JP2580335Y2 - 繊維成形体と表皮部材との接合構造 - Google Patents

繊維成形体と表皮部材との接合構造

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、繊維成形体と表皮部材
との接合構造に関し、更に詳しく言えば、多くのかぎ状
突部を立設してなるワンタッチ接合用テープ部を用いる
ことにより、表皮部材と繊維成形体の脱着を容易に図る
ことができ、複雑な曲がり部においても表皮部材を密着
して覆うことができる繊維成形体と表皮部材との接合構
造に関る。本考案は、自動車の座席、ベッド、家具等に
利用される。
【0002】
【従来の技術】従来の繊維成形体と表皮部材との接合方
法としては、表皮部材で該クッション基材の一部又は全
面を覆い、その上で周囲を縫いつける等の加工が行われ
ていた。また、熱溶着可能な発泡樹脂成形体と熱溶着可
能な樹脂製表皮材においては加熱若しくは高周波処理に
おいて接合した構造等が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記前者にお
いては、その加工に手間がかかる上、取りはずしも出来
ないし、またクッション基材の曲がり部中央部に表皮部
材は密着しないという問題があった。また、上記後者の
構造においては、熱溶着できない布地等を表皮材として
使用できないし、通気性が悪く、高級感もしない。
【0004】本考案は、上記観点に鑑みてなされたもの
であり、多くのかぎ状突部を立設してなるワンタッチ接
合用テープ部を用いることにより、表皮部材と繊維成形
体の脱着を容易に図ることができ、布地を表皮材として
も使用可能な繊維成形体と表皮部材との接合構造を提供
することを目的とする。また、これに加えて、使い心
地、人の健康面に優れたクッション基材の製造を可能と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案者らは、繊維成形
体と表皮部材との接合構造について種々検討した結果、
本考案を完成するに至ったのである。即ち、本第1考案
の繊維成形体と表皮部材との接合構造は、熱溶着繊維と
非熱溶着繊維からなる混合物を所定の金型内で加熱し冷
却されてなる熱溶着繊維間が熱溶着された繊維成形体
と、該繊維成形体の少なくとも一部を覆う表皮部材と、
該表皮部材の裏面側に取り付けられる、多くのかぎ状突
部を立設してなるワンタッチ接合用テープ部と、からな
り、該テープ部を介して前記表皮部材を前記繊維成形体
に脱着可能に取り付けられることを特徴とする。
【0006】上記熱溶着性繊維としては、主に熱接着
(溶着、融着)作用を有するものであり、低融点ポリエ
ステル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、
ポリ塩化ビニル繊維、ナイロン繊維及びエチレン酢酸ビ
ニル共重合体繊維等のうちの一種又は二種以上を用いる
ことができる。これらは、高温にすることにより自ら消
失して節玉になり、繊維間を接着する作用を有する。
尚、ここまで高温に加熱せずに表面のみ溶融させる場合
は、繊維自ら消失しない。更に、高融点型ポリエステル
繊維からなる芯と該芯を被覆し該高融点型ポリエステル
繊維の融点よりも30℃以上低い融点をもつ熱可塑性樹
脂からなる被覆部とから構成される接着性芯鞘型繊維と
することもできる。この芯鞘型繊維の場合は自ら消失す
ることがないので容積の減少が少なく、また芯繊維が高
融点型ポリエステルのため熱特性(耐熱性等)、機械特
性等にも優れる。
【0007】上記非熱溶着性繊維としては、上記熱溶着
性繊維の融点よりも高温の融点をもつものであばよく、
通常、150〜280℃の高融点のものが用いられる。
この繊維としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ヘキサメチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテ
レフタレート等からなるポリエステル繊維、その他の合
成繊維、天然繊維等を用いることができる。
【0008】上記熱溶着性繊維と非熱溶着性繊維の混合
