JP2583046B2 - 前輪舵取り車輌における旋回機構 - Google Patents

前輪舵取り車輌における旋回機構

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JP2583046B2
JP2583046B2 JP62034285A JP3428587A JP2583046B2 JP 2583046 B2 JP2583046 B2 JP 2583046B2 JP 62034285 A JP62034285 A JP 62034285A JP 3428587 A JP3428587 A JP 3428587A JP 2583046 B2 JP2583046 B2 JP 2583046B2
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steering
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turning mechanism
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三雄 矢野
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Seirei Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、前輪舵取り車両における旋回機構に関す
る。
(ロ)従来の技術とその問題点 従来、第4図に示すように、機体aの前後部に前輪b
と後輪cとを取付け、前輪bを操舵ハンドル等で操舵す
るようにした前輪舵取り車両においては、機体aの中央
に配設したオイルパンとの接触を避けるため、前輪bの
操舵角θに制約があり、そのため、左右前輪bの旋回半
径R1,R2の旋回中心Oも後輪cのセンターCから幅方向
に相当間隔l1をあけた個所に位置することになるため、
旋回半径R1,R2が大きくなり、切れのよい旋回を行うこ
とができなかった。
本発明は、上記課題を解決することのできる前輪舵取
り車両における旋回機構を提供することを目的とする。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、機体にフロントアクスルケースの中央部を
前後方向及び上下方向に揺動自在に枢支すると共に、同
フロントアクスルケースの両端に前輪を左右方向に揺動
自在に枢支し、両車輪と、フロントアクスルケースに設
けた旋回機構とを連動連結し、同旋回機構に操舵機構を
連動連結して、同操舵機構の操舵操作に、旋回機構を介
した上記前輪の揺動動作とフロントアクスルケースの揺
動動作とを連動させた前輪舵取り車両において、上記旋
回機構に、アクスル操作用係合部と、同係合部に対応す
る一対のストッパーとを具備するアクスル操作手段を設
け、同アクスル操作手段は、前記操舵機構の小角度操舵
操作範囲内ではフロントアクスルケースに作用せず、そ
れよりも大きな操舵作用範囲になると、前記アクスル操
作用係合部がストッパに係合してフロントアクスルケー
スを機体に対して前後方向に回動動作させるべく構成し
たことを特徴とする前輪舵取り車両における旋回機構に
係るものである。
(ホ)作用及び効果 上記した構成により、本発明は、以下の作用及び効果
を奏する。
操舵機構を操作して、単にフロントアクスルケースの
両端において前輪を左右揺動自在とするのみならず、一
定の小角度操舵操作範囲よりも大きく操舵機構を操作し
た場合には、同操舵機構に連動する旋回機構に設けたア
クスル操作手段により、アクスル操作用係合部がストッ
パに係合してフロントアクスルケースを機体に対して前
後方向に回動動作させることができる。
従って、前輪のフロントアクスルケースに対する切れ
角が制約されても、見掛けの操舵角を大きくとることが
でき、操舵機構をわずかに作動させるのみで小半径の旋
回が可能となる。
しかも、アクスル操作手段はフロントアクスルケース
に設けられたシンプルな構成でありながら、確実な作動
が行える。
旋回時において、フロントアクスルケースを揺動させ
ることによって前輪の切れ角を大きくすることができる
ので、フロントアクスルケースに対する前輪の切れ角を
小さくすることができ、前輪の揺動に起因する土の持ち
廻りを少なくすることができ、圃場を傷めることがな
い。
通常の走行時のように、一定の小角度操舵操作範囲内
