JP2583029B2 - ボルト・ナット締付機用延長具 - Google Patents

ボルト・ナット締付機用延長具

Info

Publication number
JP2583029B2
JP2583029B2 JP7007128A JP712895A JP2583029B2 JP 2583029 B2 JP2583029 B2 JP 2583029B2 JP 7007128 A JP7007128 A JP 7007128A JP 712895 A JP712895 A JP 712895A JP 2583029 B2 JP2583029 B2 JP 2583029B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
socket
case
holder
socket holder
outer socket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7007128A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08197345A (ja
Inventor
幸雄 鳥飼
昌造 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Metal Industries Inc
Original Assignee
Maeda Metal Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maeda Metal Industries Inc filed Critical Maeda Metal Industries Inc
Priority to JP7007128A priority Critical patent/JP2583029B2/ja
Publication of JPH08197345A publication Critical patent/JPH08197345A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2583029B2 publication Critical patent/JP2583029B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既存のボルト・ナット
の締付機に取付けて、ボルト・ナット係合用ソケットを
本体から延して使用できる延長具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1に示す如く、シャーボルト(8)と呼
ばれれる特殊ボルトを締付ける締付機が実用されてい
る。シャーボルト(8)は、ネジ軸(81)の先端に溝(83)を
介して剪断用チップ(82)を突設している。締付機は、モ
ータ(12)、ハンドル(13)及び遊星歯車機構(11)を具えた
締付機本体(1)の該遊星歯車機構(11)の2つの出力軸に
アウターソケットホルダー(14)及びインナーソケットホ
ルダー(17)を連繋し、図2の下部に示す如く、アウター
ソケットホルダー(14)に直接にアウターソケット(2)
を、インナーソケットホルダー(17)に直接にインナーソ
ケット(3)を夫々着脱可能に接続している。
【0003】アウターソケットホルダー(14)の嵌合部(1
4a)は、前記遊星歯車機構(11)の1つの出力軸に連繋さ
れた筒体(10)の先端面に4つの爪片(15)を等間隔に軸芯
と平行に外向きに突設し、筒壁を貫通して固定用ビス(1
6)を螺合して形成されている。 アウターソケット(2)
は、前部にナット(84)係合用の多角形穴(21)、中央部内
面にインナーソケット(3)脱出防止用の突条(23)、後部
外周にアウターソケットホルダー(14)との嵌合部(26a)
を有している。嵌合部(26a)は、アウターソケット(2)
の後部に前記アウターソケットホルダー(14)の筒体(10)
内に緊密に嵌まる嵌込み筒部(26)を設け、該嵌込み筒部
(26)に皿もみ穴(27)を開設し、外周には全周に亘って鍔
(24)を突設し、該鍔(24)にアウターソケットホルダー(1
