JP2582995Y2 - 車両用回転シート - Google Patents

車両用回転シート

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JP2582995Y2
JP2582995Y2 JP1012793U JP1012793U JP2582995Y2 JP 2582995 Y2 JP2582995 Y2 JP 2582995Y2 JP 1012793 U JP1012793 U JP 1012793U JP 1012793 U JP1012793 U JP 1012793U JP 2582995 Y2 JP2582995 Y2 JP 2582995Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用回転シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両用シートの一形式として図6に示す
ように、リング状の段部11aを有しシート本体Sを設
置して固定したアッパプレート11と、車体フロアに固
定したロアプレート12及びロアプレート12にボルト
13で固定したフランジ付きフレーム14を備え、リン
グ状の段部11aをフレーム14のフランジ部14aに
摺動可能に嵌合させることによりアッパプレート11を
ロアプレート12に車体フロアに沿って回転可能に組付
け、リング状の段部11aの内周端に形成したインナー
ギヤ11bに噛合するピニオンギヤ15とモータ16及
びピニオンギヤ15とモータ16を連結する減速機構1
7を一体に設けて成る駆動ユニット18をロアプレート
12に固定し、モータ16によりアッパプレート11と
ともにシート本体Sを回転させるように構成した車両用
回転シートが実用に供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来の回転シ
ートにおいては、シート本体Sの回転をロックするのに
主として減速機構17を構成するギヤ列間の摩擦抵抗を
利用している。このため、モータ16を駆動すればロッ
クが解除され、モータ16を停止すればロックされる。
従って、ロックしたりロックを解除するのにレバー操作
等の面倒な操作を要しないという利点がある。しかしな
がら、大きなロック荷重を得るには減速機構17やモー
タ26を大型にしなければならない。
【0004】本考案はかかる問題点に鑑み、面倒なロッ
ク操作を要せず、かつ減速機構やモータの大型化を来す
ことなくシート本体を確実にロックできる車両用回転シ
ートを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案はシート本体が設
置されるアッパプレートを車体フロアに固定したロアプ
レートに車体フロアに沿って回転可能に組付け、アッパ
プレートに一体に設けたギヤに噛合するピニオンギヤと
モータ及びピニオンギヤとモータを連結する減速機構を
一体に設けて成る駆動ユニットを前記ロアプレートに取
付けた車両用回転シートにおいて、前記駆動ユニットを
前記ピニオンギヤの回転中心を支点にして回動可能に前
記ロアプレートに取付け、前記ロアプレートにロックバ
ーを進退可能に組付けるとともに同バーのストローク量
を制限するストッパ部材を設け、かつ前記ロックバーを
前記駆動ユニットにその回動動作に連動して進退し、前
記アッパプレートが前記ロアプレートに対して所定の原
位置にあるときストローク端まで前進して前記アッパプ
レートに固定したロックブラケットに係合するように連
結したことを特徴とする。
【0006】
【考案の作用・効果】上記した構成によれば、アッパプ
レートがロアプレートに対して所定の原位置にあると
き、ロックバーがロックブラケットに係合してアッパプ
レート及び同プレートに設置したシート本体の回転がロ
ックされる。
【0007】原位置からアッパプレートとシート本体を
回転さるべくモータによりピニオンギヤを一方向へ回転
させると、当初ロックバーがロックブラケットに係合し
てアッパプレートの回転がロックされているため、ロア
プレートに組付けた駆動ユニットがアッパプレートのギ
ヤと噛合しているピニオンギヤの回転中心を支点として
他方向へ回動し、これに伴い駆動ユニットに連結したロ
ックバーが後退してロックブラケットから離脱するの
で、アッパプレートのロックが解除される。ロックバー
がストッパ部材によって規制されるストローク端まで後
退すると、駆動ユニットの他方向への回動も規制される
ので、それ以降、ピニオンギヤによりアッパプレートが
駆動され、シート本体が回転する。
【0008】本考案に係る車両用回転シートは、ロック
バーとロックブラケットの係合によりシート本体を所定
の原位置にロックできるので、大荷重に耐えることがで