比率は、通常、重量比で10:90〜80:20の範囲
内にて適宜選択する。これにより、希望の性能を有する
パット材を得ることができる。即ち熱溶着性繊維の配合
割合を多くするとパット材全体を通じて硬めのものが、
一方、それを少なくするとパット材全体を通じて柔らか
めのものを得ることができる。この熱溶着性繊維が10
%未満となると、この接着性繊維間の熱接着が不十分と
なりクッション性が低下し易く、一方、これが80%を
超えると、接着点が過多となり製造したパット材が固す
ぎてしまうからである。また、熱溶着性繊維、非熱溶着
性繊維の形状(横断面形状、カールの有無等)、芯形状
(横断面、中空の有無等)、太さ、長さ等は目的、用途
に応じて種々選択することができる。この中空形状の芯
を用いた芯鞘繊維の熱溶着性繊維を使用する場合は、軽
量で、且つ弾性に優れた繊維成形体とすることがてき
る。また、この芯としては、ゴム弾性繊維を用いること
もできる。
【0009】上記加熱は、繊維を溶融し若しくは十分に
軟化させ、接着性繊維同志を熱接着させるためのもので
ある。その加熱手段は、熱水、スチーム、高圧スチーム
等のような湿熱手段、熱風、加熱炉加熱等のような乾熱
手段、更には遠赤外線加熱、高周波加熱等も用いること
ができるし、それらを併用することもできる。また、大
気下のみならず、真空下において上記加熱空気若しくは
加熱蒸気を導入して加熱を行うこともできる。また、冷
却方法は、特に限定されず、公知の手段を用いることが
できる。例えば、常温の空気又は冷却空気等を冷却槽内
に導入する等とすることができる。
【0010】本第4考案の繊維成形体と表皮部材との接
合構造は、本第1〜3考案における熱溶着性繊維及び非
熱溶着性繊維を含む混合物に、更に抗菌性繊維を配合し
たものである。これは、本考案を利用する目的物(例え
ば、自動車の座席、ベッド、家具等)に抗菌性能を付与
したものである。即ち、この抗菌性繊維は、熱溶着性繊
維及び非熱溶着性繊維を含む混合物のうち抗菌作用を期
待する所望場所に配合することができる。この抗菌性繊
維としては、例えば、無機抗菌剤を繊維原料ポリマー中
に混練して紡糸して製造した練込型抗菌性性を用いるこ
とができる。この無機抗菌剤としては、殺菌性のある金
属イオンをゼオライトに付加、吸収させたもの、更には
抗菌性のある無機化合物単味を練り込んだもの、また繊
維表面に吸着させたもの等を用いることができる。そし
て、これらのものは、耐熱性を有するので後工程にて安
心して加熱することができる。
【0011】尚、後工程で用いる加熱温度に耐える範囲
においては、有機系若しくは有機高分子系の抗菌材を同
様に用いることができる。更には、これらの抗菌剤をカ
プセル化し、このカプセルを繊維に付着させたものも用
いることができる。また、抗菌性の他に、防臭性、芳香
性、防黴性等の種々の性能を付与するのも有効である。
更に、これらの場合の抗菌性繊維の使用量は、上記混合
繊維中の熱溶着性繊維及び非熱溶着性繊維の合計100
重量部に対して30〜60重量部の割合にて配合するこ
とが好ましい。30重量部未満の使用量では有効な抗菌
性能を発揮できず、一方、60重量部を越える量を使用
してももはや、その効果が飽和してしまい、不経済とな
るからである。一方、この抗菌性繊維は、上記繊維成形
体の表面上及び前記表皮部材の所望の面上に、シート状
の抗菌性繊維集積体等として配置することもできる。こ
の場合には、上記混合繊維全体に抗菌性繊維を配合した
場合に比べ、抗菌性繊維の使用量を低く抑えることがで
きコストダウンを図ることができる。
【0012】本第6考案においては、本第4考案におい
て混合物に配合した抗菌性繊維に代わり、高吸水性繊維
を配合することにより吸水性能の向上を図るものであ
る。即ち、上記混合物には、高吸水性繊維を配合するこ
とにより、クッション材の吸水力、アンモニア吸着性
能、使い心地等の向上を図るものである。ここで、この
高吸水性繊維としては、例えば、デンプン系、セルロー
ス系、合成ポリマー系等の種々の高吸水性ポリマーから
なる繊維等を目的用途に応じて種々選択して用いること
ができる。尚、耐熱性に優れるものが好ましい。高吸水
