JP2582782Y2 - 携帯用電気丸鋸 - Google Patents
携帯用電気丸鋸Info
- Publication number
- JP2582782Y2 JP2582782Y2 JP6743893U JP6743893U JP2582782Y2 JP 2582782 Y2 JP2582782 Y2 JP 2582782Y2 JP 6743893 U JP6743893 U JP 6743893U JP 6743893 U JP6743893 U JP 6743893U JP 2582782 Y2 JP2582782 Y2 JP 2582782Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side handle
- circular saw
- portable electric
- electric circular
- long hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はサイドハンドルを有する
携帯用電気丸鋸に関するものである。
携帯用電気丸鋸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4〜図6を用いて従来の携帯用電気丸
鋸の一例を説明する。従来では、図5に示す如くサイド
ハンドル1をワッシャ7と六角袋ナット13によりプレ
ート5に固着し、該プレート5を本体ギヤカバー2上の
取付座に装着する。この状態では前記サイドハンドル1
は直角切断の場合被削材11と平行となっており、また
ベース3を傾斜させた傾斜切断の場合は、図4に示す如
くベース3を調整した角度α分だけサイドハンドル1が
傾く。
鋸の一例を説明する。従来では、図5に示す如くサイド
ハンドル1をワッシャ7と六角袋ナット13によりプレ
ート5に固着し、該プレート5を本体ギヤカバー2上の
取付座に装着する。この状態では前記サイドハンドル1
は直角切断の場合被削材11と平行となっており、また
ベース3を傾斜させた傾斜切断の場合は、図4に示す如
くベース3を調整した角度α分だけサイドハンドル1が
傾く。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の携帯用電気丸鋸
は、傾斜切断の際に図4に示す如くサイドハンドル1も
ギヤカバー2の傾斜に連動して調整した角度の分だけ傾
斜するため、荷重F1がベース3底面方向への荷重F3
だけでなくF2へも分散されてしまう。このため、ベー
ス3の被削材11への押付力と切削方向への押付力のバ
ランスが悪くなり、互いの押付力が不安定になってしま
い、切削面が波打ってしまうという問題があった。また
切断作業は常に切削方向と切削位置を確認しながら行う
ため、ケガキ線12を常に容易に確認できなければなら
ない。しかしながらサイドハンドル1がギヤカバー2と
連動して傾斜すると、図6で点線に示すように、ベース
3ののこ刃の延長線上の位置に設けられたケガキ線確認
用の溝部が、サイドハンドル1及びサイドハンドル1を
握る作業者の手により隠れてしまい、ケガキ線12を覗
き込みながら作業しなければならなくなり、作業性が悪
くなるという問題があった。本考案の目的は、上記問題
点を解決し、安定性が良くかつ容易にきれいな切削面を
得ることができる携帯用電気丸鋸を提供することであ
る。
は、傾斜切断の際に図4に示す如くサイドハンドル1も
ギヤカバー2の傾斜に連動して調整した角度の分だけ傾
斜するため、荷重F1がベース3底面方向への荷重F3
だけでなくF2へも分散されてしまう。このため、ベー
ス3の被削材11への押付力と切削方向への押付力のバ
ランスが悪くなり、互いの押付力が不安定になってしま
い、切削面が波打ってしまうという問題があった。また
切断作業は常に切削方向と切削位置を確認しながら行う
ため、ケガキ線12を常に容易に確認できなければなら
ない。しかしながらサイドハンドル1がギヤカバー2と
連動して傾斜すると、図6で点線に示すように、ベース
3ののこ刃の延長線上の位置に設けられたケガキ線確認
用の溝部が、サイドハンドル1及びサイドハンドル1を
握る作業者の手により隠れてしまい、ケガキ線12を覗
き込みながら作業しなければならなくなり、作業性が悪
くなるという問題があった。本考案の目的は、上記問題
点を解決し、安定性が良くかつ容易にきれいな切削面を
得ることができる携帯用電気丸鋸を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、長孔が設け
てあるプレートを介し、前記ギヤカバーにサイドハンド
ルを取付け、サイドハンドルの取付角度を長孔の範囲内
の任意の位置に固定できるようにすることにより達成さ
れる。
てあるプレートを介し、前記ギヤカバーにサイドハンド
ルを取付け、サイドハンドルの取付角度を長孔の範囲内
の任意の位置に固定できるようにすることにより達成さ
れる。
【0005】
【作用】上記のように構成されたサイドハンドルは、蝶
ナットの調節によって上下に0゜〜45゜の範囲で回動
可能であり、傾斜切断時に本体の傾斜に併せて任意の角
度に調節することができる。
ナットの調節によって上下に0゜〜45゜の範囲で回動
可能であり、傾斜切断時に本体の傾斜に併せて任意の角
度に調節することができる。
【0006】
【実施例】本考案の一実施例を図1〜図3を用いて説明
する。図1は本考案携帯用丸鋸において、ベース3を傾
斜させない通常の直角切断時の状態を示す正面図、図2
はベース3を傾斜させた傾斜切断時にサイドハンドル1
の角度調節を行った状態を示す斜視図、図3は本考案サ
イドハンドル1部を示す展開図である。本考案では、プ
レート5にサイドハンドル1を回動させる際に中心軸と
なるリベット6を通すための穴9を設け、更にサイドハ
ンドル1の回動運動を0゜〜45゜に制限するための長
孔10を設ける。すなわちリベット6をプレート5の穴
9に貫通させ、更に該リベット6をサイドハンドル1に
設けた取付穴に貫通させ、プレート5に対してサイドハ
ンドル1を保持する。次に角根ボルト8を長孔10、サ
イドハンドル1側に設けた穴に貫通させ、ワッシャ7を
介してプレート5に設けた長孔10に貫通させ、チョウ
ナット4で締め付けることによって、サイドハンドル1
は角根ボルト8が長孔10に沿ってガイドされ、0゜〜
45゜の範囲において任意の位置に固定できる。またサ
イドハンドル1におけるプレート5との接続部付近及び
