JP2581233Y2 - 接合部材の引き抜き治具 - Google Patents

接合部材の引き抜き治具

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JP2581233Y2
JP2581233Y2 JP1991087791U JP8779191U JP2581233Y2 JP 2581233 Y2 JP2581233 Y2 JP 2581233Y2 JP 1991087791 U JP1991087791 U JP 1991087791U JP 8779191 U JP8779191 U JP 8779191U JP 2581233 Y2 JP2581233 Y2 JP 2581233Y2
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博三 奥園
信義 松田
錬之助 ▲もたい▼
昭男 楠井
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、アンカーコネクタのよ
うに、引き抜きの際に、被接合部材から一方の接合端部
が突出する接合部材を、被接合部材から引き抜く治具に
関する。
【0002】
【従来の技術】同軸管として、内部導体管31の周囲に
外部導体管32を同軸配置するとともに外部導体管32
の端部に接続用のフランジ板33を一体に取り付けたも
のがある。このような構造の同軸管30どうしの接続は
以下のようにして行われていた。
【0003】まず、内部導体管接続用のアンカーコネク
タ(接合部材)20を用意する。アンカーコネクタ20
は、図3に示すように、両端に内部導体管31内に圧入
されるコンタクト筒部(接合部)21A,21Bを備え
ているとともに中央部にはリング状の絶縁インシュレー
タ22が取り付けられている。コンタクト筒部21A,
21Bは軸方向に沿ったスリット23が形成されてい
る。
【0004】そして、図4に示すように、アンカーコネ
クタ20ののコンタクト筒部21A,21B,21を同
軸管30,30それぞれの内部導体管(被接合部材)3
1,31端部の内部に圧入したうえで同軸管30,30
のフランジ板33,33どうしを突き合わせ配置して、
フランジ板33,33どうしをボルト止めする。これに
よって内部導体管31,31どうしはアンカーコネクタ
20を介して、外部導体管32,32どうしはボルト止
めされたフランジ板33,33を介して互いに接続され
る。なお、図中、符号34はフランジ板33の間に介装
されて接続部を封止するOリングである。
【0005】従来から、このようにして互いに接続され
た同軸管30,30の取り外しは、図5のようにしてな
されていた。まず、フランジ板33のボルトBを取り外
しさらに同軸管30,30を引き離す。すると、アンカ
ーコネクタ20は一方の同軸管30の内部導体管31に
取り付けられたままで残る。そこで、さらにアンカーコ
ネクタ20をこの内部導体管31から引き抜く。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な同軸管30の取り外しにおいては、アンカーコネクタ
20の取り外しが難しいうえに、取り外しによってアン
カーコネクタ20が破損したり、疵が付いたりするとい
う問題があった。
【0007】アンカーコネクタ20による内部導体管3
1の接続においては、確実に接続しないと雑音が発生し
たり、最悪の場合は回線が不通状態に陥るといったこと
がある。そのため、コアンカーコネクタ20はコンタク
ト筒部21A,21Bを内部導体管31内に強力に圧入
することによって確実な接続を得るようになっている。
【0008】このようにして確実な接続を得ているアン
カーコネクタ20であるが、取り外しという段になる
と、引き抜きが困難になっていた。特に、同軸管30,
30どうしを引き離したのちは、一方の同軸管30にア
ンカーコネクタ20が取り残されることになる。この取
り残されアンカーコネクタ20の引き抜きにおいては、
内部導体管31から突出しているコンタクト筒部21B
に、ゴムブーツ40(図5において仮想線で表示)を装
着したりブチルゴムテープを巻回したりして持ちやすく
したうえで、上下左右に揺すぶりながら引き抜いてい
た。
【0009】しかしながら、アンカーコネクタ20は強
固に圧入されており、このようにしても引き抜きが困難
な場合があり、しかたなくラジオペンチ等の工具を用い
て無理やり引き抜いてコンタクト筒部21A,21Bに
疵を付けたり、最悪の場合は破損させるという結果にな
っていた。
【0010】本考案は上記のような問題に鑑みてなされ
たものであって、疵付けや破損を起こすことなく接合部
材を容易に被接合部材から引き抜くことのできる治具を
提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、一端が被接合部材に挿入係合されるととも
に、筒体から構成された他端が前記被接合部材から突出
