JP2018087588A - 管継手 - Google Patents

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文雄 今市
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文雄 今市
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Abstract

【課題】構造を複雑化することなく、スリーブの不用意な移動を防止又は抑制することができる管継手を得る。
【解決手段】管継手10は、雄継手12と、雄継手12が挿入される凹状挿入部50が形成された雌継手32とを備えている。凹状挿入部50には、雄継手12の凹部13Aへ嵌まり、雄継手12を固定する硬球58が設けられている。雌継手32には、硬球58の外れを防止し、離脱方向への移動により硬球588を凹部から離脱可能とするスリーブ60が外装されている。雌継手32には、スリーブ60の端部に形成された大径内周部90の内側にリング体94が配置されており、リング体94の周方向の一部に、スリーブに接触してスリーブの離脱方向への移動を規制する突起部94Bが形成されている。スリーブ60の周方向の一部には、スリーブの離脱方向への移動を許容する溝部92が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、管継手に関する。
従来から、一方の配管と他方の配管を組み付ける際に管継手を用いて接続を行っている。
下記特許文献1には、ハウジングと管状体とをロック及び解除可能なロック部材と、ハウジングの外周に回動可能に設けられ、ロック部材をロック位置と解除位置とに移動させるリング部材と、を備えた管状体のロック機構が開示されている。このロック機構では、リング部材の係止部とハウジングの被係止部の係止と解放により、ロック部材がリング部材と共にロック位置に移動して管状体を解除又はロックし、ロック後にリング部材を管状体の軸方向にスライドさせると、リング部材の嵌合部がハウジングの被嵌合部に嵌合し、リング部材の回動を防止する。
下記特許文献2には、雌継手の外周面に、雄継手を雌継手に固定する固定位置と雄継手の雌継手からの離脱を可能とする離脱位置とに移動するスリーブが設けられており、雌継手の外周面にロック用のピンを螺合させた管継手が開示されている。この管継手では、スリーブの周方向の一部に軸方向に切り欠いた解除溝が設けられており、スリーブの端部がピンと接触しているときはスリーブが固定位置にある。また、スリーブを回転させて解除溝とピンとの位置を合わせることで、スリーブを離脱位置に移動させることが可能となる。なお、ラッチ及びホルダのいずれか一方に案内スリットを形成し、他方に案内スリット中で回動できるガイドピンを設け、案内スリットとガイドピンとを摺動可能に係合させたダイヤル錠として、特許文献3に記載されたものがある。
特開2016−38019号公報 特開2012−159175号公報 特公平7−6307号公報
上記特許文献1に記載の管状体のロック機構では、部品点数が多く、管状体とハウジングとをロック及びロック解除し、リング部材をハウジングに係止及び解放する機構が複雑となる。
上記特許文献2に記載の管継手では、ホースに接続された管継手が他の部材と接触した場合、スリーブの解除溝と雌継手のピンの位置が合っていると、スリーブが軸方向に移動し、雄体と雌継手とが分離してしまう可能性がある。また、スリーブに解除溝を設ける加工や、雌継手にピンを螺合させる加工は、特別な加工が必要であり、コストがかかるものである。また、外力によりピンが雌継手から外れる可能性もある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、構造を複雑化することなく、スリーブの不用意な移動を防止又は抑制することができる管継手を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明に係る管継手は、内部に流路が形成され、外周面に凹部が形成された筒状の雄体と、内部に流路が形成され、前記雄体が挿入される凹状挿入部が形成された筒状の雌体と、前記凹状挿入部に設けられ、前記雄体を前記凹状挿入部に挿入したとき、前記凹部へ嵌まり、前記雄体を前記凹状挿入部に固定するロック部材と、前記雌体に軸方向に移動可能に外装されると共に、回転可能とされ、前記ロック部材の外れを防止し、軸方向一方側の離脱方向への移動により前記ロック部材を前記凹部から離脱可能とするスリーブと、前記雌体に固定され、前記スリーブの離脱方向の端部に形成された大径内周部の内側に配置されたリング体と、前記リング体の周方向の少なくとも一部に形成され、前記スリーブに接触して前記スリーブの離脱方向への移動を規制する規制部と、前記スリーブの周方向の一部に形成され、前記規制部と接触しない構成とされると共に前記スリーブの離脱方向への移動を許容する移動許容部と、を有する。
