JP2582891Y2 - 粉体の付着防止装置 - Google Patents

粉体の付着防止装置

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JP2582891Y2
JP2582891Y2 JP380792U JP380792U JP2582891Y2 JP 2582891 Y2 JP2582891 Y2 JP 2582891Y2 JP 380792 U JP380792 U JP 380792U JP 380792 U JP380792 U JP 380792U JP 2582891 Y2 JP2582891 Y2 JP 2582891Y2
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powder
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hole
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、粉体処理装置、例え
ば、粉体の造粒、乾燥時に使用される流動層造粒乾燥装
置に組込み、内部監視用ガラス窓への粉体の付着を防止
するのに適した粉体の付着防止装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】医薬品或いは食品等の粒体の処理工程を
必要とする分野に於いて、原料粉体の造粒及び乾燥作業
を行う場合、図3に示すような流動層造粒乾燥装置
(A)が使用される。
【0003】この流動層造粒乾燥装置(A)は、図3に
示すように、原料室(2)を形成する第1処理容器(1
a)と、噴霧室(3)を形成する第2処理容器(1b)
と、フィルター室(4)を形成する第3処理容器(1
c)とによって本体(1)を構成している。
【0004】上記各処理容器(1a)(1b)(1c)
は、略円筒状をしており、原料粉体を収納する第1処理
容器(1a)の底面には、多孔盤、金網(5)等が張設
してある。
【0005】また、原料粉体の造粒、乾燥を行う噴霧室
(3)内には、結合剤となるスプレー液を噴霧するため
の噴霧ノズル(6)が配置してある。
【0006】また、フィルター室(4)には、原料粉体
と気流とを濾別するためのバックフィルタ(7)が組込
んであり、原料粉体が外部に飛散しないようにしてあ
る。
【0007】更に、第1処理容器(1a)の底面には、
送気ダクト(8)が接続してあり、第3処理容器(1
c)の上部には、排気ダクト(9)が接続してある。
【0008】上記構成に於いて、第1処理容器(1a)
内に原料粉体を供給した後、送気ダクト(8)を介して
第1処理容器(1a)の底部から本体(1)内に熱風を
吹込み、本体(1)内に流動層を形成する。
【0009】そして、上記流動層によって、第1処理容
器(1a)内に供給した原料粉体を本体(1)内で流動
させ、この状態で、噴霧ノズル(6)から結合剤となる
スプレー液を噴霧する。
【0010】すると、原料粉体は攪拌されながら適度に
凝集し、この結果、所望の粒径を有する造粒物が形成さ
れる。
【0011】上記した流動層造粒乾燥装置(A)には、
第1処理容器(1a)内部の状況、例えば、温度、水分
等を管理、監視するためのセンサが組込まれている。
【0012】ところで、上記センサの第1処理容器(1
a)への組込方法は、一般的に、センサの検出部を第1
処理容器(1a)内に突出させるようにしていた。
【0013】しかし、上記方法を取ると、センサの検出
部が粉体の流動の障害になると同時に、センサの検出部
に粉体が付着し、検出精度が低下する等と言った種々の
問題があった。
【0014】そこで、近年、図4に示す如く、第1処理
容器(1a)の側壁部(1a’)にガラス窓(15)を
有する凹状をした検出部(16)を形成し、このガラス
窓(15)の外側、即ち第1処理容器(1a)の外部に
赤外線センサ等の非接触型のセンサ(B)を配置し、こ
のセンサ(B)によって内部の状況を監視するものが開
発されている。
【0015】尚、図中、(17)は、造粒作業時、第1
処理容器(1a)内を流れる粉体がガラス窓(15)に
付着するのを防止するため、ガラス窓(15)の内方側
に配置したエアーノズルであり、このエアーノズル(1
7)から第1処理容器(1a)内に向けてエアーを噴出
させることにより、凹状の検出部(16)内への粉体の
侵入を防ぎ、ガラス窓(15)に粉体が付着し、センサ
(B)による第1処理容器(1a)内部の監視が疎外さ
れるのを防止するようにしている。
【0016】
【考案が解決しようとする課題】上記した如く、赤外線
センサ等の非接触型のセンサ(B)を用いて第1処理容
器(1a)内の状態を監視すれば、第1処理容器(1
a)内に突起物が形成されるのを防止することはでき
る。
【0017】しかし、検出部(16)のガラス窓(1
5)への粉体付着防止手段として、ガラス窓(15)の
