JPH067352Y2 - シャシダイナモメータのローラロック装置 - Google Patents

シャシダイナモメータのローラロック装置

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JPH067352Y2
JPH067352Y2 JP9093788U JP9093788U JPH067352Y2 JP H067352 Y2 JPH067352 Y2 JP H067352Y2 JP 9093788 U JP9093788 U JP 9093788U JP 9093788 U JP9093788 U JP 9093788U JP H067352 Y2 JPH067352 Y2 JP H067352Y2
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JP
Japan
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roller
dynamometer
chassis dynamometer
lock device
peripheral surface
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JP9093788U
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龍輔 横尾
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Meidensha Corp
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【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案はシャシダイナモメータのローラをする装置に関
し、詳しくはローラの外周を押圧することによりロック
しようとするシャシダイナモメータのローラロック装置
に関する。
B.考案の概要 本考案はローラ一体型のシャシダイナモメータにおい
て、ローラ外周面にブレーキパッドをエアシリンダ等に
よって押圧させることによりローラをロックさせるよう
にしたものである。ローラを直接ブレーキパットで押圧
し拘束するので、被ロック部材が別個に要らにないこと
により、これをローラに取付けることによるローラの回
転変調を防げ、正確に被試験車両の駆動力等を測定で
き、また、エアシリンダ等のロッドの伸長量によってブ
レーキパットとローラとの隙間を選定できるので隙間調
整の必要がなくなり、さらに装置自体の設定位置が広い
範囲でとれこととなる。
C.従来の技術 通常、車両の動力性能試験には、シャシダイナモメータ
が用いられる。シャシダイナモメータとは、ローラ上に
駆動輪を載せて車両を走行させ、このローラに任意の負
荷を与えて種々の走行状態を再現させることによって車
両の動力性能試験を行うものである。
シャシダイナモメータの一般的なものを第3図に示す。
通常、シャシダイナモメータは床に形成されたピット内
に設置され、ローラの頂部が床から露出される。
図において、1は揺動軸で、その両端部は、基台2上の
ペデスタル3に玉軸受(以下、揺動軸受)4を介して回
動自在に支持されている。
また、両ペデスタル3間において揺動軸1にはローラ本
体5aとドラム5bとボス部5c等から構成されるロー
ラ5が、ボス部5cに圧入された二個の玉軸受(以下、
回転軸受)6を介して回転自在に支持されている。ロー
ラ本体5aの頂部は床16から露出されている。揺動軸
1の外周にはダイナモメータ用固定子であるステータコ
ア7が取付けられ、ドラム5bの内面にはダイナモメー
タ用回転子であるロータコア8が取付けられ、これらで
負荷装置たるダイナモメータが構成されている。揺動軸
1の図中左端部は図示しないトルクメータに連結し、回
転力が与えられた場合に回転トルク見合った量(ごく少
量)だけ揺動するようになっている。
このようなシャシダイナモメータにおいて、前記ローラ
5のローラ本体5a上に供試体である被試験車両9を載
せる際には、ローラ5をロックしておく必要がある。そ
の為、従来より、このようなダイナモメータには、停止
時にローラ5を固定状態に保持するロック装置が備えら
れている。ロック装置にはブレーキ機構などが使われ、
第3図には、その代表的なものとして電磁ブレーキ機構
を使ったものが示されている。
これは前記ボス部5cの外周部12支持部を一体的に圧
入させた環状のディスク5dとペダスタル3の内側部に
取付けた電磁部3aとを主要部として構成されている。
試験に先立ち、ローラロック装置の電磁部3aをディス