プレート5は、作業中の荷重に耐え得る材質とする。
する。図1は本考案携帯用丸鋸において、ベース3を傾
斜させない通常の直角切断時の状態を示す正面図、図2
はベース3を傾斜させた傾斜切断時にサイドハンドル1
の角度調節を行った状態を示す斜視図、図3は本考案サ
イドハンドル1部を示す展開図である。本考案では、プ
レート5にサイドハンドル1を回動させる際に中心軸と
なるリベット6を通すための穴9を設け、更にサイドハ
ンドル1の回動運動を0゜〜45゜に制限するための長
孔10を設ける。すなわちリベット6をプレート5の穴
9に貫通させ、更に該リベット6をサイドハンドル1に
設けた取付穴に貫通させ、プレート5に対してサイドハ
ンドル1を保持する。次に角根ボルト8を長孔10、サ
イドハンドル1側に設けた穴に貫通させ、ワッシャ7を
介してプレート5に設けた長孔10に貫通させ、チョウ
ナット4で締め付けることによって、サイドハンドル1
は角根ボルト8が長孔10に沿ってガイドされ、0゜〜
45゜の範囲において任意の位置に固定できる。またサ
イドハンドル1におけるプレート5との接続部付近及び
プレート5は、作業中の荷重に耐え得る材質とする。
【0007】上記のように構成されたサイドハンドル1
を有する丸鋸では、サイドハンドル1はリベッタ6を中
心軸として角根ボルト8により0゜〜45゜の範囲内で
回動可能となる任意の位置で蝶ナット4を締め付けるこ
とにより固定可能となる。また傾斜切断においても、図
6で実線に示すように、サイドハンドル1を傾けて使用
すれば、ケガキ線12が作業者の手やサイドハンドル1
によって邪魔されることがなくなり、容易にケガキ線1
2を確認することができ、安定した姿勢での作業が可能
となる。
を有する丸鋸では、サイドハンドル1はリベッタ6を中
心軸として角根ボルト8により0゜〜45゜の範囲内で
回動可能となる任意の位置で蝶ナット4を締め付けるこ
とにより固定可能となる。また傾斜切断においても、図
6で実線に示すように、サイドハンドル1を傾けて使用
すれば、ケガキ線12が作業者の手やサイドハンドル1
によって邪魔されることがなくなり、容易にケガキ線1
2を確認することができ、安定した姿勢での作業が可能
となる。
【0008】
【考案の効果】本考案によれば、丸鋸の使用状況に応じ
てサイドハンドルを任意の位置で固定することが可能と
なるので、傾斜切断時においても丸鋸の進行方向に描か
れたケガキ線が隠れることはなくなる。また丸鋸をつか
む左右の手がほぼ同方向を向くので、丸鋸本体に対して
荷重を加えやすく動作の制御も容易になり、きれいな切
断面を容易に得ることができる。
てサイドハンドルを任意の位置で固定することが可能と
なるので、傾斜切断時においても丸鋸の進行方向に描か
れたケガキ線が隠れることはなくなる。また丸鋸をつか
む左右の手がほぼ同方向を向くので、丸鋸本体に対して
荷重を加えやすく動作の制御も容易になり、きれいな切
断面を容易に得ることができる。
【図1】 本考案サイドハンドルを有する丸鋸の通常の
使用状態を示す正面図。
使用状態を示す正面図。
【図2】 図1に示す丸鋸で傾斜切断をしている状態を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図3】 サイドハンドル部の展開斜視図。
【図4】 従来のサイドハンドルを有する丸鋸の一例を
示す傾斜切断時の斜視図。
示す傾斜切断時の斜視図。
【図5】 図4のサイドハンドル部の展開斜視図。
【図6】 図4の傾斜切断時を示す説明用斜視図。
1はサイドハンドル、2はギヤカバー、3はベース、4
はチョウナット、5はプレート、8は角根ボルト、10
は長孔、11は被削材、12はケガキ線である。
はチョウナット、5はプレート、8は角根ボルト、10
は長孔、11は被削材、12はケガキ線である。
Claims (1)
- 【請求項1】 モータにより駆動される鋸刃と、該鋸刃
を覆うギヤカバーと、切り込みを設定するベースと、前
記鋸刃のほぼ下半周を覆う安全カバーからなり、前記ギ
ヤカバー上にサイドハンドルの取付座が設けられた携帯
用電気丸鋸において、 長孔が設けてあるプレートを介し、前記ギヤカバーにサ
イドハンドルを取付け、サイドハンドルの取付角度を長
孔の範囲内の任意の位置に固定できるようにしたことを
特徴とする携帯用電気丸鋸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6743893U JP2582782Y2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 携帯用電気丸鋸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6743893U JP2582782Y2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 携帯用電気丸鋸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0737525U JPH0737525U (ja) | 1995-07-11 |
JP2582782Y2 true JP2582782Y2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=13344937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6743893U Expired - Lifetime JP2582782Y2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 携帯用電気丸鋸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2582782Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-17 JP JP6743893U patent/JP2582782Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0737525U (ja) | 1995-07-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980630 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |