JP2583240B2 - 既設構造物に取付けるコンクリートブロックの製造方法およびその装置 - Google Patents

既設構造物に取付けるコンクリートブロックの製造方法およびその装置

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【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、長手方向に複数等間隔にボルト孔が形成さ
れたフランジ板を有する定着金具が、ブロック本体の下
部両側もしくは下部片側にその一部を突出しかつブロッ
ク本体にアンカー筋によりアンカーされた状態で埋設さ
れたコンクリートブロックを製造するための方法および
その装置に係わり、特に、既設構造物に取付けてある壁
体(例えば防護壁や落下防止壁等)を補修および補強す
るために改良することを目的としたコンクリートブロッ
クを製造するのに好適な製造方法およひその装置に関す
るものである。
「従来の技術」 一般に、コンクリートをブロック状に成形,硬化させ
たコンクリート製品は、コンクリートの現場打ちに比べ
て経済性、施工性および工期面から多くの利点が認めら
れ、土木、建築等の各分野でその利用が高まってきてい
る。
従来、土木用、建築遥として用いられるこの種のコン
クリート製品(コンクリートブロック)には、その目的
に応じて多種多様のものが開発され実用に供されてお
り、特に近年においては、既設の建築構造物の屋上フェ
ンス、道路等の高欄や中央分離帯等の改良に対する需要
から、これらの補修および補強を目的とした前記コンク
リート製品の開発が進められている。
ところが、このような補修および補強用にプレキャス
ト化したコンクリート製品は、現場打ちと違って床版等
にアンカー筋等を突出させて床版と壁体とを一体化する
ことが難しいため、これらのコンクリートブロックと、
これらブロックが設置される床版との定着が重要であ
る。たとえば、建築用の壁体であれば、地震等の荷重に
対処するためいわゆる免震構造とする等の配慮が必要で
あるし、防護璧等のフェンスであれば、車両等の衝突に
備えてフェンスが倒れないような強固な定着構造とする
ことが望まれる。
前記コンクリートブロックと床版との定着方法には、
従来より、各種のものが提案されているが、これらの多
くは、床版とブロックを現場打ちのモルタル等により定
着するものであったり、またブラケット等を介して床版
とブロックとをボルト止めするものであったりするた
め、ブロックと床版との強固な定着が難しく、またその
定着に手間がかかり、コスト高になる等の問題点があっ
た。
本出願人等は、このような問題点を解決すべく鋭意研
究した結果、コンクリートブロックの下端に、取付部が
ブロックの外面より突出する定着金具を埋設し、該定着
金具を床版に直接ボルト止めする定着構造を提案した。
前記定着金具は、長手方向に複数等間隔にボルト孔が
形成されフランジ板を有する構成とされ、定着金具の一
部がアンカー筋に溶接されてコンクリート中に埋設され
る構造のものである。
「発明が解決しようとする問題点」 前記定着構造によれば、フランジ板にボルト孔が複数
形成されているため、アンカーするボルト孔の位置を代
えることにより、既設構造物に埋設された鉄筋を避ける
ことができ、また、ブロックを床版に強固にボルト止め
し得て定着部分の強度を向上させることができ、現場打
ちに比べてコンクリートの硬化時間がないため、工期の
短縮を図ることができる。ところが、このような定着構
造を有するコンクリートブロックにあっても、たとえば
次のような点で、解決すべき問題点が残されていた。
すなわち、建築構造物の屋上フェンスや道路橋の高
欄、中央分離帯等の改良用に使用されるコンクリートブ
ロックは、例えばこれらを設置する場所にある排水ま
す、広告塔などによってブロックの定着金具の位置を種
々変えなければならず、また、高速道路などでは標識
柱、照明柱、非常電話等によりブロック自身の長さ寸法
にも種々の大きさのものを用意しなければならないた
め、ブロックの種類が多くなり、これらのブロックを通
常の型枠成形で行うようにすれば、型枠自身各種のもの
を用意しなければならず、コスト高になっていしまう。
本発明は前記従来技術における問題点を解決すること
を目的とした既設構造物に取付けるコンクリートブロッ
クの製造方法およびその装置を提供することにある。
「問題点を解決するための手段」 第1発明の製造方法は前記問題点を解決するために、
コンクリートブロックの頂面を成形するための底板を有
する型枠本体と、ブロックの側面を成形しかつ上面に定