4)の爪片(15)が嵌まる4つの切欠き(25)を施して形成さ
れている。
【0004】インナーソケット(3)は、前部にチップ(8
2)係合用の多角形穴(31)、後部にバネ受け穴(34)を開設
し、後部外周面にスプライン(35)を有しており、インナ
ーソケットホルダー(17)の内面に形成したスプライン(1
8)にスライド可能に嵌合している。アウターソケットホ
ルダー(14)の嵌合部(14a)とアウターソケット(2)の嵌
合部(26a)を嵌合し、ビス(16)をアウターソケット(2)
の皿もみ穴(27)に締付けて、固定する。
【0005】インナーソケット(3)は、バネ受け穴(34)
と締付機本体(1)との間に介装したバネ(36)によって前
方に付勢されている。インナーソケット(3)の軸芯に
は、本体側からスライド可能に突出したチップ突出しピ
ン(4)が配備され、該突出しピン(4)のピンヘッド(40)
がバネ(41)に付勢されて、インナーソケット(3)の多角
形穴(31)の底壁(32)を貫通して多角形穴(31)に臨出して
いる。アウターソケット(2)にナット(84)を、インナー
ソケット(3)にボルトチップ(82)を係合し、アウターソ
ケット(2)とインナーソケット(3)に、互いに逆方向の
回転力を付与してボルト・ナットを締付ける。ボルトに
一定以上の締付けトルクが掛かると、チップ(82)が溝(8
3)から剪断される。本体側からの操作により、突出しピ
ン(4)を突出して、インナーソケット(3)内に残ったチ
ップ(82)を突出す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ボルト・ナットの位置
によっては、締付機のソケット(2)(3)が届かぬことが
あり、その場合、特別に長く製作したソケットに付け替
えて、締付け作業を行なわねばならない。又、作業性を
考慮すれば、サイズ及び長さの異なるソケットを数種類
準備して、最適サイズ及び長さのものを使用せねばなら
ず、製作コストが高くなる。本発明は、1種類の延長具
により、従来の様々なサイズのソケットをそのまま使用
して、ソケットを延すことができ、更に、同種の延長具
を継足してソケットの届く長さを必要な距離まで延すこ
とができる延長具を明らかにするものである。
【0007】
【課題を解決する手段】本発明は、回転方向が互いに異
なるアウターソケットホルダー(14)及びインナーソケッ
トホルダー(17)を同心に配備し、アウターソケットホル
ダー(14)にアウターソケット(2)を、インナーソケット
ホルダー(17)にインナーソケット(3)を同心に連繋する
ボルト・ナット締付機の各ホルダー(14)(17)とソケット
(2)(3)の間に着脱可能に取付けて使用する延長具であ
って、外ケース(5)と該外ケース(5)に回転自由に収容
された内ケース(6)とによって構成され、外ケース(5)
のアウターソケットホルダー(14)側の端部は、アウター
ソケット(2)のアウターソケットホルダー(14)への嵌合
部(26a)と同様にして、アウターソケットホルダー(14)
に回転不能に嵌合する嵌合部(50a)が形成され、外ケー
ス(5)のアウターソケット(2)側の端部は、アウターソ
ケットホルダー(14)のアウターソケット(2)への嵌合部
(14a)と同様にしてアウターソケット(2)に回転不能に
嵌合する嵌合部(51a)が形成され、内ケース(6)のイン
ナーソケットホルダー(17)側の端部には、インナーソケ
ットホルダー(17)のスプライン(18)に係合するスプライ
ン(66)が形成され、内ケース(6)のインナーソケット
(3)側の端部には、インナーソケット(3)が軸方向にス
ライド可能に嵌まるインナーソケット嵌合穴(62)及び該
穴の内面にはインナーソケット(3)外周のスプライン(3
5)に係合するスプライン(63)が形成されている。
【0008】
【作用及び効果】外ケース(5)のアウターソケットホル
ダー(14)側の嵌合部(50a)をアウターソケットホルダー
(14)に係合し、内ケース(6)のスプライン(66)をインナ
ーソケットホルダー(17)のスプライン(18)に係合する。
