JP2987982B2 - 連続ねじ締め機 - Google Patents

連続ねじ締め機

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JP2987982B2
JP2987982B2 JP3079825A JP7982591A JP2987982B2 JP 2987982 B2 JP2987982 B2 JP 2987982B2 JP 3079825 A JP3079825 A JP 3079825A JP 7982591 A JP7982591 A JP 7982591A JP 2987982 B2 JP2987982 B2 JP 2987982B2
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screw
head
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tool body
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隆雄 田辺
詔一 坂本
由喜夫 照沼
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Koki Holdings Co Ltd
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Hitachi Koki Co Ltd
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連続ねじ締め機に係り、
さらに詳細には、帯状のねじ連結部材(ねじ連結帯)に
あらかじめ植え込まれている多数のねじを順次締め付け
る工具として用いられる、連続ねじ締め機の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、連続ねじ締め機は、図4に示すご
とく、工具本体30の先端に、カップリング31を介し
てねじ締めアタッチメント32が取り付けられている。
【0003】そして、前記ねじ締めアタッチメント32
を構成するケーシング32aの先端には、ねじ送り機構
を装着したヘッド32bが摺動可能で、しかもケーシン
グ32aの先端から常時突出するように配設されてい
る。また、ヘッド32bの一往復動作毎に、あらかじめ
多数のねじ(一列状のねじ)を植え込んだ合成樹脂製の
ねじ連結帯(図示せず)を順次ヘッド32bの所定位置
に送り出す動作をおこなうよう構成されている。
【0004】以上の構成において、相手部材である被加
工物に対しねじを締め付けるには、工具本体30に内蔵
されている電動機を回転させ、ヘッド32bの先端を
加工物に当てて、工具本体30を押し付ける。
【0005】これにより、摺動可能なヘッド32bは後
退し、ヘッド32bが一定距離後退すると、ビット33
の先端十字部とねじ連結帯に植え込んであるねじ(ねじ
締めされるべきねじ)の頭部十字穴とが係合し、クラッ
チを介し電動機によって駆動されるビット33の回転に
より、ねじ連結帯の一部が破られ、前記ねじがねじ締付
部材に締め付けられてヘッド32bの後退量を規制する
係止部材(図示せず)の先端とヘッド32bの後端とが
当接し、ねじの締付けが完了する。
【0006】他方、ヘッド32bの先端をねじ締付部材
から離すことにより、ヘッド32bは初期位置に復帰
し、次のねじ送り動作に備える。
【0007】なお、この種工具に関する従来技術は、た
とえば米国特許第4059034号明細書に開示されて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したご
とき連続ねじ締め機を用いて数多くのねじ締め作業をお
こなう場合、従来、次のような不具合を生じていた。
【0009】(1)石膏ボードを天井に取り付ける上向
きねじ締め作業時、石膏ボードから出る粉塵がケーシン
グ32aとヘッド32b間の摺動部に入り込み、ヘッド
32bの摺動々作が悪くなり、連続ねじ締め機の基本動
作が損なわれる。
【0010】(2)工具本体30の先端に、カップリン
グ31を介し、ねじ締めアタッチメント32が直列状に
取り付けられているため、どうしてもねじ締め機全体の
長さが長くなり、したがってねじ締め作業時、ヘッド3
2bの先端が振れて、ケーシング32aの先端に偏心荷
重が作用し、ひいてはケーシング32aの先端が変形
し、これまたヘッド32bの摺動々作が悪くなる。
【0011】本発明の目的は、前記した従来技術の欠点
をなくし、ねじ送り機構を装着したヘッドの摺動作を
従来よりも長期にわたって安定的におこなわしめ、ひい
てはこの種工具の基本性能ともいうべきねじ締め作業を
従来よりも長期にわたって確実におこなうことのでき
る、改良された連続ねじ締め機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】冷却ファンを具備する電
動機と、電動機の動力を伝達する動力伝達機構部と、動
力伝達機構部及び電動機を収容する工具本体とを有し、
更に工具本体に係合するケーシングと、ケーシングに沿
って移動可能で且つ付勢部材により常にケーシングの先
端から突出しているヘッドと、ヘッドの軸方向移動によ
りねじ連結帯に植設されている複数のねじを順次所定の
位置まで移送するねじ送り機構とを有するねじ締めアタ
ッチメントとを備えた連続ねじ締め機において、電動機
とケーシングを並設すると共に、冷却ファンによる冷却
風がねじ締めアタッチメント内に導入されるよう工具本
体とねじ締めアタッチメントを連通する連通口を設ける
ことにより達成される。
【0013】
【作用】上述したように冷却ファンの回転によって生じ
る冷却風をねじ締めアタッチメントのケーシング内に通
風する手段として開口部である連通口を設けることで、
石膏ボードを天井に取り付ける上向き作業時に石膏ボ−
ドから発生する粉塵がケーシングとヘッドの摺動部に入
り込んでも上記冷却風によって摺動部から飛散させるこ
とができるため、ヘッドの基本動作が損なわれることな
く常に良好な摺動 動作を行えるよう作用する。
【0014】更にねじ締め機の全長を短くすることがで
きることで、ねじ締め作業時にヘッドの先端が振れケー
シングの先端に偏心荷重がかかりケーシングの先端が変
形してしまうこと抑えることができるため、上記同様に
ヘッドの基本動作が損なわれることなく常に良好な摺動
動作を行えるよう作用する。
【0015】
【実施例】以下、本実施例を図1〜図3に基づいて説明
する。図1は本実施例における連続ねじ締め機の全体構
成を示す一部縦断側面図、図2は図1の平面図、図3は
ねじ送り機構を有するヘッド5及びケーシング4から成
るねじ締めアタッチメント3の動作状態示す一部省略縦
断側面図である。1は後述する電動機9及び動力伝達機
構部等を収容する工具本体、2は工具本体1の電動機
部、3は電動機部2の上部、即ち工具本体1の凹所に装
着部を介して取り付けられたねじ締めアタッチメントで
あり、ねじ締めアタッチメント3を構成するケーシング
4の先端には、ねじ送り機構を装着したヘッド5が、
勢部材であるスプリング6を介して摺動可能で、しかも
ケーシング4の先端から常時突出するように配設されて
いる。なお、ねじ締めアタッチメント3のねじ送り機構
は、ヘッド5の一往復動作毎に、数のねじ8が
え込まれている合成樹脂製のねじ連結帯7を順次ヘッド
5の所定位置に移送している。9は先端に冷却ファン1
及び後端に動力伝達機構部である歯車11を有する電
動機、12は電動機9の回転駆動力を伝える変速歯車1
3の端部に傾斜爪部を有する爪付き変速歯車、14は爪
付き変速歯車12の爪部と係合する爪部を一端に有し、
他端にビット15を装着し、かつ内周を前記爪付き変速
歯車12、外周をメタル16によって回転可能に支持さ
れ、さらに爪付き変速歯車12の回転駆動力をばね17
の押圧によって常時ビット15に伝達するソケットであ
る。また、冷却ファン10の上方に位置する電動機部2
の上面及びケーシング4の下面には開口部である連通口
18が設けられており、またケーシング4の先端と後端
とは、それぞれねじ19,20を介して工具本体1の電
動機部2に取り付けられており、さらにケーシング4の
後端には、ヘッド5の後退量を規制する係止部材21
が、ビット15の軸線上に配設されている。
【0016】次に図3を用いて被加工物22に上述した
連続ねじ締め機でねじ連結帯7に植設されているねじ
8,8′を締め付ける動作状態を説明する。まず、電動
機9を回転駆動しヘッド5の先端を被加工物22突き当
て工具本体1を被加工物22側に押し付ける。これによ
り、ヘッド5がスプリング6の付勢力に抗してケーシン
グ4内を後退し始め一定距離後退すると、ビット15の
