JP2582941B2 - 電気機器の盗難防止装置 - Google Patents

電気機器の盗難防止装置

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JP2582941B2
JP2582941B2 JP2415614A JP41561490A JP2582941B2 JP 2582941 B2 JP2582941 B2 JP 2582941B2 JP 2415614 A JP2415614 A JP 2415614A JP 41561490 A JP41561490 A JP 41561490A JP 2582941 B2 JP2582941 B2 JP 2582941B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気機器の盗難防止装置
に係り、とくにカーオーディオ装置、TV装置、ビデオ
装置等でリモコン操作の可能な電気機器の盗難防止装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】運転者が車両から離れている間に賊にカ
ーオーディオ装置が盗難されるのを防止するための盗難
防止装置(アンチセフトシステム)がある。
【0003】従来の盗難防止装置は、予めカーオーディ
オ装置をACC電源とは別系統でカーバッテリ(+B電
源)と接続しておき、運転者がエンジンキーをオフし、
ACC電源がオフした後の+B電源の切断の有無を電源
切断センサ回路で監視し、賊がカーオーディオ装置を車
両から外したことにより+B電源の切断が検出されたと
き、カーオーディオ装置のマイコンが例えばメモリ(R
AM)に電源切断を示すフラグを立てる。
【0004】その後、賊がカーオーディオ装置を持ち帰
ったあと、カーオーディオ装置を+B電源やACC電源
と接続し、電源オン操作をしたとき、マイコンはまずメ
モリに電源切断を示すフラグが立っているか判断する。
電源切断フラグが立っていないときは通常のプログラム
処理を実行して正常な動作状態となるが、電源切断フラ
グが立っているときは通常のプログラム処理の実行を停
止し、正常な動作をしない。
【0005】このように、賊が盗難防止装置付のカーオ
ーディオ装置を盗んでも用をなさないようにして盗み出
しの意欲を削ぎ、盗難を未然に防止するようにしてい
る。
【0006】けれども、上記した従来の盗難防止装置で
は、+B電源の切断後にマイコンが所定の処理を行える
ようにするため、予めカーオーディオ装置に乾電池式の
バックアップ電源回路を設けておかなければならず、電
源切断センサ回路と合わせて装置にスペース上の負担が
掛かり、また、カーオーディオ装置を持ち帰った賊がバ
ックアップ電源回路を切断するとメモリのフラグデータ
が消えてしまうので、正常な動作を禁止できなくなって
しまう問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上から本発明の目的
は、電気機器のスペース上の負担が少なく、賊が電気機
器を盗んでも正常に動作させることの困難な電気機器の
盗難防止装置を提供するこである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明の1つ
においては、手元操作器でのリモコン操作に応じた動作
を行う電気機器本体を備え、電気機器本体はリモコン操
作指令を受信する受信手段と、受信したリモコン操作指
令を含む操作指令に従い所定の動作制御を行う制御手段
を含む電気機器の盗難防止装置において、盗難防止リモ
コン操作を行う手元操作器を備え、この手元操作器に、
盗難防止モードのオン/オフ操作とIDコードの設定操
作を行う操作手段と、盗難防止モードのオン/オフ操作
がなされたとき設定IDコードを含む盗難防止モードオ
ン/オフに係るリモコン操作指令を発生するリモコン操
作指令発生手段と、リモコン操作指令を送信する送信手
段とを設けるとともに、電気機器本体に、IDコードの
登録/消去が可能なプログラマブルROMと、盗難防止
