JP2002224521A - パルスジェット式集塵機および回転式パルスジェットエアーノズル - Google Patents

パルスジェット式集塵機および回転式パルスジェットエアーノズル

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JP2002224521A
JP2002224521A JP2001028026A JP2001028026A JP2002224521A JP 2002224521 A JP2002224521 A JP 2002224521A JP 2001028026 A JP2001028026 A JP 2001028026A JP 2001028026 A JP2001028026 A JP 2001028026A JP 2002224521 A JP2002224521 A JP 2002224521A
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nozzle
pulse jet
filter
rotating body
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JP2001028026A
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Tsunemitsu Tokunaga
恒光 徳永
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SAIKA KK
Eiko KK
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SAIKA KK
Eiko KK
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 パルスジェット式集塵機においてダスト
の払い落としのために使用される回転式パルスジェット
エアーノズルは、送風支柱と、送風支柱に対して回転し
うるように取り付けられた回転体と、回転体の外周に設
けらたエアー噴出ノズルとを備え、エアー噴出ノズルに
は、少なくとも1つのノズル孔が設けられ、ノズル孔か
らエアーが噴出させられるときに、回転体がエアー噴出
ノズルと一緒に送風支柱に対して回転させられるように
なっている。 【効果】 従来と同一のエアー圧によりフィルタの上部
と下部のダストの払い落しを同時に効率良く行うことが
できる。従来のどの方式よりも安価にて同等以上のダス
ト払い落とし効果を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集塵用フィルタを
使用した集塵機におけるフィルタの除塵に関するもので
あり、より詳細には、パルスジェット方式によるダスト
の払い落しに関するものである。
【0002】
【従来の技術】粉塵等にさらされる作業環境においては
作業者の健康障害が問題となっており、清浄な作業環境
を維持するため各種の集塵機が開発され使用されてきて
いる。これら集塵機のなかでも、ポリエステル繊維等か
ら形成された集塵用フィルタを使用する型の集塵機は、
低騒音ノイズレスである等の理由で普及してきている。
【0003】この種のフィルタを使用した集塵機におい
ては、使用につれてフィルタにダスト(粉塵)が付着堆
積していき、性能が低下していくので、周期的にフィル
タのダストの払い落としを行うのが普通である。このよ
うなダストの払い落とし方式のうち、現在パルスジェッ
ト方式が最も多く使用されている方式である。このパル
スジェット方式は、ダスト払い落とし能力が優れている
点や機構が簡便である点が評価されている。しかし、問
題が全くない訳ではなく、一つの問題点として、パルス
ジェットが噴出した際、パルスジェットの払い落とし効
果が効かないメクラ部位がフィルタ上部の取付部に近い
箇所に生じてしまうということである。
【0004】このような問題の解決方法として、従来、
実開昭62−87724号公報や特許第2610131
号公報に開示されるような、フィルタ上部にベンチュリ
ー管を設けたり、フィルタ内部に内部充填体を設けるよ
うな方法、実開平6−15714号公報や特開平5−3
29318号公報に開示されるような、ヘッダーパイプ
に特殊な構造を設けるような方法、特開平11−156
