JP2580240B2 - 物品取り出し情報表示設備 - Google Patents

物品取り出し情報表示設備

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JP2580240B2 JP8453188A JP8453188A JP2580240B2 JP 2580240 B2 JP2580240 B2 JP 2580240B2 JP 8453188 A JP8453188 A JP 8453188A JP 8453188 A JP8453188 A JP 8453188A JP 2580240 B2 JP2580240 B2 JP 2580240B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数種の物品を区分け状態で収納する棚が
設けられ、その棚からの物品取り出し情報を表示する表
示器の複数個が、夫々異なるアドレス情報を付与された
状態で、各物品の収納位置に対応して設けられ、前記表
示器の夫々に対する物品取り出し情報を、前記アドレス
情報と対応させて前記表示器の夫々に伝達する物品取り
出し情報指示手段が設けられている物品取り出し情報表
示設備に関する。
〔従来の技術〕
上記この種の物品取り出し情報表示設備は、例えば、
配送センター等で配送先毎に複数種の物品を仕分けする
場合等において、複数種の物品を区分け状態で収納する
棚から、何れの物品を取り出せばよいかを指示するため
の手段等として用いられることになる。
従って、物品取り出し情報を表示する表示器の複数個
のうちの何れに対して、物品取り出し情報を指示するか
を識別するために、それら複数個の表示器の夫々には、
予めアドレス情報を付与しておく必要がある。
従来では、上記アドレス情報を付与するための手段と
して、例えば、手動操作式の複数個のスイッチを各表示
器に設け、それら複数個のスイッチの入り切り状態を組
み合わせることにより、夫々異なるアドレス情報を設定
するようにしてあった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来構成では、各表示器毎に、複
数個のスイッチを手動操作してアドレス情報を設定する
必要があり、面倒であった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、
その目的は、複数個の表示器夫々に対するアドレス情報
の付与を、簡単な操作で行えるようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による物品取り出し情報表示設備は、複数種の
物品を区分け状態で収納する棚が設けられ、その棚から
の物品取り出し情報を表示する表示器の複数個が、夫々
異なるアドレス情報を付与された状態で、各物品の収納
位置に対応して設けられ、前記表示器の夫々に対する物
品取り出し情報を、前記アドレス情報と対応させて前記
表示器の夫々に伝達する物品取り出し情報指示手段が設
けられているものであって、その特徴構成は、以下の通
りである。
すなわち、前記表示器にアドレス情報を設定する際に
おいて、アドレス情報を前記表示器に伝達するアドレス
設定手段が設けられ、前記表示器は、アドレス情報を記
憶する記憶手段と、その表示器にアドレス情報を設定す
る際において、前記アドレス設定手段から伝達されるア
ドレス情報を記憶させるための指示を行う手動操作式の
指示手段とを備えている点にある。
〔作 用〕
つまり、各表示器にアドレス情報を設定するには、ア
ドレス設定手段から表示器にアドレス情報が伝達され、
表示器では、手動操作式の指示手段が操作されてアドレ
ス情報を記憶させるための指示がなされ、その指示に基
づいて、表示器に伝達されるアドレス情報が記憶手段に
記憶される。
ちなみに、物品取出し情報を各表示器にて指示させる
には、異なるアドレスが付与された各表示器の夫々が、
いずれの種類の物品に対応して設けられているかを明確
にする必要がある。このため、上記アドレス設定を行う
際には、例えば複数個の表示器のうちのいずれからアド
レス設定を行うかのアドレス設定順序を予め決めてお
き、その設定順序で各表示器に対するアドレス設定を行