モードオンに係るリモコン操作指令を受信すると、該リ
モコン操作指令に含まれるIDコードをプログラマブル
ROMに登録し、盗難防止モードオフに係るリモコン操
作指令を受信すると、該リモコン操作指令に含まれるI
DコードをプログラマブルROMに登録されたIDコー
ドと照合し、一致したときプログラマブルROMの登録
IDコードを消去するIDコード登録/消去手段と、プ
ログラマブルROMにIDコードが登録されていると
き、操作指令に応じた制御手段の制御動作を禁止する制
御禁止手段とを設けたことにより達成される。
【0009】また本発明の他の1つにおいては、盗難防
止リモコン操作を行う手元操作器を通常のリモコン操作
を行う手元操作器と兼用したことにより達成される。
【0010】また本発明の更に他の1つにおいては、制
御手段は、プログラマブルROMにIDコードが登録さ
れるとき電気機器本体の電源をオフし、IDコードが消
去されるとき電源をオンする電源オン・オフするように
したことにより達成される。
【0011】
【作用】本発明の1つによれば、盗難防止リモコン操作
を行う手元操作器でIDコードの設定と盗難防止モード
のオンまたはオフ操作を行うと、設定IDコードを含む
盗難防止モードオンまたはオフに係るリモコン操作指令
を送信する。電気機器本体は、盗難防止モードオンに係
るリモコン操作指令を受信すると、該リモコン操作指令
に含まれるIDコードをプログラマブルROMに登録
し、盗難防止モードオフに係るリモコン操作指令を受信
すると、該リモコン操作指令に含まれるIDコードをプ
ログラマブルROMに登録されたIDコードと照合し、
一致したときプログラマブルROMの登録IDコードを
消去する。そして、プログラマブルROMにIDコード
が登録されているとき、操作指令に応じた制御手段の制
御動作を禁止する。これにより、プログラマブルROM
にIDコードが登録されるとバックアップ電源が遮断さ
れてもIDコードは消えず、その後同一のIDコードが
受信されるまで確実に電機機器の正常動作を阻止するこ
とができるので、電源切断センサ回路に加えて乾電池式
バックアップ電源回路も不要となり、電気機器本体のス
ペースを節約できる。更に、盗難防止操作を行う手元操
作器を電気機器本体とは別の所に保管したり、ユーザが
持ち歩くなどして電気機器本体と一緒に盗まれないよう
にすれば、賊がプログラマブルROMのIDコードを消
去することは不可能となり、若し、一緒に盗まれてもユ
ーザの設定したIDコードを捜し当てることは困難なの
で賊は電気機器を使用することができず、盗難防止効果
が極めて高くなる。
【0012】また本発明の他の1つによれば、手元操作
器で盗難防止操作がなされたとき盗難防止に係るリモコ
ン操作指令を送信し、通常のリモコン操作がなされたと
き通常のリモコン操作指令を送信する。これにより、1
つの手元操作器で盗難防止操作と通常のリモコン操作の
いずれも行うことができ、ユーザが2つの手元操作器を
持ち替えて操作する手間が省け、コストも安価にでき
る。
【0013】また本発明の更に他の1つによれば、プロ
グラマブルROMにIDコードが登録されるとき電気機
器本体の電源をオフし、IDコードが消去されるとき電
源をオンする。これにより、盗難防止モードのオン/オ
フ操作と電源オン/オフ操作を別に行う手間が省ける。
【実施例】図1は本発明に係わるカーオーディオ装置の
構成を示す要部ブロック図である。
【0014】図において、1は通常のリモコン操作と盗
難防止リモコン操作を1つで兼用して行えるようにした
手元操作器である。2は操作部であり、2aは電源のオ
ン/オフ、選局、テープ早送り、巻き戻し等の通常の操
作キー、2bは盗難防止モードオン/オフ操作を行うア
ンチセフトキー、2cはIDコード設定操作キー、3は
マイコン構成のコントローラであり、リモコン操作指令
の発生やリモコン操作指令のパルス位置変調を行う。3
aはリモコン操作指令発生部、3bはIDコード登録
部、3cはパルス位置変調部である。4はリモコン操作