性繊維の使用量は、上記混合繊維中の熱溶着性繊維及び
非熱溶着性繊維の合計100重量部に対して10〜20
重量部の割合にて配合するのが好ましい。10重量部未
満の使用量では吸水性の著しい向上は望めず、一方20
重量部を越える量を使用しても不経済となり、却ってク
ッション作用(弾性力の低下等)を招くからである。
尚、前記混合物には、本第8考案に示すように、抗菌性
繊維及び高吸水性繊維の双方を配合することによりクッ
ション材の性能の一層の向上を図ることができる。
【0013】
【実施例】以下実施例により本考案を図1〜図3に基づ
いて具体的に説明する。 実施例1 先ず、以下のようにしてクッション基材1を製造した。
直方体形状の(910×1920×170〜180m
m)のキャビティをもち多数の通気孔(約3〜5mm)
が全面に形成された上型と下型の中に熱溶着性繊維と非
熱溶着性繊維を含む混合物(混合繊維)を充填する。こ
の熱溶着性繊維としては繊度2〜15デニール、繊維長
約51mmのものを用いた。この繊維の鞘部分としては
融点110〜130℃のポリエチレン、芯部分としては
融点(約250〜280℃程度)が高いポリエステル繊
維を用いた。そして、非熱溶着性繊維としては、融点が
約250℃のもの(13デニール、繊維長51mm)を
用い、それらの重量比(非熱溶着性繊維/熱溶着性繊
維)が〔80/20〕〜〔30/70〕になるように適
度に配合した混合繊維を詰め込んだ。
【0014】その後、繊維が充填された金型を加熱炉の
中に入れて、160〜200℃で約30〜60分加熱
し、溶着性繊維同志を溶着させて、次いで常温等の空気
を冷却槽3内に導入して冷却し、金型から取り出して、
直方体形状のマットレス用クッション基材1を製造し
た。その後、このクッション基材1のほぼ上面及び側周
面をすっぽりと覆う布製袋からなる表皮部材2を準備す
る。そして、図1に示すように、表皮部材2の裏面側で
あって、上記クッション基材1の曲がり部11に相当す
る部分には、帯状若しくは複数の板状のワンタッチ接合
テープ3が取り付けられている。このワンタッチ接合テ
ープ3は、図3に示すように、基布31の上に多くのか
ぎ状突部32が立設されている。尚、このワンタッチ接
合テープ3は、縫製又は接着剤にて、表皮部材に取り付
けられている。そして、上記表皮部材2をクッション基
材1上に覆いつつ、曲がり部においてしっかりと引っぱ
りながらクッション基材1に密着しつつ接合用テープ部
3で、ワンタッチに引っかけて固定する。この接合は図
3に示すように、かぎ状突部(引っ掛け部)32の中
に、クッション基材1の適度に溶着されて表面に出てい
る繊維が入り込んで、しっかりと接合する。
【0015】本実施例では、しっかりと接合固定され、
容易に且つクッション基材に密着して表皮材を取り付け
ることが可能で、しかも、取り外しも容易である。更
に、異なった色、デザインの表皮材を自由に取り替える
ことができるため、用途により所望の表皮材とすること
ができ、また、気分転換にも活用できる。また、溶着性
繊維は高融点のポリエステル繊維を芯とするので、加熱
後においてもこの繊維が消失せず、成形体の容積の収縮
が少ないので、特に圧縮工程を有しなくても所望形状の
大きさの成形体を製造でき、また弾性をも十分に維持で
きる。更に、溶着性繊維及び非溶着性繊維ともにポリエ
ステル繊維を用いるので、耐熱性、耐久性、耐候性、強
度等に優れ、そのため自動車用においても安心して使用
できる。尚、熱溶着性繊維として、その芯材料をポリエ
ステル製中空体(繊度5〜10デニール、繊維長25〜
60mm)を同様に用いて製造した所、やや弾性に優れ
同様に高品質なクッションを製造できた。
【0016】実施例2 本実施例は、実施例1で用いた熱溶着性繊維、非熱溶着
性繊維よりなる混合物の代わりに、熱溶着性繊維、非熱
溶着性繊維及び高吸水性繊維よりなる混合物を用いたこ
と以外は実施例1と同様に実施したものである。ここ
で、本実施例では、熱溶着性繊維及び非熱溶着性繊維の
合計100重量部に対して、50重量部の割合にて抗菌
性繊維を配合した混合物を用意した。また、本実施例に
て用いた抗菌性繊維は、無機系抗菌剤をポリエステル繊
維(繊度2デニール×51mm)に練り込んだものであ
る。本実施品自体は、実施例1の場合と同様の効果を有
すると共に、これを利用して製造したクッション材に
は、50重量部もの抗菌性繊維を含むので、抗菌作用を
示すのは明らかであり、高性能、健康性クッションとい
える。
【0017】実施例3 本実施例は、実施例1で用いた熱溶着性繊維、非熱溶
着性繊維よりなる混合物の代わりに、熱溶着性繊維、非
熱溶着性繊維及び高吸水性繊維よりなる混合物を用いた
こと、加熱温度を120〜140℃、加熱時間を30
分〜1時間としたこと、以外は実施例1と同様に実施し
たものである。ここで、本実施例では、熱溶着性繊維及
び非熱溶着性繊維の合計100重量部に対して、10及
び30重量部の割合にて高吸水性繊維(アクリル繊維の
加水分解系、5デニール、51mm)を配合した混合物
を用いた。本実施品自体は、実施例1の場合と同様の効
果を有すると共に、これを利用して製造したクッション
材は、吸水力、アンモニア吸着性能、使い心地等の向上
を図ることかでき、人の健康面にとって極めて有用であ
る。
【0018】尚、本発明においては、前記具体的実施例
に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範
囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、
使用する繊維成形体の大きさ、形状、材質、折り曲げ可
能とするため等の溝の有無等は特に問わず、種々のもの
を目的等に応じて選択できる。また、図2に示すようよ
うに、複雑な形状、例えば内側に曲がり部12のあるク
ッション基材1、又は曲面状部を有するクッション基材
等は容易に密着して取り付けが可能であり、また、テー
プの取り付け位置は曲がり部に限らず、平面部、特に大
きな平面部の適度な場所に取り付けて、よれ、タレをよ
り確実に防止することができる。更に、このテープの形
状、大きさ等は、特に問わない。また、複数のクッショ
ン基材(例えば背もたれ用基材、底用基材、側方用基材
等)から組み合わせてなる製品(例えば椅子、ソファー
等)については、自由に表皮部材を交換して所望のデザ
インを楽しむことができるし、また他のクッション部材
と交換して楽しむことができる。
【0019】更に、抗菌性繊維は、繊維成形体の表面上
及び前記表皮部材の所望の面上に、シート状の抗菌性繊
維集積体等として配置することもでき、また、前記混合
物に抗菌性繊維及び高吸水性繊維の双方を配合すること
もできる。更に、その他の性能、例えば、防臭性、芳香
性、防黴性等の種々の性能を目的、用途に応じて種々選
択し付与するのも有効である。更に、本考案において上
記混合物(混合繊維)は、熱溶着繊維と非熱溶着繊維の
両方を含むものであるが、非熱溶着繊維を含まず、主要
繊維としては熱溶着繊維のみを含むものとすることがで
きる。この場合の熱溶着繊維としては、上記のような芯
鞘型繊維であり且つこの芯が中空体のものが使用され
る。この繊維の場合は、十分にクッションとして必要と
される弾性を示すからである。尚、上記の如く、この混
合物(混合繊維)に、上記抗菌性繊維及び/又は高吸水
性繊維を含むものとすることができる。
【0020】
【考案の効果】以上のように、本考案の繊維成形体と表
皮部材との接合構造は、表皮部材の裏面側に多くのかぎ
状突部を立設してなるワンタッチ接合用テープ部を用い
ることにより、表皮部材と繊維成形体の脱着を容易に図
ることができ、更には、クッション基材の表皮部材と該
クッション基材の一部又は全面を覆った後で縫いつける
等の加工の手間を省くことができる。また、抗菌性繊維
を含む混合物を用いる場合には、クッション基材等目的
物の使用時におけるダニ、大腸菌等の発生を抑制するこ
とができるので、快適で、人の健康面に優れる。また、
高吸水性繊維の場合は、人の排出する水分及び環境下の
水分を吸着、除去するので、同時に快適で且つ、健康に
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における繊維成形体と表皮部材との接
合構造を示す一部断面図である。
【図2】内側に曲がり部のある繊維成形体と表皮部材と
の接合構造を示す一部断面図である。
【図3】表皮部材に取り付けられているワンタッチ接合
テープの構造を示す説明断面図である。
【図4】実施例2(実施例3)おける繊維成形体と表皮
部材との接合構造を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1 繊維成形体 11、12 曲がり部 2 表皮部材 3 ワンタッチ接合用テープ部 31 基布 32 かぎ状突部 4 抗菌層(吸水層)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B68G 7/00 - 7/12 A47C 31/02 D04H 1/54

Claims (10)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱溶着繊維と非熱溶着繊維からなる混合
    物を所定の金型内で加熱し冷却されてなる熱溶着繊維間
    が熱溶着された繊維成形体と、該繊維成形体の少なくと
    も一部を覆う表皮部材と、該表皮部材の裏面側に取り付
    けられる、多くのかぎ状突部を立設してなるワンタッチ
    接合用テープ部と、からなり、該テープ部を介して前記
    表皮部材を前記繊維成形体に脱着可能に取り付けられる
    ことを特徴とする繊維成形体と表皮部材との接合構造。
  2. 【請求項2】 上記熱溶着性繊維は、低融点ポリエステ
    ル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリ
    塩化ビニル繊維、ナイロン繊維、及び高融点型ポリエス
    テル繊維からなる芯と該芯を被覆し該高融点型ポリエス
    テル繊維の融点よりも30℃以上低い融点をもつ熱可塑
    性樹脂からなる被覆部とから構成される接着性芯鞘型繊
    維のうちの1種又は2種以上である請求項1記載の繊維
    成形体と表皮部材との接合構造。
  3. 【請求項3】 繊維成形体は、ベッド用クッション基材
    又は自動車用クッション基材である請求項1又は2記載
    の繊維成形体と表皮部材との接合構造。
  4. 【請求項4】 上記熱溶着性繊維及び非熱溶着性繊維を
    含む混合物に、更に抗菌性繊維を配合してなる請求項1
    から3のいずれか一項記載の繊維成形体と表皮部材との
    接合構造。
  5. 【請求項5】 上記抗菌性繊維の配合量は、熱溶着性繊
    維及び非熱溶着性繊維の合計100重量部に対して、3
    0〜60重量部である請求項4記載の繊維成形体と表皮
    部材との接合構造。
  6. 【請求項6】 上記熱溶着性繊維及び非熱溶着性繊維を
    含む混合物に、更に高吸水性繊維を配合してなる請求項
    からのいずれか一項記載の繊維成形体と表皮部材と
    の接合構造。
  7. 【請求項7】 上記高吸水性繊維の配合量は、熱溶着性
    繊維及び非熱溶着性繊維の合計100重量部に対して、
    10〜20重量部である請求項6記載の繊維成形体と表
    皮部材との接合構造。
  8. 【請求項8】 上記熱溶着性繊維及び非熱溶着性繊維を
    含む混合物に、更に抗菌性繊維及び高吸水性繊維を配合
    してなる請求項1からのいずれか一項記載の繊維成形
    体と表皮部材との接合構造。
  9. 【請求項9】 上記抗菌性繊維の配合量は、熱溶着性繊
    維及び非熱溶着性繊維の合計100重量部に対して、3
    0〜60重量部であり、上記高吸水性繊維の配合量は、
    熱溶着性繊維及び非熱溶着性繊維の合計100重量部に
    対して、10〜20重量部である請求項8記載の繊維成
    形体と表皮部材との接合構造。
  10. 【請求項10】 上記繊維成形体の表面上及び前記表皮
    部材の少なくとも一部の面上には、抗菌性繊維及び高吸
    水性繊維の少なくとも一方並びに熱溶着性繊維を少なく
    とも含む請求項1からのいずれか一項記載の繊維成形
    体と表皮部材との接合構造。
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