着金具のボルト孔と等ピッチで並ぶ複数の取付孔が形成
された一対の側板と、これら側板間に側板の長手方向に
移動自在にセットされる一対の端板とからなる型枠を組
み立てる工程と、前記端板の間隔を形成すべきブロック
の長さ寸法に調節する工程と、定着金具をその取り付け
る位置に合わせて側板の上部にセットしこれをフランジ
板のボルト孔を通して取付孔にボルト止めする工程と、
前記型枠内にコンクリートを打設する工程とを具備した
ものである。
また、第2発明の製造装置は、前記問題点を解決する
ために、コンクリートブロックの頂面を成形するための
底板を有する型枠本体と、前記ブロックの側面を成形す
るための一対の側板と、前記ブロックの端面を成形する
ための一対の端板とを具備し、かつ、前記一対の端板の
内少なくとも一つの端板が側板に沿って互いに接近およ
び離間する方向へ水平移動可能に構成し、前記側板の上
面に側板の長さ方向に沿って定着金具のボルト孔と等ピ
ッチで並ぶ複数の取付孔を設けてなるものである。
なお、前記製造装置において、前記側板の上部に、側
板の上面および内面にそれぞれ開口する嵌合孔が隣合う
取付孔の間に位置して等間隔に複数形成すれば、ボルト
孔を有するフランジ板に垂直に突出する補強リプを設け
た定着金具に対しても適用することが可能になる。
「作用」 端板を側板に沿ってスライド操作し、端板間の間隔を
調整することにより、製造されるコンクリートブロック
の長さ寸法を自由に設定することができる。また、側板
上面の取付孔に定着金具のボルト孔を合わせてフランジ
板を側板にボルト止めすることにより、定着金具を所定
の位置に正確にセットすることができる。なお、前記取
付孔は、定着金具のボルト孔と等ピッチに設けられてい
るため、定着金具のセットも容易に実施できる。
「実施例」 以下、本発明の実施例を図面を参照して具体的に説明
する。
第6図ないし第8図は、一実施例による製造装置を用
いた製造方法によって得られたコンクリートブロックの
構成を示すもので、第6図はその平面図、第7図は排水
ます8を設けた場合のブロックの平面図、第8図はブロ
ックの断面図である。この図示例によるコンクリートブ
ロックは、縦断面台形状に形成されたコンクリート製ブ
ロック本体1と、このブロック本体1の左右両側の下部
にブロック本体1の外面より突出して設けられた定着金
具2とからなり、前記定着金具2を床版3に打ち込まれ
たメカニカルアンカー(ホールインアンカー)4にボル
ト5により止めて固定する基本構造となっている。前記
定着金具2は、長孔形状のボルト孔2aを有するフランジ
板2bの上面に垂直に突出する補強リブ2cが設けられたも
ので、補強リブ2cの一部がアンカー筋6に溶接止めされ
てブロック本体1中に埋設された基本構造となってい
る。なお、図中符号7aはブロック本体1の接合端面に設
けた嵌合凸部、7bは嵌合凸部7aが挿入される嵌合凹部で
ある。
次に、このコンクリートブロックの製造方法を実施す
る際に用いて好適な製造装置の一実施例を、第1図ない
し第4図を参照して説明する。
これらの図において、符号10はこの装置の基盤を構成
する型枠本体、符号11は前記コンクリートブロックの側
面を成形するための側板、符号12は前記コンクリートブ
ロックの端面を成形するための端板であり、これら符号
10ないし12によって、この製造装置の主要部材を構成し
ている。
次いで、これら主要部材について詳細に説明すると、
まず、型枠本体10は、たとえばH型鋼で4角枠状に組ま
れた基枠の上に鋼板15を張設した構造のものが適用さ
れ、かつ、図示例の場合、前記鋼板15が、製造される前
記コンクリートブロックの頂面1aを成形するための底板
の一部を兼ねている。なお、図面には表されていない
が、前記型枠本体10の鋼板15には、側板11および端板12
を位置決めするための位置決め孔およびこれら側板11お
よび端板12を固定するボルト孔等が形成されている。
また、側板11は直接コンクリートに接するスキンプレ
ート16と、このスキンプレート16の裏側に設けられた補
強材17とを主体として構成されており、前記型枠本体10
上にボルト止め等の手段により取り付けられるようにな
っている。また、スキンプレート16の材料は、木材、鋼
板、金属、プラスチックなどがあり、また補強材17は複
数の台形状をした縦リブ17aと、これら縦リブ17aの上下
を連結する横リブ17b,17cと、これら横リブ17b,17cの間
に位置し各縦リブ17aを連結する形態の中横リブ17dとを
主体として構成されている。なお、これらスキンプレー
ト16および補強材17の形状を変えることによって、第6