指令の送信部であり、4aはパルス位置変調されたリモ
コン操作指令で4bの赤外線LEDを駆動する駆動回路
である。
【0015】6はリモコン操作と本体操作の可能なチュ
ーナデッキタイプのカーオーディオ装置である。7は受
信部であり、7aは赤外線受光ホトダイオード、7bは
増幅、包絡線検波、波形整形を行う受信回路、8は電源
のオン/オフ、選局、テープ早送り、巻き戻し等の通常
の操作を行う操作部、9はIDコードを登録するための
プログラマブルROM(ここではEEPROMとす
る)、10はラジオ受信部、11はテープ再生部、12
は切り替えスイッチ、13はアンプ、14はACC電源
から所定の直流電圧を作成するメイン安定化電源回路、
15はACC電源とメイン安定化電源回路14の間に設
けられた電源リレースイッチ、16は+B(カーバッテ
リ)電源からバックアップ用の直流電源を作成するサブ
安定化電源回路、17はマイコン構成のシステムコント
ローラであり、17aは受信部7の受信した信号からリ
モコン操作指令を復号する復号部、17bは通常のリモ
コン操作や操作部8の通常操作に従い電源リレースイッ
チ15、ラジオ受信部10、テープ再生部11、切り替
えスイッチ12等に対し所定の制御動作を行う制御部、
17cは盗難防止モードオンに係るリモコン操作指令に
従い、該リモコン操作指令に含まれるIDコードをプロ
グラマブルROM9に登録し、盗難防止モードオフに係
るリモコン操作指令に従い、該リモコン操作指令に含ま
れるIDコードとプログラマブルROM9に登録された
IDコードを照合し、一致したときプログラマブルRO
M9に登録したIDコードを消去するIDコード登録/
消去部、17dはプログラマブルROM9にIDコード
が登録されているとき制御部17bに対し通常の制御動
作を禁止する制御禁止部である。
【0016】18はアンプ13で駆動されるスピーカで
あり、車両所定箇所に設置されている。19はACCを
オン・オフするACCスイッチである。
【0017】なお、この実施例ではプログラマブルRO
M9にIDコードが未登録状態でのアンチセフトキー2
bの押圧を盗難防止モードオン操作として扱い、盗難防
止モードオンに係るリモコン操作指令をその時点での手
元操作器1での設定IDコード自体とし、プログラマブ
ルROM9にIDコードが既登録状態でのアンチセフト
キー2bの押圧を盗難防止モードオフ操作として扱い、
盗難防止モードオフに係るリモコン操作指令をその時点
での手元操作器1での設定ICコード自体とするものと
する。このため、IDコード設定キー2cで任意のID
コードを設定しても通常のリモコン操作指令のコマンド
コードとは一致しないようになっているものとする。
【0018】図2はカーオーディオ装置本体6のシステ
ムコントローラ17の動作を示す流れ図、図3は手元操
作器1のコントローラ3の動作を示す流れ図であり、以
下、これらの図に従って説明する。
【0019】なお、カーオーディオ装置本体6の受信部
7、システムコントローラ17、プログラマブルROM
9には予め+B電源から作成されたバックアップ電圧が
給電されているものとし、また初めプログラマブルRO
M9にはIDコードが未登録状態であるとする。
【0020】運転者がエンジンキーを回してACCスイ
ッチ19をオンしたあと例えば操作部8の電源キーを押
圧して電源オン操作を行うと(電源オン操作はリモコン
操作でも行える)、システムコントローラ17の制御部
17bに操作指令が入力される(ステップ101、10
2)。このとき、制御禁止部17dがプログラマブルR
OM9にIDコードが登録されているか判断する(ステ
ップ103)。ここでは未登録なので制御部17bの制
御動作は禁止せず、制御部17bにより電源リレースイ
ッチ15がオンされてセット各部に直流安定化電圧が供
給される(ステップ104)。次いで、制御部17bは
テープ再生部11にカセットが挿入されていなければ切
り替えスイッチ12をラジオ側に切り替える。この結
果、スピーカ18からラジオ放送が流れる(ステップ1
05、106)。