した状態にある接合部材を、前記被接合部材から引き抜
く治具であって、本体部と、上記の接合部材の他端が挿
入される挿入隙間Aが形成されるように互いに同心状に
配置されて前記本体部から延出する内側受け柱体および
外側押圧筒部と、本体部の外周部に螺着されて前記外側
押圧筒部の外側に同心状に配置される環状締め付け部材
とを備えており、前記内側受け柱体は、前記接合部材の
他端の内径よりも若干小さい外径を有する円柱状の先端
部を有し、この先端部の軸方向に沿う複数箇所には、前
記他端内径と略同じ外径を有する大部が設けられてお
り、前記外側押圧筒部は、軸方向に沿って切り裂いたス
リットが周方向の複数箇所に設けられるとともに先端側
外周面には先細り形状の受けテーパ面が形成されてお
り、前記環状締め付け部材は、前記受けテーパ面と対向
する内周面に、受けテーパ面を押圧する押圧テーパ面が
形成されており、以上のものから接合部材の引き抜き治
具を構成した。
【0012】
【作用】上記構成によれば、内側受け柱体が接合部材の
他端内部に入り込み外側押圧筒部が接合部材の他端外側
に沿って入り込む形で、治具を接合部材の他端に係合さ
せる。そして、環状締め付け部材を締め付けると、その
押圧テーパ面が外側押圧筒部の受けテーパ面を押圧する
ため、外側押圧筒部が撓んで求心方向に変形し、接合部
材に押し付けられる。このとき、接合部材の内部に挿入
されている内側受け柱体の大部が同時に接合部材に対
して圧接されるようになるため、接合部材の他端は、外
側押圧筒部と内側受け柱体との間で強固に挟持される。
この状態で、本体部を手に持って治具を引っ張ると、接
合部材は被接合部材から確実容易に引き抜かれることに
なる。
【0013】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本考案の一実施例の引き抜き治
具である。なお、本実施例の治具が取り付けられる同軸
管は従来例で説明したものと同一のものであり、各部分
には同一の符号を付している。
【0014】この治具1は本体部2、内側受け棒(内側
受け柱体)3、外側押圧筒部4、および袋ナット(環状
締め付け部材)5を備えており、これらはすべて例えば
黄銅で構成されている。本体部2は円筒形をしており、
一端側(図では右側)には把手6が一体に取り付けられ
ている。本体部の外周面には雄ねじ部が2aが設けられ
ている。また、本体部2の円筒中心部には取付孔2bが
形成されている。この取付孔2bに内側受け棒3の基端
3aがアラルダイト接着されており、内側受け棒3の先
端3bは本体部2の他端側から外部に突出している。こ
の先端3bは細身の円柱形をしており、取り付けられる
アンカーコネクタ20のコンタクト筒部21内径より若
干小径になっている。また、内側受け棒先端3bには先
端3bの他の部分よりほんの少しながら大きな径にした
大径部7が複数(図では3つ)設けられている。
【0015】外側押圧筒部4は、本体部2の他端側に一
体に取り付けられて外部に延出している。そして、外部
押圧筒部4は内側受け棒3の外側にこれと同心状に配置
されている。外部押圧筒部4の内周面はアンカーコネク
タ20のコンタクト筒部21外径より若干大径になって
おり、外側押圧筒部4と内側受け棒3との間にはコンタ
クト筒部21の挿入隙間Aが形成されている。外部押圧
筒部4には軸方向に沿って切り裂いたスリット8が周方
向の複数箇所(本実施例では6箇所)に設けられてい
る。スリット8は外側押圧筒部4の先端から基端にかけ
て形成されている。さらに外部押圧筒部4先端の外周面
には先細り形状の受けテーパ面9が形成されている。
【0016】袋ナット5は円筒形をしており、本体部2
の外周面に相当する大きさの内周面を有している。内周
面の一方の開口側には雌ねじ部5aが形成されている。
また、内周面の奥部には押圧テーパ面10が形成されて
いる。押圧テーパ面10は前記した受けテーパ面9を受
け止めるよう、奥にいくほど細まった形状をしている。
この袋ナット5が、雌ねじ部5aを雄ねじ部2aに螺合
させて外側押圧筒部4の外側に同心状に配置されてい
る。
【0017】次にこの治具1を用いたアンカーコネクタ
20の引き抜きを図2を参照して説明する。
【0018】まず、袋ナット5を緩めた状態にしてお
き、この状態で治具1内に形成された挿入隙間Aにアン
カーコネクタ20の突出しているコンタクト筒部21B
を入り込ませて、治具1をアンカーコネクタ20に係合
させる。この係合は内側受け棒3と外側押圧筒部4とが
コンタクト筒部21Bに対して隙間嵌めの大きさになっ
ているのでスムーズに行える。
【0019】治具1を挿入したのち、袋ナット5を本体
部2に締め付ける。すると、押圧テーパ面10が外側押
圧筒部4の受けテーパ面9を押圧し、さらに、外側押圧
筒部4はスリット8が設けられているので、これが撓ん
求心方向に変形して、アンカーコネクタ20のコンタ
クト筒部21Bに押し付けられる。このとき、コンタク
ト筒部22Bの内部に挿入されている内側受け棒3の大
