JP2007040432A - 継手 - Google Patents

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Nobuhiko Hayashi
延彦 林
Koichi Nakamura
剛一 中村
Masahiro Ozawa
正宏 小澤
Masahiro Okita
昌宏 置田
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Onda Seki Mfg Co Ltd
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Onda Seki Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】継手に対する樹脂管の接続作業の現場の環境条件に左右されることなく、樹脂管が適正位置に挿入されたことを確実に確認することができる継手を提供する。
【解決手段】継手本体11の内部に内筒12を連結し、継手本体11の先端部にナット15を螺合して、抜け止めリング16を所定位置に保持する。前記継手本体11の内部に透明合成樹脂材料により形成された補助筒20を収容し、継手本体11に形成した確認孔11kから継手の内部に挿入される樹脂管Pの確認作業を行う。前記補助筒20の内周面20dの端部に収容溝20eを形成して、この収容溝20eに発音リング21を縮径状態で収容する。樹脂管Pの挿入時に樹脂管Pの端面によって発音リング21を収容溝20eから外部に移動し、弾性復元力によって、発音リング21を衝突音発生溝22内で急激に拡大し、衝突音を発生させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば給水・給湯系の配管システムにおいて樹脂管の端部同士、あるいは樹脂管の端部と水栓器具とを接続する継手(管継手)に関するものである。
従来、例えば樹脂管の端部をワンタッチで差し込んで分離不能に接続可能な継手として、ほぼ円筒状をなす継手本体と、該継手本体の内部に連結され、かつ、樹脂管の端部に内装されるほぼ円筒状をなす内筒と、前記継手本体内に設けられ、かつ、該継手本体の内周面と、前記内筒の外周面との間に形成された挿入空間に挿入された樹脂管の抜け止めを行うための抜け止めリングとから構成されたものが提案されている。(特許文献1参照)
前記抜け止めリングは、径方向内側に向かって傾斜状態で延びる複数の爪部を有し、前記挿入空間に挿し込まれた状態の樹脂管に引き抜き方向への力が作用したときには、抜け止めリングの爪部が樹脂管の外周面に食い込んで継手本体内から樹脂管が抜けないようになっている。
前記継手に対する樹脂管の挿入状態が適正か否かを確認するための構成を備えた継手も提案されている。この継手は、継手本体の外周面に確認孔を設けるとともに、この確認孔と対応して、透明又は半透明の合成樹脂で形成された補助筒が継手本体の内部に収容されている。(特許文献2参照)
特開2003−42370号公報 特開2001−153278号公報
ところが、特許文献2に開示された従来の継手においては、例えば暗い場所や狭い場所において、継手に対する樹脂管の接続作業を行う場合に、樹脂管が継手本体の所定位置まで挿し込まれたか否かを確認する作業が非常に困難であるという問題があった。実際には例えば懐中電灯やミラーを用いて樹脂管の挿入状態を確認しなければならないので、多大な手間と時間を要していた。
本発明は、上記のような従来の技術に存する問題点に着目してなされたものである。その目的は、継手に対する樹脂管の接続作業の現場の環境条件に左右されることなく、樹脂管が適正位置に挿入されたことを確実に確認することができる継手を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、樹脂管の端部を差し込んで接続可能な継手本体に内筒を設けて前記継手本体に差し込まれる樹脂管の端部に前記内筒が内嵌されるように構成するとともに、前記継手本体内の所定位置に樹脂管の先端が挿入されたことを確認するための確認孔を備えた継手において、前記継手本体の内部に筒状に形成された透明もしくは半透明の補助筒を前記確認孔を覆うように配設し、前記補助筒の内周面に対し弾性反発力に抗して縮径された発音体を設け、前記継手本体の内周面に前記樹脂管の内周面よりも大径の衝突音発生溝を設け、前記樹脂管が所定位置まで挿入された際に、前記発音体を弾性復元力によって拡径させて前記衝突音発生溝に衝突させることにより衝突音を発生させるように構成したことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記補助筒の内周面の樹脂管の挿入方向の奥側には、前記発音体を係止するための環状の収容溝が周方向に沿って凹設されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記補助筒の挿入方向手前側には、補助筒の半径方向内側に弾性変形可能な舌片が切り欠き形成され、その舌片の外表面には係止突起又は係止突条が形成され、前記継手本体の補助筒の収容孔には前記係止突起又は係止突条を係止可能な係止溝が形成されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項において、前記継手本体と、前記内筒とは別体に形成され、前記継手本体の内周面には、前記内筒の基端部を所定の隙間をもって嵌入する嵌入孔が形成され、該嵌入孔の一端部には前記内筒の基端面を当接する当接面が形成され、前記嵌入孔の内周面には周方向に沿って環状の第1係合溝が形成され、前記内筒の基端部外周面には前記第1係合溝と対応するように第2係合溝が形成され、前記第1及び第2係合溝内には、連結リングが嵌入され、前記内筒が回動可能に、かつ揺動可能に連結されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項において、前記内筒の前記樹脂管を嵌合する外周面には、前記継手本体の確認孔と対応する位置に周方向に沿って延びるように識別溝が形成され、該識別溝には着色が施されていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項において、前記補助筒の収容溝には樹脂管の挿入方向奥側ほど小径となるテーパ状の案内斜面が形成されていることを要旨とする。
請求項1〜6のいずれか1項に記載の発明は、補助筒の内周面に対し弾性反発力に抗して縮径された発音体を設け、前記樹脂管が所定位置まで挿入された際に、前記発音体を弾性復元力によって拡径して衝突音発生溝に衝突させることにより衝突音を発生させるようにした。このため、継手に対する樹脂管の接続作業の現場の環境条件が悪く、前記確認孔による確認作業が非常に困難な場合に、継手の内部に樹脂管が完全に挿入されたことを前記衝突音によって確実に確認することができる。
請求項2に記載の発明は、前記補助筒の挿入方向奥側に収容溝が形成されているので、発音体を容易に安定して係止することができるとともに、発音体を樹脂管によって容易に収容溝から離脱させて拡径し、衝突音発生溝に衝突させることができる。
請求項3に記載の発明は、前記補助筒の舌片の外表面に形成した係止突起又は係止突条を、前記継手本体の嵌入孔に形成した係止溝に係止することにより補助筒を継手本体に安定して取り付けることができる。
請求項4に記載の発明は、前記継手本体と前記内筒が回動可能に、かつ揺動可能に連結されているので、継手の挿入空間に樹脂管を挿入する際に樹脂管を回動させながら、しかも、揺動させながら挿入することができ、樹脂管の挿入作業を円滑に行うことができる。又、継手に対し、樹脂管を連結した使用状態において、樹脂管の内部に水撃によって樹脂管が過大な外力を受けた場合に、内筒に対する樹脂管の連結状態が安定して保持されるので、内筒の外周面に装着したシールリングと樹脂管の内周面との接触状態を安定化して確保することができる。
請求項5に記載の発明は、前記内筒の外周面に形成した識別溝の着色が樹脂管により遮蔽されたか否かによって樹脂管の挿入状態の目視による確認を容易に行うことができる。
請求項6に記載の発明は、前記補助筒の収容溝にテーパ状の案内斜面が形成されているので、発音体を容易に安定して係止することができるとともに、発音体を樹脂管の端面により収容溝から容易に離脱させることができ、一旦、発音体を縮径して拡径させるので、衝突音を効果的に発生させることができる。
以下、本発明を、給水・給湯系の配管システムにおいて樹脂管の端部を接続する継手に具体化した一実施形態について図1〜図6に基づいて説明する。
図2に示すように、この継手は概略的に見て、略円筒状の継手本体11と、この継手本体11の内部に装着され、かつ、樹脂管Pの端部内周面に嵌入される内筒12と、前記継手本体11の先端外周部に螺合されたナット15によって所定位置に把持され、かつ、挿入された樹脂管Pの抜け止めを行うための抜け止めリング16とによって構成されている。
