JP5769062B2 - 差込式管継手 - Google Patents
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Description
施工完了確認が可能な管継手としては、確認窓を設けたもの(例えば特許文献1)、管継手の一部を透明化したもの(例えば特許文献2)があげられる。しかしながら、床下や天井裏といった暗くて狭い配管スペースの中で管継手のひとつひとつを視認することは容易な作業ではない。
本発明は、このような問題点を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、上記のような、インジケータ機能をより簡単な構成で容易に製造することができる差込式管継手を提供することにある。
さらに、前記突出手段は、前記パッキンに一体に設けられた突出部であるので、必然的に受口入口側にパッキン、奥側に抜止手段が配置されることとなる。したがって、パッキンは接続管とのシール性を確保するとともに外部から雨水等の浸入を防止することができる。
この構成によれば、パッキン支持部が所定の力以下では前記パッキンの移動を規制しているので、管継手の輸送途中など、押圧手段以外の力が加わった場合には突出部が管継手外面に飛び出すことがない。
この構成によれば、ナット部材および支持部材が透明材料で構成されているので、突出部の位置を視認しやすくなる。また突出部が突出する前には、突出部は不透明な継手本体内に隠れることとなるので、誤認することを防止できる。
この構成によれば、インジケータ部材の形状、材質等、必要に応じて種々選択が可能で、例えば正常な接続が完了したことをより容易に認識することができる。
また、前記抜止部材は、外面部が前記テーパ面に内接し内側に前記接続管の外周面に食い込む刃部を有した複数の抜止刃部材と、外周面から内周面に貫通し、前記複数の抜止刃部材を支持する開口が形成された円筒状の保持部材とから構成することができる。
図1および図2に示すように、差込式管継手1Aは、接続管が挿入される受口11を有する継手本体10と、受口11の入口側にその一端が支持されるように配置された円筒状のパッキン20と、このパッキン20の奥側にあって、受口11の内周面に沿って軸方向に摺動可能な接続管80を係合させるための抜止手段30とから主になる。なお、図1は両側に接続管を接続するためのソケット型差込式管継手を示しているが、この形態に限らず、エルボ、チーズ、レヂューサ、キャップ等一般的な管継手の種々の形態をなすことができる。
なお抜止部材34は、内周面に刃部が形成され、一箇所に切欠きのあるC型状の部材でもよい。
より具体的には、一端にフランジ部42を反対側にはスリット部43が形成された円筒状のスプリングガイド41と、スリット部43の先端からスプリングガイド41に挿通されたワッシャ45と、ワッシャ45を抜け方向に規制しスリット部43の先端に設けたワッシャ規制部44と、フランジ部42とワッシャ45との間で圧縮状態に保持されるコイルバネ46と、スプリングガイド41の内周面に挿通されスリット部43の内周側への縮径を規制する移動片47とから構成されている。
押圧手段は、上記の形態に限らず、接続管80が所定の位置に挿入されたとき、抜止手段30を受口11の入口側へ押圧可能とするものであればよい。例えば、ワッシャ45を省略し、ワッシャ規制部44を受口11に係合するものでもよいし、スリット部43と移動片47の一部が連結され、接続管80が挿入されたときに分離されるような形態も可能である。
なお、高温暴露時のシール性が問われない液体流体を取り扱う場合には、抜止刃部材35の脱落防止のみを考慮して、保持部材25に向かって付勢する弾性リングを複数の抜止刃部材35の外面に周回させてもよい。この場合には、抜止刃部材35が保持部材25に向かって付勢されているので、接続管80に食い込むことを容易にする作用も有する。
また支持部材55Aのパッキン支持部58から突出部22が離脱してパッキン20がスライドし、突出部22が貫通孔57より受口11入口側へ突出する。したがって、接続管80が所定の位置に挿入され正常な接続が完了したことを作業者等が容易に認識することができ、また突出部22に指先で触ることによっても正常な接続が完了したことを作業者等が容易に認識できる。
図6に第二の実施の形態を示す。なお第一の実施の形態と同一の構成は、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。図示するように、差込式管継手1Bは、継手本体10Bにナット部材12をネジ部16を介して螺合接続している。ナット部材12および支持部材55Bは樹脂製の透明材料で成形されており、継手本体10Bは金属製等の不透明材料で構成されている。また突出部22は目立ちやすい色で着色されている。そして、突出部22は支持部材55Bのパッキン支持部58に支持され、外観からは突出部22が視認できない位置に継手本体10B内部に隠れている。