【0021】この状態で手元操作器1の通常の操作キー
2aを操作して選局操作をすると、コントローラ3が対
応するリモコン操作指令を発生し、パルス位置変調部3
bで変調したあと送信部4へ出力して赤外線送信信号を
送信させる(ステップ201、202)。赤外線送信信
号はカーオーディオ装置本体6の受信部7で受信された
あとシステムコントローラ17の復号部17aで復号さ
れ、制御部17bに送られる。制御部17bは入力した
リモコン操作指令に従いラジオ受信部10に対する選局
制御を行う(ステップ107、108)。運転者がテー
プ再生部11にカセットを挿入すると制御部17bはテ
ープ再生部11をPLAY状態とし、切り替えスイッチ
12をテープ側に切り替える。これによりスピーカ18
からテープ演奏が流れる(ステップ109、110)。
【0022】手元操作器1で通常の操作キー2aを操作
して早送り操作をすると、前述と同様にして対応するリ
モコン操作指令がパルス位置変調されたあと赤外線送信
信号として送信され(ステップ201、202)、カー
オーディオ装置本体6の受信部7で受信されたあとシス
テムコントローラ17の復号部17aで復号されて制御
部17bに入力される。制御部17bはテープ再生部1
1に対し早送り制御を行いテープを早送りさせる(ステ
ップ111、112)。同様に、手元操作器1で巻き戻
し操作を行うと、テープの巻き戻しがなされる。運転者
がカセットを取り出したとき、制御部17bは元のラジ
オ受信状態に戻す(ステップ113、106)。カーオ
ーディオ装置本体6の操作部8で選局等の操作をしたと
きも制御部17bは同様の制御を行う。
【0023】その後、カーオーディオを止めるため運転
者が操作部8の電源キーを押圧すると(電源オフ操作は
リモコン操作でも行える)、制御部17bは電源リレー
スイッチ15をオフして電源をオフする(ステップ11
4、115)。そして、エンジンキーを回しACCスイ
ッチ19をオフさせたとき、+B電源でバックアップさ
れているので受信部7、システムコントローラ17、プ
ログラマブルROM9は通電状態が続く。
【0024】運転者がカーオーディオを盗難防止モード
に設定したいとき、手元操作器1のIDコード設定キー
2cを操作して所定の桁数のIDコードの設定操作を行
う。設定されたIDコードは一旦コントローラ3のID
コード登録部3bに登録される。
【0025】続いて、アンチセフトキー2aを押圧する
と、コントローラ3はIDコード登録部3bに登録され
たIDコードをリモコン操作指令として発生し、パルス
位置変調したあと送信部4へ出力し、赤外線送信信号を
送信させる(ステップ205〜207)。カーオーディ
オ装置本体6のプログラマブルROM9にはIDコード
が未登録なので、送信されたリモコン操作指令は盗難防
止モードオンに係る指令となる。次いで、IDコード登
録部3bはIDコードを抹消する(ステップ208)。
【0026】赤外線送信信号は受信部7で受信されたあ
と、システムコントローラ17の復号部17aで復号さ
れ、IDコード登録/消去部17cに入力される。ID
コード登録/消去部17cはACC電源オフ状態でID
コードを入力するとプログラマブルROM9にIDコー
ドが登録済か判断し(ステップ116〜118)、NO
なので入力したIDコードをプログラマブルROM9に
書き込んで登録する(ステップ119)。これにより、
盗難防止モードがオンしたことになる。
【0027】運転者が車両に戻ったとき、特に異常がな
ければ、エンジンキーを回してACCスイッチ19をオ
ンする前に、盗難防止モードオフ操作を行う。まず、手
元操作器1のIDコード設定キー2cを操作して先に設
定したのと同じIDコードの設定操作を行う。設定され
たIDコードは一旦コントローラ3のIDコード登録部
3bに登録される。
【0028】続いて、アンチセフトキー2aを押圧する
と、コントローラ3はIDコード登録部3bに登録され
たIDコードをリモコン操作指令として発生し、パルス
位置変調したあと送信部4へ出力し、赤外線送信信号を