図に示す以外の各種形状のコンクリートブロックを製造
することができるものである。また、図示例では、側板
11をスキンプレート16と補強材17とからなる一体型構造
のものから構成したが、これらを複数のユニットに分割
して、ユニット化したものを互いに連結することにより
側板11を構成することもできる。
一方、前記側板11の上部すなわち補強材17の上部横リ
ブ17b上には、スキンプレート16に連続してブロックの
下端外面を成形する上部型枠材18が設けられている。そ
して、この上部型枠材18の上面には定着金具2のボルト
孔2aと等ピッチで並ぶ複数の取付孔30が型枠材18の上下
に貫通して形成されている。なお、この取付孔30の内周
面に締付ボルト35が螺合されるめねじを形成し、取付孔
30をタップ穴とすると、締付ボルト35の取付が容易にな
るので、好ましい。
また、前記型枠材18の内面には、定着金具2の補強リ
ブ2cの干渉を除くための嵌合孔19が型枠材18の長さ方向
に沿って複数等間隔に設けられ、かつ、該嵌合孔19に
は、この嵌合孔19を閉塞する盲板20が着脱自在に設けら
れている。この盲板20はボルト孔20cを有する支持板20a
の下面に嵌合孔19に嵌め込まれる閉塞板20bが複数(図
示例では2個)等間隔に垂設されたもので、支持板20a
を上にして閉塞板20bを嵌合孔18に嵌め込むことにより
上部型枠材18に取り付けられるようになっている。
コンクリートブロックの端面を成形する端板12は、コ
ンクリートブロックの断面形状に対応した台形状に形成
され、また、その具体的構成は、台形状に形成されたス
キンプレート12aの周囲に補強枠12bが周設された構造と
なっている。なお、これら端板12は左右両側板間に嵌め
込まれる構造とされており、これにより、側板11,11を
型枠本体10上にセットした状態で、端板12だけを互いに
接近および離間する方向へ水平移動できるようになって
いる。また、各端板12,12は、その補強枠12bを型枠本体
10および側板11にそれぞれねじ止めする等の手段により
固定されるものである。
なお、図中符号31,32はコンクリートの打設空間に配
設される抜け型であり、図示例の場合、ブロック本体1
の端面の嵌合凸部7aおよび嵌合凹部7bを形成する如く一
方の端板12の内面中央および他方の端板12の内面両側に
それぞれ配置されている。
次に、以上のような構成の製造装置に用いて本発明の
製造方法を実施する場合について説明する。
型枠を、第1図などに示す如く、組み立てられた状態
とするには、まず型枠本体10を水平なしかも安定した据
付場所へ設置し、次いで、この型枠本体10の上に上部型
枠材18を一体に組み付けた側板11を対向配置して、これ
を型枠本体10上に固定する。そして、製造すべきブロッ
ク本体1の長さ寸法に合わせて、端板12の取付位置を決
め、前記側板11,11の間に端板12を対向配置すれば、第
1図などに示すような組み立てられた状態となる。
このようにして組み立たられた型枠は、ブロックが逆
向きに立設された姿勢となるから、コンクリート打設時
に気泡がほとんど形成されず、この結果、製品(コンク
リートブロック)の表面(コンクリートブロックを載置
した状態で外面に露出する面)がきれいに仕上がる。
次に、端面の形状に合わせて用いるべき抜け型31,32
を選定し、これら抜け型31,32を端板12の内側に取り付
ける。
このようにして、型枠の組み立てが完了したならば、
第3図および第4図などに示すように、定着金具2のボ
ルト孔2aを上部型枠材18の取付孔30に合わせ、補強リブ
2cを嵌合孔19に嵌め込み、前記ボルト孔2aに位置出し座
金50を嵌め込んだ状態でこのボルト孔2aを通して取付孔
30に締付ボルト35を通し、この締付ボルト35をナット36
により締め付ける。なお、前記位置出し座金50は締付ボ
ルト35の頭部が載る座部50aと、長孔状のボルト孔2aに
嵌合する嵌合部50bとから構成されたものである。ま
た、前記取付孔30をタップ穴とした場合には、締付ボル
ト35を単に取付孔30に螺合するだけで良い。なお、締付
ボルト35は2本で固定し、定着金具2がずれないように
配慮する。そして、これらの操作により、定着金具2
は、上部型枠材18上に水平にセットされ、また、位置出
し座金50により前後方向、左右方向の位置が精度良くセ
ットされることになる。なお、前記位置出し座金50は、
定着金具2のボルト孔2aからのコンクリート漏れを防止
できる利点もある。
なお、前記定着金具2は、予めコンクリートブロック
の内部に埋設される補強筋6に取り付けておき、補強筋
6を装置内に挿入する際に、前記手順により上部型枠材