うことになる。もちろん、この場合には、物品取出し情
報指示手段には、アドレス設定される各表示器がいずれ
の種類の物品に対応するものであるかを判別するための
情報が、前記設定順序に関連付けて入力されることにな
る。
〔発明の効果〕
従って、請求項1によれば、アドレス設定手段から伝
達されるアドレス情報を表示器に記憶させるには、表示
器側において、そのための指示を行う指示手段を手動操
作するという簡単な操作のみを行えばよく、面倒な操作
を要することなく効率よくアドレス情報を付与すること
ができる。
又、請求項2によれば、アドレス設定手段から伝達さ
れるアドレス情報が表示器側において表示されるので、
記憶させるアドレス情報の確認等を容易に行えるものと
なり、アドレス情報の設定ミスを防止できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図に示すように、複数種の物品(Xa)
を区分け状態で収納する棚(1)と、物品収納用の容器
(Z)を搬送するベルト式の搬送用コンベヤ(2)と、
その搬送用コンベヤ(2)の始端部に前記容器(Z)を
供給する容器供給手段(K)とが設けられ、もって、前
記棚(1)に収納される各種物品(Xa)を、前記容器
(Z)毎に仕分けするための物品仕分け設備が構成され
ている。
前記棚(1)は、前記搬送用コンベヤ(2)の搬送方
向に沿って等間隔に並べられる複数個の棚部分(1A)を
備えるものであって、各棚部分(1A)の夫々には、上下
2段の物品載置部(B)が備えられ、各物品載置部
(B)の夫々に、箱詰め状態の3種類の物品(Xa)が横
方向に並べて収納されている。又、各物品載置部(B)
における物品収納位置の夫々に対応させて、各収納物品
に対する取り出し量等の物品取り出し情報を表示する表
示器(H)の複数個が設けられている。
そして、前記棚(1)の前面側に、前記各棚部分(1
A)の夫々に一人づつ割り当てる状態で、複数人の作業
員が配備され、そして、各作業員が、前記容器供給手段
(K)にて供給され、且つ、前記搬送用コンベヤ(2)
にて等間隔(l)で搬送されてくる複数個の容器(Z)
のうちで、相当する棚部分(1A)の前方箇所に位置する
容器(Z)内に、指示された物品取り出し情報に基づい
て取り出した物品を収納する作業を行うことによって、
同じ行き先の容器(Z)内に複数種の物品を収納させる
ことができるようにしてある。尚、前記容器(Z)の搬
送方向に並ぶ間隔(l)は、前記棚部分(1A)の並設間
隔に対応するようにしてある。
つまり、前記搬送用コンベヤ(2)にて等間隔で搬送
される各容器(Z)には、前記各棚部分(1A)夫々の前
方箇所において、物品取り出し情報に基づいて同じ行き
先の物品が収納されることになり、この結果、各容器
(Z)内に、同じ行き先の物品が仕分けられることにな
る。ちなみに、一つの行き先に複数個の容器(Z)が用
いられることがあり、この場合、詳述はしないが、複数
個の容器(Z)を一つの容器として扱って、作業が行わ
れることになる。
次に、前記各棚部分(1A)の夫々から前記容器(Z)
に取り出すべき物品の取り出し情報を指示する物品取り
出し情報指示手段(100)、その物品取り出し情報指示
手段(100)の指示情報に基づいて物品取り出し情報を
表示する取り出し情報表示手段(D)、前記搬送用コン
ベヤ(2)の駆動を制御して前記容器(Z)を搬送する
容器搬送手段(G)、前記容器供給手段(K)、及び、
それら各手段のために必要となる各種手段について説明
する。
先ず、第4図に示すブロック図に基づいて概略的に説
明すると、客先等から発行される注文書(3)の内容
が、ホストコントローラ(4)に入力されると、そのホ
ストコントローラ(4)にて、前記注文書(3)の内容
に応じた発注書(5)が作成され、その発注書(5)の
内容に合わせて物品の購入が行われることになる。又、
前記ホストコントローラ(4)は、事前に入力された注
文書(3)の内容に基づいて、物品仕分け用の作業デー
タを作成し、その作業データをフロッピーディスク等の
記憶媒体に記憶させる作業データ記憶手段(6)に出力
することになる。
前記作業データは、前記容器(Z)の行き先毎の物品
情報を判別できるように、行き先情報と物品情報とを対
