ
れると、上記段部20dとの境界線、つまり基部21bを中心
に径方向内側に弾性的に倒れて、第1図に示すように、
外輪部材8に係合するようになっている。そして、押圧
が除かれると、再び径方向に開き上記自然状態の位置ま
で戻るようになっている。上記軸方向の舌状の係合つめ
21の周方向両側の支持部20bとの間には、第3図にそのI
II−III線断面を示すように、スリット21c,21cが形成さ
れており、このスリット21c,21cは、第1図に示すよう
に、上記フレア状部20cの外端面まで軸方向に延長され
ている。そのため、上記係合つめ21に対応するフレア状
部20cには、上記スリット21c,21cに連通する切り欠き20
c−1が形成されている。
上記フレア状部20cの外周には、第4図に示すよう
に、上記係合つめ21,21,…と周方向に所定の角度位相が
ずれた周方向120゜毎の一定間隔の径方向位置に上記切
り欠き20c−1と周方向に所定寸法を保って、断面略台
形の直歯傘歯車の歯状の、第3係合部としての係合突起
22を突設している。上記嵌合部20aは、上記支持部20bよ
りも小さな径を有しており、上記プロペラシャフト1の
回転を妨げないだけの大きさの内径を有している。そし
て、その軸方向略中央に周方向一定間隔に複数の断面台
形で、径方向に所定の寸法突出する突起20a−1を有し
ている。
上記外輪部材8に軸方向に支持された取付リング20の
嵌合部20aには、弾性を有するプラスチックで形成され
ると共に、テレスコ状に軸方向に伸縮自在に設けられ、
円筒形の内側部材23aと外側部材23bからなる筒部材23の
その内側部材23aの端部を外嵌している。そして、上記
突起20a−1を、この端部に上記突起20a−1に対応する
位置に設けられた係合穴23a−1に係止して一体に固定
している。これにより、この筒部材23は取付リング20の
嵌合部20aに、上記プロペラシャフト1と接触すること
なく軸を一致させた状態に支持されて、一体に取り付け
られる。この取付は弾性的に行われる。上記突起20a−
1は上記内側部材23aの肉厚よりも小さな上記所定の寸
法突出しているため、上記外側部材23bと内側部材23aの
伸縮運動を妨げることはない。この筒部材23と上記取付
リング20により第1カバー25が形成される。
上記第1カバー25の取付リング20の係合つめ21を外輪
部材8に係合した状態の支持部20bとつば部20eとフレア
状部20cとにより形成される環状の溝Cには、弾性を有
するプラスチックでできた第2カバー26を回転可能に外
嵌して装着している。この第2カバー26は、円筒部26a
とこの円筒部26aに連なり、軸方向取付部材16側に向か
うにつれてフレア状に広がるジャバラ状のジャバラ状部
26bと上記円筒部26aと上記ジャバラ状部26bとにまたが
って径方向外側に向けて突設され、軸に平行な径方向の
略矩形の板状で中心に穴26dを有する突起26cと上記円筒
部26aに、第3図に示すように、径方向120゜毎の3方向
に径方向外側に向けて押し出したように形成され、内面
の周方向に対向する軸に平行な側面が径方向に対して、
径方向内側向きに開いた「ハ」の字状になるように、互
いに逆方向に傾いた一対の傾斜面27a,27aをなす略箱状
の押圧部27とを備えている。そしてさらに、上記ジャバ
ラ状部26bの円錐状の基部26a−1の内周に、上記フレア
状部20cに突設された係合突起22と対応する径方向位置
に、径方向内側に向けた突設され、第4図に示すよう
に、上記フレア状部20cの係合突起22を周方向両側から
平行に挾む2つの断面略台形の直歯傘歯車の歯状の突起
28a,28aで形成される第2係合部としての係合突起28を
備えている。そして、その円筒部26aを上記支持部20bに
外嵌して、第3図に示すように、押圧部27と押圧部27の
間の円筒部26aにより、第1カバー25の支持部20bに120
゜毎の周方向一定間隔に軸方向に設けられた上記係合つ
め21を径方向内側に押圧して倒れ込ませて、第1図に示
すように、この係合つめ21をプロペラシャフト1の軸受
部4の外輪部材8に係合させて固定している。そして、
上記ジャバラ状部26bを中心に上記自在継手Bを覆って
いる。上記外嵌は、第2カバー26が弾性を有しているた
め、容易に行なわれる。一旦外嵌されると、この第2カ
バー26は上記つば部20eにより円筒部26aの外端面を係止
され軸方向に支持されて、容易に軸方向筒部材23側に外
れるのを防がれる。
上記押圧部27は、第3図に想像線で示すように、第1
カバー25の支持部20bの係合つめ21とその位相が周方向
に一致した状態で、第2図に示すように、押圧を解除さ
れ自然状態に径方向に開いた上記係合つめ21を完全に凹
部29内に収納するように、かつ係合つめ21の運動を妨げ
ないように設けられていると共に、上記第2カバー26が
第1カバー25に対して回転させられて押圧部27自身と係
合つめ21との位相が周方向にずらされたとき、上記一対
の傾斜面27a,27aの回転方向と反対側の傾斜面27aによ
り、上記係合つめ21を押圧してスムーズに径方向内側に
倒れ込ませて、上述のように、この係合つめ21をプロペ
ラシャフト1の軸受部4の外輪部材8に係合させるよう
