JP2580496Y2 - シャシーダイナモメータ - Google Patents
シャシーダイナモメータInfo
- Publication number
- JP2580496Y2 JP2580496Y2 JP4392892U JP4392892U JP2580496Y2 JP 2580496 Y2 JP2580496 Y2 JP 2580496Y2 JP 4392892 U JP4392892 U JP 4392892U JP 4392892 U JP4392892 U JP 4392892U JP 2580496 Y2 JP2580496 Y2 JP 2580496Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- chassis dynamometer
- disc brake
- braking
- brake
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Braking Arrangements (AREA)
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】完成した車両の試験のため車両を
乗り入れ、搬出時にローラをロックするようにしたシャ
シーダイナモメータに関する。
乗り入れ、搬出時にローラをロックするようにしたシャ
シーダイナモメータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より完成した車両を室内で試験する
ため図3に例示する如きシャシーダイナモメータが用い
られている。これは車両の駆動輪を転動させてその駆動
力を受けるためのローラ1と、このローラ1に主軸2を
連動させて、回転エネルギを電気エネルギに変換し、そ
の出力を測定するようにしたダイナモメータ3とを具備
する。さらに、車両の乗り入れ、搬出時にローラ1上に
車両の駆動輪を載せ、又は降ろすとき、ローラ1が回ら
ないようにするための油圧ディスクブレーキ装置4を設
置する。このディスクブレーキ装置4は、ローラ1の軸
に直結される軸部に装着するものであり、ディスク5と
ディスクブレーキ6との各専用の取付台に設置する。こ
のような構造上ディスク5の径を大きくとれないので、
車両の乗り入れ、搬出時に駆動輪がローラ1の外周面を
蹴ってもローラ1が動かないだけのロックトルクを得る
ため必然的に大形のディスクブレーキ6を用いるもので
ある。
ため図3に例示する如きシャシーダイナモメータが用い
られている。これは車両の駆動輪を転動させてその駆動
力を受けるためのローラ1と、このローラ1に主軸2を
連動させて、回転エネルギを電気エネルギに変換し、そ
の出力を測定するようにしたダイナモメータ3とを具備
する。さらに、車両の乗り入れ、搬出時にローラ1上に
車両の駆動輪を載せ、又は降ろすとき、ローラ1が回ら
ないようにするための油圧ディスクブレーキ装置4を設
置する。このディスクブレーキ装置4は、ローラ1の軸
に直結される軸部に装着するものであり、ディスク5と
ディスクブレーキ6との各専用の取付台に設置する。こ
のような構造上ディスク5の径を大きくとれないので、
車両の乗り入れ、搬出時に駆動輪がローラ1の外周面を
蹴ってもローラ1が動かないだけのロックトルクを得る
ため必然的に大形のディスクブレーキ6を用いるもので
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述の如き従来のシャ
シーダイナモメータでは、ローラと直結した軸に独立し
てディスクブレーキ装置を設置していたため、専用のデ
ィスク取付台と、ディスクブレーキ取付台とが必要とな
り装置が大形化する。さらに、ローラ径が大きくなる
と、車両の乗り入れ、搬出時に駆動輪がローラを蹴って
もローラが動かないように制動するのに必要なロックト
ルクも大きくなる。このような大きなロックトルクを得
るには、ディスク径を大きくするのに限度があるため、
ディスクブレーキを大形にしなければならないという問
題があった。
シーダイナモメータでは、ローラと直結した軸に独立し
てディスクブレーキ装置を設置していたため、専用のデ
ィスク取付台と、ディスクブレーキ取付台とが必要とな
り装置が大形化する。さらに、ローラ径が大きくなる
と、車両の乗り入れ、搬出時に駆動輪がローラを蹴って
もローラが動かないように制動するのに必要なロックト
ルクも大きくなる。このような大きなロックトルクを得
るには、ディスク径を大きくするのに限度があるため、
ディスクブレーキを大形にしなければならないという問
題があった。
【0004】本考案は上述の点に鑑み、構造が簡素で装
置全体を小形化可能なシャシーダイナモメータを新たに
提供することを目的とする。
置全体を小形化可能なシャシーダイナモメータを新たに
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のシャシーダイナ
モメータは、第1にローラの内周部に環板状に突設した
補強部材をディスクブレーキが挾み付けて制動するよう
に構成したことを特徴とする。第2にローラにおけるロ
ーラ外板の側端部をディスクブレーキが挾み付けて制動
するように構成したことを特徴とする。
モメータは、第1にローラの内周部に環板状に突設した
補強部材をディスクブレーキが挾み付けて制動するよう