送信させる(ステップ205、208)。カーオーディ
オ装置本体6のプログラマブルROM9にはIDコード
が既登録なので、送信されたリモコン操作指令は盗難防
止モードオフに係る指令となる。
【0029】赤外線送信信号は受信部7で受信されたあ
と、システムコントローラ17の復号部17aで復号さ
れ、IDコード登録/消去部17cに入力される。ID
コード登録/消去部17cはACC電源がオフ状態でI
Dコードが入力されると、プログラマブルROM9にI
Dコードが登録済か判断し(ステップ117、11
8)、YESなので続いて今回入力したIDコードがプ
ログラマブルROM9に登録されたIDコードと照合し
て一致するか判断する(ステップ120、121)。一
致したときプログラマブルROM9に登録されたIDコ
ードをクリアして消去する(ステップ122)。これに
より、盗難防止モードがオフしたことになり、エンジン
キーを回してACCスイッチ19をオンしたあと電源キ
ーを押圧すれば、前述と同様にセットが正常な作動状態
となる(ステップ101〜104)。ステップ121で
不一致となったときは、IDコード登録/消去部17c
は一定時間待ったあと(ステップ123)、新たなID
コードの入力を受け付けて、IDコードの再照合を行
い、一致したときIDコードを消去する。
【0030】若し、運転者が車両を離れている間に、賊
がカーオーディオ装置本体6を車両から取り外すと、+
B電源が切断し、受信部7、システムコントローラ1
7、プログラマブルROM9はバックアップ電源が切れ
て非動作状態となる。けれどもIDコードが登録された
プログラマブルROM9は不揮発性なのでIDコードが
消去することはない。カーオーディオ装置本体6を盗み
出したあと、賊がカーバッテリやACCと接続し、セッ
トを作動させるため操作部8の電源キーを押圧したと
き、操作指令が制御部17bに入力される(ステップ1
01、102)。このとき制御禁止部17dがプログラ
マブルROM9にIDコードが登録されているか判断し
(ステップ103)、既登録なので制御部17bの制御
動作を禁止する。よって、制御部17bは電源オン制御
をせずセットを非作動状態のままとする。この結果、賊
はセットを使用できない。セットを作動させるために
は、プログラマブルROM9に記録されたIDコードを
消去する必要があるが、手元操作器1を用いる以外は不
可能なので、運転者は手元操作器1を車両の見つけ難い
場所に保管したり、車両から出して持ち歩くことで、容
易にセットを非作動状態に保つことができる。
【0031】賊がカーオーディオ装置本体6とともに手
元操作器1も一緒に盗んだとしても、運転者が設定した
IDコードと同じIDコードを設定して盗難防止モード
オフ操作をしない限りセットを作動せることができず、
賊の設定したIDコードがプログラマブルROM9に登
録されたIDコードと異なるとき、一定時間経たないと
次のIDコードが受け付けられないので、賊が盗難防止
モードをオフさせることは極めて困難である。
【0032】なお、上記した実施例では盗難防止モード
がオンしても特に表示はされないが、カーオーディオ装
置本体に設けた表示部に盗難防止モードオン中の表示を
行って賊にアンチセフト状態に設定されていることのア
ピールをし、盗み出し意欲を削ぐようにしても良い。
【0033】また、通常のリモコン操作を行う手元操作
器とは別に盗難防止モードオン/オフ操作だけ行う専用
の手元操作器を設けるようにしてもよい。この盗難防止
モードオン/オフ操作専用の手元操作器は、図1の手元
操作器に対し通常の操作キーを除く以外はほぼ同様の構
成とすれば良く、運転者が車両を離れるとき盗難防止モ
ードをオンしたあと盗難防止モードオン/オフ操作専用
の手元操作器を持ち出せば、賊は盗難防止モードをオフ
出来なくなる。
【0034】更に、手元操作器の電源キーとアンチセフ
トキーを1つのキーで兼用させ、盗難防止モードオンに
係るリモコン操作指令を受信したときカーオーディオ装
置本体のシステムコントローラのIDコード登録/消去
