JP2581694B2 - 非同期デ−タ転送方式 - Google Patents

非同期デ−タ転送方式

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Description

【発明の詳細な説明】 〔目 次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術(第10図,第11図) 発明が解決しようとする問題点(第12図) 問題点を解決するための手段(第1図) 作用(第1図) 実施例 実施システムの構成(第2図) 信号状態の遷移(第8図) 実施例の動作 親機より子機へのデータ送信動作 (第2,第3,第5,第6,第8図) 親機が子機からデータ受信動作 (第2,第4,第5,第7,第8図) 他の実施例(第9図) 発明の効果 〔概 要〕 親機の要求に基づいて親機と子機間で行われる非同期
データ転送方式に関し、 データ転送に必要な信号線の数を低減させ、各信号線
の遅延時間差,波形歪,クロストーク等の影響を受け
ず、転送効率の良い非同期データ転送を実現することを
目的とし、 親機と子機間に3本の信号経路を設け、少なくとも3
本の信号経路中の1本の信号経路に与える1回のレベル
変化によって生じる前記3信号経路上の信号状態の遷移
に意味を持たせることにより非同期データ転送を行うよ
うに構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、コンピュータ間やコンピュータと周辺機
等、任意の2局間におけるデータ転送方式、特に、親機
の要求に基づいて親機と子機間で行われる非同期データ
転送方式に関する。
〔従来の技術〕
2局間のデータ転送方式には、同期データ転送方式と
非同期データ転送方式がある。
同期データ転送方式は、送信側と受信側で同期をとっ
てデータを一定速度で送受信を行う方式である。この同
期データ転送方式は、比較的高速な転送が可能である
が、転送時間に制限があり、効率もあまり良くない不利
がある。
これに対し、非同期データ転送方式は、データ転送の
開始/終了を指示するスタート/ストップビットを用い
てデータの送信を任意の間隔で行う方式であり、タイミ
ングの基本となるクロックは送信側と受信側でそれぞれ
独立しており、互いに同期はしていない。
第10図は、この非同期データ転送方式の基本構成を示
したものである。
第10図において、41は親機、42は子機で、両機の間で
親機41の制御の下で非同期データ転送が行われる。
43はデータ線で、直列データが転送される。44はクロ
ック線で、データの各ビットに同期したクロークが転送
される。45は送/受(T/R)線で、親機41から子機42に
データが送信されるか、子機42からのデータが親機41に
受信されるかを指示する信号が送られる。46はスタート
/ストップ(START/STOP)線で、データの開始及び終了
を指示する信号が送られる。47は応答(ACK)線で、応
答(ACK)信号が送られる。
次に、第11図の動作波形図を参照し、親機41より子機
42にデータを送信する場合を例にとって、非同期データ
転送動作を説明する。
T/R線45をオン状態にして送信を子機42に通知する
(第11図(c))。子機42から受信可能の応答がある
と、データ転送開始を指示するスタートビット(“0"ビ
ット)をSTART/STOP線46を経由して子機42に送る(第11
図(d))。
次いで、クロックがクロック線44により、またデータ
は、クロックに同期して最初の1ビットデータDB1がデ
ータ線43により子機42にそれぞれ送られる(第11図
(a),(b))。
子機42より1ビットデータ受信のACK信号ACK1がACK線
より応答されると、次の1ビットのデータDB2が送られ
る(第11図(a),(b),(c))。このように、デ
ータを1ビット送信する毎に子機42からのACK信号によ
り受信を確認して、所定のnビットのデータを送信す
る。
送信が終了すると、送信終了を指示するストップビッ
ト(“1"ビット)をSTART/STOP線46により子機42に送り
(第11図(d))、T/R信号45をオフ状態に戻してデー
タ転送を終了する(第11図(c))。
子機42は、受信したデータを図示しないバッファに一
旦格納し、子機42側のクロックで読み出して所定の処理
をする。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の非同期データ転送方式は、前述のようにそれぞ
れの意味付けを持った多数の信号及びデータ転送用の信
号線を使用していたので、これらの信号線の数が多くな
るという問題があった。
また、多数の信号線のレベルを所定の転送手順に従っ
て変化してデータ転送が行われるので、もし、各信号線
の伝送遅延時間に差があったり、連送波形に歪が生じる
と、誤動作が生じデータ転送が正しく行われないという
問題があった。
例えば、第12図において、(a)は正常なデータ波形
“101001"であり、(b)は正常なクロック波形であ
る。データ信号は、他の信号に対して遅延や波形歪が大
きく生じるので、(c)のようなデータ波形となって受
信されると、元のデータ“101001"が“101101"と誤って
受信されることになる。
本発明は、非同期データ転送方式において、データ転
送に必要な信号線の数を低減させるとともに、各信号線
の遅延時間差,波形歪,クロストーク等の影響を受け
ず、かつ転送効率の良い非同期データ転送方式を提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図は、本発明の原理説明図である。
第1図において、10は親機、20は子機で、両機の間
で、親機の制御の下で非同期データ転送が行われる。
31,32及び33は、親機10と子機20間に設けられた信号
経路で、この3本の信号経路31〜33により非同期データ
転送が行われる。
この3本の信号経路31〜33のレベル状態が1つの信号
状態を形成する。
非同期データ転送は、3本の信号経路31〜33中の1本
の信号経路に与える1回のレベル変化によって生じる信
号経路上の信号状態の遷移に意味を持たせることにより
行われる。
〔作 用〕
信号経路31,32及び33上の信号レベルをLA,LB及びLCと
すると、(LA,LB,LC)が1つの信号状態を形成する。
各信号レベルLA,LB及びLCは、データ転送時はそれぞ
れ“0"又は“1"にレベル変化する。1つの信号レベルの
1回のレベル変化によって生じる信号状態の遷移にそれ
