JP4611252B2 - 継手 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば給水・給湯系の配管システムにおいて接続管の端部同士、あるいは接続管の端部と水栓器具とを接続する継手(管継手)に関するものである。
特許文献1には、継手に対する接続管の挿入状態が適正か否かを確認するための構成を備えた継手が開示されている。この継手においては、継手本体の外側の筒部の内側に接続管の内部に挿入される円筒状の案内部が同芯状に一体に形成されている。前記筒部の外周面には確認孔が設けられ、この確認孔と対応して透明の合成樹脂で形成された保護カバーが前記筒部の内部の所定位置に収容されている。そして、前記案内部に接続管が外嵌された際には、確認孔から透明の保護カバーを介して接続管が視認でき、接続管の挿入状態が適正か否かを確認することができる。
特開2001−153278号公報
ところが、特許文献1に開示された従来の継手においては、例えば暗い場所や狭い場所において、継手に対する接続管の接続作業を行う場合に、接続管が継手本体の所定位置まで挿し込まれたか否かを確認する作業が非常に困難であるという問題があった。実際には例えば懐中電灯やミラーを用いて接続管の挿入状態を確認しなければならないので、多大な手間と時間を要していた。
本発明は、上記のような従来の技術に存する問題点に着目してなされたものである。その目的は、継手に対する接続管の接続作業の現場の環境条件に左右されることなく、接続管が適正位置に挿入されたことを確実に確認することができる継手を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、接続管の端部を差し込んで接続可能な継手本体に内筒を設けて前記継手本体に差し込まれる接続管の端部に前記内筒が内嵌されるように構成するとともに、前記継手本体内の所定位置に接続管の先端が挿入されたことを確認するための確認孔を備えた継手において、前記継手本体に前記確認孔と対応して形成された嵌入孔に対し、筒状に形成された透明もしくは半透明の保護カバーを、前記確認孔を内側から覆うように配設するとともに、前記継手本体と前記保護カバーとの間に該保護カバーを正規の収容位置から外側へ離隔した仮の収容位置に係止する係止手段を設け、前記保護カバーの内端側の内周面に対し前記接続管の端面が当接される係止部を設け、前記継手本体の嵌入孔と保護カバーとの間に、接続管の挿入動作によって前記保護カバーが仮の収容位置から正規の収容位置へ移動される運動を利用して衝突音を発生する衝突音発生手段を設けたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記衝突音発生手段は、前記保護カバーに形成され、かつその半径方向内方に弾性変形可能な弾性変形部と、該弾性変形部の外周面に一体に形成された係止突部と、前記継手本体の嵌入孔の内周面に形成され、かつ保護カバーが仮の収容位置から正規の収容位置に移動されたとき、前記弾性変形部の弾性復元力により前記係止突部を瞬時に落とし込む衝突音発生段部とにより構成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記継手本体の嵌入孔の内周面には、前記保護カバーが仮の収容位置にあるとき、前記係止突部を係止する係止段部が形成されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項において、前記内筒の前記接続管を嵌合する外周面には、前記継手本体の確認孔と対応する位置に周方向に沿って延びるように識別溝が形成され、該識別溝には着色が施されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項において、前記保護カバーの外周面又は内周面には、識別表示部が周方向に設けられ、該保護カバーが仮の収容位置にあるとき、前記識別表示部が確認孔に表れ、保護カバーが正規の収容位置に移動されたとき、前記識別表示部が継手本体によって遮蔽されるように構成されていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項において、前記保護カバーの外周面又は内周面には、識別表示部が周方向に設けられ、該保護カバーが仮の収容位置にあるとき、前記識別表示部が継手本体によって遮蔽され、保護カバーが正規の収容位置に移動されたとき、前記識別表示部が確認孔に表れるように構成されていることを要旨とする。
請求項1〜6 のいずれか1項に記載の発明は、保護カバーが係止手段により仮の収容位置に係止された状態で、保護カバーが接続管の挿入動作により正規の収容位置へ移動されると、衝突音発生手段により衝突音が発生される。このため、継手に対する接続管の接続作業の現場の環境条件が悪く、前記確認孔による確認作業が非常に困難な場合に、継手の内部に接続管が完全に挿入されたことを前記衝突音によって確実に確認することができる。
請求項2に記載の発明は、前記衝突音発生手段が前記保護カバーに形成され、かつその半径方向内方に弾性変形可能な弾性変形部と、この弾性変形部の外周面に一体に形成された係止突部と、前記継手本体の嵌入孔の内周面に形成され、かつ保護カバーが正規の収容位置に移動されたとき、前記係止突部を瞬時に落とし込み可能な衝突音発生段部とにより構成されている。このため、保護カバー以外に専用の部品を使用しなくても良いので、構造を簡素化して製造及び組付作業を容易に行い、コストを低減することができる。
請求項3記載の発明は、前記継手本体の嵌入孔の内周面には、前記保護カバーが仮の収容位置にあるとき、前記係止突部を係止する係止段部が形成されている。このため、保護カバーを仮の収容位置に安定して取り付けることができる。
請求項4に記載の発明は、前記内筒の外周面に形成した識別溝の着色が接続管により遮蔽されたか否かによって接続管の挿入状態の目視による確認を容易に行うことができる。
請求項5に記載の発明は、該保護カバーが仮の収容位置から正規の収容位置に移動されたとき、識別表示部が確認孔から見えなくなるので、衝突音発生による接続管の挿入状態の確認に作業者が不安を感じた場合に、目視による挿入状態の確認を行うことができる。
請求項6に記載の発明は、該保護カバーが仮の収容位置から正規の収容位置に移動されたとき、前記識別表示部が確認孔に表れるので、衝突音発生による接続管の挿入状態の確認に作業者が不安を感じた場合に、目視による挿入状態の確認を行うことができる。
以下、本発明を、給水・給湯系の配管システムにおいて接続管の端部を接続する継手に具体化した一実施形態について図1〜図7に基づいて説明する。
図2に示すように、この継手は概略的に見て、略円筒状の継手本体11と、この継手本体11の内部に装着され、かつ、接続管Pの端部内周面に嵌入される内筒12と、前記継手本体11の先端外周部に螺合されたナット15によって所定位置に把持され、かつ、挿入された接続管Pの抜け止めを行うための抜け止めリング16とによって構成されている。
前記継手本体11の基端部(図1の左端部)の外周面には、雄ねじ部11aが螺刻され、図示しない水道配管等の管体に螺合可能になっている。継手本体11の基端部の内周面は該基端部の内径よりも先端側(図1の右端側)の内径が大きくなる段差状に形成されており、その段差部分が内筒12の基端面12aを当接する当接面11bとなっている。又、この当接面11bよりも先端側の継手本体11の取付孔11cの内径は、前記内筒12の基端部外周面12bの外径よりも若干大きくなるように形成され、取付孔11cと内筒12の外周面12bの間に僅かな隙間Gが形成されている。
前記内筒12の基端部の外周面12bには、周方向に環状の収容溝12cが2箇所に形成され、両収容溝12cにはシールリング13がそれぞれ嵌入され、前記継手本体11の取付孔11cの内周面に接触され、前記隙間Gのシール性が確保されるようになっている。前記取付孔11cには周方向に環状の第1係合溝11dが形成され、この第1係合溝11dと対応するように、前記外周面12bには同じく周方向に環状の第2係合溝12dが形成されている。前記第1係合溝11d及び第2係合溝12dにはCリング14が嵌入されている。前記取付孔11cの外端縁(図1の右端)には、該外端縁から離隔するほど大径となるようにテーパ状の案内斜面11eが形成され、前記継手本体11への内筒12の装着時に、前記Cリング14を縮径しつつ前記第1係合溝11d側に案内するようになっている。
前記継手本体11に対する内筒12の連結作業は、次のようにして行われる。最初に、継手本体11に対し、内筒12を挿入する以前に図4において、前記内筒12の第2係合溝12dにCリング14を係合した状態で、継手本体11の内部に内筒12を挿入し、前記テーパ状の案内斜面11eによって、前記Cリング14を縮径方向に弾性変形させる。前記内筒12の基端面12aが前記当接面11bに当接されると、前記第1係合溝11dの位置に縮径されたCリング14が移動されるので、該Cリング14がその弾性復元力により拡径され、図5に示すようにCリング14の内側部が前記第2係合溝12dに係合されたままCリング14の外側部が第1係合溝11dに係合される。この結果、前記継手本体11に対し内筒12が回転可能に、かつ、揺動可能に連結される。