に構成したことを特徴とする。第2にローラにおけるロ
ーラ外板の側端部をディスクブレーキが挾み付けて制動
するように構成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】上述のように構成することにより、比較的有効
制動半径の大きな補強部材又はローラ外板をディスクブ
レーキで挾み付けて制動するので、小形のディスクブレ
ーキでもロックトルクを十分に大きく取れるものであ
る。
制動半径の大きな補強部材又はローラ外板をディスクブ
レーキで挾み付けて制動するので、小形のディスクブレ
ーキでもロックトルクを十分に大きく取れるものであ
る。
【0007】
【実施例】以下、本考案のシャシーダイナモメータの実
施例を図1及び図2によって説明する。なお、この図1
及び図2において、前述した図3に示す従来例に対応す
る部分には同一符号を付すこととし、その詳細な説明を
省略する。本考案の第1実施例を示す図1で1はロー
ラ、2は主軸、6はディスクブレーキである。主軸2は
軸受台7に支受されており、この主軸2には一体に回動
するようローラ1が取り付けてある。ローラ1の内周面
部には、環板状の補強部材8を内側に向けて突設する。
施例を図1及び図2によって説明する。なお、この図1
及び図2において、前述した図3に示す従来例に対応す
る部分には同一符号を付すこととし、その詳細な説明を
省略する。本考案の第1実施例を示す図1で1はロー
ラ、2は主軸、6はディスクブレーキである。主軸2は
軸受台7に支受されており、この主軸2には一体に回動
するようローラ1が取り付けてある。ローラ1の内周面
部には、環板状の補強部材8を内側に向けて突設する。
【0008】軸受台7の支柱9の中間部には取付台10
を横に突設し、取付台10にディスクブレーキ6を取り
付ける。ディスクブレーキ6は図示するように補強部材
8をディスクの代わりに挾み付けて制動し得るようにす
る。
を横に突設し、取付台10にディスクブレーキ6を取り
付ける。ディスクブレーキ6は図示するように補強部材
8をディスクの代わりに挾み付けて制動し得るようにす
る。
【0009】上述の如く構成した本例装置では、ローラ
1の外周部近くの内径の大きな補強部材8を直接制動す
るので、大きな制動効果が得られる。よって、試験用車
両の乗り入れ、搬出時に駆動輪がローラ1を蹴っても、
ローラ1が回動しないよう良好にロックできるものであ
る。
1の外周部近くの内径の大きな補強部材8を直接制動す
るので、大きな制動効果が得られる。よって、試験用車
両の乗り入れ、搬出時に駆動輪がローラ1を蹴っても、
ローラ1が回動しないよう良好にロックできるものであ
る。
【0010】次に本考案の第2実施例を図2によって説
明する。図で1はローラ、2は主軸、6はディスクブレ
ーキ、7は軸受台、9は支柱である。支柱9の下部近く
の所定部所には、ディスクブレーキ6を設置する。ディ
スクブレーキ6は、ローラ外板1aの側端部をディスク
の代わりに挾み付けて制動し得るようにする。なお、ロ
ーラ外板1aは円周を形成する曲面であるから、これを
一般のディスクブレーキ6で挾んで制動する場合には無
理な力が加わることにもなるので、ローラ1の外径が1
000ミリメートル以内の場合には、一般のディスクブ
レーキ6を用いることは困難となる。
明する。図で1はローラ、2は主軸、6はディスクブレ
ーキ、7は軸受台、9は支柱である。支柱9の下部近く
の所定部所には、ディスクブレーキ6を設置する。ディ
スクブレーキ6は、ローラ外板1aの側端部をディスク
の代わりに挾み付けて制動し得るようにする。なお、ロ
ーラ外板1aは円周を形成する曲面であるから、これを
一般のディスクブレーキ6で挾んで制動する場合には無
理な力が加わることにもなるので、ローラ1の外径が1
000ミリメートル以内の場合には、一般のディスクブ
レーキ6を用いることは困難となる。
【0011】上述の如く構成した本例装置では、駆動輪
が直接転動するローラ外板1aをディスクブレーキ6で
直接制動するので、極めて大きな制動効果が得られる。
よって、試験車両の乗り入れ、搬出時にローラ1を良好
にロックできるものである。なお、本考案は上述の実施
例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しな
い範囲内においてその他種々の構成を取り得ることは勿
論である。
が直接転動するローラ外板1aをディスクブレーキ6で
直接制動するので、極めて大きな制動効果が得られる。
よって、試験車両の乗り入れ、搬出時にローラ1を良好
にロックできるものである。なお、本考案は上述の実施
例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しな
い範囲内においてその他種々の構成を取り得ることは勿
論である。
【0012】
【考案の効果】以上詳述したように本考案のシャシーダ
イナモメータによれば、第1にローラの内周部に環板状
に突設した補強部材をディスクブレーキが挾み付けて制
動するように構成し、第2にローラにおけるローラ外板
の側端部をディスクブレーキが挾み付けて制動するよう
に構成したので、本来あるローラの一部を利用し、ブレ
ーキ用の専用ディスクを必要としないので省スペース化
を図れるという効果がある。また、従来の専用ディスク
に比べ有効制動半径の大きな補強部材又はローラ外板を
