JP5130161B2 - 管継手 - Google Patents
管継手 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5130161B2 JP5130161B2 JP2008228734A JP2008228734A JP5130161B2 JP 5130161 B2 JP5130161 B2 JP 5130161B2 JP 2008228734 A JP2008228734 A JP 2008228734A JP 2008228734 A JP2008228734 A JP 2008228734A JP 5130161 B2 JP5130161 B2 JP 5130161B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- pipe joint
- outer cylinder
- shielding cover
- light shielding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Joints With Pressure Members (AREA)
- Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
Description
この管継手100は、接続される管200の管端部を継手内の挿入位置まで挿入すると、入口側に設けられた抜止めリング110の働きによってワンタッチで抜け止めされるようになっているとともに、接続管200が正常に接続されたとき、外筒部の、接続管200の管端部を臨む部分を、ポリフェニルサルフォン等の透明樹脂製外筒部材120で形成することによって、接続管200が正常な位置まで挿入されているか否かを外側から容易に視認でき、挿入不足による接続管200の抜けや水漏れ事故を防止できるようにしている。
また、給湯配管などに用いた場合、配管施工後は、継手部分も保温材で保護されているので、殆ど継手が外光に曝されることはないが、保温材の付け忘れやズレ等によって外光に曝される場合もある。
上記ポリフェニルサルフォンの場合、外光、特に紫外線に曝されてもすぐに強度的に劣化するおそれは殆どないが、紫外線に曝されると、白濁し見栄えが悪くなるとともに、使用者に破損して水漏れ等の事故が発生するのではと、不安を抱かせることもある。
開口の大きさは、接続の良否が確認できれば、できるだけ小さいことが好ましく、例えば、3mm×3mmの正方形など、9mm2程度の大きさでよい。
また、遮光カバーは、外筒部周りに回転自在になっていることが好ましい。
さらに、遮光カバーを外筒部周りに回転自在とすれば、管継手の取り付け角度がずれても開口を視認可能位置にくるまで回転させれば、開口を介して接続状態が容易に確認できるとともに、確認が完了後開口を直射日光の当たらない位置まで回転させておけば、開口をとおる光による外筒部の劣化を防ぐことができる。
図1及び図2は、本発明にかかる管継手の1つの実施の形態をあらわしている。
管継手本体2は、脱鉛青銅や砲金等の金属材料からなり、中間部に断面略六角形のフランジ部2bを有し、このフランジ部2bを挟んで一方にねじ筒部2b、他方に内筒形成部2cが設けられている。
内筒部22は、その中間部外周面に後述する筒状パッキン5が外嵌されるパッキン係合溝23が凹設されている。
深溝部23aと浅溝部23bとの段差(深溝部23aの底から浅溝部23bの底までの高さ)は、0.1mm〜0.4mmが好ましい。すなわち、段差が小さすぎると、筒状パッキン5のズレ防止効果が期待できず、段差が大きくても筒状パッキン5のズレ防止効果には問題ないが、大きすぎると、内筒部22の肉厚が薄く強度的に問題がでるおそれがあるからである。
そして、外筒部材3は、雌ねじ筒部31が大径部21の雄ねじ21aに螺合されることにより管継手本体2に一体化されている。
筒状パッキン5は、フッ素系ゴム(特に限定されないが、例えば、硬さ(デュロメータA)70以上、引っ張り強さ16〜22MPa、切断時伸び260〜400%の条件を満足するものが好ましく、市販品としてNOK社製FP29(硬さ(デュロメータA)72、引っ張り強さ19.7MPa、切断時伸び320%)が使用できる。)を射出成形することによって得られ、図3に示すように、平坦部51を挟んで一端部外周面に一端側に向かって徐々に小径化する断面略三角形の三角突条52が設けられ、他端より少し一端側に入った部分に三角突条52と略同じ高さの断面略半円形をした半円形突条53が設けられている。
また、筒状パッキン5は、内周面の一端側が深溝部23aの外径と同じか少し小さい内径の小内径部54、他端側が浅溝部23bの外径と同じか少し小さい内径の大内径部55となっている。
また、小内径部54の幅は、深溝部23aの幅よりすこし小さく、大内径部55の幅は、浅溝部23bの幅より少し小さくなっている。
なお、深溝部23aと浅溝部23bとの境界位置は、三角突条52の半円形突条53側の端を臨む位置から三角突条52と半円形突条53との中間位置ぐらいに配置することが好ましい。すなわち、あまり手前過ぎると脱リング防止機能が十分効かず、後ろ過ぎると深溝部23aと浅溝部23bとの境界の段差と三角突条52での押さえ力がずれて脱リング防止機能が充分効かなくなるとともに、挿入力が高くなる。また、隙間S1、S2は、筒状パッキン5が管挿入に伴い圧縮されて弾性変形し、弾性変形した部分で埋まるだけの最小限の大きさにすることが好ましく、管継手1の大きさや筒状パッキン5の三角突条52や半円形突条53の大きさなどに応じて適宜決定できる。
また、袋ナット4は、管挿入口41側の内周面が管挿入口41に向かって徐々に縮径する傾斜面43となっている。
この遮光カバー8は、外筒部材3が管継手本体2に固着される前に予め外筒部材3に外嵌され、外筒部材3が管継手本体2に固着されると、端面がフランジ部2bに当接するようになっている。
すなわち、挿入によって筒状パッキン5が接続管Pの内周面に圧接されてシール性が確保された状態となるとともに、接続管Pを引き抜き方向に引っ張ると、抜止めリング6は傾斜面61が袋ナット4の傾斜面43に沿うように摺動することにより縮径して管Pの外周面に食い込み、管Pが管継手1の受口内から抜け出るのが防止された状態となる。また、このとき、傾斜面61と傾斜面43との間でシールリング7が水密状態に挟着される。
また、筒状パッキン5が、深溝部23aの底面のみに接着されているので、接続管Pを管接続部11に挿入する際に、筒状パッキン5がパッキン係合溝23から脱けることがなく、スムーズかつ正確に挿入できる。そして、筒状パッキン5の浅溝部23b側が非接着状態であるので、筒状パッキン5が管挿入に伴い圧縮されつつ管挿入方向へ伸びながら、接続される管の内周面に密着し、確実に水密状態になる。
また、開口81が設けられているので、開口81および外筒部材3を通して管Pが正常に接続されたかどうかを視認できるので、接続不良による管の抜けや漏水が防止できる。
上記の実施の形態では、接続される管が3層管であったが、架橋ポリエチレン管等の単層管の接続にも用いることができる。
上記の実施の形態では、筒状パッキンがフッ素系ゴムで形成されていたが、EPDM等の汎用合成ゴム材料で形成されていても構わない。