前記継手本体11の先端部(図1の右端)外周面には、雄ねじ部11fが形成され、この雄ねじ部11fは、前記ナット15の内周面に形成された雌ねじ部15aに螺合され、前記継手本体11の先端面と、ナット15の内周面に形成された段差部15bとの間には、一対の抜け止めリング16が介在され、両抜け止めリング16の間にはスペーサ17が介在されている。前記抜け止めリング16は半径方向内側に、かつ、継手本体11の内側に向かって傾斜する複数の爪部16aを備えている。この爪部16aは例えば10〜20箇所に等ピッチで形成されている。
前記内筒12の前記外周面12bの右端縁には、小径の段差部12eが形成され、この段差部12eに連続して接続管Pの端部内周面に接触される円筒状の外周面12fが形成されている。この外周面12fの先端部側には周方向に環状の収容溝12g,12hが形成され、各溝には接続管Pの内周面に接触されるシールリング18,19が収容されている。
前記継手本体11の内周面には、前記案内斜面11eよりも半径方向外側に位置するように当接面11gが形成され、この当接面11gの半径方向外側に透明の合成樹脂材料により円筒状に形成された保護カバー20を嵌入する嵌入孔11hが形成されている。この嵌入孔11hの外端縁(図1の右端)に連続するように外端側ほど大径となるテーパ面11iが形成されている。前記嵌入孔11hの外端寄り内周面には図6(a)に示すように周方向に沿って延びる環状の係止段部としての係止溝11jが形成されている。図1及び図4に示すように、前記保護カバー20の外端側の端面には、二箇所に切り欠き部20aが形成され、両切り欠き部20aによって半径方向内側に弾性変形可能な弾性変形部としての舌片20bが形成されている。この舌片20bの外周面には係止突部としての係止突条20cが周方向に形成されている。この係止突条20cの横断面形状は図6(a)に示すように半円形状に形成されているが、直角三角形状又は矩形状に形成してもよい。前記切り欠き部20a、舌片20b及び係止突条20cは、保護カバー20の2箇所に周方向に等間隔をおいて形成されている。
前記係止溝11jに係止突条20cを係止することによって前記保護カバー20を図1及び図6(b)に示す仮の収容位置に係止するようにしている。この係止動作は、次のようにして行われる。図6(a)に示すように、継手本体11に抜け止めリング16を装着する以前に、継手本体11の嵌入孔11hに保護カバー20の一端部を挿入し、保護カバー20を継手本体11の内側に移動することによって係止突条20cを前記テーパ面11iによって案内し、舌片20bをその付け根部を中心に保護カバー20の半径方向内方に弾性変形する。そして、図6(b)に示すように、前記係止突条20cが前記係止溝11jと対応して舌片20bの弾性復元力により係止突条20cが係止溝11jに係止される。
この実施形態では、前記保護カバー20の係止突条20cと、継手本体11の係止溝11jとにより保護カバー20を仮の収容位置に係止する係止手段を構成している。
図1に示すように前記保護カバー20の内周面20d、ナット15の内周面15c及び抜け止めリング16の爪部16aと、前記内筒12の外周面12f及びシールリング18,19との間には、接続管Pを挿入する挿入空間21が形成されている。前記シールリング18,19によって、接続管Pの内周面と、内筒12の外周面12fとの間のシール性を保持するようになっている。前記シールリング18,19は、前記抜け止めリング16の爪部16aの先端を基準として、内筒12の先端側に配設されている。
前記内筒12の外周面12fには前記抜け止めリング16の爪部16aの先端と対応するように、かつ周方向に環状の逃げ溝12iが形成されている。この逃げ溝12iの深さ寸法は、0.1〜1.0mmの範囲に設定されている。内筒12の逃げ溝12iによって接続管Pが半径方向内方に弾性変形するのを許容するようにしている。前記逃げ溝12iの軸方向の両側面は例えば60°に面取り加工されている。
前記保護カバー20の内周面20dの内端部、つまり接続管Pの挿入方向(図1の左方向)奥側には、係止部としての係止フランジ20eが形成されている。前記挿入空間21への接続管Pの挿入動作により前記係止フランジ20eに接続管Pの端面が当接され、保護カバー20が図1及び図6(b)に示す仮の収容位置から図2及び図6(c)に示す正規の収容位置に移動され、保護カバー20の内端面20fが前記継手本体11の当接面11gに当接されて位置規制されるようにしている。前記接続管Pの挿入動作の初期には、接続管Pの内周面によって、前記シールリング19の外周面が縮径方向に押圧され、次に、シールリング18の外周面が押圧され、さらに、接続管Pの端部外周面が抜け止めリング16の爪部16aを拡径方向に弾性変形させて移動される。図2に示すように継手に接続管Pが連結された状態では、接続管Pに通常の引き抜き方向の外力が作用した場合に、図7に実線で示すように抜け止めリング16の爪部16aが接続管Pの外周面に食い込んで、引き抜きが阻止される。