き、安全性が大きく向上する。また、モータの駆動に連
動してロックバーが作動するのでロック操作がきわめて
簡単、容易である。
【0009】
【実施例】以下に本考案を図面に基づき説明するに、図
1、図2及び図3には本考案の一実施例に係る車両用回
転シートが示されている。当該回転シートはシート本体
Sを設置して固定したアッパプレート20と、車体フロ
アに固定したロアプレート30及びロアプレート30に
取付けられた駆動ユニット40を備えている。アッパプ
レート20にはリング状の段部20aが形成されるとと
もに段部20aの内周端面にインナーギヤ20bが形成
されている。アッパプレート20はこの段部20aに嵌
合するフランジ部31aを有するフレーム31をボルト
32でロアプレート30に固着することにより車体フロ
アに沿って回転可能にロアプレート30に組付けられて
いる。
【0010】駆動ユニット40はアッパプレート20の
インナーギヤ20bと噛合するピニオンギヤ41、モー
タ42及び両者を連結する減速機構43を一体に結合し
て構成されている。ピニオンギヤ41のシャフト44は
ロアプレート30に溶接したブラケット33とフレーム
31に一体に設けたブラケット31bに回転可能に組付
けられているので、駆動ユニット40全体がピニオンギ
ヤ41のシャフト44を支点にして回動可能となってい
る。
【0011】ロアプレート30にはガイドブラケット3
4によりロックバー35が進退可能に組付けられ、同バ
ー35の後端部は駆動ユニットに一体に設けたブラケッ
ト45にピン36で連結されている。また、このピン3
6によりレバー37が回動可能にロックバー35に連結
され、レバー37に立設したストッパピン38がロアプ
レート30に形成したガイド溝39に摺動可能に嵌合し
ている。ガイド溝39はロックバー35と略平行に延び
る第1ガイド溝39aと、この第1ガイド溝39aの後
端から略直角に折れ曲がった第2ガイド溝39bを連通
して構成したL字形状を有する。第1ガイド溝39aは
ロックバー35の後退ストローク端を規制するために設
けられており、ロックバー35はストッパピン38が第
1ガイド溝39aの後端に当接するまで後退する。ま
た、第2ガイド溝39bはロックバー35を後退ストロ
ーク端に保持するために設けられており、レバー37は
ストッパピン38が第1ガイド溝39aの後端に当接し
たとき第2ガイド溝39bに進入するようにスプリング
46により所定方向へ付勢されている。一方、アッパプ
レート20の裏面には第2ガイド溝39bに進入してい
るストッパピン38を第1ガイド溝39aへ押し戻すた
めのカムブロック21が固定されている。
【0012】ロックバー35は駆動ユニットにその回動
動作に連動して進退するとともに、図2に示すように、
アッパプレート20がロアプレート30に対して所定の
原位置にあるときストローク端まで前進してアッパプレ
ート20の裏面に溶接して固定したロックブラケット2
2に係合するように連結されている。アッパプレート2
0の原位置として、本実施例においてはアッパプレート
20に設置したシート本体Sが車両の進行方向を向くよ
うに設定されている。また、原位置においてロックバー
35がさらに前進するのを規制するため、インナーギヤ
20bの始端に突起20cが連設されている。原位置に
おいてピニオンギヤ41がこの突起20cに当接するこ
とにより駆動ユニット40の回動が規制されるので、駆
動ユニット40に連結したロックバー35も前進動作が
規制される。このようにして、ロックバー35は突起2
0cにより前進ストローク端が規制され、第1ガイド溝
の39aの後端にストッパピン38が当接することによ
り後退ストローク端が規制され、これによりストローク
量が制限されている。
【0013】本実施例は以上の構成からなり、次にその
作動を図2、図4及び図5を参照して説明する。図2は
アッパプレート20がロアプレート30に対して原位置
にある状態を示している。このときロックバー35はピ
ニオンギヤ41が突起に当接して規制されるストローク
端まで前進してロックブラケット22に係合し、これに
よりアッパプレート20はロアプレート30に対し原位
置にロックされている。
【0014】シート本体Sを回転させるべくモータ42
に通電してピニオンギヤ41を矢印C方向へ回転させる
と、当初ロックバー35がロックブラケット22に係合
してアッパプレート20の回転がロックされているた
め、インナーギヤ20aからピニオンギヤ41に作用す
る力により駆動ユニット40がピン44を支点として矢
印C方向へ回動し、これに伴い、図4に示すようにロッ
クバー35はストッパピン38が第1ガイド溝39aの
後端に当接するまで後退してロックブラケット22から
離脱し、アッパプレート20のロックが解除される。