ぞれ意味が付与される。
例えば、(111)を初期状態としたときに、信号状態
を遷移に次のような意味が付与される。
(111)→(101):親機より子機にデータ送信を要求、 (101)→(100):子機より送信可の応答 (100)→(000):親機より子機に対する送信開始の指
示、 (000)→(001):子機より送信開始可の応答、 (010)→(101):親機より子機に1ビットのデータ
“0"の転送指示、 (101)→(100):子機より1ビットデータ“0"の受信
の応答、 以下、同様にして、1ビットデータ“1"の送信処理,
送信データの終了処理,親機10が子機20側のデータを受
信する処理に対する信号状態の遷移の意味付けが行われ
る(詳細は、実施例の項で説明する)。
このように、3本の信号経路31〜33中の1本の信号経
路に与える1回のレベル変化によって生じる信号状態の
遷移に意味を持たせることにより、親機10と子機20間に
おける非同期データ転送を行うことができる。
以上のように、3本の信号経路により非同期データ転
送が可能であるので、信号線の数を最小3本(アース線
を含めた場合は4本)にまで減少させることができる。
また、1本の信号経路における1回のレベル変化によ
って生じる信号状態の遷移に意味を持たせるようにした
ので、クロストークの影響を受けにくく、レベル変化は
親機、子機が交互に行なうので各信号経路の遅延時間の
差に全く影響されず、誤動作のない、かつ効率の良い非
同期データ転送を行うことができる。
〔実施例〕
本発明の実施例を、第2図〜第9図を参照して説明す
る。第2図は本発明の一実施システムの構成の説明図、
第3図〜第5図は実施例の処理フローチャート、第6図
及び第7図は実施例の動作波形図、第8図は実施例にお
ける信号状態の遷移説明図、第9図は信号経路の他の実
施例の説明図である。
(A)実施システムの構成 第2図において、親機10,子機20,信号経路31〜33につ
いては、第1図で説明した通りである。
この実施例では、3本の信号経路31〜33は3本の信号
線によって構成される。したがって、3本の信号線を各
信号経路に対応させ、同じ符号31〜33で示すことにす
る。34はアース線である。
また、親機10は、例えばホストCPUであり、子機20
は、図示しないデバイスのデータのリード/ライトを行
う装置である。
親機10において、11はプロセッサ(MPU)で、親機10
の行う非同期データ転送動作を制御する。12はROMで、M
PU11の行う非同期データ転送動作制御用のプログラムが
格納されている。
13はRAMで、親機10が子機20で送信するデータ数Iを
格納するI領域131、親機10が子機20に送信するデータ
の順番N(=1,2,…,I)が格納されるN領域132、親機1
0が子機20に送信するデータの配列W(N)(N=1,2,…,
I)が格納されるW(N)領域133、親機10が子機20より受信
するデータ数Jが格納されるJ領域134、親機10が子機2
0より受信するデータの順番M(=1,2,…,J)が格納さ
れるM領域135、親機10が子機20より受信するデータの
配列R(M)(M=1,2,…,J)が格納されるR(M)領域136を
有している。
14は出力ポートで、親機10が信号線31上に送出する出
力信号MOA及び信号線32上に送出する出力信号MOBを保
持,出力する。
15は入力ポートで、信号線32より入力された子機20か
らの入力信号MIB及び信号線33より入力される子機20か
らの入力信号MICを保持する。
16Aおよび16Bはドライバで、出力ポート14の出力信号
MOA及びMOBをそれぞれ信号線31及び32上に送出する。
17Bおよび17Cはレシーバで、信号線32及び33からの入
力信号MIB及びMICをそれぞれ受信して、入力ポート15に
送る。
18A,18B及び18Cは、信号線31,32及び33の負荷抵抗で
ある。
19は共通バスで、MPU11,ROM12,RAM13,出力ポート14及
び入力ポート15が共通に接続される。
子機20において、21はプロセッサ(MPU)で、子機20
の行う非同期データ転送動作を制御する。22はROMで、M
PU21の行う非同期データ転送動作制御用のプログラムが
格納されている。
23はRAMで、子機20が親機10より受信するあらかじめ
定められたデータ数をIとして、子機20が親機10より受
信するデータの順番(N=1,2,…,I)が格納されるN領
域232、子機20が親機10より受信するデータの配列W(N)
(N=1,2,…,I)が格納されるW(N)領域233、子機20が
親機10に送信するあらかじめ定められたデータ数をJと
して、子機20が親機10に送信するデータの順番M(=1,
2,…,J)が格納されるM領域235、子機20が親機10に送
信するデータの配列R(M)(M=1,2,…,J)が格納される
R(M)領域236を有している。
24は出力ポートで、子機20が信号線32上に送出する出
力信号SOB及び信号線33上に送信する出力信号SOCを保
持,出力する。
25は入力ポートで、信号線31より入力される親機10か
らの入力信号SIA及び信号線32より入力される親機10か
らの入力信号SIBを保持する。
26B及び26Cはドライバで、出力ポート24の出力信号SO
B及びSOCをそれぞれ信号線32及び33上に送出する。
27A及び27Bはレシーバで、信号線31及び32からの入力
信号SIA及びSIBをそれぞれ受信して、入力ポート25に送
る。
28A,28B,28Cは、信号線31,32及び33の負荷抵抗であ
る。
29は共通バスで、MPU21,ROM22,RAM23,出力ポート24及
び入力ポート25が共通に接続される。
以上の説明から明らかなように、この実施例では、信
号線31は、親機10より子機20側に信号を送る片方向性信
号線であり、信号線32は双方向性であり、信号線33は子
機20より親機10側に信号を送る片方向性信号線である。
(B)信号状態の遷移 第8図の信号状態遷移図において、実線の四角内の各
3個の信号配列は、信号線31,32及び33によって形成さ
れる各種の信号状態(LA,LB,LC)を示す。LA,LB及びLC
は、それぞれ信号線31,32及び33の信号レベルである。
各種の数字(1,2,…)を実際の丸で囲った,等
は、対応する信号状態遷移の持つ意味内容を記号化して
示したものである。例えば、は、信号状態(111)か
ら(101)への遷移の持つ意味内容を示し、は、信号
状態(101)から(100)への遷移の持つ意味内容を示す
