JP2581586Y2 - 針状ころ軸受 - Google Patents

針状ころ軸受

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JP2581586Y2 JP1991106560U JP10656091U JP2581586Y2 JP 2581586 Y2 JP2581586 Y2 JP 2581586Y2 JP 1991106560 U JP1991106560 U JP 1991106560U JP 10656091 U JP10656091 U JP 10656091U JP 2581586 Y2 JP2581586 Y2 JP 2581586Y2
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ころと保持器とでな
る針状ころ軸受等のころ軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図12に示すように、ころ51と
これを保持する保持器52とからなる針状ころ軸受があ
る。この軸受では内輪および外輪は用いず、軸およびハ
ウジングを直接に軌道面とする。保持器52は一般に薄
肉鋼板のプレス成形品からなり、幅面に鍔部53が形成
される。また、保持器52は軸方向の中央部分を小径に
絞ってあり、各ころ51は保持器52のポケット54内
において、ポケット周縁の小径部分54aと大径部分5
4bとに設けた突縁で内外に抜け止めされ、傾斜部分で
案内される。ころ51のポケット54内への組み込み
は、内径側から押し込んでポケット54を弾性変形させ
ることにより行う。内径側から行うのは、小径部分54
aの方が大径部分54bよりも中央側にあるために剛性
が低く、ポケット54が広がり易いためである。
【0003】この種のころ軸受では、軸への組み込み前
の単独状態において、ころ51が前記のように保持器5
2のポケット54に保持される。しかし、小径部分54
aが広がり易く、また軸方向の中央にしか設けられてい
ないため、ころ51に外力Fが作用したときに、図13
に示すようにころ51が傾いて、図14のように内径側
へもぐり込むことがある。すなわち、ころ51の傾きに
よってころ端面Cがポケット54のころ端面案内面Aか
ら外れ、鍔部53側へ移動することがある。極端な場
合、ころ51が保持器52から抜け落ちることがある。
【0004】同図に示すような、保持器52の幅に対し
てころ51の長さが長い軸受では、案内面Aと鍔部53
の内面Bとの軸方向距離Lが短いために、鍔部内面Bが
抜け止め面として作用し、図13に接触点Pで示すよう
に反対側のころ端面Cが鍔部内面Bに当たって抜け難く
なる。また、図14のようにころ51がもぐり込んでし
まっても、距離Lが短い場合は、相手軸を挿入する際に
ころ51の姿勢が本来の状態に復元し易い。そのため、
距離Lを短く設計することが望ましい。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、軸受の使用箇
所によっては、距離Lを短くできず、図16のように保
持器52の幅に対してころ52を短くし、距離Lを長く
せざるを得ない場合がある。
【0006】図15はそのような使用箇所の一例を示
す。同図は自動車のマニュアルトランスミッションのパ
イロット部を示し、メインシャフト55とメインドライ
ブギヤ56との間にころ軸受57が配置してある。メイ
ンドライブギヤ56とメインシャフト55とには、各々
ころ51に対する転走面の研磨逃げ溝58,59が設け
てあり、その軸方向長さa,bは加工性のためにある程
度の長さが必要になる。
【0007】そのため、同図に示すように保持器52を
配置箇所に安定して収まる幅のものとして、その幅に対
して長いころ51を使用した場合、ころ51の両端が研
磨逃げ溝58,59に突出することになる。このように
突出すると、研磨逃げ溝58,59のエッジ部58a,
59aにころ51の転動面が接触し、ころ51の短寿命
の原因となる。
【0008】これを回避するためには、ころ51の長さ
を、研磨逃げ溝58,59間の幅cよりも短くすること
が必要となるが、その場合、図16図の例のように、保
持器52は案内面Aと鍔部内面Bとの距離Lが長い形状
のものになってしまう。保持器52は薄板のプレス成形
品であるため、距離Lは保持器幅,ころ長さ,および素
材板厚で決まってしまい、図15の例のような使用条件
では、距離Lを短くすることができない。
【0009】このように距離Lの短い図16の例のよう
な軸受57では、鍔部内面Bをころ51の抜け止め面と
して利用できず、案内面Aだけでころ端面を支持する必
要がある。案内面Aは、板厚の幅t(例えば0.8mm程
度) しかなく、前記のようなころ51の傾きに対し、も