アウターソケット(2)の嵌合部(26a)を外ケース(5)の
先端側嵌合部(51a)に一体回転可能に嵌合し、インナー
ソケット(3)のスプライン(35)を内ケース(6)の先端側
スプライン(63)に係合する。アウターソケット(2)は外
ケース(5)介してアウターソケットホルダー(14)に連結
され、インナーソケット(3)は内ケース(6)を介してイ
ンナーソケットホルダー(17)に連結されるため、従前ど
うり、アウターソケット(2)にナット(84)、インナーソ
ケット(3)にチップ(82)を係合して、締付機を作動させ
ると、ボルト・ナットの締付けができる。締付け終了
後、締付機本体(1)側の操作で、インナーソケット(3)
内に残ったチップ(82)を突出しピン(4)を介して突出し
補助ピン(7)が押し出す。締付けにより、ナット(84)が
前進して、ナット(84)とチップ(82)との距離が長くなる
が、インナーソケット(3)は内ケース(6)のインナーソ
ケット嵌合穴(62)に嵌まって後退するため、締付けに支
障はない。
【0009】外ケース(5)と内ケース(6)の基端側は、
夫々軸受けを有するアウターソケットホルダー(14)とイ
ンナーソケットホルダー(17)に嵌合して芯が決り、先端
側はアウターソケット(2)とインナーソケット(3)を介
してナット(84)とシャーボルト(8)とによって芯が決る
ため、外ケース(5)と内ケース(6)との間に同芯を維持
するための軸受けは必要とせず、構成を簡素化できる。
複数の延長具を準備し、外ケース(5)同志及び内ケース
(6)同志を連結して、必要な長さにしてから、前記同様
の手順にて、ソケット(2)(3)とホルダー(14)(17)との
間に介装すれば、ソケット(2)(3)を更に長く延して使
用できる。この様にすれば、従来の様に、長さの異なる
複数種類のソケットを準備することに比べると、製作コ
ストを抑えることができる。
【0010】
【実施例】図2に於いて上部に示すのは、本発明の延長
具を用いてアウターソケットホルダー(14)とアウターソ
ケット(2)、及びインナーソケットホルダー(17)とイン
ナーソケット(3)を連結した状態、下部に示すのは前述
の如く、延長具を用いずアウターソケットホルダー(14)
とアウターソケット(2)、及びインナーソケットホルダ
ー(17)とインナーソケット(3)を夫々直接に連結した状
態を示している。延長具は、外ケース(5)と該外ケース
(5)に回転自由に収容された内ケース(6)とによって構
成される。以下の延長具の説明で、前とはソケット(2)
(3)側であり、後とはホルダー(14)(17)側である。外ケ
ース(5)は、前部が後部より少し太くなり、段付きの丸
筒状に形成されている。外ケース(5)のアウターソケッ
トホルダー(14)側の端部にアウターソケットホルダー(1
4)に回転不能に嵌合する嵌合部(50a)が形成されてお
り、他端にアウターソケット(2)に嵌合する嵌合部(51
a)が形成されている。
【0011】前述の如く、延長具を省略した場合、アウ
ターソケット(2)及びインナーソケット(3)は、直接に
アウターソケットホルダー(14)及びインナーソケットホ
ルダー(17)に嵌合するため、外ケース(5)のアウターソ
ケットホルダー(14)側の嵌合部(50a)(以下、後嵌合部と
呼ぶ)は、アウターソケット(2)の嵌合部(26a)と同様の
形状であり、外ケース(5)のアウターソケット(2)側の
嵌合部(51a)(以下、前嵌合部と呼ぶ)は、アウターソケ
ットホルダー(14)の嵌合部(14a)と同様の形状である。
アウターソケットホルダー(14)の嵌合部(14a)及び、ア
ウターソケット(2)の嵌合部(26a)については、従来例
において説明済みである。
【0012】図4、図5、図6に示す如く、外ケース
(5)の後嵌合部(50a)は、外ケース(5)の後部にアウタ
ーソケットホルダー(14)の筒体(10)内に緊密嵌まる嵌込
み筒部(50)を設け、該嵌込み筒部(50)に皿もみ穴(56)を
開設し、外周には全周に亘って鍔(54)を突設し、該鍔(5
4)にアウターソケットホルダー(14)の爪片(15)が嵌まる
4つの切欠き(55)を施して形成されている。外ケース