ディスクブレーキで挾み付けて制動するので、小形のデ
ィスクブレーキ単体でもロックトルクを十分に大きく取
れるので、装置の小形化を図ることができるという効果
がある。
イナモメータによれば、第1にローラの内周部に環板状
に突設した補強部材をディスクブレーキが挾み付けて制
動するように構成し、第2にローラにおけるローラ外板
の側端部をディスクブレーキが挾み付けて制動するよう
に構成したので、本来あるローラの一部を利用し、ブレ
ーキ用の専用ディスクを必要としないので省スペース化
を図れるという効果がある。また、従来の専用ディスク
に比べ有効制動半径の大きな補強部材又はローラ外板を
ディスクブレーキで挾み付けて制動するので、小形のデ
ィスクブレーキ単体でもロックトルクを十分に大きく取
れるので、装置の小形化を図ることができるという効果
がある。
【図1】本考案のシャシーダイナモメータの第1実施例
を示す要部部分断面正面図。
を示す要部部分断面正面図。
【図2】本考案の第2実施例を示す要部部分断面正面
図。
図。
【図3】従来のシャシーダイナモメータを例示する全体
概略平面図。
概略平面図。
1…ローラ 1a…ローラ外板 2…主軸 6…ディスクブレーキ 7…軸受台 8…補強部材
Claims (2)
- 【請求項1】 被試験車両の駆動輪をローラ上に転動
し、当該ローラの軸に接続するダイナモメータで計測す
るようにしたシャシーダイナモメータにおいて、前記ロ
ーラの内周部に環板状に突設した補強部材を、ディスク
ブレーキで挾み付けて制動するように構成したことを特
徴とするシャシーダイナモメータ。 - 【請求項2】 被試験車両の駆動輪をローラ上に転動
し、当該ローラの軸に接続するダイナモメータで計測す
るようにしたシャシーダイナモメータにおいて、前記ロ
ーラ外周部に形成したローラ外板の側端部をディスクブ
レーキで挾み付けて制動するように構成したことを特徴
とするシャシーダイナモメータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4392892U JP2580496Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | シャシーダイナモメータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4392892U JP2580496Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | シャシーダイナモメータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH064647U JPH064647U (ja) | 1994-01-21 |
JP2580496Y2 true JP2580496Y2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=12677362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4392892U Expired - Lifetime JP2580496Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | シャシーダイナモメータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580496Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006003139A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Meidensha Corp | シャシーダイナモメータ |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4962401U (ja) * | 1972-09-13 | 1974-05-31 | ||
JP4725287B2 (ja) * | 2005-10-26 | 2011-07-13 | シンフォニアテクノロジー株式会社 | シャーシダイナモ装置のローラ |
JP5194959B2 (ja) * | 2008-04-01 | 2013-05-08 | 株式会社明電舎 | シャシーダイナモメータのローラロック装置 |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP4392892U patent/JP2580496Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006003139A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Meidensha Corp | シャシーダイナモメータ |
JP4529551B2 (ja) * | 2004-06-16 | 2010-08-25 | 株式会社明電舎 | シャシーダイナモメータ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH064647U (ja) | 1994-01-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |