JP2582310Y2 - ファンモータの防水装置 - Google Patents

ファンモータの防水装置

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JP2582310Y2
JP2582310Y2 JP1991102062U JP10206291U JP2582310Y2 JP 2582310 Y2 JP2582310 Y2 JP 2582310Y2 JP 1991102062 U JP1991102062 U JP 1991102062U JP 10206291 U JP10206291 U JP 10206291U JP 2582310 Y2 JP2582310 Y2 JP 2582310Y2
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JP
Japan
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waterproof
waterproof plate
side bracket
fan motor
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修明 森野
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用ラジエータおよ
びコンデンサ冷却等に用いられるファンモータの防水装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種のファンモータにおいては
防水構造がとられている。
【0003】以下、従来のファンモータの防水装置につ
いて図3を参照しながら説明する。図3に示すように、
出力側ブラケット1と反出力側ブラケット2およびブラ
シホルダ3でファンモータの外郭を構成し、各々部品の
合わせ面はシール剤を塗布することにより密閉構造とし
て水の浸入を防止している。また内部に設けられる出力
側軸受4と前記出力側ブラケット1の軸受嵌合部より水
の浸入を防止するため、出力側軸受4の外周にOリング
10を設けていた。また出力軸5に取付けたファン6の
ハブ部は、前記出力側ブラケット1のヨーク外周部を覆
い、出力軸受4部に到達する水量を抑制する構成となっ
ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような構成では、
モータ運転時の発熱や外気温度の上昇時に被水すると、
モータ内の圧力の急激な変化により、いわゆる呼吸作用
を起こし、出力側ブラケット1と反出力側ブラケット2
の合わせ面、反出力側ブラケット2とブラシホルダ3の
接合面、出力軸受4部等いずれかの密封性の一番弱い箇
所より浸水するという問題があった。
【0005】本考案は上記問題点を解決するもので、簡
単な構成でより信頼性の高い防水装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は出力側ブラケッ
トに軸受け保持用円筒部と、この軸受保持円筒部を中心
とする円形の溝部を形成し、前記溝部に呼吸孔を設け、
前記溝部を覆う防水板を設けるとともに、防水板の溝部
に対応する平面部に前記呼吸孔と非対応位置に外方向に
突出したバーリング孔を形成した構成を有する。
【0007】
【作用】本考案は上記した構成において、モータ運転時
の発熱や外気温の上昇時に際してモータ内部の上昇した
圧力を前記呼吸孔より逃がして一定に保つが、モータが
被水しても防水板で防水し、しかもバーリング孔が位置
をずらせて設けているので、水がモータ内に入りにくく
なる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図1
(a),(b)を参照しながら説明する。
【0009】図に示すように出力側ブラケット7は軸受
保持用円筒部7cの外周に溝部7aを有し、前記溝部7
aの内底に呼吸孔7bを有している。
【0010】前記出力側ブラケット7の外面には前記溝
部7aを覆うように円板状の防水板8を設けてあり、こ
の防水板8の溝部7aと対向する平面部8aにファン側
に打出したバーリング孔8bを設けている。そして、バ
ーリング孔8bと出力側ブラケット7の呼吸孔7bとの
ラジアルな角度関係は、バーリング孔8bより水が浸入
した場合であっても呼吸孔7bよりモータ内への水の浸
入を防ぐため、同一角度でなく30度〜120度ずらし
ている。前記防水板8は中心に孔をもち、この孔縁を軸
受保持用円筒部7cの外周に嵌合して固定されている。
【0011】また、出力軸5に結合されたファンのハブ
6の防水板8と対面する側には、出力軸5と同心で円筒
状のリブ6aを形成してあり、このリブ6aは、防水板
8の外縁部8cとラビリンス構造を形成している。な