1に位置決めするようにしても良い。
その後、定着金具2の位置しない他の嵌合孔19に盲板
20を取り付け、全ての嵌合孔19を塞ぎ、嵌合孔19からの
コンクリートの漏れを防止した上で、型枠本体10、側板
11、端板12により囲まれた型枠内にコンクリートを打設
して、コンクリートブロックを施工する。
実施例によれば、ボルト孔2aと等ピッチで並ぶ取付孔
30に合わせて定着金具のフランジ板2bを取り付けるとと
もに、該定着金具2の補強リブ2cを嵌合孔19に嵌め込
み、定着金具2を上部型枠材18上にセットすることがで
きるので、定着金具2の位置を自由に設定することがで
き、これにより、例えば、第7図に示すような定着金具
2の埋設位置を変えたブロックを簡単に製造することが
できる。
次に、長さ寸法の異なるコンクリートブロックを施工
する場合について述べると、第2図に示すように、一方
の端板12を固定しておき、他方(図面の手前側)の端板
12の取り付けを解除し、製造すべきブロックの長さ寸法
に合わせて、端板12をスライドさせ、端板12の取付位置
を決めた後、この端板12を固定すれば、若干の調整作業
を行うだけで、各種の長さ寸法の異なるコンクリートブ
ロックを製造することができる。
このような操作を行うことにより、簡単に各種長さ寸
法のコンクリートブロックの製造に対応することができ
る。
また、第5図は本発明の製造装置の他の実施例を示す
斜視図、第9図はこの実施例による製造装置を用いた製
造方法によって得られたコンクリートブロックの構成を
示す断面図である。
まず、この製造装置によって得られたコンクリートブ
ロックについて説明すると、これは、道路などに設けら
れる壁高欄、屋上の落下防止壁などに用いられるもの
で、平板状のブロック本体40の下部片側に基底部の断面
を大きくするための膨出部41が設けられ、該膨出部41の
外面に定着金具2が埋設された構成となっている。
なお、このような壁高欄に用いられるコンクリートブ
ロックを製造する装置も、基本的には、第1図などに示
した装置と同様に、型枠本体10とブロックの側面を成形
するための一対の側板11と、ブロックの端面を成形する
ための一対の端板12とを主体として構成され、前記端板
12が互いに接近および離間する方向に水平移動自在に構
成されている。
しかし、この実施例にあっては、定着金具2をセット
する側の側板11aのみに嵌合孔19を有する上部型枠材18
が設けられ、他方の側板11bは補強材17により裏面が補
強されたパネル構造のものが適用されている。
なお、この実施例にあっても、そのコンクリートブロ
ックの製造手順は、先の実施例と同様であるので、その
説明を省略する。
なお、前記各実施例では、ボルト孔2aを有するフラン
ジ板2b上に補強リブ2cを突設した構造の定着金具2を取
り付ける場合の製造装置について説明したが、補強リブ
2cのない定着金具を取り付ける場合には、型枠材18の嵌
合孔19を省略すれば良い。
「発明の効果」 以上説明したように、第1発明の製造方法では、長手
方向に複数等間隔にボルト孔が形成されたフランジ板を
有する定着金具が、ブロック本体の下部両側もしくは下
部片側にその一部をブロック本体の外面より突出しかつ
ブロック本体にアンカー筋によりアンカーされた状態で
埋設されたコンクリートブロックの製造方法であって、
前記コンクリートブロックの頂面を成形するための底板
を有する型枠本体と、ブロックの側面を成形しかつ上面
に定着金具のボルト孔と等ピッチで並ぶ複数の取付孔が
形成された一対の側板と、これら側板間に側板の長手方
向に移動自在にセットされる一対の端板とからなる型枠
を組み立てる工程と、前記端板の間隔を形成すべきブロ
ックの長さ寸法に調節する工程と、定着金具をその取り
付ける位置に合わせて側板の上部にセットしこれをフラ
ンジ板のボルト孔を通して取付孔にボルト止めする工程
と、前記型枠内にコンクリートを打設する工程とを具備
したものであるから、ブロック本体にアンカーされた定
着金具を備えた長さ寸法の異なる各種形状のコンクリー
トブロックを能率良く、しかも高い精度を維持しつつ製
造することができ、コストの低減を図ることができる。
また、第2発明の製造装置は、長手方向に複数等間隔
にボルト孔が形成されたフランジ板を有する定着金具
が、ブロック本体の下部両側もしくは下部片側にその一
部をブロック本体の外面より突出しかつブロック本体に
アンカー筋によりアンカーされた状態で埋設されたコン
クリートブロックの製造方法であって、前記コンクリー
トブロックの頂面を成形するための底板を有する型枠本
体と、前記ブロックの側面を成形するための一対の側板
