JP5709044B2 - 差込式管継手 - Google Patents
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Description
例えば特許文献1には、受口部の内周に接続管の差込方向上流側に向かって窄まり状のテーパ面が形成された継手本体と、外径部がテーパ面に内接し内径部が接続管の外周面に係合される抜止部材と、継手本体内に収容されたリップパッキンを有する差込式管継手が記載されている。このものは、接続管を差し込むと、リップパッキンのリップ部が接続管の外周面に密着し、更に水圧が加わるとリップ部を接続管外周面に押し付けるように作用しシール圧を発生させるものである。また接続管を引っ張り方向に引っ張ると抜止部材の外径部がテーパ面の窄まり側に当接することにより係合歯を接続管外周面に食い込ませるものである。
接続管が挿入されると、サポートリングがサポートリング規制部から外れ、スプリングが伸張してOリングを圧縮するとともにロックリングを接続管の外周面に食い込ませる。そしてOリングが強制的に圧縮されるのでシール効果が高まるとされている。さらに外筒にはロックリングを覗くことができる確認窓を有し、作業完了を視認できるとしている。
これら特許文献1から4のものは、接続する管を管継手に挿入するだけで接続が可能とされている。
特に特許文献1、2のものは、引き抜き方向の力が加わると、テーパ面に接した抜止部材の作用で管の引き抜けが防止されるが、管とのシール面圧には何の影響も及ぼさない。例えば地上暴露配管のように外気温の温度差によって接続管が膨張収縮を繰り返すような環境下では、長期的なシール性に懸念があった。
さらに特許文献1、3、4のものは、管を挿入するだけで接続が可能であるものの、シール性や引き抜き阻止性を十分に発揮するための所定の位置にまで管が挿入されているかどうかを確認することができないという問題があった。
本発明によれば、接続管の外周面に係合される抜止手段が、パッキンの奥側に配置され、受口の軸方向に摺動可能であるので、接続管に引き抜き方向の力が加わったとき、抜止手段がパッキンを押圧してシール面圧を上昇させるように作用する。したがって、接続管に引き抜き方向の力が加わった場合でも、管の引き抜けを阻止するとともに、長期的なシール性を向上させることができる。またパッキンが受口入口に配置されているので、パッキンは接続管とのシール性を確保するとともに外部から雨水等の浸入を防止することができる。さらに接続管が所定の位置に挿入され正常な接続が完了したことを作業者等が容易に認識することができる。
本発明において、前記変色手段は、感圧紙またはマイクロカプセルとすることができる。
図1および図2に示すように、差込式管継手1は、接続管が挿入される受口11を有する継手本体10と、受口11の入口側にその一端が支持されるように配置された円筒状のパッキン20と、このパッキン20の奥側にあって、受口11の内周面に沿って軸方向に摺動可能な接続管80を係合させるための抜止手段30とから主になる。なお、図1は両側に接続管を接続するためのソケット型差込式管継手を示しているが、この形態に限らず、エルボ、チーズ、レヂューサ、キャップ等一般的な管継手の種々の形態をなすことができる。
なお抜止部材34は、内周面に刃部が形成され、一箇所に切欠きのあるC型状の部材でもよい。
より具体的には、一端にフランジ部42を反対側にはスリット部43が形成された円筒状のスプリングガイド41と、スリット部43の先端からスプリングガイド41に挿通されたワッシャ45と、ワッシャ45を抜け方向に規制しスリット部43の先端に設けたワッシャ規制部44と、フランジ部42とワッシャ45との間で圧縮状態に保持されるコイルバネ46と、スプリングガイド41の内周面に挿通されスリット部43の内周側への縮径を規制する移動片47とから構成されている。
押圧手段は、上記の形態に限らず、接続管80が所定の位置に挿入されたとき、抜止手段30を受口11の入口側へ押圧可能とするものであればよい。例えば、ワッシャ45を省略し、ワッシャ規制部44を受口11に係合するものでもよいし、スリット部43と移動片47の一部が連結され、接続管80が挿入されたときに分離されるような形態も可能である。
なお、高温暴露時のシール性が問われない液体流体を取り扱う場合には、抜止刃部材35の脱落防止のみを考慮して、保持部材25に向かって付勢する弾性リングを複数の抜止刃部材35の外面に周回させてもよい。この場合には、抜止刃部材35が保持部材25に向かって付勢されているので、接続管80に食い込むことを容易にする作用も有する。
また支持部材55とパッキン20との間には変色手段60を設けているので、パッキン20が押圧されることによって変色し、接続管80が所定の位置に挿入され正常な接続が完了したことを作業者等が容易に認識することができる。
図5に第二の実施の形態を示す。なお第一の実施の形態と同一の構成は、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。図示するように、差込式管継手1Aの継手本体10Aは、端部にオネジが形成され、ナット19を螺合している。ナット19は透明な樹脂製素材で形成される。支持部材55も透明であるから変色手段60の変色状態をより容易に視認することができる。
10、10A:継手本体、11:受口、13:段部、15:第一周溝、17:第二周溝、19:ナット、
20:パッキン、22:突起部、25:保持部材、27:開口、
30:抜止手段、31:スペーサ、32:テーパ面、34:抜止部材、35:抜止刃部材、36:外面部、37:刃部、
40:押圧手段、41:スプリングガイド、42:フランジ部、43:スリット部、44:ワッシャ規制部、45:ワッシャ、46:コイルバネ、47:移動片、
50:熱膨張パッキン、55:支持部材、
60:変色手段、
71:第一止輪、73:第二止輪、75:熱膨張性パッキン、
80:接続管
Claims (6)
- 接続管の先端が挿入される受口を有する継手本体と、
該受口の入口側に固定された透明な支持部材にその一端が支持された円筒状のパッキンと、
該パッキンの奥側に配置され、前記接続管の外周面に係合されるとともに前記受口の軸方向に摺動可能な抜止手段と、
前記抜止手段の奥側に配置され、前記接続管が所定の位置に挿入されたとき、前記抜止手段を受口入口側へ押圧可能な押圧手段を有し、
さらに前記支持部材と前記パッキンとの間に押圧力を受けると変色する変色手段を設けたことを特徴とする差込式管継手。 - 前記変色手段は、感圧紙またはマイクロカプセルであることを特徴とする請求項1に記載の差込式管継手。
- 前記抜止手段は、前記受口の軸方向に摺動可能かつ前記受口入口方向に向かって窄まり状のテーパ面が形成されたスペーサと、外面部が前記テーパ面に内接し内径部が接続管の外周面に係合される抜止部材とからなることを特徴とする請求項1または2に記載の差込式管継手。
- 前記抜止部材は、外面部が前記テーパ面に内接し内側に前記接続管の外周面に食い込む刃部を有した複数の抜止刃部材と、外周面から内周面に貫通し、前記複数の抜止刃部材を支持する開口が形成された円筒状の保持部材とからなることを特徴とする請求項3に記載の差込式管継手。
- 前記保持部材の外周と前記受口内周との間に、前記保持部材と前記受口が同心となるように熱膨張性パッキンを介在させたことを特徴とする請求項4に記載の差込式管継手。
- 前記押圧手段は、一端にフランジ部を反対側にはスリット部が形成された円筒状のスプリングガイドと、
前記スリット部の先端から前記スプリングガイドに挿通されたワッシャと、
該ワッシャを抜け方向に規制し、前記スリット部の先端に設けたワッシャ規制部と、
前記フランジ部と前記ワッシャとの間で圧縮状態に保持されるコイルバネと、
前記スプリングガイドの内周面に挿通され前記スリット部の内周側への縮径を規制する移動片とからなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の差込式管継手。
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