JP2581658Y2 - 箱 - Google Patents

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JP2581658Y2
JP2581658Y2 JP6400793U JP6400793U JP2581658Y2 JP 2581658 Y2 JP2581658 Y2 JP 2581658Y2 JP 6400793 U JP6400793 U JP 6400793U JP 6400793 U JP6400793 U JP 6400793U JP 2581658 Y2 JP2581658 Y2 JP 2581658Y2
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JP6400793U
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彰夫 早川
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Rengo Co Ltd
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Rengo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、店頭において、端壁
と天壁とを開封することにより、内部に商品を収容した
状態で展示、陳列することができ、また、端壁と天壁と
を開封した状態で複数個積み重ねることができる箱に関
する。
【0002】
【従来の技術】この考案に係る箱の従来例として、実開
平2−148926号公報記載のものが挙げられる。
【0003】この従来の箱は、図4に示すように、底壁
41の周縁に、一対の側壁42と一対の端壁43とによ
り構成される周壁が立設され、各側壁42の上端縁に内
フラップ44aが、各端壁43の上端縁に外フラップ4
4bがそれぞれ連設され、内フラップ44aに外フラッ
プ44bを重ね合わせることにより、天壁44が形成さ
れる。
【0004】前記各側壁42及び各端壁43の内面に
は、この周壁を上下に分割する一連のカットテープ45
が設けられている。
【0005】また、前記各端壁43には、両側縁から所
要寸法内側に寄った位置に、前記カットテープ45に対
して垂直に上方に延び、不連続な切目により構成される
縦切目線46が設けられている。
【0006】この縦切目線46の上端から、前記各端壁
43の上端縁に沿って外方に向かう不連続な切目により
構成される切目線47が設けられている。
【0007】前記各内フラップ44aには、固定端から
所要間隔自由端側に寄った位置に、不連続な切目により
構成される破断線48が設けられ、この破断線48から
自由端に至る部分の内フラップ44aが、前記外フラッ
プ44bの下面に固着される糊代部44a′となってい
る。
【0008】この糊代部44a′のうち、外フラップ4
4bの突き合わせ目に対応する位置にも、不連続な切目
により切目線49が設けられている。
【0009】以上のように構成された従来の箱は、天壁
44の中央部に設けられた指掛け部50を突き破って外
フラップ44bの端部に指を掛けて上方へ引き上げる
と、前記切目線49と破断線48、及び前記切目線47
が破断されて、外フラップ44bと共に内フラップ44
aの糊代部44a′が切り取られ、天壁44が開封され
る。
【0010】また、端壁43のカットテープ45を用い
て端壁43に指掛け凹所を形成し、前記縦切目線46を
破断すると、端壁43が略全面にわたり切り取られて開
放され、内部に商品を収容した状態で、展示、陳列の用
に供される。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の箱は、天壁44と端壁43とを開封した状態におい
て、上向きコの字状に切り残された端壁43と、この箱
の天面両側部に僅かに切り残された内フラップ44aと
の強度が弱くなる。特に、展示のためにこの箱を積み重
ねることにより荷重が加わると、切り残された内フラッ
プ44aが箱の内部に沈み込み、箱全体が変形しやすく
なるという欠点がある。
【0012】そこで、この考案は、店頭において、端壁
と天壁とを開封することにより、内部に商品を収容した
状態で展示、陳列することができ、また、端壁と天壁と
を開封した状態で複数個積み重ねることができる箱であ
って、強度が保持され、変形が少ない箱を提供すること
を課題をする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案は、底壁の周縁に、一対の側壁と一対の
端壁とを立設し、各側壁の上端縁に内フラップを、各端
壁の上端縁に外フラップをそれぞれ連設し、前記各内フ
ラップに、この内フラップの固定端から所要間隔自由端
側に寄った位置に破断線を設け、この破断線から自由端
側の部分を糊代部として前記各外フラップに固着するこ
とにより天壁を構成した箱において、少なくとも一方の
端壁に、この端壁の両側縁から所要間隔内側に両端を有
する水平方向の切り離し誘導部を設け、この切り離し誘
導部の両端を下端とし、この端壁の上端縁に達する二条
の破断案内線を不連続な切目により形成し、この破断案
内線の上端を各起点として外方に向かう切目線を、この
端壁の上端縁に設け、この箱の内部に、両側壁と平行に
起立し、且つその両端が前記端壁に連結される仕切板を
配置し、前記切り離し誘導部より上方における、この仕
切板と端壁との連結状態を解除する切目線を設ける構成
を採用したのである。
【0014】
【作用】以上のように構成された箱は、少なくとも一方
の端壁に設けられた切り離し誘導部を開封し、この切り
離し誘導部の両端を下端とする破断案内線を破断する
と、少なくとも一方の端壁がほぼ全面にわたり開封され
る。
【0015】この開封された端壁を天壁の方向にはね上
げ、この端壁に続く天壁を上方へ引き上げると、前記破
断案内線の上端を各起点として外方に向かう切目線と、
天壁を構成する内フラップに設けられた破断線が破断さ
れ、この破断線より自由端側の内フラップが、外フラッ
プと共に開封される。
【0016】この箱の内部には仕切板が配置され、この
仕切板の両端が端壁に連結されていることから、仕切板
ががた付くことなく、箱内に起立状態に保持される。
【0017】また、切り離し誘導部より上方における端
壁と仕切板との連結状態を解除する切目線が設けられて
いることから、端壁を開封する際に、この切目線が破断
されて、切り離し誘導部より上方の端壁と仕切板とが抵
抗なく分離される。
【0018】
【実施例】図1に示すように、この箱は、底壁1の周縁
に、一対の側壁2と一対の端壁3とが立設され、上面は
天壁4により閉塞され、内部には仕切板5が配置されて
いる。この箱は、図2に示すブランクから組立てられ
る。
【0019】図2に示すように、一方の端壁3の両側に
折目線6を介して側壁2が連設され、各側壁2には、折
目線7を介して他方の端壁3を構成する端壁部材3a、
3bがそれぞれ連設されている。
【0020】一方の端壁3、両側壁2、各端壁部材3
a、3bの下端には、折目線8を介して前記底壁1を構
成する底壁部材1a、1b、1c、1dがそれぞれ連設
されている。
【0021】両側壁2の上端には折目線9を介して内フ
ラップ4bが、一方の端壁3の上端には折目線11を介
して外フラップ4aが、各端壁部材3a、3bの上端に
は不連続な切目により構成される切目線12を介して外
フラップ4c、4dがそれぞれ連設されている。
【0022】一方の端壁部材3bの一側には、折目線1
3を介して仕切板5が連設され、この仕切板5の先端に
は、一方の端壁3の内面に連結される当接片14が設け
られている。
【0023】一方の端壁3には、高さ方向の中央よりや
や下部に、各折目線6から所要間隔内側に寄って、対面
するコの字状の切り込み15が設けられ、端壁3のう
ち、この切り込み15に挟まれる部分と、この切り込み
15相互を連結するカットテープ16とにより、切り離
し誘導部17が形成されている。
【0024】この切り離し誘導部17の両端を下端と
し、この端壁3の上端縁に達する二条の破断案内線18
が、不連続な切目により形成されている。
【0025】この破断案内線18の上端を各起点として
外方に向かう切目線19が、前記折目線11、即ち、一
方の端壁3の上端縁に設けられている。
【0026】前記各内フラップ4bには、前記折目線
9、即ち、この内フラップ4bの固定端から所要間隔自
由端側に寄せて、不連続な切目から成り、この内フラッ
プ4bの固定端縁と平行な破断線21が設けられてい
る。
【0027】この破断線21より自由端側の内フラップ
4bが糊代部4b′であり、この糊代部4b′の中央に
も、前記外フラップ4aと外フラップ4c、4dとの突
き合わせ目に相当する位置に、不連続な切目により構成
される切目線22が設けられている。
【0028】前記当接片14には、前記切り離し誘導部
17を構成するカットテープ16の上下に、不連続な切
目から成る切目線23が設けられている。また、この当
接片14と前記仕切板5との境目のうち、前記切り離し
誘導部17より上方部分に、不連続な切目により構成さ
れる切目線25が設けられている。
【0029】即ち、この実施例においては、この切目線
23、25により、前記切り離し誘導部17の上方にお
ける前記仕切板5と端壁3との連結状態を解除する切目
線が構成される。
【0030】この実施例の箱を組立てるには、前記各折
目線6、7を折り曲げて胴部を形成すると共に、前記折
目線13を折り曲げて前記仕切板5を箱内に収容し、前
記端壁部材3aの自由端側を、前記端壁部材3bの折目
線13側に固着することにより一方の端壁3を形成し、
前記当接片14を、切り離し誘導部17を有する端壁3
の内面に固着することにより、仕切板5と各端壁3とを
連結する。
【0031】前記折目線8を折り曲げて底壁部材1a、
1b、1c、1dを固着することにより底壁1を形成
し、前記折目線9と折目線11及び切目線12とを順次
折り曲げて、内フラップ4bの糊代部4b′と外フラッ
プ4a、4c、4dとを固着して天壁4を形成する。
【0032】図1(a)に示す状態で、一方の切り込み
15から指を箱内に入れてカットテープ16を用いて切
り離し誘導部17を取り除き、前記破断案内線18を破
断すると、図1(b)に示すように、一方の端壁3が開
封される。
【0033】このとき、この端壁3の内面に固着された
当接片14には、切り離し誘導部17を構成するカット
テープ16の上下に切目線23が設けられていることか
ら、切り離し誘導部17に固着された部分が、切り離し
誘導部17と共に簡単に取り除かれる。
【0034】また、破断案内線18の破断の際には、当
接片14と仕切板5との境目に切目線25が設けられて
いることから、当接片14は端壁3の内面に固着された
状態で、無理なく仕切板5から分離される。
【0035】図1(b)の状態から、さらに端壁3を上
方へ起こすと、端壁3の上端縁に設けられた切目線19
と、内フラップ4bに設けられた破断線21とが破断さ
れ、内フラップ4bの中央に設けられた切目線22を破
断すると、図3(a)に示すように、端壁3と一方の外
フラップ4aとが取り除かれる。この状態で、店頭に展
示、陳列される。
【0036】さらに、他方の外フラップ4c、4dも、
内フラップ4bに設けられた破断線21と、他方の端壁
3を構成する各端壁部材3a、3bの上端縁に設けられ
た切目線12とを破断することにより、図3(b)に示
すように、取り除くことができ、このようにして、店頭
に展示、陳列してもよい。
【0037】前記切目線12を設けない場合は、切り開
いた一方の端壁3と天壁4とを、端壁部材3a、3bに
より構成される他方の端壁3の側へ折り返しておくとよ
い。
【0038】なお、この実施例においては、仕切板5に
連設された当接片14の全部を端壁3に固着したので、
端壁3に設けられた切り離し誘導部17を構成するカッ
トテープ16の上下に切目線23を設けたが、切り離し
誘導部17に当接する部分の当接片14を予め切り落と
しておいてもよい。
【0039】また、この実施例においては、一方の端壁
3にのみ切り離し誘導部17、破断案内線18を設けて
開封されるように構成したが、両方の端壁3に切り離し
誘導部17、破断案内線18を設けて、前後から開封で
きるようにしてもよい。
【0040】
【考案の効果】以上のように、この考案に係る箱は、内
部に仕切板が配置され、その両端が端壁に連結されてい
ることから、端壁に前方からの外力が加わった場合で
も、仕切板と端壁とが突き当たって、箱全体の変形を防
止することができる。
【0041】また、端壁と天壁とを開封した状態では、
仕切板が端壁の切り離し誘導部の下方で連結されている
ので、仕切板の起立状態ががた付きなく保持される。
【0042】さらに、端壁と天壁とを開封した状態で複
数個の箱を積み重ねる場合も、切り残された内フラップ
と仕切板の上端面とにより重量を支持することができ、
保形性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)実施例の斜視図 (b)同上の開封途中における斜視図
【図2】同上の展開図
【図3】(a)同上の一部開封状態における斜視図 (b)同上の開封状態における斜視図
【図4】(a)従来例の斜視図 (b)同上の要部切欠斜視図
【符号の説明】
1、41 底壁 1a、1b、1c、1d 底壁部材 2、42 側壁 3、43 端壁 3a、3b 端壁部材 4、44 天壁 4a、4c、4d、44b 外フラップ 4b、44a 内フラップ 4b′、44a′ 糊代部 5 仕切板 6、7、8、9、11、13 折目線 12、19、22、23、25、47、49 切目線 14 当接片 15 切り込み 16、45 カットテープ 17 切り離し誘導部 18 破断案内線 21、48 破断線 46 縦切目線 50 指掛け部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁の周縁に、一対の側壁と一対の端壁
    とを立設し、各側壁の上端縁に内フラップを、各端壁の
    上端縁に外フラップをそれぞれ連設し、前記各内フラッ
    プに、この内フラップの固定端から所要間隔自由端側に
    寄った位置に破断線を設け、この破断線から自由端側の
    部分を糊代部として前記各外フラップに固着することに
    より天壁を構成した箱において、 少なくとも一方の端壁に、この端壁の両側縁から所要間
    隔内側に両端を有する水平方向の切り離し誘導部を設
    け、この切り離し誘導部の両端を下端とし、この端壁の
    上端縁に達する二条の破断案内線を不連続な切目により
    形成し、この破断案内線の上端を各起点として外方に向
    かう切目線を、この端壁の上端縁に設け、この箱の内部
    に、両側壁と平行に起立し、且つその両端が前記端壁に
    連結される仕切板を配置し、前記切り離し誘導部より上
    方における、この仕切板と端壁との連結状態を解除する
    切目線を設けたことを特徴とする箱。
JP6400793U 1993-11-30 1993-11-30 Expired - Lifetime JP2581658Y2 (ja)

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JP6531037B2 (ja) * 2015-12-16 2019-06-12 セッツカートン株式会社 包装箱

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