JP2675107B2 - プロペラシャフト用カバー - Google Patents

プロペラシャフト用カバー

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JP2675107B2
JP2675107B2 JP63308129A JP30812988A JP2675107B2 JP 2675107 B2 JP2675107 B2 JP 2675107B2 JP 63308129 A JP63308129 A JP 63308129A JP 30812988 A JP30812988 A JP 30812988A JP 2675107 B2 JP2675107 B2 JP 2675107B2
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propeller shaft
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良承 藤原
喜重 武田
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俊一 松井
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/84Shrouds, e.g. casings, covers; Sealing means specially adapted therefor
    • F16D3/841Open covers, e.g. guards for agricultural p.t.o. shafts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)
  • Diaphragms And Bellows (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明はたとえばトラクターの出力軸と作業機の入
力軸とを接続するプロペラシャフトを安全確保および防
塵の目的でカバーするプロペラシャフト用カバーに関す
る。
〈従来の技術〉 従来、この種のプロペラシャフト用カバーとしては、
第9図に示すようなものがある(特公昭58−36212号公
報)。このプロペラシャフト用カバー101は、円筒形で
プロペラシャフト102を覆う第1カバー103と略ラッパ状
でプロペラシャフト102の端部104を覆う第2カバー105
とを備えている。そして上記第2カバー105の嵌合部105
aを上記第1カバー103に内嵌して、上記第1、2カバー
103,105を一体に固定している。上記第2カバー105の円
筒部105bにはリヤレースカバー106を内嵌して固定して
おり、このリヤレースカバー106の端部106aに、所定の
環状の空間110を形成して軸方向に対向するようにフロ
ントレースカバー107を固定している。上記フロントレ
ースカバー107の径方向内側端にはボールホルダ108がロ
ー付け等により固定してあり、このボールホルダ108に
より、周方向一定間隔にボール109,109,…,を保持して
いる。そして、上記環状の空間110に、コイルスプリン
グ111とこのコイルスプリング111により軸方向に付勢さ
れ、軸方向に移動可能なスライドリング112とを配置し
ている。上記フロントレースカバー107には切除部107a
が設けてあり、この切除部107aから、上記スライドリン
グ112に軸方向に突設されたレバー113を、軸方向に外部
に突出させている。このレバー113の軸方向所定の位置
には径方向の切欠き114が設けてあり、レバーを軸方向
に押し込み次いで周方向に回転させて、この切欠き114
を上記フロントレースカバー107の切除部107aに係止す
ることにより、上記スライドリング112は所定の寸法軸
方向に押し込んだ状態で保持できるようになっている。
上記スライドリング112の端部には、ボール押え部115を
設けている。そして、上記スライドリング112の段部112
aがコイルスプリング111に軸方向に付勢されてフロント
レースカバー107に当接した状態で上記ボール109,109,
…がプロペラシャフト102の端部104の外周に設けた軌道
116から外れないように、ボール109,109,…を径方向に
押えるようにしている。つまり、プロペラシャフト用カ
バー101をプロペラシャフト102に取り付けている。そし
て、第2カバー105の操作穴105c越しの外部からの上記
レバー113の操作によりスライドリング112が押し込ま
れ、係止されたとき、上記ボール押え部115の位置が上
記ボール109,109,…に対して軸方向にずれて、上記プロ
ペラシャフト102の軌道116に嵌まっているボール109,10
9,…を径方向に可動状態にして、上記プロペラシャフト
用カバー101を上記プロペラシャフト102から軸方向に外
すようにしている。そして、上記プロペラシャフト用カ
バー101のプロペラシャフト102への取付けは、ボール10
9,109,…が上記軌道116の位置に一致するまで上記プロ