【0015】ストッパピン38が第1ガイド溝39aの
後端に当接すると、スプリング46によりレバー37が
回動し、ストッパピン38は第2ガイド溝39bに進入
する。これによりロックバー35は後退ストローク端に
保持されるとともに、駆動ユニット40のC方向への回
動が阻止される。引き続きピニオンギヤ41が回転する
と、図5に示すようにアッパプレートがC方向とは逆の
D方向へ回転し、シート本体Sも回転する。
【0016】シート本体Sを原位置に戻すには、モータ
42を逆転駆動する。モータ42の逆転によりピニオン
ギヤがC方向へ回転し、アッパプレート20も同方向へ
回転する。図4に示すように、アッパプレート20が原
位置まで復帰すると、カムブロック21が第2ガイド溝
39bに進入しているストッパピン38に摺接して同ピ
ン38を第1ガイド溝39aへと押し戻す。これによ
り、駆動ユニット40は回動可能となり、インナーギヤ
20bからピニオンギヤ41へ作用する力によりD方向
へ回動するので、図2に示すようにロックバー35が前
進してロックブラケット22に係合する。
【0017】このように本実施例によれば、ロックバー
35とロックブラケット22の係合によりシート本体S
を原位置にロックできるので、大荷重に耐えることがで
き、安全性が大きく向上する。また、モータ41の駆動
に連動してロックバー35が作動するので、ロック及び
ロック解除に格別の操作が不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係る車両用回転シートを
示す分解斜視図である。
【図2】 同回転シートの主要部を示す平面図である。
【図3】 同回転シートの主要部を示す一部破断側面図
である。
【図4】 同回転シートの主要部の作動を説明する平面
図である。
【図5】 同回転シートの主要部の作動を説明する平面
図である。
【図6】 従来の車両用回転シートを示す分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
20…アッパプレート、20a…段部、20b…インナ
ーギヤ、20c…突起、21…カムブロック、22…ロ
ックブラケット、30…ロアプレート、31…フレー
ム、31a…フランジ、32…ボルト、33…ブラケッ
ト、34…ガイドブラケット、35…ロックバー、36
…ピン、37…レバー、38…ストッパピン、39…ガ
イド溝、39a…第1ガイド溝、39b…第2ガイド
溝、40…駆動ユニット、41…ピニオンギヤ、42…
モータ、43…減速機構、44…シャフト、45…ブラ
ケット、46…スプリング、S…シート本体。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート本体が設置されるアッパプレート
    を車体フロアに固定したロアプレートに車体フロアに沿
    って回転可能に組付け、アッパプレートに一体に設けた
    ギヤに噛合するピニオンギヤとモータ及びピニオンギヤ
    とモータを連結する減速機構を一体に設けて成る駆動ユ
    ニットを前記ロアプレートに取付けた車両用回転シート
    において、前記駆動ユニットを前記ピニオンギヤの回転
    中心を支点にして回動可能に前記ロアプレートに取付
    け、前記ロアプレートにロックバーを進退可能に組付け
    るとともに同バーのストローク量を制限するストッパ部
    材を設け、かつ前記ロックバーを前記駆動ユニットにそ
    の回動動作に連動して進退し、前記アッパプレートが前
    記ロアプレートに対して所定の回転位置にあるときスト
    ローク端まで前進して前記アッパプレートに固定したロ
    ックブラケットに係合するように連結したことを特徴と
    する車両用回転シート。
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KR102435303B1 (ko) * 2021-03-18 2022-08-24 이원컴포텍 주식회사 스위블 장치
KR102529801B1 (ko) * 2021-09-30 2023-05-09 주식회사 다스 스위블 시트의 파워 구동장치
US20230286419A1 (en) * 2022-03-09 2023-09-14 Fisher & Company, Incorporated Seat swivel assembly with locking pin
WO2024010013A1 (ja) * 2022-07-06 2024-01-11 テイ・エス テック株式会社 回転装置及びその製造方法

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