(各遷移の持つ意味内容については、次の動作説明の項
において述べる)。
各信号状態を接続する実線の矢印は、親機10から子機
20に対して与えられる信号状態の遷移の方向を示し、破
線の矢印は、子機20が親機10に対して与えられる信号状
態の遷移の方向を示す。
(C)実施例の動作 実施例の動作を、親機10より子機20にデータを送信す
る場合及び親機10が子機20よりデータを受信する場合に
分けて説明する。いずれの場合も、非同期データ転送は
親機からの要求に基づいて行われ、信号線31〜33の初期
状態における信号状態は(111)であるとする。すなわ
ち、初期状態において、親機10側の各信号MOA,MOB、子
機20側の各信号SOB,SOCはいずれも“1"であるとする。
なお、以下で説明する親機10及び子機20で行われる非
同期データ転送時の各処理は、すべてそれぞれのMPU(1
1,21)及びROM(12,22)のデータ転送制御プログラムの
制御下で行われるものであるが、特に必要でないかぎり
そのことに言及しない。
(C−1) 親機より子機へのデータの送信動作 親機10より子機20にデータを送信する場合の動作を、
データ“001011"を送信する場合を例にとり、第2図,
第3図,第5図,第6図及び第8図を参照し、第3図及
び第5図の処理ステップに従って説明する。第3図及び
第5図の各フローチャートにおいて、Sabc(a,b,c:1,2,
…)は各処理ステップを示し、,等は、対応する処
理ステップによって生じる信号状態遷移の持つ意味内容
を示し、その内容は、第8図の同一数字のもの(,
等)に対応する。
なお、親機10側の入力信号はMIB及び子機20側の出力
信号SOBは、親機10より子機20にデータを送信する場合
の動作に関与しない。
(C−1−1)送信開始処理 最初に、親機10から子機20にデータ送信を行う場合の
送信開始処理について説明する。
親機10のRAM13の領域133には転送データW(1)〜W
(6)(001011)が予め格納されており、I領域131にはデ
ータの数I(=6)が格納されている。
(1) ステップS101 親機10より子機20にデータを送信する場合は、親機10
のMPU11は、出力ポート14に指示し、出力信号MOBを“1"
から“0"にし、信号状態を初期状態(111)から(101)
に変化させて遷移を発生させる(第3図のステップS
101及び遷移,第6図及び第8図の遷移)。
すなわち、遷移により、親機10から子機20に対し、
データ送信を行うことが通知される(なお、受信開始処
理の場合にも用いられので、一般には、送受信要求が通
知される)。
(2) ステップS302,S303 ステップS101により親機10側の出力信号MOBが“0"に
なると、信号線31及び子機20の入力信号SIBも“0"にな
る。
子機20は、入力信号SIBが“0"になったこと、すなわ
ち初期状態(111)から(101)に変化して遷移が発生
したことを検知すると(第5図のステップS302及び遷移
)、親機10より子機20に対しデータ送信要求のあるこ
とを知り、受信可能の状態にあるときは、出力信号SOC
を“1"から“0"にして応答する。これにより、信号線31
〜33上の信号状態は(101)から(100)に変化して、遷
移が発生する(第5図のステップS303及び遷移,第
6図及び第8図の遷移)。
すなわち、遷移により、子機20から親局10に対する
送信可の通知が行われる(なお、受信開始処理の場合に
も用いられるので、一般には、送受信要求可の通知とな
る)。
(3) ステップS102,S103,S104 子機20側の出力信号SOCがステップS303により“0"に
なると、信号線33及び親機10の入力信号MICも“0"にな
る。
親機10は、入力信号MICが“0"になり遷移が発生し
たことを検知すると(第3図のステップS102及び遷移
)、子機20より親機10に対し送信可の応答のあったこ
とを知り、出力信号MOAを“1"から“0"にして、送信開
始を子機20に知らせる。このとき、信号線31〜33上の信
号状態は(100)から(000)に変化して、遷移が発生
する(第3図のステップS103及び遷移,第6図及び第
8図の遷移)。
すなわち、遷移により、親局10から子機20に対し、
送信開始が指示される。
親機10のMPU11は、ステップS103でMOBを“0"にする
と、次いで、RAM13中のN領域132に“1"をセットする
(第3図のステップS104)。
なお、RAM13のI領域131には送信データ数Iが、W(N)
領域133には送信データ配列W(N)(N=1,2,…,I)が、
初期設定動作時に予め格納されている。この実施例で
は、I=6,W(N)(N=1〜6)=“001011"である。
(4) ステップS304,S306,S307 親機10側の出力信号MOAがステップS103により“0"に
なると、信号線31及び子機20の入力信号SIAが“0"にな
る。
子機20は、入力信号SIAが“0"になり遷移が発生し
たことを検知すると、親機10より子機20に対しデータ転
送開始の指示があったことを知る(第5図のステップS
304及び遷移)。
子機20のMPU21は、遷移を検知すると、RAM23中のN
領域232に“1"をセットした後(第5図のステップ
S306)、出力信号SOCを“0"から“1"にして親局10にデ
ータ送信開始可の応答をする。このとき、信号線31〜33
上の信号状態は(000)から(001)に変化して、遷移
が発生する(第5図のステップS307及び遷移,第6図
及び第8図の遷移)。
すなわち、遷移により、子機20から親機10に対し、
送信開始可の応答が行われる。
以上の(1)〜(5)の処理、すなわち遷移→→
→によって行われる処理により、親機10から子機20
に対するデータ送信開始処理が行われる。
(C−1−1)データ送信処理 (5) ステップS105,S106 子機20側の出力信号SOCがステップS307により“1"に
なると、信号線33及び親機10の入力信号MICも“1"とな
る。
親機10は、入力信号MICが“1"になり遷移が発生し
たことを検知すると、子機20より親機10に対し送信開始
可の応答のあったことを知る(第3図のステップS105
び遷移)。
MPU11は、遷移を検知すると、RAM13のW(N)領域133
の最初の送信データビットW(1)が“0"か“1"を判別する
(ステップS106)。この実施例ではW(1)=“0"であるの
で、“0"が検出される。
(6) ステップS107,S108 ステップS106においてW(1)=“0"が検出されると、MP
