JP2000085928A - 商品仕分け設備における情報通信システムおよび商品仕分け設備における個数表示装置 - Google Patents

商品仕分け設備における情報通信システムおよび商品仕分け設備における個数表示装置

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JP2000085928A
JP2000085928A JP25797398A JP25797398A JP2000085928A JP 2000085928 A JP2000085928 A JP 2000085928A JP 25797398 A JP25797398 A JP 25797398A JP 25797398 A JP25797398 A JP 25797398A JP 2000085928 A JP2000085928 A JP 2000085928A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピッキング方式やソーティング方式を採用す
る商品の仕分け設備における情報通信ないし個数表示に
関して、各種の機能を安価に実現することを課題とす
る。 【解決手段】 複数の商品収納部ごとに設けられる個数
表示装置10…10と個々に無線通信が可能な端末機4
0を用い、各商品収納部についての情報を該端末機40
から当該個数表示装置10を介してホストコンピュータ
30に送信すると共に、その送信の際に、当該個数表示
装置10の識別コードを自動的に付加して送信するよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は商品の流通過程に備
えられるピッキング方式やソーティング方式などを採用
する商品の仕分け設備における情報通信システム及びこ
の種の設備で用いられる個数表示装置に関し、商品の仕
分け技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケットやコンビニエンスス
トア向け商品の配送センターなどにおいては、各店舗か
らの要求に応じて各種の商品を要求個数だけ取り揃える
仕分け作業が行なわれ、そのための設備として、各仕向
け店舗別の商品収集コンテナを搬送しながら、その搬送
経路に沿って設けられた各商品の収納部から受注商品を
受注個数ずつ取り出して上記コンテナに収集する所謂ピ
ッキング方式を採用するものや、各商品を品目ごとに搬
送しながら、その搬送経路に沿って設けられた各仕向け
店舗別の商品収納部に、搬送している商品をその店舗か
らの受注個数ずつ投入してゆく所謂ソーティング方式を
採用するものなどが一般に実用化されているが、この種
の設備においては、例えば特許第2641178号公報
に開示されているように、上記各商品収納部に、その収
納部からの商品の取り出し個数(ピッキング個数)もし
くはその収納部への商品の投入個数(ソーティング個
数)を表示する個数表示装置がそれぞれ備えられる。
【0003】その場合に、この個数表示装置には、上記
のピッキング個数もしくはソーテイング個数をデジタル
表示する表示部の他に、当該収納部からの商品の取り出
しもしくは当該収納部への商品投入を作業者に指示する
ための指示ランプや、商品の取り出しもしくは投入の完
了時にON操作する完了ボタンなどが備えられる。そし
て、この個数表示装置は、当該設備全体を管理する中央
制御装置、即ちホストコンピュータに接続され、該ホス
トコンピュータからの指令に従って上記指示ランプの点
灯消灯や個数表示が制御されると共に、完了ボタンのO
N操作により、当該商品収納部についての商品の取り出
しもしくは投入の完了が該ホストコンピュータに伝達さ
れるようになっている。
【0004】また、近年においては、この個数表示装置
にさらに他の機能が付加されるようになっており、例え
ば仕分け作業中に商品が不足した場合の欠品処理や商品
の補充作業用として、欠品処理もしくは補充処理を行っ
たことや、その場合における欠品個数もしくは補充個数
などをホストコンピュータに連絡するためのスイッチや
テンキーなどが備えられ、また、各商品収納部に残って
いる商品の在庫数とホストコンピュータが管理している
データ上の個数とを突き合わせる所謂棚卸し作業用のス
イッチやキーなどが備えられるのである。
【0005】また、これらの作業に際しては、各個数表
示装置に付与されている識別コードにより、該個数表示
装置が備えられた商品収納部もしくはその収納部に割り
当てられた商品の品目や仕向け店舗が特定されるのであ