ペラシャフト用カバー101を軸方向に押し込み、その状
態で上記係止状態のレバー113を周方向に回転させて係
止を解除して上記コイルスプリング111の作動により、
上記スライドリング112を押し込む前の位置に戻して、
上記ボール109,109,…を軌道116に押し込むと共に径方
向移動不可に押え、このボール109,109,…と軌道116の
係止により行うようにしている。そして、このプロペラ
シャフト102に回転自在に固定されたプロペラシャフト
用カバーを、他の部材により静止部材に連結して回り止
めして、このプロペラシャフト用カバー101が静止した
状態で回転するプロペラシャフト102を覆うようにして
いる。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記従来のプロペラシャフトカバー10
1はコイルスプリング111やスライドリング112が必要な
ため、カバーを構成する部品点数が多くなってしまうと
いう問題があった。また、レバー113を操作してプロペ
ラシャフト用カバー101を着脱するようにしているた
め、上記第2カバー105に操作穴105cを必要とし、この
操作穴105cから内部にダスト等の異物が入るという問題
があった。また、狭い操作穴105c越しにレバーを操作す
る等カバーのプロペラシャフト102への着脱が困難であ
り、着脱がワンタッチで行えないという問題があった。
また、プロペラシャフト用カバー101のプロペラシャフ
ト102への取り付けと回り止めとを別々に行わなければ
ならず、取り付けと回り止めとを同時に行うというわけ
にはゆかなかった。
そこで、この発明の目的は、少ない部品点数で構成す
ることができ、特別な工具を用いなくともワンタッチに
容易に確実に着脱することができると共に、装着と回り
止めを同時に行うことができ、かつ、確実にプロペラシ
ャフトおよびプロペラシャフトのジョイント部を覆うこ
とのできる安全性の高いプロペラシャフトカバーを提供
することにある。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、この発明は、プロペラシャ
フトを覆うように筒状に形成されると共に、端部が上記
プロペラシャフトのジョイント部に支持され、かつ、上
記端部に径方向に移動して上記プロペラシャフトのジョ
イント部と互いに係合可能な係合部を有する第1カバー
と、上記第1カバーに軸方向移動可能に外嵌され、上記
係合部を押圧して上記係合部と上記ジョイント部とを互
いに係合させると共に、上記ジョイント部を覆う第2カ
バーを備えたプロペラシャフト用カバーであって、上記
第1カバーの端部には周方向に延び係合穴を有する周方
向突起が設けられ、上記第2カバーには、上記周方向突
起が周方向に挿通するスリットを側部に有し、上記突起
が軸方向に移動可能な凹部を形成する膨出部が設けられ
ている。
〈作用〉 このプロペラシャフト用カバーの装着に際し、まず、
第1カバーを、プロペラシャフトを覆った状態で、その
端部を上記プロペラシャフトのジョイント部の所定の位
置に一致させる。次いで、第2カバーを、上記ジョイン
ト部を覆うように第1カバーに対して軸方向に移動させ
る。このとき、上記第2カバーには、第1カバーの上記
突起が軸方向に移動可能な凹部を形成する膨出部が設け
られているため、第2カバーは、上記突起を上記膨出部
内に収納しつつ第1カバーに対してなんら妨げられるこ
となくスムーズに軸方向に移動する。すると、この第2
カバーの軸方向の移動により、上記第1カバーの係合部
は押圧されて径方向に移動し、上記プロペラシャフトの
ジョイント部と互いにワンタッチに係合する。これによ
り、上記第1カバーは、端部を係合部を介してプロペラ
シャフトのジョイント部と互いに係合され支持されて、
プロペラシャフトを覆う。次いで、上記第2カバーを第
1カバーに対して周方向に回転させて、上記周方向突起
を上記膨出部の側面に設けたスリットに周方向に挿通す
ると共に、スリットの縁部に当接して周方向に係止す
る。これにより、上記第2カバーは、軸方向所定の位置
にて第1カバーに軸方向に支持される。またこれによ
り、上記スリットは塞がれると共に、上記周方向突起の
有する係合穴は膨出部の外の適宜な位置に位置させられ
る。この係止穴には、静止部材に連なる係止部材が挿通
され、この係止部材により上記周方向突起は周方向に係
止されて、スリットから周方向に抜けるのが止められ
る。これにより、上記第2カバーは第1カバーに対して
周方向に相対回転不可に支持される。このため、上記第
2カバーは、プロペラシャフトのジョイント部に支持さ
れた上記第1カバーに一体に係止されて、この第1カバ
ーを介してプロペラシャフトに支持され、ジョイント部
を覆う。つまり第1カバーと第2カバーはプロペラシャ
フトにワンタッチに取り付けられる。
このようにして一体に係止され、プロペラシャフトに
取り付けられた第1カバーと第2カバーは、同時に上記
係止部材による係止によりプロペラシャフトに対する回
転が止められる。
上記第1,2カバーの取り外しは、上記とは逆の手順で
行われ、まず、第1カバーの周方向突起の係止穴に係合
した係合部材を外して周方向の係止を解除し、上記第2
カバーを第1カバーに対して周方向に回転させる。そし
て、上記第2カバーのスリットから上記周方向突起を外
し、突起を膨出部に位置させる。次いで、第2カバーを
第1カバーに対して上記と逆の軸方向に移動させ、第2
カバーによる第1カバーの係合部の押圧を解除する。す
ると、上記係合部は径方向に移動して、それにより、ジ
ョイント部との互いの係合を解除する。次いで、移動さ
せられた上記第2カバーを外嵌した状態で、上記第1カ
バーの端部を上記ジョイント部から軸方向に引き離して
第1,2カバーのプロペラシャフトからの取り外しを終了
する。
〈実施例〉 以下、この発明を図示の実施例により詳細に説明す
る。
第1図はこの発明のプロペラシャフト用カバーの要部
の縦断面図であり、1はプロペラシャフトである。この
プロペラシャフト1は軸部2と二又腕部3と軸受部4で
構成されており、図示しないトラクタからの動力を伝え
られ回転する。
上記軸部2は角パイプ状の内側部材2aと外側部材2bと
からなり、テレスコ状に互いに嵌合して、軸方向に伸縮
自在、かつ相対回転不可に設けられている。上記二又腕
部3は、軸に平行な2つの腕部6,6を有する略U字状
で、U字の底に相当し、外周に軸方向の円筒面7aを有す
る基部7の端面の中央に、軸方向に貫通する角柱形の嵌
合穴7bを有する。そして、この嵌合穴7bに上記内側部材
2aの端部を嵌合して溶接によりそれらを一体に取り付け
ている。上記基部7の円筒面7aには、周方向に断面が円
の一部をなす環状溝を形成し、この環状溝により上記軸
受部4の一方の軌道7cを形成している。また上記基部7
には、断面略L字状となるように軸方向一方の肩部が内
周側に突出し、かつ、内周に軌道7cと対向する周方向の
軌道8aを有する環状の外輪部材8を径方向に所定の間隔
を保って装着している。そして、上記一対の軌道面7c,8
aの間に、保持器9によりばらけることなく周方向一定
間隔に保持される転動体としての玉10,10,…を収納し
て、上記軌道7c,保持器9,玉10および外輪部材8により
上記軸受部4を形成している。これにより上記外輪部材
8は二又腕部3に滑らかに回転自在に支持される。上記
外輪部材8は周方向所定の1箇所で軸に平行な径方向の
面で割りが入れられており、そのため、弾性的に周方向
に径を広げることができる。したがって、上記外輪部材
8は玉10,10,…を容易に軌道面8aに収納することができ
る。上記外輪部材8の腕部6側の肩の内径dは、上記円
筒面7aの径よりも僅かに大きく設けられており、上記腕
部6側から上記軌道面7c,8a内に異物が浸入するのを防
止するようになっている。上記軸部2の端部と二又腕部
3とこの軸受部4により、プロペラシャフトのジョイン
ト部Aが形成される。
上記二又腕部3の軸に平行な2つの腕部6,6には夫
々、上記基部7および軸部2の軸に直交する方向に貫通
する嵌合穴6a,6aを設けている。そして、この嵌合穴6a
に、互いに2つの軸が直交する十字形状で、4つの先端
部に夫々の軸回りに回転する軸受部12a,12a,12b,12bを
有する十字軸11の180゜隔った2つの上記軸受部12a,12a
を内嵌して、互いに回転可能に取り付けている。この十
字軸11の軸受部12a,12aと軸を直交する残り2つの軸受
部12b,12bには、上記二又腕部11と同じ形状の軸に平行
な2つの腕部13,13を有し、基部14の外端面の中心に軸
方向に貫通するスプライン穴15を有する取付装置16の上
記腕部13,13に設けられた嵌合穴13a,13aを嵌合して、互
いに回転可能に取り付けている。そして、上記二又腕部
3の腕部6,6と十字軸11と取付装置16の腕部13,13とで自
在継手Bを形成している。これにより、上記プロペラシ
ャフト1の回転は、プロペラシャフト1の軸と上記取付
装置16の軸が偏角をなしている状態でも、上記十字軸11
を介して上記取付装置16にスムーズに伝えられる。上記
スプライン穴15には、図示しない耕運等を行う作業機の
入力軸に設けられたスプライン部が嵌合される。この入
力軸のスプライン部は、嵌合された状態で基部14の側面
に一部がスプライン穴に交わるように設けられたねじ止
め穴14aに図示しないねじを螺合することによって、こ
のねじにより係止され、抜けないようにロックされる。
上記軸受部4の外輪部材8には、弾性を有するプラス
チックでできており、略円筒形で、小径の嵌合部20aと
大径の支持部20bとを備えた取り付けリング20(第2図
(a)参照)の上記支持部20bを着脱可能に外嵌してい
る。そして、上記支持部20bと嵌合部20aとの間に形成さ
れる段部30dを上記外輪部材8の端面に当接させてい
る。
以下、第2図(a)および第3図(a)を主として参
照しつつ上記取り付けリング20を説明する。
上記支持部20bには、周方向120゜毎に、軸方向の略舌
状で、側面が略L字形の3つの係合部21,21,…を設けて