前記継手本体11の基端部(図1の左端部)の外周面には、雄ねじ部11aが螺刻され、図示しない水道配管などの管体に螺合可能になっている。継手本体11の基端部の内周面には該基端部の内径よりも先端側(図1の右端側)の内径が大きくなる段差状に形成されており、その段差部分が内筒12の基端面12aを当接する当接面11bとなっている。又、この当接面11bよりも先端側の継手本体11の嵌入孔11cの内径は、前記内筒12の基端部外周面12bの外径よりも若干大きくなるように形成され、嵌入孔11cと内筒12の外周面12bの間に僅かな隙間Gが形成されている。
前記内筒12の基端部の外周面12bには、周方向に環状の収容溝12cが2箇所に形成され、両収容溝12cにはシールリング13がそれぞれ嵌入され、前記継手本体11の嵌入孔11cの内周面に接触され、前記隙間Gのシール性が確保されるようになっている。前記嵌入孔11cには周方向に環状の第1係合溝11dが形成され、この第1係合溝11dと対応するように、前記外周面12bには同じく周方向に環状の第2係合溝12dが形成されている。前記第1係合溝11d及び第2係合溝12dには連結リングとしてのCリング14が嵌入されている。前記嵌入孔11cの先端縁(図1の右側端)には、該先端縁から離隔するほど大径となるようにテーパ状の案内斜面11eが形成され、前記継手本体11への内筒12の装着時に、前記Cリング14を縮径しつつ前記第1係合溝11d側に案内するようになっている。
前記継手本体11に対する内筒12の連結作業は、次のようにして行われる。最初に、継手本体11に対し、内筒12を挿入する以前に、図4において、前記内筒12の第2係合溝12dにCリング14を係合した状態で、継手本体11の内部に内筒12を挿入し、前記テーパ状の案内斜面11eによって、前記Cリング14を縮径方向に弾性変形させる。前記内筒12の基端面12aが前記当接面11bに当接されると、前記第1係合溝11dの位置に縮径されたCリング14が移動されるので、該Cリング14がその弾性復元力により拡径され、Cリング14の内側部が前記第2係合溝12dに係合されたままCリング14の外側部が第1係合溝11dに係合され、この結果、前記継手本体11に対し内筒12が回転可能に、かつ、揺動可能に連結される。
前記継手本体11の先端部外周面には、雄ねじ部11fが形成され、この雄ねじ部11fには、前記ナット15の内周面に形成された雌ねじ部15aが螺合され、前記継手本体11の先端面と、ナット15の内周面に形成された段差部15bとの間には、一対の抜け止めリング16が介在され、両抜け止めリング16の間にはスペーサ17が介在されている。前記抜け止めリング16は半径方向内側に、かつ、継手本体11の内側に向かって傾斜する複数の爪部16aを備えている。この爪部16aは例えば10〜20箇所に等ピッチで形成されている。
前記内筒12の基端部外周面12bの先端縁には、樹脂管Pの端面を当接する当接面12eが形成され、この当接面12eに連続して樹脂管Pの端部内周面に嵌入される円筒状の外周面12fが形成されている。この外周面12fの先端部側には周方向に環状の収容溝12g,12hが形成され、各溝には樹脂管Pの内周面に接触されるシールリング18,19が収容されている。
前記継手本体11の内周面には、前記案内斜面11eよりも半径方向外側に位置するように、当接面11gが形成され、この当接面11gの半径方向外側に透明の合成樹脂材料により円筒状に形成された補助筒20を嵌入する嵌入孔11hが形成されている。この嵌入孔11hの先端縁に連続するように先端側ほど大径となるテーパ面11iが形成されている。前記嵌入孔11hの先端寄り内周面には周方向に沿って延びる環状の係止溝11jが凹設されている。前記補助筒20は、図4に示すように、先端側の端面に切り欠き部20aによって半径方向内側に弾性変形可能な舌片20bが形成され、この舌片20bの外周面には係止突条20cが形成されている。これらの切り欠き部20a、舌片20b及び係止突条20cは、補助筒20の2箇所に等間隔おいて形成されている。
前記補助筒20の内周面20dの内端部、つまり樹脂管Pの挿入方向(図1の左方向)奥側には、収容溝20eが形成され、この収容溝20eに発音体としての図4に示す発音リング21が縮径状態で収容されている。前記収容溝20eの内側面には樹脂管Pの挿入方向奥側ほど小径となるテーパ状の案内斜面20fが形成されている。前記継手本体11の案内斜面11eと、当接面11gに当接された補助筒20の端面との間には、前記補助筒20の収容溝20eから離脱された発音リング21を拡径状態で衝突させて衝突音を発生させる衝突音発生溝22が形成されている。