内方側に単にエアーノズル(17)を配置しただけで
は、ガラス窓(15)への粉体の付着を完全に防止でき
ないと同時に、エアーノズル(17)自体がセンサ
(B)による監視の障害になり、センサ(B)の機能を
充分に発揮できないと言った問題があった。
【0018】また、一定の周期でゴム製のハンマーによ
りガラス窓(15)に衝撃を与えたり、或いは、バイブ
レータによって振動を加えることにより、ガラス窓(1
5)への粉体の付着を防止することも考えられるが、こ
の方法を取ると、ガラス窓(15)が破損する危険性が
ある。
【0019】更に、第1処理容器(1a)にガラス窓
(15)を形成すると、第1処理容器(1a)内の湿度
が高く、かつ、処理容器外部が低温といった条件では、
ガラス窓(15)に結露が生じ、これがセンサ(B)に
よる処理容器内部監視の弊害になると言った問題もあっ
た。
【0020】
【課題を解決するための手段】粉体の付着防止装置を、
粉体処理装置の処理容器側壁部に形成した貫通孔と、上
記貫通孔と連通する流体溜りを形成するため、処理容器
内周面側の、上記貫通孔と対向する位置に設置した、略
平板状をしたカバー部材と、貫通孔と連結した状態で処
理容器の外方に向って伸び、かつ、高圧ホースと連通す
る連結管と、流体溜りに供給された高圧流体を、処理容
器の内周面に沿って噴射させるため、カバー部材の少な
くとも一側辺に設けたスリットとによって形成したもの
である。
【0021】
【作用】上記構成からなる粉体の付着防止装置を、流動
層造粒乾燥装置の処理容器側壁部に配置し、この付着防
止装置から処理容器内周面に沿って高圧エアーを噴射さ
せることにより、処理容器に形成したガラス窓への粉体
の付着を防止するものである。
【0022】
【実施例】図1及び図2は、本考案に係る粉体の付着防
止装置を、処理容器内部監視用のガラス窓の側方に配置
し、ガラス窓への粉体の付着を防止した実施例を示すも
のである。
【0023】同図に於いて、(1a)は、流動層造粒乾
燥装置(A)の第1処理容器、(20)は、第1処理容
器(1a)の側壁部(1a’)を切り欠くことにより、
側壁部(1a’)に形成した内部監視用のガラス窓、
(B)は、ガラス窓(20)の外方側に配置した非接触
型のセンサであり、このセンサ(B)により第1処理容
器(1a)の内部を監視するようにしてある。
【0024】尚、上記ガラス窓(20)は、第1処理容
器(1a)の側壁部(1a’)に形成した切り欠き部
(21)と、切り欠き部(21)を覆うようにして、切
り欠き部(21)の外周面に被嵌させたガラス板(2
2)と、ガラス板(22)を切り欠き部(21)に圧着
させるための枠体(23)とによって構成されている。
【0025】(30)は、第1処理容器(1a)内方側
のガラス窓(20)の側方に形成した粉体の付着防止装
置である。
【0026】この粉体の付着防止装置(30)は、ガラ
ス窓(20)の側方に穿設した貫通孔(31)と、第1
処理容器(1a)内方側の貫通孔(31)と対抗する位
置に設置した、略平板状をしたカバー部材(32)と、
処理容器内周面とカバー部材(32)との間に形成され
た、貫通孔(31)と連通する流体溜り(33)とを主
な構成要素としている。
【0027】そして、カバー部材(32)のガラス窓
(20)に沿う側の一側辺に、高圧流体を処理容器内周
面に沿うようにして噴射させるためのスリット(34)
を形成してある。
【0028】また、貫通孔(31)には、処理容器外方
側に向けて伸びる連結管(35)が固設してあり、この
連結管(35)内に高圧ホース(36)の先端を挿入固
定することにより、高圧ホース(36)と流体溜り(3
2)とを連通させている。
【0029】上記構成に於いて、本考案に係る粉体の付
着防止装置(30)を組込んだ流動層造粒乾燥装置
(A)により造粒作業を行う時、貫通孔(31)に接続
した高圧ホース(36)を介して粉体の付着防止装置
(30)の流体溜り(33)内に高圧エアーを供給すれ
ば、高圧エアーはカバー部材(32)に設けたスリット
(34)から第1処理容器(1a)の内周面に沿って噴
射する。
【0030】そして、この高圧エアーの流れにより、ガ
ラス窓(20)のガラス板(22)内周面にエアーカー
テンが形成されるため、ガラス窓(20)に粉体が付着
することはなく、また、万一、ガラス窓(20)の内周
面に粉体が付着しても、この粉体は高圧エアーの流れに
より即座にガラス窓(20)の内周面より吹き飛ばされ
る。
【0031】従って、ガラス窓(20)の外方側に設置
したセンサ(B)による第1処理容器(1a)内の監視
を、常に良好な状態で行うことが可能となる。
【0032】また、ガラス窓(20)の表面に粉体の付
着だけでなく、結露が生じ、これが粉体の付着を助長す
る場合は、高圧エアーを適当温度に加熱した後、粉体の
付着防止装置(30)に供給すれば、ガラス窓(20)
への結露も確実に防止できる。
【0033】上記実施例は、本考案に係る粉体の付着防
止装置(30)を、ガラス窓(20)への粉体の付着防
止のみに使用した例について説明したが、第1処理容器
(1a)の側壁部(1a’)に複数個の粉体の付着防止
装置(30)を適当間隔で配置し、ガラス窓(20)の
側方に位置する粉体の付着防止装置(30)にのみ、切
換えバルブ(図示せず)を介して高圧エアー或いは洗浄
水のいずれかを供給し、それ以外の粉体の付着防止装置
(30)には、洗浄水を供給すれば、粉体の付着防止だ
けでなく、第1処理容器(1a)の内周面の洗浄も行え
る。
【0034】即ち、造粒作業時には、ガラス窓(20)
の側方に位置する粉体の付着防止装置(30)のみに高
圧エアーを供給し、上記した実施例と同様、ガラス窓
(20)への粉体の付着を防止する。
【0035】そして、造粒作業が終了し、この後定期的
に行う第1処理容器(1a)の洗浄時には、切換えバル
ブを操作し、ガラス窓(20)の側方に位置する粉体の
付着防止装置(30)の流体溜り(33)に洗浄水を供
給すると同時に、他の粉体の付着防止装置(30)の流
体溜り(33)にも洗浄水を供給する。
【0036】すると、各粉体の付着防止装置(30)の
スリット(34)から噴射した洗浄水が、第1処理容器
(1a)の内周面に向けて吹き付けられるため、第1処
理容器(1a)の内周面の洗浄が行える。
【0037】尚、上記実施例は、本考案に係る粉体の付
着防止装置を、流動層造粒乾燥装置(A)に組込んだ例
について説明したが、本考案に係る粉体の付着防止装置
(30)を、処理容器内にて粉体の処理を行う他の装置
に組込めば、その装置の処理容器内の監視、洗浄を行え
るのは無論である。
【0038】
【考案の効果】以上説明した如く、本考案に係る粉体の
付着防止装置を、流動層造粒乾燥装置の処理容器内監視
用のガラス窓の側方に設置し、粉体の付着防止装置に高
圧エアーを供給すれば、ガラス窓の内周面にエアーカー
テンを形成でき、ガラス窓への粉体の付着を確実に防止
できる。
【0039】また、高圧エアーを適当な温度に加熱した
後、粉体の付着防止装置に供給すれば、ガラス窓に結露
が生じるのも確実に防止できる。
【0040】また、粉体の付着防止装置を処理容器の側
壁部に適当間隔で配置し、粉体の付着防止装置に高圧エ
アー及び洗浄水を切換えて供給すれば、ガラス窓への粉
体付着防止だけでなく、処理容器内周面の洗浄も自動的
に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る粉体の付着防止装置を、流動層造
粒乾燥装置のガラス窓側方に設置した状態を示す平面断
面図。
【図2】本考案に係る粉体の付着防止装置を、流動層造
粒乾燥装置のガラス窓側方に設置した状態を、処理容器
内周面側から見た正面図。
【図3】流動層造粒乾燥装置の1例を示す側面断面図。
【図4】処理容器に設けたガラス窓への粉体付着防止装
置の従来例を示す平面断面図。
【符号の説明】
A 流動層造粒乾燥装置 B 非接触型のセンサ 1a 第1処理容器 1a’ 処理容器の側壁部 20 ガラス窓 30 粉体の付着防止装置 31 貫通孔 32 カバー部材 33 流体溜り 34 スリット 35 連結管 36 高圧ホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01J 2/16

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体処理装置の処理容器側壁部に形成し
    た貫通孔と、上記貫通孔と連通する流体溜りを形成する
    ため、処理容器内周面側の、上記貫通孔と対向する位置
    に設置した、略平板状をしたカバー部材と、貫通孔と連
    結した状態で処理容器の外方に向って伸び、かつ、高圧
    ホースと連通する連結管と、流体溜りに供給された高圧
    流体を、処理容器の内周面に沿って噴射させるため、カ
    バー部材の少なくとも一側辺に設けたスリットとからな
    ることを特徴とする粉体の付着防止装置。
JP380792U 1992-02-05 1992-02-05 粉体の付着防止装置 Expired - Lifetime JP2582891Y2 (ja)

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JPH0563635U JPH0563635U (ja) 1993-08-24
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JP6482992B2 (ja) * 2015-09-04 2019-03-13 株式会社パウレック 流動層装置
JP6472733B2 (ja) * 2015-09-16 2019-02-20 株式会社パウレック 流動層装置

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