130号公報に開示されるような、払い落とし用エアー
を特殊な構造の圧縮空気供給用配管を用いてフィルタ内
部に挿入するような方法等が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ベンチ
ュリー管を設ける方法では、設けるベンチュリー管の形
状によって効果にバラツキがあったり、フィルタのサイ
ズが短いとベンチュリー効果があまり作用しない等の問
題が残る。フィルタ内部に内部充填体を設ける方法で
は、フィルタの構造が複雑になってしまい、フィルタの
価格が高価になってしまうという問題、ダストの量が多
い場合、必ずしも内部充填体の効果が十分に発揮されな
いという問題等が残る。また、ヘッダーパイプに特殊な
構造を設ける方法では、加工に手間がかかり実用的なも
のではない。さらにまた、特殊な構造の圧縮空気供給用
配管をフィルタ内部に挿入する方法では、その配管およ
び機構が複雑で、実用性のあるものと言えない。
【0006】本発明の目的は、前述したような従来の技
術の問題点を解消しうるような、パルスジェット式集塵
機およびこの集塵機に使用する回転式パルスジェットエ
アーノズルを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの観点によ
れば、筒状に配列した除塵用ろ材を有するフィルタを使
用しパルスジェットによるダストの払い落しを行うパル
スジェット式集塵機において、前記フィルタの筒状ろ材
の一端のほぼ中心近傍に回転式パルスジェットエアーノ
ズルを配置し、該回転式パルスジェットエアーノズルへ
高圧エアーを供給することにより前記フィルタのダスト
の払い落しを行うようにしたことを特徴とする。
【0008】本発明の別の観点によれば、パルスジェッ
ト式集塵機においてダストの払い落としのために使用さ
れる回転式パルスジェットエアーノズルであって、送風
支柱と、該送風支柱に対して回転しうるように取り付け
られた回転体と、該回転体の外周に設けらたエアー噴出
ノズルとを備えており、該エアー噴出ノズルには、少な
くとも1つのノズル孔が設けられており、該ノズル孔か
らエアーが噴出させられるときに、前記回転体が前記エ
アー噴出ノズルと一緒に前記送風支柱に対して回転させ
られるようになっていることを特徴とする回転式パルス
ジェットエアーノズルが提供される。
【0009】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
エアー噴出ノズルは、前記回転体の外周に所定の角度的
間隔を置いて複数個設けられている。
【0010】本発明の別の実施の形態によれば、前記エ
アー噴出ノズルには、複数個のノズル孔が設けられてお
り、該複数個のノズル孔の各々から噴出されるエアー
は、前記フィルタのろ材の異なる領域の部分に主として
作用するようになっている。
【0011】本発明のさらに別の実施の形態によれば、
前記エアー噴出ノズルは、前記回転体の回転方向とは逆
の方向へと途中から曲げられており、該エアー噴出ノズ
ルの閉端面にノズル孔が設けられている。
【0012】本発明のさらに別の実施の形態によれば、
前記エアー噴出ノズルは、前記回転体の回転方向とは逆
の方向へ且つダストの払い落としをすべきフィルタ内へ
と向かう方向へと途中から曲げられており、該エアー噴
出ノズルの閉端面にノズル孔が設けられている。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態および実施例について、本発明をより詳
細に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例としてのパルス
ジェット式集塵機の構成を示す概略部分図である。この
図1に略示されるように、この実施例の集塵機は、吸塵
口11および清浄空気出口12を有したハウジング10
内に、複数のフィルタ20をマトリクス配列にて保持す
るためのフィルタホルダー13を備えている。また、ハ
ウジング10内の底部には、着脱自在のダストパン30
が配設されている。さらにまた、ハウジング10外の粉
塵を含む汚れた空気を、矢印Pで示すように、吸塵口1
1を通してハウジング10内に取り込み、マトリクス状
に配列されたフィルタ20を通して後清浄空気出口12
からハウジング10の外へと送り出すような空気の流れ
を作り出すようにする送風機40が、ハウジング10の
