JP2582862Y2 - 回路基板用トンネル搬送炉 - Google Patents

回路基板用トンネル搬送炉

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JP2582862Y2
JP2582862Y2 JP5182592U JP5182592U JP2582862Y2 JP 2582862 Y2 JP2582862 Y2 JP 2582862Y2 JP 5182592 U JP5182592 U JP 5182592U JP 5182592 U JP5182592 U JP 5182592U JP 2582862 Y2 JP2582862 Y2 JP 2582862Y2
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JP
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conveyor
tunnel
furnace
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transmission mechanism
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和夫 佐藤
憲三 松田
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トンネル状の炉内を通
過するよう回路基板を搭載し、搬送するコンベアを設け
た回路基板用トンネル搬送炉に関する。
【0002】
【従来の技術】自動マウント装置を用いて、回路基板に
チップ状の回路部品を搭載し、半田付けする場合、予め
回路基板上のチップ状回路部品を搭載する電極ランドの
間の位置に紫外線硬化性の接着剤を塗布しておく。そし
て、回路基板上の接着剤の上にチップ状回路部品をマウ
ントした後、前記回路基板を硬化炉に通して接着剤を硬
化することで、チップ状回路部品を回路基板に仮固定
し、その後にチップ状回路部品の両端の電極を前記電極
ランドに半田付けすることが行われる。
【0003】図3は、この工程で回路基板を搬送しなが
ら、前記接着剤を硬化させるための回路基板用トンネル
搬送炉の出口部分を示している。同図に示すように、ト
ンネル炉2を通るように一対のチェーン13、13から
なるチェーンコンベア5が設けられており、これらのチ
ェーン13、13は、スプロケットホイル11、12及
びこれらスプロケットホイル11、12と対向してトン
ネル炉2の入口側に設けられたスプロケットホイル(図
示せず)並びにこれらの中間に設けられた幾つかのスプ
ロケットホイル(図示せず)に噛み合っている。このト
ンネル炉の出口側の側方にチェーンコンベアの駆動源で
ある駆動モーター19が配置され、この駆動モーター1
9の回転がスプロケットホイル15、16とそれに巻き
掛けしたチェーン14によりスプロケットホイル12、
12に伝達される。そして、前記駆動モーター19の駆
動により、チェーン13、13が矢印で示す方向に走行
される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の回路基板用トンネル搬送炉においては、チェーンコ
ンベアが停電等で不意に停止してしまった場合に、チェ
ーンコンベアがそこで停止してしまい、トンネル炉2の
中にある回路基板を、トンネル炉から取り出すことがで
きない。このため、トンネル炉内の残熱を回路基板が長
時間受けるため、回路基板上に印刷された回路パターン
やその上に搭載された回路部品等が熱で破損されるとい
う課題があった。そこで本考案は、前記の課題に鑑み、
コンベアの不意の停止のときに、トンネル炉の中に残っ
た回路基板を手動で簡単に取り出すことができる回路基
板用トンネル搬送炉を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案では、
前記の目的を達成するため、トンネル状の炉と、該トン
ネル炉内を通過するよう設けられ、回路基板を搭載し、
搬送するコンベアと、該コンベアを走行させるための動
力を発生する駆動源と、該駆動源からの動力を前記コン
ベアに伝達する伝達機構とを有する回路基板用トンネル
搬送炉において、前記伝達機構は、駆動源からコンベア
に基板を搬送すべき方向にのみ動力を伝達する一方向伝
達機構を有し、該一方向伝達機構を介して駆動源側に連
結されたコンベアのスプロケットの駆動軸に前記駆動源
側とは別の回転手段を設けてなることを特徴とする回路
基板用トンネル搬送炉を提供する。
【0006】
【作用】前記回路基板用トンネル搬送炉では、駆動源か
ら前記コンベアに動力を伝達する伝達機構に、駆動源か
らコンベアに基板を搬送すべき方向にのみ動力を伝達す
る一方向伝達機構を設け、伝達機構に連結されたコンベ
アのスプロケットの駆動軸に主たる駆動源とは別の回転
手段を設けているため、通常の状態では、主たる駆動源
からコンベアに伝達される駆動力は、一方向伝達機構を
介してそのままコンベアに伝達される。しかし、停電等
でコンベアが不意に停止してしまった場合において、別
の回転手段でコンベアを通常進行させる方向にコンベア
を進行させようとするとき、前記の一方向伝達機構はス
プロケットの駆動軸から駆動源側へと逆方向へは回転を
伝達しないため、駆動源側の負荷を受けずに、回転手段
でコンベアを進ませることができる。
【0007】
【実施例】次に、本考案の実施例について、以下に詳細
に説明する。図2は、トンネル炉2の前後を含む装置全
体の図であり、同図において、符号1は、回路基板a上
にチップ状回路部品を搭載するマウント部、符号6は、
トンネル炉2の後に設けられたリフロー部である。既に
述べたように、予め回路基板上のチップ状回路部品を搭
載する電極ランドの間の位置に紫外線硬化性の接着剤を
塗布しておき、マウント部1において、回路基板上の接
着剤の上にチップ状回路部品をマウントした後、回路基
板aをトンネル炉2側へ送る。
【0008】前記接着剤を硬化させるトンネル炉2は、
紫外線照射部3と加熱部4とからなる。このトンネル炉
2を通過するよう、前記マウント部1からリフロー部6
にわたって回路基板aを搬送するコンベア5が配置され
ている。このコンベア5により搬送される回路基板5
は、紫外線照射部3でその上に紫外線が照射され、続い
て加熱部4で加熱され、その上に塗布された接着剤が硬
化される。これにより、チップ状回路部品が回路基板a
上に仮固定され、その後、リフロー部6側でチップ状回
路部品の両端の電極を前記電極ランドに半田付けされ
る。
【0009】図1は、前記トンネル炉2の出口部分を示
している。同図に示すように、トンネル炉2を通るよう
に一対のチェーン13、13からなるチェーンコンベア
5が設けられており、これらのチェーン13、13は、
スプロケットホイル11、12及びこれらスプロケット
ホイル11、12と対向してトンネル炉2の入口側に設
けられたスプロケットホイル(図示せず)並びにこれら
の中間に設けられた幾つかのスプロケットホイル(図示
せず)に噛み合っている。
【0010】このトンネル炉の出口側の側方にチェーン
コンベアの駆動源である駆動モーター19が配置され、
この駆動モーター19の回転がスプロケットホイル1
5、16とそれに巻き掛けしたチェーン14によりスプ
ロケットホイル12、12に伝達されるが、ここではス
プロケットホイル16の回転がワンウェイクラッチ17
を介してスプロケットホイル12、12の駆動軸20に
伝達される。さらに、このスプロケット12、12の駆
動軸20の先端にハンドル18が取り付けられ、このハ
ンドル18は、コンベア5の端の部分のパネル前面に支
持されている(図2参照)。このワンウェイクラッチ1
7は、スプロケットホイル16の回転を、駆動軸20に
図1において矢印B方向にのみ伝達するもので、これに
よりチェーン13、13が図1において矢印Aで示す方
向に走行する。ワンウェイクラッチは、これとは逆の方
向、つまり矢印Bと反対の方向へは回転を伝達せずに、
いわゆるフリーの状態となる。
【0011】通常のコンベア5の運転時は、駆動モータ
ー19からスプロケット16を介してスプロケットホイ
ル12、12の駆動軸20に矢印B方向へと回転が伝達
され、コンベア5が矢印A方向に走行する。しかし、停
電等でコンベアが不意に停止してしまった場合、ハンド
ル18を矢印B方向に回転させると、この回転は、ワン
ウェイクラッチ17が回転を伝達する方向と相対的に逆
方向であるため、スプロケットホイル16側には伝達さ
れない。従って、ハンドル18は、駆動モーター19側
の負荷を受けずに、コンベア5を手動で矢印A方向に進
ませることができる。
【0012】なお、前記の実施例では、一方向伝達機構
としてワンウェイクラッチが用いられているが、これは
駆動モーター19からコンベア5に基板aを搬送すべき
方向にのみ動力を伝達し、他方へはいわゆるフリーの状
態として回転を伝達しない機構であれば、他の機構を用
いることもできる。例えば、そのような機構としてラチ
ェット機構等が挙げられる。また、回転手段として前記
実施例では、ハンドルにより手動回転手段を用いている
が、回転手段は、主たる駆動源である駆動モーター19
とは別に、非常時にスプロケットの駆動軸20を回転さ
せることができるものであればよい。例えば、バッテリ
ーを用いて駆動する非常用の駆動モーター等であっても
よい。
【0013】
【考案の効果】以上説明した通り、本考案による回路基
板用トンネル搬送炉では、停電等でコンベアが不意に停
止してしまったときに、駆動源側の負荷を受けずに、非
常用の回転手段でコンベアを進ませることができるた
め、トンネル炉の中に残った回路基板を簡単に取り出す
ことができ、回路基板の残熱等による損傷を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す回路基板用トンネル搬送
炉のトンネル炉の出口部分を示す斜視図である。
【図2】同実施例を示す回路基板用トンネル搬送炉の全
体を示す側面図である。
【図3】従来例を示す回路基板用トンネル搬送炉のトン
ネル炉の出口部分を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 トンネル炉 5 コンベア 11 スプロケットホイル 12 スプロケットホイル 13 コンベアのチェーン 14 チェーン 15 スプロケットホイル 16 スプロケットホイル 17 ワンウェイクラッチ 18 ハンドル 19 駆動モーター 20 スプロケットの駆動軸 a 回路基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F27B 9/24 B23K 1/008 B65G 23/08 H05K 3/34 506 H05K 3/34 507

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル状の炉と、該トンネル炉内を通
    過するよう設けられ、回路基板を搭載し、搬送するコン
    ベアと、該コンベアを走行させるための動力を発生する
    駆動源と、該駆動源からの動力を前記コンベアに伝達す
    る伝達機構とを有する回路基板用トンネル搬送炉におい
    て、前記伝達機構は、駆動源からコンベアに基板を搬送
    すべき方向にのみ動力を伝達する一方向伝達機構を有
    し、該一方向伝達機構を介して駆動源側に連結されたコ
    ンベアのスプロケットの駆動軸に前記駆動源側とは別の
    回転手段を設けてなることを特徴とする回路基板用トン
    ネル搬送炉。
JP5182592U 1992-06-30 1992-06-30 回路基板用トンネル搬送炉 Expired - Lifetime JP2582862Y2 (ja)

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JP5182592U JP2582862Y2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 回路基板用トンネル搬送炉

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JPH0610785U JPH0610785U (ja) 1994-02-10
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JPS5483989U (ja) * 1977-11-24 1979-06-14
JP5410913B2 (ja) * 2009-10-07 2014-02-05 不双産業株式会社 製袋充填装置
JP6128085B2 (ja) * 2014-09-10 2017-05-17 村田機械株式会社 昇降装置および補助駆動ユニット
JP6778710B2 (ja) * 2018-03-30 2020-11-04 日本碍子株式会社 セッター、匣鉢、熱処理炉及び熱処理システム

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