また、シールリングは無くても構わない。
1 管継手
3 外筒部材(外筒部)
4 外筒部材(外筒部)
8 遮光カバー
81 開口
22 内筒部
Claims (4)
- 接続される管の管端部内側に挿入される内筒部と、管端部外側を囲繞する外筒部とを有し、前記外筒部の少なくとも接続される管の正常管端部位置を臨める部分が、外部から正常管端部位置を視認可能な透明樹脂で形成されている管継手において、
前記外筒部の透明樹脂形成部が、紫外線遮断材料からなり、少なくとも透明樹脂形成部に外嵌されるとともに、その一部に前記正常管端部位置を視認可能な開口を有する筒状をした遮光カバーによって保護されていることを特徴とする管継手。 - 開口が遮光カバーの周方向にずれた位置に複数設けられている請求項1に記載の管継手。
- 遮光カバーが、外筒部周りに回転自在である請求項1または請求項2に記載の管継手。
- 遮光カバーが、カーボン粒子を分散したポリアミド系樹脂組成物で形成されている請求項1〜請求項3のいずれかに記載の管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008228734A JP5130161B2 (ja) | 2008-09-05 | 2008-09-05 | 管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008228734A JP5130161B2 (ja) | 2008-09-05 | 2008-09-05 | 管継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010060113A JP2010060113A (ja) | 2010-03-18 |
JP5130161B2 true JP5130161B2 (ja) | 2013-01-30 |
Family
ID=42187126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008228734A Active JP5130161B2 (ja) | 2008-09-05 | 2008-09-05 | 管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5130161B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6078738B2 (ja) * | 2012-10-31 | 2017-02-15 | 株式会社ニックス | 配管継手 |
KR101756526B1 (ko) * | 2014-11-13 | 2017-07-11 | 임채갑 | 파이프 연결장치 |
GB2625100A (en) * | 2022-12-06 | 2024-06-12 | Reliance Worldwide Corporation Uk Ltd | A plumbing connector |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59147074U (ja) * | 1983-03-23 | 1984-10-01 | 日新化成工業株式会社 | びん保冷器 |
JP2990176B1 (ja) * | 1998-09-17 | 1999-12-13 | 株式会社オンダ製作所 | プロテクターキャップ |
JP3538090B2 (ja) * | 1999-11-29 | 2004-06-14 | 株式会社喜多村合金製作所 | 管継手における確認孔保護カバー |
JP4179919B2 (ja) * | 2003-04-28 | 2008-11-12 | 積水化学工業株式会社 | 管継手 |
JP4611252B2 (ja) * | 2005-11-30 | 2011-01-12 | 株式会社オンダ製作所 | 継手 |
JP2008019971A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Sekisui Chem Co Ltd | 配管接続構造及びカバー部材 |
-
2008
- 2008-09-05 JP JP2008228734A patent/JP5130161B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010060113A (ja) | 2010-03-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4359704B2 (ja) | 樹脂管用継手 | |
JP5179269B2 (ja) | 樹脂管用ワンタッチ継手 | |
KR200463219Y1 (ko) | 스텐관 연결 이음쇠 | |
JP2007198585A (ja) | 樹脂管用ワンタッチ継手 | |
JP5130161B2 (ja) | 管継手 | |
JP5322679B2 (ja) | 継手に用いられるインサート部材及び継手 | |
JP4819579B2 (ja) | 継手への二重管の接続構造 | |
JP6097120B2 (ja) | 管継手 | |
JP2009092100A (ja) | 管継手 | |
JP6183992B2 (ja) | 管継手と管継手用シールリング並びに管継手の管接続方法 | |
JP2010210084A (ja) | サドル型分岐継手 | |
JP5379649B2 (ja) | 鋼管用管継手 | |
JP2013241955A (ja) | 管継手構造 | |
JP6087689B2 (ja) | ユニオン継手 | |
JP5515495B2 (ja) | 継手 | |
JP2011094680A (ja) | 継手 | |
JP5130160B2 (ja) | 管継手 | |
JP5554556B2 (ja) | 樹脂管用ワンタッチ継手 | |
JP4839157B2 (ja) | 管継手 | |
JP5597462B2 (ja) | 継手および挿入ガイド | |
JP5015282B2 (ja) | 管継手 | |
JP4982202B2 (ja) | 管継手 | |
JP2015140902A (ja) | 管継手 | |
JP5467571B2 (ja) | 管継手 | |
JP4810267B2 (ja) | 管継手 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110418 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121005 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121016 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121105 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5130161 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151109 Year of fee payment: 3 |