上方で清浄空気出口12の付近に配設されている。
【0015】この実施例の集塵機では、本発明により、
各フィルタ20に対応させて回転式パルスジェットエア
ーノズル50が設けられており、これら各回転式パルス
ジェットエアーノズル50は、高圧エアー源60に接続
されたエアーチューブ70に接続されている。また、こ
の集塵機には、集塵機全体の動作を制御するための制御
部80が設けられている。
【0016】各フィルタ20は、この種の集塵機に従来
より使用されている任意の型のものでよいが、この実施
例では、ポリエステル繊維等で形成されたプリーツ状ろ
材を円筒状にまとめたカートリッジ式フィルタとしてい
る。これらカートリッジ式フィルタ20は、フィルタホ
ルダー13に対して着脱自在なものとされている。
【0017】次に、本発明によって設けられる回転式パ
ルスジェットエアーノズル50の詳細構造および動作に
ついて、特に、図2から図6を参照して説明する。
【0018】図2は、図1に概略的に全体構成を示した
集塵機における一つのフィルタ20とそれに対応して配
設された回転式パルスジェットエアーノズル50との関
係を詳細に示す部分拡大断面図であり、図3は、図2の
フィルタ20および回転式パルスジェットエアーノズル
50の関係を示す平面図である。これら図2および図3
によく示されるように、エアーチューブ70に接続され
た各回転式パルスジェットエアーノズル50は、フィル
タホルダー13に保持されたカートリッジ式フィルタ2
0の円筒状プリーツろ材21の上部近傍に若干入り込む
ように配設されている。
【0019】図4は、回転式パルスジェットエアーノズ
ル50の一つを示す正面図であり、図5は、図4の回転
式パルスジェットエアーノズル50の底面図であり、図
6は、図4のA−A線断面図である。これら図4、図5
および図6によく示されるように、この実施例の回転式
パルスジェットエアーノズル50は、外観構造において
は、スプリンクラーや散水弁に類似したものであるが、
水やその他の液体を噴射するのでなく、高圧気体を噴射
するものである。したがって、水やその他の液体を噴射
するための従来のスプリンクラーや散水弁をそのまま流
用する訳にはいかず、圧力損失等を考慮してノズル径等
の諸寸法を適切に設計する必要があるものである。
【0020】この実施例の回転式パルスジェットエアー
ノズル50は、送風支柱51と、この送風支柱51を中
心として回転しうるように送風支柱51の下端に取り付
けられる回転体52と、この回転体52の外周から延び
出すようにして設けられた3つのエアー噴出ノズル53
とを備えてなっている。送風支柱51の上端には、エア
ーチューブ70の適所に形成された取付けネジにねじ込
むことにより、この回転式パルスジェットエアーノズル
50をブローチューブ70に取り付け接続できるように
するための取付けネジ51Aが形成されている。また、
図6の断面図によく示されるように、送風支柱51は、
エアーチューブ70に取り付け接続されたときに、高圧
エアー源60からエアーチューブ70を通して送られて
くる高圧エアーを受け入れるエアー受入れ流路51Bを
有している。なお、この実施例においては、送風支柱5
1は、エアーチューブ70にねじ込みにより取り付けら
れる構造としたのであるが、本発明は、これに限らず、
例えば、ヘッダーパイプ等に直接接合するものとするこ
ともできる。
【0021】回転体52は、図6の断面図によく示され
るように、送風支柱51に対して軸受け部52Aを介し
て回転しうるものとされている。この軸受け部52A
は、送風支柱51に対して回転体52が容易に回転しう
るようにするものであれば、単純な嵌合でも、ベアリン
グを介しての嵌合でもよい。しかし、この軸受け部52
Aは、エアーのリークができるだけ少ないものとする必
要がある。回転体52は、送風支柱51のエアー受入れ
流路51Bに連通するエアー分岐流路52Bを有してい
る。
【0022】エアー噴出ノズル53は、一端を回転体5
2の外周壁に接続し、他端を閉じた所定の長さの円筒形
パイプ状体で構成されている。そして、エアー噴出ノズ
ル53の一端は、回転体52のエアー分岐流路52Bに
連通し、エアー噴出ノズル53の他端の閉じた面の中心
には、第1のノズル孔53Aが形成されており、エアー
噴出ノズル53の下側側面には、第2のノズル孔53B
および第3のノズル孔53Cが形成されている。
【0023】各エアー噴出ノズル53は、後述するよう
に第1のノズル孔53Aからエアーが噴出されるときに
その反作用により回転体52が送風支柱51を中心とし
て回転させられるように、図5によく示されるように途
中より回転方向とは逆の方向に曲げた形状とされてい
る。しかも、各エアー噴出ノズル53は、後述するよう
に第1のノズル孔53Aから噴出されたエアーが対応す
るフィルタ20の上端部領域のろ材21の部分に作用し
うるように、図6によく示されるように、途中より下方
へ曲げた形状とされている。
【0024】第2のノズル孔53Bは、後述するよう
に、そこから噴出されるエアーが対応するフィルタ20
の下端部領域のろ材21の部分に作用しうるような位置
に設けられ、第3のノズル孔53Cは、後述するよう
に、そこから噴出されるエアーが対応するフィルタ20
の中央部領域のろ材21の部分に作用しうるような位置
に設けられている。
【0025】なお、この実施例では、図4および図6に
示されるように、エアー噴出ノズル53を回転体52に
対して直角に取り付けるようにしたのであるが、本発明
は、これに限定されない。この取付け角度は、この回転
式パルスジェットエアーノズルを設置する場所とフィル
タとの位置関係により任意に設定し得るものである。す
なわち、この取付け角度は、ノズル孔53A、53Bお
よび53Cから噴出するエアーによってフィルタ20に
付着堆積したダストの払い落としが良好に行われ得るよ
うに任意に決定するものとする。さらにまた、この実施
例では、各エアー噴出ノズル当たり3つのノズル孔を設
けたのであるが、本発明は、これに限らず、任意の数の
ノズル孔を設けるようにすることもできる。また、各ノ
ズル孔53A、53Bおよび53Cの口径は、ダストの
払い落としを行うべきフィルタの太さおよび長さにより
任意に設定されるものである。
【0026】次に、図1に全体構成を概略的に示したパ
ルスジェット式集塵機の全体動作について説明する。
【0027】このパルスジェット式集塵機は、粉塵の多
い環境内に設置されていて、フィルタホルダー13に保
持されたフィルタ20は、ダストを払い落とした直後で
ダストの付着堆積のない状態とする。制御部80の制御
の下で、送風機40が付勢され作動されると、矢印Pで
示すように、吸塵口11から各フィルタ20のろ材21
を通して清浄空気出口12へと抜ける空気の流れが強制
的に発生させられる。これにより、吸塵口11からハウ
ジング10内に取り込まれた環境内の粉塵を多く含む空
気は、各フィルタ20のろ材21を通過する際に、ろ材
21によって粉塵がろ過されて、清浄な空気として、清
浄空気出口12から再び環境内へと放出されていく。こ
うした粉塵のろ過動作が進むにつれて、各フィルタ20
のろ材21の外周面には粉塵が付着し堆積していく。ろ
材21に粉塵が付着堆積してくると、圧力損失が上昇
し、風量が低下してしまう。図7は、このように粉塵が
付着堆積した状態のフィルタを略示している。この図7
に例示するように、フィルタ20の外周全体にダストD
が付着堆積した状態では、フィルタ20の圧力損失が上
昇し、風量が低下してしまうので、付着堆積したダスト
の払い落としを行う必要がある。
【0028】制御部80は、所定のタイミングにて、高
圧エアー源60を付勢して、エアーチューブ70を通し
て高圧エアーが各フィルタ20に対応する回転式パルス
ジェットエアーノズル50へと送り込まれるようにす
る。すると、各回転式パルスジェットエアーノズル50
の送風支柱51のエアー受入れ流路51Bおよび回転体
52のエアー分岐流路52Bを通して各エアー噴出ノズ
ル53へエアーが送り込まれて、第1のノズル孔53
A、第2のノズル孔53Bおよび第3のノズル孔53C
からエアーは噴出させられる。前述したように、第1の
ノズル孔53Aからエアーが噴出させられることによ
り、各回転式パルスジェットエアーノズル50の回転体
52は、送風支柱51を中心として回転させられ、した
がって、各3本のエアー噴出ノズル53も一緒に回転さ
せられる。
【0029】このような各回転式パルスジェットエアー
ノズル50の各エアー噴出ノズル53の回転時におい
て、図2において矢印Xにて示すように、第1のノズル
孔53Aから噴出させられるエアーは、主として、フィ
ルタ20の上端部領域のろ材21の内周面付近に作用す
る。同様に、図2において矢印Yで示すように、第2の
ノズル孔53Bから噴出させられるエアーは、主とし
て、フィルタ20の下端部領域のろ材21の内周面付近
に作用し、図2において矢印Zで示すように、第3のノ
ズル孔53Cから噴出させられるエアーは、主として、
フィルタ20の中央部領域のろ材21の内周面付近に作
用する。そして、各エアー噴出ノズル53は、回転して
いるので、各ノズル孔53A、53Bおよび53Cから
噴出されるエアーは、フィルタ20の各対応する領域の
内周面の全体に亘って順次作用を及ぼすことになる。
【0030】このようにエアーがフィルタ20の上端部
領域から下端部領域までに亘る全内周面に作用を及ぼす
ので、フィルタ20のろ材21の外周面に付着堆積して
いたダストDがすべて払い落とされることになる。フィ
ルタ外周面から払い落とされたダストは、ダストパン3
0に収集される。このようなダストの払い落とし動作が
行われた後のフィルタの状態を図8に示している。図9
は、従来のパルスジェットによるダスト払い落とし方式
によってダストの払い落しを行った直後のフィルタ20
の状態を略示している。図9と図8とを比較すると分か
るように、従来のパルスジェット払い落し方式による場
合には、どうしてもフィルタの上端部領域の付着堆積ダ
ストが払い落としきれずに残ってしまうのに対し、本発
明による回転式パルスジェットエアーノズルを使用した
ダスト払い落としによれば、フィルタの上端部領域を含
めてすべての付着堆積ダストを払い落とすことができ
る。
【0031】なお、前述の説明では、ハウジング10内
に保持されたすべてのフィルタ20に対して同時にパル
スジェットを加えてダストの払い落しをしたのである
が、本発明は、これに限らない。例えば、個々のフィル
タ20に対応する回転式パルスジェットエアーノズル5
0に対して個別のエアーチューブを接続し、制御部80
にて個々のエアーチューブを、所定の時間間隔を置いて
高圧エアー源に接続していくようにすることにより、個
々のフィルタのダスト払い落としを順次に行うようにす
ることもできる。このようなパルスジェットによるダス
ト払い落としは、任意のタイミングで行うことができ、
例えば、パルスジェットを加える時間間隔は、20秒か
ら2分、加えるパルスジェットの持続時間は、0.1秒
から0.15秒とすることが考えられる。
【0032】さらにまた、本発明のパルスジェット洗浄
機において使用する高圧エアー源としては従来使用され
ている任意のものを使用できるが、例えば、コンプレッ
サー、ダイヤフラムバルブおよびパイロットバルブの組
み合わせからなるものを使用することができる。
【0033】
【発明の効果】従来と同一のエアー圧によりフィルタの
上部と下部のダストの払い落しを同時に効率良く行うこ
とができる。特に、フィルタのサイズが短い場合に効果
を発揮する。
【0034】従来のどの方式よりも安価にて同等以上の
ダスト払い落とし効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのパルスジェット式集
塵機の構成を示す概略部分図である。
【図2】図1に概略的に全体構成を示した集塵機におけ
る一つのフィルタとそれに対応して配設された回転式パ
ルスジェットエアーノズルとの関係を詳細に示す部分拡
大断面図である。
【図3】図2のフィルタおよび回転式パルスジェットエ
アーノズルの関係を示す平面図である。
【図4】回転式パルスジェットエアーノズルの一つを示
す正面図である。
【図5】図4の回転式パルスジェットエアーノズルの底
面図である。
【図6】図4のA−A線断面図である。
【図7】粉塵が付着堆積した状態のフィルタを略示する
図である。
【図8】ダストの払い落とし動作が行われた後のフィル
タの状態を略示する図である。
【図9】従来のパルスジェットによるダスト払い落とし
方式によってダストの払い落しを行った直後のフィルタ
の状態を略示する図である。
【符号の説明】 10 ハウジング 11 吸塵口 12 清浄空気出口 13 フィルタホルダー 20 フィルタ 21 ろ材 30 ダストパン 40 送風機 50 回転式パルスジェットエアーノズル 51 送風支柱 52 回転体 53 エアー噴出ノズル 53A 第1のノズル孔 53B 第2のノズル孔 53C 第3のノズル孔 60 高圧エアー源 70 エアーチューブ 80 制御部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に配列した除塵用ろ材を有するフィ
    ルタを使用しパルスジェットによるダストの払い落しを
    行うパルスジェット式集塵機において、前記フィルタの
    筒状ろ材の一端のほぼ中心近傍に回転式パルスジェット
    エアーノズルを配置し、該回転式パルスジェットエアー
    ノズルへ高圧エアーを供給することにより前記フィルタ
    のダストの払い落しを行うようにしたことを特徴とする
    パルスジェット式集塵機。
  2. 【請求項2】 前記回転式パルスジェットエアーノズル
    は、送風支柱と、該送風支柱に対して回転しうるように
    取り付けられた回転体と、該回転体の外周に設けらたエ
    アー噴出ノズルとを備えており、該エアー噴出ノズルに
    は、少なくとも1つのノズル孔が設けられており、該ノ
    ズル孔からエアーが噴出させられるときに、前記回転体
    が前記エアー噴出ノズルと一緒に前記送風支柱に対して
    回転させられるようになっている請求項1に記載のパル
    スジェット式集塵機。
  3. 【請求項3】 前記エアー噴出ノズルは、前記回転体の
    外周に所定の角度的間隔を置いて複数個設けられている
    請求項2に記載のパルスジェット式集塵機。
  4. 【請求項4】 前記エアー噴出ノズルには、複数個のノ
    ズル孔が設けられており、該複数個のノズル孔の各々か
    ら噴出されるエアーは、前記フィルタのろ材の異なる領
    域の部分に主として作用するようになっている請求項2
    または3に記載のパルスジェット式集塵機。
  5. 【請求項5】 前記エアー噴出ノズルは、前記回転体の
    回転方向とは逆の方向へと途中から曲げられており、該
    エアー噴出ノズルの閉端面にノズル孔が設けられている
    請求項2または3または4に記載のパルスジェット式集
    塵機。
  6. 【請求項6】 前記エアー噴出ノズルは、前記回転体の
    回転方向とは逆の方向へ且つ前記フィルタ内へと向かう
    方向へと途中から曲げられており、該エアー噴出ノズル
    の閉端面にノズル孔が設けられている請求項2または3
    または4に記載のパルスジェット式集塵機。
  7. 【請求項7】 パルスジェット式集塵機においてダスト
    の払い落としのために使用される回転式パルスジェット
    エアーノズルであって、送風支柱と、該送風支柱に対し
    て回転しうるように取り付けられた回転体と、該回転体
    の外周に設けらたエアー噴出ノズルとを備えており、該
    エアー噴出ノズルには、少なくとも1つのノズル孔が設
    けられており、該ノズル孔からエアーが噴出させられる
    ときに、前記回転体が前記エアー噴出ノズルと一緒に前
    記送風支柱に対して回転させられるようになっているこ
    とを特徴とする回転式パルスジェットエアーノズル。
  8. 【請求項8】 前記エアー噴出ノズルは、前記回転体の
    外周に所定の角度的間隔を置いて複数個設けられている
    請求項7に記載の回転式パルスジェットエアーノズル。
  9. 【請求項9】 前記エアー噴出ノズルには、複数個のノ
    ズル孔が設けられており、該複数個のノズル孔の各々か
    ら噴出されるエアーは、前記フィルタのろ材の異なる領
    域の部分に主として作用するようになっている請求項7
    または8に記載の回転式パルスジェットエアーノズル。
  10. 【請求項10】 前記エアー噴出ノズルは、前記回転体
    の回転方向とは逆の方向へと途中から曲げられており、
    該エアー噴出ノズルの閉端面にノズル孔が設けられてい
    る請求項7または8または9に記載の回転式パルスジェ
    ットエアーノズル。
  11. 【請求項11】 前記エアー噴出ノズルは、前記回転体
    の回転方向とは逆の方向へ且つダストの払い落としをす
    べきフィルタ内へと向かう方向へと途中から曲げられて
    おり、該エアー噴出ノズルの閉端面にノズル孔が設けら
    れている請求項7または8または9に記載の回転式パル
    スジェットエアーノズル。
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