U11は、出力信号MOAを“0"から“1"にして1ビットのデ
ータ“0"を送信する。これにより、信号線31〜33上の信
号状態(001)から(101)に変化して、遷移が発生す
る(第3図のステップS107及び遷移,第6図及び第8
図の遷移) すなわち、遷移により親機10から子機20に対し、1
ビットデータ“0"の送信が行われる。
MPU11は、データが1ビット送信されると、N領域132
の値を“+1"して“2"とする(第3図のステップ
S108)。
(7) ステップS309,S310,S311 親機10側の出力信号MOAがステップS107により“1"に
なると、信号線31及び子機20の入力信号SIAも“1"にな
る。
子機20は、入力信号SIAが“1"になり遷移が発生し
たことを検知すると、親機10より1ビットデータ“0"が
送信されたことを知る(第5図のステップS309及び遷移
,第6図及び第8図の遷移)。
MPU21は、1ビットデータ“0"が受信されたことを検
知する。RAM23のW(N)領域233に受信データW(1)(=
“0")を格納し、N領域232の値を“+1"して“2"とす
る(第5図のステップS310)。
次いで、MPU21は、出力信号SOCを“1"から“0"にし
て、1ビットデータ“0"の受信を親機10に通知する。こ
れにより、信号線31〜33上の信号状態は(101)から(1
00)に変化して、遷移が発生する(第5図のステップ
S311及び遷移,第6図及び第8図の遷移)。
すなわち、遷移により、子機20から親機10に対し、
1ビットデータ“0"の受信の通知が行われる。
(8) ステップS109,S110,S111 子機10側の出力信号SOC及びステップS311により“0"
になると、信号線33及び親機10の入力信号MICも“0"と
なる。
親機10は、入力信号MICが“0"になり遷移が発生し
たことを検知すると、子機20より親機10に対し1ビット
データ“0"の受信の応答があったことを知る(第3図の
ステップS109及び遷移) MPU11は、遷移を検知すると、RAM13中のN領域132
のN値(=2)が、I領域131のデータ数I(=6)よ
り大きいか判別する(第3図のステップS110)。この段
階ではN(=2)<I(=6)である。
MPU11は、NがIより大きくないことを検出すると、
出力信号MOAを“1"から“0"にして、1ビットデータ
“0"に引き続いてデータの送信があることを子機20に通
知する。これにより、信号線31〜33上の信号状態は(10
0)から(000)に変化し、遷移が発生する(第3図の
ステップS111及び遷移,第6図及び第8図の遷移
)。
すなわち、遷移により、親機10から子機20に対し、
1ビットデータ“0"に引き続きデータ送信のあることが
通知される。
ステップS111の処理が終了すると、ステップS105に戻
り、入力信号MICが“1"になること、すなわち遷移が
発生して子機20より送信開始可の応答があるのを待つ。
(9) ステップS312 親機10側の出力信号MOAがステップS111により“1"か
ら“0"になると、信号線31及び子機20の入力信号SIAも
“0"になる。
子機20は、入力信号SIAが“0"になり、遷移が発生
したことを検知すると、親機10より引き続きデータ送信
があることを知る(第5図のステップS312及び遷移,
第6図及び第8図の遷移)。
MPU21は、遷移を検知すると、ステップS307に戻
り、出力信号SOCを“0"から“1"にして、データ送信開
始可を応答する。
以上の(5)〜(9)の処理、すなわち、遷移→
→→の処理により、1ビットデータ“0"が一回送信
される。
したがって、この遷移→→→の処理を繰り返
すことにより、データ“0"の連続送信が行われる。この
実施例では、W(1)とW(2)が連続して“0"であるので、2
回繰り返される(第6図参照)。
W(2)(=“0")の送信が終了した段階で、親機10のN
領域132及び子機20のN領域232のN値は“3"となり、子
機20のW(N)領域233には、W(1)及びW(2)(いずれも
“0")が格納され、親機10はステップS105に、子機20は
ステップ307に戻っている。
次に、1ビットデータ“1"の送信処理を(10)以下で
説明する。なお、親機10及び子機20側の各出力信号及び
入力信号の変化によりどのようにして各遷移が発生か
は、これまでの各説明から明らかであるので、以下、遷
移の変化を中心に1ビットデータの送信処理を説明す
る。
(10) ステップS105,S106,S112,S113 親機10のMPU11は、子機20側の出力信号SOCがステップ
S307で“1"になり、それに伴って入力信号MICが“1"に
なったことから遷移を検出すると(ステップS105)、
W(N)領域133の次のW(3)が“1"か“0"かを判別する(ス
テップS105)。この実施例では、W(3)=“1"であるの
で、“1"が検出される。
MPU11は、W(3)=“1"が検出された場合は出力信号MOB
を“1"にし、信号状態が(001)から(011)に変化する
遷移を発生させることにより、1ビットデータ“1"を
送信する(第3図のステップS112及び遷移,第6図及
び第8図の遷移)。
すなわち、遷移により、親機10から子機20に対し、
1ビットデータ“1"の送信が行われる。
データが1ビット送信されると、MPU11は、N領域132
のN値を“1"だけ増加して“4"とする(第3図のステッ
プS113)。
(11) ステップS308,S314,S315 ステップS113において親機10側の出力信号MOBが“1"
となり、子機20側の入力信号SIBが“1"となって遷移
の発生を検知すると、MPU21は、親機10より1ビットデ
ータ“1"が送信されたことを知る(第5図のステップS
308及び遷移,第6図及び第8図の遷移)。
MPU21は、1ビットデータ“1"の受信を検出すると、R
AM23のW(N)領域233に受信データW(3)(=“1")を格納
し、N領域232の値を“+1"して“4"とする(第5図の
ステップS314)。
次いで、MPU21は、出力信号SOCを“1"から“0"にし、
信号状態が(011)から(010)に変化する遷移を発生
させて、1ビットデータ“1"の受信を親機10に通知す
る。(第5図のステップS315及び遷移,第6図及び第
8図の遷移)。
すなわち、遷移により、子機20から親機10に対し、
1ビットデータ“1"の受信の通知が行われる。