ぐり込み防止を十分に行うことが難しい。また、もぐり
込んでしまうと、自然に復帰させることができない。
【0010】この考案の目的は、保持器幅に対して短い
ころを使用したころ軸受において、ころのもぐり込み防
止を図ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の針状ころ軸受
は、保持器周壁のころを収容するポケットの軸方向両端
に、内径側へ突出してころ端面を案内する案内突片を一
体に成形したものである。保持器は薄肉鋼板のプレス成
形品からなり、その周壁に保持器幅面の鍔部から離れて
ポケットを形成する。前記ころは端面が平坦面の針状こ
ろを使用する。前記保持器の周壁は軸方向の中央部分を
小径部分に絞り、前記ポケットの開口周縁には、中央の
前記小径部分と両端の大径部分に脱落防止用突縁を形成
し、これら脱落防止用突縁で前記ころを内外に抜け止め
する。また、前記案内突片は前記ポケットの端部の全幅
にわたる幅を有し、かつ先端が保持器周壁の軸方向中央
の小径部分と同程度の位置まで内径側へ延びるものとす
る。
【0012】請求項2の針状ころ軸受は、保持器周壁の
ポケットの軸方向両端に、前記ポケットの打ち抜き端面
からなるころ案内面よりも内径側に位置して、ころの傾
き状態でころ端面が接する抜け止め面を設けたものであ
る。前記保持器の周壁は軸方向の中央部分を小径部分に
絞ったものである。抜け止め面は、保持器を構成する薄
板の曲げ加工部分で形成する。抜け止め面は、前記ころ
案内面よりもポケットから軸方向の端部側へ若干後退す
る位置とする。請求項3の針状ころ軸受は、薄板製の保
持器の周壁に保持器幅面の鍔部から離れてポケットを形
成し、端面が平坦面の針状のころを前記ポケットに収容
し、前記保持器周壁の前記ポケットの軸方向両端に、内
径側へ突出して前記ころの端面を案内する案内突片を加
締め部分で成形し、前記案内突片は、幅方向の中央側部
分が内径側に深く突出する半割りの椀状とする。
【0013】
【作用】請求項1の構成によると、保持器に内径側へ突
出して形成された案内突片でころ端面が案内される。そ
のため、保持器によるころ端面の案内面が通常よりも内
径側に延び、あるいは内径側に移り、したがってころの
傾き角度が比較的大きくなるまで、ころ端面が案内面か
ら内径側へ外れることなく支持される。案内突片はポケ
ットの端部に設けられるため、保持器の幅に対するころ
長さにかかわらずに、前記の案内突片によるころ端面の
外れ防止が行える。また、ころ端面が平坦面であるた
め、ころ端面が凸曲面である場合に比べて、傾きによる
ころ端面の案内面からの外れが生じ難い。
【0014】請求項2の構成の場合は、ころが傾いて案
内面から外れたときに、案内面の内径側に位置する抜け
止め面でころ端面が受けられる。そのため、軸の挿入等
によって、ころの姿勢復元が容易に行われる。抜け止め
面はポケットの端部に設けられるため、この場合も保持
器の幅に対するころ長さにかかわらずに、抜け止め面に
よってころ端面を受けることができる。また、ころの傾
きによってころ端面が案内面から内径側へ外れかけたと
きに、ころの他端の端面が抜け止め面に当たることによ
り、ころの傾きが防止され、ころ端面が案内面から外れ
難くなる。
【0015】
【実施例】この考案の一実施例を図1ないし図3に基づ
いて説明する。このころ軸受1は、ころ2とこれを保持
する保持器3とからなる針状ころ軸受であり、内輪およ
び外輪は用いずに軸およびハウジングを直接に軌道面と
する。ころ2は端面2aを平坦面としてある。
【0016】保持器3は薄肉鋼板のプレス成形品からな
り、幅面に鍔部4を有する円筒状に形成され、かつ周壁
5の軸方向の中央部分が小径部分5aに絞られている。
ころ2の長さは保持器3の幅に対して比較的短いもので
あり、ころ2を保持するポケット6は、鍔部4から離れ
て周壁5に形成される。周壁5のポケット6の軸方向両
端には、内径側へ略直角に突出する案内突片7が、プレ
ス成形により一体に形成されている。
【0017】保持器3のポケット6の開口周縁には、中
央の小径部分5aと両端の大径部分とに脱落防止用突縁
6a,6b(図2,図3)が形成してあり、ころ2はこ
れらの脱落防止用突縁6a,6bで内外に抜け止めさ
れ、かつ傾斜縁6c(図1)で周方向に案内される。
【0018】この構成の軸受1によると、保持器3のポ
ケット6の両端に形成した案内突片7の内側面が、ころ
端面2aに対する案内面7aになる。この案内面7a
は、保持器周壁5から内径側へ延びており、そのためこ
ろ2が鎖線で示すように傾斜しても、傾斜角度が比較的
大きくなるまで、ころ端面2aが案内面7aから内径側
へ外れることなく支持される。また、ころ端面2aが平
坦面に形成されていることからも、ころ端面2aが案内
面7aから外れ難い。これらのため、ころ2のもぐり込
