JPH0563635U - 粉体の付着防止装置 - Google Patents

粉体の付着防止装置

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JPH0563635U
JPH0563635U JP380792U JP380792U JPH0563635U JP H0563635 U JPH0563635 U JP H0563635U JP 380792 U JP380792 U JP 380792U JP 380792 U JP380792 U JP 380792U JP H0563635 U JPH0563635 U JP H0563635U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉体処理装置に形成したガラス窓への粉体の
付着を防止するものである。 【構成】 粉体処理装置の処理容器内に高圧流体を噴射
させるための粉体の付着防止装置を形成し、この粉体の
付着防止装置を、粉体処理装置の処理容器側壁部に配置
し、この粉体の付着防止装置から処理容器内周面に沿っ
て高圧エアーを噴射させることにより、処理容器に形成
したガラス窓への粉体の付着を防止するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、粉体処理装置、例えば、粉体の造粒、乾燥時に使用される流動層造 粒乾燥装置に組込み、内部監視用ガラス窓への粉体の付着を防止するのに適した 粉体の付着防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
医薬品或いは食品等の粒体の処理工程を必要とする分野に於いて、原料粉体の 造粒及び乾燥作業を行う場合、図3に示すような流動層造粒乾燥装置(A)が使 用される。
【0003】 この流動層造粒乾燥装置(A)は、図3に示すように、原料室(2)を形成す る第1処理容器(1a)と、噴霧室(3)を形成する第2処理容器(1b)と、 フィルター室(4)を形成する第3処理容器(1c)とによって本体(1)を構 成している。
【0004】 上記各処理容器(1a)(1b)(1c)は、略円筒状をしており、原料粉体 を収納する第1処理容器(1a)の底面には、多孔盤、金網(5)等が張設して ある。
【0005】 また、原料粉体の造粒、乾燥を行う噴霧室(3)内には、結合剤となるスプレ ー液を噴霧するための噴霧ノズル(6)が配置してある。
【0006】 また、フィルター室(4)には、原料粉体と気流とを濾別するためのバックフ ィルタ(7)が組込んであり、原料粉体が外部に飛散しないようにしてある。
【0007】 更に、第1処理容器(1a)の底面には、送気ダクト(8)が接続してあり、 第3処理容器(1c)の上部には、排気ダクト(9)が接続してある。
【0008】 上記構成に於いて、第1処理容器(1a)内に原料粉体を供給した後、送気ダ クト(8)を介して第1処理容器(1a)の底部から本体(1)内に熱風を吹込 み、本体(1)内に流動層を形成する。
【0009】 そして、上記流動層によって、第1処理容器(1a)内に供給した原料粉体を 本体(1)内で流動させ、この状態で、噴霧ノズル(6)から結合剤となるスプ レー液を噴霧する。
【0010】 すると、原料粉体は攪拌されながら適度に凝集し、この結果、所望の粒径を有 する造粒物が形成される。
【0011】 上記した流動層造粒乾燥装置(A)には、第1処理容器(1a)内部の状況、 例えば、温度、水分等を管理、監視するためのセンサが組込まれている。
【0012】 ところで、上記センサの第1処理容器(1a)への組込方法は、一般的に、セ ンサの検出部を第1処理容器(1a)内に突出させるようにしていた。
【0013】 しかし、上記方法を取ると、センサの検出部が粉体の流動の障害になると同時 に、センサの検出部に粉体が付着し、検出精度が低下する等と言った種々の問題 があった。
【0014】 そこで、近年、図4に示す如く、第1処理容器(1a)の側壁部(1a’)に ガラス窓(15)を有する凹状をした検出部(16)を形成し、このガラス窓( 15)の外側、即ち第1処理容器(1a)の外部に赤外線センサ等の非接触型の センサ(B)を配置し、このセンサ(B)によって内部の状況を監視するものが 開発されている。
【0015】 尚、図中、(17)は、造粒作業時、第1処理容器(1a)内を流れる粉体が ガラス窓(15)に付着するのを防止するため、ガラス窓(15)の内方側に配 置したエアーノズルであり、このエアーノズル(17)から第1処理容器(1a )内に向けてエアーを噴出させることにより、凹状の検出部(16)内への粉体 の侵入を防ぎ、ガラス窓(15)に粉体が付着し、センサ(B)による第1処理 容器(1a)内部の監視が疎外されるのを防止するようにしている。
【0016】
【考案が解決しようとする課題】
上記した如く、赤外線センサ等の非接触型のセンサ(B)を用いて第1処理容 器(1a)内の状態を監視すれば、第1処理容器(1a)内に突起物が形成され るのを防止することはできる。
【0017】 しかし、検出部(16)のガラス窓(15)への粉体付着防止手段として、ガ ラス窓(15)の内方側に単にエアーノズル(17)を配置しただけでは、ガラ ス窓(15)への粉体の付着を完全に防止できないと同時に、エアーノズル(1 7)自体がセンサ(B)による監視の障害になり、センサ(B)の機能を充分に 発揮できないと言った問題があった。
【0018】 また、一定の周期でゴム製のハンマーによりガラス窓(15)に衝撃を与えた り、或いは、バイブレータによって振動を加えることにより、ガラス窓(15) への粉体の付着を防止することも考えられるが、この方法を取ると、ガラス窓( 15)が破損する危険性がある。
【0019】 更に、第1処理容器(1a)にガラス窓(15)を形成すると、第1処理容器 (1a)内の湿度が高く、かつ、処理容器外部が低温といった条件では、ガラス 窓(15)に結露が生じ、これがセンサ(B)による処理容器内部監視の弊害に なると言った問題もあった。
【0020】
【課題を解決するための手段】
粉体の付着防止装置を、粉体処理装置の処理容器側壁部に形成した貫通孔と、 上記貫通孔と連通する流体溜りを形成するため、処理容器内周面側の、上記貫通 孔と対向する位置に設置した、略平板状をしたカバー部材と、貫通孔と連結した 状態で処理容器の外方に向って伸び、かつ、高圧ホースと連通する連結管と、流 体溜りに供給された高圧流体を、処理容器の内周面に沿って噴射させるため、カ バー部材の少なくとも一側辺に設けたスリットとによって形成したものである。
【0021】
【作用】
上記構成からなる粉体の付着防止装置を、流動層造粒乾燥装置の処理容器側壁 部に配置し、この付着防止装置から処理容器内周面に沿って高圧エアーを噴射さ せることにより、処理容器に形成したガラス窓への粉体の付着を防止するもので ある。
【0022】
【実施例】
図1及び図2は、本考案に係る粉体の付着防止装置を、処理容器内部監視用の ガラス窓の側方に配置し、ガラス窓への粉体の付着を防止した実施例を示すもの である。
【0023】 同図に於いて、(1a)は、流動層造粒乾燥装置(A)の第1処理容器、(2 0)は、第1処理容器(1a)の側壁部(1a’)を切り欠くことにより、側壁 部(1a’)に形成した内部監視用のガラス窓、(B)は、ガラス窓(20)の 外方側に配置した非接触型のセンサであり、このセンサ(B)により第1処理容 器(1a)の内部を監視するようにしてある。
【0024】 尚、上記ガラス窓(20)は、第1処理容器(1a)の側壁部(1a’)に形 成した切り欠き部(21)と、切り欠き部(21)を覆うようにして、切り欠き 部(21)の外周面に被嵌させたガラス板(22)と、ガラス板(22)を切り 欠き部(21)に圧着させるための枠体(23)とによって構成されている。
【0025】 (30)は、第1処理容器(1a)内方側のガラス窓(20)の側方に形成し た粉体の付着防止装置である。
【0026】 この粉体の付着防止装置(30)は、ガラス窓(20)の側方に穿設した貫通 孔(31)と、第1処理容器(1a)内方側の貫通孔(31)と対抗する位置に 設置した、略平板状をしたカバー部材(32)と、処理容器内周面とカバー部材 (32)との間に形成された、貫通孔(31)と連通する流体溜り(33)とを 主な構成要素としている。
【0027】 そして、カバー部材(32)のガラス窓(20)に沿う側の一側辺に、高圧流 体を処理容器内周面に沿うようにして噴射させるためのスリット(34)を形成 してある。
【0028】 また、貫通孔(31)には、処理容器外方側に向けて伸びる連結管(35)が 固設してあり、この連結管(35)内に高圧ホース(36)の先端を挿入固定す ることにより、高圧ホース(36)と流体溜り(32)とを連通させている。
【0029】 上記構成に於いて、本考案に係る粉体の付着防止装置(30)を組込んだ流動 層造粒乾燥装置(A)により造粒作業を行う時、貫通孔(31)に接続した高圧 ホース(36)を介して粉体の付着防止装置(30)の流体溜り(33)内に高 圧エアーを供給すれば、高圧エアーはカバー部材(32)に設けたスリット(3 4)から第1処理容器(1a)の内周面に沿って噴射する。
【0030】 そして、この高圧エアーの流れにより、ガラス窓(20)のガラス板(22) 内周面にエアーカーテンが形成されるため、ガラス窓(20)に粉体が付着する ことはなく、また、万一、ガラス窓(20)の内周面に粉体が付着しても、この 粉体は高圧エアーの流れにより即座にガラス窓(20)の内周面より吹き飛ばさ れる。
【0031】 従って、ガラス窓(20)の外方側に設置したセンサ(B)による第1処理容 器(1a)内の監視を、常に良好な状態で行うことが可能となる。
【0032】 また、ガラス窓(20)の表面に粉体の付着だけでなく、結露が生じ、これが 粉体の付着を助長する場合は、高圧エアーを適当温度に加熱した後、粉体の付着 防止装置(30)に供給すれば、ガラス窓(20)への結露も確実に防止できる 。
【0033】 上記実施例は、本考案に係る粉体の付着防止装置(30)を、ガラス窓(20 )への粉体の付着防止のみに使用した例について説明したが、第1処理容器(1 a)の側壁部(1a’)に複数個の粉体の付着防止装置(30)を適当間隔で配 置し、ガラス窓(20)の側方に位置する粉体の付着防止装置(30)にのみ、 切換えバルブ(図示せず)を介して高圧エアー或いは洗浄水のいずれかを供給し 、それ以外の粉体の付着防止装置(30)には、洗浄水を供給すれば、粉体の付 着防止だけでなく、第1処理容器(1a)の内周面の洗浄も行える。
【0034】 即ち、造粒作業時には、ガラス窓(20)の側方に位置する粉体の付着防止装 置(30)のみに高圧エアーを供給し、上記した実施例と同様、ガラス窓(20 )への粉体の付着を防止する。
【0035】 そして、造粒作業が終了し、この後定期的に行う第1処理容器(1a)の洗浄 時には、切換えバルブを操作し、ガラス窓(20)の側方に位置する粉体の付着 防止装置(30)の流体溜り(33)に洗浄水を供給すると同時に、他の粉体の 付着防止装置(30)の流体溜り(33)にも洗浄水を供給する。
【0036】 すると、各粉体の付着防止装置(30)のスリット(34)から噴射した洗浄 水が、第1処理容器(1a)の内周面に向けて吹き付けられるため、第1処理容 器(1a)の内周面の洗浄が行える。
【0037】 尚、上記実施例は、本考案に係る粉体の付着防止装置を、流動層造粒乾燥装置 (A)に組込んだ例について説明したが、本考案に係る粉体の付着防止装置(3 0)を、処理容器内にて粉体の処理を行う他の装置に組込めば、その装置の処理 容器内の監視、洗浄を行えるのは無論である。
【0038】
【考案の効果】
以上説明した如く、本考案に係る粉体の付着防止装置を、流動層造粒乾燥装置 の処理容器内監視用のガラス窓の側方に設置し、粉体の付着防止装置に高圧エア ーを供給すれば、ガラス窓の内周面にエアーカーテンを形成でき、ガラス窓への 粉体の付着を確実に防止できる。
【0039】 また、高圧エアーを適当な温度に加熱した後、粉体の付着防止装置に供給すれ ば、ガラス窓に結露が生じるのも確実に防止できる。
【0040】 また、粉体の付着防止装置を処理容器の側壁部に適当間隔で配置し、粉体の付 着防止装置に高圧エアー及び洗浄水を切換えて供給すれば、ガラス窓への粉体付 着防止だけでなく、処理容器内周面の洗浄も自動的に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る粉体の付着防止装置を、流動層造
粒乾燥装置のガラス窓側方に設置した状態を示す平面断
面図。
【図2】本考案に係る粉体の付着防止装置を、流動層造
粒乾燥装置のガラス窓側方に設置した状態を、処理容器
内周面側から見た正面図。
【図3】流動層造粒乾燥装置の1例を示す側面断面図。
【図4】処理容器に設けたガラス窓への粉体付着防止装
置の従来例を示す平面断面図。
【符号の説明】
A 流動層造粒乾燥装置 B 非接触型のセンサ 1a 第1処理容器 1a’ 処理容器の側壁部 20 ガラス窓 30 粉体の付着防止装置 31 貫通孔 32 カバー部材 33 流体溜り 34 スリット 35 連結管 36 高圧ホース

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体処理装置の処理容器側壁部に形成し
    た貫通孔と、上記貫通孔と連通する流体溜りを形成する
    ため、処理容器内周面側の、上記貫通孔と対向する位置
    に設置した、略平板状をしたカバー部材と、貫通孔と連
    結した状態で処理容器の外方に向って伸び、かつ、高圧
    ホースと連通する連結管と、流体溜りに供給された高圧
    流体を、処理容器の内周面に沿って噴射させるため、カ
    バー部材の少なくとも一側辺に設けたスリットとからな
    ることを特徴とする粉体の付着防止装置。
JP380792U 1992-02-05 1992-02-05 粉体の付着防止装置 Expired - Lifetime JP2582891Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017047397A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 株式会社パウレック 流動層装置
JP2017056405A (ja) * 2015-09-16 2017-03-23 株式会社パウレック 流動層装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017047397A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 株式会社パウレック 流動層装置
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