(5)の前嵌合部(51a)は、筒体(51)の先端面に4つの爪
片(59)を等間隔に軸芯と平行に外向きに突設し、筒壁を
貫通して固定用ビス(57)を螺合して形成されている。
【0013】図2、図3、図4に示す如く、内ケース
(6)は、両端が開口し、前部が後部より拡大した段付き
の筒体に形成され、内部は外周段部との対応位置等、任
意の位置で仕切壁(61)によって仕切られ、前部はインナ
ーソケット嵌合穴(62)、後部は後記する突出しピンガイ
ド穴(67)となっている。インナーソケット嵌合穴(62)の
内周面には、インナーソケット(3)の外周のスプライン
(35)がスライド可能に係合するスプライン(63)が形成さ
れている。内ケース(6)の後部外周にはインナーソケッ
トホルダー(17)の筒体(10)内面のスプライン(18)に係合
するスプライン(66)が形成され、スプライン(66)より後
方に小径のストレート短筒部(65)を突設している。内ケ
ース(6)は、外ケース(5)内に回転可能に嵌まり、外ケ
ース(5)の前部内面に取付けたスナップリング(53)によ
り、内ケース(6)の前方への脱出は阻止され、内ケース
(6)の外周段部によって、後方への脱出も防止される。
【0014】内ケース(6)と外ケース(5)との間には、
軸受けは存在しない。内ケース(6)の軸芯に、突出し補
助ピン(7)が軸方向にスライド可能に配備される。突出
し補助ピン(7)は、内ケース(6)の仕切壁(61)をスライ
ド可能に貫通した細軸部(71)の後部に内ケース(6)の突
出しピンガイド穴(67)にスライド可能に嵌まる大径部(7
2)及び締付機本体(1)から突出した突出しピン(4)との
接続部(73)を突設している。接続部(73)は、突出しピン
(4)のピンヘッド(40)が嵌合する嵌合穴(74)を開設して
いる。突出し補助ピン(7)は、内ケース(6)の突出しピ
ンガイド穴(67)に取付けられたスナップリング(64)によ
って突出しピンガイド穴(67)からの脱出が防止される。
【0015】然して、内ケース(6)に突出し補助ピン
(7)収容し、これを外ケース(5)に収めて延長具を構成
する。図2の下部の状態では、ソケット(2)(3)が相手
ボルト・ナットに届かない場合、ビス(16)を緩めてアウ
ターソケット(2)、インナーソケット(3)及びバネ(36)
を外す。前記延長具の突出し補助ピン(7)の接続部(73)
にピンヘッド(40)を、インナーソケットホルダー(17)の
スプライン(18)に内ケース(6)のスプライン(66)を、ア
ウターソケットホルダー(14)の嵌合部(14a)に、外ケー
ス(5)の後嵌合部(50a)を係合し、ビス(16)を外ケース
(5)の皿もみ穴(56)に締付ける。次に、バネ(36)及びイ
ンナーソケット(3)を内ケース(6)のインナーソケット
嵌合穴(62)に挿入し、外ケース(5)の前嵌合部(51a)
に、アウターソケット(2)の嵌合部(26a)を嵌合し、ビ
ス(57)をアウターソケット(2)の皿もみ穴(27)に締付け
る。
【0016】尚、外ケース(5)、内ケース(6)及び突出
し補助ピン(7)の長さは、図7に示す、アウターソケッ
ト(2)及びインナーソケット(3)にボルト・ナットを係
合する前の状態で、アウターソケット(2)に対するイン
ナーソケット(3)及び突出し補助ピン(7)の細軸部(71)
先端の位置が、図2の下部に示す延長具を省略した場合
の、アウターソケット(2)に対するインナーソケット
(3)及びピンヘッド(40)の先端の位置と同じになる
様に、設計されている。アウターソケット(2)は外ケ
ース(5)を介してアウターソケットホルダー(14)に連結
され、インナーソケット(3)は内ケース(6)を介してイ
ンナーソケットホルダー(17)に連結されるため、従前ど
うり、アウターソケット(2)にナット(84)、インナーソ
ケット(3)にチップ(82)を係合して、締付機を作動させ
ると、ボルト・ナットの締付けができる。
【0017】締付けにより、ナット(84)が前進して、ナ
ット(84)とチップ(82)との距離が長くなるが、インナー
ソケット(3)は内ケース(6)のインナーソケット嵌合穴