(12) ステップS114,S115,S116 ステップS315により子機20側の出力信号SOCが“0"と
なり、親機10側の入力信号MICが“0"になると、MPU11は
遷移の発生を検知すると、1ビットの送信データ“1"
が子機20に受信されたことを知る(第3図のステップS
114及び遷移)。
MPU11は、遷移を検知すると、RAM13中のN領域132
のN値(=4)がI領域131のデータ数I(=6)より
大きいか判別する(第3図のステップS115)。
この段階ではN(=4)<I(=6)であるので、MP
Uは、出力信号MOBを“1"から“0"にし、信号状態が(01
0)から(000)に変化する遷移を発生させて、データ
“1"に続いてデータ送信が行われルことを子機20に通知
する(第3図のステップS116及び遷移,第6図及び第
8図の遷移)。
すなわち、遷移により、親機10から子機20に対し、
1ビットデータ“1"に引き続きデータ送信のあることが
通知される。
ステップS116の処理が終了すると、ステップS105に戻
り、入力信号MICが“1"になること、すなわち遷移が
発生して子機20より送信開始可の応答があるのを待つ。
(13) ステップS316 ステップS116において親機10側の出力信号MOBが“0"
になり、子機20側の入力信号SIBが“0"になって遷移
の発生を検知すると、MPU21は、親機10より引き続きデ
ータ送信のあることを知る(第5図のステップS316及び
遷移,第6図及び第8図の遷移)。
MPU21は、遷移を検知すると、ステップS307に戻
り、出力信号SOCを“0"から“1"にして、データ送信開
始可を応答する。
以上の(10)〜(13)の処理、すなわち遷移→→
→の処理により、1ビットデータ“1"を1回送信す
る処理が行われる。
したがって、この遷移→→→の処理を繰り返
すことにより、データ“1"の連続送信が行われる。
(14) W(4),W(5),W(6)の送信処理 この実施例においては、W(4)=“0",W(5)=W(6)
“1"であるので、W(3)=“1"の送信に続いて遷移→
→→の処理と遷移→→→の処理がそれぞれ
1回行われ、更に遷移→までの処理が行われる(
→の後はデータ送信が行われず、終了処理に入るため
に→の遷移処理は行われない、第6図参照)。
以上のようにして所定のデータW(1)〜W(6)(001011)
の送信が終了すると、親機10側では、RAM13のN領域132
にN値“7"が格納され、ステップS114までの処理、すな
わち子機20からの1ビットデータ“1"の受信の応答を受
け取るまでの処理(遷移)が行われる。
一方、子機20側では、RAM23のN領域232にN値“7"が
格納され、W(N)領域233にはデータW(1)〜W(6)(00101
1)が格納され、ステップS315までの処理、すなわち出
力SOCを“0"にして信号状態が(011)から(010)に変
化する遷移を発生させて、1ビットデータ“1"の受信
を親機10に通知するまでの処理が行われる。
なお、送信データの最後のビットが“0"である場合
は、親機10側では、RAM13のN領域132にN値“7"が格納
され、ステップS109までの処理、すなわち子機20からの
1ビットデータ“0"の受信の応答を受け取るまでの処理
(遷移)が行われる。
一方、子機20側では、RAM23のN領域232にN値“7"が
格納され、W(N)領域233にはデータW(1)〜W(6)(W(6)
“0")が格納され、ステップS311までの処理、すなわち
出力信号SOCを“0"にして信号状態が(101)から(10
0)に変化する遷移を発生させて、1ビットデータ
“0"の受信を親機10に通知するまでの処理が行われる。
次に、親機10から子機20に対するデータ送信の終了処
理について説明する。
(C−1−3)データ送信終了処理 (15) ステップS115,S117,S110,S118 親機10側のMPU11は、ステップS114において遷移に
より子機20からの1ビットデータ“1"の受信通知がある
と、RAM13のI領域131のI値(=6)とN領域132のN
値(=7)の大小関係を判別する(ステップS115)。
全データが送信されるとN(=7)>I(=6)が検
出されるので、MPU11は、出力信号MOAを“0"から“1"に
し、信号状態が(010)から(110)に変化する遷移を
発生させて、送信終了を子機20に通知する(ステップS
117及び遷移まる12,第6図及び第8図の遷移)。
なお、送信データの最後の1ビットデータが“0"であ
る場合は、MPU11は、ステップS109において遷移によ
り子機20からの1ビットデータ“0"の受信通知がある
と、RAM13のI領域131にあるI値(=6)とN領域132
のN値(=7)の大小関係を判別する(ステップ
S110)。
N(=7)>I(=6)が検出されると、MPU11は、
出力信号MOBを“0"から“1"にし、信号状態が(100)か
ら(110)に変化する遷移を発生させて、送信終了を
子機20に通知する(ステップS118及び遷移)。
すなわち、遷移及びにより、親機10より子機20に
対し、送信終了が通知される(いずれの場合も、最後の
信号状態は(110)になる)。
(16) ステップS317,S313,S318 子機20は、ステップS315における遷移により1ビッ
トデータ“1"の受信通知を行った場合は、SIAが1にな
って遷移が検知されることにより送信終了を知る(ス
テップS317及び遷移)。
また、ステップS311における遷移により1ビットデ
ータ“0"の受信通知を行った場合は、SIBが“1"になっ
て遷移が検知されることにより送信終了を知る(ステ
ップS313及び遷移)。
遷移又はにより送信終了を検知すると、MPU21
は、出力信号SOCを“0"から“1"にし、信号状態が(11
0)から(111)に変化する遷移を発生させて、送信終
了を了解した旨を親機10に通知する。
すなわち、遷移により、子機20から親機10に対し、
送信終了を了解した通知が行われる。
(17) ステップS119 ステップS318において出力信号SOCが“1"になり、親
機10側のMICが“1"になって遷移の発生を検知する
と、MPU11は、子機20が送信終了を了解したことを知る
(第3図のステップS119及び遷移,第6図及び第8図
の遷移)。
以上の様にして送信処理が終了すると、信号状態は
(111)の初期状態に復帰する。
(C−2)親機が子機からのデータ受信動作 親機10が子機20からデータを受信する場合の動作を、
データ“001011"を受信する場合を例にとり、第2図,
第4図,第5図,第7図及び第8図を参照し、第4図及
び第5図の処理ステップに従って説明する。
親機10が子機20からのデータを受信する場合の動作
も、親機10の要求に基づいて行われる。
(C−2−1)受信開始処理 (21) ステップS201 親機10が子機20からのデータを受信する場合は、前述
の送信開始処理の場合と同様に、出力信号MOBを“0"に
して遷移を発生させ、受信を行うことを子機20に通知
してその応答を待つ(第4図のステップS201及び遷移
)。
(22) ステップS302,S303 ステップS101により親機10側の出力信号MOBが“0"に
なり、子機20側の入力信号SIBが“0"になって遷移の
発生が検知されると、MPU21は、親機10より処理要求の
あったことを知り(第5図のステップS302及び遷移
)、出力信号SOCを“1"から“0"にして遷移を発生
させて、処理開始可を親機10に通知する(ステップS303
及び遷移)。
(23) ステップS202,S203 ステップS303により子機20側の出力信号SOCが“0"に
なり、親機10側の入力信号MICが“0"になって遷移の
発生が検知されると、MPU11は、子機20より処理要求可
の応答のあったことを知り(第4図のステップS202及び
遷移)、出力信号MOB“0"から“1"にして受信開始を
子機20に通知する。これにより、信号状態が(100)か
ら(110)に変化して、遷移が発生する(第4図のス
テップS203及び遷移,第8図の遷移)。
すなわち、遷移により、親機10から子機20に対し、
受信開始が指示される。
(24) ステップS305,S319,S320 ステップS203により親機10側の出力信号MOBが“1"に
なり、子機20側の入力信号SIBが“1"になって遷移が
検知されると、MPU21は、親機10より受信開始の指示が
あったことを知る(第5図のステップS305及び遷移
)。
MPU21は、遷移を検知すると、RAM23のM領域235に
“1"をセットした後(第5図のステップS319)、出力信
号SOCを“0"から“1"にして、親機10にデータ受信開始
可の応答をする。このとき、信号状態は(110)から(1
11)に変化して、遷移が発生する(第5図のステップ
S320及び遷移,第8図の遷移)。
すなわち、遷移より、子機20から親機10に対し、受
信開始可が通知される。
ステップS320の処理が終わると、子機20は、ステップ
S301に戻って、親機10からの応答を待つ。
(25) ステップS204 ステップS320により子機20側の出力信号SOCが“1"に
なり、親機10側の入力信号MICが“1"になって遷移が
検知されると、MPU11は、子機20がデータ送信可能の状
態になったことを知る(第4図のステップS204及び遷移
)。
以上の(21)〜(25)の処理、すなわち遷移→→
→によって行われる処理により、親機10が子機20か
らのデータを受信する場合の受信開始処理が行われる。
なお、この遷移→→→による受信開始処理
は、受信するデータ数が固定である場合や、子機20がデ
バイス(図示せず)からのデータを読み出して送る際
に、必ず1つのデータを送ってから次のデータを読み出
すように決めてある場合には、無くても差しつかえない
(第7図には、図示されていない)。
なお、この遷移→→→の処理は、後述するよ
うに、受信終了処理にも用いることができる。
(C−2−2)データ受信動作 次に、子機20から送られるデータ“001011"を受信す
る動作について説明する。子機20側のRAM23の領域236に
は転送データR(1)〜R(6)(001011)が予め格納されてい
る。
親機10のRAM13のJ領域134にはあらかじめ子機から受
け取るデータの数J(=6)が格納されている。
(26) ステップS205,S206 親機10が子機20からのデータ受信を開始する場合は、
MPU11は、RAM13のM領域135を“1"にした後(ステップS
205)、出力信号MOAを“1"から“0"にし、信号状態が
(111)から(011)に変化する遷移を発生させて、デ
ータ転送要求を子機20に通知する(第4図のステップS
206及び遷移,第7図及び第8図の遷移)。
すなわち、遷移により、親機10から子機20に対し、デ
ータ転送要求が子機20に指示される。
(27) ステップS301,S321,S322,S323 ステップS206により親機10側の出力信号MOAが“0"に
なり、子機20側の入力信号SIAが“0"になって遷移の
発生を検知すると、MPU21は親機10からデータ転送要求
があったことを知り(第5図のステップS301及び遷移
)、RAM23のR(M)領域236にある最初の転送データR(1)
(=“0")が、“0"であるか“1"であるか判別する(ス
テップS321)。この実施例では、R(1)は“0"であると判
別される。
R(1)=“0"が判別されると、M領域235のM値(=
1)を“+1"して“2"とした後(ステップS322)、出力
信号SOBを“1"から“0"にし、信号状態が(011)から
(001)に変化する遷移を発生させて、1ビットデー
タ“0"を親機10に転送する(第4図のステップS323及び
遷移,第7図及び第8図の遷移遷移)。
すなわち、遷移により、子機20から親機10に対し、
1ビットデータ“0"が転送される。
(28) ステップS207,S208,S209 ステップS323により子機20側の出力信号SOBが“0"に
なり、親機10側の入力信号MIBが“0"になって遷移の
発生が検知されると、MPU11は子機20から1ビットデー
タ“0"の転送のあったことを知る(第4図のステップS
207及び遷移)。
MPU11は、子機20より1ビットデータ“0"が転送され
ると、RAM13のR(M)領域136にW(1)(=“0")を格納し、
M領域135のM値(=1)を“+1"して“2"とする(第
4図のステップS208)。次いで、出力信号MOAを“0"か
ら“1"にし、信号状態が(001)から(101)に変化する
遷移を発生させて、1ビットデータ“0"の受信を子機
20に通知する(第4図のステップS209及び遷移,第7
図及び第8図の遷移)。
すなわち、遷移により、親機10から子機20に対し、
1ビットデータ“0"の受信が通知される。
(29) ステップS324,S325 ステップS209により親機10側の出力信号MOAが“1"に
なり、子機20側の入力信号SIAが“1"になって遷移の
発生が検知されると、MPU21は、親機10に1ビットデー