るが、この識別コードの設定のために、各個数表示装置
にはテンキーやディップスイッチなどの入力手段と、そ
のコードを記憶するための記憶手段とが設けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に、個数表示装置に欠品処理用、商品補充用、棚卸し
用、或は識別コード設定用などの各種のスイッチやキー
を備えようとすると、この個数表示装置の構造が著しく
複雑化して価格が高くなり、特にこの個数表示装置は、
仕分け設備に設けられる多数の商品収納部のそれぞれに
備えられるものであるから、1個の価格が高くなること
により、仕分け設備全体としての設備費が著しく高騰す
ることになるのである。
【0007】そこで、本発明は、ピッキング方式やソー
ティング方式を採用する商品仕分け設備において、上記
のような各種の機能を安価に実現できるシステムおよび
個数表示装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、次のように構成したことを特徴とする。
【0009】すなわち、本願の請求項1に記載の発明
(以下、第1発明という)は、複数の商品収納部と、各
商品収納部からの商品取り出し個数または当該収納部へ
の商品投入個数を表示する複数の個数表示装置と、仕分
けデータに基づいて上記各個数表示装置の表示を制御す
る中央制御装置とを有する商品仕分け設備における情報
通信システムであって、上記各個数表示装置のそれぞれ
に対して無線での情報の送信が可能な端末機が用いられ
ると共に、各個数表示装置には、上記端末機からの情報
を当該個数表示装置の識別コードを付加して上記中央制
御装置に転送する通信制御手段が設けられていることを
特徴とする。
【0010】また、請求項2に記載の発明(以下、第2
発明という)は、上記第1発明の情報通信システムにお
いて、個数表示装置の通信制御手段は、中央制御装置か
らの情報を端末機に送信することができる双方向通信機
能を有し、端末機には、この情報を受信するための受信
手段が設けられていることを特徴とする。
【0011】また、請求項3に記載の発明(以下、第3
発明という)は、同じく第1発明の情報通信システムに
おいて、端末機から個数表示装置への無線情報送信手段
として、端末機には赤外線送信器が、個数表示装置には
赤外線受信器がそれぞれ設けられていることを特徴とす
る。
【0012】さらに、請求項4に記載の発明(以下、第
4発明という)は、同じく第1発明の情報通信システム
において、個数表示装置には、自らの識別コードを記憶
する記憶手段が設けられていると共に、該個数表示装置
の通信制御手段は、端末機から識別コードに関する情報
を受信したときに、その識別コードを上記記憶手段に記
憶させるように構成されていることを特徴とする。
【0013】一方、請求項5に記載の発明(以下、第5
発明という)は、複数の商品収納部から仕分けデータに
従って商品を取り出し、または複数の商品収納部に仕分
けデータに従って商品を投入するように構成された商品
仕分け設備において上記各商品収納部にそれぞれ備えら
れ、中央制御装置からの指令に従って当該収納部からの
商品取り出し個数または当該収納部への商品投入個数を
表示する個数表示装置であって、該個数表示装置に対し
て無線での情報の送信が可能とされた端末機からの情報
を、自らの識別コードを付加して上記中央制御装置に転
送する通信制御手段が設けられていることを特徴とす
る。
【0014】そして、請求項6に記載の発明(以下、第
6発明という)は、 上記第5発明の個数表示装置にお
いて、自らの識別コードを記憶する記憶手段が設けられ
ていると共に、通信制御手段は、端末機から識別コード
に関する情報を受信したときに、その識別コードを上記
記憶手段に記憶させるように構成されていることを特徴
とする。
【0015】上記のように構成することにより、本願各
発明によれば次の作用が得られる。
【0016】まず、第1発明によれば、個数表示装置に
は、端末機からの情報を中央制御装置に転送する通信制
御手段が設けられているので、例えば仕分け作業中に商
品が指示された個数より不足する状態が発生した場合の
欠品処理を行った場合や、その不足を解消するための商
品の補充処理を行った場合、或は商品収納部に残ってい
る商品の在庫数をチェックする棚卸し作業を行った場合
などに、行った処理や作業の種類を示す情報や、その場
合の不足個数、補充個数、在庫数などの情報を端末機か
ら個数表示装置を介してホストコンピュータ等の中央制
御装置に送信することが可能となる。