請求項1に記載の発明によれば、雄体を雌体の凹状挿入部に挿入したとき、雄体の外周面に形成された凹部にロック部材が嵌まり、雄体が雌体の凹状挿入部に固定される。その際、雌体に外装されたスリーブにより、ロック部材の外れが防止されることで、雄体と雌体との連結が維持される。スリーブは、雌体に対して軸方向一方側の離脱方向に移動することにより、ロック部材が凹部から離脱可能となっている。スリーブの離脱方向の端部に形成された大径内周部の内側には、リング体が配置されており、リング体は、雌体に固定されている。リング体の周方向の少なくとも一部には、規制部が形成されており、雄体と雌体の連結時には、リング体の規制部がスリーブに接触することで、スリーブの離脱方向への移動が規制される。これにより、雄体と雌体との連結が不用意に解除されることを防止又は抑制することができる。
スリーブの周方向の一部には、規制部と接触しない構成とされた移動許容部が形成されている。雄体と雌体の連結を解除するときは、スリーブを回転させて、移動許容部を規制部と接触しない位置に回転させることで、スリーブの離脱方向への移動が許容される。これにより、スリーブを離脱方向へ移動させることにより、ロック部材が凹部から外れ、雄体を雌体の凹状挿入部から引き抜くことができる。
上記の管継手では、スリーブの大径内周部の内側に配置されたリング体の規制部が、スリーブに接触することで、スリーブの離脱方向への移動を規制しているため、雄体と雌体の連結を解除するには、スリーブを回転させて移動許容部を規制部と接触しない位置に回転させる必要がある。また、リング体は、スリーブの大径内周部の内側に配置されているため、外力によりスリーブとリング体とが相対的に回転することが抑制される。このため、構造を複雑化することなく、スリーブが不用意に離脱方向へ移動することを防止又は抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の管継手において、前記規制部は、前記リング体の周方向の一部に形成されると共に半径方向外側に突出する突起部であり、前記移動許容部は、前記スリーブの前記大径内周部と隣接する位置に形成された小径内周部に設けられ、半径方向外側に凹むと共に前記突起部が挿入可能な溝部である。
請求項2に記載の発明によれば、規制部は、リング体の周方向の一部に形成されると共に半径方向外側に突出する突起部であり、移動許容部は、スリーブの大径内周部と隣接する位置に形成された小径内周部に設けられた溝部である。これにより、リング体の突起部が、スリーブの小径内周部の側壁に接触することで、スリーブの離脱方向への移動が規制される。また、スリーブを回転させてスリーブの溝部とリング体の突起部の位置を合わせることで、突起部が溝部に挿入され、スリーブの離脱方向への移動が許容される。このため、構造を複雑化することなく、スリーブが不用意に離脱方向へ移動することを防止又は抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の管継手において、前記突起部は、前記溝部の側に半径方向外側に向かって径が拡大する湾曲面又はテーパ面を備えている。
請求項3に記載の発明によれば、突起部は、スリーブの溝部の側に半径方向外側に向かって径が拡大する湾曲面又はテーパ面を備えており、スリーブを離脱方向に移動させる際に、突起部の湾曲面又はテーパ面からスムーズに溝部に挿入される。このため、突起部を溝部にスムーズに挿入させつつスリーブを離脱方向に移動させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の管継手において、前記リング体の一部が、前記スリーブの軸方向の外側に露出している。
請求項4に記載の発明によれば、リング体の一部が、スリーブの軸方向の外側に露出している。これにより、リング体の規制部の位置を確認することが容易となり、スリーブの回転により、リング体の規制部をスリーブの移動許容部と接触しない位置に合わせることが容易となる。また、リング体が半径方向外側にスリーブより飛び出しておらず、スリーブに覆われた形態であるため、外力によるリング体の破損が回避できる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の管継手において、前記規制部は、前記リング体の外周部の側壁で構成されており、前記リング体は、前記外周部の一部に半径方向内側に凹んだ凹溝を備え、前記移動許容部は、前記スリーブの前記大径内周部に凸状に形成され、前記凹溝に挿入可能な凸状部である。
請求項5に記載の発明によれば、規制部は、リング体の外周部の側壁で構成されており、リング体の外周部の側壁がスリーブに接触することで、スリーブの離脱方向への移動が規制される。また、リング体は、外周部の一部に半径方向内側に凹んだ凹溝を備えており、移動許容部は、スリーブの大径内周部に凸状に形成された凸状部である。これにより、スリーブを回転させて、スリーブの凸状部とリング体の凹溝の位置に合わせることで、スリーブの凸状部がリング体の凹溝に挿入され、スリーブの離脱方向への移動が許容される。このため、構造を複雑化することなく、スリーブが不用意に離脱方向へ移動することを防止又は抑制することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の管継手において、前記スリーブの外周面における前記移動許容部と対応する位置の少なくとも一箇所に目印が設けられている。
請求項6に記載の発明によれば、スリーブの外周面における移動許容部と対応する位置の少なくとも一箇所に目印が設けられており、スリーブの目印により移動許容部をリング体の規制部と接触しない位置に回転させることが容易となる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の管継手において、前記スリーブと前記雌体との間に、前記スリーブを前記ロック部材の外れを防止する位置に付勢する付勢部材が設けられている。
請求項7に記載の発明によれば、スリーブと雌体との間に設けられた付勢部材により、スリーブがロック部材の外れを防止する位置に付勢されている。このため、雄体と雌体との連結を解除する際には、スリーブを付勢部材の力に抗して移動させる必要がある。
本願発明によれば、構造を複雑化することなく、スリーブの不用意な移動を防止又は抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る管継手に用いられる雄継手と雌継手とが分離されると共に、スリーブの離脱方向への移動がロックされていない状態を示す半裁断面図である。 図1に示す管継手に用いられるスリーブの大径内周部の内側に配置されたリング体付近を示す拡大断面図である。 図1に示す管継手に用いられるリング体の突起部とスリーブの溝部との位置を合わせた状態を示す正面図である。 (A)は、リング体を示す断面図であり、(B)は、リング体を示す正面図である。 雄継手を雌継手に連結する過程を示す半裁断面図である。 雄継手を雌継手に連結し、スリーブの離脱方向への移動がロックされていない状態を示す半裁断面図である。 雄継手を雌継手に連結し、リング体によりスリーブの離脱方向への移動がロックされた状態を示す半裁断面図である。 雄継手を雌継手から離脱する過程を示す半裁断面図である。 (A)は、本発明の第2実施形態に係る管継手において、リング体によりスリーブの離脱方向への移動がロックされた状態を示す正面図であり、(B)は、第2実施形態に係る管継手において、リング体によりスリーブの離脱方向への移動がロック解除された状態を示す正面図である。 第1比較例に係る管継手のスリーブの移動を規制するピンを示す拡大断面図である。 第2比較例に係る管継手のスリーブの移動を規制するボールを示す拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態である管継手の雄継手と雌継手とが分離された状態が半裁断面図にて示されており、図7には、管継手の雄継手と雌継手とが連結された状態が半裁断面図にて示されている。図1及び図7に示されるように、管継手10は、いわゆる迅速継手(カップラー)であり、雄体としての雄継手12と、雌体としての雌継手32とを備えている。図示を省略するが、雄継手12は一方の配管に接続され、雌継手32は他方の配管に接続されている。雌継手32の外周面には、雌継手32と雄継手12とを連結するためのスリーブ(カラー)60が設けられている。雄継手12と雌継手32には、それぞれ先端を対向させた移動バルブ14 、34 が装備されている。
雄継手12は略筒状とされた雄継手本体13を備えている。また、雄継手本体13の内部には係止部材16が嵌め込まれ、この係止部材16にスプリング18を介して移動バルブ14が移動可能に弾着されている。雄継手12の移動バルブ14側が、後述する雌継手32の凹状挿入部50に挿入される。係止部材16は、雄継手本体13の溝に嵌め込まれた止めリング20に係止されることで、雄継手本体13内で固定されている。係止部材16には、スプリング18の内側面を支持する支持部16Aが設けられている。また、雄継手本体13の先端には、内周面が徐々に縮径されて縮径部22が形成されている。移動バルブ14は、先端側が縮径部22の形状に沿って徐々に縮径しており、縮径部22と接触する位置にゴム製のリング状のシール部材24が設けられている。移動バルブ14は、スプリング18によって縮径部22に押圧され、シール部材24が縮径部22に接触している。
移動バルブ14の先端には突部14Aが形成されており、突部14Aが雄継手本体13の先端より突出している。この突部14Aは、雌継手32側の移動バルブ34の突部34Aに突き当てられるように構成されている。また、移動バルブ14の奥側で雄継手本体13の内周側には、流体が通過可能な流路26が形成されている。
また、雄継手本体13の外周には、凹状挿入部50内に挿入されたときに、後述する硬球58を受ける溝状の凹部13Aが形成されている。この凹部13A内に硬球58が納まることによって、雄継手12が凹状挿入部50内で固定される。雄継手本体13の軸方向の移動バルブ14と反対側の端部には、一方の配管(図示省略)が接続される雌ねじ部28が形成されている。
一方、雌継手32は、略筒状とされた雌継手本体33を備えており、雌継手本体33の内部に流路80が構成されている。雌継手32の雌継手本体33には、雄継手12が挿入される凹状挿入部50が形成されている。凹状挿入部50の奥側には、雌継手本体33の内部に係止部材36が嵌め込まれ、この係止部材36にスプリング38を介して移動バルブ34が移動可能に弾着されている。係止部材36は、雌継手本体33の溝に嵌め込まれた止めリング40に係止されることで、雌継手本体33内で固定されている。係止部材36には、スプリング38の内側面を支持する支持部36Aが設けられている。また、凹状挿入部50の挿入口側には、雌継手本体33の内周面が徐々に縮径されて縮径部42が形成されている。