と、前記ブロックの端面を成形するための一対の端板と
を具備し、かつ、前記一対の端板の内少なくとも一つの
端板が側板に沿って互いに接近および離間する方向へ水
平移動可能に構成し、前記側板の上面には側板の長さ方
向に沿って定着金具のボルトと等ピッチで並ぶ複数の取
付孔を設けたから、定着金具が取り付けやすく、各種長
さのコンクリートブロックを各種大きさの型枠を用意す
ることなく、1台で製造することができ、機材費の低減
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を説明するために示したもので、
第1図は製造装置一実施例を示す斜視図、第2図は端板
をスライドさせた状態を示す斜視図、第3図は定着金具
と嵌合孔との関係を示す斜視図、第4図はその断面図、
第5図は製造装置の他の実施例を示す斜視図、第6図な
いし第8図は一実施例の製造装置により製造されたコン
クリートブロックを説明するために示したもので、第6
図はその平面図、第7図はブロック本体に排水ますを設
けた例を示す平面図、第8図はその断面図、第9図は他
の実施例の製造装置により製造されたコンクリートブロ
ックの断面図である。 1……ブロック本体、 2……定着金具、 2a……ボルト孔、 2b……フランジ板、 2c……補強リブ、 6……補強筋、 10……型枠本体、 11……側板、 12……端板、 15……鋼板、 16……スキンプレート、 17……補強材、 17a……縦リブ、 17b,17c……横リブ、 18……上部型枠材、 19……嵌合孔、 20……盲板、 20a……支持板、 20b……閉塞板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭52−142953(JP,U) 実開 昭61−170509(JP,U) 特公 昭44−26958(JP,B1)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に複数等間隔にボルト孔が形成さ
    れたフランジ板を有する定着金具が、ブロック本体の下
    部両側もしくは下部片側にその一部をブロック本体の外
    面より突出しかつブロック本体にアンカー筋によりアン
    カーされた状態で埋設されたコンクリートブロックの製
    造方法であって、前記コンクリートブロックの頂面を成
    形するための底板を有する型枠本体と、ブロックの側面
    を成形しかつ上面に定着金具のボルト孔と等ピッチで並
    ぶ複数の取付孔が形成された一対の側板と、これら側板
    間に側板の長手方向に移動自在にセットされる一対の端
    板とからなる型枠を組み立てる工程と、前記端板の間隔
    を形成すべきブロックの長さ寸法に調節する工程と、定
    着金具をその取り付ける位置に合わせて側板の上部にセ
    ットしこれをフランジ板のボルト孔を通して取付孔にボ
    ルト止めする工程と、前記型枠内にコンクリートを打設
    する工程とを具備した既設構造物に取付けるコンクリー
    トブロックの製造方法。
  2. 【請求項2】長手方向に複数等間隔にボルト孔が形成さ
    れたフランジ板を有する定着金具が、ブロック本体の下
    部両側もしくは下部片側にその一部をブロック本体の外
    面より突出しかつブロック本体にアンカー筋によりアン
    カーされた状態で埋設されたコンクリートブロックの製
    造装置であって、前記コンクリートブロックの頂面を成
    形するための底板を有する型枠本体と、前記ブロックの
    側面を成形するための一対の側板と、前記ブロックの端
    面を成形するための一対の端板とを具備し、かつ、前記
    一対の端板の内少なくとも一つの端板が側板に沿って互
    いに接近および離間する方向へ水平移動可能に構成さ
    れ、前記側板の上面には側板の長さ方向に沿って定着金
    具のボルト孔と等ピッチで並ぶ複数の取付孔が設けられ
    ていることを特徴とする既設構造物に取付けるコンクリ
    ートブロックの製造装置。
  3. 【請求項3】前記側板の上部には、側板の上面および内
    面にそれぞれ開口する嵌合孔が隣合う取付孔の間に位置
    して等間隔に複数形成されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第2項に記載の既設構造物に取付けるコンク
    リートブロックの製造装置。
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