になっている。一方、上記係合突起28は、第1図の状態
で、つまり、押圧部27と係合つめ21の位相が周方向に所
定の角度ずれ、押圧部27と押圧部27の間の円筒部26aに
より係合つめ21が完全に径方向に倒された状態で径方向
に支持され固定されて、外輪部材8に係止した状態で、
第1カバー25の取付リング20のフレア状部20cの外周に
設けた上記係合突起22と互いに係合するように設けてあ
る。そして、第2カバー26自身の上記第1カバー25に対
する周方向への回転を止めている。これにより、第2カ
バー26は、プロペラシャフト1の軸受部4の外輪部材8
に係合つめ21を介して一体に取り付けられた上記第1カ
バー25に、完全に固定され、第1カバー25と共に、上記
プロペラシャフト1に対して回転可能に支持される。上
記突起26cの穴26dには、両端に外れ防止付フック30、30
を有する鎖31の一方のフック30を係止している。この鎖
31の他方のフック30は図示しないトラクタ側あるいは作
業機側の静止部材に係止される。これにより、上記第1
カバー25と第2カバー26は、回転を止められ、静止した
状態で、上記回転するプロペラシャフト1および自在継
手Bを覆う。上記第1カバー25と第2カバー26を上記プ
ロペラシャフト1の軸受部4から外すときは、上述の逆
手順で行なわれる。上記軸部2の外側部材2bおよび上記
筒部材23の外側部材23bに連なるトラクタ側も構成が同
様であるので説明を省略する。
上記構成のプロペラシャフト用カバーの着脱は以下の
ようにして行う。
まず、十字軸11を介して継手部材16と自在継手Bをな
して接続されたプロペラシャフト1の軸部2に、第2カ
バー26をつば部20eと支持部20bとフレア状部20cとで形
成される環状の溝Cに周方向に回転可能に外嵌して軸方
向所定の位置に支持すると共に、第2カバー26の押圧部
27と支持部20bの係合つめ21の位相を周方向に一致させ
た状態の第1カバー25を、取付リング20のフレア状部20
c側から挿通して外嵌する。そして、上記第1カバー25
を第1図中矢印で示す軸方向に押し進め、プロペラシャ
フト1の軸受部4の外輪部材8に第1カバー25の支持部
20bを、段部20dが上記外輪部材8の端面に当接するまで
押し進めて外嵌する。このとき、第2図に示すように、
支持部20bの係合つめ21が上記押圧部27の凹部29内に収
納され、押圧されない状態で上述の自然状態に径方向に
開いているため、上記押し進めは何ら妨げられることな
くスムーズに行なわれる。すると、第1カバー25の筒部
材23は、上記外輪部材8に取付リング20を介して、上記
プロペラシャフト1と軸を一致させた状態で軸方向所定
の位置に保持され、上記プロペラシャフト1の軸部2を
覆うと共に、第1カバー25に上記溝Cを介して支持され
た上記第2カバーは、ジャバラ状部26bを中心に、上記
ジョイント部Aおよび自在継手Bを覆う。次いで、上記
第2カバー26を第1カバー25に対して周方向に回転させ
てゆく。すると、回転と共に、上記第1カバー25の支持
部20bに周方向一定間隔に設けられた3つの係合つめ21
が同時に、上記第2カバー26の円筒部26aに設けられた
3つの押圧部27の内側の一対の傾斜面27a、27aのうち回
転方向と反対側の傾斜面27aに押圧されて、径方向内側
に倒れ込んでゆく。このとき、上記傾斜面27aが径方向
に対して適当な角度傾いているため、係合つめ21はスム
ーズに押圧されて、径方向内側に倒れ込む。押圧部27と
係合つめ21の位相が周方向に完全にずれるまで第2カバ
ー26を回転させると、上記係合つめ21は押圧部27と押圧
部27のあいだの円筒部26aにより押圧され、完全に径方
向内側に倒れ込んで、上記外輪部材8を軸方向に係止す
る。これにより、上記第1カバー25および第2カバー26
は係合つめ21を介してプロペラシャフト1に軸方向に支
持される。さらに、第2カバー26を、上記押圧部27が係
合つめ21に対して所定の角度位相がずれるまで、周方向
に回転させる。すると、第1カバーの取付リング20のフ
レア状部20cの外周に周方向120゜毎の一定間隔に突設さ
れた上記係合突起22,22,22がこの第2カバー26のジャバ
ラ状部26bの基部26b−1の内周に周方向120゜毎の一定
間隔に突設された上記係合突起28,28,28の夫々の突起28
aと突起28aの間に形成される溝に同時に嵌り込み、つま
り、この第2カバー26の係合突起28と第1カバー25の上
記係合突起22と互いに係止し、この第2カバー26の第1
カバー25に対する回転が固定される。これにより、第1,
2カバー25,26は一体に固定され、上記係合つめ21を介し
て、プロペラシャフト1に対して回転自在に支持され
る。最後に、第1カバー25と一体に固定された第2カバ
ー26の突起26cの穴26dに、両端にフック30,30を有する
鎖31の一方のフック30を係止すると共に、この鎖31の他
方のフック31をトラクタ側あるいは作業機側の静止部材
に係止して、上記第1,2カバー25,26の上記プロペラシャ
フト1への取付を完了する。これにより、上記第1,2カ
バー25,26は、静止した状態で、回転するプロペラシャ