移動バルブ34は、先端側が縮径部42の形状に沿って徐々に縮径しており、縮径部42と接触する位置にゴム製のリング状のシール部材44が設けられている。移動バルブ34は、スプリング38によって縮径部42に押圧され、シール部材44が縮径部42に接触している。移動バルブ34の先端には突部34Aが形成されており、この突部34Aは、雄継手12側の移動バルブ14の突部14Aに突き当てられるように構成されている。
また、凹状挿入部50の内部では、縮径部42より先端側が拡径しており、その拡径部に環状の溝部46が形成され、この溝部46内にOリング48が嵌め込まれている。雌継手本体33の軸方向の係止部材36側の端部(雄継手12との連結側と反対側)には、他の配管(図示省略)が接続される雌ねじ部82が形成されている。
スリーブ(カラー)60は、筒状とされ、雌継手32の雄継手12との連結側に外装されている。スリーブ60は、雌継手本体33に対して軸方向に移動可能とされると共に、雌継手本体33に対して回転可能に構成されている。スリーブ60の内側では、雌継手本体33の外周面に段部52が形成されており、この段部52に略台形断面の孔54が同一周面上に複数形成されている。また、段部52の先端側には周溝56が形成されている。そして、段部52に付勢部材としてのコイルスプリング62が嵌められ、コイルスプリング62の一端が雌継手本体33に接触している。また、複数の孔54内にそれぞれロック部材としての硬球58が納められている。硬球58は、例えば、マルテンサイト系ステンレス鋼で形成することができる。雄継手12が凹状挿入部50に挿入されて、硬球58が凹部13Aに収まり、後述するスリーブ60の内周面70に当接された状態になって径方向外側への移動が阻止されることによって、雄継手12が凹状挿入部50内で固定される(図7参照)。
スリーブ60の軸方向中間部の内周側には、段部52に対向して小径内周部としての段部64が形成されており、このスリーブ60を雌継手本体33の外側に嵌め込み、コイルスプリング62の他端が段部64の側壁に接触している。これによって、スリーブ60を離脱方向(矢印Aに示す軸方向一方側としての他の配管の側)に移動するときに、段部64の側壁によりコイルスプリング62を押圧することとなる。また、雌継手本体33の周溝56と対向するスリーブ60の拡径部74に止めリング68の外周を突出させることで、スリーブ60の抜けが防止されている。
図2に示されるように、スリーブ60の離脱方向(雌ねじ部82の側)の端部には、段部64の内径よりも大径とされた大径内周部90が形成されている。大径内周部90と段部64との間には、大径内周部90から半径方向内側に延びた側壁91が形成されている(図3参照)。スリーブ60の大径内周部90の内側には、リング体94が配置されている。
図4(A)、(B)に示されるように、リング体94は、円形状の環状部94Aと、環状部94Aの周方向の一部に形成されると共に半径方向外側に突出する規制部としての突起部94Bと、を備えている。突起部94Bは、環状部94Aの周方向における略180°の位置(対称位置)の2箇所に設けられている。突起部94Bは、図4(A)に示すリング体94の軸方向に沿って切断した断面視にて、外面が略半円状に湾曲された湾曲面を備えている。本実施形態では、突起部94Bは、スリーブ60の後述する溝部92の側に、半径方向外側に向かって径が拡大する湾曲面を備えている。また、突起部94Bは、図4(B)に示すリング体94の正面視にて、略矩形状に形成されている。図4(A)に示すリング体94の軸方向に沿って切断した断面視にて、突起部94Bは、環状部94Aの厚さよりも厚く形成されており、環状部94Aの側に突起部94Bの底部94Cが設けられている。なお、突起部94Bは、1個でも、2個以上の複数でも構わない。
図2に示されるように、雌継手本体33の段部52の雌ねじ部82側(図1参照)の端部には、段部52から雌継手本体33の外周面33Aの側に延びた側壁52Aが形成されている。リング体94の底部94Cと環状部94Aとの凹み部は、雌継手本体33の外周面33Aと側壁52Aとの角部に係止されており、底部94C、環状部94Aと、外周面33A、側壁52Aとが接着されている。これにより、リング体94が雌継手本体33に固定されている。その際、スリーブ60が雌継手本体33の後述する固定位置P1に配置された状態で、リング体94の突起部94Bの一部がスリーブ60の外側に露出している。リング体94は、樹脂製又は金属製であり、更に着色したほうが好ましい。
スリーブ60の側壁91がリング体94の突起部94Bに当たる(接触する)ことで、スリーブ60の離脱方向(雌ねじ部82側、すなわち後述する離脱位置P2)への移動が規制されるようになっている(図7参照)。
