JP2580436Y2 - 長尺物の乾燥装置 - Google Patents
長尺物の乾燥装置Info
- Publication number
- JP2580436Y2 JP2580436Y2 JP1991106629U JP10662991U JP2580436Y2 JP 2580436 Y2 JP2580436 Y2 JP 2580436Y2 JP 1991106629 U JP1991106629 U JP 1991106629U JP 10662991 U JP10662991 U JP 10662991U JP 2580436 Y2 JP2580436 Y2 JP 2580436Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drying
- suspension frame
- safety switch
- drying chamber
- corners
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- Expired - Lifetime
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- Edible Seaweed (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、多数の長尺物、例えば
コンブ等を巻取装置により安全かつ簡便に乾燥室内の高
所に吊り上げ、流通する乾燥熱風により乾燥することが
できる長尺物の乾燥装置に関する。
コンブ等を巻取装置により安全かつ簡便に乾燥室内の高
所に吊り上げ、流通する乾燥熱風により乾燥することが
できる長尺物の乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8には従来の長尺物の乾燥装置が例示
されている。従来、図8に示す長尺物の乾燥装置におい
て、その長さが約10m〜20mもある長尺物のコンブ
等を乾燥室内へ吊架して乾燥せしめる場合には、先ず高
い乾燥室1の略中段位置に作業員が乗る踏板2を敷設
し、次いで乾燥室1の床面3上で長尺物4を吊架した多
数の吊杆5を作業員により、踏板2上に乗っている作業
員迄一本宛持ち上げて手渡し、これを踏板2の作業員に
よりさらに持ち上げて乾燥室1内の所定位置に架設した
後、流通する乾燥熱風で乾燥していた。
されている。従来、図8に示す長尺物の乾燥装置におい
て、その長さが約10m〜20mもある長尺物のコンブ
等を乾燥室内へ吊架して乾燥せしめる場合には、先ず高
い乾燥室1の略中段位置に作業員が乗る踏板2を敷設
し、次いで乾燥室1の床面3上で長尺物4を吊架した多
数の吊杆5を作業員により、踏板2上に乗っている作業
員迄一本宛持ち上げて手渡し、これを踏板2の作業員に
よりさらに持ち上げて乾燥室1内の所定位置に架設した
後、流通する乾燥熱風で乾燥していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従前のこの
種、長尺物の乾燥装置においては、長く、しかも重い長
尺物を最低2人の作業員により一本宛乾燥室内の高所ま
でいちいち持ち上げた後、架設していたので、持ち上げ
るために多くの労力が必要となる許りか、一人の作業員
では乾燥作業を達成させることができないので、維持管
理費が嵩み、持ち上げ作業中に高い踏板より作業員が落
下して怪我をするという事故等を起す危険があって甚だ
危険であり、長尺物の乾燥作業を省力化のもとに能率よ
く行なうことができないという問題点を有していた。
種、長尺物の乾燥装置においては、長く、しかも重い長
尺物を最低2人の作業員により一本宛乾燥室内の高所ま
でいちいち持ち上げた後、架設していたので、持ち上げ
るために多くの労力が必要となる許りか、一人の作業員
では乾燥作業を達成させることができないので、維持管
理費が嵩み、持ち上げ作業中に高い踏板より作業員が落
下して怪我をするという事故等を起す危険があって甚だ
危険であり、長尺物の乾燥作業を省力化のもとに能率よ
く行なうことができないという問題点を有していた。