部がプログラマブルROMにIDコードを登録して盗難
防止モードをオンするとともに制御部が電源リレースイ
ッチをオフし、盗難防止モードオンのリモコン操作指令
を受信するとIDコード登録/消去部が今回入力したI
Dコードと一致していることを条件に、プログラマブル
ROMのIDコードを消去して盗難防止モードをオフす
るとともに制御部が電源リレースイッチをオンするよう
にしてもよい。これにより、盗難防止モードのオン/オ
フ操作と電源オン/オフ操作を別個に行う手間が省け、
手元操作器に搭載するキー数も少なくできる。
【0035】また、上記した実施例では盗難防止モード
オン/オフに係るリモコン操作指令としてIDコードだ
けを送信するようにしたが、IDコードとは別に盗難防
止モードオン/オフに係る固定したコマンドコードを用
意し、該コマンドコード+IDコードをリモコン操作指
令として送信するようにし、カーオーディオ装置本体の
IDコード登録/消去部は盗難防止モードオン/オフに
係るリモコン操作指令(コマンドコード+IDコード)
を入力したときIDコードをプログラマブルROMに登
録したり、プログラマブルROMのIDコードを消去し
たりするようにしてもよい。
【0036】また、本発明はカーオーディオ装置に限ら
ず、TV装置、ビデオ装置、ホームAV装置など他の電
気機器に適用することもできる。
【0037】
【発明の効果】以上本発明の1つによれば、盗難防止リ
モコン操作を行う手元操作器を備え、この手元操作器
に、盗難防止モードのオン/オフ操作とIDコードの設
定操作を行う操作手段と、盗難防止モードのオン/オフ
操作がなされたとき設定IDコードを含む盗難防止モー
ドオン/オフに係るリモコン操作指令を発生するリモコ
ン操作指令発生手段と、リモコン操作指令を送信する送
信手段とを設けるとともに、電気機器本体に、IDコー
ドの登録/消去が可能なプログラマブルROMと、盗難
防止モードオンに係るリモコン操作指令を受信すると、
該リモコン操作指令に含まれるIDコードをプログラマ
ブルROMに登録し、盗難防止モードオフに係るリモコ
ン操作指令を受信すると、該リモコン操作指令に含まれ
るIDコードをプログラマブルROMに登録されたID
コードと照合し、一致したときプログラマブルROMの
登録IDコードを消去するIDコード登録/消去手段
と、プログラマブルROMにIDコードが登録されてい
るとき、操作指令に応じた制御手段の制御動作を禁止す
る制御禁止手段とを設け、盗難防止リモコン操作を行う
手元操作器でIDコードの設定と盗難防止モードのオン
またはオフ操作を行うと、設定IDコードを含む盗難防
止モードオンまたはオフに係るリモコン操作指令を送信
し、電気機器本体は、盗難防止モードオンに係るリモコ
ン操作指令を受信すると、該リモコン操作指令に含まれ
るIDコードをプログラマブルROMに登録するととも
に操作指令に応じた制御動作を禁止し、盗難防止モード
オフに係るリモコン操作指令を受信すると、該リモコン
操作指令に含まれるIDコードをプログラマブルROM
に登録されたIDコードと照合し、一致したときプログ
ラマブルROMの登録IDコードを消去して操作指令に
応じた制御手段の制御動作を許可するように構成したか
ら、プログラマブルROMにIDコードが登録されると
バックアップ電源が遮断されてもIDコードは消えず、
その後同一のIDコードが受信されない限り電気機器の
動作を阻止できるので、電源切断センサ回路に加えて乾
電池式バックアップ電源回路も不要となり、電気機器本
体のスペースを節約できる。更に、盗難防止操作を行う
手元操作器を電気機器本体とは別の所に保管したり、ユ
ーザが持ち歩くなどして一緒に盗まれないようにすれ
ば、賊がプログラマブルROMのIDコードを消去する
ことは不可能となり、若し、盗難防止操作を行う手元操
作器を一緒に盗まれてもユーザの設定したIDコードを
捜し当てることは困難なので賊は電気機器を使用するこ
とができず、盗難防止効果が極めて高くなる。
【0038】また本発明の他の1つによれば、盗難防止