【0017】したがって、端末機に実行した処理や作業
の種類を指定したり個数を設定するスイッチやテンキー
などを備えておけば、各個数表示装置にはこれらを備え
る必要がなくなり、個数表示装置の構造が簡素化される
ことになる。
【0018】そして、特に、端末機から個数表示装置を
介して上記のような情報を中央制御装置に転送する際に
は、その個数表示装置の識別コードが自動的に付加され
るから、上記の情報がどの商品収納部についてのもので
あるか、換言すればどの品目の商品についてのものか、
或はどの仕向け店舗についてのものであるかなどを指示
しなくても中央制御装置はこれを認識することができ、
各商品収納部についての処理が迅速に行われることにな
る。
【0019】そして、第2発明によれば、個数表示装置
の通信制御手段は中央制御装置からの情報を端末機に送
信することができる双方向通信機能を有しているので、
例えば棚卸し作業において、中央制御装置が管理してい
る各商品収納部のデータ上の在庫数を商品の品名などと
共に端末機に送信することができ、この棚卸し作業を仕
分け作業の現場で行うことが可能となり、同様に、商品
の品名や店舗名などを端末機に送信することにより、店
舗ごとの納入品目の確認作業なども仕分け作業の現場で
行うことが可能となる。
【0020】また、第3発明によれば、端末機から個数
表示装置への情報の送信が、電磁波等よりも指向性に優
れた赤外線信号によって行われることになり、したがっ
て、多数の個数表示装置が近接して配置されていても、
端末機からの信号が目的とする個数表示装置以外に受信
されることがなく、情報通信の混乱が回避されることに
なる。
【0021】さらに、第4発明によれば、個数表示装置
の通信制御手段により、端末機からの識別コードに関す
る情報が該装置に設けられている記憶手段に記憶される
ことになるから、各個数表示装置に識別コードを設定す
るためのディップスイッチなどを備えておく必要がなく
なり、個数表示装置の構造がさらに簡素化されることに
なる。
【0022】そして、第5発明に係る個数表示装置によ
れば、これを上記のような商品仕分け設備に用いること
により、上記第1発明と同様の作用が得られることにな
り、また、第6発明に係る個数表示装置を用いれば上記
第4発明と同様の作用が得られることになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明をピッキング方式を
採用する商品仕分け設備に適用した実施の形態について
説明する。
【0024】図1に示すように、この仕分け設備は、所
定の集品経路1に沿って多数の商品棚2…2を配置し、
これらの商品棚2…2に各品目の商品をそれぞれ収納し
ておくと共に、上記経路1に沿って集品用商品搬送車3
を自走もしくは作業者4の手押しで走行させながら、特
定の店舗から受注した商品を各商品棚2…2から受注個
数づつ取り出して上記搬送車3に搭載したコンテナ5に
投入することにより、該コンテナ5内に上記店舗からの
受注商品を受注個数づつ集品するように構成されてい
る。
【0025】そして、上記集品経路1の始端部には、今
回集品作業を行う店舗の指定などに用いる作業操作卓6
が設置されていると共に、上記各商品棚2…2には、図
2に示すように、当該商品棚2から取り出す商品の個数
を表示する個数表示装置10…10がそれぞれ備えられ
ている。
【0026】この個数表示装置10は、図3に拡大して
示すように、前面に、取り出し個数(ピッキング個数)
をデジタル表示する個数表示部11と、ピッキング指示
ランプ12と、赤外線投光器13及び受光器14とを配
置すると共に、側面に完了ボタン15を配置した構成と
されている。
【0027】また、図4に示すように、この個数表示装
置10の内部には、上記個数表示部11、ピッキング指
示ランプ12、赤外線投光器13及び受光器14並びに
完了ボタン15が接続された入出力インターフェイス2
1が備えられ、当該仕分け設備の全体を管理するホスト
コンピュータ30(図5参照)との間の通信線接続用端
子を有する通信部16に接続されていると共に、このイ
ンターフェイス21を介して上記個数表示部11などに
接続された制御部22と、当該個数表示装置10の識別
コードを記憶する識別コード記憶部23と、外部電源へ
の接続部17に接続されて上記制御部22などに電源を
供給する電源部24などが設けられている。
【0028】そして、図5に示すように、各商品棚2…
2にそれぞれ備えられた個数表示装置10…10と、上
記作業操作卓6とがホストコンピュータ30に接続され
