JP2000295114A - データ転送回路 - Google Patents

データ転送回路

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JP2000295114A
JP2000295114A JP10295299A JP10295299A JP2000295114A JP 2000295114 A JP2000295114 A JP 2000295114A JP 10295299 A JP10295299 A JP 10295299A JP 10295299 A JP10295299 A JP 10295299A JP 2000295114 A JP2000295114 A JP 2000295114A
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circuit
clock
data
serial
serial data
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JP10295299A
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Inventor
Shinji Heike
伸二 平家
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2本の信号線を用いて可変長のシリアルデータ
転送を可能にするデータ転送回路を提供すること。 【解決手段】2本の信号線111、112を用いてシリ
アルデータ送信回路100と、シリアルデータ受信回路
110間を接続する。シリアルデータ送信回路100
は、カウンタ120、P/S回路125及びクロック停
止回路130を有する。シリアルデータ受信回路110
はS/P回路160及びクロック停止検出回路165を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ転送回路、
特にコンピュータ等の電子装置において、2本の信号線
を用いて可変長のシリアルデータを転送するシリアルデ
ータ転送回路に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ装置やその他の電子装置間
でのデータ転送には、8ビットや16ビット構成のデー
タを複数のデータ信号線を用いて転送するパラレル転送
方式と、1本の信号線(他は共通グランド)を用いて時
分割で1ビットずつシリアルに転送するシリアル転送の
2方式がある。
【0003】前者は高速転送に好適であるが、多数の信
号線を必要とするという欠点がある。他方、後者は、装
置間の接続にデータ用信号線とクロック用信号線の2本
のみで足りるという利点はあるが、多数のデータを高速
で転送するのは困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のシリアルデータ
転送回路で可変長のデータを転送する場合には、クロッ
ク及びデータ用の2本の信号線のみでは転送できなかっ
た。その理由は、データの転送開始と転送終了を報告す
る為の信号線が1本必要である為である。従って、可変
長のシリアルデータ転送をデータ用とクロック用の2本
の信号線のみでは構成できなかった。
【0005】そこで本発明の目的は、簡単な回線構成で
データ用及びクロック用の2本の信号線のみで、可変長
のシリアルデータが転送可能なデータ転送回路を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明によるデータ転送回路は、次のような特徴的
な構成を採用している。
【0007】(1)クロックを生成するカウンタ、前記
クロックによりパラレルデータをシリアルデータに変換
するパラレルシリアル変換回路及び前記クロックを一定
期間停止させるクロック停止回路を含むシリアルデータ
送信回路と、前記クロックを受信し、該クロックの停止
期間を監視するクロック停止検出回路及び前記クロック
を用いて前記シリアルデータをパラレルデータに変換す
るシリアルパラレル変換回路を含むシリアルデータ受信
回路と、前記シリアルデータ送信回路及び前記シリアル
データ受信回路間を接続する2本の信号線とを備えるデ
ータ転送回路。
【0008】(2)前記シリアルデータ送信回路及び前
記シリアルデータ受信回路には、それぞれ前記信号線の
両端に接続された出力バッファ及び入力バッファを含む
上記(1)に記載のデータ転送回路。
【0009】(3)前記シリアルパラレル変換回路は、
前記クロック停止検出回路がクロック停止を検出後、取
り込まれていた前記シリアルデータをパラレル変換する
上記(1)のデータ転送回路。
【0010】(4)各々クロックを生成するカウンタ、