ク5dに押圧させてローラ5をロックし、この状態でロ
ーラ本体5a上に被試験車両9の駆動輪を載せる。この
後、前記電磁部3aをディスク5dから離間させロック
を解除して試験に入るのである。
D.考案が解決しようとする課題 しかし、上記のようなシャシダイナモメータのローラロ
ック装置11においては、電磁部3aとディスク5dと
の隙間が小さい(0.5〜1mm)為、組立てる際にその微
調整が必要であり、組立作業に手間と時間がかかってし
まうという問題があった。
また、ディスク5dをローラ5に組込む為、このディス
ク部のGD2(即ち慣性質量)が一方のローラ5の重量
に偏って加算され、ローラ5の回転に変調を来たすおそ
れがあった。ローラ5の回転に変調が生じると、当然被
試験車両の駆動力試験に正確な値が得られなくなってし
まう。さらに、これらのローラロック装置11は、その
構造上ローラの軸方向に取付ける必要があり、取付個所
がボス部5cとペデスタル3との間という狭い空間に限
定されてしまうという問題もあった。
本考案は上記のような問題点に鑑み、取付け許容空間が
比較的自由にとれ、ディスク部等のロックのための被ロ
ック部材を別個にローラ側に取付ける必要もなく、しか
も、組立て上も容易に行ない得るローラロック装置を提
供することを目的とする。
E.課題を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決するために、回転自在に支持
された揺動軸と、当該揺動軸に対して回転自在に支持さ
れたローラと、該ローラの内周面に固設された環状のダ
イナモメータ用回転子と、該ダイナモメータ用回転子と
対向させて前記揺動軸に固定されたダイナモメータ用固
定子とを具えたシャシダイナモメータにおいて、前記ロ
ーラの周辺の固定部に設けられ、ローラの外周に対して
接近・離反する可動部を有する駆動装置と、前記可動部
に取付けられ駆動源の駆動によりローラ外周面に当接す
る制動部材とからなる構成を有している。
F.作用 本考案は上記のような手段を採用したことにより、試験
時に制動部材をローラの周面に直接押し付けることによ
りローラは固定状態に保持される。制動部材をローラ周
面から離すことにより、ローラの拘束は解除され、試験
に移れる状態となる。
G.実施例 第1図には本考案の一実施例に係るローラロック装置を
備えたシャシダイナモメータの概略説明図が示してあ
り、第2図には第1図中のローラロック装置の拡大側面
図が示してある。
なお、実施例の説明にあたって、前述した従来例と同じ
部材には同一符号を付しその説明は省略する。
図において、シャシダイナモメータの基台2上におい
て、ローラ5の一側方に固定部材13が固定されこの固
定部材13に、本考案に係るローラロック装置が取付け
られている。
固定部材13上には支持部材14が取付けられており、
この支持部材14にエアシリンダ12bがピストンロッ
ド12cのロッド側をローラ5側にし、かつ、中心線を
ローラ5中心に向けて取付けられている。エアシリンダ
12bのピストンロッド12cの先端には円盤状の摺動
部材15が一体的に取付けられている。支持部材14に
は円筒状のガイド部14aが設けてあり、前記摺動部材
15はこのガイド部14a内を案内移動されるようにな
っている。摺動部材15の前面には制動部材としてブレ
ーキパッド12aが張り付けられている。ブレーキパッ
ド12aの材料としては、ネオプレンゴム等のゴム材皮
革など摩擦係数の高い材料が使われる。エアシリンダ1
2bのピストンロッド12cの短縮時、ブレーキパッド
12a表面とローラ本体5a外周面との間にはギャップ
「」が維持されるように図られている。
また、前記エアシリンダ12bには図示しないがエアホ
ースが接続しており、エアシリンダ12bに対しエアを
供給、排気するようになっている。
このようなローラロック装置によるローラロック動作
は、エアシリンダ12bにエアを供給してピストンロッ
ド12cを伸長作動することによりなされる。ピストン
ロッド12cの伸長に伴い、ブレーキパッド12aがギ
ャップより僅かに長く押し出されてローラ本体5a外
周面に当接し、ローラ本体5aとブレーキパッド12a
面との摩擦力によってローラ5がロックされるのであ
る。
ローラ5がロックされた状態でローラ本体5a上に被試
験車両9の駆動輪10が載せられる。被試験車両の駆動
輪をローラ本体5aに載せた後、エアシリンダ12bの
ピストンロッド12cを短縮作動して、前記ブレーキパ
ッド12aを元に戻すことでローラ5に対するロックは
解除される。
この後、車両の運転により、ローラ5は回転を始め、前
述のような試験に入ることとなる。
なお、本実施例では制動部材であるブレーキパッド12
aをローラ本体5a外周面に対し接近離反移動させるの
にエアシリンダを用いたが、これは油圧シリンダ、電動
ジャッキ等でもよい。また、ローラロック装置の使用台
数も一つには限られず、双方のローラ本体5aに対し設
けてもよい。さらに、このローラロック装置は本実施例
ではシャシダイナモメータの基台2上に設けたが、設置
場所はローラ周辺の他の固定部(例えば床16の下面)
であってもよい。
H.考案の効果 本考案は上記のような構成にしたことにより、制動部材
を直接ローラの外周面に押し付けてローラをロックする
ようにしたので、取付許容空間がローラ幅及びローラ周
辺ほぼ一杯に広がり、また被ロック部品を別個にローラ
に取り付ける必要もなくなるので、従来の如くディスク
部をローラに取付けることによるローラ回転の変調を防
止でき、さらに、ローラとブレーキパッドの隙間が制動
部材における接近、離反のストロークで決められ、隙間
微調整の必要がなくなり、組付作業性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例に係るローラロック装置を
具えたシャシダイナモメータの概略説明図、第2図は第
1図中のローラロック装置の拡大側面図、第3図は従来
のローラロック装置を具えたシャシダイナモメータの半
断面図である。 図中、 1…揺動軸 2…基台 3…ペデスタル 3a…電磁部 4…揺動軸受 5…ローラ 5a…ロータ本体 5b…ドラム 5c…ボス部 5d…ディスク 6…回転軸受 7…ステータコア(ダイナモメータ用固定子) 8…ロータコア(ダイナモメータ用回転子) 9…被試験車両 10…駆動輪 12,13…ローラロック装置 12a…ブレーキパッド 12b…エアシリンダー 13…固定部材 14…支持部材 14a…ガイド部 15…摺動部材 16…床 …ギャップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転自在に支持された揺動軸と、当該揺動
    軸に対して回転自在に支持されたローラと、該ローラの
    内周面に固設された環状のダイナモメータ用回転子と、
    該ダイナモメータ用回転子と対向させて前記揺動軸に固
    定されたダイナモメータ用固定子とを具えたシャシダイ
    ナモメータにおいて、前記ローラの周辺の固定部に設け
    られ、ローラの外周に対して接近・離反する可動部を有
    する駆動装置と、前記可動部に取付けられ駆動源の駆動
    によりローラ外周面に当接する制動部材とからなること
    を特徴とするシャシダイナモメータのローラロック装
    置。
JP9093788U 1988-07-11 1988-07-11 シャシダイナモメータのローラロック装置 Expired - Lifetime JPH067352Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9093788U JPH067352Y2 (ja) 1988-07-11 1988-07-11 シャシダイナモメータのローラロック装置

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JP9093788U JPH067352Y2 (ja) 1988-07-11 1988-07-11 シャシダイナモメータのローラロック装置

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JPH0212642U JPH0212642U (ja) 1990-01-26
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JP9093788U Expired - Lifetime JPH067352Y2 (ja) 1988-07-11 1988-07-11 シャシダイナモメータのローラロック装置

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JP4797979B2 (ja) * 2006-12-28 2011-10-19 株式会社明電舎 フリーローラのストッパ装置
JP5173445B2 (ja) * 2008-01-09 2013-04-03 株式会社小野測器 シャシーダイナモメータ
JP5194959B2 (ja) * 2008-04-01 2013-05-08 株式会社明電舎 シャシーダイナモメータのローラロック装置
JP5394789B2 (ja) * 2009-03-26 2014-01-22 本田技研工業株式会社 車両検査装置および車両進入方法

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