ていると共に、各個数表示装置10…10との間で赤外
線を用いた無線通信が可能な端末機40が図1に示す搬
送車3に備えられ、もしくは該搬送車3と共に集品作業
を行っている作業者4が携帯するようになっている。
【0029】ここで、この端末機40には、上記個数表
示装置10の赤外線投光器13及び受光器14との間で
赤外線信号を送受信しあう赤外線受光器41及び投光器
42と、数値入力用のテンキー43と、各種機能設定用
の複数のファンクションキー44…44と、入出力デー
タなどの表示に用いる表示部45とが備えられている。
【0030】次に、この実施の形態に係る商品仕分け設
備での作業中における個数表示装置10の動作を図6に
示すフローチャートに従って説明する。
【0031】まず、通常のピッキング方式による集品作
業中の動作について説明すると、この場合、ホストコン
ピュータ30から現在集品作業を行っている店舗からの
各商品についての受注個数が個数表示データとして対応
する商品棚2の個数表示装置10に送信され、これが該
個数表示装置10における通信部16からインターフェ
ース21を介して制御部22に入力される。
【0032】このとき、制御部22は、フローチャート
のステップS1、ステップS2からステップS3、S4
を実行し、ピッキング指示ランプ12を点灯させると共
に、送信されてきた個数を個数表示部11に表示させ
る。そこで、作業者は、この表示に従い、当該商品棚2
に収納されている商品を表示された個数だけ取り出して
搬送車3に搭載されたコンテナ5に投入する。
【0033】その後、作業者が当該商品棚2からの商品
のピッキングが完了して個数表示装置10に設けられて
いる完了ボタン15をON操作すれば、該個数表示装置
10の制御部22は、ステップS5からステップS6、
S7、S8を実行して、上記ピッキング指示ランプ12
を消灯させ、かつ個数表示部11の個数表示を消去させ
ると共に、通信部16からホストコンピュータ30に、
当該商品棚2からのピッキングが完了したことを示す信
号を送信する。
【0034】そして、以上の動作が搬送車3の走行に伴
い、集品経路1に沿って設けられた各商品棚2…2につ
いて順次実行されることにより、該搬送車3のコンテナ
5内に当該店舗からの各受注商品が受注個数づつ集品さ
れることになる。
【0035】一方、以上のようなピッキング作業中に、
いずれかの商品棚2において商品の残り個数が少なくな
り、その残り個数が表示されたピッキング個数に満たな
い場合が発生する。この場合、作業者は、商品棚2に残
っている全商品をピッキングすると共に、端末機40か
ら、個数が不足したままピッキングを行ったこと、即ち
欠品処理を行ったことと、不足した個数とを赤外線信号
によって個数表示装置10に発信する。
【0036】このとき、個数表示装置10の制御部22
は、受光器14を介して上記赤外線信号を入力すること
により、フローチャートのステップS9からステップS
10を実行し、受信した信号が識別コードを示すもので
あるか否かを判定するが、この場合、受信した信号は識
別コードを示すものではなく、ピッキングした個数の指
示個数に対する不足個数を示すものであるから、さらに
ステップS11、S12を実行し、受信した不足個数を
示すデータに識別コード記憶部23に記憶されている当
該個数表示装置10の識別コードを付加して、通信部1
6からホストコンピュータ30に送信する。
【0037】そして、この信号を受信することにより、
ホストコンピュータ30は、上記識別コードで示される
個数表示装置10が設置された商品棚2においては商品
がなくなったことを認識すると共に、その信号が示す個
数だけ商品が不足した状態で当該店舗について欠品処理
を行ったことを記録し、受注データの書き替えや欠品リ
ストの発行などの所定の処理を実行する。また、次に他
の店舗についての集品作業において、その商品の受注が
あったときには、その商品は既に欠品状態になっている
ことを作業者に示すために、当該商品棚2における個数
表示装置10の個数表示部11に、例えば「−−−」な
どの表示をさせるように信号を送信する。
【0038】また、上記のように、いずれかの商品棚2
において商品の残り個数が少なくなった場合には、その
商品の補充作業を行うことがあり、この場合、作業者は
端末機40から補充した個数を赤外線信号によって当該
商品棚2の個数表示装置10に送信する。
【0039】この場合も、個数表示装置10の制御部2
2は、受光器14を介して上記赤外線信号を入力するこ
とにより、フローチャートのステップS9、S10から