前記継手本体11には、前記保護カバー20と対応するように、前記挿入空間21内に挿入された接続管Pの挿入状態を目視で確認するための確認孔11lが複数箇所(この実施形態では6箇所)に等間隔をおいて形成されている。前記内筒12の外周面12fには、前記確認孔11lと対応するように、かつ、周方向に延びるように識別溝12jが形成されている。この識別溝12jは赤色に着色されている。
次に、この発明の要部の構成について説明する。
図1及び図6(b)に示すように、前記継手本体11の嵌入孔11hの内周面には、前記係止溝11jから内方(左方)に所定距離離隔した位置に環状の衝突音発生段部としての衝突音発生溝11kが周方向全域に亘って形成されている。この実施形態では、前記保護カバー20の舌片20b及び係止突条20cと、継手本体11の衝突音発生溝11kとにより衝突音発生手段を構成している。そして、前記保護カバー20の係止突条20cが係止溝11jに係止された図1及び図6(b)に示す保護カバー20の仮の収容位置から接続管Pの挿入動作によって図2及び図6(c)に示す正規の収容位置に移動される運動を利用して衝突音を発生するようにしている。即ち、図1及び図6(b)において、保護カバー20の内方への移動により係止溝11j内から係止突条20cが舌片20bの内側への弾性変形により離脱され、これにより舌片20bに弾性復元力が蓄勢される。その後、係止突条20cが衝突音発生溝11kと対応する位置まで移動されると、舌片20bの弾性復元力により係止突条20cの先端面が衝突音発生溝11kの底面に対し瞬時に衝突され、この時に発生する衝突音により保護カバー20が正規の収容位置に移動したことが作業者によって確認される。
本実施形態によって得られる作用効果について、以下に記載する。
(1)前記実施形態では、継手本体11の内部に保護カバー20を収容し、保護カバー20の外端部に弾性変形可能な舌片20bを形成し、その外周面に係止突条20cを形成した。一方、継手本体11の嵌入孔11hの内周面に衝突音発生溝11kを形成した。そして、前記挿入空間21への接続管Pの挿入行程の最終段階で、接続管Pの端面を前記保護カバー20の係止フランジ20eに当接させ、保護カバー20を所定距離だけ移動することにより衝突音発生溝11kの底面に係止突条20cの先端面を瞬時に衝突させて衝突音を発生させるようにした。このため、継手に対する接続管Pの接続作業の現場の環境条件が悪く、前記確認孔11lによる確認作業が非常に困難な場合に、継手の内部に接続管Pが完全に挿入されたことを作業者が衝突音によって容易に確認することができる。
(2)前記実施形態では、継手本体11の嵌入孔11hの内周面に衝突音発生溝11kを形成し、保護カバー20の端部に切り欠き部20aによって舌片20bを形成し、舌片20bの外周面に係止突条20cを一体に形成した。このため、継手本体11及び保護カバー20以外に別途衝突音発生用の専用部品を別途製造する必要がなく、構造を簡素化して、組み付け作業を容易に行い、コストを低減することができる。
(3)前記実施形態では、保護カバー20の係止突条20cに対し、該係止突条20cを係止溝11jに係止させて保護カバー20を仮の収容位置に形成する機能と、衝突音発生機能とを付与したので、構造を簡素化して製造を容易に行い、コストを低減することができる。
(4)前記実施形態では、確認孔11lを保護カバー20によって遮蔽しているので、継手本体11内に塵埃が進入するの防止することができる。
(5)前記実施形態では、前記内筒12の識別溝12jに赤色の着色を施したので、赤色が接続管Pによって消えたことを作業者が目視により確認することにより、確認孔11lから接続管Pの挿入状態を容易に確認することもできる。
(6)前記実施形態では、継手本体11と内筒12を別体で構成し、識別溝12jに着色を施してから、継手本体11に内筒12を組み付けることにより着色作業を容易に行うことができる。
(7)前記実施形態では、継手本体11の当接面11b及び取付孔11cに対し、内筒12の基端面12a及び基端部外周面12bを隙間Gをもって緩く嵌入し、第1及び第2係合溝11d,12dに係合したCリング14によって継手本体11と内筒12を連結した。そして、内筒12の内部で接続管Pが回動可能に、かつ継手本体11の中心軸線O1に対し、図3に示すように内筒12の中心軸線O2が傾斜する方向へ揺動可能に連結した。このため、継手の挿入空間21に接続管Pを挿入する際に接続管Pを回動させながら、しかも、揺動させながら挿入することができ、挿入作業を円滑に行うことができる。