で操舵機構を操作した場合には、旋回機構のアクスル操
作手段がフロントアクスルケースに作用しないために、
車輪のみを左右方向に回動させて操向操作することがで
き、例えば、道路を高速で走行している際に、操舵機構
を微細に操作した場合にも、フロントアクスルケースは
ホイルアライメントにより規制されて前後方向に揺動す
ることがない。
従って、高速走行中に転倒事故を起こす等の不慮の事
故を防止することができ、操向操作上の安全性を確保す
ることができる。
(ヘ)実施例 以下、添付図に示す実施例に基づいて、本発明を具体
的に説明する。
第1図において、Aはトラクターであり、機体1の前
部と後部に、それぞれ、前輪2,2と後輪3,3とを設けてお
り、トラクターAは、以下に説明する旋回機構Bによっ
て旋回操作をすることができる。
第1図及び第2図において、4は機体1の前部におい
て、、横架方向に配設したフロントアクスルケースであ
り、同フロントアクスルケース4は、その中央部を支持
枠5に上下方向に揺動自在に枢支されており、同支持枠
5は機体1の前部下面に回動支持軸6によって水平回動
自在に枢支されている。
かかる構成によって、フロントアクスルケース4は、
機体1に対して、上下方向及び前後方向に揺動自在に枢
支されることになる。
なお、フロントアクスルケース4と機体1との間に
は、図示しないが復帰スプリングが介設されており、同
復帰スプリングによって、フロントアクスルケース4
は、回動力が作用していないときは、常時、第1図に示
すようにトラクターAの軸線X−Xと直交する方向に伸
延した姿勢ないし位置(Y−Y)をとることができる。
また、フロントアクスルケース4は、その両端にキン
グピン7,7を介して前輪2,2を左右方向に揺動自在に枢支
している。
さらに、キングピン7,7廻りにはナックルアーム8,8が
取付けられており、両ナックルアーム8,8はフロントア
クスルケース4と平行に横架方向に伸延するタイロッド
9の両端によって連結されている。
一方、フロントアクスルケース4の中央部の上面に水
平回動自在にタイロッド操作レバー10を取付けており、
同操作レバー10は、その前方向伸延部10aをタイロッド
9の中心部に枢支するとともに、その後方横架伸延部10
bの左端をドラッグロッド11、ピットマンアーム12を介
して、操舵機構Dの操舵ハンドル14と連動連結してい
る。
かかる構成によって、操舵ハンドル14を切ると、操舵
角(切り角)が通常走行時のように一定の小角度範囲内
である場合は、ドラッグロッド11、タイロッド操作レバ
ー10、タイロッド9、ナックルアーム8,8を介して、前
輪2,2をキングピン7,7廻りに左右方向に回転することが
できる。
さらに、本発明では、タイロッド操作レバー10の後方
横架伸延部10bのドラッグロッド11と連結していない側
の端部に、アクスル操作用係合部15を形成しており、同
アクスル操作用係合部15の両側であって、フロントアク
スルケース4の上面をなす個所に、一対のストッパー1
7,18を突設してアクスル操作手段を構成している。
かかる構成によって、同アクスル操作手段は、操舵機
構Dの小角度操舵操作範囲内ではフロントアクスルケー
ス4に作用せず、それよりも大きな操舵操作範囲でフロ
ントアクスルケース4を機体1に対して前後方向に回動
動作させるべく作用するようにしている。
このように、シンプルな構成でありながら、タイロッ
ド操作レバー10の回転角が一定以上になると、アクスル
操作用係合部15はストッパー17,18の何れかに当接し、
タイロッド操作レバー10がそれ以上回転すると、フロン
トアクスルケース4が回動支持軸6廻りに前後方向に確
実に回動することになる。
ついで、上記構成を有する旋回機構Bによるトラクタ
ーAの旋回操作を、第3図を参照して説明する。
通常走行時のように一定の小角度範囲内でしか前輪2,
2を切る必要がない場合は、ドラッグロッド11を介して
タイロッド操作レバー10を回転しても、アクスル操作用
係合部15はストッパー17,18に当接しないので、タイロ
ッド9、ナックルアーム8,8を介して、前輪2,2のみがキ
ングピン7,7廻りに左右方向に回転することになる。
一方、旋回時のように前輪2,2を大きく切る必要があ
る場合は、ドラッグロッド11を介してタイロッド操作レ
バー10を回転すると、アクスル操作用係合部15はストッ
パー17,18に当接することになり、まず、フロントアク