タ“0"が受信されたことを知る(ステップS324及び遷移
)。
MPU21は、遷移を検知すると、出力信号SOBを“0"か
ら“1"にし、信号状態が(101)から(111)に変化する
遷移を発生させて、1ビットデータ“0"に引き続いて
転送要求受付状態にあることを親機10に通知する(第5
図のステップS325及び遷移,第7図及び第8図の遷移
)。
すなわち、遷移により、子機20から親機10に対し、
1ビットデータ“0"に引き続いて転送要求受付状態にあ
ることが通知される。
ステップS325の処理が終了すると、ステップS301に戻
り、親機10からの応答を待つ。
(30) ステップS210,S211 ステップS325により子機20側の出力信号SOBが“1"に
なり、親機10側の入力信号MIBが“1"になって遷移の
発生が検知されると、MPU11は、子機20より次のデータ
受信が可能であることを知る(ステップS210及び遷移
)。
MPU11は、遷移が検知されると、RAM13のJ領域134
のJ値(=6)とM領域135のM値(=2)の大小関係
を判別する(ステップS211)。この段階ではJ(=6>
M(=2)である。
J>Mが判別されると、親機10は、ステップS206に戻
る。
以上の(26)〜(30)の処理、すなわち、遷移→
→→の処理により、1ビットデータ“0"が1回送信
される。
したがって、この遷移→→→の処理を繰り返
す行うことにより、データ“0"の連続受信が行われる。
この実施例では、R(1)とR(2)が連続して“0"であるの
で、2回繰り返される(第7図参照)。
R(2)(=“0")の受信が終了した段階で、親機10のM
領域135及び子機20のM領域235のM値は“3"となり、親
機10のR(M)領域136には、R(1)及びR(2)(いずれも
“0")が格納され、子機20はステップS301に、親機10は
ステップS206に戻っている。
次に、1ビットデータ“1"の受信処理について説明す
る。
(31) ステップS206 親機10は、ステップS206により、前述と同様に遷移
を発生させて、子機20に次のデータの転送を行う。
(32) ステップS301,S302,S326,S327 子機20は、前述と同様に、ステップS301の処理により
親機10からの転送要求を知り、ステップS302の処理によ
り、RAM23のR(M)領域236の次のデータR(3)が“0"か“1"
かを判別する。R(3)は“1"であるので、“1"が判別され
る。
MPU21は、転送データが“1"であることを検出する
と、M領域235のM値(=3)を“−1"して“4"とした
後(第5図のステップS326)、出力信号SOCを“1"から
“0"にし、信号状態が(011)から(010)に変化する遷
移を発生させて、1ビットデータ“1"を親機10に転送
する(第4図のステップS327及び遷移,第7図及び第
8図の遷移)。
すなわち、遷移により、子機20から親機10に対し、
1ビットデータ“1"が転送される。
(33) ステップS212,S213,S214 ステップS327により子機20側の出力信号SOCが“0"に
なり、親機10側の入力信号MICが“0"になって遷移の
発生が検知されると、MPU11は子機20から1ビットデー
タ“1"の転送のあったことを知る(第4図のステップS
212及び遷移)。
MPU11は、子機20より1ビットデータ“1"が転送され
ると、RAM13のR(M)領域136にW(3)(=“1")を格納し、
M領域135のM値(=3)を“+1"して“4"とする(第
4図のステップS213)。次いで、出力信号MOAを“0"か
ら“1"にし、信号状態が(011)から(110)に変化する
遷移を発生させて、1ビットデータ“1"の受信を子機
20に通知する(第4図のステップS214及び遷移,第7
図及び第8図の遷移)。
すなわち、遷移により、親機10から子機20に対し、
1ビットデータ“1"の受信が通知される。
(34) ステップS328,S329 ステップS214により親機10側の出力信号MOAが“1"に
なり、子機20側の入力信号SIAが“1"になって遷移の
発生が検知されると、MPU21は、親機10に1ビットデー
タ“1"が受信されたことを知る(ステップS328及び遷移
)。
MPU21は、遷移まる20を検知すると、出力信号SOCを
“0"から“1"にし、信号状態が(110)から(111)に変
化する遷移を発生させて、1ビットデータ“1"に引き
続いて転送要求受付状態にあることを親機10に通知する
(第5図のステップS329及び遷移,第7図及び第8図
の遷移)。
すなわち、遷移により、子機20から親機10に対し、
1ビットデータ“1"に引き続いて転送要求受付状態にあ
ることが通知される。
ステップS329の処理が終了すると、ステップS301に戻
り、親機10からの応答を待つ。
(35) ステップS215,S216 ステップS329により子機20側の出力信号SOCが“1"に
なり、親機10側の入力信号MICが“1"になって遷移の
発生が検知されると、MPU11は、子機20より次のデータ
受信が可能であることを知る(ステップS215及び遷移
)。
MPU11は、遷移が検知されると、RAM13のJ領域134
のJ値(=6)とM領域135のM値(=4)の大小関係
を判別する(ステップS216)。この段階では、J(=
6)>M(=4)である。
J>Mが判別されると、親機10は、ステップS206に戻
る。
以上の(31)〜(35)の処理、すなわち、遷移→
→→の処理により、1ビットデータ“1"が1回送信
される。
したって、この遷移→→→の処理を繰り返す
ことにより、データ“1"の連続受信が行われる。
(36) R(4),R(5),R(6)の受信処理 この実施例においては、R(4)=“0",R(5)=R(6)
“1"であるので、R(3)=1の受信に続いて遷移→→
→の処理が行われ、続いて遷移→→→の処
理が連続して行われて、残りのデータ“100"の受信が行
われる(第7図参照)。
以上のようにして所定のデータR(1)〜R(6)(001011)
の受信が終了すると、親機10側では、RAM13のM領域135
にM値“7"が格納され、R(M)領域136にはデータR(1)〜R
(6)(001011)が格納され、ステップS216までの処理、
すなわちM(=7)J=(=6)を検出するまでの処理
が行われる。
一方、RAM20側では、RAM23のM領域235にM値“7"で
格納され、ステップS329までの処理、すなわち出力信号
SOCを“0"にして遷移を発生させて、1ビットデータ
“1"に続いて転送要求受付状態にあることを親機10に通
知するまでの処理が行われる。
なお、受信データの最後のビットが“0"である場合
は、親機10側では、RAM13のM領域135にM値“7"が格納
され、R(M)領域136のにはデータR(1)〜R(6)(R(6)
“0"が格納され、ステップS111までの処理、すなわち、
M(=7)>J(=6)を検出するまでの処理が行われ
る。
一方、子機20側ではRAM23のM領域235にM値“7"が格
納され、ステップS325までの処理、すなわち出力信号SO
Bを“0"にして遷移を発生させて、1ビットデータ
“0"に続いて転送要求受付状態にあることを親機10に通
知するまでの処理が行われる。
ステップS325(遷移)又はS329(遷移のいずれ処
理終了する場合も、信号状態は(111)になって終了す
る。
次に、親機10がRAM20からのデータ受信を終了する受
信終了処理について説明する。
(C−2−3)データ受信終了処理 親機10側のMPU11は、ステップS211又はS216において
M>Jが検出されると、所望の全データの受信が終了し
たことを知り、データ受信終了報告を行う。
データ受信終了報告は、前述の(C−2−1)で説明
した遷移→→→を発生させて行われる(第7図
参照)。その処理内容の説明は、同様であるので省略す
る。
(D)他の実施例 本発明においては、3本の信号線31〜33に、第9図に
示す様に、いずれも双方向性の信号線(31′,32′,33′
で示す)を用いることができる。
このようにすると、各信号線が送受信に用いられるの
で、親機と子機の切換えが可能となり、コネクタを親機
用と子機用に割り付けたり、信号線ケーブルをひねった
りする必要がなくなる。
また、第2図において、信号線32はデータを伝送する
双方向性であるが、信号線31及び33のように、片方向の
信号線2本で構成し、ドライバ16Bとレシーバ28Bおよび
ドライバ26Bとレシーバ17Aを接続してデータを伝送する
ようにしてもよい。
また、データ信号や信号状態を形成する各信号は正論
理又は負論理のいずれも用いることができる。
更に、本発明における各信号の伝送方式は、実施例の
ような伝送方式の他、周波数変調や時間割変調等の多重
変調による伝送方式を用いることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば次の諸効果が得
られる。
(イ)最低3本の信号経路により非同期データ転送が可
能であるので、信号線の数を最小3本(アース線を含め
た場合は4本)にまで減少させることができる。
(ロ)1本の信号経路における1回のレベル変化によっ
て生じる信号状態の遷移に意味を持たせるようにしたの
で、各信号経路の遅延時間の差による影響を受けず、波
形歪,各信号経路間のクロストーク等の影響を受けにく
く、誤動作のない非同期データ転送を行うことができ
る。
(ハ)前記(ロ)と同様な理由により、効率の良い非同
期データ転送を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図、 第2図は本発明の一実施システムの構成の説明図、 第3図は本発明の一実施例における親機が子機にデータ
送信を行う場合の親機側の処理フローチャート、 第4図は同実施例における親機が子機からのデータを受
信する場合の親機側の処理フローチャート、 第5図は同実施例における子機側の送受信処理フローチ
ャート、 第6図は同実施例における親機が子機にデータ送信を行
う場合の動作波形図、 第7図は同実施例における親機が子機からのデータを受
信する場合の動作波形図、 第8図は同実施例における信号状態の遷移説明図、 第9図は本発明の信号経路の他の実施例の説明図、 第10図は従来の非同期データ転送方式の説明図、 第11図は従来の非同期データ転送方式の動作波形図、 第12図は従来の非同期データ転送方式で発生する誤動作
の説明図である。 第1図及び第2図において、 10……親機、11……プロセッサ(MPU)、12……ROM、13
……RAM、14……出力ポート、15……入力ポート、20…
…子機、21……プロセッサ(MPU)、22……ROM、23……
RAM、24……出力ポート、25……入力ポート、25……入
力ポート、31,32,33……信号経路(又は信号線)、34…
…アース線。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】親機(10)の要求に基づいて親機(10)と
    子機(20)間で行われる非同期データ転送方式におい
    て、 (a)親機(10)と子機(20)間に少なくとも3本の信
    号経路(31,32,33)を設け、 (b)3本の信号経路(31,32,33)中の一本の信号経路
    に与える1回のレベル変化によって生じる前記3信号経
    路上の信号状態の遷移に意味を持たせることにより非同
    期データ転送を行う、 ことを特徴とする非同期データ転送方式。
  2. 【請求項2】3本の信号経路(31,32,33)が1本の双方
    向性信号線と、親機(10)から子機(20)及び子機(2
    0)から親機(10)に信号を送る2本の片方向性信号線
    とによって構成されることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の非同期データ転送方式。
  3. 【請求項3】3本の信号経路(31,32,33)が、3本の双
    方向性信号線によって構成されることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の非同期データ転送方式。
  4. 【請求項4】3本の信号経路(31,32,33)が、親機(1
    0)から子機(20)に信号を送る2本の片方向性信号線
    と子機(20)から親機(10)に信号を送る2本の片方向
    性信号線によって構成されることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の非同期データ転送方式。
  5. 【請求項5】3本の信号経路(31,32,33)上の信号が多
    重変調方式で伝送されることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項乃至第4項記載のいずれか1つの非同期データ
    転送方式。
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