みが生じ難い。
【0019】案内突片7は、ポケット6の端部に設けた
ものであるため、鍔部4でころ端面2aを受ける場合と
異なり、保持器3の幅や、ころ2の長さ、保持器3の板
厚等が定まっていても、自由に案内突片7を形成してこ
ろ2のもぐり込み防止が図れる。
【0020】図4は、この実施例のころ軸受1を、図1
5と共に前述したトランスミッションに組み込んだ状態
を示す。ころ2は、メインドライブギヤ56とメインシ
ャフト55の研磨逃げ溝58,59間の距離cよりも短
く形成され、転動面が研磨逃げ溝58,59のエッジ部
58a,59aに当たらない。そのため、ころ2の長寿
命が得られる。
【0021】図5は他の実施例を示す。この例は、保持
器3のポケット6の両端に形成した案内突片8を傾斜さ
せてある。この構成の場合、案内突片8の先端部がころ
端面2aに対する案内面8bとなる。案内面8aの径方
向幅は狭いが、案内面8aは保持器周壁5に対して内径
側に位置するため、ころ2が傾斜した場合に、傾斜角度
が比較的大きくなるまでころ端面2aを外すことなく支
持することができる。その他の構成効果は図1の実施例
と同様である。
【0022】図6はさらに他の実施例を示す。この実施
例は、保持器3のポケット6の両端に形成される案内突
片9を、周壁5の加締め部分で形成したものである。案
内突片9は、保持器3のポケット6の両端部の円周方向
幅の中央部分が内径側に深く突出する半割りの椀状に形
成されている。このように構成した場合も、前記各実施
例と同様に、ころ2の傾斜角度が大きくなるまで、ころ
端面2aを支持し、ころ2のもぐり込み防止が行える。
【0023】図7ないし図11は、請求項2に対応する
各種の実施例を各々示す。図7の例は、保持器3のポケ
ット6の両端に、ポケット6の打ち抜き端面からなる案
内面10を形成すると共に、鍔部4の内径側から断面L
字状に延出した曲げ加工部分11により、案内面10の
内径側に位置する抜け止め面12を形成したものであ
る。曲げ加工部分11は、保持器3の全周に連続して形
成してある。抜け止め面12は、案内面10よりも若干
後退した位置に形成する。その他の構成は図1の実施例
と同様である。
【0024】このように構成した場合、ころ2が図1
2点鎖線で示すように傾いてころ端面2aが案内面10
から外れたときに、案内面10の内径側に位置する抜け
止め面12でころ端面2aが受けられる。そのため、軸
の挿入等によって、ころ2の姿勢復元が容易に行われ
る。抜け止め面12はポケット6の端部に設けられるた
め、この場合も保持器3の幅に対するころ長さにかかわ
らずに、抜け止め面12によるころ端面2aの受け作用
が得られる。
【0025】また、同図に1点鎖線で示すように、ころ
2の傾きによってころ端面2aが案内面10から内径側
へ外れかけたときに、ころ2の他端(同図の右端)の端
面2aが抜け止め面12に当たることにより、ころ2の
傾きが防止され、ころ端面2aが案内面10から外れ難
くなる。このように、ころ2のもぐり込みが生じ難く、
またもぐり込みが生じても、ころ2の姿勢復帰が容易に
行われる。
【0026】図8の例は、曲げ加工部分11を渦巻き状
に巻き込んだ形状とし、その一部で抜け止め面12を形
成してある。図9の例は、曲げ加工部分11を鍔部4か
ら断面直線状に延びる形状とし、曲げ加工部分11の端
面を抜け止め面12としてある。図10の例は、保持器
3の周壁5のポケット6よりも外側部分を断面S字状の
折り重ね状態に曲げ加工し、案内面10の近傍で立ち下
がる曲げ加工部分13により抜け止め面14を形成した
ものである。図11の例は、保持器3の周壁5のポケッ
ト6よりも外側部分を、外向きの溝形に曲げ加工し、案
内面10の近傍で立ち下がる曲げ加工部分13により抜
け止め面14を形成したものである。
【0027】これら図8ないし図11の実施例の場合
も、図7の実施例と同様に、ころ2が傾いたときや、さ
らに案内面10からころ端面2aが外れたときに、抜け
止め面12,14によりころ端面2aを受けることがで
き、もぐり込み発生時の復元や、もぐり込み防止が良好
に行える。なお、これら図8ないし図11の実施例にお
いて、説明を省略した箇所の構成は、図7の実施例と同
様である。
【0028】また、前記各実施例では、ころ2と保持器
3とで構成される軸受の場合につき説明したが、外輪を
有する針状ころ軸受や、内外輪を有するころ軸受にもこ
の考案を適用することができる。
【0029】
【考案の効果】請求項1の考案のころ軸受は、保持器周
壁のポケットの両端に、内径側へ突出してころ端面を案
内する案内突片を成形したため、ころの傾き角度が比較
的大きくなるまで、ころ端面が案内面から内径側へ外れ
ることなく支持され、ころの内径側へのもぐり込みが確
実に防止される。しかも、保持器の幅に対するころ長さ
