JP2677120B2 - 振れ測定用ワーク位置決め機構 - Google Patents

振れ測定用ワーク位置決め機構

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JP2677120B2
JP2677120B2 JP16340292A JP16340292A JP2677120B2 JP 2677120 B2 JP2677120 B2 JP 2677120B2 JP 16340292 A JP16340292 A JP 16340292A JP 16340292 A JP16340292 A JP 16340292A JP 2677120 B2 JP2677120 B2 JP 2677120B2
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健志 難波
栄二 五島
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のフロントハブ
に取り付けたブレーキのディスクロータの振れ測定を行
うのに好適な振れ測定用ワーク位置決め機構に関する。
【0002】
【従来の技術】結合ボルトによりフロントハブに取り付
けられたブレーキのディスクロータはホイールに平行し
て配置されるものであるから、摩擦パッドの面に均等に
圧着させることが求められる。そのためにブレーキのデ
ィスクロータには振れがないことが必要である。そこで
従来から種々のディスクロータの振れ計測がなされてき
た。従来採用されてきた機構は、上方からワークに数ト
ンという大きな力を付与して押しつけ回転させてワーク
の振れ測定を行ってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の振れ測定
用ワーク位置決め機構は、上記のごとく芯出しを行った
後に、数トンという大きな力をワークに付与してワーク
を回転させて振れを測定している。しかもワークを回転
させるには大きな力が必要であるので、いきおい設備が
大きくなり広いスペースを必要とする。しかも、設備費
が嵩むうえ、簡単な操作で振れ測定を行うことが困難で
ある等種々の問題があった。本発明の目的は、ワークの
芯出しは上昇可能の昇降軸体にワークを載置して行い、
上方においてワークに回転を与えて振れ測定を行うよう
にしたことにより、狭いスペースに設置可能の小さな設
備で、かつ小さな力で芯出しと振れ測定を可能にした振
れ測定用ワーク位置決め機構を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決すべくなされたものであって、基台に立設された軸
受筒体に回転可能に内筒を組み込み、該内筒の外周面に
長手方向に摺動可能に外筒を嵌装して回転軸体を構成
し、該昇降軸体の上昇端近傍に上部ベアリング受けを設
け、該昇降軸体の下方の小径部にスプリングを介して昇
降軸体の大径端部に付勢して連結板を取り付け、さら
に、先端に回転軸体の外筒を回転可能に連結するガイド
ロッドを連結板に組み込み、ワークの芯出し直前の位置
で連結板と基台とをストッパを介して当接させて外筒の
上昇を停止させ、さらにワークに予め組み込まれた外輪
と合体してワークの下部ベアリングを形成するころ付き
内輪を昇降軸体の先端に組み込み、ストッパが連結板に
当接した時点で回転筒の上昇を停止させ、その後昇降軸
体のみを上昇させて、下部ベアリングの組み合わせと、
ワークに予め組み込まれた上部ベアリングを上部ベアリ
ング受けに装着して芯出しを行ってワークの位置決めを
完了し、振れ測定ゲージをワークのディスクロータに当
接可能としたのである。よって、下方からワークを押し
上げることによって、小さな力で振れ測定が可能とな
り、装置の小型化及び装置の設置スペースの節約という
きわめて顕著な効果を奏するのみならず、簡易・迅速な
芯出しと振れ測定が可能となったのである。
【0005】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面により説明す
る。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸
法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載
がない限りは、この発明の範囲をそれのみに限定する趣
旨ではなく単なる説明例に過ぎない。図1及び図3にお
いて同図の左側は後述する昇降軸体のスタート位置を示
し、右側は同じく昇降軸体の上昇端を示す。基台1には
貫通穴2が穿設されていて、該貫通穴2を経て昇降軸体
3が挿通されている。昇降軸体3の下方はばね受け5を