先端十字部とねじ連結帯7のねじ8〔ねじ締めされるべ
きねじ(図3の符号8′参照)〕の頭部十字穴とが係合
し、電動機9によって駆動されるビット15の回転によ
りねじ連結帯7の一部が破られ、被加工物22に対する
上記ねじ8′の締め付けが始まり、ヘッド5の後退量を
規制する係止部材21の先端とヘッド5の後端とが当接
た所で締め付けが完了する。なお、爪付き変速歯車1
2の爪部と係合するソケット14の爪部は、ビット15
に一定以上の荷重がかかると爪傾斜部分の分力で離脱す
る。その後、ヘッド5の先端を被加工物22から離す
ヘッド5が上記スプリング6付勢力によって初期位置に
復帰するため、上述した同様の手順でねじ8を被加工物
22に締め付けていくことができる
【0017】上述した連続ねじ締め機には、図1及び図
2に示すように冷却ファン10による冷却風がねじ締め
アタッチメント3内を通風するよう工具本体1とねじ締
めアタッチメント3とを連通する連通口18が設けられ
ている。また、この連通口18は、冷却ファン10の配
されている電動機9の回転軸に対して放射方向に位置す
る工具本体1及びねじ締めアタッチメント3の各部位に
設けられており、これにより例えば石膏ボードを天井に
取り付ける上向き作業時に石膏ボードから発生する粉塵
がケーシングとヘッドの摺動部に入り込んできても上記
冷却風によって摺動部から飛散させることができるの
で、良好な摺動動作を確実に得ることができる。更に電
動機部2の上部、即ち工具本体1の凹所にねじ締めアタ
ッチメント3を配した上で、上述した位置に開口部18
を有する構成であることから、摺動動作に優れた全長の
短いねじ締め機を提供することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、電動機とケーシングを
並設すると共に、冷却ファンによる冷却風がねじ締めア
タッチメント内に導入されるよう工具本体とねじ締めア
タッチメントを連通する連通口を設けることで、ヘッド
とケーシング間における摺動性の向上を図ることがで
き、更にこの種工具の全長を短くすることでコンパクト
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になる連続ねじ締め機の全体構成を示
す一部縦断面図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 本発明になる連続ねじ締め機の送り機構を有
するヘッド及びケーシングから成るねじ締めアタッチメ
ントの動作状態示す一部省略縦断側面図である。
【図4】 従来連続ねじ締め機の全体構成を示す一部
縦断面図である。
【符号の説明】
工具本体、2電動機部、3ねじ締めアタッチメ
ント、4ケーシングヘッド、6はスプリング、
ねじ連結帯、8ねじ、9電動機、10冷却フ
ァン、18は連通口である
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B25B 23/04 B25B 21/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却ファンを具備する電動機と、該電動
    機の動力を伝達する動力伝達機構部と、該動力伝達機構
    部及び前記電動機を収容する工具本体とを有し、更に該
    工具本体に係合するケーシングと、該ケーシングに沿っ
    て移動可能で且つ付勢部材により常に該ケーシングの先
    端から突出しているヘッドと、該ヘッドの軸方向移動に
    よりねじ連結帯に植設されている複数のねじを順次所定
    の位置まで移送するねじ送り機構とを有するねじ締めア
    タッチメントとを備えた連続ねじ締め機において、前記
    電動機と前記ケーシングを並設すると共に、前記冷却フ
    ァンによる冷却風が前記ねじ締めアタッチメント内に導
    入されるよう前記工具本体と前記ねじ締めアタッチメン
    トを連通する連通口を設けることを特徴とした連続ねじ
    締め機。
  2. 【請求項2】 前記連通口は、前記冷却ファンの配され
    ている前記電動機の回転軸に対して放射方向に位置する
    ことを特徴とした請求項1記載の連続ねじ締め機。
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