JP2513620Y2 - インパクト工具 - Google Patents

インパクト工具

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JP2513620Y2
JP2513620Y2 JP1990023803U JP2380390U JP2513620Y2 JP 2513620 Y2 JP2513620 Y2 JP 2513620Y2 JP 1990023803 U JP1990023803 U JP 1990023803U JP 2380390 U JP2380390 U JP 2380390U JP 2513620 Y2 JP2513620 Y2 JP 2513620Y2
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JP
Japan
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hammer
anvil
spindle
impact tool
rotated
Prior art date
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JP1990023803U
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English (en)
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JPH03113764U (ja
Inventor
隆雄 田辺
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案はインパクトレンチ、インパクトドライバのよ
うに打撃機構を有するインパクト工具の打撃停止機構に
関するものである。
〔考案の背景〕
インパクト工具は、ある一定以上の大きな力が負荷さ
れた場合に内蔵している打撃機構が作動し、アンビルに
打撃を与える構成になっていた。このため、ボルト締
め、ビス締め作業時に作業者の手に加わる工具からの反
力を小さくすることができた。しかし、作業によって
は、打撃機構を働かさずにドリルとして使用したい場合
があるのにも係らず、前述したようにある一定以上の大
きな力が負荷された場合に打撃機構が作動してしまう構
成になっているので、必要以上の打撃動作を有し、結果
的に打撃音の発生を伴っていた。特に、住宅密集地で作
業すると、打撃音によるクレームが問題になる場合があ
るため、打撃動作を必要最小限に抑える必要があった。
〔考案の目的〕 本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、
作業効率の向上を図ることである。
〔考案の概要〕
本考案はインパクト工具の打撃機構がハンマの後退す
る動作を伴うことに着目し、ハンマの後退する動作を規
制部材で規制することで打撃動作を抑止するよう工夫し
たものである。
〔考案の実施例〕
本考案による実施例を第1図及び第2図に示す。第1
図は本考案による打撃停止機構を設けた要部断面側面図
である。図においてモータ(図示せず)からの回転は減
速部(図示せず)を介してスピンドル1に伝達される。
スピンドル1にはスピンドルカム2が形成され、スピン
ドル1と回転自在に取り付けられているハンマ3に形成
されたハンマカム4とスチールボール5を介してスプリ
ング6によりA方向に付勢されている。ハンマ3にはハ
ンマ爪7が具備されており、アンビル8に具備されたア
ンビル爪9とを係合している。
上記構成による動作を説明する。駆動部の回転はスピ
ンドル1に伝わりカム機構を介してハンマ3に伝わる。
ハンマ3に具備されたハンマ爪7がアンビル爪9と結合
するとこの部分を介して回転がアンビル8に伝わり、ビ
ス等(図示せず)を回していく。ビスが締まり、負荷が
大きくなるとハンマ3とスピンドル1は相対回転し、カ
ムのリードに沿ってハンマ3はB方向にバックし、スプ
リング6を圧縮していく。ハンマ爪7とアンビル爪9の
係合が外れ、ハンマ爪7がアンビル爪9を乗り越える
と、スプリング6の復元力によりハンマ3はカムのリー
ドに沿ってA方向に前進し、次のアンビル爪9と衝動的
に結合し、ビス等をさらに締めていく。このようにハン
マ3は回転運動と共に軸方向に往復運動を繰り返す動作
をする。スピンドル1等を保持、保護するギヤケース10
にはスチールボール11を回転自在に保持している規制部
材であるアーム12が穴16を中心として回転自在に取り付
けられており、アーム12を外部から回転できるようバー
13をネジ17でアーム12に固定してある。尚、アーム12が
所定の位置に固定できるようにギヤケース10に突起14を
設け、前記突起14にバーに設けられた溝15が入いるよう
にしてある。
バー13の位置が第1図のようにスチールボール11がハン
マ3と当接しない位置ですと、ハンマ3の後退量は規制
されないので打撃動作が可能となる。第2図のようにバ
ー13を90°回転させ、スチールボール11をハンマ3に当
接させると、ハンマ3は後退することができないのでス
ピンドル1の回転はスチールボール1を介してハンマ
3、アンビル8に直接伝達され、衆知のドリルと同様な
機能となる。
このようにバー13の位置を変えることにより、従来の
インパクト工具からドリルに変換できるようになった。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ハマンの軸方向移動を制限すること
でアンビルとハンマとを解離不能とし、ハンマの軸方向
移動の制限を解除することでアンビルとハンマとの係合
を解離可能とする規制部材を備えたので、作業状況に応
じて容易に動作の切換を行うことができ、結果的に作業
効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案によるインパクトレンチ、又
はインパクトドライバの打撃停止機構を設けた要部断面
側面図である。 図において、1はスピンドル、2はスピンドルカム、3
はハンマ、4はハンマカム、5はスチールボール、6は
スプリング、7はハンマ爪、8はアンビル、9はアンビ
ル爪、10はギヤケース、11はスチールボール、12はアー
ム、13はバー、14は突起、15は溝である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータによって回転されるスピンドルと、
    該スピンドルにより回転され且つ軸方向に移動可能なハ
    ンマと、該ハンマによって回転及び打撃の与えられるア
    ンビルと、該アンビル側に該ハンマを常に付勢している
    スプリングとを備えたインパクト工具において、前記ハ
    ンマの軸方向移動を制限することで前記アンビルと前記
    ハンマとを解離不能とし、前記ハンマの軸方向移動の制
    限を解除することで前記アンビルと前記ハンマとの係合
    を解離可能とする規制部材を備えたことを特徴とするイ
    ンパクト工具。
JP1990023803U 1990-03-09 1990-03-09 インパクト工具 Expired - Lifetime JP2513620Y2 (ja)

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