応させる状態で形成されており、その行き先情報を基
に、前記各容器(Z)への物品取り出し情報の指示が行
えるようになっている。そして、一つの行き先に対して
一つの容器(Z)が用いられることになるが、一つの行
き先に対して多量の物品がある場合には、複数個の容器
(Z)を要することがある。このため、前記作業データ
は行き先毎の容器数をも判別できるように形成されてお
り、この容器数情報を基に、容器数をも制御しながら、
前記搬送用コンベヤ(2)に容器供給が行われるように
なっている。
前記棚(1)に対応させて、作業データ読み込み手段
(7A)、演算処理部(7B)、及び、作業データ記憶手段
としてのメモリ(7C)を備える作業用コントローラ
(7)が設けられ、この作業用コントローラ(7)に、
前記記憶媒体を用いて前記作業データが入力されること
になる。但し、前記作業用コントローラ(7)を管理す
る管理作業員が配備されることになり、この管理作業員
によって、前記作業用コントローラ(7)に対する作業
データの入力作業や、前記容器供給手段(K)に空の容
器(Z)を補給する作業が行われることになる。
尚、第4図中、(8)は、各容器(Z)に収納される
物品情報を記載した検品伝票の作成用プリンターであっ
て、前記作業用コントローラ(7)の指令に基づいて前
記検品伝票を作成することになる。ちなみに、作成され
た検品伝票は、前記管理作業員によって空の容器(Z)
に所定の順序で投入されることになる。
従って、前記作業用コントローラ(7)に作業データ
が入力されて、作業準備が完了した後において、前記作
業用コントローラ(7)に接続された設定盤(9)を介
して、前記管理作業員にて作業開始指令が与えられるこ
とになり、作業指令が与えられるに伴って、前記作業用
コントローラ(7)が、前記各種手段(100),
(G),(K)等に対応する制御処理を実行することに
なる。
前記容器搬送手段(G)について説明すれば、前記搬
送用コンベヤ(2)の駆動モータ(2a)の駆動を断続し
て容器搬送を制御するものであって、基本的には、前記
搬送用コンベヤ(2)を連続駆動するものであるが、前
記容器(Z)が前記棚部分(1A)の並設間隔(l)に対
応する距離を搬送されたにも拘らず、各棚部分(1A)の
何れかで物品取り出し作業が終了していない場合には、
つまり、前記容器(Z)への物品収納作業が終了してい
ない場合には、前記搬送用コンベヤ(2)を停止させ
て、作業未完了の容器(Z)が次の棚部分(1A)に搬送
されることを抑制することになる。そして、全ての棚部
分(1A)での作業が終了するに伴って、前記搬送用コン
ベヤ(2)の駆動を再開させることになる。
このため、前記容器(Z)が各棚部分(1A)の前方側
箇所に供給された時点からの容器搬送距離を検出する搬
送距離検出手段や、各棚部分(1A)の作業進行状況を管
理する作業状況管理手段が、前記作業用コントローラ
(7)を利用して構成され、それら手段の情報に基づい
て、前記駆動モータ(2a)の作動を制御するようにして
ある。
前記搬送距離検出手段は、前記搬送用コンベヤ(2)
を定速で駆動させて、その搬送用コンベヤ(2)の駆動
時間を計測させることによって、前記容器(Z)の搬送
距離を検出するように構成されている。ちなみに、前記
容器(Z)が前記棚部分(1A)の並設間隔に対応する距
離を移動する毎に、前記計測時間はクリアされて初期設
定されることになる。
前記容器供給手段(K)は、基本的には、常時駆動状
態で設けられている供給コンベヤ(14)の上に載置され
ている空の容器(Z)を、前記搬送用コンベヤ(2)の
上の各容器(Z)が次の棚部分(1A)に供給される毎
に、前記搬送用コンベヤ(2)の始端部に供給するもの
であり、更には、一回の供給作動で供給する容器数を変
更自在に構成されている。そして、前記作業用コントロ
ーラ(7)のメモリ(7C)に記憶された作業データに基
づいて、供給する容器数を変更するようになっている。
説明を加えれば、第1図にも示すように、前記供給コ
ンベヤ(14)と前記搬送用コンベヤ(2)との間に、電
磁操作式の開閉ストッパー(15)が設けられ、前記供給
コンベヤ(14)の上の空の容器(Z)を左右方向から挟
持する電磁操作式の挟持具(16)の複数個及び容器確認
用のフォトセンサ(16a)の複数個が、供給方向に並ぶ
複数個の容器(Z)の夫々に各別に作用するように設け
られ、更に、供給すべき容器(Z)がストッパー箇所を
通過したことを検出する通過確認用のフォトセンサ(1
7)が設けられている。
そして、前記2種のフォトセンサ(16a),(17)の
検出情報に基づいて、前記作業用コントローラ(7)が
前記ストッパー(15)や挟持具(16)を作動させること
になる。つまり、作業開始時や、既に供給された容器
(Z)が前記搬送コンベヤ(2)にて次の棚部分(1A)
に供給される時の供給開始タイミングになると、前記ス
トッパー(15)を開き操作すると共に、供給するべき容
器数に合わせて前記挟持具(16)を開き操作して、所定
の数の容器(Z)を前記搬送用コンベヤ(2)の始端部
に供給させることになる。そして、供給開始後におい
て、前記容器(Z)の通過に伴って前記フォトセンサ
(17)が一旦遮光されてから再び非遮光状態になって、
前記容器(Z)の通過が確認されると、前記ストッパー
(15)を閉じ操作すると共に、全ての挟持具(16)を開
き操作することになる。その後、容器確認用フォトセン
サ(16a)の情報に基づいて全ての挟持具(16)を、そ
れらの間に空の容器(Z)が挟持される状態となるよう
に、閉じ操作することになる。つまり、各挾持具(16)
の夫々は、それに対応して位置するフォトセンサ(16
a)が容器(Z)を検出し、且つ、そのフォトセンサ(1
6a)よりも搬送下手側に位置するフォトセンサ(16a)
の全てが容器(Z)を検出していることを条件に閉じ操
作される。
ちなみに、本実施例では、3個の挟持具(16)を、搬
送下手側から上手側に向かって2番目から4番目の容器
(Z)を挟持するように設けてあり、最大3個までの容
器供給数を設定できるようになっている。
前記作業状況管理手段は、前記表示器(H)に備えさ
せた物品取り出し完了情報を入力するためのリセットス
イッチ(10)の情報に基づいて、前記各棚部分(1A)で
の作業進行状況を管理するように構成されている。
従って、前記表示器(H)には、それが取り付けられ
た位置に収納される物品に対応させて、後述の如く、予
め夫々異なるアドレス情報を付与してあり、前記作業用
コントローラ(7)は、前記表示器(H)の何れに対し
て物品取り出し情報を表示させるかの指示、及び、何れ
の表示器(H)のリセットスイッチ(10)が操作された
かの判別夫々を、前記アドレス情報に基づいて行うこと
になる。
尚、前記表示器(H)の夫々に対して前記アドレス情
報を付与するための手段については後述する。
前記取り出し情報表示手段(D)について説明すれ
ば、第2図に示すように、点灯によりその棚部分(1A)
に取り出すべき物品があることを表示する主表示灯(1
1)が、前記各棚部分(1A)の上部に各一個づつ配置さ
れ、点灯により前記各棚部分(1A)の夫々における上下
2段の物品載置部(B)の何れの側に取り出すべき物品
があるかを表示する補助表示灯(12)が、前記物品載置
部(B)の夫々に対応して設けられ、そして、前記表示
器(H)により、その表示器(H)が設置された箇所に
位置する物品の取り出し量を表示させるようになってい
る。
但し、前記主表示灯(11)、前記補助表示灯(12)、
及び、前記表示器(H)の夫々は、前記作業用コントロ
ーラ(7)から指示されるアドレス情報とそのアドレス
情報に対応する物品指示情報とに基づいて、前記各棚部
分(1A)の前方側箇所に現在位置する容器(Z)に対す
る物品取り出し情報を表示することになる。
前記表示器(H)について説明を加えれば、第5図及
び第6図に示すように、点灯により取り出すべき物品が
あることを表示すると共に取り出し量を表示する数値表
示部(13)と、その表示器(H)にて表示される物品に
対する取り出し作業が完了するに伴って押し操作される
前記リセットスイッチ(10)とを備え、又、前記作業用
コントローラ(7)との間での各種情報の授受や、前記
数値表示部(13)、前記主表示灯(11)、及び、前記補
助表示灯(12)夫々を制御するマイクロコンピュータ利
用のコントローラ(18)を備えている。
但し、前記主表示灯(11)は、その棚部分(1A)に備
える全ての表示器(H)に対してOR接続されて、対応す
る棚部分(1A)に取り出すべき物品がある場合には点灯
し、且つ、その棚部分(1A)における全ての物品取り出
しが完了するに伴って消灯するように、各表示器(H)
より点灯指令や消灯指令が与えられることになり、又、
前記補助表示灯(12)は、対応する物品載置部(B)に
備える全ての表示器(H)にOR接続されて、対応する物
品載置部(B)に取り出すべき物品がある場合には点灯
し、且つ、その物品載置部(B)における全ての物品取
り出しが完了するに伴って消灯するように、各表示器
(H)より点灯指令や消灯指令が与えられるようになっ
ている。
つまり、前記作業用コントローラ(7)は、前記搬送
用コンベヤ(2)にて搬送される各容器(Z)の夫々の
位置を、行き先情報と搬送に伴って前記搬送距離検出手
段の計測時間がクリアされた回数とに基づいて管理しな
がら、前記各棚部分(1A)の前方側箇所に容器(Z)が
供給されるに伴って、前記各容器(Z)に対する物品取
り出し情報を、各棚部分(1A)の表示器(H)の夫々に
対応して付与したアドレス情報と共に前記表示器(H)
のコントローラ(18)に伝達して、各表示器(H)に対
する物品取り出し情報の表示を指令することになり、物
品取り出し作業のある表示器(H)のリセットスイッチ
(10)の全てが押し操作されたか否かに基づいて、作業
未完了の棚部分(1A)の有無を判別するようになってい
る。
従って、前記容器(Z)が前記棚部分(1A)の間隔を
移動する時間に対応する設定時間を経過しても、作業未
完了の棚部分(1A)がある場合には、全作業が完了する
まで、前記搬送用コンベヤ(2)の駆動用モータ(2a)
を停止させて、作業が完了するまで待機させることにな
る。
前記作業用コントローラ(7)と前記各表示器(H)
との間で物品取り出し情報や物品取り出し作業の完了情
報を伝達するための情報伝送構成について説明すれば、
第3図に示すように、前記作業用コントローラ(7)
に、電気−光変換用の送信部(19A)と光−電気変換用
の受信部(19B)とが設けられ、前記各表示器(H)の
夫々に、光−電気変換用の受信部(20a)と電気−光変
換用の送信部(20b)とが設けられ、それら受信部(20
a)及び送信部(20b)が前記コントローラ(18)に接続
されている。
そして、隣合う各表示器(H)の送信部(20b)と受
信部(20a)とが、光ファイバーケーブル(21)によっ
て、直列状に接続されると共に、その直列接続された各
表示器(H)のうちの情報伝達方向始端の表示器(H)
の受信部(20a)と前記作業用コントローラ(7)の送
信部(19A)とを光ファイバーケーブル(22)にて接続
し、且つ、情報伝達方向終端の表示器(H)の送信部
(20b)と前記作業用コントローラ(7)の受信部(19
B)とを光ファイバーケーブル(23)にて接続して、ル
ープ状の情報伝送ラインが構成されている。
従って、前記作業用コントローラ(7)は、前記各表
示器(H)の夫々に対応するアドレス情報と共に前記物
品取り出し情報を伝達することになり、前記表示器
(H)は、それに付与されたアドレス情報と一致する情
報のみを受け取って、前記数値表示部(13)、前記主表
示灯(11)、及び、前記補助表示灯(12)を点灯させる
ことになる。但し、付与されたアドレス情報に一致しな
い情報を受信した場合には、ライン下手側に送る中継器
として機能することになる。又、前記リセットスイッチ
(10)の押し操作情報を前記作業用コントローラ(7)
に伝達する場合にも、付与されたアドレス情報と共に前
記リセットスイッチ(10)による作業完了情報をライン
下手側に送信することになる。
尚、第3図中、(24)は前記各棚部分(1A)の夫々に
一個づつ設けられる電源装置であり、主電源(E)から
電力供給されて、前記各棚部分(1A)に設けられる前記
主表示灯(11)、前記補助表示灯(12)、及び、前記表
示器(H)の夫々に対する作動用電力を供給することに
なる。
前記表示器(H)の夫々に対するアドレス情報を付与
するための構成について説明すれば、第6図に示すよう
に、前記表示器(H)の夫々の前記コントローラ(18)