前記クロックによりパラレルデータをシリアルデータに
変換するパラレルシリアル変換回路、データの転送終了
で前記クロックを一定期間停止させるクロック停止回
路、前記クロックを受信し該クロックの停止を監視する
クロック停止検出回路、該クロック停止検出回路の出力
によりバス動作を監視してデータ出力を制御する出力制
御回路、前記クロックにより前記シリアルデータをパラ
レルデータに変換するシリアルパラレル変換回路を含む
複数のシリアルデータ送受信回路と、該複数のシリアル
データ送受信回路をバス接続する2本の信号線とを備え
るデータ転送回路。
【0011】(5)記複数のシリアルデータ送受信回路
には、排他的なアドレスが割り振られている上記(4)
のデータ転送回路。
【0012】(6)前記各シリアルデータ送受信回路
は、前記クロック検出回路及び、前記パラレルシリアル
変換回路の出力側に接続された出力バッファと、前記シ
リアルパラレル変換回路及び前記クロック停止検出回路
の入力側に接続された入力バッファとを含み、前記入力
バッファ及び出力バッファ間及び前記信号線を相互接続
する上記(4)のデータ転送回路。
【0013】(7)前記クロックをHレベル又はLレベ
ルの状態で一定期間停止することにより、前記バス使用
権の保持又は開放を選択可能にする上記(4)のデータ
転送回路。
【0014】(8)前記出力バッファは、前記出力制御
回路の出力によりイネーブルされる上記(4)に記載の
データ転送回路。
【0015】(9)可変長データの転送を可能にする上
記(1)乃至(8)のいずれかのデータ転送回路。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるデータ転送回
路の好適実施形態例を添付図を参照して詳細に説明す
る。
【0017】図1は、本発明によるデータ転送回路の第
1実施形態例のブロック図であり、図2は図1のデータ
転送回路の動作説明用タイミングチャートである。
【0018】図1のデータ転送回路は、シリアルデータ
送信回路100と、シリアルデータ受信回路110より
構成される。これら送信回路100と受信回路110と
は、2本の信号線111、112にて相互接続される。
シリアルデータ送信回路100は、カウンタ120、P
/S(パラレルシリアル変換)回路125、クロック停
止回路130及び出力バッファ135、140を含んで
いる。他方、シリアルデータ受信回路110は、入力バ
ッファ150、155、S/P(シリアルパラレル変
換)回路160及びクロック停止検出回路165を含ん
でいる。
【0019】シリアルデータ送信回路100は、パラレ
ルデータをP/S回路125によりシリアルデータに変
換し、出力バッファ135を介して信号線111にデー
タを送信する。また、シリアルデータ受信回路110
は、信号線111から転送されるデータを、入力バッフ
ァ150を介して受信して、S/P回路160にて再度
パラレルデータに変換する回路である。
【0020】カウンタ120は、0からデータ転送数ま
で、順次カウントし、且つクロックを生成する回路であ
る。P/S回路125は、カウンタ120からのクロッ
クによりデータのパラレルシリアル変換を行う。変換さ
れたシリアルデータは、出力バッファ135を介して信
号線111にシリアルデータとして出力される。
【0021】クロック停止回路130は、データ転送中
にはカウンタ120からのクロックを受け、出力バッフ
ァ140を介して信号線112にクロックを出力する。
しかし、データ転送の終了を検出すると、次のデータ転
送を開始するまでの一定期間、カウンタ120からのク
ロックを停止する回路である。
【0022】シリアルデータ受信回路110は、それぞ
れ信号線111、112を介して送られるデータ及びク
ロックを入力バッファ150、155で受信する。入力
バッファ150を介して受信したシリアルデータは、入
力バッファ155で受信したクロックに同期して、S/
P回路160は、入力シリアルデータを取り込み、クロ
ック停止検出回路165からのデータ転送終了の通知に
より、シリアルパラレル変換を行う。即ち、クロック停
止検出回路165は、入力バッファ155で受信したク
ロックの停止を検出するとS/P回路160にシリアル
パラレル変換を指示する回路である。
【0023】次に、図1及び図2を参照して、図1のデ
ータ転送回路の動作を説明する。尚、図2のタイミング
チャートにおいて、(a)は、クロック停止回路10か
ら出力バッファ140を介して信号線112に出力され
るクロックである。(b)は、データ用信号線111を
介して送られるデータである。(c)は、カウンタ12
0のカウンタ値である。
【0024】カウンタ120は、転送すべきデータ数ま
でカウントした後、クロックを一定期間停止するまでカ