【0004】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、一人の作業員であっても、多数の長尺物を吊架
した吊架枠体を巻取装置の巻取および解除作業で乾燥室
内の所定高さ位置への上昇作業或は床面への下降動作作
業を省力化のもとに能率よく自動的に達成させ、流通す
る乾燥熱風により乾燥することができる許りか、吊架枠
体が大型であっても上昇または下降中の傾きを防止でき
て昇降動作の安全性をより高めることができる長尺物の
乾燥装置を提供しようとするものである。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、一人の作業員であっても、多数の長尺物を吊架
した吊架枠体を巻取装置の巻取および解除作業で乾燥室
内の所定高さ位置への上昇作業或は床面への下降動作作
業を省力化のもとに能率よく自動的に達成させ、流通す
る乾燥熱風により乾燥することができる許りか、吊架枠
体が大型であっても上昇または下降中の傾きを防止でき
て昇降動作の安全性をより高めることができる長尺物の
乾燥装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における長尺物の乾燥装置は、乾燥室内の高
所に、4本のワイヤーを各別かつ集中的に巻取る巻取ド
ラムを備えた巻取装置を設置し、乾燥室の上部4隅に装
着した滑車と、全体が方形枠状を呈しかつその内部に多
数の吊杆を等間隔をおいて並設した吊架枠体の4隅に装
着した滑車とに亘り、一端が吊架枠体の4隅に連結され
た4本のワイヤーをそれぞれ懸回せしめると共に4本の
ワイヤーの他端は巻取ドラムに巻回せしめたものであ
る。
に、本考案における長尺物の乾燥装置は、乾燥室内の高
所に、4本のワイヤーを各別かつ集中的に巻取る巻取ド
ラムを備えた巻取装置を設置し、乾燥室の上部4隅に装
着した滑車と、全体が方形枠状を呈しかつその内部に多
数の吊杆を等間隔をおいて並設した吊架枠体の4隅に装
着した滑車とに亘り、一端が吊架枠体の4隅に連結され
た4本のワイヤーをそれぞれ懸回せしめると共に4本の
ワイヤーの他端は巻取ドラムに巻回せしめたものであ
る。
【0006】本考案における長尺物の乾燥装置におい
て、乾燥室内の適当高さ位置には、上昇する吊架枠体と
の当接作動で巻取装置の運転を停止させる第1安全スイ
ッチを設けて、吊持枠体が所定高さ位置で自動的に停止
できるようにしたものである。
て、乾燥室内の適当高さ位置には、上昇する吊架枠体と
の当接作動で巻取装置の運転を停止させる第1安全スイ
ッチを設けて、吊持枠体が所定高さ位置で自動的に停止
できるようにしたものである。
【0007】その上、第1安全スイッチの設定位置より
も上方の乾燥室内には、巻取装置のモータに接続された
雄コネクターと吊架枠体との当接作動で雄コネクターと
の接続が離反される雌コネクターとから構成された第2
安全スイッチを設けて、万が一第1安全スイッチが故障
しても、吊持枠体の上昇動作を停止せしめたものであ
る。
も上方の乾燥室内には、巻取装置のモータに接続された
雄コネクターと吊架枠体との当接作動で雄コネクターと
の接続が離反される雌コネクターとから構成された第2
安全スイッチを設けて、万が一第1安全スイッチが故障
しても、吊持枠体の上昇動作を停止せしめたものであ
る。
【0008】
【作用】乾燥作業の開始に際し、先ず乾燥室の床面上に
置かれた吊架枠体に多数並設された吊杆に、その長さが
略10m〜20mのコンブ等の長尺物を吊架する。そし
て、多数の長尺物を吊架し終えたら、一端が吊架枠体に
連結され、その途中を乾燥室内の上部4隅と吊架枠体の
4隅に装着された滑車へそれぞれ懸回せしめたワイヤー
の他端を巻取ドラムに巻き付けた後、巻取ドラムを時計
方向に回転させ、ワイヤーを巻き取れば、多数の長尺物
を吊架した吊架枠体は左右に揺れ動くことなく正確に平
行状態を維持しながら円滑に上昇され、所定高さ位置に
設けられた第1安全スイッチと当接し、これをOFF状
態として巻取ドラムの回転を自動的に停止し、吊架枠体