前記継手本体11の嵌入孔11hに対する補助筒20の挿入動作は、次のようにして行われる。即ち、前記収容溝20eに発音リング21を予め縮径して装着する。この装着作業は補助筒20の前記樹脂管Pの挿入方向前側の内周面20dに発音リング21を縮径して嵌入した後、この内周面20dに沿って発音リング21を軸方向に移動し、収容溝20eに発音リング21を拡径して落とし込む。そして、継手本体11に抜け止めリング16を装着する以前に、継手本体11の嵌入孔11hに補助筒20の端部を挿入し、補助筒20の係止突条20cを前記テーパ面11iによって案内し、舌片20bをその基端部を中心に補助筒20の半径方向内方に弾性変形する。補助筒20の端面が前記当接面11gに当接された状態で、前記係止突条20cが前記係止溝11jと対応して舌片20bの弾性復元力により係止突条20cが係止溝11jに係止される。これによって、継手本体11の所定位置に補助筒20が収容される。
前記補助筒20の内周面20d、ナット15の内周面15c及び抜け止めリング16の爪部16aと、前記内筒12の外周面12f及びシールリング18,19との間には、樹脂管Pを挿入する挿入空間23が形成されている。前記シールリング18,19によって、樹脂管Pの内周面と、内筒12の外周面12fとの間のシール性を保持するようになっている。図1に示すように前記シールリング18,19は、前記抜け止めリング16の爪部16aの先端を基準として、内筒12の先端側に配設されている。
次に、前記継手の挿入空間23に対し、樹脂管Pを挿入する動作について説明する。最初に、図1の継手の挿入空間23に対して樹脂管Pの端部を挿入する。樹脂管Pの内周面によって、前記シールリング19の外周面が縮径方向に押圧され、次に、シールリング18の外周面が押圧され、さらに、樹脂管Pの端部外周面が抜け止めリング16の爪部16aを拡径方向に弾性変形させて移動され、樹脂管Pの端面が内筒12の当接面12eに当接すると、継手に対する樹脂管Pの連結動作が完了する。図2に示すように、継手に樹脂管Pが連結された状態では、樹脂管Pに通常の引き抜き方向の外力が作用した場合に、図6に実線で示すように抜け止めリング16の爪部16aが樹脂管Pの外周面に食い込んで、引き抜きが阻止される。
前記内筒12の外周面12fには前記抜け止めリング16,16の爪部16aの先端と対応するように、かつ周方向に環状の凹部としての逃げ溝12iが形成されている。この逃げ溝12iの深さ寸法は、0.1〜1.0mmの範囲に設定されている。内筒12の逃げ溝12iによって樹脂管Pが半径方向内方に弾性変形するのを許容するようにしている。前記逃げ溝12iの軸方向の両側面は例えば60°に面取り加工されている。
前記継手本体11には、前記補助筒20と対応するように、前記挿入空間23内に挿入された樹脂管Pの挿入状態を目視で確認するための確認孔11kが複数箇所(この実施形態では、6箇所)に等間隔をおいて形成されている。前記内筒12の外周面12fには、前記確認孔11kと対応する様に、かつ、周方向に延びるように識別溝12jが形成されている。この識別溝12jは赤色に着色されている。
本実施形態によって得られる作用効果について、以下に記載する。
(1)前記実施形態では、継手本体11の内部に補助筒20を収容し、補助筒20の内周面20dの端部に収容溝20eを形成し、この収容溝20eに縮径状態で発音リング21を装着した。そして、前記挿入空間23への樹脂管Pの挿入行程の最終段階で、樹脂管Pの端面によって前記発音リング21を収容溝20eから案内斜面20fにより縮径させながら外部に押し出し、発音リング21を、その弾性復元力により衝突音発生溝22内に急激に拡張させて衝突音を発生するようにした。このため、継手に対する樹脂管Pの接続作業の現場の環境条件が悪く、前記確認孔11kによる確認作業が非常に困難な場合に、継手の内部に樹脂管Pが完全に挿入されたことを衝突音によって容易に確認することができる。
(2)前記実施形態では、補助筒20の収容溝20eに発音リング21を予め組み付け、この補助筒20を継手本体11の内部に挿入するようにした。このため、補助筒20に対する発音リング21の組み付け作業を容易に行うことができるとともに、継手本体11に対する補助筒20及び発音リング21の組み付け作業を容易に行うことができる。
(3)前記実施形態では、透明の補助筒20の収容溝20eに発音リング21を組み付けるようにしたので、補助筒20の外側から発音リング21の組み付け状態を確認でき、組み付け作業を容易に行うことができる。又、前記補助筒20の収容溝20eにテーパ状の案内斜面20fが形成されているので、発音リング21を樹脂管Pにより収容溝20eから容易に離脱させることができるとともに、一旦、発音リング21を縮径して拡径させるので、衝突音を効果的に発生させることができる。