図2及び図3に示されるように、スリーブ60の内周面の周方向の一部には、大径内周部90と隣接する位置に、突起部94Bが挿入可能な移動許容部としての溝部92が形成されている。溝部92は、大径内周部90に隣接する段部64の内周面に軸方向に沿って形成されており、半径方向外側に凹んだ形状とされている。溝部92は、スリーブ60の周方向における略180°の位置(対称位置)の2箇所に設けられている(図3参照)。本実施形態では、溝部92の半径方向外側の底面は、大径内周部90の内面と連続して形成されている。溝部92は、リング体94の突起部94Bと接触しない構成とされ、突起部94Bが溝部92に挿入されることで、スリーブ60の離脱方向(雌ねじ部82側、すなわち後述する離脱位置P2)への移動が許容されるようになっている。なお、溝部92の形成は、前記の突起部94Bの数量及び着脱操作性を加味し、2箇所でなくてもよい。また、本実施形態では、溝部92の周方向の幅は、突起部94Bの周方向の幅よりも若干大きい構成とされているが、操作性を優先させ、溝部92の周方向の幅を更に大きくすることで、操作性を向上させることも可能である。
図1に示されるように、スリーブ60の内周には、硬球58の当たり面となる内周面70が構成されている。内周面70は、段部64の内径よりも小さい内径になるように形成されている。硬球58が内周面70に当たっているときには、硬球58は雌継手本体33の径方向内側へ押されて、雌継手本体33の内周面から内側へ突出している(図1及び図7参照)。雄継手12が凹状挿入部50に挿入されて硬球58が凹部13A内に収まっているときに、硬球58が内周面70により押されると、雄継手12と雌継手32の抜け方向の相対移動が阻止され、連結状態が維持される。このときのスリーブ60の位置を固定位置P1とする(図1、3参照)。
また、スリーブ60は、筒軸方向(雄継手12の挿入方向)に移動可能とされており、雌継手本体33に対して雌ねじ部82側へ移動(矢印A方向)して、硬球58を拡径部74に対応する位置に配置させることができる(図8参照)。このとき、硬球58は雌継手本体33の内周から突出しないように径方向外側へ移動可能となる。硬球58が雌継手本体33の径方向外側へ移動すると、硬球58が凹部13Aから外れ、雄継手12と雌継手32の抜け方向の相対移動が許容される。このときのスリーブ60の位置を離脱位置P2とする(図8参照)。
図示を省略するが、スリーブ60の外周面には、ユーザーがスリーブ60を指でつかんで移動しやすくするために、細かい凹凸が形成されていることが一般的である。
スリーブ60は、通常時にはコイルスプリング62に付勢されて、図1及び図7に示す固定位置P1に配置されている。スリーブ60が固定位置P1に配置されているときには、図7に示されるように、スリーブ60の側壁91がリング体94の突起部94Bに当たる(接触する)ことで、スリーブ60の矢印A方向、すなわち、離脱位置P2へ向かう方向(離脱方向)への移動を阻止している。
スリーブ60は、離脱位置P2に移動可能とされている。図8に示されるように、リング体94の突起部94Bがスリーブ60の溝部92に挿入された際には、リング体94の突起部94Bに規制されず、離脱位置P2へ移動可能とされている。
また、スリーブ60の外周面には、溝部92と対応する位置に少なくとも一箇所の目印98が設けられている(図2及び図3)。本実施形態では、スリーブ60の外周面から突出する突起状の目印98とされている。これにより、スリーブ60の目印98により溝部92をリング体94の突起部94Bと対応する位置に回転させることが容易となる。なお、本実施形態では、目印98は、2つの溝部92と対応する位置にそれぞれ設けられているが、目印98は、2つの溝部92のいずれか一方と対応する位置に最低一箇所設けてもよい。また、目印の形態は、変更可能であり、例えば、スリーブ60の外周面に色付けしたもの、凹部、刻印などを施したものなどでもよい。また、本実施形態では、リング体94を着色しておくことで、突起部94Bの位置を視認しやすくしている。
次に、第1実施形態の管継手10の作用について説明する。
図1に示されるように、雄継手12と雌継手32とが分離された状態では、スリーブ60は、固定位置P1に配置されている。図5に示すように、雄継手12と雌継手32とを連結する際には、スリーブ60をコイルスプリング62の力に抗して矢印A方向(図1参照)に移動させ、離脱位置P2に配置する。その際、スリーブ60の周方向における溝部92の位置がリング体94の突起部94Bの位置と合っている(対応している)ことで、スリーブ60を離脱位置P2に移動させることが可能となる。これにより、硬球58が拡径部74内に退避できるようになり、雄継手12を凹状挿入部50内に挿入することが可能となる。雄継手12を挿入すると、雄継手本体13の先端に複数の硬球58が乗り上げ、雄継手12を奥まで挿入すると、移動バルブ14,34が突き合わされて突部14Aと突部34Aが押圧され、移動バルブ14,34はそれぞれスプリング18,38の力に抗して押し込まれる。
この状態で、図6に示されるように、スリーブ60をコイルスプリング62の力により固定位置P1に戻すと、内周面70に押されて硬球58が雄継手本体13の凹部13A内に納まり、雌継手32と雄継手12とが連結される。雄継手12は、雌継手32のOリング48によってシールされる。この状態では、移動バルブ14のシール部材24と縮径部22との間、及び移動バルブ34のシール部材44と縮径部42との間に隙間が形成され、雄継手12と雌継手32の流路26、80が連通する。これにより、この流路26、80を圧力下で流体が通過することになる。