フト1および自在継手Bを完全に覆うことができる。以
上に述べた取付手順はすべて可逆的であり、上記の手順
を逆に行うことにより、上記第1,2カバー23,20は、上記
プロペラシャフト1から容易に外すことができる。必要
があれば、第2カバー26の円筒部26aを第2カバー25の
溝Cから弾性的に外して、第1カバー25と第2カバー26
とを分離する。
このようにして着脱をおこなうため、このプロペラシ
ャフト用カバーは、従来のように、操作穴を通して第2
カバーの内側で困難な脱着操作を行ったりすることな
く、外部から第2カバー26を第1カバー25に対して回転
させるだけで、プロペラシャフト1に容易に確実に着脱
することができると共に、静止した状態で、プロペラシ
ャフト1の伸縮に応じて伸縮しつつプロペラシャフト1
を確実に覆うことができ、かつプロペラシャフト1に続
く自在継手Bも、その揺動によらず確実に覆うことがで
きる。したがって、このプロペラシャフト用カバーは、
巻き込み等の事故やプロペラシャフト1のテレスコ部や
軸受部4にスラッジ等の異物が浸入するのを確実に防止
することができる。
また、このプロペラシャフト用カバーは、従来のよう
にコイルバネやスライドリング等を必要としないため、
従来に比べて部品点数を少なくすることができる。ま
た、プロペラシャフト用カバーをプロペラシャフト1か
ら外したときに、従来のように軌道面がむき出しになっ
てその軌道面にカバーを外している間に異物が付着した
りすることがないため、常に滑らかな回転を確保するこ
とができ、軸受部4の寿命を保つことができる。
上記実施例では係合つめ21、押圧部27、係合突起22お
よび係合突起28を周方向120゜毎の3箇所に設けるよう
にしたが、3箇所に限らず必要に応じて増減してよいの
はもちろんである。
〈発明の効果〉 以上より明らかなように、この発明のプロペラシャフ
ト用カバーは、第2カバーを第1カバーに対して回転さ
せて第1カバーの第1係合部とプロペラシャフトのジョ
イント部とを互いに係合させると共に、第2係合部と上
記第1カバーの端部の第3係合部とを互いに係合させ
て、上記第1カバーと第2カバーとを互いに相対移動不
可に固定するようにしているので、プロペラシャフトに
ワンタッチに確実に装着でき、あるいは取り外すことが
できる。それに加えて、この発明のプロペラシャフト用
カバーは、装着時に、第1カバーによりプロペラシャフ
トを、また第2カバーによりプロペラシャフトのジョイ
ント部を確実に覆って、巻き込みや異物のプロペラシャ
フトへの浸入を防止することができる。また、この発明
のプロペラシャフト用カバーは、従来のようにコイルバ
ネを必要としないため、従来に比べて部品点数を少なく
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例のプロペラシャフト用カ
バーをプロペラシャフトに装着した状態の縦断面図、第
2図はプロペラシャフトにプロペラシャフト用カバーを
装着する説明図、第3図は第1図の第1カバーおよび第
2カバーのIII−III線断面図、第4図は第1図の第1カ
バーおよび第2カバーのIV−IV線断面図、第5図は従来
のプロペラシャフト用カバーをプロペラシャフトに装着
した状態の縦断面図である。 1……プロペラシャフト、20……取付リング、21……係
合つめ、22……係合突起、25……第1カバー、26……第
2カバー、27……押圧部、28……係合突起、A……ジョ
イント部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロペラシャフトを覆うように筒状に形成
    されると共に、端部が上記プロペラシャフトのジョイン
    ト部に支持され、かつ上記端部に径方向に移動して上記
    プロペラシャフトのジョイント部と互いに係合可能な第
    1係合部を有する第1カバーと、 上記第1カバーに回転可能に外嵌され、起立した上記第
    1係合部を押圧して上記第1係合部と上記ジョイント部
    とを互いに係合させる押圧部と上記第1カバーの端部の
    第3係合部と互いに係合する第2係合部を有し、かつ上
    記ジョイント部を覆う第2カバーを備えたことを特徴と
    するプロペラシャフト用カバー。
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DE19541511C1 (de) * 1995-11-08 1997-04-24 Walterscheid Gmbh Gkn Schutzvorrichtung für Gelenkwellen mit einem abnehmbaren Schutztrichter
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GB201721801D0 (en) * 2017-12-22 2018-02-07 Sparex Ltd Safety guard support for power take-off joints and shafts

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