ステップS11、S12を実行し、補充した個数に当該
個数表示装置10の識別コードを付加して、通信部16
からホストコンピュータ30に送信する。そして、この
信号を受け取ったホストコンピュータ30は、当該商品
についての商品棚2における残り個数のデータを書き替
えると共に、その前に上記のような欠品処理が行われて
いた場合には、その欠品処理時に設定された欠品リスト
の発行などのための欠品モードを解除する。
【0040】さらに、以上のようなピッキング作業とは
別に、この種の商品仕分け設備においては、各商品棚2
…2に残っている商品の個数をチェックする所謂棚卸し
作業が定期的に行われるのが通例であり、この場合、作
業者は端末機40から個数表示装置10に棚卸しの実行
を指示する信号を出力し、これに伴って、個数表示装置
10の制御部22は、上記の欠品処理時や商品の補充処
理時と同様に、フローチャートのステップS9〜S12
を実行し、棚卸し実行信号を当該個数表示装置10の識
別コードと共に、通信部16からホストコンピュータ3
0に送信する。
【0041】また、この信号を受信したホストコンピュ
ータ30は、上記識別コードに対応する商品棚2に収納
されている商品のデータ上の個数を自ら管理しているデ
ータの中から読み出し、これを個数表示装置10に送り
返す。
【0042】そして、この信号を通信部16から受信し
た個数表示装置10の制御部22は、上記ステップS1
からステップS2を実行することになるが、受信した信
号はピッキング作業のための個数表示データではないか
ら、今度はステップS2からステップS13を実行し、
投光器13から作業者が所持する端末機40に、赤外線
信号によって上記ホストコンピュータ30からのデータ
上の個数を送信する。
【0043】そして、作業者は端末機40の表示部45
に表示されるその個数と、実際に商品棚2に存在する個
数とを対比し、両者が一致している場合には、当該商品
棚2についての棚卸しを終了する。また、一致していな
い場合には、その差を赤外線信号により個数表示装置1
0に送信することになるが、この信号は、上記ステップ
S9〜S12によってホストコンピュータ30に送信さ
れ、記録される。
【0044】ところで、各個数表示装置10の識別コー
ド記憶部23には、それぞれに付与された上記の識別コ
ードが予め記憶されているが、この識別コードは当該仕
分け設備の稼働開始時やその後の適宜時期に設定され
る。この識別コード設定作業も上記端末機40を用いて
次のように行われる。
【0045】即ち、作業者が端末機40にいずれかの個
数表示装置10の識別コードを入力した後、そのコード
を示す信号を対応する個数表示装置10に送信すれば、
個数表示装置10の制御部22は、フローチャートのス
テップS9からステップS10を実行すると共に、受信
した信号が識別コードを示すものであるから、さらにス
テップS14を実行し、受信した信号が示す識別コード
を識別コード記憶部23に記憶させるのであり、このよ
うにして、各個数表示装置10…10にそれぞれの識別
コードが設定されることになる。
【0046】以上のようにして、ピッキング作業中にお
ける欠品処理や商品の補充処理、さらには棚卸し処理が
行われることになるが、これらの場合に、作業者とホス
トコンピュータ30との間の情報の送受信が作業者が所
持する端末機40を用いて行われることになる。したが
って、例えば欠品処理時や商品補充処理時などに、その
実行を不足数や補充数などと共にホストコンピュータ3
0に連絡するための手段は、端末機40に備えるだけ
で、各商品棚2…2毎に備えられた個数表示装置10…
10に備える必要がなくなる。
【0047】そして、この端末機40からホストコンピ
ュータ30への信号の送信は各個数表示装置10を経由
して行われると共に、その際に経由した個数表示装置1
0の識別コードが自動的に付加されるので、作業者がそ
の個数表示装置10のコードや商品棚2のロケーション
番号等を特定するための操作を行わなくても、ホストコ
ンピュータ30は送信されてきた情報がどの商品棚2に
ついてのものか、換言すればどの商品についてのものか
を直ちに認識することができることになる。
【0048】また、各個数表示装置10の識別コード記
憶部23にそのコードを記憶させる際には、そのコード
を端末機40に入力して送信するだけでよいから、各個
数表示装置10にディップスイッチなどの識別コード設
定のための手段が不要となる。さらに、個数表示装置1
0と端末機40との間の信号の送受信は、赤外線信号に
よって行われるので、多数の個数表示装置10…10が