介してシリンダ4と直結している。さらに基台1の貫通
穴2の上方には軸受筒体6が立設されていて、昇降軸体
3がシリンダ4により駆動されて該軸受筒体6の内周面
7を摺動しながら昇降できるようになっている。前記軸
受筒体6の外周側には一対のベアリング8、8を介して
内筒9が組み込まれる。また、内筒9の外周面には、内
筒9を駆動することによりワークWを回転させる歯車2
1が嵌着されている。また、外筒10が内筒9の外周側
にキー22を経て長手方向に摺動可能に組み込まれ、内
筒9と外筒10で回転筒Sを構成する。該外筒10の上
端にはフロントバブWaにディスクロータWbを固着し
たワークWを載置し、該フロントハブWaと係合する駆
動爪18を具えた円板19をその上端に取り付けてい
る。
【0006】昇降軸体3の下方は小径部11が構成され
ており、前記ばね受け5と連結板12の間にスプリング
13を介装して該連結板12を昇降軸体3の大径端部1
4に付勢している。前記昇降軸体3の上端には円すいこ
ろ軸受のころ23a付き内輪23が組み込まれ、フロン
トハブWaの下部に組み込まれた下部ベアリングLBで
ある円すいころ軸受の外輪24と合体した時に一個の円
すいころ軸受を構成する。連結板12に3本のガイドロ
ッド15が昇降軸体3に対して相互に120°の等角の
位置に取り付けられている。ガイドロッド15の先端に
はベアリング16を組み込んだハウジング17を取り付
け、該ハウジング17とベアリング16を介して前記外
筒10と一体化している。また、前記ガイドロッド15
は、基台1に立設したガイドブッシュ20を経て昇降す
る。
【0007】基盤1の下端面には調節自在のストッパ2
5が設けられており、該ストッパは前記の軸受筒体6に
嵌装された外筒10の上昇をワークWの下部ベアリング
LBの組み合わせ直前の位置に止める役割を果たす。さ
らに、基台1にはコラム26が立設しており、該コラム
は前記昇降軸体3の上昇端近傍に延びて、昇降軸体3に
対向1て上部ベアリング受け27を設けている。図2に
示すのはディスクロータWbのフレを測定するために本
願発明にかかる振れ測定用ワーク位置決め機構に組み込
まれるワークWであって、フロントハブWaには上部ベ
アリングUBと下部ベアリングLBの外輪24が組み込
まれている。28は、フロントハブWaとディスクロー
タWbとを連結する結合ボルト、29はフロントハブに
組み込まれたハブボルトである。(図2参照)
【0008】この発明にかかる振れ測定用ワーク位置決
め機構の作動状態を説明する。図1の左側に示すスター
ト位置でシリンダ4を作動させて昇降軸体3を上昇させ
る。該昇降軸体3の上昇に伴って、連結板12がスプリ
ング13に付勢されながら上昇し、該連結板に取り付け
られたガイドロッド15を上昇させる。このために、軸
受筒体6に嵌装された外筒10はワークWを装入した状
態で、かつワークWのフロントハブWaに取り付けられ
たバブボルト29に円板19の表面が当接しながら内筒
9の外周面を摺動しながら上昇を続ける。やがて、図1
の右側に鎖線で示すように昇降軸体3の上端に組み込ま
れた下部ベアリングLBのころ付き内輪23がワークW
に組み込まれた下部ベアリングLBの外輪24と合体す
る直前のX位置まで来たところで、基台1の下端面に形
成されたストッパ25が連結板12と当接し、図1に右
側に示すように外筒10の上昇は停止する。
【0009】この時点でシリンダ4は作動を続けて昇降
軸体3をさらに上昇させ、図1の右側に実線をもって示
す位置にまで来て、ワークWの下部ベアリングLBとな
る円すいころ軸受のころ付き内輪23をワークWに組み
込まれていた外輪24が合体して円すいころ軸受を構成
する。すると、予めフロントハブWaに組み込まれてい
る上部ベアリングUB(円すいころ軸受)の内輪内径面
を上部ベアリング受け27のピン30に装入する。この
結果、上部ベアリングUBと下部ベアリングLBによる
芯出しが完了する。なお、この時点においてもシリンダ
4は、なおも作動していてワークWを上部ベアリング受
け27に押圧し続ける。また、軸受筒体3に組み込まれ
た内筒9及びこれに摺動可能に組み込まれた外筒10、
該外筒に固定された円板19などの荷重は、連結板12
とばね受け5の間に介装されたスプリング13により支
持されていて、ワークWのハブボルト29とこれに対向
する円板19との間には約1乃至1.5mmの隙間Hを
確保している。
【0010】この状態で、内筒9の外周面に嵌装された
ディスク回転用歯車21に図示しないモータの出力軸に
取り付けられた駆動歯車を噛み合わせて、モータを回転
させ、内筒9に回転トルクを伝え、さらにキー22を介
してこの回転トルクが外筒10に伝わり、外筒10はベ
アリング16を介して回転する。該外筒10の上方に固
定された円板19のフロントハブ駆動爪18がワークの
フロントハブWaに係合しているために、上記のモータ
からの回転トルクがワークを回転させる。この状態で数
秒間ワークを約300rpm回転させて上部、下部各ベ
アリングのなじみ運転を行い、次いでブレーキディスク
の振れ測定ゲージGを該ディスクロータWbに押圧した
状態で60rpmに減速した回転速度でブレーキディス
クの振れの測定を行う。
【0011】
【発明の効果】本発明は、上記のごとく基台に立設され
た軸受筒体に回転可能に内筒を組み込み、該内筒の外周
面に長手方向に摺動可能に外筒を嵌装して回転筒を構成
し、駆動源に接続して上昇する昇降軸体を設け、該昇降
軸体の下方の小径部にスプリングを介して昇降軸体の大
径端部に付勢して連結板を取り付け、さらに先端に外筒
を回転可能に連結するガイドロッドを連結板に組み込
み、ワークの心合わせ直前の位置で連結板と基台とを調
整可能のストッパを介して当接して外筒の上昇を停止さ
せ、さらにワークに予め組み込まれた外輪と合体してワ
ークの下部ベアリングを形成する昇降軸体の先端に組み
込んで、昇降軸体のみを上昇させたので、下部ベアリン
グの組み合わせと、ワークに予め組み込まれた上部ベア
リングを上部ベアリング受けに装着して芯出しを行って
ワークの位置決めを完了し、昇降体を押圧しながら振れ
測定ゲージをワークのディスクロータに当接したもので
ある。従って、下方からワークを押し上げるこよって僅
かな力でワークの回転と、これによる振れ測定が可能と
なり、装置の小型化及び装置の設置スペースの減少とい
うきわめて顕著な効果を奏するのみならず、一つの駆動
源を駆動させるだけで芯出しが可能なので簡易・迅速な
心合わせと振れ測定が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施例の要部断面図であって、図の左側
が昇降軸体のスタート位置、同右側が上昇端位置を夫々
示す。
【図2】この発明によって振れ計測されるディスクロー
タを組み込んだフロントハブの断面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【符合の説明】
1 基台 3 昇降軸体 4 駆動源(シリンダ) 6 軸受筒体 9 内筒 10 外筒 11 昇降軸体の小径部 12 連結板 13 スプリング 15 ガイドロッド 23 ころ付き内輪 24 外輪 25 ストッパ 27 上部ベアリング受け G 測定ゲージ S 回転筒 W ワーク Wa フロントハブ Wb ディスクロータ LB 下部ベアリング UB 上部ベアリング

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に立設された軸受筒体と、該軸受筒
    体に対して回転可能に組み込まれた内筒の外周面に長手
    方向に摺動可能に嵌装され内筒と一体化された外筒とか
    ら構成される回転筒と、前記軸受筒体の内径面に沿って
    上昇可能に装入された昇降軸体と、該昇降軸体の上昇端
    近傍に位置する上部ベアリング受けと、該昇降軸体の下
    方の小径部に摺動可能に取り付けられ昇降軸体の大径端
    部に付勢された連結板と、該連結板に取り付けられ先端
    に前記回転筒を連結するガイドロッドと、基台の下面と
    前記連結板との間に在ってワークの芯出し直前の位置で
    両者を当接させて回転筒の上昇を停止させるストッパ
    と、からなり、 ワークに予め組み込まれた外輪と組み合わせてワークの
    下部ベアリングを形成する内輪を昇降軸体の先端に組み
    込み、前記のストッパが連結板に当接して回転筒の上昇
    が停止した後に昇降軸体のみを上昇させて、下部ベアリ
    ングを形成すると共に、ワークに予め組み込まれた上部
    ベアリングを前記上部ベアリング受けに装着して芯出し
    を行ってワークの位置決めを行い、振れ測定ゲージをワ
    ークのディスクロータに当接可能としたことを特徴とす
    る振れ測定用ワーク位置決め機構。
  2. 【請求項2】 前記上部ベアリングと下部ベアリングは
    円すいころ軸受であり、昇降軸体の先端に、ころ付き内
    輪が組み込まれている請求項1記載の振れ測定用ワーク
    位置決め機構。
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KR102239913B1 (ko) * 2020-08-28 2021-04-12 김영철 내경 측정 장치

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