いる。そして、第1図に示すように、この係合部21,21,
…の先端のつめ21a,21a,…を上記外輪部材8の上記腕部
6側の端面に係合させて(第1図はそのうちの1つが表
れている)、このつめ21a,21a,…と上記段部20dとで外
輪部材8を軸方向に挟んで、取り付けリング20自身を外
輪部材8に対して軸方向に支持している。これらの各係
合部21は、第2図(a)に示すように、自然状態で支持
部20bの外周面と所定の角度をなして径方向に弾性的に
広がった状態となるように設けられており、第2図
(b)および第2図(c)に示すような(第2図
(b),(c)は夫々、第2図(a)中矢印II bおよび
矢印II cで示す方向から見た矢視図)形状をしている。
そして、外力が作用して径方向内側に押圧されると、基
部21bを中心に径方向内側に弾性的に倒れて、第1図に
示すように、外輪部材8に係合するようになっている。
そして、押圧が除かれると、再び径方向に開き上記自然
状態の位置まで戻るようになっている。
また、第3図(a)に示すように、上記支持部20bの
外周の上記各係合部21,21;…と60゜位相がずれた3箇所
の周方向位置のうちの1箇所には、周方向に延び係合穴
22aを有する周方向部22とこの周方向部22に連なり軸方
向に延びる軸方向部23とからなる突起24を突設している
(第2図(a)参照)。また、上記3箇所の周方向位置
のうちの残りの2箇所には、略長円柱状の突起25,25を
夫々突設している。この突起25,25の軸方向の幅t1と上
記突起24の周方向部22の軸方向の厚みt2とは略一致して
おり、かつ上記周方向22と2つの突起25,25とは、支持
部20bにおけるその軸方向の位置が一致している。ま
た、上記支持部20bの端部には、第2図(a)に示すよ
うに、支持部20bから離れる方向に向かってフレア状に
開く当接部26,26,…を設けている。この当接部26,26,…
は、第3図(a)に示すように、上記突起24および突起
25,25の夫々に対応する周方向位置に設けられており、
適宜な幅(図中w参照)を有している。そして、上記突
起24および突起25,25に対応する中央部を夫々適宜な幅
(図中w1,w2参照)で切り欠いてある。上記突起24の周
方向部22および突起25,25は、この当接部26,26,…の支
持部20bとの境界線から軸方向に適宜な距離を保って設
けられている。一方、上記嵌合部20aは、第1図に示す
ように、上記支持部20bよりも小さな径を有しており、
かつ上記プロペラシャフト1の回転を妨げないだけの大
きさの内径を有している。そして、その軸方向略中央
に、径方向に所定の寸法突出する突起20a−1を有して
いる。この突起20a−1は、軸方向支持部20bと反対側に
向かって高さが低くなるように面取りが施された略円柱
状をしており、第3図(a)に示すように、周方向90゜
毎に4つ設けられている。
上記嵌合部20aには、弾性を有するプラスチックで形
成されると共に、テレスコ状に軸方向に伸縮自在に設け
られ、円筒形の内側部材27aと外側部材27bからなる筒部
材27のその内側部材27aの端部を外嵌している。そし
て、上記突起20a−1を、この端部に設けられ、上記突
起20a−1に対応する位置に設けられた係合穴27a−1に
係止して一体に固定している。これにより、この筒部材
27は取り付けリング20の嵌合部20aに、上記プロペラシ
ャフト1と接触することなく軸を一致させた状態に支持
されて取り付けられる。この取付は弾性的に行われる。
上記突起20a−1は上記内側部材27aの肉厚よりも小さな
上記所定の寸法突出しているため、上記外側部材27bと
内側部材27aの伸縮運動を妨げることはない。この筒部
材27と上記取り付けリング20とにより第1カバー28が形
成される。
第1図に示すように、上記係合部21,21,…を外輪部材
8に係合した状態の上記第1カバー28の取り付けリング
20の支持部20bには、プラスチックでできており、円筒
部30aとこの円筒部30aに連なり軸方向取付部材16側に向
かうにつれて「ハ」の字状に広がるジャバラ状部30bと
を備えた第2カバー30のその円筒部30aを外嵌してい
る。そして、上記ジャバラ状部30bを中心に上記自在継
手Bを覆っている。そして、上記ジャバラ状部30bの略
円錐筒状の基部30b−1の内面を上記第1カバー28の当
接部26に一致させて当接している。この第2カバー30の
円筒部30aは、上記支持部20bに対して軸方向移動可能か
つ、密着して外嵌されており、図中矢印aで示すように
軸方向上記取付装置16側に向けて移動させられて上記支
持部20bの軸方向所定の位置に外嵌されるときに、上記
取り付けリング20の係合部21,21,…を倒すように径方向
内側に押圧して、この3つの係合部21を上記軸受部4の
外輪部材8に、前述のように係止させるようになってい
る。上記円筒部30aの内径は上記第1カバー28の筒部材2
7の外側部材27bの径よりも大きく設けてあり、第2カバ
ー30が上記支持部20bからの嵌合を外されたとき、容易