近接配置されるこの種の商品仕分け設備においても、端
末機40からの信号が目的とする個数表示装置10のみ
に確実に受信されることになり、他の個数表示装置10
がこれを受信することによる通信の混乱を招くことがな
い。
【0049】なお、以上の実施の形態はピッキング方式
を採用する商品仕分け設備についてのものであるが、こ
のシステムは、搬送車に積み込んだ商品を各仕向け店舗
に対応付けられた商品棚2…2に個数表示装置10に表
示された個数づつ投入していくことにより、各店舗から
の受注商品を受注個数づつ集品するソーティング方式を
採用する仕分け設備にも同様に採用されるものである。
【0050】例えば、搬送車3上の商品が商品棚2の個
数表示装置10に表示された個数に満たない場合の欠品
処理時には、その不足個数が端末機40から個数表示装
置10を介してホストコンピュータ30に送信されるこ
とになるが、このとき、当該個数表示装置10の識別コ
ードが付加されることにより、ホストコンピュータ30
は、欠品処理された商品の品目や個数と共に、欠品処理
された仕向け店舗を認識することができることになるの
である。
【0051】また、以上の実施の形態では、各商品棚2
ごとに1個の個数表示装置10を設けているが、複数の
商品棚2…2ごとに1個の個数表示装置10を設けると
共に、各商品棚2…2には個別の指示ランプを設け、そ
の指示ランプの点灯と、個数表示装置10に表示された
個数とから各商品棚2についての商品の取り出し個数ま
たは投入個数を表示するように構成した仕分け設備の場
合にも、本発明は同様に適用できるものである。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ピッキ
ング方式やソーティング方式を採用する商品の仕分け設
備において、例えば仕分け作業中に商品が指示された個
数より不足する状態が発生した場合の欠品処理を行った
場合や、その不足を解消するための商品の補充処理を行
った場合、或は商品収納部に残っている商品の在庫数を
チェックする棚卸し作業を行った場合などに、行った処
理や作業の種類を示す情報や、その場合の不足個数、補
充個数、在庫数などの情報を端末機から個数表示装置を
介してホストコンピュータ等の中央制御装置に送信する
ことが可能となる。
【0053】したがって、端末機に実行した処理や作業
の種類を指定したり個数を設定するスイッチやテンキー
などを備えておけば、各個数表示装置にはこれらを備え
る必要がなくなり、個数表示装置の構造が簡素化される
ことになる。これにより、多数の商品収納部ごとに備え
られる個数表示装置がコストダウンされることになっ
て、仕分け設備全体としての設備費が著しく低減される
ことになる。
【0054】そして、特に、端末機から個数表示装置を
介して上記のような情報を中央制御装置に転送する際に
は、その個数表示装置の識別コードが自動的に付加され
るから、上記の情報がどの商品収納部についてのもので
あるか、或はどの品目の商品またはどの仕向け店舗につ
いてのものであるかなどを指示しなくても、中央処理装
置はこれを認識することができ、したがって、作業者の
手間が省けて作業能率が向上すると共に、識別コードの
入力ミスによる作業の混乱が回避されることになり、こ
の種の仕分け作業の能率と信頼性とが向上することにな
る。
【0055】そして、特に第2発明によれば、個数表示
装置の通信制御手段は中央制御装置からの情報を端末機
に送信することができる双方向通信機能を有しているの
で、例えば棚卸し作業において、中央制御装置が管理し
ている各商品収納部のデータ上の在庫数を端末機に送信
することができて、この棚卸し作業の能率が向上する。
【0056】また、第3発明によれば、端末機から個数
表示装置への情報の送信が、電磁波等よりも指向性に優
れた赤外線信号によって行われることにより、システム
の信頼性が確保され、さらに、第4発明によれば、個数
表示装置の通信制御手段により、端末機からの識別コー
ドに関する情報が該装置に設けられている記憶手段に記
憶されることになるから、各個数表示装置に識別コード
を設定するためのディップスイッチなどを備えておく必
要がなくなって、個数表示装置ないし仕分け設備全体の
コストががさらに低減されることになる。
【0057】そして、第5発明及び第6発明によれば、
上記の効果が個数表示装置について実現されることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る商品仕分け設備の
全体の概略平面図である。