スルケース4を回動支持軸6廻りに左右に回動し、同回
動にともなって前輪2,2も切られることになる。
このように、旋回時において、フロントアクスルケー
ス4の両端において前輪2,2を左右揺動自在とするのみ
ならず、フロントアクスルケース4自体も前後方向に揺
動することができるので、前輪2,2のフロントアクスル
ケース4に対する切れ角がエンジンやオイルパン等によ
って制約されても、見掛けの操舵角αを大きくとること
ができ、操舵機構Dをわずかに作動させるのみで小半径
の旋回が可能となる。
即ち、第3図において、R1,R2は左右前輪2,2の旋回半
径を示し、Oは左右前輪2,2の旋回中心を示す。
図示するように、Oは左右後輪3,3の中心Cより小間
隔l2をあけた位置にあるので、旋回半径R1,R2を著しく
短いものとすることができる。
また、旋回時において、フロントアクスルケース4を
揺動することによって前輪2,2の切れ角を大きくするこ
とができるので、フロントアクスルケース4に対する前
輪2,2の切れ角を小さくすることができ、前輪2,2の揺動
に起因する土の持ち廻りを少なくすることができ、圃場
を傷めることがない。
さらに、第3図に示すように、一定角度α切られた位
置に、所要のロック手段によってフロントアクスルケー
ス4を固定した後、回転ハンドル14を操作すれば、同角
度α位置において、所要の揺動幅βで前輪2,2をさらに
切る。もしくは、その切り角を緩和することもできる。
また、操舵ハンドル14の操舵力を緩めれば、フロント
アクスルケース4は、復帰スプリングの作用によって、
第1図に示すように通常走行時の姿勢をとることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る旋回機構を具備する前輪舵取り車
両の要部説明図、第2図は第1図I−I線による矢視
図、第3図は旋回機構の作動説明図、第4図は従来の旋
回機構の説明図である。 図中、 A:トラクター B:旋回機構 D:操舵機構 1:機体 2:前輪 3:後輪 4:フロントアクスルケース 15:アクスル操作用係合部 17,18:ストッパー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体(1)にフロントアクスルケース
    (4)の中央部を前後方向及び上下方向に揺動自在に枢
    支すると共に、同フロントアクスルケース(4)の両端
    に前輪(2),(2)を左右方向に揺動自在に枢支し、
    両車輪(2),(2)と、フロントアクスルケース
    (4)に設けた旋回機構(B)とを連動連結し、同旋回
    機構(B)に操舵機構(D)を連動連結して、 同操舵機構(D)の操舵操作に、旋回機構(B)を介し
    た上記前輪(2),(2)の揺動動作とフロントアクス
    ルケース(4)の揺動動作とを連動させた前輪舵取り車
    両において、 上記旋回機構(B)に、アクスル操作用係合部(15)
    と、同係合部(15)に対応する一対のストッパー(1
    7),(18)とを具備するアクスル操作手段を設け、 同アクスル操作手段は、前記操舵機構(D)の小角度操
    舵操作範囲内ではフロントアクスルケース(4)に作用
    せず、 それよりも大きな操舵作用範囲になると、前記アクスル
    操作用係合部(15)がストッパ(17),(18)に係合し
    てフロントアクスルケース(4)を機体(1)に対して
    前後方向に回動動作させるべく構成したことを特徴とす
    る前輪舵取り車両における旋回機構。
JP62034285A 1987-02-16 1987-02-16 前輪舵取り車輌における旋回機構 Expired - Lifetime JP2583046B2 (ja)

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JPS63203473A JPS63203473A (ja) 1988-08-23
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JPS5631967U (ja) * 1979-08-17 1981-03-28
JPS5636574U (ja) * 1979-08-30 1981-04-08

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