に上記第1カバー28の筒部材27に沿って軸方向に移動で
きるようになっている。
以下、第4図,第5図(a)および第6図を参照しつ
つ上記第2カバー30を続いて説明すると、上記円筒部30
aの周方向一箇所には、第5図(a)に示すように、内
周側から外側に向けて押し出したように断面略「コ」の
字状に形成され、上記ジャバラ状部30bの基部30b−1に
開口(29)し(第4図下方参照)、軸方向に延びる溝状
の凹部31を形成する略箱状の膨出部32を設けている。こ
の膨出部32は、第6図の下方に想像線で示すように、上
記突起24を軸方向に移動可能に収納することができるよ
う設けられており、上記開口29と反対側は、第5図
(c)に示すように閉じている。そして、第5図(a)
に示すように、周方向に対向する側部のうちの一方の側
部33に、それに連なる上記円筒部30aにまで延びる周方
向のスリット34を有している。このスリット34は、上記
当接部26にジャバラ状部30bの基部30b−1内面が当接し
たときに上記突起24の周方向部22とその軸方向の位置が
一致するように設けられており、このスリット34の軸方
向の幅は上記周方向部22の軸方向の厚みt2にほぼ一致し
ている。そして、スリット34の径方向の切り込み深さ
は、上記周方向部22が僅かの間隙を保って通過できるよ
うに設けられている。また、第5図(a)に示すよう
に、上記円筒部30aの上記膨出部32から周方向に120゜隔
たった各位置には、上記膨出部32と同様に内周側から外
側に向けて押し出したように断面略「コ」の字状に形成
され、上記ジャバラ状部の基部30b−1に開口し(35,36
参照)、軸方向に延びる溝状の凹部37,38を形成する略
箱状の膨出部39,40を設けている。この2つの膨出部39,
40は上記突起25,25に夫々対応して設けられており、第
6図に想像線で示すように、上記突起25,25を軸方向に
移動可能に収納することができるよう設けられている。
そして、上記膨出部32と同じく、第5図(b)に示す膨
出部40は軸方向一方に開口36が有り、その反対側は壁で
閉じている(膨出部39も同様)。そして、第5図(a)
に示すように、膨出部39,40には、上記膨出部32のスリ
ット34を設けた側部33と同じ側の側部41,42に、それに
連なる円筒部30aにまで延びる周方向のスリット43,44を
設けている。これらのスリット43,44の軸方向の幅も上
記突起25の軸方向の幅t1にほぼ一致しており、これらの
スリット43,44と上記スリット34は、その軸方向の位置
が一致している(第4図参照)。そして、上記スリット
34,43,44は、各膨出部32,39,40から同じ周方向に延びて
いる。なお、45は第1カバー28の支持部20bと第2カバ
ー30の円筒部30aとの嵌合部への潤滑剤の供給穴であ
る。また、上記膨出部32,39,40,スリット34,43,44およ
び供給穴45は、成形した場合にその型抜けが容易なよう
に抜き勾配に配慮されている。
第1図の第2カバー30は、第6図に想像線で示すよう
に、第1カバー28の上記突起24に第2カバー30の膨出部
32が、また上記2つの突起25,25に2つの膨出部39,40が
夫々周方向の位相を一致させられ、次いで、この状態で
上記突起24,25,25を夫々の膨出部32,39,40の凹部31,37,
38に同時に収納しつつ、かつ上述のように円筒部30aに
より係合部21,21,…を径方向に押圧しつつ、軸方向に上
記ジャバラ状部30bの基部30b−1が上記当接部26,26,…
に当接するまで外嵌され、第1カバー28に対して軸方向
所定の位置に外嵌された後、図中矢印Aで示す周方向
に、上記軸方向部23が上記側部33の内面側のスリット34
の縁部33aに当接すると共に、上記突起25,25がスリット
43,44の端部43a,44aに当接するまで回転させられて、い
ま、第1図に示すように、上記周方向部22が上記スリッ
ト34に周方向に挿通されて外部に突出していると共に、
同時に上記突起25,25がスリット43,44に周方向に挿通し
ている(第1図では突起25,25およびスリット43,44は表
れていない)。そして、この第2カバー30は、上記スリ
ット34と突起24の周方向部22との係合および上記スリッ
ト43,44の突起25,25との係合により、第1カバー28に軸
方向に係止されると共に、上記軸方向部23と上記スリッ
ト34の上記縁部33aとの当接および上記突起25,25とスリ
ット43,44の端部43a,44aとの当接により、第1カバー28
に対して周方向図中矢印A方向に係止されている。
スリット34に周方向に挿通され、軸方向部23が側部33
の内面(33a)に当接した状態で、上記周方向部22に設
けた上記係合穴22aは、第6図に示すように、膨出部32
の側部33の外面にほぼ接する位置にくる。この係合穴22
aには、両端に外れ防止付フック50,50を有する鎖51の一
方のフック50を係止している。そして、この係止によ
り、上記突起24の周方向部22が上記スリット34から周方