図8に第三の実施の形態を示す。なお第一の実施の形態と同一の構成は、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。図示するように、差込式管継手1Cは図1に示した差込式管継手1Aから支持部材55Aを省略した変形例である。継手本体10Cの受口11には入口側に向かって縮径する内周テーパ面18が形成されている。第一止輪71Cは、パッキン20が押し出されてきたときに、パッキン20の抜け出しを阻止する大きさに設けられている。内周テーパ面18は、所定の力以下ではパッキン20の移動を規制するようにパッキン20を支持しており、輸送途中の振動や、差込式管継手を誤って落下させたときの衝撃力程度では、パッキン20は移動しない。
図10に第四の実施の形態を、図11に第五の実施の形態を示す。なお第一の実施の形態と同一の構成は、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図10に示すように、差込式管継手1Dの支持部材55Dは、インジケータ部材65を介してパッキン20を支持する。その支持面には貫通孔57が形成されている。インジケータ部材65は例えば樹脂製のリング状部材で支持部材55C側に貫通孔57に挿通可能な凸部66を有する。そして、接続管80が挿入されパッキン20が押圧されると、凸部66が貫通孔57から突出するように構成されている。
接続管80を挿入すると押圧手段40が作用して抜止手段30、パッキン20を押圧する。このときの力で凸部66が貫通孔57から突出するので、この凸部66を視認することによって、接続管80が所定の位置に挿入され正常な接続が完了したことを作業者等が容易に認識することができる。
10、10B、10C:継手本体、11:受口、12:ナット部材、13:段部、15:第一周溝、17:第二周溝、
20、20B:パッキン、22:突出部、25:保持部材、27:開口、
30:抜止手段、31:スペーサ、32:テーパ面、34:抜止部材、35:抜止刃部材、36:外面部、37:刃部、
40:押圧手段、41:スプリングガイド、42:フランジ部、43:スリット部、44:ワッシャ規制部、45:ワッシャ、46:コイルバネ、47:移動片、
50:熱膨張パッキン、55A、55B、55D:支持部材、56:通孔、57:貫通孔、58:パッキン支持部、
65:インジケータ部材、66:凸部、
71、71C:第一止輪、73:第二止輪、75:熱膨張性パッキン、
80:接続管
Claims (7)
- 接続管の先端が挿入される受口を有する継手本体と、
該受口の軸方向に摺動可能な円筒状パッキンと、該受口の軸方向に摺動可能かつ前記接続管の外周面に係合される抜止手段と、
前記受口における前記パッキンおよび前記抜止手段の奥側に配置され、前記接続管が所定の位置に挿入されたとき、前記パッキンおよび前記抜止部材を受口入口側へ押圧可能な押圧手段を備え、
前記受口入口近傍には、前記パッキンまたは前記抜止部材の摺動に伴い、前記受口入口に突出する突出手段を有し、
前記突出手段は、前記パッキンに一体に設けられた突出部であることを特徴とする差込式管継手。 - 前記受口の入口に、前記接続管が挿通する挿入孔と、該挿入孔に平行軸心の貫通孔を形成した支持部材を有することを特徴とする請求項1に記載の差込式管継手。
- 前記受口の入口には、ナット部材が接続され、前記継手本体は不透明材料で、前記支持部材および前記ナット部材は、透明な材料で構成されることを特徴とする請求項2に記載の差込式管継手。
- 前記受口の入口に前記接続管が挿通する挿入孔と、該挿入孔に平行軸心の貫通孔を形成した支持部材を有し、前記突出手段は、該支持部材の受口内方に該貫通孔から少なくともその一部が外部に突出するインジケータ部材であることを特徴とする請求項1に記載の差込式管継手。
- 前記抜止手段は、前記受口の軸方向に摺動可能かつ前記受口入口方向に向かって窄まり状のテーパ面が形成されたスペーサと、外面部が前記テーパ面に内接し内径部が接続管の外周面に係合される抜止部材とからなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の差込式管継手。
- 前記抜止部材は、外面部が前記テーパ面に内接し内側に前記接続管の外周面に食い込む刃部を有した複数の抜止刃部材と、外周面から内周面に貫通し、前記複数の抜止刃部材を支持する開口が形成された円筒状の保持部材とからなることを特徴とする請求項5に記載の差込式管継手。
- 前記押圧手段は、一端にフランジ部を反対側にはスリット部が形成された円筒状のスプリングガイドと、
前記スリット部の先端から前記スプリングガイドに挿通されたワッシャと、
該ワッシャを抜け方向に規制し、前記スリット部の先端に設けたワッシャ規制部と、
前記フランジ部と前記ワッシャとの間で圧縮状態に保持されるコイルバネと、
前記スプリングガイドの内周面に挿通され前記スリット部の内周側への縮径を規制する移動片とからなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の差込式管継手。
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