お、出力側軸受9の外周にはOリングを装着していな
い。また、他の構成部材は従来例と同様の構成であり、
その説明は省略する。
【0012】前記本考案の一実施例の防水装置は、呼吸
孔7bおよびバーリング孔8bにより、モータ運転時の
発熱や外気温の上昇時に、モータ内部の昇圧空気を逃が
し、したがってモータ内部の圧力を一定に保つため、被
水しても各部品の合わせ面、嵌合部より呼吸作用による
浸水が防止できる。
【0013】また、ファンのハブ6に設けた円筒状のリ
ブ6aと防水板8の外縁部8cとのラビリンス構造の形
成、および溝部7aと防水板8とで形成する空間部への
浸水方向に逆行したバーリング孔8bの採用、さらには
呼吸孔7bに対しバーリング孔8bが非対応位置にある
ことにより、呼吸孔より直接水が浸入することを防止で
きる。
【0014】さらに、万一、溝部7aと防水板8とで形
成する空間部へ水が浸入した場合、バーリング孔8bの
方向は排水方向であり、その排水が容易にできる。
【0015】次に本考案の他の実施例について、図2を
参照しながら説明する。このものは、図に示すように防
水板8はその中心の孔8dを軸受円筒部7cと嵌合して
固定するが、固定をより安定にするため、シール剤11
を介在させて出力側ブラケット7と防水板8の平面部8
aを接着する。なお、他の構成は前記実施例と同様であ
り、その説明は省略する。
【0016】このように本考案の実施例の防水装置によ
れば、出力側ブラケット7の溝部7aと防水板8とで形
成する空間部への浸水を防止することがさらに高まるば
かりか、シール剤11のダンピング効果により防水板8
の共振から発生する共振音の防止に効果がある。
【0017】
【考案の効果】以上の実施例から明らかなように、本考
案は出力側ブラケットの呼吸孔によりモータ内部の圧力
を一定に保つため、被水しても呼吸作用による浸水が防
止でき、しかも呼吸孔をカバーする防水板や、防水板平
面部のバーリング孔の位置および防水板の外縁部とファ
ンハブの円筒状リブとのラビリンス構造により、前記呼
吸孔より直接浸水することも防止しており、信頼性の高
い防水装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本考案の一実施例のファンモータの側断
面図 (b)同正面図
【図2】本考案の他の一実施例のファンモータの側断面
【図3】従来例のファンモータの側断面図
【符号の説明】
5 出力軸 6 ファンのハブ 6a リブ 7 出力側ブラケット 7a 溝部 7b 呼吸孔 7c 軸受保持用円筒部 8 防水板 8a 平面部 8b バーリング孔 8c 外縁部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力軸にファンを取付けたファンモータ
    において、出力側ブラケットに軸受け保持用円筒部と、
    この軸受保持円筒部を中心とする円形の溝部を形成し、
    前記溝部に呼吸孔を設け、前記溝部を覆う防水板を設け
    るとともに、防水板の溝部に対応する平面部に前記呼吸
    孔と非対応位置に外方向に突出したバーリング孔を形成
    したファンモータの防水装置。
  2. 【請求項2】 ファンはハブの出力側ブラケットと対応
    する側に円筒状リブを有し、防水板の外縁部と前記円筒
    状リブでラビリンス構造を構成した請求項1記載のファ
    ンモータの防水装置。
  3. 【請求項3】 防水板平面部と出力側ブラケットと接触
    対応する平面部にダンピング効果を有したシール剤を介
    在させた請求項1記載のファンモータの防水装置。
JP1991102062U 1991-12-11 1991-12-11 ファンモータの防水装置 Expired - Lifetime JP2582310Y2 (ja)

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JPH0550963U JPH0550963U (ja) 1993-07-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH066691Y2 (ja) * 1989-01-19 1994-02-16 松下電器産業株式会社 ファンモータの防水構造
JP3045054U (ja) * 1997-07-03 1998-01-23 株式会社久月 節句用飾り台
JP3097365U (ja) * 2003-04-17 2004-01-22 鈴木 智子 額縁用マットおよび額縁

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JPH0550963U (ja) 1993-07-02

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