部7が同時にコンタクト筒部22Bに対して圧接され
るため、これによってコンタクト筒部21Bは外側押圧
筒部4と内側受け柱体3の大径部7との間で強固に挟持
され、治具1とアンカーコネクタ20とは一体化する。
【0020】このようにして治具1とアンカーコネクタ
20とを一体化したのち、把手6を手に取ってアンカー
コネクタ20を同軸管30の内部導体管31から引き抜
く。アンカーコネクタ20を引き抜いたのち、袋ナット
5を緩めて治具1とアンカーコネクタ20を分離する。
【0021】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、環状締
め付け部材の本体部への締め付けによって接合部材の他
端を強固に治具で挟持することができた。そのため、こ
の治具を手に持って引っ張ることにより、接合部材を容
易に被接合部材の端部から引き抜くことができるように
なった。
【0022】また、その引き抜きの際、接合部材の他端
は治具に強固に把持されているので、傷が付いたり、破
損するといったことも起こらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の接合部材の引き抜き治具の
断面図である。
【図2】実施例の治具を用いた接合部材の引き抜きの途
中状態を示す断面図である。
【図3】接合部材(アンカーコネクタ)の一部切り欠き
側面図である。
【図4】接合部材(アンカーコネクタ)を用いた同軸管
の接続状態を示す断面図である。
【図5】従来の接合部材(アンカーコネク)タの引き抜
き状態を示す断面図である。
【符号の説明】
2 本体部 3 内側受け棒(内側受け柱体) 4 外側押圧筒部 5 袋ナット(環状締め付け部材) 20 アンカーコネクタ(接合部材) 21B 他方のコンタクト筒部(接合部材他端) 31 内部導体管(被接合部材)
フロントページの続き (72)考案者 楠井 昭男 埼玉県川口市青木1丁目7番11号 三英 電気工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭52−50397(JP,U) 実開 昭52−166122(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B25B 27/02 B25B 27/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端(21A)が被接合部材(31)に
    挿入係合されるとともに、筒体から構成された他端(2
    1B)が前記被接合部材(31)から突出した状態にあ
    る接合部材(20)を、前記被接合部材(31)から引
    き抜く治具であって、 本体部(2)と、前記接合部材(20)の他端(21
    B)が挿入される挿入隙間Aが形成されるように互いに
    同心状に配置されて前記本体部()から延出する内側
    受け柱体(3)および外側押圧筒部(4)と、本体部
    (2)の外周部に螺着されて前記外側押圧筒部(4)の
    外側に同心状に配置される環状締め付け部材(5)とを
    備えており、 前記内側受け柱体(3)は、前記接合部材(20)の他
    端(21B)内径よりも若干小さい外径を有する円柱状
    の先端部(3b)を有し、この先端部(3b)の軸方向
    に沿う複数箇所には、前記他端(21B)内径と略同じ
    外径を有する大部(7)が設けられており、 前記外側押圧筒部(4)は、軸方向に沿って切り裂いた
    スリット(8)が周方向の複数箇所に設けられるととも
    に先端側外周面には先細り形状の受けテーパ面(9)が
    形成されており、 前記環状締め付け部材(5)は、前記受けテーパ面
    (9)と対向する内周面に、受けテーパ面(9)を押圧
    する押圧テーパ面(10)が形成されていることを特徴
    とする接合部材の引き抜き治具。
JP1991087791U 1991-10-25 1991-10-25 接合部材の引き抜き治具 Expired - Lifetime JP2581233Y2 (ja)

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JPH0537468U JPH0537468U (ja) 1993-05-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5250397U (ja) * 1975-10-08 1977-04-09
JPS52166122U (ja) * 1976-06-10 1977-12-16

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JPH0537468U (ja) 1993-05-21

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