にかかわらずに、前記の案内突片によるもぐり込み防止
が行える。
【0030】請求項2の考案のころ軸受は、ポケットの
両端に、ころ案内面よりも内径側に位置する抜け止め面
を設けたため、ころが傾いて案内面から外れたとして
も、抜け止め面でころ端面が受けられる。そのため、軸
の挿入等によって、ころの姿勢復元が容易に行われる。
また、ころの傾きによってころ端面が案内面から内径側
へ外れかけたときに、ころの他端の端面が抜け止め面に
当たることにより、ころの傾きが防止され、ころ端面が
案内面から外れ難くなる。抜け止め面はポケットの端部
に設けられるため、この場合も保持器の幅に対するころ
長さにかかわらずに、抜け止め面による前記のころ端面
の受け作用が得られ、もぐり込み防止効果等が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す半裁断面図である。
【図2】その保持器の一部を示す平面図である。
【図3】図1の III- III 線断面図である。
【図4】同実施例のころ軸受を組み込んだトランスミッ
ションの部分断面図である。
【図5】この考案の他の実施例の部分断面図である。
【図6】この考案のさらに他の実施例における保持器の
部分断面図である。
【図7】この考案のさらに他の実施例の半裁断面図であ
る。
【図8】この考案のさらに他の実施例の部分断面図であ
る。
【図9】この考案のさらに他の実施例の部分断面図であ
る。
【図10】この考案のさらに他の実施例の部分断面図で
ある。
【図11】この考案のさらに他の実施例の部分断面図で
ある。
【図12】従来のころ軸受の半裁断面図である。
【図13】その作用説明図である。
【図14】同じくそのころのもぐり込み状態を示す説明
図である。
【図15】同ころ軸受を組み込んだトランスミッション
の部分断面図である。
【図16】他の従来例の半裁断面図である。
【符号の説明】
1…ころ軸受、2…ころ、2a…ころ端面、3…保持
器、4…鍔部、5…周壁、6…ポケット、7〜9…案内
突片、10…案内面、11…曲げ加工部分、12…抜け
止め面、13…曲げ加工部分、14…抜け止め面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭51−104252(JP,U) 実開 昭49−49339(JP,U) 実開 昭54−82254(JP,U) 実開 昭54−38750(JP,U) 実公 昭38−3603(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16C 33/54

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄肉鋼板のプレス成形品からなる保持器
    の周壁に保持器幅面の鍔部から離れてポケットを形成
    し、端面が平坦面の針状のころを前記ポケットに収容
    し、前記保持器の周壁は軸方向の中央部分を小径部分に
    絞り、前記ポケットの開口周縁には、中央の前記小径部
    分と両端の大径部分に脱落防止用突縁を形成し、これら
    脱落防止用突縁で前記ころを内外に抜け止めし、前記保
    持器周壁の前記ポケットの軸方向両端に、内径側へ突出
    して前記ころの端面を案内する案内突片を一体に成形
    し、前記案内突片は前記ポケットの端部の全幅にわたる
    幅を有し、かつ先端が保持器周壁の軸方向中央の小径部
    分と同程度の位置まで内径側へ延びるものとした針状こ
    ろ軸受。
  2. 【請求項2】 薄板製の保持器の周壁に保持器幅面の鍔
    部から離れてポケットを形成し、端面が平坦面の針状の
    ころを前記ポケットに収容し、前記保持器の周壁は軸方
    向の中央部分を小径部分に絞り、前記保持器周壁の前記
    ポケットの軸方向両端に、前記ポケットの打ち抜き端面
    からなるころ案内面よりも内径側に位置して、前記ころ
    の傾き状態でころ端面が接する抜け止め面を、前記薄板
    の曲げ加工部分で形成し、前記抜け止め面は、前記ころ
    案内面よりもポケットから軸方向の端部側へ若干後退す
    る位置とした針状ころ軸受。
  3. 【請求項3】 薄板製の保持器の周壁に保持器幅面の鍔
    部から離れてポケットを形成し、端面が平坦面の針状の
    ころを前記ポケットに収容し、前記保持器周壁の前記ポ
    ケットの軸方向両端に、内径側へ突出して前記ころの端
    面を案内する案内突片を加締め部分で成形し、前記案内
    突片は、幅方向の中央側部分が内径側に深く突出する半
    割りの椀状とした針状ころ軸受。
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