さらに、図7に示されるように、スリーブ60を周方向に回転する(例えば、スリーブ60の溝部92がリング体94の突起部94Bと合っている位置から約45°〜90°回転する)ことにより、スリーブ60の軸方向の移動がロックされる。この状態では、スリーブ60の側壁91がリング体94の突起部94Bに当たる(接触する)ことで、スリーブ60の離脱位置P2へ向かう方向(離脱方向)への移動が規制される(阻止される)。これにより、意図しない雌継手32と雄継手12の分離を防止又は抑制することができる。
一方、雄継手12と雌継手32を分離する際には、図6に示されるように、スリーブ60を周方向に回転させて、スリーブ60の溝部92をリング体94の突起部94Bと対応する位置に移動させる。その際、図3に示されるように、スリーブ60の外周面の目印98は、スリーブ60の溝部92と対応する位置に設けられているため、目印98とリング体94の突起部94Bとの位置を合わせることで、溝部92と突起部94Bとの位置を合わせる。そして、図8に示されるように、スリーブ60の溝部92にリング体94の突起部94Bに挿入させつつスリーブ60を固定位置P1から矢印A(図6参照)に示す離脱位置P2に移動させる。これにより、硬球58が拡径部74内に退避可能となり、硬球58を凹部13Aから離脱させて、雄継手12を凹状挿入部50から引き抜くことができる。その後、スリーブ60は、コイルスプリング62により付勢されて固定位置P1へ戻る。
雄継手12と雌継手32とを分離すると、図1に示されるように、雄継手12の移動バルブ14がスプリング18で縮径部22に押圧され、シール部材24と縮径部22との当り面でシールされる。また、雌継手32の移動バルブ34がスプリング38で縮径部42に押圧され、シール部材44と縮径部42との当り面でシールされる。
上記の管継手10では、リング体94の周方向の一部に半径方向外側に突出する突起部94Bが形成され、スリーブ60の大径内周部90と隣接する位置に形成された段部64に溝部92が設けられている。これにより、スリーブ60の大径内周部90の内側に配置されたリング体94の突起部94Bが、スリーブ60の段部64の側壁91に接触することで、スリーブ60の離脱位置P2(離脱方向)への移動が規制されている(図7参照)。このため、雄継手12と雌継手32との連結を解除するには、スリーブ60を回転させてスリーブ60の溝部92をリング体94の突起部94Bと対応する位置(スリーブ60の側壁91がリング体94の突起部94Bと接触しない位置)に合わせる必要がある(図6参照)。また、リング体94は、スリーブ60の大径内周部90の内側に配置されているため、外力によりスリーブ60とリング体94とが相対的に回転することが抑制される。このため、構造を複雑化することなく、スリーブ60が不用意に離脱方向へ移動することを効果的に防止又は抑制することができる。
また、上記の管継手10では、リング体94の突起部94Bは、スリーブ60の溝部92の側に、半径方向外側に向かって径が拡大する湾曲面を備えている(図2参照)。これにより、スリーブ60を離脱位置P2(離脱方向)に移動させる際に、突起部94Bの湾曲面から溝部92に挿入されるため、突起部94Bがスリーブ60の溝部92にスムーズに挿入される。
また、上記の管継手10では、リング体94の一部が、スリーブ60の軸方向(離脱方向)の外側に露出している。これにより、リング体94の突起部94Bの位置を確認することが容易となり、スリーブ60の回転により、リング体94の突起部94Bをスリーブ60の溝部92の位置に合わせることが容易となる。また、リング体94が半径方向外側にスリーブ60より飛び出しておらず、スリーブ60に覆われた形態であるため、外力によるリング体94の破損が回避できる。
さらに、上記の管継手10では、スリーブ60の外周面における溝部92と対応する位置に目印98が設けられている。このため、スリーブ60の目印98により溝部92をリング体94の突起部94Bと対応する位置に回転させることが容易となる。
図10には、第1比較例の管継手200のスリーブ204付近が拡大断面図にて示されている。図10に示されているように、管継手200では、雌継手202の雌継手本体203の外周面にねじ孔203Aが設けられており、後付によりピン208の雄ねじ部(図示省略)がねじ孔203Aに螺合されている。スリーブ204の離脱方向(矢印A方向)の端部には、スリーブ204の軸方向に沿って切り欠かれた解除溝206が形成されており、ピン208が解除溝206に挿入可能とされている。解除溝206は、スリーブ204の周方向の一部に形成されている。
上記の管継手200では、スリーブ204の回転により解除溝206をピン208と対応しない位置に配置したときは、スリーブ204の離脱方向(矢印A方向)の端面204Aがピン208に当たることで、スリーブ204の離脱方向への移動が規制される。また、スリーブ204の回転により、解除溝206をピン208の位置に対応させることで、解除溝206にピン208が挿入され、スリーブ204を離脱方向(矢印A方向)に移動させることができる。
図11には、第2比較例の管継手220のスリーブ204付近が拡大断面図にて示されている。図11に示されているように、管継手220は、雌継手222の雌継手本体223の外周面に孔部223Aが設けられており、孔部223Aにボール(鋼球)228が嵌め込まれている。孔部223Aは、ボール228の湾曲面の形状に合わせて形成されており、後付によりボール228が孔部223Aに圧入可能な寸法に形成されている。スリーブ204の端部には、ボール228が挿入される解除溝206が設けられている。