に、各種情報を記憶するメモリ(25)が付設されてい
る。そして、前記メモリ(25)の一部を、例えば、EEPR
OM等の電源切断後も記憶情報を保持可能ないわゆる不揮
発性メモリに構成して、その不揮発性メモリを利用し
て、前記アドレス情報を記憶保持させるようにしてあ
る。
尚、第6図中、(PS)は前記各棚部分(1A)に設けら
れた電源装置(24)に接続される電源部であって、前記
表示器(H)毎に設けられ、前記数値表示部(13)や前
記コントローラ(18)の作動用電力を供給することにな
る。
そして、前記作業用コントローラ(7)を利用して、
前記表示器(H)にアドレス情報を伝達するためのアド
レス設定手段(102)が構成されることになり、前記数
値表示部(13)を利用して、前記作業用コントローラ
(7)つまりアドレス設定手段(102)にて伝達される
アドレス情報の表示手段が構成されると共に、前記リセ
ットスイッチ(10)を利用して、アドレス設定手段(10
2)から伝達されるアドレス情報を記憶させるための指
示を行う手動操作式の指示手段が構成されていることに
なる。
但し、前記作業用コントローラ(7)に付設の設定盤
(9)に備えるスイッチやキーボード等を利用して、前
記作業用コントローラ(7)を、物品取り出し情報を指
示させる状態と、前記アドレス情報を指示させる状態と
に切り換える手動操作式の切り換え手段が構成されてい
ることになる。
先ず、第7図に示すフローチャートに基づいて、前記
作業用コントローラ(7)におけるアドレス設定処理に
ついて説明する。
前記設定盤(9)にて、各表示器(H)のアドレス情
報を設定するためのアドレス設定処理を実行させる状態
に切り換えられるに伴って、前記表示器(H)の全部に
対して記憶しているアドレス情報を消去するアドレスク
リアの指令を送信した後、全表示器からアドレスクリア
完了を受信するまで待機する。
全表示器からアドレスクリア完了を受信すると、前記
アドレス情報を“1"に初期設定して、アドレス情報を送
信した後、そのアドレス情報の記憶が完了したことを示
す記憶完了情報を受信するまで待機する。
記憶完了情報を受信するに伴って、前記表示器(H)
の設置個数等に基づいて、全表示器のアドレス情報の記
憶処理が完了したか否かを判別し、全表示器の記憶が完
了している場合には、このアドレス設定処理を終了する
ことになる。
全表示器の記憶が完了していない場合には、記憶完了
情報を受信する毎に、前記送信するアドレス情報に“1"
を加算して次の表示器に対するアドレス情報を異ならせ
て、各表示器に対してアドレス情報を再度送信する処理
を繰り返すことになる。
次に、第8図に示すフローチャートに基づいて、前記
表示器(H)におけるアドレス設定処理について説明す
る。
前述の如く、前記受信部(20a)にて受信された情報
が前記アドレスクリア指令である場合には、先ずアドレ
スクリアしたか否かを判別し、アドレスクリアの処理が
完了していない場合には、記憶しているアドレス情報を
消去するアドレスクリア処理を実行した後、アドレスク
リア完了情報を前記作業用コントローラ(7)に向けて
送信することになる。
アドレスクリアが完了した後は、前記作業用コントロ
ーラ(7)から送信されたアドレス情報の記憶が完了し
ているか否かを判別し、記憶が完了していない場合に
は、受信したアドレス情報を前記数値表示部(13)に点
灯表示させる。
そして、前記リセットスイッチ(10)が押し操作され
たか否かに基づいて、アドレス情報の記憶作動の指示が
あったか否かを判別し、前記リセットスイッチ(10)が
押し操作されて記憶作動の開始が指示されたことを判別
するに伴って、受信したアドレス情報を前記メモリ(2
5)に書き込んで記憶させることになる。
アドレス情報を記憶した後は、その記憶したアドレス
情報を前記数値表示部(13)に点滅状態で表示させて、
記憶が完了したことを表示すると共に、記憶完了情報を
前記作業用コントローラ(7)に送信することになる。
尚、上述のアドレス情報の表示を行うに、単なる点灯状
態でもよいが、点滅状態になると一層良い。
つまり、前記作業用コントローラ(7)は、アドレス
情報の記憶完了情報が前記表示器(H)の何れかから伝
達される毎に、異なるアドレス情報を前記表示器(H)
