JPH07237009A - 切削工具 - Google Patents

切削工具

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Publication number
JPH07237009A
JPH07237009A JP3064294A JP3064294A JPH07237009A JP H07237009 A JPH07237009 A JP H07237009A JP 3064294 A JP3064294 A JP 3064294A JP 3064294 A JP3064294 A JP 3064294A JP H07237009 A JPH07237009 A JP H07237009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
tool body
round
cutting
tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3064294A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyoshi Sakamoto
知良 坂本
Shoji Naruse
昭二 成瀬
Hiroyuki Takahashi
浩之 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP3064294A priority Critical patent/JPH07237009A/ja
Publication of JPH07237009A publication Critical patent/JPH07237009A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 丸チップが装着された切削工具における刃先
位置の確認を容易にすることを目的とする。 【構成】 工具本体10の軸線方向先端に、被削材の回
転軸線と平行な方向に対して傾斜させて支持軸16を設
け、この支持軸に円板状のスローアウェイチップ14を
回転可能に取り付けてなる切削工具において、前記支持
軸は、前記スローアウェイチップの外周の少なくとも一
部が前記工具本体の先端から突出する位置に設けられ、
前記工具本体の先端面には、前記軸線方向視において前
記丸チップの外周の最も突出した部分を指向するマーク
24が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は切刃チップとして丸チッ
プを着脱可能に装着してなる切削工具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、高速切削における工具寿命の延長
を目的として、例えば、図6および図7に示すものがあ
る。この切削工具は、工具本体1の先端に設けられたチ
ップ座2を設け、このチップ座2の底面3上に円板状の
スローアウェイチップ(以下丸チップと称す)4が着座
し、この丸チップ4がさらねじ5によってチップ座2に
固定されている。
【0003】上記切削工具においては、切削に伴って刃
先が摩耗すると前記丸チップ4を回転させ、1個の丸チ
ップ4の外周の切刃6を一部ずつ順次切削に用いること
により、一つの丸チップ4を長期にわたって使用するこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般の旋削加工にあっ
ては、工具の刃先がワークの回転中心(工作機械のスピ
ンドルの回転中心)に接して切削が行われることを前提
として、切削条件が定められる。しかしながら、前記丸
チップ4を用いた切削工具の場合、丸チップ4のいずれ
の箇所を刃先位置と定めるべきかの判断が困難であるた
め、ワークの回転中心に対する刃先位置のずれに起因し
て最適な切削条件が設定されず、所期の性能を発揮し得
ない場合がある。また、丸チップ4を使用する切削工具
の場合、一旦工具の位置を決定してしまうと、丸チップ
4のみを回転させながら順次切削を行うから、作業開始
時の刃先の位置決めに格別の正確さが求められる。
【0005】さらに、工具本体に丸チップを回転可能に
取り付け、これを切削抵抗によって回転させることによ
り刃先の位置をずらしながら切削を行う方式の切削工具
にあっても、同様に、刃先を正確に位置決めすることが
難しいという問題がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、工作機械のスピンドルの回転中心に対して刃先を容
易に位置決めすることができ、しかも、刃先の正確な位
置決めにより、容易に最適な切削条件を設定することの
できる切削工具を提供することを目的とする。加えて、
丸チップの円滑な回転を保証することにより、その寿命
を可及的に延長することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、工具本体の軸線方向先端に、被
削材の回転軸線と平行な方向に対して傾斜させて支持軸
を設け、この支持軸に円板状のスローアウェイチップを
回転可能に取り付けてなる切削工具において、前記支持
軸は、前記スローアウェイチップの外周の少なくとも一
部が前記工具本体の先端から突出する位置に設けられ、
前記工具本体の先端面には、前記軸線方向視において前
記丸チップの外周の最も突出した部分を指向するマーク
が設けられたことを特徴とする。請求項2の発明は、請
求項1において、前記工具本体における前記丸チップ取
り付け箇所より基端側の位置には、前記支持軸と平行な
方向へ向けられたクランプボルトがねじ込まれ、このク
ランプボルトは、前記丸チップを下方へ押圧するクラン
プ部材を下方へ向けて押圧することを特徴とする。請求
項3の発明は、前記クランプボルトとクランプ部材との
間に弾性部材が介在していることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成によれば、工具本体の先端面に設けら
れたマークによって刃先の位置を認識することができ
る。またクランプボルトの押圧力に応じてクランプ部材
による丸チップのクランプ力を任意の値に設定すること
ができる。さらに、弾性部材が介在することにより、ク
ランプ力を調整することができる。
【0009】
【実施例】符号10は工具本体であって、この工具本体
10の先端には、着座面11が設けられている。この着
座面11は、図4に示すように、前記工具本体10の先
端に埋め込まれたシート受け部材12の上に設けられた
シート13の上面に形成されていて、丸チップ14の底
面を支持している。前記シート受け部材12は、工具本
体10の先端部に埋め込まれており、工具本体10にね
じ込まれた無頭ボルト15によって固定されている。ま
た前記シート受け部材12の上部には、軸線を同じくし
て支持軸16が設けられており、この支持軸16は、前
記シート13および丸チップ14を貫通して、丸チップ
14の上面から上方へ突出している。なお丸チップ14
の中央のクランプ穴と支持軸16との間の寸法公差によ
り、丸チップ14の回転抵抗を所望の大きさに設定する
ことができる。前記支持軸16は、工具本体10の軸線
と直交する方向(旋削時にワークの回転軸線と平行にな
る方向)に対してαなる角度だけ傾斜している。この角
度αは実施例では−6゜ないし−40゜に設定されてい
る。そして、−6゜未満の角度では回転力が不足し、一
方、−40゜を越えると、主分力(チップ面と垂直な方
向への分力)および送り分力(送り方向と反対の方向へ
の分力)が過大になって切削に支障を来すことになる。