上記の管継手220では、スリーブ204の離脱方向(矢印A方向)の端面204Aがボール228に当たることで、スリーブ204の離脱方向への移動が規制される。また、スリーブ204の回転により、解除溝206をボール228の位置に対応させることで、解除溝206にボール228が挿入され、スリーブ204を離脱方向(矢印A方向)に移動させることができる。
上記のような管継手200、220では、ピン208又はボール228が他の部材と接触することにより、スリーブ204と雌継手本体203、223とが相対的に回転しやすく、ピン208又はボール228が解除溝206と対応する位置に回転する可能性がある。また、管継手200、220では、他の部材と接触したときの外力により、ピン208又はボール228が雌継手本体203、223から外れる場合がある。また、ねじ孔203Aの加工や、孔部223Aの加工の工数が大きくなる。
これに対して、本実施形態の管継手10では、スリーブ60の大径内周部90の内側にリング体94が配置されており、リング体94がスリーブ60により覆われている。このため、リング体94とスリーブ60とが相対的に回転することが抑制される。また、スリーブ60によりリング体94が他の部材と接触することが抑制され、外力によりリング体94が雌継手本体33から外れることを防止又は抑制することができる。また、本実施形態の管継手10では、スリーブ60の内周側に溝部92が形成されているため、管継手200、220のスリーブ204に外側に露出する解除溝206を設けた構成と比較して、スリーブ60の外面から水、塵などが入り込むことを抑制することができる。
次に、図9を用いて、本発明の第2実施形態の管継手について説明する。なお、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図9(A)、(B)に示されるように、管継手110は、雌継手112を備えている。雌継手112の雌継手本体33には、スリーブ(カラー)118が外装されている。スリーブ118の離脱方向の側の端部には、大径内周部120が形成されている。大径内周部120の内側には、リング体114が配置されている。リング体114は、円形状の環状部114Aを備えている。環状部114Aの外径は、スリーブ118の大径内周部120の内径よりも僅かに小さい構成とされている。
環状部114Aの外周部115Aの奥側(スリーブ118の離脱方向と反対側)には、規制部としての側壁115Bが形成されている。また、環状部114Aの周方向の一部には、外周部115Aから半径方向内側に凹んだ凹溝116が形成されている。言い換えると、側壁115Bは、リング体114の周方向に沿って配置されており、リング体114の周方向の一部に側壁115Bが切り欠かれて凹溝116が形成されている。リング体114は、雌継手本体33に接着等により固定されている。本実施形態では、凹溝116は、リング体114の周方向における約180°の位置(対称位置)の2箇所に設けられている。なお、凹溝116は、2箇所でなくてもよい。
スリーブ118は、大径内周部120の軸方向の奥側(スリーブ118の離脱方向と反対側)に、大径内周部120から半径方向内側に凸状に突出した移動許容部としての凸状部122を備えている。凸状部122の内径は、凹溝116の底面の外径よりも大きく、凸状部122は、リング体114の凹溝116に挿入可能に形成されている。本実施形態では、凸状部122は、スリーブ118の周方向における約180°の位置(対称位置)の2箇所に設けられている。なお、凸状部122は、前記の凹溝116の数量及び着脱操作性を加味し、2箇所でなくてもよい。スリーブ118の端部(離脱方向の側の端部)の外周面における凸状部122と対応する位置に、少なくとも一箇所の目印98が設けられている。なお、管継手110は、図示しない雄継手を備えているが、雄継手の構成は、第1実施形態の雄継手12と同じである。
図9(A)に示されるように、管継手110の正面視にて、スリーブ118の凸状部122は、リング体114の側壁115Bと重なる位置に設けられている。スリーブ118の凸状部122がリング体114の側壁115Bに当たる(接触する)ことで、スリーブ118の離脱方向への移動が規制されている。
図9(B)に示されるように、管継手110の雄継手(図示省略)と雌継手112とを分離する際には、スリーブ118を回転させてスリーブ118の目印98をリング体114の凹溝116の位置と合わせることで、スリーブ118の凸状部122をリング体114の凹溝116の位置と合わせる。これにより、スリーブ118の凸状部122がリング体114の凹溝116に挿入され、スリーブ118の離脱方向への移動が許容される。本実施形態では、リング体114を着色しておくことで、凹溝116の位置を視認しやすくしてもよい。
上記の管継手110では、構造を複雑化することなく、スリーブ118が不用意に離脱方向へ移動することを効果的に防止又は抑制することができる。