を所定高さ位置に停止せしめる。この状態において、乾
燥熱風を乾燥室内へ回流せしめれば、多数の長尺物は乾
燥熱風を浴びて所定水分に乾燥される。
置かれた吊架枠体に多数並設された吊杆に、その長さが
略10m〜20mのコンブ等の長尺物を吊架する。そし
て、多数の長尺物を吊架し終えたら、一端が吊架枠体に
連結され、その途中を乾燥室内の上部4隅と吊架枠体の
4隅に装着された滑車へそれぞれ懸回せしめたワイヤー
の他端を巻取ドラムに巻き付けた後、巻取ドラムを時計
方向に回転させ、ワイヤーを巻き取れば、多数の長尺物
を吊架した吊架枠体は左右に揺れ動くことなく正確に平
行状態を維持しながら円滑に上昇され、所定高さ位置に
設けられた第1安全スイッチと当接し、これをOFF状
態として巻取ドラムの回転を自動的に停止し、吊架枠体
を所定高さ位置に停止せしめる。この状態において、乾
燥熱風を乾燥室内へ回流せしめれば、多数の長尺物は乾
燥熱風を浴びて所定水分に乾燥される。
【0009】以上のようにして長尺物の乾燥作業が終了
したら、今度は巻取ドラムを反時計方向に回転させ、ワ
イヤーを繰り出せば、吊架枠体は上下の滑車に沿って平
行状態のもとに円滑かつ正確に下降され、床面上に置か
れるので、以後は乾燥長尺物を適宜乾燥室より取出せば
よい。
したら、今度は巻取ドラムを反時計方向に回転させ、ワ
イヤーを繰り出せば、吊架枠体は上下の滑車に沿って平
行状態のもとに円滑かつ正確に下降され、床面上に置か
れるので、以後は乾燥長尺物を適宜乾燥室より取出せば
よい。
【0010】本考案に係る長尺物の乾燥装置において
は、乾燥室の上部4隅に装着した滑車と、全体が方形枠
状を呈しかつその内部に多数の吊杆を等間隔をおいて並
設した 吊架枠体の4隅に装着した滑車とに亘り、一端が
吊架枠体の4隅に連結された4本のワイヤーをそれぞれ
懸回せしめると共に4本のワイヤーの他端は、4本のワ
イヤーを各別かつ集中的に巻取る巻取ドラムに巻回せし
めてあるので、吊架枠体が大型であっても、その4隅を
吊り上げるワイヤーを各別にしかも集中的に調節するこ
とができ、コンブ等の長尺物を吊架して姿勢が不安定に
なりがちな吊架枠体を安全に昇降することができる。
は、乾燥室の上部4隅に装着した滑車と、全体が方形枠
状を呈しかつその内部に多数の吊杆を等間隔をおいて並
設した 吊架枠体の4隅に装着した滑車とに亘り、一端が
吊架枠体の4隅に連結された4本のワイヤーをそれぞれ
懸回せしめると共に4本のワイヤーの他端は、4本のワ
イヤーを各別かつ集中的に巻取る巻取ドラムに巻回せし
めてあるので、吊架枠体が大型であっても、その4隅を
吊り上げるワイヤーを各別にしかも集中的に調節するこ
とができ、コンブ等の長尺物を吊架して姿勢が不安定に
なりがちな吊架枠体を安全に昇降することができる。
【0011】なお、第1安全スイッチの設定位置よりも
上方の乾燥室内には、雄コネクターと吊架枠体との当接
作動で雄コネクターとの接続が強制的に離反される雌コ
ネクターとからなる第2安全スイッチが設けられている
ので、たとえ第1安全スイッチが故障して不動作状態と
なっても、第2安全スイッチにより吊架枠体の上昇を強
制的に停止させ、吊架枠体の衝突事故の発生を未然に防
止することができるものである。
上方の乾燥室内には、雄コネクターと吊架枠体との当接
作動で雄コネクターとの接続が強制的に離反される雌コ
ネクターとからなる第2安全スイッチが設けられている
ので、たとえ第1安全スイッチが故障して不動作状態と
なっても、第2安全スイッチにより吊架枠体の上昇を強
制的に停止させ、吊架枠体の衝突事故の発生を未然に防
止することができるものである。
【0012】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1ないし図7において、101は、長尺物A(例えば長
さ10m〜20mのコンブ)を吊架した状態のもとで回
流する乾燥熱風により所定水分に乾燥させることができ
る背丈の高い乾燥室であって、該乾燥室101の天井付
近には天井より垂設した支持台120上に巻取装置10
2が配設されている。前記巻取装置102は基台103
上に、駆動用のモータ104と、4本のワイヤー106
・・・を各別かつ集中的に巻取ることができる4連式の
巻取ドラム105とを設置して構成され、しかも、4連
式の巻取ドラム105はモータ104により正逆方向に
回転されるように横架されている。4連式の巻取ドラム
105は、4本のワイヤー106・・・の巻取り状態を
各別に調節することができるものである。
1ないし図7において、101は、長尺物A(例えば長
さ10m〜20mのコンブ)を吊架した状態のもとで回
流する乾燥熱風により所定水分に乾燥させることができ
る背丈の高い乾燥室であって、該乾燥室101の天井付
近には天井より垂設した支持台120上に巻取装置10
2が配設されている。前記巻取装置102は基台103
上に、駆動用のモータ104と、4本のワイヤー106
・・・を各別かつ集中的に巻取ることができる4連式の
巻取ドラム105とを設置して構成され、しかも、4連
式の巻取ドラム105はモータ104により正逆方向に
回転されるように横架されている。4連式の巻取ドラム
105は、4本のワイヤー106・・・の巻取り状態を
各別に調節することができるものである。
【0013】107・・・・は、乾燥室101内の上部
4隅の横桟121に装着した滑車であり、108は、吊
架枠体109の4隅に装着した滑車であって、両滑車1
07,108には一端が吊架枠体109の4隅に連結さ
れたワイヤー106を巻回せしめた後、他端を巻取ドラ
ム105へ巻回せしめてある。多数の長尺物Aを並列状
のもとに吊架することができる方形枠状を呈する吊架枠
体109内には等間隔をおいて多数の吊杆110・・・
・が並設されている。なお、一端が吊架枠体109の4
隅に連結された4本のワイヤー106・・・の他端は、
上下位置の滑車107,108へ懸回し、次いで、基台
103にそれぞれ遊架した滑車111・・・・へ懸回せ
しめた後、その他端を4連式の巻取ドラム105へ巻き
取らせてある。112は、乾燥室101の一側に設置し
た熱風発生機であって、前記熱風発生機112で得られ
た乾燥熱風は乾燥室101内を回流して長尺物Aを乾燥
せしめる。
4隅の横桟121に装着した滑車であり、108は、吊
架枠体109の4隅に装着した滑車であって、両滑車1
07,108には一端が吊架枠体109の4隅に連結さ
れたワイヤー106を巻回せしめた後、他端を巻取ドラ
ム105へ巻回せしめてある。多数の長尺物Aを並列状
のもとに吊架することができる方形枠状を呈する吊架枠
体109内には等間隔をおいて多数の吊杆110・・・
・が並設されている。なお、一端が吊架枠体109の4
隅に連結された4本のワイヤー106・・・の他端は、
上下位置の滑車107,108へ懸回し、次いで、基台
103にそれぞれ遊架した滑車111・・・・へ懸回せ
しめた後、その他端を4連式の巻取ドラム105へ巻き
取らせてある。112は、乾燥室101の一側に設置し
た熱風発生機であって、前記熱風発生機112で得られ
た乾燥熱風は乾燥室101内を回流して長尺物Aを乾燥
せしめる。
【0014】113は、乾燥室101内の所定高さ位置
に設けられた第1安全スイッチであって、該第1安全ス
イッチ113はリミットスイッチからなり、上昇する吊
架枠体109の当接作動でOFFとなり、モータ104
の運転を自動的に停止させ、吊架枠体109を所定高さ
位置において停止せしめる。
に設けられた第1安全スイッチであって、該第1安全ス
イッチ113はリミットスイッチからなり、上昇する吊
架枠体109の当接作動でOFFとなり、モータ104
の運転を自動的に停止させ、吊架枠体109を所定高さ
位置において停止せしめる。
【0015】114は、第1安全スイッチ113の設定
位置よりも上方の乾燥室101内に配設された第2安全
スイッチであって、該第2安全スイッチ114は、図5
に示されたように、モータ104に接続された雄コネク
ター115と、常時は雄コネクター115と接続されて
モータ104へ通電できるようにした雌コネクター11
6とにより構成され、前記雌コネクター116は上昇す
る吊架枠体109と当接することで枢支軸118を軸と
して回動される作動杆117の先端側に装着されてい
る。したがって、第1安全スイッチ113が故障等によ
って不動作状態となっても、上昇する吊架枠体109と
の当接で作動杆117は枢支軸118を軸として回動さ
れ、雌コネクター116を雄コネクター115より強制
的に離反させ、モータ104への通電を断ち、吊架枠体
109の上昇動作を停止せしめる。119は、乾燥室1
01に開口した排気窓である。
位置よりも上方の乾燥室101内に配設された第2安全
スイッチであって、該第2安全スイッチ114は、図5
に示されたように、モータ104に接続された雄コネク
ター115と、常時は雄コネクター115と接続されて
モータ104へ通電できるようにした雌コネクター11
6とにより構成され、前記雌コネクター116は上昇す
る吊架枠体109と当接することで枢支軸118を軸と
して回動される作動杆117の先端側に装着されてい
る。したがって、第1安全スイッチ113が故障等によ
って不動作状態となっても、上昇する吊架枠体109と
の当接で作動杆117は枢支軸118を軸として回動さ
れ、雌コネクター116を雄コネクター115より強制
的に離反させ、モータ104への通電を断ち、吊架枠体
109の上昇動作を停止せしめる。119は、乾燥室1
01に開口した排気窓である。
【0016】
【考案の効果】本考案は、上述のとおりに構成されてい
るので、次に記載する効果を奏する。多数の長尺物を吊
架枠体を、巻上装置の運転で回転される巻取ドラムの巻
き上げ、巻き戻し作動で乾燥室の所定の高さ位置まで省
力化のもとに吊り上げ流通する乾燥熱風により能率的に
乾燥することができる許りか、乾燥長尺物の吊り下ろし
も容易に達成させることができる。
るので、次に記載する効果を奏する。多数の長尺物を吊
架枠体を、巻上装置の運転で回転される巻取ドラムの巻
き上げ、巻き戻し作動で乾燥室の所定の高さ位置まで省
力化のもとに吊り上げ流通する乾燥熱風により能率的に
乾燥することができる許りか、乾燥長尺物の吊り下ろし
も容易に達成させることができる。
【0017】また、乾燥室の上部4隅に装着した滑車と
吊架枠体の4隅に装着した滑車とに亘り、一端が吊架枠
体の4隅に連結された4本のワイヤーをそれぞれ懸回せ
しめると共に4本のワイヤーの他端は各別かつ集中的に
巻取る巻取ドラムに巻回せしめたので、吊り上げ、吊り
下ろし作動時に吊架枠体を平行に、しかも左右に揺れ動
くことなく安全に昇降させることができる。
吊架枠体の4隅に装着した滑車とに亘り、一端が吊架枠
体の4隅に連結された4本のワイヤーをそれぞれ懸回せ
しめると共に4本のワイヤーの他端は各別かつ集中的に
巻取る巻取ドラムに巻回せしめたので、吊り上げ、吊り
下ろし作動時に吊架枠体を平行に、しかも左右に揺れ動
くことなく安全に昇降させることができる。
【0018】また、乾燥室内の適当高さ位置には、上昇
する吊架枠体との当接作動で巻取装置の運転を停止させ
る第1安全スイッチを設けたので、吊架枠体を所定の高
さ位置において吊り下げることが可能となる許りか、第
1安全スイッチの設定位置よりも上方の乾燥室内には、
雄コネクターと吊枠体との当接作動で雄コネクターとの
接続が離反される雌コネクターとからなる第2安全スイ
ッチを設けたので、第1安全スイッチがたとえ故障等に
より不動作状態となっても、第2安全スイッチにより巻
取装置のモータを強制的に停止させ、吊架枠体の衝突を
未然に防止し、より安全性を高めることができる。
する吊架枠体との当接作動で巻取装置の運転を停止させ
る第1安全スイッチを設けたので、吊架枠体を所定の高
さ位置において吊り下げることが可能となる許りか、第
1安全スイッチの設定位置よりも上方の乾燥室内には、
雄コネクターと吊枠体との当接作動で雄コネクターとの
接続が離反される雌コネクターとからなる第2安全スイ
ッチを設けたので、第1安全スイッチがたとえ故障等に
より不動作状態となっても、第2安全スイッチにより巻
取装置のモータを強制的に停止させ、吊架枠体の衝突を
未然に防止し、より安全性を高めることができる。
【図1】長尺物の乾燥装置の縦断正面図である。
【図2】長尺物の乾燥装置の縦断側面図である。
【図3】要部の斜視図である。
【図4】第1安全スイッチの拡大斜視図である。
【図5】第2安全スイッチの作動説明図である。
【図6】上部の滑車の側面図である。
【図7】下部の滑車の側面図である。
【図8】従来における長尺物の乾燥装置の縦断正面図で
ある。
ある。
101 乾燥室 102 巻取装置 104 モータ 105 巻取ドラム 106 ワイヤー 107,108 滑車 109 吊架枠体 110 吊杆 113 第1安全スイッチ 114 第2安全スイッチ 115 雄コネクター 116 雌コネクター A 長尺物
Claims (3)
- 【請求項1】 乾燥室内の高所に、4本のワイヤーを各
別かつ集中的に巻取る巻取ドラムを備えた巻取装置を設
置し、乾燥室の上部4隅に装着した滑車と、全体が方形
枠状を呈しかつその内部に多数の吊杆を等間隔をおいて
並設した吊架枠体の4隅に装着した滑車とに亘り、一端
が吊架枠体の4隅に連結された4本のワイヤーをそれぞ
れ懸回せしめると共に4本のワイヤーの他端は巻取ドラ
ムに巻回せしめたことを特徴とする長尺物の乾燥装置。 - 【請求項2】 乾燥室内の適当高さ位置には、上昇する
吊架枠体との当接作動で巻取装置の運転を停止させる第
1安全スイッチを設けたことを特徴とする請求項1記載
の長尺物の乾燥装置。 - 【請求項3】 第1安全スイッチの設定位置よりも上方
の乾燥室内には、巻取装置のモータに接続された雄コネ
クターと吊架枠体との当接作動で雄コネクターとの接続
が離反される雌コネクターとから構成された第2安全ス
イッチを設けたことを特徴とする請求項1記載の長尺物
の乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991106629U JP2580436Y2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 長尺物の乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991106629U JP2580436Y2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 長尺物の乾燥装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0547795U JPH0547795U (ja) | 1993-06-25 |
JP2580436Y2 true JP2580436Y2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=14438409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991106629U Expired - Lifetime JP2580436Y2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 長尺物の乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580436Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102500475B1 (ko) * | 2018-04-10 | 2023-02-17 | 삼성전자주식회사 | 리프터 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49143397U (ja) * | 1973-04-10 | 1974-12-11 |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP1991106629U patent/JP2580436Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0547795U (ja) | 1993-06-25 |
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