【0010】前記工具本体10における前記シート受け
部材12より基端側の位置には、これとほぼ平行なねじ
穴17が形成されている。このねじ穴17には、クラン
プボルト18がねじ込まれていて、クランプ部材19を
所定位置に支持している。次いでクランプ部材19を支
持する機構について説明する。前記ねじ穴18の上部に
は筒状のクリアランスカラー20が設けらており、この
クリアランスカラー20により、クランプ部材19の穴
と前記クランプボルト18との隙間が埋められるように
なっている。前記クリアランスカラー20は前記クラン
プ部材19の上面から突出しており、この突出部分が平
座金21および波座金22を通って上方へ突出してい
る。また前記クリアランスカラー20の下方には圧縮ば
ね20aが設けられていて、クリアランスカラー20を
上方へ付勢している。さらに、これら平座金21および
波状座金22を覆って有底円筒状のブレーキカラー23
が設けらており、このブレーキカラー23および前記平
座金21、波状座金22を介して前記クランプボルト1
8が前記クランプ部材19を下方へ押しつけるようにな
っている。すなわち、頭部の六角穴18aへ挿入された
工具(図示略)を回転させてクランプボルト18をねじ
込むことにより、ブレーキカラー23の上部の円板状の
部分を介して波座金22がおしつぶされて弾性変形し、
この弾性力によってクランプ部材19を下方へ押圧し
て、前記丸チップ14を着座面11へ押しつけるように
なっている。また前記クランプ部材19の先端には穴1
9aが設けられていて、前記支持軸16の先端の突出部
分を受け入れるようになっている。
【0011】前記工具本体10の軸線方向先端の面に
は、図3に示すように、表示マーク24が設けられてい
る。この表示マーク24の位置は、丸チップ14におけ
る工具本体10の軸線方向に最も突出した点Pと交差す
る方向を指向する位置、あるいは、前記点Pの上方位置
(図1および図3における上方の位置)に設定されてい
て、表示マーク24の延長線上に丸チップ14の最突出
部(点P)が存在していることを示すようになってい
る。
【0012】以上のように構成された切削工具にあって
は、図5に示すようにワークWに対して丸チップ14の
最も突出した点Pを接触させながら切削が行われる。ま
た前記点Pの位置は、工具本体10の先端面の表示マー
ク24によって工具本体10の上方あるいは先端側から
容易に視認することができるから、作業者は、表示マー
ク24を目安にして工具本体10(点P)をワークWに
対して位置決めすることができる。
【0013】なお、前記表示マーク24は、工具本体1
0に刻印したもの、テープなどに表示して貼付したも
の、あるいは塗料等で記入したものなど、いずれの表示
手段を用いてもよいのはもちろんである。また、工具本
体の具体的形状、あるいは、丸チップのクランプ機構の
具体的構成が図示の実施例に限定されるものでないのは
もちろんである。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
作業者は、工具本体の先端面の表示マークを介して丸チ
ップの刃先位置を確認することができ、したがって、旋
盤のスピンドルの中心位置に丸チップを容易に位置決め
することができる。また丸チップのクランプ力を切削条
件に応じて容易に調整することができるから、切削とと
もに丸チップを所望の回転数で回転させて均一に摩耗さ
せすることができ、前述のような適正な刃先位置の設定
との相乗効果により、長期間にわたる使用が可能になる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の平面図である。
【図2】一実施例の要部の側面図である。
【図3】一実施例の正面図である。
【図4】一実施例の先端部分の断面図である。
【図5】一実施例の工具による切削状態の説明図であ
る。
【図6】一従来例の要部の平面図である。
【図7】一従来例の要部の側面図である。
【符号の説明】
10 工具本体 11 着座面 14
丸チップ 16 支持軸 18 クランプボルト 19
クランプ部材 21 平座金 22 ばね座金 24
表示マーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具本体の軸線方向先端に、被削材の回
    転軸線と平行な方向に対して傾斜させて支持軸を設け、
    この支持軸に円板状のスローアウェイチップを回転可能
    に取り付けてなる切削工具において、前記支持軸は、前
    記スローアウェイチップの外周の少なくとも一部が前記
    工具本体の先端から突出する位置に設けられ、前記工具
    本体の先端面には、前記軸線方向視において前記丸チッ
    プの外周の最も突出した部分を指向するマークが設けら
    れたことを特徴とする切削工具。
  2. 【請求項2】 前記工具本体における前記丸チップの取
    り付け箇所より基端側の位置には、前記支持軸と平行な
    方向へ向けられたクランプボルトがねじ込まれ、このク
    ランプボルトは、前記丸チップを下方へ押圧するクラン
    プ部材を下方へ向けて押圧することを特徴とする請求項
    1に記載の切削工具。
  3. 【請求項3】 前記クランプボルトとクランプ部材との
    間に弾性部材が介在していることを特徴とする請求項2
    に記載の切削工具。
JP3064294A 1994-02-28 1994-02-28 切削工具 Withdrawn JPH07237009A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3064294A JPH07237009A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 切削工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3064294A JPH07237009A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 切削工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07237009A true JPH07237009A (ja) 1995-09-12

Family

ID=12309491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3064294A Withdrawn JPH07237009A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 切削工具

Country Status (1)

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JP (1) JPH07237009A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113732329A (zh) * 2021-09-30 2021-12-03 常州佳弘智能科技有限公司 一种具有耐高温性能刀头的pcbn刀片组件

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113732329A (zh) * 2021-09-30 2021-12-03 常州佳弘智能科技有限公司 一种具有耐高温性能刀头的pcbn刀片组件

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010508