(62)に嵌まってバネ(36)に抗して後退するため、締付け
に支障はない。外ケース(5)と内ケース(6)の基端側
は、夫々軸受けを有するアウターソケットホルダー(14)
とインナーソケットホルダー(17)に嵌合して芯が決り、
先端側はアウターソケット(2)とインナーソケット(3)
を介してナット(84)とシャーボルト(8)とによって芯が
決るため、外ケース(5)と内ケース(6)との間に同芯を
維持するための軸受けは必要とせず、構成を簡素化でき
る。
【0018】図8は、1種類の延長具を2個を準備し、
外ケース(5)同志及び内ケース(6)同志を連結した状態
を示している。この様にして、複数個の延長具を接続し
て必要な長さにしてから、前記同様の手順にて、ソケッ
ト(2)(3)とホルダー(14)(17)との間に介装すれば、ソ
ケット(2)(3)を更に長く延して使用できる。この様に
すれば、従来の様に、長さの異なる複数種類のソケット
を準備することに比べると、製作コストを抑えることが
できる。尚、ソケットサイズに関しても同様のことがい
える。
【0019】図9、図10は、内ケース(6)に対して、
インナーソケット(3)をスライドさせず、内ケース(6)
自体を外ケース(5)に対して、軸方向にスライド可能と
した、他の実施例を示している。内ケース(6)のインナ
ーソケット嵌合穴(62)のスプライン(63)と、インナーソ
ケット(3)のスプライン(35)は、一体回転可能に係合し
ているが、係合深さは、必要回転トルクを伝達できる最
少限の深さでよい。内ケース(6)とインナーソケット
(3)との間のバネは外し、内ケース(6)に装着した後部
スナップリング(64)と締付機本体(1)との間にバネ(36)
を介装し、内ケース(6)を前方に付勢している。ボルト
・ナットの締付けにより、ナット(84)が前進して、ナッ
ト(84)とチップ(82)との距離が長くなるが、バネ(36)に
抗してインナーソケット(3)と内ケース(6)が一体に後
退するため、締付けに支障はない。
【0020】図11は、延長具としての構成、内ケース
(6)とインナーソケット(30)の嵌合部の構成、外ケース
(5)とアウターソケット(20)との嵌合部の構成は、上記
前記実施例と同じであるが、インナーソケット(30)にナ
ット(84)係合用の多角形穴(39)を形成し、アウターソケ
ット(20)には、締付け部近傍の突出物、例えば、隣り合
うボルト・ナットに当る反力受け(29)をソケットの軸芯
に直交して突設している点が前記実施例とは異なる。ア
ウターソケット(20)の前部内面には、インナーソケット
(30)の脱出を防止するスナップリング(28)が装着されて
いる。図11の場合、ナット(84)の締付け反力を、隣接
する突出部によって受けることができ、シャーボルト以
外の通常のナットの締付けができ、締付機本体(1)の回
転を逆にすれば、ナットを緩める作業に使用できる。
尚、上記各実施例に於いて、突出し補助ピン(7)は必ず
しも必要ではない。本発明は、上記実施例の構成に限定
されることはなく、特許請求の範囲に記載の範囲で種々
の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボルト・ナット締付機の正面図である。
【図2】延長具を用いた場合と、用いない場合の比較説
明図である。
【図3】延長具の断面図である。
【図4】延長具の正面図である。
【図5】延長具の左側面図である。
【図6】延長具の右側面図である。
【図7】ボルト・ナット係合前のインナーソケット及び
突出し補助ピンの位置を示す断面図である。
【図8】延長具を2個接続した状態の断面図である。
【図9】内ケースがスライドする他の実施例の断面図で
ある。
【図10】同上のボルト・ナット係合前の断面図であ
る。
【図11】反力受け付きアウターソケットに実施した断
面図である。
【符号の説明】
(1) 締付機本体 (14a) 嵌合部 (2) アウターソケット (26a) 嵌合部 (3) インナーソケット (35) スプライン (5) 外ケース (6) 内ケース (50a) 嵌合部 (51a) 嵌合部 (7) 突出し補助ピン

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転方向が互いに異なるアウターソケッ
    トホルダー(14)及びインナーソケットホルダー(17)を同
    心に配備し、アウターソケットホルダー(14)にアウター
    ソケット(2)を、インナーソケットホルダー(17)にイン
    ナーソケット(3)を同心に連繋したボルト・ナット締付
    機の各ホルダー(14)(17)とソケット(2)(3)の間に着脱
    可能に取付けて使用する延長具であって、外ケース(5)
    と該外ケース(5)に回転自由に収容された内ケース(6)
    とによって構成され、 外ケース(5)のアウターソケットホルダー(14)側の端部
    は、アウターソケット(2)のアウターソケットホルダー
    (14)への嵌合部(26a)と同様にして、アウターソケット
    ホルダー(14)に回転不能に嵌合する嵌合部(50a)が形成
    され、 外ケース(5)のアウターソケット(2)側の端部は、アウ
    ターソケットホルダー(14)のアウターソケット(2)への
    嵌合部(14a)と同様にしてアウターソケット(2)に回転
    不能に嵌合する嵌合部(51a)が形成され、 内ケース(6)のインナーソケットホルダー(17)側の端部
    には、インナーソケットホルダー(17)のスプライン(18)
    に係合するスプライン(66)が形成され、 内ケース(6)のインナーソケット(3)側の端部には、イ
    ンナーソケット(3)が軸方向にスライド可能に嵌まるイ
    ンナーソケット嵌合穴(62)及び該穴の内面にはインナー
    ソケット(3)外周のスプライン(35)に係合するスプライ
    ン(63)が形成されているボルト・ナット締付機用延長
    具。
  2. 【請求項2】 内ケース(6)の軸心には突出し補助ピン
    (7)が軸方向にスライド可能に配備され、突出し補助ピ
    ン(7)の先端はインナーソケット(3)のボルトチップ係
    合用の多角形穴(31)に侵入可能であり、突出し補助ピン
    (7)の基端にはは、締付機本体(1)から突出したピンヘ
    ッド(40)に接続可能な接続部(73)が形成されている請求
    項1に記載のボルト・ナット締付機用延長具。
  3. 【請求項3】 回転方向が互いに異なるアウターソケッ
    トホルダー(14)及びインナーソケットホルダー(17)を同
    心に配備し、アウターソケットホルダー(14)にアウター
    ソケット(2)を、インナーソケットホルダー(17)にイン
    ナーソケット(3)を同心に連繋するボルト・ナット締付
    機の各ホルダー(14)(17)とソケット(2)(3)の間に着脱
    可能に取付けて使用する延長具であって、外ケース(5)
    と該外ケース(5)に回転自由且つ軸方向に移動可能に収
    容された内ケース(6)とによって構成され、 外ケース(5)のアウターソケットホルダー(14)側の端部
    は、アウターソケット(2)のアウターソケットホルダー
    (14)への嵌合部(26a)と同様にして、アウターソケット
    ホルダー(14)に回転不能に嵌合する嵌合部(50a)が形成
    され、 外ケース(5)のアウターソケット(2)側の端部は、アウ
    ターソケットホルダー(14)のアウターソケット(2)への
    嵌合部(14a)と同様にしてアウターソケット(2)に回転
    不能に嵌合する嵌合部(51a)が形成され、 内ケース(6)のインナーソケットホルダー(17)側の端部
    には、インナーソケットホルダー(17)のスプライン(18)
    に軸方向に摺動可能に係合するスプライン(66)が形成さ
    れ、 内ケース(6)のインナーソケット(3)側の端部には、イ
    ンナーソケット(3)が嵌合するインナーソケット嵌合穴
    (62)及び該穴の内面にはインナーソケット(3)外周のス
    プライン(35)に係合するスプライン(63)が形成されてい
    るボルト・ナット締付機用延長具。
  4. 【請求項4】 内ケース(6)の軸心には突出し補助ピン
    (7)が軸方向にスライド可能に配備され、突出し補助ピ
    ン(7)の先端はインナーソケット(3)のボルトチップ係
    合用の多角形穴(31)に侵入可能であり、突出し補助ピン
    (7)の基端にはは、締付機本体(1)から突出したピンヘ
    ッド(40)に接続可能な接続部(73)が形成されている請求
    項3に記載のボルト・ナット締付機用延長具。
  5. 【請求項5】 回転方向が互いに異なるアウターソケッ
    トホルダー(14)及びインナーソケットホルダー(17)を同
    心に配備し、アウターソケットホルダー(14)には反力受
    け(29)を突設したアウターソケット(20)を、インナーソ
    ケットホルダー(17)にはナットに係合するインナーソケ
    ット(30)を同心に連繋するボルト・ナット締付機の各ホ
    ルダー(14)(17)とソケット(20)(30)の間に着脱可能に取
    付けて使用する延長具であって、外ケース(5)と該外ケ
    ース(5)に回転自由に収容された内ケース(6)とによっ
    て構成され、 外ケース(5)のアウターソケットホルダー(14)側の端部
    は、アウターソケット(20)のアウターソケットホルダー
    (14)への嵌合部(26a)と同様にして、アウターソケット
    ホルダー(14)に回転不能に嵌合する嵌合部(50a)が形成
    され、 外ケース(5)のアウターソケット(20)側の端部は、アウ
    ターソケットホルダー(14)のアウターソケット(20)への
    嵌合部(14a)と同様にしてアウターソケット(20)に回転
    不能に嵌合する嵌合部(51a)が形成され、 内ケース(6)のインナーソケットホルダー(17)側の端部
    には、インナーソケットホルダー(17)のスプライン(18)
    に係合するスプライン(66)が形成され、 内ケース(6)のインナーソケット(30)側の端部には、イ
    ンナーソケット(30)が嵌まるインナーソケット嵌合穴(6
    2)及び該穴の内面にはインナーソケット(30)外周のスプ
    ライン(35)に係合するスプライン(63)が形成されている
    ボルト・ナット締付機用延長具。
JP7007128A 1995-01-20 1995-01-20 ボルト・ナット締付機用延長具 Expired - Fee Related JP2583029B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7007128A JP2583029B2 (ja) 1995-01-20 1995-01-20 ボルト・ナット締付機用延長具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7007128A JP2583029B2 (ja) 1995-01-20 1995-01-20 ボルト・ナット締付機用延長具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08197345A JPH08197345A (ja) 1996-08-06
JP2583029B2 true JP2583029B2 (ja) 1997-02-19

Family

ID=11657448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7007128A Expired - Fee Related JP2583029B2 (ja) 1995-01-20 1995-01-20 ボルト・ナット締付機用延長具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2583029B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006000993A (ja) * 2004-06-21 2006-01-05 Maeda Metal Industries Ltd 反力受け付き締付機
CN108788710A (zh) * 2018-08-16 2018-11-13 安徽星瑞齿轮传动有限公司 一种汽车变速器二轴螺母/二轴螺栓拧紧组件

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08197345A (ja) 1996-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7331738B2 (en) Drill adapter for a power screwdriver
JP4988105B2 (ja) ホールソー及びパイロットドリルビットと共に使用するための迅速交換マンドレルアセンブリ
US7806636B2 (en) Dead spindle chucking system with sliding sleeve
JP2641929B2 (ja) 穴あけ・たがね工具用工具ホルダー及び工具
JPH0283105A (ja) 締め付け具
US6524035B1 (en) Conduit reamer tool assembly
JP3229930B2 (ja) ボルト締付機
US7249770B2 (en) Locking drill chuck
US20230101161A1 (en) Modular tool bit holder system
US20110121522A1 (en) Quick change power tool chuck
JP2583029B2 (ja) ボルト・ナット締付機用延長具
JPS59196175A (ja) 動力工具と駆動アタツチメントとの組合せ体
EP1025940A1 (en) Manual tightened chuck
JPH0347828Y2 (ja)
JP3129070U (ja) ボルト・ナット締付装置
JP2005042925A (ja) スプライン凹部及び駆動工具を備えた締結具システム
JPH10277824A (ja) コアドリル
CN108068066B (zh) 转换夹头、与其配合使用的工具主体及配合使用方法
JPS5933551Y2 (ja) クイツクチエンジ式工具保持装置
JPH1110416A (ja) チャックホルダおよびチャック取付装置
JP2987982B2 (ja) 連続ねじ締め機
JPS58155136A (ja) 工具ホルダ取付装置
WO1996035552A1 (en) Universal drive for a wrench
JPS6231254Y2 (ja)
JP2510156Y2 (ja) 深さ調整装置付回転工具

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960917

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071121

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091121

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101121

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101121

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121121

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131121

Year of fee payment: 17

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees