JP2582658Y2 - 比較電極 - Google Patents

比較電極

Info

Publication number
JP2582658Y2
JP2582658Y2 JP1992036702U JP3670292U JP2582658Y2 JP 2582658 Y2 JP2582658 Y2 JP 2582658Y2 JP 1992036702 U JP1992036702 U JP 1992036702U JP 3670292 U JP3670292 U JP 3670292U JP 2582658 Y2 JP2582658 Y2 JP 2582658Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
gel sheet
measuring
polymer gel
comparative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992036702U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0590359U (ja
Inventor
昌春 山里
芳紀 柳田
明彦 加藤
裕子 金野
Original Assignee
東亜電波工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東亜電波工業株式会社 filed Critical 東亜電波工業株式会社
Priority to JP1992036702U priority Critical patent/JP2582658Y2/ja
Publication of JPH0590359U publication Critical patent/JPH0590359U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2582658Y2 publication Critical patent/JP2582658Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はpHなどのイオン活量の
測定に用いられる比較電極に関し、特に、粘着性高分子
ゲルシートに内部液及び液絡部に相当する機能を有せし
めた固体平面測定用比較電極に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、pHなどのイオン活量の
測定に用いられる比較電極は内部にカロメルや銀/塩化
銀等を用いた内部電極を備え、また、発生起電力を一定
にし、かつ検体との接液部での起電力(液絡部電位)を
最小にするために、高濃度の塩化カリウムからなる内部
液を含んでいる。従って、これらの構成要素の制約から
従来はガラス管のような筒状の形状(通常は円筒形状)
を有する電極本体内に上記内部電極や内部液が収容さ
れ、この筒状の電極本体の先端に液絡部を配した構成を
有している。なお、比較電極からの発生起電力はリード
線を通じて測定処理回路に送られ、同じく測定処理回路
に供給されるpH電極のようなイオン電極からの出力電
圧との電位差によって、pHなどのイオン活量が測定さ
れる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような筒状の電極
本体の先端に液絡部を配した構成の従来の比較電極によ
っても溶液や固体の上部平面のイオン活量を測定する場
合には特に大きな支障は来たさない。しかしながら、固
体の側面や下面等のイオン活量を測定しようとした場合
には、液切れを生じたり、手で押さえ続けなければなら
ないなどの制約があり、事実上これら固体の側面や下面
等のイオン活量は測定できないという欠点があった。
【0004】従って、本考案の目的は、固体の側面や下
面等の特殊な測定条件下でも確実に使用できる構造簡単
で小型の固体平面測定用比較電極を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は本考案に係る
比較電極によって達成される。要約すれば、本考案は、
固体平面のイオン活量を測定するために使用する比較電
極であって、塩素イオン濃度及びpHが一定となるよう
な電解質溶液を吸収させた粘着性高分子ゲルシートを電
極本体の表面に取り付け、該ゲルシートに接触して一定
の電位を発生する金属の内部電極を前記電極本体の内部
に配置したことを特徴とする固体平面測定用比較電極で
ある。
【0006】本考案の一実施例においては、前記粘着性
高分子ゲルシートとしてポリアクリル酸系含水ゲルが使
用される。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例について添付図面を参
照して詳細に説明する。
【0008】図1は本考案による比較電極の一実施例を
示す概略断面図、図2はその分解斜視図である。図示す
るように本実施例の比較電極は、例えばシリコンゴムよ
りなる平面ほぼ長方形状の電極本体1の内部中央に金属
の内部電極2を固定し、この内部電極2の背面に例えば
導電ゴム3を介してリード線4を固定し、このリード線
4を内部電極2と電気的に接続する。このリード線4の
他端は図示しない測定処理回路に接続される。
【0009】一方、電極本体1の表面には、内部電極2
の発生電位を一定にするために、塩素イオン濃度及びp
Hが一定となるような電解質溶液を吸収させた粘着性高
分子ゲルシート5を内部電極2と電気的にも機械的にも
接触させた状態で取り付ける。このように塩素イオン濃
度及びpHが一定な粘着性高分子ゲルシート5を電極本
体1の表面に取り付けると、この粘着性高分子ゲルシー
ト5が従来の比較電極の内部液及び液絡部に相当する機
能を有することになるから、上記構成により比較電極が
形成されたことになる。
【0010】なお、本実施例では上記粘着性高分子ゲル
シート5としてポリアクリル酸系含水ゲルを使用した。
また、電極本体1として縦方向の寸法Aが約60mm、
横方向の寸法Bが約50mm、厚さCが約10mmの外
形寸法を有する平面ほぼ長方形のシリコンゴムを使用し
た。
【0011】このように構成すると、内部液及び液絡部
に相当する機能を有するのが粘着性高分子ゲルシート5
であるため、固体の側面や下面等に固定しても従来の比
較電極のように液切れを生じるようなことはなく、しか
も、粘着性を有するので、固体の側面や下面等に簡単か
つ確実に固定でき、手で押さえ続けなければならないな
どの制約がない。従って、従来不可能であった検体の種
々の部位のイオン活量を確実に測定することができる。
例えば、人体を含む生体の種々の部位のイオン活量を測
定するのに非常に有効である。
【0012】なお、上記実施例ではリード線4を導電ゴ
ム3を介して内部電極2に電気的に接続したが、これは
比較電極を検体に固定した際に、或は比較電極の取り扱
い時に、リード線4が引っ張られたりしても内部電極2
との電気接続を確保するための一手段であるので、導電
ゴムは必ずしも必要ではないし、他の手段を使用しても
よい。また、電極本体、内部電極、粘着性高分子ゲルシ
ート等の構成や形状、使用する材料等は実施例のものに
限定されるものではない。
【0013】
【考案の効果】上述のように、本考案による固体平面測
定用比較電極は、固体平面のイオン活量を測定するため
に使用する比較電極であって、特に、塩素イオン濃度及
びpHが一定となるような電解質溶液を吸収させた粘着
性高分予ゲルシートを電極本体の表面に取り付け、この
粘着性高分子ゲルシートに比較電極の内部液及び液絡部
に相当する機能を持たせたので、固体の側面や下面等に
簡単かつ確実に固定でき、従来不可能であった検体の種
々の部位のイオン活量を確実に測定することができる。
また、電極自体の構成も簡単であるので製造から組立て
までの工程において熟練した技術を必要とせず、安価に
製造できる。その上、小型に形成できるから、例えば人
体を含む生体の種々の部位のイオン活量を測定するのに
非常に好便である等の顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による比較電極の一実施例を示す概略断
面図である。
【図2】図1の比較電極を分解して示す概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 電極本体 2 内部電極 3 導電ゴム 4 リード線 5 粘着性高分子ゲルシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 金野 裕子 埼玉県狭山市大字北入曽613番地 東亜 電波工業株式会社 狭山工場内 (56)参考文献 特開 平3−84449(JP,A) 実開 昭63−96453(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 27/30 311