ウントし続け、その後リセットされると、再びカウント
を開始する。また、同時にクロックを生成し、P/S回
路125のパラレル・シリアル変換動作の指示と、クロ
ック停止回路130及び出力バッファ140を経由して
クロックを出力する。尚、クロックを停止する期間につ
いては、予めシステムとして定義しておく必要がある。
図2の例では4クロックの場合を示している。P/S回
路125は、カウンタ120のリセットと同じタイミン
グでパラレルデータを取り込み、カウンタ120が生成
するクロックに同期してパラレル・シリアル変換し、シ
リアル変換したデータをクロックに同期して、出力バッ
ファ135を介して、信号線111に出力する。
【0025】クロック停止回路130は、カウンタ12
0の値からデータ転送の状態を監視し、データ転送中
は、カウンタ120が生成するクロックを出力バッファ
140を介して信号線112に出力する。転送の終了を
検出すると、カウンタ120がリセットされるまでの期
間、クロックを停止させる。クロック停止検出回路16
5は、入力バッファ155を介して入力したクロックを
監視し、クロックが停止したと判断すると、S/P回路
160に、データ転送が終了したことを通知する。S/
P回路160は、入力バッファ155を経由して入力し
たクロックに同期しながら、入力バッファ150を経由
して入力したデータを取り込み、クロック停止検出回路
165からのデータ転送終了通知により、シリアル・パ
ラレル変換を行う。
【0026】図2の例にあっては、8ビットのデータを
転送後、4クロックの間クロックを停止させ(破線で示
す)、次の転送を開始する場合を示している。先ず、シ
リアルデータ送信回路100について説明する。転送開
始の為に、カウンタ120をリセットする。このリセッ
トのタイミングで、P/S回路125にパラレルデータ
が取り込まれる。以後、カウンタ120が0乃至7の8
回分のクロックを生成する間に、P/S回路125は取
り込んだパラレルデータをシリアルデータに変換し、出
力バッファ135を介して信号線111にデータを出力
する。この間は、クロック停止回路130はデータ転送
中と判断し、カウンタ120が生成するクロックを、出
力バッファ140を介して信号線112に出力する。
【0027】カウンタ120がクロックを8回分生成
し、データ転送が終了すると、クロック停止回路130
はカウンタ120の値からデータ転送が終了したことを
検出し、カウンタ120が生成するクロックを出力バッ
ファ140に出力しないようにする。その結果、この間
の信号線112へのクロック出力は停止される。データ
転送後、カウンタ120がクロックを停止する期間、こ
こでは4クロック分のクロックを生成すると、自身のリ
セットを行う。このリセットにより、P/S回路125
には、次のパラレルデータが取り込まれる。以降、同様
にして、転送すべきデータ数を監視しながらパラレル・
シリアル変換が行われる。
【0028】次に、シリアルデータ受信回路110につ
いて説明する。S/P回路160は、入力バッファ15
5がクロックを入力されると、入力バッファ150から
のデータを取り込み始める。ここでは8クロック分のデ
ータを順次取り込む。8クロック分のクロックが出力さ
れると、データ転送が終了する為にクロックが停止す
る。クロック停止検出回路165がこのクロックの停止
を検出すると、S/P回路160へデータ転送が終了し
たことを通知する。S/P回路160は、クロック停止
検出回路165からデータ転送が終了したことを通知さ
れると、それまで取り込んだ8ビットのシリアルデータ
をパラレルデータに変換する。クロック停止後、再びク
ロックが再開すると、S/P回路160はデータ転送が
開始されたと判断し、以後、同様にデータを取り込んで
いく。
【0029】尚、最初のデータ転送を行う際、シリアル
データ送信回路100とシリアルデータ受信回路110
の同期を保証する為に、シリアルデータ送信回路100
は突然にデータを出力するのではなく、先ずクロック停
止から行う。これにより、シリアルデータ受信回路11
0側に特別な同期用回路を付加することなく、同期動作
が行える。
【0030】
【発明の他の実施の形態】次に、図3及び図4を参照し
て、本発明によるデータ転送回路の他の実施形態例を説
明する。図3は、そのブロック図(構成図)であり、図
4は、図3の動作説明用タイミングチャートである。
【0031】図3に示す如く、この実施形態例のデータ
転送回路は、一対のシリアルデータ送受信回路300、
330と、一対(2本)の信号線360、361とによ
り構成される。各データ送受信回路300、330は、
それぞれカウンタ305、335クロック停止回路30
6、336、入力バッファ301、303、331、3
33、出力バッファ302、304、332、334、
P/S回路307、337、S/P回路311、34
1、クロック停止検出回路308、338及び出力制御
回路309、339を含んでいる。
【0032】図3を参照すると、シリアルデータ送受信
回路300及び330が、信号線360及び361にて
相互に接続されている。信号線360及び361はバス
信号であるので、実際には、更に複数個のシリアルデー
タ送受信回路がバス接続可能である。入力バッファ30
1、331及び出力バッファ302、332は、シリア
ルデータを入出力するバッファである。入力バッファ3
03、333及び出力バッファ304、334は、クロ
ックを入出力するバッファである。尚、出力バッファ3
02、304、332、334のイネーブルは、出力制
御回路309及び339により制御される。
【0033】カウンタ305、335は、クロックを生
成し、且つシリアルデータの転送数を管理するカウンタ
である。データ転送数とクロック停止期間分のカウント
を行うとリセットされる。クロック停止回路306、3
36は、データ転送の終了をカウンタ305及び335
の値から検出することで、クロックを停止する回路であ
る。尚、クロックをHレベル又はLレベルで停止するか
は、出力制御回路309及び339によって制御され
る。
【0034】P/S回路307、337は、カウンタ3
05及び335がリセットされるタイミングでパラレル
データを取り込み、カウンタ305、335が生成する
クロックに同期してパラレル・シリアル変換を行い、シ
リアルデータを出力する。クロック停止検出回路30
8、338は、信号線360上のクロックを入力バッフ
ァ303、333を介して監視し、クロックがHレベル
又はLレベルで停止することを検出する。
【0035】出力制御回路309、339は、クロック
停止検出回路308及び338からの通知により、現
在、何番目のシリアルデータ送受信回路が動作している
かを監視する。自シリアルデータ送受信回路300又は
330の順番を認識すると、カウンタ305及び335
と、出力バッファ302、304及び出力バッファ33
2、334を制御し、シリアルデータの出力動作を開始
させる。アドレス入力信号310、340は、シリアル
データ送受信回路300、330毎に排他的なアドレス
を割り振るために使用する。
【0036】S/P回路311、341は、入力バッフ
ァ301及び331を介した信号線361からのデータ
を、入力バッファ303及び333を介する信号線36
0からのクロックに同期して取り込む。また、クロック
停止検出回路308及び338からの通知により、パラ
レル・シリアル変換を行う。信号線360は、クロック
を伝送するバスである。信号線361は、シリアルデー
タを伝送するバスである。
【0037】次に、図3のデータ転送回路の動作を図4
のタイミングチャートを参照して説明する。シリアルデ
ータ送受信回路300を#0とし、シリアルデータ送受
信回路330を#1とすると、#0のシリアルデータ送
受信回路300が、2ビットのデータを2回出力後、次
の#1のシリアルデータ送受信回路330に制御が移行
し、3ビットのデータを出力している。ここでは、クロ
ックの停止期間は3クロックで行っている。#0のシリ
アルデータ送受信回路300が出力した2つの2ビット
転送の間にクロックがHレベルで停止しているが、この
場合のみ同じ#0のシリアルデータ送受信回路300が
バスを制御することを示している。他の場合ではクロッ
クをLレベルで停止しているため、データ転送後、他の
シリアルデータ送受信回路に制御が移行している。
【0038】先ず、シリアルデータ送受信回路300に
ついて説明する。ここでは、アドレス信号線310に#
0として0を、アドレス信号線340に#1として1を
入力されているものとする。シリアルデータ送受信回路
300のアドレスは最若番の0が割り振られているの
で、出力制御回路309は自シリアルデータ送受信回路
300が出力動作を行うものと判断し、出力バッファ3
02、304を出力状態にし、カウンタ305のリセッ
トを行う。カウンタ305のリセットと同時に、P/S
回路307にはパラレルデータが取り込まれる。以後、
カウンタ305が2ビット分の2クロックをカウントす
る間に、P/S回路307は2ビットのシリアルデータ
を出力する。
【0039】シリアルデータ送受信回路300は、この
後もデータ転送を行うので、出力制御回路309はクロ
ック停止回路306にHレベルでクロックを停止するこ
とを通知する。クロック停止回路306は、この通知を
受けて、クロック出力を3クロック間Hレベルに保つ。
クロック停止期間の3クロック後、出力制御回路309
は再びデータ転送を行う為に、カウンタ305をリセッ