操作を行う手元操作器を通常のリモコン操作用の手元操
作器と兼用し、手元操作器で盗難防止操作がなされたと
き盗難防止用のリモコン操作指令を送信し、通常のリモ
コン操作がなされたとき通常のリモコン操作指令を送信
するように構成したから、1つの手元操作器で盗難防止
操作と通常のリモコン操作のいずれも行うことができ、
ユーザが2つの手元操作器を持ち替えて操作する手間が
省け、コストも安価にできる。
【0039】また本発明の更に他の1つによれば、制御
手段はプログラマブルROMにIDコードが登録される
とき電気機器本体の電源をオフし、IDコードが消去さ
れるとき電源をオンするように構成したから、盗難防止
モードのオン/オフ操作と電源オン/オフ操作を別に行
う手間が省ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるリモコン式カーオー
ディオ装置の要部ブロック図である。
【図2】図1におけるカーオーディオ装置本体のシステ
ムコントローラの動作を示す流れ図である。
【図3】図1における手元操作器のコントローラの動作
を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 手元操作器 2 操作部 3 コントローラ 3a リモコン操作指令発生部 4 送信部 6 カーオーディオ装置本体 7 受信部 9 プログラマブルROM 17 システムコントローラ 17a 復号部 17b 制御部 17c IDコード登録/消去部 17d 制御禁止部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手元操作器でのリモコン操作に応じた動
    作を行う電気機器本体を備え、電気機器本体はリモコン
    操作指令を受信する受信手段と、受信したリモコン操作
    指令を含む操作指令に従い所定の動作制御を行う制御手
    段を含む電気機器の盗難防止装置において、盗難防止リ
    モコン操作を行う手元操作器を備え、この手元操作器
    に、盗難防止モードのオン/オフ操作とIDコードの設
    定操作を行う操作手段と、盗難防止モードのオン/オフ
    操作がなされたとき設定IDコードを含む盗難防止モー
    ドオン/オフに係るリモコン操作指令を発生するリモコ
    ン操作指令発生手段と、リモコン操作指令を送信する送
    信手段とを設けるとともに、電気機器本体に、IDコー
    ドの登録/消去が可能なプログラマブルROMと、盗難
    防止モードオンに係るリモコン操作指令を受信すると、
    該リモコン操作指令に含まれるIDコードをプログラマ
    ブルROMに登録し、盗難防止モードオフに係るリモコ
    ン操作指令を受信すると、該リモコン操作指令に含まれ
    るIDコードをプログラマブルROMに登録されたID
    コードと照合し、一致したときプログラマブルROMの
    登録IDコードを消去するIDコード登録/消去手段
    と、プログラマブルROMにIDコードが登録されてい
    るとき、操作指令に応じた制御手段の制御動作を禁止す
    る制御禁止手段と、を設けたことを特徴とする電気機器
    の盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 盗難防止リモコン操作を行う前記手元操
    作器を通常のリモコン操作用の手元操作器と兼用したこ
    と、を特徴とする請求項1記載の電気機器の盗難防止装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、プログラマブルROM
    にIDコードが登録されるとき電気機器本体の電源をオ
    フし、IDコードが消去されるとき電源をオンするよう
    にしたことを特徴とする請求項1または2記載の電気機
    器の盗難防止装置。
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