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体平面のイオン活量を測定するために
    使用する比較電極であって、塩素イオン濃度及びpHが
    一定となるような電解質溶液を吸収させた粘着性高分子
    ゲルシートを電極本体の表面に取り付け、該ゲルシート
    に接触して一定の電位を発生する金属の内部電極を前記
    電極本体の内部に配置したことを特徴とする固体平面測
    定用比較電極。
  2. 【請求項2】 前記粘着性高分子ゲルシートがポリアク
    リル酸系含水ゲルであることを特徴とする請求項1の固
    定平面測定用比較電極。
JP1992036702U 1992-05-01 1992-05-01 比較電極 Expired - Lifetime JP2582658Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992036702U JP2582658Y2 (ja) 1992-05-01 1992-05-01 比較電極

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992036702U JP2582658Y2 (ja) 1992-05-01 1992-05-01 比較電極

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0590359U JPH0590359U (ja) 1993-12-10
JP2582658Y2 true JP2582658Y2 (ja) 1998-10-08

Family

ID=12477105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992036702U Expired - Lifetime JP2582658Y2 (ja) 1992-05-01 1992-05-01 比較電極

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2582658Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6396453U (ja) * 1986-12-11 1988-06-22
JP2844358B2 (ja) * 1989-08-29 1999-01-06 太陽誘電株式会社 イオンセンサ及びセンサプレート

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0590359U (ja) 1993-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2298928A3 (en) Biosensor electrode
CA2072885A1 (en) Polarographic chemical sensor with external reference electrode
DE69319516T2 (de) Amperometrisches Messgerät mit einem elektrochemischen Sensor
US4681115A (en) Electrochemical measuring cell having an ancillary electrode
JPH0230250B2 (ja)
RU94019412A (ru) Электрохимический источник тока и электронное устройство, имеющее чувствительный к влажности компонент
EP1263001A3 (en) Electrical assembly
JPS6117949A (ja) 固体ペ−ハ−センサ
JP2582658Y2 (ja) 比較電極
JPS63138253A (ja) 溶液中のナトリウムイオン濃度を測定するための固体電極およびこれを含むセンサー
KR850004682A (ko) 적외선 방사검출기
JP2573521Y2 (ja) クリップ形イオン活量測定用複合電極
JPH049561Y2 (ja)
RU2093067C1 (ru) Электрод для снятия биопотенциала
JPS6122285Y2 (ja)
JPS5840718Y2 (ja) 圧電発音体
JPS642722Y2 (ja)
JPH0614758Y2 (ja) 生体用電極
JPS5839728Y2 (ja) 生体刺激装置
JPS62160363U (ja)
JPS622517Y2 (ja)
JPS5893834U (ja) パイロ検出素子の構造
JPS6228652A (ja) 感ガス素子の支持装置
JPH0427560U (ja)
JPS6241128U (ja)