向上記矢印A方向に外れないように係止している。これ
により、第2カバー30と第1カバー28とは、互いに相対
的に周方向に回転しないように一体に係止される。上記
鎖51の他方のフック50は図示しないトラクタ側あるいは
作業機側の静止部材に係止されている。上記軸部2の外
側部材2bおよび第1カバー28の筒部材27の外側部材27b
に連なるトラクタ側も上記と構成が同様であるので説明
を省略する。
上記構成のプロペラシャフト用カバーの着脱は以下の
ようにして行う。
まず、第1図に示すように、十字軸11を介して取付装
置16と自在継手Bをなして接続されたプロペラシャフト
1の軸部2に、第1カバー28を取り付けリング20側から
挿通して外嵌する。そして、上記第1カバー28を図中矢
印aで示す軸方向に押し進め、プロペラシャフト1の軸
受部4の外輪部材8にその支持部20bを、段部20dが上記
外輪部材8の端面に当接するまで押し進めて外嵌する。
すると、第1カバー28の筒部材27は、上記外輪部材8に
取り付けリング20を介して、上記プロペラシャフト1と
軸を一致させた状態で軸方向所定の位置に保持され、上
記プロペラシャフト1の軸部2を覆う。次いで、第1カ
バー28の筒部27に第2カバー30をジャバラ状部30b側か
ら遊嵌し、第6図に示すように第1カバー28の上記突起
24に膨出部32の周方向位置を、また突起25、25に膨出部
39,40の周方向位置を一致させた後、その状態を保持し
つつ第2カバー30を第1カバー28に対して矢印aの軸方
向に押し進め、その円筒部30aを上記支持部20bに外嵌し
てゆく。このとき、上記膨出部32は、上記ジャバラ状部
30bの基部30b−1側に開口29を有して上記突起24が軸方
向に移動可能な凹部31を形成しており、また、上記膨出
部39,40が上記基部30b−1側に開口35,36を有して突起2
5,25が軸方向に移動可能な凹部37,38を形成しており、
かつ、上述のように、対応する突起24および25,25と膨
出部32および39,40の夫々の周方向位置が一致している
ため、上記第2カバー30は、上記突起24を上記凹部31内
に、また上記突起25,25を凹部37,38内に収納しつつ、上
記上記突起24および突起25,25と干渉することなくスム
ーズに軸方向に押し進められる。すると、この押し進め
と共に、上記第1カバー28の支持部20bに周方向一定間
隔に設けられた複数の係合部21,21,…が同時に、上記円
筒部30aに押圧されて径方向内側に倒れ込んで、上記外
輪部材8を軸方向に係止する。これにより、上記第1カ
バー28は、上記プロペラシャフト1の軸受部4に軸方向
に支持される。ジャバラ状部30bの基部30b−1の内周が
当接部26,26,…に当接すると、第2カバー30の軸方向の
押し進めを終える。これにより、この第2カバー30は上
記第1カバー28の支持部20bの軸方向所定の位置に外嵌
され、ジャバラ状部30bを中心に上記自在継手Bを覆
う。そして、上記周方向部22とスリット34との軸方向の
位置が、また上記突起25,25とスリット43,44との軸方向
の位置が一致する。次いで、第2カバー30を第1カバー
28に対して第6図中矢印Aに示す周方向に、スリット34
の上記側部33の内面側の縁部33aが軸方向部23に当接す
ると共にスリット43,44の端部43a,44aが上記突起25,25
に当接するまで回転させる。すると、上記周方向部22が
上記スリット34を周方向に通過してスリット34に軸方向
に係合すると共に、上記スリット34を上記軸方向部23と
共に密閉する。そして、このとき、周方向部22に設けら
れた上記係合穴22aが上述のように側部33にほぼ接して
位置する。またこれと同時に上記突起25,25が上記スリ
ット43,44に周方向に挿通して上記スリット43,44に軸方
向に係合する。これにより、この第2カバー30は、第1
カバー28に上記3つの係合部24,25,…を介して軸方向に
係止されると共に、第1カバー28に周方向図中矢印Aで
示す方向と反対方向に係止される。そして、上記膨出部
39,40の上記開口35,36は、上記回転によりその位置が周
方向に移動し、上記当接部26,26に完全に閉じられる。
最後に、上記係合穴22aに、両端にフック50,50を有し他
方のフック50が静止部材に係止された鎖51の一方のフッ
ク50を係止し、上記突起24の周方向部22がスリット34か
ら図中矢印Aで示す周方向に外れないよう係止する。こ
れにより、第2カバー30は第1カバー28に一体に固定さ
れる。すなわち、上記第1,2カバー28,30は上記プロペラ
シャフト1にワンタッチに取り付けられる。これと同時
に、上記一方のフック50の係合穴22aへの係止により、
上記第1,2カバー28,30は回転を止められ、静止した状態
で回転するプロペラシャフト1および自在継手Bを完全
に覆う。
以上に述べた取付手順はすべて可逆的であり、上記の
手順を逆に行うことにより、上記第1,2カバー28,30は、
容易に回り止めを解除することができると共に、上記プ
ロペラシャフト1から容易に外すことができる。
このように、このプロペラシャフト用カバーは、従来
のように操作穴を通して第2カバー30の内側で困難な脱
着操作を行ったりすることなく、また、何ら特別な工具
等を用いなくても、ただ外部からの第2カバー30の第1
カバー28に対する軸方向のスライドおよび周方向の回転
と、スリット34を通過後の周方向部22の係止穴22aへの
フック50の係止あるいはフック50の取り外し動作だけ
で、プロペラシャフト1に容易に確実に着脱することが
できると共に、装着に際し、装着と同時に回り止めを施
こすことができ、静止した状態でプロペラシャフト1の
伸縮に応じて伸縮しつつプロペラシャフト1を確実に覆
うことができると共に、プロペラシャフト1に続く自在
継手Bも、その揺動によらず確実に覆うことができる。
しかも、プロペラシャフト1へ装着した状態で、上記ス
リット34は、上記周方向部22の挿通とこの周方向部22と
T字状をなす軸方向部23の側部33内側からの当接により
完全に閉じられ、また、突起25,25を軸方向に収納する
凹部37,38の上記開口35,36が第1カバー28の上記当接部
26,26によって閉じられる。したがって、このプロペラ
シャフト用カバーは、巻き込み等の事故やプロペラシャ
フト1のテレスコ部や軸受部4等にスラッジ等の異物が
浸入するのを確実に防止することができる。また、この
プロペラシャフト用カバーによれば、カバーの外観が向
上する。
また、このプロペラシャフト用カバーは、従来のよう
にコイルバネやスライドリング等を必要としないため、
従来に比べて部品点数を少なくすることができる。ま
た、プロペラシャフト用カバーをプロペラシャフト1か
ら外したときに、従来のように軌道面がむき出しになっ
てその軌道面にカバーを外している間に異物が付着した
りすることがないため、常に滑らかな回転を確保するこ
とができ、軸受部4の寿命を保つことができる。
上記実施例では、第1カバー28の支持部20bに、周方
向に適宜間隔をあけて1つの突起24と2つの突起25,25
を設けると共に、第2カバー30の円筒部30aに、上記突
起24および突起25,25に対応するように、スリット34を
有する膨出部32とスリット43,44を有する2つの膨出部3
9,40を設け、第1カバー28と第2カバー30とを上述のよ
うに互いに軸方向および周方向に係合するようにした
が、支持部20bに設ける突起24と突起25の合計数および
夫々の組み合わせと、上記突起24および突起25に対応し
て円筒部30aに設けられる膨出部32と膨出部39または40
の合計数および組み合わせとは、この3つおよび1:2に
限らず、たとえば、合計数が上記のように3つの場合に
おいて、この組み合わせが3:0であってもよい。すなわ
ち、第1カバーに上記突起24と同じものを周方向に適宜
間隔をあけて3つ設けると共に、第2カバーに上記膨出
部32と同じものを3つ上記3つの突起に対応するように
設けて、上記と同様に第1カバー28と第2カバー30とを
互いに軸方向および周方向に係合するようにしてもよ
い。ただし突起24および膨出部32は少なくとも1つづつ
支持部20bおよび円筒部30aに設けられる。上記の場合、
フック50は3つの突起24,24,…のうち係止に都合のよい
いずれか1つの突起24の係合穴22aに係合される。
また、上記実施例では、第1カバー28の支持部20bに
設けられ、軸方向部23と係合用穴22aを有する周方向部2
2とからなる突起24の周方向部22を、上記支持部20bに直
接連なるように設けると共に、第2カバー30に設けら
れ、上記突起24が軸方向に移動可能な凹部31を形成する
膨出部32の側部33にそれに連なる円筒部30aにまで延
び、上記周方向部22を周方向に挿通可能なスリット34を
設け、上記周方向部22を上記スリット34に周方向に挿通
して、側部33がわのスリット部分と周方向部22および支
持部20bがわのスリット部分と周方向部22との大きくわ
けて2箇所で軸方向に係合するようにしたが、突起およ
びスリットを、上記2箇所のうち少なくともいずれか一
方の箇所で軸方向の係合が行なわれるように設けてもよ
い。すなわち、たとえば第7図に上記実施例と異なる要
部のみを示すように、第1カバー28の支持部20bに突設
された軸方向部123に片持ち梁状に支持部20bから適宜な
距離離れて突設され、周方向に延び、その径方向内側の
面122aが支持部20bに外嵌される第2カバー30の円筒部3
0aの外周にほぼ等しいかあるいはそれよりも径方向外側
に位置する周方向部122を有する突起124を設けると共
に、上記円筒部30aに設けられ、上記突起124が軸方向に
移動可能な凹部131を形成する膨出部132の側部133に、
側部133にのみ開口し支持部20bまでは延びないスリット
134を設けて、上記スリット134に上記周方向部122を周
方向に挿通して、軸方向に係合するようにしてもよい。
上記周方向部122には同じく係合穴122aが設けられる。