また、スリーブ118の外周面における凸状部122と対応する位置に目印98が設けられている。このため、スリーブ118の目印98により、凸状部122をリング体114の側壁115Bと接触しない位置、すなわち、凹溝116と対向する位置に回転させることが容易となる。
なお、第1実施形態では、リング体94の突起部94Bは、スリーブ60の溝部92の側に湾曲面を備えているが、本発明は、この構成に限定されず、例えば、リング体94の突起部94Bは、スリーブ60の溝部92の側にテーパ面を備える構成でもよい。
また、第1実施形態では、リング体94の突起部94Bの形状、位置、及び数は、変更可能である。例えば、リング体94の突起部94Bは、側面視にて、略半円状の湾曲面を備えているが、本発明はこの形状に限定されず、例えば、突起部は、側面視にして略矩形状としてもよい。また、リング体の突起部の形状、位置、及び数に合わせて、スリーブの溝部の形状、位置、及び数も変更可能である。
また、第2実施形態では、リング体114の凹溝116の形状、位置、及び数は、変更可能である。また、リング体の突起部の形状、位置、及び数に合わせて、スリーブの凸状部の形状、位置、及び数も変更可能である。
また、第1及び第2実施形態では、管継手10、110は、雌継手本体33と雄継手本体13とを備えているが、雌継手本体33及び雄継手本体13の構成(例えば、移動バルブ14、34、雌ねじ部28、82など)は、変更可能である。例えば、雄継手(雄継手本体)と雌継手(雌継手本体)は、共に移動バルブを有しない構成でもよいし、雄継手(雄継手本体)と雌継手(雌継手本体)のいずれか一方が、移動バルブを有しない構成でもよい。また、例えば、雄継手(雄継手本体)、雌継手(雌継手本体)の他の配管との接続部も、雌ねじ部28、82に限らず、雄ねじやフランジ形状などの接続部に変更可能である。
10 管継手
12 雄継手(雄体)
13A 凹部
26 流路
32 雌継手(雌体)
50 凹状挿入部
58 硬球(ロック部材)
60 スリーブ
62 コイルスプリング(付勢部材)
64 段部(小径内周部)
80 流路
90 大径内周部
92 溝部(移動許容部)
94 リング体
94B 突起部(規制部)
98 目印
110 管継手
112 雌継手(雄体)
114 リング体
115A 外周部
115B 側壁(規制部)
116 凹溝
118 スリーブ
120 大径内周部
122 凸状部(移動許容部)

Claims (7)

  1. 内部に流路が形成され、外周面に凹部が形成された筒状の雄体と、
    内部に流路が形成され、前記雄体が挿入される凹状挿入部が形成された筒状の雌体と、
    前記凹状挿入部に設けられ、前記雄体を前記凹状挿入部に挿入したとき、前記凹部へ嵌まり、前記雄体を前記凹状挿入部に固定するロック部材と、
    前記雌体に軸方向に移動可能に外装されると共に、回転可能とされ、前記ロック部材の外れを防止し、軸方向一方側の離脱方向への移動により前記ロック部材を前記凹部から離脱可能とするスリーブと、
    前記雌体に固定され、前記スリーブの離脱方向の端部に形成された大径内周部の内側に配置されたリング体と、
    前記リング体の周方向の少なくとも一部に形成され、前記スリーブに接触して前記スリーブの離脱方向への移動を規制する規制部と、
    前記スリーブの周方向の一部に形成され、前記規制部と接触しない構成とされると共に前記スリーブの離脱方向への移動を許容する移動許容部と、
    を有する管継手。
  2. 前記規制部は、前記リング体の周方向の一部に形成されると共に半径方向外側に突出する突起部であり、
    前記移動許容部は、前記スリーブの前記大径内周部と隣接する位置に形成された小径内周部に設けられ、半径方向外側に凹むと共に前記突起部が挿入可能な溝部である請求項1に記載の管継手。
  3. 前記突起部は、前記溝部の側に半径方向外側に向かって径が拡大する湾曲面又はテーパ面を備えている請求項2に記載の管継手。
  4. 前記リング体の一部が、前記スリーブの軸方向の外側に露出している請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の管継手。
  5. 前記規制部は、前記リング体の外周部の側壁で構成されており、
    前記リング体は、前記外周部の一部に半径方向内側に凹んだ凹溝を備え、
    前記移動許容部は、前記スリーブの前記大径内周部に凸状に形成され、前記凹溝に挿入可能な凸状部である請求項1に記載の管継手。
  6. 前記スリーブの外周面における前記移動許容部と対応する位置の少なくとも一箇所に目印が設けられている請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の管継手。
  7. 前記スリーブと前記雌体との間に、前記スリーブを前記ロック部材の外れを防止する位置に付勢する付勢部材が設けられている請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の管継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113017538A (zh) * 2020-12-31 2021-06-25 西安申兆光电科技有限公司 一种内窥镜用连接组件及内窥镜

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