(4)前記実施形態では、補助筒20の端部に舌片20bを形成し、その舌片20bの外周面に係止突条20cを形成し、継手本体11の内部に補助筒20を挿入する際に前記舌片20bを補助筒20の半径方向内方に弾性変形させて、係止突条20cを継手本体11の嵌入孔11hに形成した係止溝11jに係止するようにした。このため継手本体11に補助筒20を所定位置に固定することができる。
(5)前記実施形態では、確認孔11kを補助筒20によって遮蔽しているので、継手本体11内に塵埃が進入するの防止することができる。
(6)前記実施形態では、前記内筒12の識別溝12jに赤色の着色を施したので、赤色が樹脂管Pによって消えたことを目視により確認することにより、確認孔11kから樹脂管Pの挿入状態を容易に確認することができる。
(7)前記実施形態では、継手本体11と内筒12を別体で構成し、識別溝12jに着色を施してから、継手本体11に内筒12を組み付けるため、着色作業を容易に行うことができる。
(8)前記実施形態では、前記内筒12の外周面12fに対し前記抜け止めリング16の爪部16aと対応するように逃げ溝12iを形成したので、継手に対し樹脂管Pを連結した図2に示す状態において、樹脂管Pに通常の引き抜き方向の外力が作用した場合に、図6に実線で示すように、抜け止めリング16の爪部16aの先端縁が樹脂管Pの外周面に食い込んで引き抜きが阻止される。そして、樹脂管Pに過大な引き抜き方向の外力が作用した場合に、図6に鎖線で示すように、爪部16aによって樹脂管Pの外周面が逃げ溝12i側に弾性変形されて逃げ込むことになる。従って、爪部16aによる樹脂管Pの外周面への過剰な切り込みが阻止されて、樹脂管Pの切断が防止され、耐久性を向上することができる。
(9)前記実施形態では、継手本体11の当接面11b及び嵌入孔11cに対し、内筒12の基端面12a及び基端部外周面12bを隙間Gをもって緩く嵌入し、第1及び第2係合溝11d,12dに係合したCリング14によって継手本体11と内筒12を連結した。そして、内筒12の内部で樹脂管Pが回動可能に、かつ継手本体11の中心軸線O1に対し、図3に示すように内筒12の中心軸線O2が傾斜する方向へ揺動可能に連結した。このため、継手の挿入空間23に樹脂管Pを挿入する際に樹脂管Pを回動させながら、しかも、揺動させながら挿入することができ、挿入作業を円滑に行うことができる。
又、継手に対し、樹脂管Pを連結した使用状態において、樹脂管Pの内部に水撃によって樹脂管Pが過大な外力を受けた場合に、内筒12に対する樹脂管Pの連結状態が安定して保持されるので、シールリング18,19と樹脂管Pの内周面との接触状態を適正に保持し、シール性を安定して確保することができる。
(10)前記実施形態では、内筒12の逃げ溝12iを0.1〜1.0mmの範囲に設定したので、内筒12の肉厚を薄くする必要がなく、従って、内筒12の剛性を確保することができる。
(11)前記実施形態では、内筒12の外周面12fに装着したシールリング18,19の位置を抜け止めリング16の爪部16aの先端の位置よりも外側に設定したので、爪部16aによって樹脂管Pの外周面が位置規制される前に、樹脂管Pの内周面に対するシールリング18,19の嵌入動作を完了するので、挿入空間23に樹脂管Pを挿入する作業を円滑に行うことができる。
なお、前記実施形態を次のように変更して構成することもできる。
・ 図7に示すように、補助筒20の内周面20dを収容溝20eから舌片20bに近づくほど、薄肉となるテーパ状に形成してもよい。この別例では、舌片20bが薄肉となっているので、弾性変形が容易となり、継手本体11に対する補助筒20の挿入作業を容易に行うことができる。又、補助筒20の収容溝20eに発音リング21を切り欠き部20a側の開口から挿入して収容溝20eに装着する場合に、テーパ状の内周面20dを軸方向に移動することによって発音リング21が徐々に縮径されるので、発音リング21の収容溝20eへの組み付けを容易に行うことができる。
・ 図8に示すように、補助筒20の収容溝20eを省略し、弾性板材よりなる発音リング25を縮径して内周面20dに収容し、該発音リング25の内側フランジ25aを樹脂管Pにより押動してリング25を拡径するようにしてもよい。
・ 図示しないが、前記継手本体11に対し、内筒12を回動のみ可能に連結してもよい。又、継手本体11に対し、内筒12を揺動のみ可能に連結してもよい。さらに、前記継手本体11に対し、別体の内筒12を固定してもよい。継手本体11と内筒12を一体に形成して内筒12を継手本体11から分離不能な構成としてもよい。
・ 透明の補助筒20に代えて例えば半透明など内部が確認できるような色彩の補助筒20を用いてもよい。
・ 前記シールリング18,19のいずれか一方を省略してもよい。
・ 前記補助筒20の係止突条20cを係止突起としてもよい。
・ 内筒12の識別溝12jの着色を、前述した赤色以外の青色、黄色、あるいは紫色などの各種の色彩の群の中から選択するようにしてもよい。
・ 継手本体11に対して内筒12を回動不能に連結し、継手本体11に対し、抜け止めリング16を回動不能に収容すると共に、抜け止めリング16の爪部16aの個数を例えば3〜5個に少なくし、各爪部16aと対応する内筒12の外周面に樹脂管Pの弾性変形を許容する凹部を形成してもよい。
・ 連結リングとしてのCリング14に代えて、無端環状のリングの外周面に弾性変形可能な係止爪を設けて、この係止爪を前記第1係合溝11dに係止することにより継手本体11と内筒12との連結をしてもよい。
この発明を具体化した一実施形態の継手を示す樹脂管の連結前の状態を示す半断面図。 継手に樹脂管を連結した状態を示す半断面図。 継手に樹脂管を連結した状態を示す半断面図。 内筒、補助筒、Cリング及び発音リングを示す分解斜視図。 継手のCリングを通る横断面図。 抜け止めリングの作用を説明する拡大断面図。 この発明の別例を示す補助筒の半断面図。 この発明の別例を示す補助筒の半断面図。
符号の説明
G…隙間、P…樹脂管、11…継手本体、11b,11g,12e…当接面、11c,11h…嵌入孔、11d…第1係合溝、11e,20f…案内斜面、11j…係止溝、11k…確認孔、12…内筒、12a…基端面、12b…基端部外周面、12b,12f…外周面、12c,12g,12h,20e…収容溝、12d…第2係合溝、12j…識別溝、20d…内周面、20…補助筒、20b…舌片、20c…係止突条、22…衝突音発生溝

Claims (6)

  1. 樹脂管の端部を差し込んで接続可能な継手本体に内筒を設けて前記継手本体に差し込まれる樹脂管の端部に前記内筒が内嵌されるように構成するとともに、前記継手本体内の所定位置に樹脂管の先端が挿入されたことを確認するための確認孔を備えた継手において、
    前記継手本体の内部に筒状に形成された透明もしくは半透明の補助筒を前記確認孔を覆うように配設し、前記補助筒の内周面に対し弾性反発力に抗して縮径された発音体を設け、前記継手本体の内周面に前記樹脂管の内周面よりも大径の衝突音発生溝を設け、前記樹脂管が所定位置まで挿入された際に、前記発音体を弾性復元力によって拡径させて前記衝突音発生溝に衝突させることにより衝突音を発生させるように構成したことを特徴とする継手。
  2. 請求項1において、前記補助筒の内周面の樹脂管の挿入方向の奥側には、前記発音体を係止するための環状の収容溝が周方向に沿って凹設されていることを特徴とする継手。
  3. 請求項1又は2において、前記補助筒の挿入方向手前側には、補助筒の半径方向内側に弾性変形可能な舌片が切り欠き形成され、その舌片の外表面には係止突起又は係止突条が形成され、前記継手本体の補助筒の収容孔には前記係止突起又は係止突条を係止可能な係止溝が形成されていることを特徴とする継手。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、前記継手本体と、前記内筒とは別体に形成され、前記継手本体の内周面には、前記内筒の基端部を所定の隙間をもって嵌入する嵌入孔が形成され、該嵌入孔の一端部には前記内筒の基端面を当接する当接面が形成され、前記嵌入孔の内周面には周方向に沿って環状の第1係合溝が形成され、前記内筒の基端部外周面には前記第1係合溝と対応するように第2係合溝が形成され、前記第1及び第2係合溝内には、連結リングが嵌入され、前記内筒が回動可能に、かつ揺動可能に連結されていることを特徴とする継手。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、前記内筒の前記樹脂管を嵌合する外周面には、前記継手本体の確認孔と対応する位置に周方向に沿って延びるように識別溝が形成され、該識別溝には着色が施されていることを特徴とする継手。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、前記補助筒の収容溝に
    は樹脂管の挿入方向奥側ほど小径となるテーパ状の案内斜面が形成されていることを特徴とする継手。
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