いずれの場合も軸方向部の作用は同じである。
また、上記実施例では、周方向一定方向に回転させて
第1カバー28と第2カバー30とを軸方向および周方向に
係合する構造であったが、第2カバーを第1カバーに対
して周方向いずれの方向に回転させても、第1カバーと
第2カバーとを軸方向および周方向に係合できるように
することも可能である。このとき、周方向部は軸方向部
の周方向両側に設けられると共に、膨出部の周方向に対
向する両側部に上記周方向部が挿通可能なスリットが設
けられる。
なお、第8図(a),(b),(c)は筒部材27の反
対側に取り付けられる取り付けリング20′を表すもの
で、取り付けリング20′の嵌合部20′aは筒部材27の外
側部材27bに外嵌される関係上、外径が大きくなり、支
持部20′bと同径となっている。そのため、嵌合部20′
aと支持部20′bとの結合部分には段部20dに代わるも
のとして20′dを設けている。外側部材27bと係合する
突起20′a−1も取り付けリング20′が外側部材27bに
外嵌されるため、嵌合部20′aの内周側に設けられる。
また係合部21′は第8図(b),(c)に示すような
(第8図(b),(c)は夫々、第8図(a)中矢印VI
II bおよびVIII cで示す方向から見た矢視図)形状をし
ている。
〈発明の効果〉 以上より明らかなように、この発明のプロペラシャフ
ト用カバーは、特別な工具を用いなくてもプロペラシャ
フトに容易に確実にワンタッチに着脱することができ、
かつ取り付けと同時に、回り止めをすることができる。
また、この発明のプロペラシャフト用カバーは、スリ
ットを、周方向突起の挿通あるいは周方向突起の膨出部
の側部の内側からスリットへの縁部への当接により閉じ
ることができ、したがって、プロペラシャフトへの異物
の侵入を防止することができる。
また、この発明のプロペラシャフト用カバーは、従来
のようにコイルバネを必要としないため、従来に比べて
部品点数を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のプロペラシャフト用カバ
ーをプロペラシャフトに装着した状態の縦断面図、第2
図(a)は第1図の取り付けリングの軸に沿った断面
図、第2図(b)および第2図(c)は夫々第2図
(a)の要部を図中矢印II bおよび矢印II cで示す方向
から見た図、第3図(a)は第2図(a)を軸方向嵌合
部側からみた側面図、第3図(b)は第3図(a)の要
部を図中矢印III bで示す方向から見た図、第4図は第
1図の第2カバーを軸に直交する方向からみた図、第5
図(a)は第4図のVa−Va線断面図、第5図(b),
(c)は第5図(a)の要部を図中矢印Vbおよび矢印Vc
方向から見た図、第6図は第1図の第1カバーと第2カ
バーのVI−VI線断面図(第1カバーと第2カバーの
み)、第7図は変形例の要部の軸に直角な断面図、第8
図(a)は第1図の筒部材の外側部材側に嵌合される取
り付けリングの軸に沿った断面図、第8図(b),
(c)は夫々第8図(a)の要部を図中矢印VIII bおよ
び矢印VIII c方向から見た図、第9図は従来のプロペラ
シャフト用カバーをプロペラシャフトに装着した状態の
縦断面図である。 1……プロペラシャフト、 20,20′……取り付けリング、21……係合部、 21,122……周方向部、22a,122a……係合穴、 23,123……軸方向部、24,124……突起、 28……第1カバー、30……第2カバー 31,131……凹部、32,132……膨出部 33,133……側部、33a……縁部、 34,134……スリット、A……ジョイント部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 俊一 大阪府大阪市南区鰻谷西之町2番地 光 洋精工株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−50520(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロペラシャフトを覆うように筒状に形成
    されると共に、端部が上記プロペラシャフトのジョイン
    ト部に支持され、かつ上記端部に径方向に移動して上記
    プロペラシャフトのジョイント部と互いに係合可能な係
    合部を有する第1カバーと、 上記第1カバーに軸方向移動可能に外嵌され、上記係合
    部を押圧して上記係合部と上記ジョイント部とを互いに
    係合させると共に、上記ジョイント部を覆う第2カバー
    を備えたプロペラシャフト用カバーであって、 上記第1カバーの端部には周方向に延び係合穴を有する
    周方向突起が設けられ、 上記第2カバーには、上記周方向突起が周方向に挿通す
    るスリットを側部に有し、上記突起が軸方向に移動可能
    な凹部を形成する膨出部が設けられているプロペラシャ
    フト用カバー。
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