又、継手に対し、接続管Pを連結した使用状態において、接続管Pの内部に水撃によって接続管Pが過大な外力を受けた場合に、内筒12に対する接続管Pの連結状態が安定して保持されるので、シールリング18,19と接続管Pの内周面との接触状態を適正に保持し、シール性を安定して確保することができる。
次に、図8〜図11に基づいて、この発明の二つの別の実施形態について順次説明する。
図8及び図9に示す実施形態は、保護カバー20の内端部の外周面に対し、識別表示部としての例えば黄色の着色帯線22が周方向に全周にわたって形成されている。前記保護カバー20が図8に示すように仮の収容位置にあるとき、前記着色帯線22が確認孔11lに表れ、保護カバー20が図2に示す正規の収容位置に移動されたとき、前記着色帯線22が継手本体11によって遮蔽されるように構成されている。 この実施形態では、該保護カバー20が仮の収容位置から正規の収容位置に移動されたとき、着色帯線22が確認孔11lから隠れるので、例えば、衝突音発生による接続管Pの挿入状態の確認に作業者が不安を感じたような場合に、目視による挿入状態の確認を行うことができる。
図10及び図11に示す実施形態は、前記保護カバー20の中間部の外周面に対し、識別表示部としての着色帯線22が周方向に全周にわたって形成されている。又、図1に示すように保護カバー20が仮の収容位置にあるとき、前記着色帯線22が継手本体11によって遮蔽され、図10に示すように保護カバー20が正規の収容位置に移動されたとき、隠れていた前記着色帯線22が確認孔11lに表れるように構成されている。
この実施形態では、保護カバー20が仮の収容位置から正規の収容位置に移動されたとき、前記着色帯線22が確認孔11lに表れるので、例えば衝突音発生による接続管Pの挿入状態の確認に作業者が不安を感じた場合に、目視による挿入状態の確認を行うことができる。
なお、前記実施形態を次のように変更して構成することもできる。
・ 図12に示すように、継手本体11の係止溝11jを省略するとともに、保護カバー20が仮の収容位置にあるときに、係止突条20cをテーパ面11iと対応する位置に配置するようにしてもよい。この実施形態では、前記テーパ面11iが係止突条20cを係止する機能を兼用しているので、前記係止溝11jを省略することができ、係止手段の構成を簡素化して、製造を容易に行い、コストを低減することができる。
・ 図13に示すように、前記保護カバー20の端部に舌片20bに代えて、弾性変形可能な薄肉の可変形部20gを形成し、該可変形部20gの外周面に係止突条20c又は係止突起を形成してもよい。
・ 図14に示すように、継手本体11の嵌入孔11hの内周面に係止突起11mを形成する。前記保護カバー20の外周面に対し、前記係止突起11mを案内する案内溝20hを形成し、可変形部20gの外周面に隆起部20iと、係止溝20jを形成するようにしてもよい。
この実施形態では、保護カバー20が仮の収容位置から正規の収容位置に移動される際に、可変形部20gが内方へ弾性変形されて隆起部20iが係止突起11mを乗り越えた後に、係止突起11mの先端面に対し係止溝20jの底面が瞬時に衝突され、衝突音が発生される。
・ 図15に示すように、保護カバー20の端部にバネ収容凹部20kを形成し、球体23をバネ24によって係止溝11j側へ付勢するようにしてもよい。この実施形態では、保護カバー20が仮の収容位置から正規の収容位置へ移動されると、球体23が衝突音発生溝11kに瞬時に衝突され、衝突音が発生される。
・ 図16に示すように、保護カバー20の端部に板バネよりなる衝突音発生片25を連結してもよい。保護カバー20が仮の収容位置から正規の収容位置へ移動されると、衝突音発生片25が衝突音発生溝11kに瞬時に衝突され、衝突音が発生される。この衝突音発生片25と同様の片を保護カバー20自体に一体形成してもよい。
・ 透明の保護カバー20に代えて例えば半透明等の内部が確認できるような色彩の保護カバー20を用いてもよい。
・ 前記シールリング18,19のいずれか一方を省略してもよい。
・ 前記保護カバー20の係止突条20cを係止突起としてもよい。
・ 前記内筒12の識別溝12jの着色を、前述した赤色以外の青色、黄色、あるいは紫色等の各種の色彩の群の中から選択するようにしてもよい。
・ 前記保護カバー20の内周面に前記着色帯線22を形成してもよい。
・ 着色帯線22の着色として、前記黄色以外に前記内筒12の識別溝12jの着色と異なる例えば赤色、青色、あるいは紫色、蛍光塗料等の各種の色彩の群の中から選択するようにしてもよい。
・ 識別表示部として、着色帯線22の他に保護カバー20の外周面に環状溝を形成し、該環状溝にリングを嵌合したり、保護カバー20に複数のピンを周方向に所定のピッチで埋設したりしてもよい。
・ 前記保護カバー20に対する着色帯線22の形成位置は、前記確認孔11lの形状及び形成位置によって変更されるが、着色帯線22の表示面積を広くするために確認孔11lを図8に示す円形から四角形にするのが望ましい。
この発明を具体化した一実施形態の継手を示す接続管の連結前の状態を示す半縦断面図。 継手に接続管を連結した状態を示す半縦断面図。 継手に接続管を連結した状態を示す半縦断面図。 内筒、保護カバー及びCリングを示す分解斜視図。 継手のCリングを通る横断面図。 (a)は、保護カバーを仮の収容位置へ取り付ける作業を説明するための断面図、(b)及び(c)は接続管の挿入動作を説明するための断面図。 抜け止めリングの作用を説明する拡大断面図。 この発明の別の実施形態を示す継手の縦断面図。 図8の継手に用いる保護カバーを示す斜視図。 この発明の別の実施形態を示す継手の縦断面図。 図10の継手に用いる保護カバーを示す斜視図。 この発明の別の実施形態を示す断面図。 この発明の別の実施形態を示す断面図。 この発明の別の実施形態を示す断面図。 この発明の別の実施形態を示す断面図。 この発明の別の実施形態を示す断面図。
符号の説明
P…接続管、11…継手本体、11h…嵌入孔、11l…確認孔、12…内筒、12f…外周面、12j…識別溝、20d…内周面、20…保護カバー、22…識別表示部としての着色帯線。

Claims (6)

  1. 接続管の端部を差し込んで接続可能な継手本体に内筒を設けて前記継手本体に差し込まれる接続管の端部に前記内筒が内嵌されるように構成するとともに、前記継手本体内の所定位置に接続管の先端が挿入されたことを確認するための確認孔を備えた継手において、
    前記継手本体に前記確認孔と対応して形成された嵌入孔に対し、筒状に形成された透明もしくは半透明の保護カバーを、前記確認孔を内側から覆うように配設するとともに、前記継手本体と前記保護カバーとの間に該保護カバーを正規の収容位置から外側へ離隔した仮の収容位置に係止する係止手段を設け、前記保護カバーの内端側の内周面に対し前記接続管の端面が当接される係止部を設け、前記継手本体の嵌入孔と保護カバーとの間に、接続管の挿入動作によって前記保護カバーが仮の収容位置から正規の収容位置へ移動される運動を利用して衝突音を発生する衝突音発生手段を設けたことを特徴とする継手。
  2. 請求項1において、前記衝突音発生手段は、前記保護カバーに形成され、かつその半径方向内方に弾性変形可能な弾性変形部と、該弾性変形部の外周面に一体に形成された係止突部と、前記継手本体の嵌入孔の内周面に形成され、かつ保護カバーが仮の収容位置から正規の収容位置に移動されたとき、前記弾性変形部の弾性復元力により前記係止突部を瞬時に落とし込む衝突音発生段部とにより構成されていることを特徴とする継手。
  3. 請求項2において、前記継手本体の嵌入孔の内周面には、前記保護カバーが仮の収容位置にあるとき、前記係止突部を係止する係止段部が形成されていることを特徴とする継手。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、前記内筒の前記接続管を嵌合する外周面には、前記継手本体の確認孔と対応する位置に周方向に沿って延びるように識別溝が形成され、該識別溝には着色が施されていることを特徴とする継手。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、前記保護カバーの外周面又は内周面には、識別表示部が周方向に設けられ、該保護カバーが仮の収容位置にあるとき、前記識別表示部が確認孔に表れ、保護カバーが正規の収容位置に移動されたとき、前記識別表示部が継手本体によって遮蔽されるように構成されていることを特徴とする継手。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項において、前記保護カバーの外周面又は内周面には、識別表示部が周方向に設けられ、該保護カバーが仮の収容位置にあるとき、前記識別表示部が継手本体によって遮蔽され、保護カバーが正規の収容位置に移動されたとき、前記識別表示部が確認孔に表れるように構成されていることを特徴とする継手。
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