トし、出力動作を再開する。以後、先の2ビットデータ
の出力と同様の動作を行う。2ビットのデータ転送終了
後、今度はバスを開放する為に、出力制御回路309は
クロック停止回路306にLレベルでクロックを停止す
ることを通知する。同時に、出力バッファ302、30
4の出力を出力停止状態にする。これにより、バスは開
放される。
【0040】次に、シリアルデータ送受信回路330に
ついて説明する。シリアルデータ送受信回路330は1
のアドレスが割り振られているので、シリアルデータ送
受信回路300が出力動作を行った後でしか、出力動作
を行うことはできない。シリアルデータ送受信回路30
0が出力動作を行っている間、シリアルデータ送受信回
路330は、図1の実施形態例と同様に入力動作を行
い、パラレル・シリアル変換を行う。しかし、図1の実
施形態例と異なる点は、データ転送終了時にクロックが
Hレベルで停止することがある。クロックがHレベルで
停止した場合でもクロック停止検出回路336はクロッ
ク停止を検出する必要がある。
【0041】シリアルデータ送受信回路300のデータ
転送が終了し、クロック及びデータが停止すると、クロ
ック停止検出回路338はクロックがLレベルで停止し
たことを検出し、出力制御回路339にデータ転送が終
了したことを通知する。出力制御回路339は、この通
知を受け取り、次にバスを制御できるのが自シリアルデ
ータ送受信回路330だと認識すると、上記シリアルデ
ータ送受信回路300と同様に、出力動作を開始する。
シリアルデータ送受信回路330は、ここでは3ビット
のデータを出力後、出力バッファ332、334の出力
を停止し、バスを開放し、次のアドレスを割り当てられ
ているシリアルデータ送受信回路に制御を譲る。
【0042】以上、本発明によるデータ転送回路の実施
形態例の構成及び動作を詳述した。しかし、本発明は斯
かる特定例のみに限定されるべきではなく、本発明の要
旨を逸脱することなく、種々の変形変更が可能であるこ
とが当業者には容易に理解できよう。例えば、図3と同
じ構成において、自シリアルデータ送受信回路がバスを
制御できる順番になった場合に、出力すべきデータが存
在しないとき、バス使用権を放棄する方法について示
す。
【0043】図3のシリアルデータ送受信回路300又
は330において、自シリアルデータ送受信回路にバス
の使用権が回ってきたときに、データ転送すべきデータ
が存在しない場合は、出力バッファ302、304及び
332、334の出力イネーブルを制御せず、バスを開
放したままとする。クロック停止検出回路308、33
8は、クロックが一定期間停止したことを検出し、出力
制御回路309、339に通知するが、クロックの停止
期間が一定期間を越えた場合、再度、出力制御回路30
9、339にクロック停止検出を通知することで、バス
使用権を放棄したシリアルデータ送受信回路の動作をス
キップすることが可能である。具体的には、クロックを
停止する期間を3クロックとした場合、クロック停止検
出回路308、338は、3クロック間、クロックが停
止したことを検出すると、出力制御回路309、339
に通知する。通知後の3クロック間でもクロックが停止
していれば、更に出力制御回路309、339に通知す
る。
【0044】
【発明の効果】第1の効果は、転送データ長の異なる回
路同士を接続することができるので、転送長の長いデー
タを出力する回路ではデータを固定長に分割する必要が
なく、転送長の短いデータを出力する回路では、無効な
データを出力する必要がなくなり、データ転送の効率が
上がる。その理由は、可変長のデータ転送が可能な為で
ある。
【0045】第2の効果は、バス接続により、多数の装
置が接続できることである。この為に、回路構成が簡単
になる。その理由は、データ転送が終了したときに、ク
ロック及びデータの出力を停止しているので、特別な調
停回路がなくとも、バスの切り換えが可能な為である。
【0046】第3の効果は、バス接続において、特別な
回路を付加することなく、複数のデータを連続して出力
することが可能である。この為、例えばアドレス送出の
直後にデータを送出するような、比較的複雑な動作も可
能である。その理由は、クロックをHレベルでの停止
を、Lレベルの停止とは異なる意味を持たせることで、
バス使用の継続及び開放を制御できる為である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータ転送回路の第1実施形態例
のブロック図である。
【図2】図1のデータ転送回路の動作説明用タイミング
チャートである。
【図3】本発明によるデータ転送回路の第2実施形態例
のブロック図である。
【図4】図3のデータ転送回路の動作説明用タイミング
チャートである。
【符号の説明】
100 シリアルデータ送信回路 110 シリアルデータ受信回路 111、112、360、361 信号線 120、305、335 カウンタ 125、307、337 パラレルシリアル(P
/S)変換回路 130、306、336 クロック停止回路 135、140、302、304、332、334
出力バッファ 150、155、304、303、331、333
入力バッファ 160、311、341 シリアルパラレル(S
/P)変換回路 309、339 出力制御回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロックを生成するカウンタ、前記クロッ
    クによりパラレルデータをシリアルデータに変換するパ
    ラレルシリアル変換回路及び前記クロックを一定期間停
    止させるクロック停止回路を含むシリアルデータ送信回
    路と、前記クロックを受信し、該クロックの停止期間を
    監視するクロック停止検出回路及び前記クロックを用い
    て前記シリアルデータをパラレルデータに変換するシリ
    アルパラレル変換回路を含むシリアルデータ受信回路
    と、前記シリアルデータ送信回路及び前記シリアルデー
    タ受信回路間を接続する2本の信号線とを備えることを
    特徴とするデータ転送回路。
  2. 【請求項2】前記シリアルデータ送信回路及び前記シリ
    アルデータ受信回路は、それぞれ前記信号線の両端に接
    続された出力バッファ及び入力バッファを含むことを特
    徴とする請求項1に記載のデータ転送回路。
  3. 【請求項3】前記シリアルパラレル変換回路は、前記ク
    ロック停止検出回路がクロック停止を検出後、取り込ま
    れていた前記シリアルデータをパラレル変換することを
    特徴とする請求項1に記載のデータ転送回路。
  4. 【請求項4】各々クロックを生成するカウンタ、前記ク
    ロックによりパラレルデータをシリアルデータに変換す
    るパラレルシリアル変換回路、データの転送終了で前記
    クロックを一定期間停止させるクロック停止回路、前記
    クロックを受信し該クロックの停止を監視するクロック
    停止検出回路、該クロック停止検出回路の出力によりバ
    ス動作を監視してデータ出力を制御する出力制御回路、
    前記クロックにより前記シリアルデータをパラレルデー
    タに変換するシリアルパラレル変換回路を含む複数のシ
    リアルデータ送受信回路と、該複数のシリアルデータ送
    受信回路をバス接続する2本の信号線とを備えることを
    特徴とするデータ転送回路。
  5. 【請求項5】前記複数のシリアルデータ送受信回路に
    は、排他的なアドレスが割り振られていることを特徴と
    する請求項4に記載のデータ転送回路。
  6. 【請求項6】前記各シリアルデータ送受信回路は、前記
    クロック検出回路及び、前記パラレルシリアル変換回路
    の出力側に接続された出力バッファと、前記シリアルパ
    ラレル変換回路及び前記クロック停止検出回路の入力側
    に接続された入力バッファとを含み、前記入力バッファ
    及び出力バッファ間及び前記信号線を相互接続すること
    を特徴とする請求項4に記載のデータ転送回路。
  7. 【請求項7】前記クロックをHレベル又はLレベルの状
    態で一定期間停止することにより、前記バス使用権の保
    持又は開放を選択可能にすることを特徴とする請求項4
    に記載のデータ転送回路。
  8. 【請求項8】前記出力バッファは、前記出力制御回路の
    出力によりイネーブルされることを特徴とする請求項4
    に記載のデータ転送回路。
  9. 【請求項9】可変長データの転送を可能にすることを特
    徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のデータ転送
    回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100583072C (zh) * 2006-10-13 2010-01-20 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 控制器、地址控制方法及使用其的总线数据传输系统
JP2012245255A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2017035583A (ja) * 2016-11-21 2017-02-16 株式会社藤商事 遊技機

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