【図2】 同設備における商品棚の正面図である。
【図3】 個数表示装置の単体斜視図である。
【図4】 同装置の内部構成図である。
【図5】 仕分け設備全体のシステム図である
【図6】 個数表示装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
2 商品収納部(商品棚) 10 個数表示装置 22 通信制御手段(制御部) 23 記憶手段(識別コード記憶部) 30 中央制御装置(ホストコンピュータ) 40 端末機

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の商品収納部と、各商品収納部から
    の商品取り出し個数または該収納部への商品投入個数を
    表示する複数の個数表示装置と、仕分けデータに基づい
    て上記各個数表示装置の表示を制御する中央制御装置と
    を有する商品仕分け設備における情報通信システムであ
    って、上記各個数表示装置のそれぞれに対して無線での
    情報の送信が可能な端末機が用いられると共に、各個数
    表示装置には、上記端末機からの情報を当該個数表示装
    置の識別コードを付加して上記中央制御装置に転送する
    通信制御手段が設けられていることを特徴とする商品仕
    分け設備における情報通信システム。
  2. 【請求項2】 個数表示装置の通信制御手段は、中央制
    御装置からの情報を端末機に送信することができる双方
    向通信機能を有し、端末機には、この情報を受信するた
    めの受信手段が設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載の商品仕分け設備における情報通信システム。
  3. 【請求項3】 端末機から個数表示装置への無線での情
    報送信手段として、端末機には赤外線送信器が、個数表
    示装置には赤外線受信器がそれぞれ設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の商品仕分け設備における
    情報通信システム。
  4. 【請求項4】 個数表示装置には、自らの識別コードを
    記憶する記憶手段が設けられていると共に、該個数表示
    装置の通信制御手段は、端末機から識別コードに関する
    情報を受信したときに、その識別コードを上記記憶手段
    に記憶させるように構成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の商品仕分け設備における情報通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 複数の商品収納部から仕分けデータに従
    って商品を取り出し、または複数の商品収納部に仕分け
    データに従って商品を投入するように構成された商品仕
    分け設備において上記各商品収納部にそれぞれ備えら
    れ、中央制御装置からの指令に従って当該収納部からの
    商品取り出し個数または当該収納部への商品投入個数を
    表示する個数表示装置であって、該個数表示装置に対し
    て無線での情報の送信が可能とされた端末機からの情報
    を、自らの識別コードを付加して上記中央制御装置に転
    送する通信制御手段が設けられていることを特徴とする
    商品仕分け設備における個数表示装置。
  6. 【請求項6】 自らの識別コードを記憶する記憶手段が
    設けられていると共に、通信制御手段は、端末機から識
    別コードに関する情報を受信したときに、その識別コー
    ドを上記記憶手段に記憶させるように構成されているこ
    とを特徴とする請求項5に記載の商品仕分け設備におけ
    る個数表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005022815A (ja) * 2003-07-02 2005-01-27 Ffc Ltd 仕分けプログラム
JP2011131988A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Tsubakimoto Chain Co 物品仕分装置
CN106628789A (zh) * 2017-01-18 2017-05-10 昆明理工大学 一种红外线计数的自动旋转货柜实时嵌入式控制装置

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