の夫々に伝達することになり、前記表示器(H)は、前
記数値表示部(13)を利用して伝達されたアドレス情報
を表示しながら、前記リセットスイッチ(10)を利用し
てその記憶処理を行わせるようになっているのである。
従って、アドレス設定処理においては、作業員が、予
め配付された作業手順書等に基づいて、アドレス設定順
序を確認しながら、表示器(H)のリセットスイッチ
(10)を押し操作する処理を、表示器(H)の個数分を
繰り返すことになる。
もって、前記作業用コントローラ(7)を利用して、
物品取り出し情報指示手段(100)及びアドレス設定手
段(102)の夫々が構成されることになり、前記表示器
(H)のコントローラ(18)、通信用の送信部(20
b)、及び、受信部(20a)の夫々を利用して、アドレス
情報の記憶完了情報を前記物品取り出し情報指示手段
(100)に伝達する記憶完了伝達手段(101)が構成され
ていることになる。
〔別実施例〕
上記実施例では、物品取り出し情報指示手段(100)
と各表示器(H)との間で情報伝達するための情報伝送
ラインをループ状に構成する場合を例示したが、例え
ば、物品取り出し情報指示手段(100)からの伝送ライ
ンに、各表示器(H)を並列接続させるようにしてもよ
い。
又、上記実施例では、表示器(H)を各物品の収納位
置の夫々に各一個を設けて取り出し量のみ表示させるよ
うにした場合を例示したが、例えば、物品載置部(B)
毎に各一個を設け、取り出すべき物品の位置と取り出し
量の両方を表示させるようにしてもよい。
又、上記実施例では、棚(1)から取り出した物品
(Xa)を、その棚(1)の前方箇所を通過する状態で連
続搬送される容器(Z)に収納させるようにした場合を
例示したが、本発明は、作業員によって容器(Z)を運
搬しながら、仕分け作業を行うような場合にも適用でき
るものであって、各部の具体構成は各種変更できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に拘る物品取り出し情報表示設備の実施例
を示し、第1図は物品仕分け設備の概略平面図、第2図
は同側面図、第3図は情報伝送構成を示すブロック図、
第4図は設備構成のブロック図、第5図は表示器の概略
斜視図、第6図は表示器の制御構成を示すブロック図、
第7図は作業用コントローラ側におけるアドレス設定処
理のフローチャート、第8図は表示器側におけるアドレ
ス設定処理のフローチャートである。 (H)……表示器、(1)……棚、(10)……指示手
段、(13)……表示手段、(25)……記憶手段、(10
0)……物品取り出し情報指示手段、(102)……アドレ
ス設定手段。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種の物品を区分け状態で収納する棚
    (1)が設けられ、その棚(1)からの物品取り出し情
    報を表示する表示器(H)の複数個が、夫々異なるアド
    レス情報を付与された状態で、各物品の収納位置に対応
    して設けられ、前記表示器(H)の夫々に対する物品取
    り出し情報を、前記アドレス情報と対応させて前記表示
    器(H)の夫々に伝達する物品取り出し情報指示手段
    (100)が設けられている物品取り出し情報表示設備で
    あって、前記表示器(H)にアドレス情報を設定する際
    において、アドレス情報を前記表示器(H)に伝達する
    アドレス設定手段(102)が設けられ、前記表示器
    (H)は、アドレス情報を記憶する記憶手段(25)と、
    その表示器(H)にアドレス情報を設定する際におい
    て、前記アドレス設定手段(102)から伝達されるアド
    レス情報を記憶させるための指示を行う手動操作式の指
    示手段(10)とを備えている物品取り出し情報表示設
    備。
  2. 【請求項2】前記表示器(H)は、前記アドレス設定手
    段(102)にて伝達されるアドレス情報の表示手段(1
    3)を備えている請求項1記載の物品取り出し情報表示
    設備。
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